北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成25年第7回定例会(9月25日_日程3_一般会計決算(農林業費))

○議長(加来良明) 第6款、農林業費、第1項、農業費、145頁から160頁の質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 1・2点聞かせていただきたいと思います。成果表でいきますと146頁の牧場関係についてお伺いいたします。個別ではなく総体的な考えかたの1つを伺いたいと思っております。
 牧場で将来、大きな投資あるいは修繕だとか大きな課題があるということが考えられるのか、考えられないのか、それについてお伺いしたいと思います。
 もう1点は、それを鑑みまして、毎年のことでございますけれども、町長にお伺いします。牧場の指定管理者制度、これについてはどういうふうに考えているのか、なぜかというと、この成果表を見ても収支バランスがなんとか保っている状態でございますので、こういう状態のなかに指定管理者に移行するのがいいのではないでしょうか。これが赤になってしまったら難しいのではないかと考えられますので、その点も鑑みまして町長の考えをお伺いしたいと思っております。
 次は成果表で149頁に、農地集団化事業、いわば農地の交換分合でございますけれども、御影の鉄南団地の成果表が載っております。現在、どの地区でやられているのか、また将来的に地区からどういう順番性があるのか、ないのか説明を伺いたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 将来、牧場に大きな投資があるのかというご質問でございます。
 現在、清流ファームのほうで定期的に牛が導入されてございます。それと、これから法定伝染病といいますか、ヨーネ病とかが流行ってきていますので、そういったものが牧場で発生したとき、その牧場ごとかえってもらうという話にはならないだろうということであれば、その間の避難だとかはどうしても必要になってくるだろうということを考えてございます。
 草地の更新というのがしばらくされていないというようなこともございますので、そういったものも含めて、道の事業を物色させていただいてございまして、そちらのほうでなんとかできればということで、今は検討中でございます。そういったものがあれば、そういった投資が生まれるだろうと思っております。

○議長(加来良明) 指定管理者の件について答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 指定管理者制度でございますけれども、このことについてはご質問をいただいているところであります。JAとの話のなかで、現段階ではJAとしては受け入れがたいお話をいただいております。
 そこで、どこにあるのかということになると、なかなか、そこまで思い切れるような団体が構成されていないということもございます。しかしゆくゆくは直営から話していくにしても、他の町村でもそうですが、指定管理者をやる前に古い、老朽化したものについては改築をして、受けていただくような手当をしなければならないということでございますので、先ほどの課長からのお話のなかでもありましたけれども、さまざまな校舎などを含めたなかでの整備事業がありますので、それは優先したうえで、JAもしくはそれに類するところがでてくれば、そこのほうも考えてみたいと思っております。
 数年前ですけれども、道の農業公社、これは大樹に持っているんですけれども、それと同じにできないだろうかというようなお話をさせていただいたことがあります。道の農業公社におきましては、今は持っているだけで精一杯で、他の機関に移したいぐらいの気持ちでいましたので、とてもそれ以上のつっこみはできないということで、終わりました。
 ジェネティクス、あそこは正規のあれですけれども、そういったところも含めてどうなのかというお話もしましたが、それも見当違いということもございましたし、地元でということで、サポートセンターを含めて、冬場はサポートセンターはないわけですから、そういう面も含めてどうかということなので、まだサポートセンターの基礎体力がそこまでないというようなことで、まだ、機械を導入するにも一番頭を悩ませています。そういうこともございまして、そこまでは持っていけないということでございますし、あと数名でやっている清流ファームの受け皿になるわけでありますから、そこもまた農業者ばかりで、しっかりとした法人、力になっていけないという状況もございまして、ここはJAに粘り強くお願いをして、私ども行政ではなく、委託者の皆さん協議会がありますから、そういうなかで、じっくり練ってもらって一緒にJAのほうに何年か後でもいいですが、そういう方向に持って行くような方法を取らせていただきたいと思っております。

○議長(加来良明) 3点目、農地集団化事業についての答弁を求めます。農業委員会事務局長。

○局長(山村雅志) 議員からご質問がありました交換分合事業なのですけれども、御影鉄南地区ということで、こちらに載っておりますのが平成22年から平成24年までの3カ年で事業完了をしている分でございます。それですので、現在のところ事業は行っておりません。
 将来についてなんですけれども、地区から要望等があると思われますが、これから要望等を聞いたなかで精査していかなければならないと思っております。事業採択の面積等々もありますので、慎重に検討してまいりたいと思っております。以上です。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) ただいま町長から指定管理者のうんぬんについてご説明がございました。いろいろ指定管理者に移行するにしても、相手が必要でございますので、粘り強く進めていただきたいと思います。なおかつ、投資があるような、ないようなことを言われましたけれども、指定管理者を移行するにも投資などそういったものを進めながら解析していく必要があるのではないかと思いますので、それを含めたなかのこれからの考えかたをまとめていただきたいと思っております。以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 先ほど、投資の関係でございますけれども、先ほどご説明したとおり進めていかなければならないと思っております。内部での協議は済んでいませんので、やりますとはっきりといえませんが、その方向で進めていくということでご理解いただければと思います。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) わかりました。
 次に、交換分合についてです。これは、やっていないんですね。初めてやったころからかなり年数が経っているので、離農者も増え農地のばらつきもかなり出てきておりますので、続けて進めていただくよう努力を願いたいと思います。以上です。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。農業委員会事務局長。

○局長(山村雅志) 先ほどと同じ話をさせていただくことになりますけれども、地域からの要望等いろいろ検討しながら事業採択基準等もありますので、慎重に計画していきたいと考えております。以上です。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 5番、山岸政彦議員。

○5番(山岸政彦) 成果表でいきますと139頁の担い手コーディネーター設置事業ですけれどもこの事業に関して、実績、新規就農の方が何名いたとか、後継者の花嫁を何名みつけただとか、そのへんの実績があればお知らせ願います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

○産業振興課長(池守輝人) 現在、担い手コーディネーター設置事業といいますか、地域農業再生協議会の担い手育成事業というかたちでやってございます。担い手コーディネーターにつきましては、この地域再生協議会のなかに担い手コーディネーターを設置して、それぞれ農業実習、研修生の受け入れ、新規就農関係の激励会や農業塾、支援事業、就農資金関係の手続き、グリーンパートナーの受け入れ業務、そういったものをやってございます。グリーンアップルという若い人達のグループがございますけれども、そういった人達の集まり、それから4町の交流会、ミニ交流会ということで5人から6人の集まりを年間5回くらいやってございます。その他に、北海道のマリッジカウンセリングセンターといったところにも研修ということで、派遣してございます。
 それから、農業実習生ということで女子会というのをやってございます。清水町、近隣町村も含めてなのですが、そういった方で町外から来られている若い女性の方は女子会というのを年間4回程度開催しているというようなことでございます。あとは、すずらん会やファームスクールというのをやっているんですけれども、実績というのが一番辛いご指摘でございまして、基本的に、なかなか自分達では結婚しづらいといった人が対象となるということでございますので、そういった人をどうやって交流会の場に引きずり込むかという、言葉が悪いですけれども、そういったのが主な活動になってございます。
 一般的に自分でそれぞれ仲間だとか、そういった者達で帯広に行ったり、いろいろなところにいって女性の方とそれぞれ交流される人達というのは、基本的に勝手にやってくださいというような立場でいますので、成婚率がどうのこうのといわれますときついです。実際には、こことは関係のないところで成婚されている人はたくさんいますので、そういった人を入れるか、入れないかということでございます。
 我々のほうは、そういった人達というのは別に考えるべきだろうと考えておりますので、残念ながらここの研修をやりながら成婚された方はいらっしゃらなかったかと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) 第6款、農林業費、第2項、林業費、159頁から164頁の質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 頁数150頁になるのでしょうか。項目的には外れた項目になるのかもしれませんが、お尋ねしたいのは、昨年度、旭山の奥地で乱開発が行われて大変な思いをした経緯がありますが、その後、この山林関係についてはどのようになっているのでしょうか。十勝振興局等との連携等もちゃんと取れているのかどうか、このへんについてお尋ねいたします。
 2点目ですが、162頁、人工造林だとか、保育事業等々を毎年行われておりますが、町有林の整備の人工造林の関係は、昨年から見ると半分程度になっているんですが、これは、人工造林をする箇所がなくてできないのか、予算がないのか、このへんはどうなのかお尋ねします。
 それとレクリエーションの森の整備の関係ですが、元スキー場の跡の関係です。昔は国有林であって、それを町が買い求めて林地を復元するという大きな目的があるわけですが、現状、数多くの植樹祭等々を行ってきているわけですが、過去、私が見た際には相当活着率が悪いという感じを受けていたのですが、現在、この成果表によると、今後については天然林のほうに移行するという書きかたをしておりますが、天然木のほうからの種が飛んできて活着をしていると、いろいろな樹木が植生しているというような状況にあるのかどうかお尋ねいたします。以上、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) お答え申し上げます。
 一番最初の、上旭の乱開発の問題でございます。平成21年の年からだらだらと開発が進められてきた件でございますけれども、昨年、新聞等に載せていただいたりだとか、原議員もそうですけれども、十勝林活議連のほうでお話もしていただいたというようなことが後押しになったんだと思います。そういったものを含めて昨年11月に再度、振興局のほうから厳重注意ということで当該会社のほうに処分がされているといったところです。
 今年になってから、4月から新しい職員が変わったということも含めて、検討していただいてございます。その結果、8月23日なのですが、振興局のほうからその問題となった土地の所有者、それとそこに入っている土木会社なのですけれども、そちらのほうに文書をもって通知されてございます。内容につきましては、清水町旭山地区における開発行為については、新たな開発行為の実施が法令等の違反行為等に該当するおそれがありますので、清水町旭山地区において開発行為を行う場合、北海道十勝総合振興局への事前相談をお願いしますということで、それぞれ出してございます。振興局から町のほうにも、今後、その手の伐採届の提出があった場合は、まず最初に振興局と相談をし、提出した場合でも受理しないで、振興局のほうに報告してほしいという通知をいただいてございます。
 最近、2日ほど前なのですけれども、実際にその当該者の方から伐採届が書留郵便で送られてきました。その中身については振興局のほうに報告し、どうしたらよいのかということで指示を仰ぎました。その結果、写しはとりましたけれども、振興局のほうに相談をするようにということで伝えて受理はせず、伐採届を返信するということでお返しさせていただいたというようなことでございます。
 人工造林の関係でございますけれども、減っているということですが、あくまでも計画のなかでやっています。人工造林はあくまでも伐採した後ということでやっていますので、伐採の量とそれに対してどのくらい造林するのかという計画をたててやっているということでございます。
 レクリエーションの森の現状で、活着が悪いというようなことでございます。確かに、スキー場のほうは風等の関係で活着が悪いようでございます。今のところそれでも保育の関係は、今でも続けてやっているような状況になってございまして、天然木を更新をしようという、今は出てはいないかと思います。そういうことですので、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 上旭の乱開発の関係ですが、課長からお伺いした限りでは、振興局が先頭になってやってくれているのかという感じを受けます。しかし、相手方が一番先に振興局に行かないで町のほうに文書を送ってくるということになっているようですが、まったく理解していないという認識をしています。したがって、いつ何をやるかわからないという気がいたします。担当係が去年の秋を含めて、現地に赴いたことがあるのかどうか、このへんはどうなんでしょうか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) うちの担当が定期的に向こうのほうを回っております。そこで、土を動かしているだとか、動かしていないというのは、逐次、振興局のほうに報告させていただいてございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 土を動かしているか、動かしていないかということを言われたのですが、動かしている状況というのはあるんですか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

○産業振興課長(池守輝人) 昨年の厳重注意が出てから動かしている状況はないと聞いてございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

〇6番(原 紀夫) わかりました。厳しく見ていただきたいと思います。
 2点目の、町有林の整備関係ですが、人工造林の関係で、昨年から事業量が半分くらいになっているけれどもどうしてなのか、という聞きかたをしたのですが、やりたいのだけれども予算がなくてできないと、そういうことではないんですね。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

〇産業振興課長(池守輝人) そういうことではございません。あくまでも計画通りということでございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

〇6番(原 紀夫) レクリエーションの森、スキー場の跡ですが、以前、リフトを含めて裁判のようになるような感じになったりして、揉めた経緯がありますが、あの場所にしばらく行っていないのですが、相当いろいろな木が新たに生えているという状況なのかどうかということをお尋ねしたのですが、そこはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 産業振興課課長。

○産業振興課長(池守輝人) 今年も保育ということで、草刈りを行ってございますけれども、変な雑木が入っているような状況ではないと思います。今まで木が植えられているんですけれども、それがすべて大きくなっているかというとそれのほうがかえって疑問ですが、活着率が悪いというか、大きくなれないところもあるのかと思いますけれども、まだ草丈より頭を出さないような状況のなかで草刈りが行われている状況でございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

〇6番(原 紀夫) 私が聞いているのは、過去に植えた樹木がどんどん成長しているとかではなく、新たに植えないで育てよう、山づくりをしようということが書いてありますので、どういう木になるのかわからないのだけれども、いろいろな木が生えてきている状況なのですかと聞いているのですが、どうでしょうか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

〇産業振興課長(池守輝人) 私のほうでそのへんまでは確認を取れていません。あくまでも草刈りの状況を見てきたというだけでありまして、他の木が伸びてきているのかといったところまでは確認していません。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

〇6番(原 紀夫) ずばり申し上げて、天然林にしたいというような感じですけれども、100年・200年先は別ですけれども、なかなか難しいのではないかという印象を受けます。すでに植えてある植栽木については、それぞれ手をかけていろいろな思いがあって植えた木ですから、同じように育ってほしいという気がいたします。以上で終わります。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

〇産業振興課長(池守輝人) これからも草刈りはきちんとやっていただきたいと思いますし、生育があまりにもよろしくないから天然木という考えに寄ってきたのではないのかと思いますけれども、できれば今生えている木については、大事に育てていきたいと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 7番、西山輝和議員。

〇7番(西山輝和) 有害駆除でお聞きしたいのですけれども、成果のほうはかなり出ているようでいいと思います。最近、アライグマとかが多くなっていると思うんですけれども、清水町ではどうなのでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

〇産業振興課長(池守輝人) 成果表のほうにも出てございますけれども、昨年の段階でアライグマを6頭捕獲させていただいてございます。その他に、今年に入っても相も変わらず、それぞれ被害が出てきてございまして、そういった方々に罠の貸出等を行って捕獲をしてもらうようにしてございます。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

〇7番(西山輝和) 最近、カラスが非常に多くなってきていると思うんです。去年の成果表では144匹くらいしか捕れていないのですけれども、最近、大平ですとか、新しい団地の青葉だとか桜ケ丘のあのへんにものすごいとまっていて、近所の方や団地の方から「何とかならないのですか」と言われているのですけれども、どうなんでしょうか。

○議長(加来良明) 産業振興課長。

〇産業振興課長(池守輝人) 大変申し訳ないのですが、うちのほうでやっているのは有害鳥獣駆除ということでやってございます。町のなかでの発砲等はできませんので、そちらのほうの対応はなかなか難しいと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 以上で、農林業費の質疑を終わります。