北海道清水町議会

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平成25年第6回臨時会(7月29日_日程5)

○議長(加来良明) 日程第5、議案第69号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。総務課参事。

○参事(堀田政洋) 議案第69号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてご説明申し上げます。
 平成25年5月27日議会の議決を経た工事請負契約、清水小学校大規模改修建築主体工事の契約金額が、設計変更により変更となったことにともなう提案でございます。
 契約金額の変更につきましては、主な要因として校舎外壁のクラック等の補修箇所数が確定したことによるものでございます。クラック等の補修につきましては、当初より概数として設計しておりましたが、実際の改修には外壁の塗装を剥がして洗浄しなければ見えないクラックや欠けが当初より予想されており、外壁の洗浄等が終了し、正確なクラックや欠けなどの補修箇所数が確定したこと及び、塗装の仕様変更により工事金額が増額となったものでございます。
 このため、建築主体工事金額が変更前212,415,000円、変更後217,686,000円となり、5,271,000円の増額となったものでございます。なお、金額については税込金額でございます。
 以上、議案第69号の提案理由の説明といたします。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより質疑を行います。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 2・3点お尋ねさせていただきます。
 工期の関係なのですが、以前にもお尋ねをしました。すでに、子どもが通学している段階から工事に入っておりましたが、工期の関係については夏休み中に完全に終わるというのかどうか1点お尋ねいたします。
 2点目ですが、設計変更によると、こういう話でありました。2億円以上の工事額でありますが、昨年、実施設計の委託料が1千万円弱かけて実施設計をしているわけですが、この実施設計のなかで、今回変更した部分についてはまったく出てこなかったのかどうかお尋ねいたします。
 3点目です。今回の大規模改修については、学校等からもこういうところはこのように改修してほしいだとか、いろいろな要望があったのではないかと想像しています。これらの学校からの要望、今までこういうことになっていたけれども、このようにしていただくと非常に使い勝手がいいだとか、そういう面を含めて、最終的に工事の改修を決定して、今日に至っているのかどうか3点お尋ねいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。

○都市施設課長(越井義樹) 1点目と2点目につきましてご答弁させていただきたいと思います。
 工期の関係ですが、5月に議決をいただきまして6月上旬から着工しています。工期につきましては11月を予定しておりまして、夏休み期間中に終了することにはなりませんけれども、学校の休み期間中に、児童がいたときにできなかった仕事、その部分につきまして、進捗を上げるような作業をしていきたいと考えております。
 次に、2点目の実施設計のときにどうだったのかというお話でございますけれども、議案提案の説明にございましたとおり、外壁のひび割れの部分につきまして、当初の設計のなかでは外壁の塗装膜を剥がさないとその部分が確定できない部分がございましたので、クラックということであるだろうと予想 しておりますので、その部分は概数で計上させていただいたということでございまして、実施になりまして、塗装膜を落として下地の部分を再調査いたしまして、今回、面積が確定したということでございます。以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。学校教育課長。

○学校教育課長(菅野靖洋) 学校との協議につきましては、昨年度、学校と協議を何回か行っております。そのなかで、今回の工事を発注するわけですが、特に、トイレの和式から洋式の変更だとか、玄関タイルの更新、滑りづらいゴムチップに更新だとか、放送設備の更新、さらに下駄箱の更新等を学校からの要望により実施しております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 工期の関係、夏休み中には終わらないという話ですが、要は授業に支障をきたすということになるとまずいと感じておりまして、過日、行ったことはないのですが、偶然、学校へ工事の期間中でしたけれども、議会が終わったあとにお邪魔させていただきました。職員室から校長室から大変な騒ぎのところへお邪魔して、深い話をしたわけではありませんけれども、大変だなという印象を受けました。
 子どもに「先生の話は聞こえるか」という話をしても、「聞こえないけれど、学校が好きだからいいんだ」なんて言う子どももいたりして、要は、授業をしているときに外で、モルタルを剥がす音だとか、そういうのがなければいいのですけれども、子どもの受ける印象として、授業中にあっちで音がする、こっちで音がすると、相当集中力が欠けるのではないかという思いがしたものですから、それは、全部ゼロにしなさいということではありませんけれども、極力、そういう配慮を強調してほしいということでお願いしておりますが、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。教育長。

○教育長(伊藤 登) お答えします。
 支障はないかということですけれども、工事中でしたので若干の影響はあったと、特に、塗装を剥がすときテントを張っていますから、非常に音がなかに入ってきて、暑いというのがありましたけれども、急遽、体調を崩した児童もいましたので、暑さ対策として扇風機を十数台買って対応させていただきました。
 音については、その都度、業者の方に支障があるということでお願いをして、工期に影響のしないようななかで、要望をしてまいったところであります。学校についても工期の問題がありますから、いろいろと協力をしていただきまして、今のところ、夏休みに入ったという状況でございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) わかりました。
 実施設計をお願いして、今回工事にかかっているわけですけれども、実施設計の段階で、総額が3億円だとか4億円だとかという額が示されて、受けて修理をする町側が、それを相当削って、圧縮して今回の工事にしているのか、あまり圧縮せず、委託先から出されたものをほぼ受け入れて改修をしているのかということになるとどうなるのでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。副町長。

○副町長(金田正樹) 当初の設計では5億円近く予定されておりました。
 当初、中期計画の説明をさせていただいたときには3億円から4億円ということでお話させてもらいました。最終的に学校に相談いたしまして、できることについては我慢してほしいと、まずは環境整備を優先し、最終的に4億6千万円でしたか、4千万円から5千万円程度の減額をして、補助の関係もございましたので、この金額でやっています。設計どおり丸々予算計上をしたということにはなっておりません。

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

議長(加来良明) これより討論を行います。
 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第69号、工事請負契約の締結の議決事項の変更についてを採決します。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) よって、議案第69号は原案のとおり可決されました。