平成25年第7回定例会(9月17日_日程5)
○議長(加来良明) 日程第5、報告第2号、健全化判断比率の報告について、報告第3号、資金不足比率の報告について、以上、2件を一括議題とします。
提出者より提案理由の一括説明を求めます。総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 報告第2号、健全化判断比率の報告について、及び、報告第3号、資金不足比率の報告について、以上2件について一括してご説明させていただきます。
健全化判断比率及び資金不足比率は、いずれも地方公共団体の財政の健全化に関する法律、一般的には財政健全化法といっております。これに基づき、監査委員の審査を経て議会に報告させていただき、公表することが義務付けられているところでございます。
平成24年度の決算による各比率を報告するものでございます。
健全化判断比率及び資金不足比率につきましては、それぞれ算定表と合わせて資料を添付させていただいておりますので、簡単にご説明させていただきます。
最初に、報告第2号、健全化判断比率についてご説明いたします。
報告いたします、健全化判断比率につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率、実質公債比率と将来負担比率の4つの指標でございます。
1頁の総括表、1、健全化判断比率の状況、平成24年度決算をご覧いただきたいと思います。この表につきましては、上段が本町の比率で、下段が法律に定められている基準となっています。
財政の健全化として、早期健全化基準は黄色信号、財政再建再生基準は赤信号といわれるものでございます。
5頁をお開き願います。
健全化判断比率の説明資料、平成24年度決算をご覧いただいて要約についてご説明をさせていただきます。
最初に、実質赤字比率でございますが、これは、「標準財政規模に対する実質収支の割合」のことで、一般会計の収支が黒字か赤字かを判断する指標となってございます。
平成24年度の決算では、一般会計歳入総額から一般会計歳出総額を差し引き、さらに翌年後に繰越すべき財源を差し引いた実質収支額は、133,575千円の黒字でございます。実質赤字比率につきましてはございません。
続きまして、下の連結実質赤字比率でございますが、「標準財政規模に対する本町の全ての会計の収支を足し合わせた額の割合」のことで、本町のトータルとして、収支が黒字か赤字かを判断する指標でございます。
一般会計、各特別会計のいずれも黒字でございますので、全会計合わせて、201,261千円の黒字となってございます。したがって、連結実質赤字比率につきましてもございません。
次に6頁をお開きいただきたいと思います。
実質公債比率でございます。これは、「標準財政規模に対する一般会計が負担する公債費及び公債費に準ずる経費の実質的な割合の3か年平均」でございます。一般会計の標準的な年間収入が、借金の返済にどの程度充てられたかを表します指標でございます。
算定結果としまして、平成22年度から平成24年度までの平均値で12.6%であり、前年度算定値14.5%に対しまして、1.9ポイントの改善となってございます。
続きまして、7頁をご覧いただきたいと思います。
将来負担比率につきましては、「標準財政規模に対する一般会計が将来負担すべき負債の実質的な割合」の指標でございます。
地方債の現在高などの一般会計が背負っている将来負担額、借金と一般会計の標準的な年間収入を比較し、背負っている借金の大きさを示す指標でございます。
平成24年度の算定結果は60.9%となり、前年度算定値80.6%に対しまして、19.7ポイントの改善となったところでございます。
続きまして、報告第3号、資金不足比率の報告についてご説明させていただきます。A3判で添付させていただきましたが、その次の頁の2枚目でございます。資金不足比率の説明資料、平成24年度決算をご覧いただきたいと思います。
資金不足比率につきましては、「公営企業会計における事業規模に対する資金不足額の割合」のことで、公営企業の経営状況が赤字か黒字かを判断する指標でございます。
また、資金不足額とは一般会計の実質赤字に相当するもので、公営企業会計ごとに算定した額でございます。算定の対象となる上水道事業会計、簡易水道事業特別会計、公共下水道事業特別会計、集落排水事業特別会計のいずれにおきましても、資金不足は生じておりませんので、資金不足比率につきましてもございません。
以上、簡単ですが、報告第2号、及び、報告第3号の説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 報告事項ですが、質疑がありましたが許可します。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) 報告第2号、及び、報告第3号は、報告済みとします。