平成25年第7回定例会(9月24日_日程1_一般質問4)
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
2番、角川徳寿議員。
〇2番(角川徳寿) 通告に従い、1点ご質問いたします。
役場職員の人件費についてです。町長は先の定例会で、4月の人事異動は毎年定期的に行っていることで弊害はないと認識を示しましたが、毎日遅くまで役場庁舎に電気がついているように思います。
夜遅くまで働いているということは、かなりな超過勤務が行われていると思います。これは弊害ではないのでしょうか。
昨年同時期と比較して、職員の超過勤務時間が増えているような気がしますがいかがでしょうか。
そうであれば、増えているセクション、時間数、金額、原因などをどう考えているのかお聞かせください。
職員に支払われる人件費も貴重な財源です。健康管理も含めて、職員を適正に管理することがよりよいまちづくりにつながると常日頃から考えております。優秀な職員を有効にいかすことも町長の仕事だと思いますので、お考えをお聞かせ願います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 執行側に対しての質問でありますけれども、職員の異動というのは、これは今始まったことではなく、従前から異動するわけであります。これはなぜかといいますと、職員たるものは全般的な行政を知ってもらわなければなりません。それで初めて町民の皆さんの質問等を含めて話し合いができるわけでありまして、一定の職場だけにいたのでは硬直してしまい、また、士気も高められないことも含めて、当然ながら職種の階級がございます。どうしても異動というものはつきものでございます。
当時、私も1カ月で変わったことがございまして、大変とまどいましたけれども、その役目を与えられたということで、それに全力を尽くしてやってまいりました。その前は、7年もいたので、士気が下がりどうして異動させてくれないのかと思ったわけでございますが、これは専門性のあるものだから頑張ってもらわなければならないということで、途中に上司が、私は三席でございましたから、「次席の人が異動するから残ってくれ」あるいは「係長を異動させなければならないから」「昇格しなければならないから残ってくれ」ということでございまして、7年にもなった時代もありました。そして、1カ月で変わりましたけれども、その後も、長く専門職的なもので、17年も教育委員会に席を置いたこともあります。それでも、使命ということでやらなければなりません。職員がそういう面で異動があったとしても、当然ながらやらなければならないわけであります。
さて、電気がついているということでありますけれども、できるだけ節電しながら進めておりますが、学校教育と社会教育、保健福祉センターだとかそれぞれあります。現在、支所も入れて14課になっておりますけれども、そのうち時間外が多いのは限られております。企画課、保健福祉課、都市施設課、出納課という状況で推移しております。これは、出納課にありましては、年度替わりということになると、どの人が行ってもそこには時間外が生まれるということでありますし、都市施設課の場合は住宅建設で、住民、清和団地に住む方々など、そういう方との調整、事業者との調整、そういったものが非常に多くかかるわけであります。それから、保健福祉課は先ほども質問がありましたけれども、介護保険ということで、出向いていかなければならない、相手に合わせていかなければならないわけで、こちらに合わせることにはなりません。そういうわけでかかります。企画課ついては、事業をどこの課に振り向けるかという、やる前に自分のところで基礎づくりをしなければならないということで、計画もありますし、実施期間もあるということもありまして、時間外が増えたということが大きな要因であります。そういう面で一番強く時間外をやられたのは、介護保険だとか、住宅・都市関係だとか企画、こういうことが大きな要因になっているわけでありまして、その部分で電気がついていたというのはあるかもしれませんけれども、あとは、それぞれ自分の行ったその日の整理を自分なりにしている職員もいらっしゃいます。私の場合はノートに書いて、その日の出来事、一週間の予定、そういうものを整理しながら、反省一つで時間をかけたことはありません。その場合、時間外はいただかず、個人としての事務処理を行ってきているわけでありますから、職員もそういう考えで進めていると思います。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
〇2番(角川徳寿) 町長よりお答えをいただきましたが、各課でそれぞれの業務があるということで理解いたしました。
定期的な人事異動ということですので、毎年度、年度当初は通常よりも超過勤務が増えると思いますが、同程度の増えかたということであればいいのですけれども、今年度は超過が多いような気がするのですが、そのあたりはどうなのでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 単純にその年がいくら多いとか、そういうことではないかと思います。結果的にはそうかもしれませんけれども、それぞれの仕事の内容によって毎年変わってきます。スポット的に一週間集中してやらなければならないだとか、これが3カ月続くだとか、これが1年続くのであれば、人員の配置を検討します。そこまでいかないと、また他の専門的な技術等もありますので、応援もなかなかできないということであります。必ずしも、人事異動が多かったから時間が増えるだとか、そういうことに直接つながらないかと思います。その年の仕事の内容によって変わってくるかと思います。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
〇2番(角川徳寿) 超過勤務に関しまして、決して否定するものではありません。災害時、選挙事務他、土・日に開催されるイベント等、特に現場において通常業務を超えての配置となるわけですから、それはいたしかたないと思いますが、私が問題だと思っているのは通常業務に関わることで、自らがスケジュールをたてて業務を行うことに関して、超過勤務が発生しているということは、それを管理する管理職の方が個人に任せて把握をしていない、カバーをしっかりしていないということで起きているのではないかということであります。その点についてはいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 担当者、係長を含めて任せて、管理職が把握していないのではないかというところでございます。そういう点もあるかと思います。なかなか、全部の係の細かな進行状況を把握していないこともあるかと思いますので、課長会議のなかにおいて指示をしております。また、課のなかで応援体制ができないのかだとか、そういうことも話しております。なんていったって健康が大切ですから、財源もそうですけれども、それは十分、課のなかで指導していきたいと思います。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
〇2番(角川徳寿) 副町長のお答えのなかに健康も大事というお答えがありましたが、毎日のように長時間にわたる超過勤務を行うということは心身ともに健康を害するのではないか、また家庭に与える影響も大きいのではないかと思いますが、そのへんはいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) それは、そのとおりだと思います。ずっと仕事をしっぱなしでは生きていけないと思います。リフレッシュも必要かと思います。そこらへんは各課長も含めたなかで検討していってもらいます。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
〇2番(角川徳寿) この4月から超過勤務の状況をみますと、個人で217時間、181時間、160時間と、100時間を超えている方が9名いらっしゃいます。このあたりは個人的に、同じ人に長時間にわたる超過が加わるということは、どうしても健康を害したり、家庭に迷惑をかけるという状況になりかねないと思いますけれども、そのあたりはどうでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 4月のと言いましたけれども、半年くらいの数字かと思いますけれども、そこらへんまで数字を知っているのでびっくりしました。8月末では200時間ちょっとの職員がいます。原則、土・日は振替だとかをやっていただいておりますけれども、そこらへんは、何回も繰り返しになりますけれども、健康管理、これを第一において、課のなかで手伝えるものは手伝う、専門的なものは難しいのもありますけれども、そこらへんの応援体制を充実して、進めていくようにします。
○議長(加来良明) 2番、角川徳寿議員。
〇2番(角川徳寿) 今のまま推移していきますと、年度末には400万円を超えるくらいの不足が見込まれるのですが、そのあたりも考えて執行にあたるということでよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) そのとおりです、この間の課長会議でも話をしております。