北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成26年第1回臨時会(1月30日_日程6)

○議長(加来良明) 日程第6、議案第7号、平成25年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。副町長。

○副町長(金田正樹) 議案第7号、平成25年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定について、ご説明申し上げます。
 総額に2,042千円を追加し、それぞれの総額を7,813,525千円とするものでございます。
 歳入予算の補正よりご説明申し上げます。
 7頁をお開き願います。16款2項1目、不動産売払収入につきましては、先ほど行政報告をさせていただきました、旧財団法人清水町農業振興公社の土地及び建物の売払収入1,992千円を追加するものでございます。なお、この件につきましては、後ほど別紙配付をさせていただきました資料とともにご説明をさせていただきます。
 次の、17款1項2目、特定寄附金につきましては、児童図書購入の指定寄附1件を賜りました。50千円を追加するものでございます。
 その裏、8頁、歳出にまいります。
 10款5項4目、図書館・郷土資料館費につきましては、児童図書購入の寄附受領にともないます図書館史料の購入費50千円を追加するものでございます。
 最後、13款2項1目、基金費につきましては、今回の補正予算におきます調整額の1,992千円を財政調整基金積立金としまして追加するものでございます。なお、本補正後の基金残高は財調・公共を合わせまして2,926,614千円となる見込みでございます。
 次に、繰越明許費についてご説明を申し上げます。
 恐れ入ります、3頁にお戻り願います。
 第2表、繰越明許費でございます。繰越明許費を設定いたします事業は、農山漁村活性化プロジェクト支援事業、金額は100,230千円でございます。
 本事業は、清水町農協が実施いたします馬鈴薯貯蔵施設の増設に対します国庫補助金、プロジェクト交付金の間接補助でございますが、事業完了が次年度となりますことから、さらには、2月に農協におきまして契約執行が予定されておりますことから、繰越明許費の設定を提出したところでございます。
 以上、一般会計補正予算(第10号)の説明ですが、先ほどの歳入の売払収入1,992千円につきましては、総務課長から詳細について資料に基づいて説明をさせていただきます。

○議長(加来良明) 総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) 早々に資料を提出すればよかったんですけれども、遅くなって大変申し訳ありませんでした。
 私のほうから、提出しております資料についてご説明させていただきます。
 図面のほうをご覧いただきたいと思います。その図面の、赤い点線で囲ってある部分につきまして、北海道から譲り受け、農業振興公社の用地として利用していたところでございます。今回、売払う部分については記載のとおり、今回、売払い予定地という右側の部分でございます。面積にして29,812平米、その右側、売却済みについては、貯蔵施設として昨年すでに売払っているところでございます。
 今回、売払い予定地のなかに、それぞれ1番から5番までの建物が建ってございます。それにつきましては、積算調書のほうに記載のとおり、全体で1,624.34平米の建物の面積となります。
 これを再取得価格として計算いたしますと、約104,040,427円という再取得価格が積算されます。これを原価法によりまして、値としてはいくらかどうかというのを試算しますと、16,082,223円となります。建物5棟の価格が1,600万円程度という試算をしたところであります。ただ、この建物につきましては、これから活用すれば耐震の調査が必要だと、昭和47年の建物ですので、当然、調査をすれば改修費もかかってくると、それを試算したところ調査費につきましては約200万円程度、それから耐震の補強工事といたしましては、記載のとおり1,500万円、さらに、この施設をまた活用するとすれば、ボイラーですとか水道ですとか、そういった設備の諸々の補修整備がかかると、そういった関係で価格費用が2,626千円、合わせまして19,626千円の改修経費がかかります。そういったことから、建物の現在の価格から残存価格から改修費用を差っ引いたところ、3,543,770円の費用超過となる状況でございます。
 これを土地の価格5,536,694円から引きまして、1,992,917円となりまして、端数を処理しまして1,992千円の売買価格としたところでございます。また、土地の価格につきましては、農家宅地1平米あたり評価額、固定資産税評価額ですが、これが130円ですので、これをかけまして3,875,686円に時価評価をするために0.7%を乗じまして、5,536,694円という土地の価格を算定させていただいたところでございます。以上です。よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 初めて農業振興公社の全体図がこうなっているということを理解いたしました。
 願わくば事前にこれらのことを含めて、常日頃から前段で説明をしたりしている部分は、特にこういうことをやっていただければ、より理解できたという気がして、残念でなりません。
 お尋ねしたいことは、今回、農協に譲渡するわけですが、これは残存価格から土地の代金をはじき出すまでいろいろな手続きをしておりますが、もしこれが農協ではなくて、他のところに売払いをするということになった場合も、これと同じような算式で土地価格を算出するのかどうか、この点についてお尋ねしたいと思います。
 それと、この土地の価格の詳細、坪単価平米あたり130円ということでありますが、現実に清水町のなかで農地を売り払いしている価格がありますが、これらは公用地を売り払い、町の土地を売払う際にはこれはまったく参考にならないのかどうか、例えば、羽帯の土地はどんな価格なのかと思って調べると2012年くらいまであるんですけれども、これはインターネットで調べてみたんですけれども、一番高くて羽帯で反当たり120万円ということもありますし、反で18万円、19万円、20万円だとか、現実に売り払いされている価格なものですから、このへんを考えてみると、あまりにも価格が低いため、どうなっているのかと多くの人が疑問を持つのではないかと、多分、新聞で報道されましたから、全体を含めてあの建物をいかして何かしようとする人が、そんなに安く買えるのかと、びっくりするのではないかと思うんですが、このへんについてどういう考えでおられるのか、2点目にお尋ねしたいと思います。
 まだまだありますが、これ以上のことはお尋ねしても無理かと思いますので、この2点をお願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) 1点目の算定方法の関係でございますが、これにつきましては、農協と同じような利用を考えられるということであれば同じような算定で土地の価格というのも算定してまいります。
 2点目の実際の売買価格と比べて、著しく低いのではないかというようなご指摘でございますが、この土地の代金の価格につきましては、うちの時価を求めるときには評価額の0.7%で割り返した数字を時価とするというような規定がございまして、それに基づいて計算をさせていただいたところでございます。
 ただ、固定資産税の評価というのは、当然、評価替えがありまして、それぞれ農地だとか宅地だとか、その売買事例をもって評価額を算定しておりますので、それをもってうちのほうで計算するというようなかたちになってございます。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) いろいろな方法はあるんでしょうけれども、一般的に宅地だとかそういうことであれば、近隣の売買事例を使ってよく私もやったりしていたんですけれども、この山林なり農地についても、例えば近隣のところで私が今言ったように、相当高く売れていると、5反で600万円という数字が出たりしているもんですから、それが近隣のところでそういう価格で売れているとすれば、こういうものは参考としてはならないのかはどうなんでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。 総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) 売買価格というのは、売り手と買い手がございまして、そのなかで価格が決まってきます。そういった条件のなかで、どうしても求めたければ、当然、購入代金というのは高くなってきます。そういったことを考えると、なかなか難しい面があります。そういった観点からうちのほうの土地の評価というか、売買するときの時価の求めかたとしては、評価額の何パーセントがけというような規定がございますので、それに基づいて計算させていただいたということでございますので、よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 2点、お伺いしたいと思います。
 これは、売却価格を決めるのに差引きをして決定したということでございますが、建物については農協は耐震・補修・施設整備というものを、今の建物の状況と同じような状況、要するに補修と耐震をやってということだから、今の建物を同じ状況で使うという計画なのですか。それは状況によっては、この計算で本当にいいのかどうか、それから次は、これは予算と関係ないんですが、この図面が先ほどの行政報告のなかで示されていなかったので、改めてこの図面を拝見して、先ほどと絡むんですが、補正予算とは直接関係ありません。
 行政報告のなかでこの資料はなかったので、それについて関連として質問をさせてもらってもいいですか。

○議長(加来良明) はい。

○8番(中島里司) 議長のお許しをいただいたので、私は売却だとかつくるのは反対している者ではございません。やはり、土地利用というのを、またかという感じなんです。これは両サイドに中学校があって、反対側は民有地だと思うんですけれども、国道沿い、現状では裏の用地は多分何も考えていないと思います。先ほど、午前中、担当課長が牧場の牧草地うんぬんという話をしていました。もしこれがなくなったら代替地を探すと、これは昔からあった牧草地ではないでしょう、これがなくなったら、また新たに牧草地を求めなかったら牧場を経営できないわけじゃないでしょう。もともとないところなんだから、前にもそういう話で、石山のほうで昔土地を買ったことがあります。それからいくと、空いているうちは使ってもかまわないと思います。だけれど、このように用地をふさいじゃったら、後ろの土地を民間等で、もし、大きな期待を持ちながら言っていますが、もし何か企業としてやりたいと言ったときに、出入口、これからいったら売却済みと、今回の売却する間に木のあるところ、これは木を切って道路をつくらなければならない、もう切ってあるのでしょうか。
 これが計画性のない土地利用になっているんです。行きあたりばったりなんです。将来、この裏の土地を有利な条件で町がどうやって企業の方に使ってもらえるような土地にしていくのか、そういうもので用意しているのか、そういう発想というのは出てこなかったのかどうか、このへんについて今後、どういうふうに、この裏地、少なくても国道から離れたところは裏地という言いかたをさせていただきますが、その裏地の利用がどういう条件下のなかで、今後これを置いておくのか、その2点についてお伺いをしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) 1点目の建物の利用はどうなのかということでございますが、農協といたしましては、現在の建物をそのまま改修して使うというふうなことでございますので、こういった計算をさせていただきました。
 土地利用については、牧場のほうでこの残りの部分、現状、牧草地として利用させていただいていますので、そういうことで継続して利用していくということで、私のほうでは認識しておりました。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 私は計画を言っているんです。そしたらこれはずっと牧場で使うんですね。牧草地として。今後、何らかの企業あるいは農協関係で新たな大きな事業、農協がやれば出入りはどこからでもできるからいいですけれども、農協以外だったらでは出入口はまったくないんですね。これだけの面積があって、そういう発想は持っていないんですか。聞いているのはそこなんです。今、牧草地で使っているから。そのへんをお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 計画性がないことは、誠に申し訳なく思っているしだいでございます。これはもともと、道から、ご案内のように、無償譲渡で受けたものですから、農業用施設、農業用の振興にということで受けたというふうになっております。したがって、活用も限定されているということでございまして、以前から、三重県にある業界と折衝して、ここに農業を通した加工施設を誘致できないものかということで、3年ほど集中的にやりましたけれども、結果論として進出できないということになりました。そういうことから含めて、町内で希望がありましたので、それに向けてだとか、あるいは、企業の方々からも農業関連の施設がありました、配合飼料をつくる工場だとか、農協のほうからもいろいろなお話がございましたけれども、いかんせん制約があることでありますから、地元で六次産業化できる事業者を成長させていく必要があるのではないかということで考えていたわけであります。しかしながら、牧場の用地が、牧場で預託する頭数が多くなりまして、冬季舎外における飼料確保というのは非常に困難な状況であります。そういうことから、ここを農協連の試験圃場としての利用もしておりましたけれども、町の圃場として、いわゆる牧場の飼料確保ということで、現在まで至っているところであります。
 今後、これがなくなるということになりまして、産業振興課長が言っておりましたけれども、この代替地を求めなければならないということになりますと、今の清水町の農地利用から申し上げましても、現状で農地が足りないという状況であります。したがいまして、農地を確保するのは非常に困難であると、農家がまだ拡充したいという気持ちがたくさんありますので、それを町が独占することに相成らないということになりまして、この用地については必要であるということを、今後もそういう状況にあろうかと思います。
 企業誘致を考えた場合には、これらの上水・下水をどうするのかということは非常に困難でありまして、現状では、御影地域での企業誘致は満杯の状況であります。新たにそういう施設を設けるとなりますと、非常に多くのリスクを背負うことになりますけれども、これ以上のことを確実にするということは、長期にわたる財源の見通しをたてていかなければならないということから、ここの用地についてはそういうことに持っていかれないだろうと踏んでいるところであります。
 入り口については、古くなっておりますけれども、ここは通り抜けれることになっておりますし、条件としては、すでに農協と私どもは一体でございますので、その部分については、すべて活用するということでございますので、町のいろいろな倉庫もありますので、その部分についても共有するというかたちになります。そういうことで、このようなかたちになったしだいでございます。
 当初は、売却済みのところですべてを補う予定であったようでございますけれども、用地的に広く取らなればならないということと、ゆくゆくは、ここはブランド化していくということもありまして、農協としましては、それで販売的なものも考えていく必要があるのではないかということを、まだ、具体的になっていませんけれども、そういうことも考えられているというようなこと、私どもとしましては、子ども達への教育ファームということを考えておりますので、そのへんを十分考慮したうえで、共有的な部分は共有しながら農協の主体的な事業化でやっていただきたいということで考えたところでございます。
 そういう意味で、部分的な説明のところがあったかと思いますけれども、私としましては、農地でございますので、そう簡単に売却できない、認められないということであります。牧場もまだまだ足りないわけでありまして、もっと増やしていきたいわけでありますけれども、今、南富良野やあちらのほうの牧場にも預けている状況でございますので、ここだけは確保していきたいと、万が一、事業が大きくなった場合には代替地を確保したうえでの、そういうかたちを取って事業化していくかたちを取らなければならないと思っております。
 ご指摘のように、土地利用あるいは都市計画、きちんとした体制をつくってまいりたいと思っておりますので、ご理解をお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 現状について、大変恐縮だったと思いますが、町長からお答えいただいたわけですが、やはり、ここに町長から出てきたなかで、六次産業化、言葉的には悪い言葉だとは思いませんが、内向きの考えかたです。農協か何か今度はやってくれた場合とか、農地を転換することは難しい、「できない」と「難しい」は違います。
 最後の質問としてお聞きしたいのは、諸々のことを町長はお話をされました。その通りで、いろいろなかたちで何とかなってほしいと、よそから話があってもすぐに先へ進めない、これは今町長が言われたようなことが次から次へと出てくると、これは企業は引きます。前に進もうとする気がないと、だけど、そういうことを考えれば考えるほど事務方として、牧場としてずっとここに置きますという発想じゃなくて、まちづくり全体のなかで、よそから来た場合に、こういうことも使えるようなことをという前提をみいだしていただきたいと、そういう計画は気持ち的に覚悟というか、そういうものを一時的に取り組もうと、そういう気に改めてなっていただきたいと思うんですが、そのへんはいかがでしょうか。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 午前中にもお話をさせていただきましたけれども、土地利用の計画は持っていないわけではないのですが、また、随時見直しをしていかなければと思います。そのへんは、新年度において重く受け止めて検討してまいります。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 1点だけ再度お伺いします。
 建物の販売に関してでございますけれども、この販売について、建物については無償譲渡というような方法で話は進められないものかどうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。副町長。

○副町長(金田正樹) 今の建物の無償という話でございますけれども、これは実際に農協とも話をさせてもらいました。農協としても補助の関係や所得の関係とか、いろいろあるようでございます。無償の場合、所得としてみられるというか、細かいことがあるみたいです。そういうことで売却でいいという話で、それ以上は進めておりません。そういうことで了解をいただいたということで決めたところでございます。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) そういういろいろな理由があろうと思いますけれども、素人に考えれば、何故、売るのにこういった改修までしなければならないのかと、漠然とした気持ちなんですけれども、そういうことを考えると、改修する経費、これを残存価格に上積みして計算するのが本当ではないのかと思うんだけれども、そういう計算になっているんですか。

○議長(加来良明) 町長。

○町長(高薄 渡) 私の体調が不調になる前に話をしておりますから、私もそのような考えかたでいたわけです。しかし、農協経営としまして、国庫補助を受けて六次産業化で進める事業なんです。それには経済的雇用、財産を取得しなければならないということになるんです。それが条件なんです。初めは売った土地につくるつもりだったんだけれども、1カ年では農協としても経営的に、経費が大変ですから出せない、どうするかということで2カ年でやろうかということになったときに、まだまだそこにも施設が大きくなるということではなくて、購入して、町から無償で受けてやったらどうなのかということで相談をしたそうですけれども、それはだめだと、購入して自分の財産としてやるのであれば、国庫補助の対象に持っていけると、こういうようなお話だったもんですから、それで、極端に言えば、無償と同じような感じで、どうなんだろうかというと、根拠はどうするんだということになったわけです。それは、ジェネティクスに売った中学校の用地だとか、そういうものがあるもんですから、そことの比較だとか、固定資産の問題とか評価、それで出す必要があるのでないかということで、JAと協議をしてきたという経過でございますので、単純に、この値段でこうで、こうだということでやったわけではないということだけは、ご理解いただきたいと思っております。
 私としては、清水町の雇用も生まれるし、経済雇用もできるし、いろいろな販売の促進もできて、ブランドとして攻めていく、ニンニクの状況でありますし、ブランド化の種をつくらなければならないということもありますので、そういう面で、力を入れていきたいと思っていたんだけれども、農協のほうでそういうことになりました。

○議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

○12番(口田邦男) 町長の言わんとすることは分かります。
 素人としてこの書類を眺めて、土地代金が550万円、それからなおかつ、この経費を差っ引くということですよね。なぜ、差っ引いてまで改修費をみながら差し引いていかなければならないのかという素人の考えなんです。町民が見てもこれは変だと思います。わからないです。問題はそこなんです。皆がわかるように、どういうからくりか、からくりだとしか考えられません。素人が見たらこれはわからないです。何でこんな値段になるのかと、そこが心配で質問をしました。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 町民の皆さんがわかるような方法を考えていきたいと思いますのでご理解ください。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) 皆さんが思っていることは同じだと思いますが、あまりにも売却価格が安すぎるということでびっくりしていると思います。
 私も夕べ、勝毎に出ていて、すぐに電話がきて「これはどうなっているんだ」と聞かれました。「どういう算出でしているのかわかりませんけれども、明日わかるでしょう」ということで来ました。やはり、皆さんが心配しているように、1,992千円で売却するということが、安すぎるということが一番の根拠だと思いますけれども、そのなかで、この本館の建物の改修の部分を、町自体で行政でまるっきし壊して、土地代だけ売ってしまうというような考えは起きなかったのかどうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) 今回の売買につきましては、土地と建物を併せましての譲渡の申し出でございますので、建物を壊してという感覚ではありません。ただ、建物を壊すとするにしても、1,600万円だったり1,700万円程度の撤去費用も出てきますので、そのへんも考慮したところでございます。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) 難しいところでしょうけれども、壊しても、そんなにかからないかと思うんですけれども、耐震の調査、このへんの部分を引いても、かえって壊して更地にして売ってやったほうが効率がよかったのではないかと思ったんですけれども、どうなんでしょうか。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 農協のほうでこの建物があるなかで、有効に使っていきたいということで、取り壊すという考えはございませんでしたので、こういうかたちになりました。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) わかりました。
 そういうなかで、町民が、10月に売った価格も104万円という金額が勝毎に出ていたので、皆が「それどうしたのよ」といってびっくりしているんですけれども、そういうなかで、土地代があまりにも安すぎるというんですか、町有地だからといって、安く売却しているということに町民がびっくりしているんです。そのへんの算定価格を見ると、きちんとなっていますけれども、0.7%になっていますけれども、このへんをもっと見直さないとだめだと思うんですけれども、いかがでしょうか。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 前回の104万円から比べて安すぎるのではないかということでございますけれども、実際にここで553万円の土地代がついています。あそこから見ると5倍くらいの値段になっております。この間の譲ったときから。決して安い土地の値段ではないと思っております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第7号、平成25年度清水町一般会計補正予算(第10号)の設定についてを採決します。
 この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は、起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第7号は原案のとおり可決されました。