平成25年第7回定例会(9月24日_日程1_一般質問3)
○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 私は、1点のみ通告をしております。この1点のなかで3点にわたってお尋ねすることにしております。
明日から始まる決算関係の審査がございますので、これらのなかで細部について詳しくお尋ねするということを中心にして、基本的な町の考えかたについてお尋ねさせていただきたいと思っております。
国の借金が1,008兆円という素晴らしく大きな額になっているそうで、GDPの2倍を超す日本が、2020年夏季オリンピックの実施国に決定いたしました。非常に明るい話題でありますけれども、反面、本当に大丈夫なのかという心配もするわけであります。まさに、国内的に見るとTPPをはじめ多くの難問を抱えており、福島の原発の放射能漏れも世界的に危惧されているという状況下にあるわけであります。
10月上旬に最終判断するといわれている消費税増税につきましては、すでに決断をしたようでありますけれども、日本経済は自律的な回復軌道に乗ったということは誰も思っていないと思いますが、賃上げや生活向上ができないなかでデフレから脱却するということが公約であったわけでありますから、この公約を守るために消費税増税ができる環境にないのではないかと考えているわけであります。9月から電気料金も上がっておりますし、これから寒い冬を迎えるにあたって、ガソリンや燃料類がどこまで上がるのかということで、心配している方も多いことと思います。加えて食料品等も価格は据え置いて、形を小さくするだとか、非常に苦労したようなものもあるわけであります。
清水町の財政に目を向けてみますと、今回の議会でも報告されましたように、健全化判断基準の比率が実質公債費比率や将来負担比率等を見ても、平成19年度から平成24年度まで年々減少しているわけでありまして、これは高く評価できるわけでありますが、管内的に見ると一桁の公債費比率という町も数多くあるわけであります。少なければいいというわけではありませんけれども、より有効的な財政の切り回しにより、しっかりとした財政運営ができるようにしてほしいと考えているわけであります。
国は今年の8月に人口減少や、高齢者の増加が進む過疎地に対しまして、財政支援の範囲を拡大するという方針を固めたという報道がされました。先ほどの佐藤議員の質問にもありましたように、過疎債を使ってという話もあったところであります。現在の政治体制下では、この方針は来年度から実施されるのではないかと判断しているわけであります。私達の住む清水町、常々申し上げているとおり、公共建設物につきましては、学校以外は耐震化や改修等も進んでいないという状況にあります。来年度以降の大型事業について、これらの整備・改修は、今後どのように考えているのか、もし、仮に過疎債が有効的に活用できるということであれば、幅広くネットを広げて最大限活用できるような方策を考えてほしいと、こういうことから、以下3点にわたってお尋ねいたします。
新たな対象として、火葬場、プール、障がい者施設、ごみ処理施設等も検討中のようであります。そこで、ごみ処理施設等について、昨年、産業厚生常任委員長をしておりましたので、いろいろと現地も見させていただき、なんとか有効的な対応ができないかということで悩んでいた経緯もあります。このへんについて、今後、どういう方向で進もうとされているのかということを1点目にお尋ねいたします。
2点目であります。公営住宅を長い間建てていなかったということで、大変な工事になったわけですけれども、完成し22戸の町民が入っておられます。今後、来年以降、平成31年度までに毎年建設する予定ということでありますが、完成し住んでいるわかば団地、この建設について町としては大変うまくいったと、このままで引き続きやろうとされているのか、これはまずいことをしたと、今後は少し方向を変えてやったほうがいいのではないかということがあるとすれば、このへんの考えかた、同様の建築方式とするのか、これについて考えをお尋ねしたいと思うわけであります。
後段で言っておりますように、6月の定例会でも町長が申し述べておりました。消防庁舎の跡地に建設するという方向も考えているようでありますけれども、これらの構想について進んでいるのかどうかお尋ねいたします。
3点目であります。各種の改修だとか、あるいは建設等については町民の意見を幅広く聴取して進めるべきだと考えているわけであります。今までの例を見てみますと、各地域ごと、あるいは方法はいろいろあろうと思いますけれども、この際、以前の財政ひっ迫で第2の夕張になるかもしれないというような危機感から出したとすれば、幅広く町民の意見を聞いて、これからの建物をつくる、あるいは施設を改修する方向について、相談を町民から受けて、町民の考えを把握したほうがいいのではないかと考えるわけであります。このへんについてどのように考えるのでしょうか。
聞くところによると、体育館を早くつくれだとか、昨年の団体とのなかでもそういう話も出ておりました。このへんについて、考えかたそのものがまとまっていないのかどうかわかりませんけれども、どのような考えかたで進められようとしているのか、この3点をお尋ねいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。
○町長(高薄 渡) 1点目の新たな起債の対象として上がった部分を上げていらっしゃるわけでありますけれども、当町におきましては、現在のところ、総合計画のなかで位置づけしたものしか申し上げられないわけでありますけれども、それについては、順次、計画的に進めてまいりたいと考えているところでありますが、本年度の予算につきましても、福祉施設をはじめといたしまして、道路改良を含めたなかで過疎債を活用して今日まできているところであります。財政健全化に向けて、そういうのを念頭に置いての事業展開しているところでありますが、今回、過疎債の対象事業を拡大されるという本決まりではありませんけれども、そういうような考えかたになっているということについては、非常にありがたいことだと思っているしだいでございますけれども、過疎債でもいろいろございますので、我々の要望も進めていかなければならない、たくさんあるわけであります。
公共施設は、全国都市から田舎の隅々まで、住民の方々が恩恵できるように当時の政権からずっと含めて、公共施設の建設が始まってきたわけであります。昭和40年から、早いところでは30年代の後半になりますけれども、40年代から当町におきましては、さまざまな公共施設の建設をしてきたということであります。そういう面から、老朽化しているのは間違えないわけでありまして、今後、維持していくための条件整備をしていくために、それなりの費用もかかるわけでありますので、計画的な検討を進めてまいりたいと思っているところであります。
検討するというのはプールなどがそうでありますけれども、これからの整備計画に教育委員会としても考えている最中でございますので、そういうものだとか、葬斎場におきましては全面改修、もういろいろやってしまいましたので、2号炉の改修ぐらいでございまして、そう大きな金額ではないということになります。中学校の大規模改修はあるわけでございますけれども、今のところそのような状況下でいるしだいでございます。ごみ処理につきましては、広域化を念頭に置いておりますけれども、その手前でどうするかということもございますが、これらも含めたなかでの改修計画をしていかなければならないだろうと思っているところであります。
次に、公営住宅でございますけれども、初めてのプロポーザル方式ということで北海道でも数少ないやりかたで進めてまいりました。買取りを利用するということでありまして、小規模建築事業者にとりましては、発注・受注機会が増えたということで、経済的にも維持していくためにも大変効果があったという評価をいただいているところであります。しかしながら、これらを一方的にアンケートによって「良い」というわけにはまいりませんので、発注側としましては、さまざまな観点からどの方式がいいのかどうかということの評価をしていかなければならないということでございまして、現在、評価をさせていただいたところを、今後についてもこの方式が望ましいのではないかという会議を持っての評価をさせていただいているしだいでございます。これからも至らない点があれば詰めていかなければならないと思っております。
今後は、今のところ平成22年度にやりました町営住宅長寿命化計画でありますけれども、現状においては清和団地建替え事業ということで、平成26年度から平成29年度の4カ年の建設計画としているところでございます。それで、第1期、第2期、計画を持っておりますので、次のことについてはこれから計画をしてまいりたいと考えているしだいでございます。
プロポーザル方式につきましては、来年度もこの方式で平成29年度まで取り組みたいということでありますけれども、検証について、前回は1グループということでございましたので、今回はグループを分割いたしまして、そのなかでの競争的な原理が働くようにしたいと考えているところでございます。最終的な決定はしていませんけれども、今後そういうような状況のなかで会議を進めさせていただいているところでございます。
加えて、消防庁舎もこれからの起債の準備に入ってまいりますけれども、建設計画にあたっていくわけでありますが、最終的なことで詰めをしているところであります。跡地につきましては、万が一、医療機関がそこに建設するということであれば建設協力をしていきたいとお話しております。なければ、共同生活的な高齢者の、そういったものを含めたなかで検討をしていきたいという考えを持っているところでありますが、先般、医療福祉懇談会におきまして、医療機関から数年後になるけれども、建設計画をしていきたいというお話がございました。まだ、医療機関側では、資金の問題もありますから、最終決定はしておりませんけれども、そのようなお話がございました。もし、それが設置決定をしていくという計画がなされる場合には町といたしましても、今後の高齢社会、超高齢社会における、医療福祉全般にわたる設置ということでございますので、建設にあたっての協力を惜しみなくしなければならないと考えているところでございます。
3点目は、各種改修に町民意見を聴取する必要があるのではないかということでありますけれども、本件につきましては、一部改修だとか、そういうものについては現状のなかで進めさせていただくわけでありますけれども、利用する側にとって多目的に使われる場合で、新たに設置するということになれば、当然、町民の意見を聞いてまいりたいと思っております。また、改修にあたりましては、一部改修にしましても、間取りを変えるということになりますと、各種建設する団体のご意見を頂戴していきたいと思っているところでございます。いずれにしても、各種審議会などを通して、すべてがこれまでも、建設計画にあたってきておりますので、それをもう一歩進めるために住民意見提出制度を必要とすることで、求めたわけでありますが、今後もそういった面では事前にこういうものをつくりたいんだけれどもどうなのかということを考えていく必要があると思いますので、大型事業につきましては、そういったもので対応してまいりたいと考えるしだいであります。
以上、申し上げましてご答弁とさせていただきます。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 3点にわたってお尋ねさせていただきました。町長答弁、よくわかりました。
1問目の部分になりますが、前段でも私は申し上げましたが、そのごみの焼却場の関係です。帯広まで持って行くということになるわけですけれども、平成24年11月の段階で所管事務調査で報告させていただきました。現在、11月に報告した以降どういうことになっているのか、その段階から動いていないのか、このへんについて1点お尋ねいたします。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) ごみ処理方式の関係で、その後、進んでいないのかどうかというお話でございますけれども、もともとごみ焼却場が老朽化していると同時に、埋立地が5年・6年後にいっぱいになってしまうと、これを直接町でやるのであれば相当な年数が必要だということで始まった検討委員会であります。一緒に視察させていただきましたけれども、あれ以降、方法としては、既存の施設を利用した方法と、新たな単独する施設、広域の処理方式というのがあると思いますが、広域の処理方式で進んでいくという考えは変わっておりません。広域の組合のほうにも最終的に入らせていただきますというお話をしております。また、了解も得ております。年度につきましては今の施設が大きな修理費をかけないでやっていこうと、これが大きく、例えば何億円も修理が必要ということであれば、早めて広域のほうに加入させていただきたいという考えで進んでおります。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 私も広域化をするということは、そのとき進めていた経緯もあり賛成しているわけですけれども、今回、過疎債がどういう流れになるかはわかりませんけれども、もしこの流れが、先ほど町長に言われたように、良い方向に流れるとするならば、焼却炉関係について何億円かかるかわかりませんけれども、ここをそっくり新しくして、そこで分別等を今までよりもしっかりと力を入れてもらってやるということで、清水町の現状の雇用関係も含めて維持される、そして、分別についても今までのような方式より、より厳しくやることによってうまくいかないのかと、こういうことで、これから検討するべきではないかという考えでいるのですが、このへんについていかがでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 今の過疎債の関係のお話をいただきました。先ほども質問がありましたけれども、詳細がまだわかっておりません。昨年の検討委員会の段階では、想定していなかったものですから、新たに出てきたことですから、そこらへんも含めたなかで検討していくことになるかと思いますけれども、これだけの大型の施設を町で持って行くということは将来的に考えても厳しいかと思います。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 当然のことながら、副町長が言われたように、将来的に含めて多くの財源を使って町が建てるなんてことは不可能だと思っておりますので、当然、7割の過疎債をうまく使えないかと、そのことによって町で相当帯広まで持って行かなくても処理できるとすれば、相当いい方向に向かないのかという考えがあるので、まだ、過疎債そのものがどうなるか定かではありませんから、そういうときが明確になった段階で、私が今言っていることを含めて、前向きに検討してもらえないかとこういうことはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 当然、有利な方式でごみ処理をしていくことになるかと思います。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 先ほど町長が言われましたように、今年は改修いたしました。来年は中学校をやると、前に示した中期財政推計では来年度は畑総を一括で支払いをするとか、そういうこともありますけれども、消防も絡みますけれども、今後、体育館、大きなことになるんですけれども、体育館については、今の体育館をあのまま改修して今後やろうとするのか、今のところ暗中模索なのか、このへんはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 以前にもお答えしておりますけれども、体育館につきましては、現状といたしましては、改修をしながら維持をして、当面そういう状況で進めてまいりたいということでお答えしております。
したがいまして、現時点でも構想もどこにも至っていない状況でありますけれども、改修をしながら教育委員会とも協議をしながら、あるいは学校体育施設に付属していったほうがいいのか、あるいは単独でつくったほうがいいのか、プールも含めてそうですけれども、そういった整備計画を教育委員会として計画していただいて、調整しながらやっていくわけですけれども、そういうなかで位置づけをしていかなければならないかと思っております。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) お隣の体育館の横の農業研修会館を含めてですけれども、相当年数が経っている施設を改修する際に、今改修するとなると耐震化を含めた改修ということになると思いますので、そうなると多額の財源を必要とするのではないかということがありまして、今の体育館は何十年も経った体育館ですから、根元の基礎の鉄筋あたりを見ても、下のほうから見ても腐っている状況にあります。そういう状況にあります。したがって、あれを改修するとなると、相当な額の財源が必要ではないかという気がするのですが、大まかにもしやるとしたらこのぐらいはかかるだろうとなると、そのような話題はなかったのかどうか、このへんはどうなんでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) そういう話題になっておりません。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 改修でやるということでありますが、改修するまでの過程としていろいろな意見が出ると思いますけれども、十分、町民あるいは団体等の意見にも耳を貸していただいて、前向きに取り組んでいただければという気がいたします。
学校のプールなのですが、先ほど教育委員会が計画をつくるということですけれども、今回、過疎債の対象のなかに入っているのですが、このへんについては過疎債を活用してということではなく、独自でということなのでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) まだ計画が教育委員会から原案が示されておりませんが、私としましては、あれについてもやるのであれば全面的に改築のほうが物持ち良いだろうと、当然、体育館もそうでありますけれども。
当面、財政面を考慮して一部改修をしながら維持していくところには変わりありません。今後どうするかにつきましては、学校プールで進めたほうがいいのか、町民プールで進めたほうがいいのかといいますと、冬までやるまでもなく、やるところについては特定の方になってしまうということになれば、夏に、学校プールで一般解放したほうが望ましい条件になるのかと思うわけでありまして、過疎債が今までプールそのものにも少なかったものが、学校プールについても拡大の検討中でありますから、それに沿えば学校プールとして進めておくほうが、財政的には非常に効率的なものになるのかと思っています。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 現行、全面的に清水町の今のプール、隣町の芽室町のプールのところにスクールバスが停まったりしているのを見たことがあるんですけれども、あちらのほうに大会かなにかがあっていったりしているのか、たまに、借りるとかそういうことはまったくないのでしょうか。
○議長(加来良明) 教育長。
○教育長(伊藤 登) お答えします。
少年団活動だとか、4町で持ち回りの大会だとか、そういうときにスクールバスを使って行っている状況です。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) わかりました。町長を含めて先ほどのお話のとおり、前向きに取り組んでいただきたいと思います。
2問目です。公営住宅の評価の関係ですが、小規模業者には効果があったという評価をいただいているということであります。私の聞いている範囲は、主体的に7社がそれぞれ責任をもって建設をしておりますので、請け負った業者のもと、この方についてはそういう評価をしているのかという気がしているんです。
その他諸々の業者がありますけれども、頼まれていったけれども大変な目にあったというような話も聞いたりしているものですから、町長が言われたのは、全体を通していろいろな業者がありますけれども、全体を通してそのような評価としているのか、部分的には問題があったのだけれども、その部分についてはどうだというのか、このへんはどうなのでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 細かい点については担当課長から申し上げると思いますけれども、私としましては、今までのやりかたでは7業者が全面的に公平に補修する機会はない、そうなりますと、今日、あまり仕事がない状況のなかで大工を抱えたりするわけでありますから、雇用の維持ができないということになるわけで、今回こういうかたちをとったということは各社がそれぞれ、雇用を維持できると、拡大まで入っていませんけれども、維持ができるということについては経済的な面からみても、住居をここに置くことにしても効果が上がったものだと押さえております。
内容的には初めての取り組みですから、業者間の調整は難しい状況ではなかったかと思います。したがって、代表になる方々の苦労もあるでしょうけれども、代表以外のみなさんも非常に苦労したのではないかと思います。それと同時にお手伝いをする方々、仕事を持っている関係上、1から10まで内容を把握したうえでの業務受注ということもなかったのではないかと思いますから、人がいないので帯広からも同時に人手をまかなうということになりまして、町民の皆さんからみた「違う業者がきているじゃないか」と言いますけれども、実情を知らないとそういうふうに見えますけれども、そのへんは、理解をしていただかなければならないと言っておりますけれども、そういうところの情報を町民の皆さんに先に、こういう方式はこういうことで出していくのがいいのかと、誤解のないようにしてほしいということが1つあるかと思います。
ただ、決して満点ではありませんので、10%や20%くらいのそういった足りない部分があったのではないかということで、提出されているこれは全7社がアンケートを出しておりますので、そのなかで聞いているのは「良かった点」「苦労した点」「悪かった、反省をする点」「企画」についてどう思いますかということで、それぞれお話が出ております。そのなかで総体的に言ってみればよかったのではないかという判断をさせていただいて、検討をして、決定に向けてプロポーザル方式を今後もとりあえず清和団地終了までは、取りかかるまではその方式でいこうという考えかたでいることには違いありません。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 昨年の11月に所管事務調査で報告した際に、今回、半年がかりで3月までびっしり、運悪くと言ったら失礼なんだけれども、私の家の前でずっとやっているものですから、見たくなくても見れるというような状況で進められておりましたので、いろいろと言ったことがありますけれども、「寒くてもう嫌になった」という大きな声が聞こえてきたりしていることがあったりして、この建設時期については相当考えたほうがいいと思っています。このへんについてはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほど、初めての取り組みということで、許可を受ける環境、書類提出から含めてすべてが遅れた条件でいったと、こういうことでございますから、寒いのはどうしようもないことだと思います。おそらく発注をした自分がやっているところの、どこかに頼んだ人が「寒い」と言ってるわけじゃないかもしれません。そこで言っていることはわかりません。寒いのは事実ですけれども、今は数年通して工事を発注してくれという事業者間の要望でございますから、国もそういうふうに、通年事業ができるようにしなければならないわけですから、「暑い」だとか「寒い」と言っている場合ではないと思いますので、今後、そういうなかでもありますけれども、このたびの発注については、取り組み方が初めてのことであったということから、書類的にも大変な思いをして出さなければならないということでございますので、この次は早くやりたいということで進めさせていただきたいということで、来年度から外溝のほうに進めていって、そのまま即入れるように取り組みをしていきたいと考えているところでございます。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 年間を通して仕事を与えていると、仕事を回しているということですけれども、入居する前段でいろいろ見ていて、昨日もなかに入っている人に言われたんですけれども、玄関のなかに入ったらひび割れはしているし、まだ入ったばっかりで、一般的に見てそれぞれ自分の住宅を建てたとしたら、絶対にあのようなことで納得する人はいないと思います。したがって、これは時期の問題だと思っているんです。穴をあける音がして何をやっているのかと思ったら、一度やったやつを掘り返したり、そういうことというのはあそこは絶えず町民が通っているので、よく見ている状況下にありますので、この時期だけは、より良い仕事をするためにも、相当前向きに考えてもらわないと困ると思っているのですが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 都市施設課長。
〇都市施設課長(越井義樹) 玄関のモルタルの関係、実際に、不良な部分がございました、その部分はうちのほうでも確認しましたので、その部分につきましては、手直しを実施したところでございます。今、原議員がおっしゃられた部分、私達も承知していない部分もございますので、その部分を再度調査させていただきたいと思います。
施工の時期ですけれども、今回、冬季工事だったということで、このへんにつきましては、アンケートのなかでも施工時期について、もう少し暖かい時期のほうがいいのではないかという意見もありました。逆に、冬期間で仕事のない時期に仕事があったほうがよかったという意見も一部ではあったんですけれども、原議員もいろいろご指摘されておりますけれども、その施工時期について、次回につきましては、土耕工事で土をいじる工事もございますので、早い時期に実施できるように施工していきたいと考えております。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) わかりしました。
これから長く続く工事でありますので、より良い道を選んでほしいと思います。
先ほど、消防庁舎の跡地の活用について答弁をいただきました。町が建てようとされているのかという感覚でいたものですから、今日、答弁をいただいたなかでは、医療機関が前回言われたようなかたちで建てたいということだということでよろしいのでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 私が申し上げたやつと違ったことで質問がきたので、先ほどのやつを申し上げますけれども、冬期間、通年の仕事はほしいですということを多くの事業者が言っているわけで、清水町民が言っているわけではありませんので、国も通年出すような仕事状況を考えるべきだと言っているわけですから、私が言っているわけではありませんので、ご理解いただきたいと思います。
町が建てるとか、建てないということは言っておりませんので、あくまで、あそこにできれば高齢者の集合的なものを建設できればというふうにこの間の答弁でしています。先般の医療機関については検討したいということで申し入れがありましたので、決定はしておりません。そのときには協力をしてきたいと、もしそれがだめであれば、先般言っていたようなかたちで、直営でやるかやらないかを別としまして、そういう高齢者の集合的なものがそこに提供できればということでお答えしてるわけでございます。
〇6番(原 紀夫) この部分については、先ほど町長が言われましたが、平成26年から清和団地を含めて建て続けるわけです。これとは別枠で建てるということを言われたときに協力と、こういうふうに理解してもよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先に建設ありきではなく取り壊しが先なんですけれども、それを含めて検討していかなければなりません。
前から医療機関があそこに設置をしたいということであれば、これは第一優先として考えますよと言ってきているわけです。それができない場合、不可能な場合は、あそこに何をするかということになりますと、道路をつけてわかば団地みたく中にそういう感じにとれませんので、有効活用をするためには、一体的な施設のほうがいいだろうと思っているわけであります。したがって、そこにできれば生活支援センター的な、行政用語でいえばそういうことになるわけでありますけれども、それが直営でやるか民間でやるかは別として、そういうものの場所として提供できる、直営であれば利用するということで考えなければならないということでいるわけでありまして、構想も何もここで出しているわけではありません。
○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。
〇6番(原 紀夫) 最後の質問であります。
3点目にお尋ねしている、町民の意見をいろいろと聞いたほうがいいのではないかという話をさせていただきました。当然のことながら、町が進めている計画そのものの進めかたはそういうことであります。先ほど、新しくつくると、今までのかたちと違って新たな施設をつくるだとか、そういうときには意見を聴くということで、それ以外は今まで通りだからということなのか、このへんはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) これまでも、建物を最近建てていませんけれども、大型事業がくる前には建物については町民の意見を聴いて、要望を活用してやってきたわけでありますから、今後もそのことについては、例えば、体育館をやるかということになったときに、あの場所でいいのかということを含めて、やるまえに住民の皆さんに聴かなければならないということで、お答えしているつもりであります。ご理解いただきたいと思います。
〇6番(原 紀夫) 終わります。