平成26年度予算審査特別委員会(3月18日_農林業費)
○委員長(口田邦男) これより、第6款、農林業費、129頁から146頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。予算のなかで特に説明を要する点があれば説明をお願いいたします。なお、発言する際は挙手をし、「委員長」と呼び、発言の許可を求め、それぞれの委員の質疑に対する最初の答弁の際は、職名を言っていただきますようお願いいたします。
農業委員会事務局長。
○農業委員会事務局長(山村雅志) ちょっと喉を傷めておりまして、お聞き苦しい点があるかと思いますけれども、お許しいただきたいと思います。
農業委員会に関係する予算としましては129頁・130頁の1目、農業委員会費及び143頁、9目、農地移動適正化斡旋事業費です。
1目、農業委員会費は昨年度と比較しまして3,311千円の減となっておりますが、要因といたしましては給料をはじめとした職員人件費の減となっております。
9目につきましては、昨年度と同様の事業予算を計上させていただいております。
以上、農業委員会に関わる予算の説明とさせていただきます。よろしくご審査くださるよう、お願いいたします。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 私のほうから6款の農林業費のうちの産業振興課の予算概要につきましてご説明申し上げます。
農林業費の総額は997,732千円で、昨年と比較いたしまして209,703千円の増額ということになってございます。
主な増減につきましては、先般、副町長のほうから予算の説明で申し上げたとおりでございますけれども、今年度の産業振興課にかかる特徴的な事業につきまして、ご説明申し上げます。
最初に、132頁上段の8節、報償費の11番で新しい事業でございますが、清水町農業施設整備奨励金ということで3,000千円を計上してございます。この事業は町内の商工業者を利用して、農業者の方が農業用施設を整備したときにかかるお金の10%、上限を300千円としておりますが、報償費としてハーモニー商品券で支払うというかたちにしているものでございます。
次に、132頁の一番下19節、17番、農業環境整備推進協議会負担金でございます。ひとえにつきましては、これまで行ってきた井戸水の硝酸態窒素の調査についてです。これまで手数料で直接業者のほうに支払っていたものを協議会を通して全体で支払うというかたちにするものでございます。
次に、133頁上から2番目、34番の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金でございます。これにつきましては、副町長のほうからも説明がありましたが、農協が行いますニンニクの加工施設の整備、それから機械の導入に関する国の補助金でございます。
同じく、35番、畑作総合振興事業の補助金が増えてございます。農協の堆肥ペレットの売り上げが順調に増えてございます。その補助枠の増ということでございます。
134頁上段19節、10番、多目的機能支払事業負担金でございます。これは、国の事業名称の変更でございまして、これまで農地・水保全管理支払事業負担金というのがあったんですけれども、それがこの事業に変ったということでございます。
続きまして、136頁からの牧場費でございますけれども、前年と比較いたしまして23,002千円の減額ということになってございます。人事異動に関わる人件費の減というのと、昨年大型トラクターそれからハーベスターを導入してございますけれども、その分の減ということです。
それから、合わせまして139頁の上段18番、備品購入費は第5期の総合計画の更新計画に基づきます、更新機器の導入でございます。
最後に林業費でございますけれども、146頁の町有林整備費、上段の17節、公有財産購入費、10番、これも新規事業でございますが、未立木地購入費であります。伐採後、造成もせずに管理されていない山林を町で購入して管理をしていくというものでございます。
以上を申し上げまして説明とさせていただきます。ご審議の方よろしくお願いいたします。
○委員長(口田邦男) 都市施設課参事。
○都市施設課参事(堀 秀徳) 都市施設課の所管いたします予算の変更箇所について、ご説明申し上げます。
141頁、1項7目、御影農業用水管理費でございますが、142頁の委託料の労務単価の変更にともなう増、並びにメーター器の交換が大幅に増えたことによりまして工事請負費並びに備品購入費が増え、今年度予算4,392千円の増となってございます。
以上でございます。よろしくご審議のほどお願いいたします。
○委員長(口田邦男) これから順次質疑に入ります。
第6款1項1目、農業委員会費、129頁・130頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項2目、農業総務費、130頁・131頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項3目、農業振興費、131頁から134頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
髙橋政悦委員。
○委員(髙橋政悦) 担い手コーディネーターについて、過去の事業の展開、内容、実績、今後の事業方針等々を教えていただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 昨年の実績でございます。昨年1年間で、出会いということを中心とした協議会主催の交流会が年間15回、それから候補の皆さんがつくっているグリーンアップルというところでやっているのが7回、合計22回です。それから新規就農者の研修といたしまして、農業塾を4月から3月まで合計8回行ってございます。その他にすずらん会の活動が年間4回、それからファームスクールの活動ということで、旧公社のところに、これからも続けるんですけれども、このファームスクールの活動が5月から9月まで続けてやってございます。それから、もう1点は、昨年の9月25日なんですけれども、これまで公社の名前でホームページを立ち上げていたんですが、今度は再生協議会ですけれども、中身を変えまして、農業新規就農者と花嫁を募集できるようなかたちで、もう少し検索しやすいかたちのホームーページを新しくたてました。その結果、現在、平均ですけれども、月に約400回のアクセスが本州方面のほうからきております。そのなかで、調査票を送って、今回はじめて送り返してきたというようなこともございますので、徐々にこういったものから交流の輪が広がっていくのかなというふうに思います。
来年度におきましてもこういった事業をやっていくんですけれども、新規就農者の研修、それから農業塾についてはさらにパワーアップしたかたちで実施していくという予定で、今、検討中でございますので、よろしくお願いいたします。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
木村好孝委員。
○委員(木村好孝) 34番の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金について、先ほどニンニクの貯蔵施設設備等の補助金にあてることがお話になっておりましたが、国の交付金がこれにあてられているわけですけれども、それを交付にあたっての要件というがいくつかあると思うんですが、その点をお伺いしたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 農山漁村活性化プロジェクト支援交付金というのは法律補助でございまして、これに関わる別の法律がございます。その法律の名前は、今記憶にないんですけれども、その法律に基づいて町として、その町の人口減とか、そういったものをなるべく抑えるようなかたちで、その町の人達が活性化できるような事業計画を立てなさいということです。それを町が計画を立てて、その計画を国が承認したならば、その計画が実現できるようにお金を国が支援をしなければならないという法律がございます。その法律に基づいて、今回、農協がつくった計画を町がそれを承認するというか、町の計画として国にあげて、国は農協のつくったやつを実現できるように補助金を出してくれるということです。
だから、木村委員、170,000千円ありますけれども、こういったものがそういった金額で降りてくるわけです。
○委員長(口田邦男) 木村好孝委員。
○委員(木村好孝) その要件の計画のなかの必要性のなかに、前回臨時議会で論議された町有地の売買の問題、そのへんも要件のなかに含まれていたということでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 計画を立てる以上、どこに何をつくるかというのも一応計画のなかに入れておかなければならないということになります。だから、計画を実現するための前段の要件として、どこの土地につくるんだというのは、当然のってくるわけですから、その要件にのってきたというだけです。だから、補助金のなかには当然、用地を取得するお金は入ってこないです。あくまでも、どこにつくるのかというのは地元で調整して決めておきなさいということです。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 今のニンニクのことなんですけれども、前の議会でもにおいの問題でたくさんの方が心配して協議されたんですけれども、せっかく御影で説明会があった際に、農協が議会で言われたことを1つも聞いていないということがあったんですけれども、どうしてですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) その点につきましては、中身についてはそのあと馬淵常務ともお会いしておりますし、戸田部長ともお会いしていて、こういったことで説明を求められますので、ぜひよろしくお願いしますということで、協力は求めてございます。たぶん、あの会議のなかで、馬淵常務が聞いてないと言ったのは、この現場の様子をテレビ等で観ていないというふうに私は思っていました。そこまでは、さすがに言ってないですし、誰がどんなことを言ったかまでは報告はしませんでした。
あくまでも、このなかの雰囲気としては、においについて皆さん随分敏感になられてますよと。だから、つくるほうとしては、それは説明責任があるのではないですかと、だから、私たちがするのではなく農協が来て説明してもらったほうが絶対にいいですよという話をさせていただきました。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 農協は町民に説明すればいいことですけれども、議会で言われたことは、あなた方がきちっと農協ににおいの問題でいろいろ言われてたということを報告しますと議事録にも載ってるのにもかかわらず、一言も何も言ってないということは、議会は必要ないということでしょ。軽視してるのではないですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 決して軽視をするとかそういうことではなく、改めて場所をとって、農協の方へ説明に行くというようなことは確かにしてございません。それ以外のチャンス、何回も常務等にもお会いしておりますので、そういうときにお話をしておりますし、職員同士のなかでは、おそらくリアルタイムでここの様子を農協の担当者のほうには報告をしているというふうに聞いております。そういった意味では、きちっと向こうには繋がっているというふうに、私は思っております。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) それは、リアルタイムで誰かは見ているかもしれないですが、この間の報告に来た人はまったく知らないということで、町民の方はインターネットで観てて「お前たちが言ったことが何も伝わってなということは、どういうことなんだ」とあとから我々は怒られているんです。あれだけ、皆が、一般のたくさんの人がにおいはどうなんだと心配して、つくるのはいいけれど、それだけは大変なことだと、皆が心配していることですよ。それを、課長なり参事が組合長に報告することが当たり前です。ちゃんと議事録にも報告しますと載っているのにもかかわらず、説明会で何も知りませんなんてそんなバカなことでいいんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 当時、馬淵常務がそのように言ったんですけれども、ただ、言った内容については、あれだけ出てきたんだぞというようなお話で、それをあなた方は知らないのかと言われたときに馬淵常務が確かに「俺はそこまでは知らない」という話をされたんだと思います。ですが、私どもはいろいろ議会のなかでも質問がたくさんあって、大変だったという話は、馬淵常務のほうにはさせてもらっています。ただ、それがそのときの様子をそのまま知っているのかというふうに言われたことが、馬淵常務としては「俺はそんなことは知らない」というふうに答えたんだというふうに思っています。
だから、まったく知らないわけがないわけで、何回も言っているし、自分達が報告会をやってくれ、来てくれと言ったときに、「なんで俺たちが行かなきゃならないんだ」ということも言われてましたから、そういった意味では、そこのところにつくった人間、製造者責任とかそういうものもあるでしょうと、やっぱり地域の人間とずっとやっていかなければならないんだからというようなことで、何度もお話をしていますから、知らないと言った言葉の真意は、ちょっと違うところにあると私は思っています。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) こんな議論をしていても仕方がないんですけれども、やはり、議会で言ったことはすぐにちゃんと報告をして、こういうことがありましたということは言うべきだと思うんです。課長や組合長、参事、専務なりにきちっと報告をするということが筋じゃないですか。
そういうことをきちっとやってもらわないと、町民からも我々は「お前たち議員3人も4人もたかって言って、何を言っているんだ」ということになるんです。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) おっしゃるとおりだというふうに思います。以後、気を付けて、農協のほうには伝えるものは伝えるというようなかたちをやっていきたいというふうに思います。
どうもすみませんでした。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 1点質問させていただきます。
昨年のここに食の安全安心推進事業負担金が計上されていたんですけれども、今年は計上されていないんですけれども、確かこれは、食の祭典を中心とした事業だと思うんですけれども、今年はどうしてなくなったんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 昨年の8月頃に実行委員会を開催していたんですけれども、そのなかで、第10回を過ぎて第11回目だったんですが、第11回目をやるかやらないかというような実行委員会の協議のなかで、10回を過ぎて一定程度の食の安心安全に関する意識づけはできたのではないかというようなことから、次のステップに行くべきだろうということで、安心安全実行委員会を解散したいというような提案がございました。それで、それぞれ事業所等にアンケートをとって、もういいんじゃないかというようなことが大勢を占めましたので、その関係で一旦解散ということで、昨年解散させていただいて、前回の補正予算で200千円を支出しないで戻したというような状況でございます。
これからの関係につきましては、食育というのが先ほど中島課長のほうからも報告があったかと思いますが、食育計画を今年1年かけてつくりまして、来年度以降、食育のためのどんな事業をやるんだといったようなことを検討して、具体的な策を進めていくというような計画でやってございます。
そして、改めた組織をつくって、それを実行していこうということになり、一旦解散ということになったということでございます。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 当然、3月の議会のときに、今年度この事業は必要だということで予算化したわけですよね。それが、8月の間までに目的がある程度達成されたということは、ちょっと私は納得できないんですが。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 3月の段階では、当然必要だということでやっています。もちろん、実行委員会があるわけですから、その実行委員会を活動するためには必要な負担金ということで計上させていただいてございますが、それを進めていくうえで実行委員会そのものを解散しようという皆さんのご意見が出たものですから、それでも無理をして使うということにはなりませんので、できないものはできないし、必要じゃないと皆さんが認めたのであれば、それは解散すべきだろうということで解散をしたということです。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 特に食の祭典に関してなんですが、町民の皆さんも楽しみにしている方も多く、去年、どうしてなくなったのかとなくなった経緯もよく知らされていないんですけれども、そのへんの周知は十分できていたんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 周知についてはしておりません。ですが、収穫祭等のことで、何かやらなくてはだめだろうということはJAとの協議のなかではさせてもらっています。それについては、別途JAのほうで考えていきますということを聞いておりますので、秋の収穫祭みたいなかたちで復活してくるだろうと思います。
なお、蔬菜振興会については、今回の食の安心安全の実行委員長だった方が蔬菜振興会の会長さんなんですけれども、蔬菜振興会としては11月に蔬菜振興会の即売会を行っているということでございます。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) いままでのご説明のなかで、代替案というのが食育計画を中心に進めていくということですね。目的のなかには、町と農業と商工会が連携を図ってということも目的のなかに含まれていると思うんですけれども、そういう目的も達成できるとお考えでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 食というもので、要するに食の安心安全などがあるんですけれども、まず、食べる人達が食育ということで、どういうものを食べなければならないのか、これはどういうふうに作られてきたのか、日本の食生活とは何かとそういったものをいろいろな範囲のなかでみつめていく、そして、自分達の文化も含めて継承していくということが食育なんだろうというふうに思います。
そういったものを通しながら、清水町でつくっている農産物はどういうふうにつくられているのか、本当に安全なのかということを今度は生産者だけではなく、自分達も含めて考えていく必要があるだろうと、そういった意味では生産者側で頑張ってきたことを、どれだけ農薬をかけたものだったらできるのか、それはどうしても必要な農薬なのか、肥料はこういうものが必要なのかというのも消費者が勉強して、そういったことを考えていくという意味では、食育にシフトするというのは大事なのかなというふうに思っております。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 133頁は皆さんからいろいろと意見が出ておりましたが、私は畑作の総合振興事業の補助金についてお尋ねをいたします。
野菜の振興であるとか、あるいはニンニクであるとか、堆肥のペレットであるとか、てん菜の増産ということを目的にして、昨年も同じような振興の補助金を出しているわけですけれども、この4点、これはずっと毎年
同じようなかたちで続けようとされているのか、現状どういう考えでこれだけの予算をつけているのか、この考え方をお聞かせください。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 基本的な考え方としては、今、農協が進めている堆肥による有機化で、そのことによって農産物の差別化を図ろうというようなことを進めてきています。毎年、農協の担当者、担当部長を含めてお話をしながら、これは今年も必要なのか、必要じゃないのかというお話をしながらやってきております。私どもの考え方としては、ある一定程度のところで、自立した段階でやめましょうというような考え方をもっております。それで、これで自立のところなのかというのはありますし、そこでやめてしまったら、今までやっていたことがへこんでしまうようなことなのか、ということを検証しながら進めてきているという状況です。
先ほど言っていたペレットの関係ですけれども、とりあえず平成27年度までという考え方をもっておりますが、今年が終わって平成27年度予算を組む前にも農協さんとも相談をしながら、今まで1万袋ぐらいでずっと停滞していたんですけれども、やっと今年になって1万8千袋ぐらいまでいきそうだというような話をしています。もともとは3万袋までいくというのが目標だったんですけれども、とりあえず2万袋まできた段階で、今回増額させてもらいました。平成27年度の予算を決める前に、まだ必要なのかということは1回検証したいというふうに思っております。
ニンニクの助成につきましては、平成29年度までというふうに考えてございます。これは、種子のシストセンチュウですね。種子の関係なんですけれども、そのやつにどうしても7年間かかるというようなことがございますので、とりあえず平成29年度まで面倒をみましょうというようなことで、続けているということです。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 今、課長のほうから自立した段階でやめるということを一部言われておりましたが、ニンニクの関係については、国の補助金についても、支援の交付金についても170,000千円と高額な額が出ているということは、自立できると、このまま続けていっても町が出したものについて国が認めたということは、後先考えないで交付をしているということはありえないと思うので、私はニンニクについては、農協のほうで自立しているのではないかと思うんです。今の段階では額が500千円です。天下の経済団体の農協が500千円をなんとか町の予算で出してくださいとは、私は言わないと思うんですけれども、どうなんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 先ほども言いましたけれども、ニンニクに関しましてはシストセンチュウの対抗性のある種子を自分達で開発をするというような考え方をもっておりますので、その開発をするという考え方に対して町のほうで補助金を出して、応援をしていこうということでございます。
国の農山漁村活性化プロジェクトの関係につきましては、あくまでも機械や施設の導入の補助金でございますので、それとは別に考えていただければというふうに思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) ニンニクについては、平成29年度までと言いましたよね。平成29年度まで今言った種子の関係の改良がかかるということなんですね。それまでしないと農協のニンニク加工場に使うニンニクが一番いいものができあがらないという段階なんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) まだ、抵抗性のある種子ができていないという状況です。今あるのは、できた製品を分割して植えつけていくというようなことで、品種改良は全然行われていないです。新しい品種を今シンガポールのほうでつくっているんですけれども、それができあがってくるのが平成29年だと聞いております。だから、それを完成させるまでの間の補助金という考えです。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 今年の農協の経営状況ですけれども、この間の世論のなかでも出てましたが、ビートの糖度の関係、小麦の関係、いろいろ出ておりましたけれども、最終的には生乳あたりも10万トン以上超えているでしょうし、全体として、決算の段階では配当金まで出しているんです。そのような大きな組織団体に町が平成29年までと言いましたけれども、そろそろ農協のほうに自立してやってもらおうというかたちのほうが、私は理想だと思うんですけれども、どうですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 農協そのものとしては完全に自立されて、かなりいい感じでいっているんだろうと思います。中身については、今回、小麦の関係でも大分苦労をされてて、生産者も大変ですけれども、製品を売れない農協はもっと大変なんだという話も聞いております。そういった意味でも農協としても余力のある部分もあるのかもしれないですけれども、あくまでもこれは、新しいものをつくっていく、開発していくということに対する助成というふうに考えてございますので、財政的に大変だから入れてあげるということではなく、頑張っていることに対して、新しいものをつくっていくんだというそのものに対しての補助金というふうに考えてございますので、平成29年までは続ける予定でございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) いくら議論をしてもなかなか尽きないので、ニンニクについてはこのへんでやめますが、ビートの増産の関係については、どのくらい過去ずっと同じようにつけていますけれども、この補助金によって年々増産の目的を達しているのか、どうなんでしょう。
○委員長(口田邦男) 農畜産係長。
○農畜産係長(近藤芳行) ビートについては、平成23年、平成24年で増反に対しての補助金を出しておりまして、増えてはいないんですが、その予想では補助金を出さなければもっと下がるだろうというものを食い止めているというような状況でございまして、平成19年をピークにどんどん町内のビートの増産量というのは減っているんですけれども、なんとか補助金を出したあたりから歯止めがかかっているというような状況でございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 町長もこの間言われましたけれども、バイオエタノールの関係で、できあがってからてん菜は使われていないという話もされておりましたし、これから本町だけではなく、幅広く増産をしてもらわないと、どうにもならないという話もしています。したがって、この助成というのは、食い止めているという話もされておりましたけれども、その増産に至らないということになっているんですね。したがって、うちの町はこれを出さなかったら、まだまだ減るというような担当課の認識でいるんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 今、お話があった関係なんですけれども、一定の歯止めがついているよというのは、農協さんとホクレンさんからの報告をいただいてございます。これまで、減ってきている傾向といたしまして、平成19年の年で平均7.3丁つくっております。去年はどうだったんだということで、平成25年度は7.7ヘクタールを個人で作っている作付けなんですけれども、ようするに、個人でつくっている作付面積はそんなに変わらないです。それでも、減少は歯止めがきかない状況のなかで、この原因はなんなんだろうということを分析せざるを得ないということです。1戸あたりで減らすのではなく、辞めるかやるかという選択を今されているというような状況です。当然、高齢の関係でビートの移植機を使うわけですけれども、その移植機に苗を乗せたり、移動させるのにものすごい労力がかかります。それが、年齢が上にあがるにつれて、だんだんやれなくなってくるというような状況で、それが原因で、もうこの機械が壊れたら辞めようというような決断をしているようでございます。ですから、今回、てん菜に関しての助成については、移植機を入れて、なおかつコントラクターにそういったものをやらせようということです。
予算が通ってからになると思うんですけれども、営対協を含めて、営体協にプラスてん菜の事業に関わる事業所を入れて、本格的なチームをつくりながら、なんとかのばしていくような方向で移植作業に誰かを貸していく、昔、援農というのがありましたけれども、そういったものをプラスしながらなんとかてん菜を増やしていかなければ、てん菜工場があるわけですけれども、そういったものの維持ということも考えながらやらなければならないと思ってございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 昨年と今年度を比較すると、農家の営農計画関係からいくと、減りも増えもしない横一直線なのか、増えているのか、このへんはどうなんでしょう。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 昨年に比べたら今年は微増というようなかたちになってございます。8.8%増というふうに答えが出てございます。とりあえず、平成26年度予定でございますので、まだ植えてませんから、これからどうなるかまだわからないような状況です。
○委員長(口田邦男) その他質疑ありませんか。
中島里司委員。
○委員(中島里司) 132頁の報償費のなかの12番、清水町食育推進計画策定委員報酬ということで、委員を何人予定して、その構成はどのように考えておられるか、名前入りませんがそのへんをまずお聞きします。
○委員長(口田邦男) 農畜産係長。
○農畜産係長(近藤芳行) こちらで考えているのは、担当課は私たちなんですが、町内にも検討会のほうを設置しておりまして、学校教育、子育て支援課、給食センターなどの担当課の方々といろいろと検討会を開いておりまして、そのなかで関係団体として10団体ぐらい想定はしております。ただ、こちらから公募をかけますので、実際その方たちが来ていただけるかわからないのですが、10団体から10名程度を想定しているということでございます。
○委員長(口田邦男) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 今の答弁で、これは係長うんぬんというわけではないんですが、公募という言葉、公募をすればいいというわけではないんです。こちらが目指している事業に取り組もうとしているのに、来てもらえるかもらえないかわからない、公募をしましたからこういうメンバーですなんて、公募も必要ですが、今、計画を策定して、これから取り組もうとしているのに、公募をしましたからそれでいいですでは話にならないです。係長を攻めているわけではないですよ。基本的な考え方として、計画を立てて推進をしていく、計画ということは実行をしていきたいという希望があるわけでしょ。それに向かって、役場のなかは当然、その関係課は分かります。町民については、皆さん方はある程度見通しがつくでしょう。そういう方たちについては、積極的に働きかけて、計画をしっかりとたて、実行をしていって、食育という目的に向かっていく、そういう発想をしていくべきだと思うんですが、今一度、その内容についてお聞きしたいと思います。
○委員長(口田邦男) 農畜産係長。
○農畜産係長(近藤芳行) 食の安心安全推進実行委員会というものがありまして、そのなかでも、すでに食育に向かって今回進んでいきましょうという話になっていたんですけれども、そのなかにも商工会さんをはじめ、農協さん、消費者協会さん、パセリの会さんなど食育に携わっている方々がいらっしゃるんですけれども、その方々には事前に積極的にお話をさせていただいているというところでございます。あと、私たちで把握している食育の活動をしている団体さん、プアパの会さんやおむすびの会さん、学校のPTAさん、校長会さんといろいろありますので、そのへんは私たちのほうでピックアップしているんですけれども、その方々を中心に進めていきたいというふうに思っております。
○委員長(口田邦男) 中島里司委員。
○委員(中島里司) 今、なぜこういう質問をしているのかというと、食育、係長、すばらしいまとめ方をしているなと感心しながら読ませていただいたんですが、それに向かっていくためには、パセリの会とか、今言ったいろいろな団体がありますよね。そういうものを食育の頭として、これを軸にして枝葉をつけていくという考えならわかるんです。今あるものから、町の体制として、産業振興課だから生産者側としてすべて網羅しているわけです。そのなかにたまたま商工も入っている、消費者も入っている、あえていえば教育委員会が入っていないだけなんですから、そういうことは、委員のなかでカバーしていくというかたちになると思います。それを軸にして、しっかりした計画を立てたうえで、今後発進していく、実際に平成17年、食育基本法というのが制定されました。だから、これを軸にして、担当、一番ウエイトの大きい課はどこなのか、考えたら、うちの町は産業振興課です。そのなかで、今一度、しっかりとした計画をたてるために、そういうものをしっかりとわきまえていただきたいということです。
もう1つは、たまたま、私ある方から聞いたんですけれども、補助金を出しているからもういいんだと言っている人もいるんです。ここじゃないですよ。ここにいるかもしれないですけど。ちょっと余談になりますが、牛玉丼がなんで町長勤務裏で成功したか、そこがいないので次ですが、非常に食に力を入れました。動きましたよね。お金を出しているから、俺は知らないとは言っておりません。だから、職員とともに町の人が頑張ったんです。食育も同じようにしていかなければ、ただ計画をつくりました。実施しました。俺は補助金を出したから知らない。特に農業関係は補助金が多いですよね。すべてに職員が関わるのは難しいかもしれません。だけど、可能な限り職員は補助金を出した責任をもって、一緒に補助金を出した目的に向かっていくという考え方をもってもらいたいんです。それは、前回まとめた考え方をちょっと聞きたいんですけれども、課長お願いします。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 今、ご指摘のとおりだと思います。
補助金を出してしまったからって、それでいいだろうということにはならないということは、重々存じてますし、いろいろなところで話し合いをしながら、その団体が何をやっていきたいのか、それが横にずれているのであれば方向を修正してあげるとか、そういった意味でも職員がちゃんと入って、産業振興課としても報告をしあいながら進めていかなければならないと思ってございます。
先ほどの食育の関係ですけれども、すでに食育を始めている人達はたくさんいます。その活動をやっております。その活動を1本につなげるところがどこにもないというご意見もたくさんいただいております。できれば、そういった役目を我々ができればというふうに思ってございます。
○委員長(口田邦男) 中島里司委員。
○委員(中島里司) できればではなく、やらなければならないという認識をもってもらわなければ困ります。そんなよそごとみたいに。そんなことではなく、私たちは食育の法が決められたんだから、そこに絡まっているのは消費者であり、生産者なんです。それを両方かかえているのは、産業振興課でしょう。それを、今までいろいろなことをやって、町民の人達にそれぞれ頑張ってやってもらっているものの情報を共有するという部分で、どこかでまとめ役が必要です。それをやるんだという意気込みがなければだめです。そのへんを改めてお願いします。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) そういうことで、やらせていただきます。
○委員長(口田邦男) 中島里司委員。
○委員(中島里司) もう1点、ニンニクに関わることなんですが、事業等については、とやかく言うつもりはありません。
先ほど、課長の答弁で、これは個人的なことではないんですが、この機会ですから職員の方にも聞いていてもらいたいと思います。
言った言わない、これは説明に行った人間に問題があるんです。いいですか。私はこうやって伝えた。こうやって言いました。だけど、相手がそれをそのとおり聞き取っていなかったら、説明が悪いんです。先ほども西山委員からお話がありました。私も多少問題提供はしてありました。だけど、あの時点で課長がちゃんと建設を担当する農協のほうに伝えると言うから、農協は当然今の技術だからそれを実行してくれるだろうという期待をもっていたのですが、その説明会の内容はまったくわかりません。課長の答弁のなかで、私は話しました。それが、違うふうに捉えたから知らないと言った。これは、相手のせいではないんです。担当課長として、議会でちゃんと正面を見て話をしたのだから、伝えられなかったということについては、担当課長として反省をしなければだめです。それが出てこなければだめなんです。私は言ったではだめなんです。攻めているわけではないんですが、若いので、今後のこともありますから、その心構えとしてしっかりとしていただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 大変申し訳ございませんでした。これから、襟を正してやっていきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 中島里司委員。
○委員(中島里司) ちょっと、生意気なことを申し上げたわけですが、やはり、関係係長方もおられるわけですから、そういう部分では逆に言うと今度は課長が答えたことについては、この場で聞き流さないでちゃんと捉えていただきたい。だから、町長等がまちづくりという全体を考えているわけですから、伝達されたときに、町長から言われたからやっているんではないんです。まちづくりのために、リーダーがそういう指示を出したんだから、それに向かって担当者として、実行に向けての精一杯の努力をする。できない場合もあるかもしれないですが、それはきちっと説明責任をもって、支持者に言わなければなりません。そうでなければ、最初にやるのは、実行をするために担当者としてどうするか、そういう心意気をもたなければ、批判を受けるのは選挙で当選をした人間なんです。一番大きい課なので、あえて苦言を呈しているんですが、それについて、代表して、課長、改めて町長の指示というのは、どう実行できるかということを改めて捉えて、受けとめていただきたいと思います。そして、できないものもあるかもしれません。そのときは、しっかりと町長と副町長と膝を交えて、基本は実行です。実行するためには、どうしなければならないかということが前提です。でも、できないこともあるかもしれません。プロではないのでわかりませんが。そのへんについて、課長はどういう考え方で取り組んでおられたのか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 当然、町長がこういうことをやりたいんだと言ったことについては、基本的にやる方向で検討をしていくということが基本だというふうに思っております。やるためには、どういう条件が必要なのかというのを我々はいろいろと考えていく、そのなかで足りないものについて、町長これが足りません。必要ですとかということになろうかと思います。その必要なものが、どうしても揃えられない場合があるということを知っていく必要があるだろうなというふうに思っております。だから、我々はやらなければいけないということは、当然理事者に言われたことですからやるという方向で進めていくということです。
あとは、条件整理をしていきたいというふうに思います。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項4目、畜産業費、134頁から136頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項5目、牧場費、136頁から139頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) この項目を町長にお尋ねをいたしますが、過去、指定管理者制度を入れるためにいろいろとお話をさせていただいた折に、以前は職員が退職した際にはというお話もいただいていたんですが、その後、農協等が積極性がないということで、お話をいただいております。
その後、牧場について、なんとか指定管理者制度にのせて町のほうから移そうという考えがあるのかないのか、このへんについてを町長にお尋ねをいたします。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私のほうからは、そういう方向性にもっていきたいという気持ちは重々あるわけですけれども、受け手が現れない限りはもっていけないということで、念頭にはその旨をおいております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 農協ではなく、他の民間の大きな団体だとか、全国的な面でみると方法があるように思いますが、そういうことはまったく考えておられないのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) これも、一方的に私ども行政側でやるという考えもありますけれども、やはりここは、私どもの基本的な酪農の町としてのスタンスをきちっとしっかりしないといけないので、そういう方々との懇談を重ねていかなければ、町外の方にということには相成らない。牛の場合は常に病気との闘いが葛藤しているわけですから、健康な牛を育てるということが基本条件になりますから、そういう面から考えましても一概に他のということには相成らないかなと、そういう目で関係機関とも十分協議をしながら、どういう方法がいいのかどうか、ようするに、町でもっていることが大きなデメリットであるということであれば、これはあれですけれども、現状では料金をいただいて、単年度は黒でいくわけですから、累積は記載の部分を除いたら黒でございますから、そういう面で、基幹産業である酪農の方々の期待に応えるべく、努力を積み重ねていかないといけないだろうと、水面下で考えますとそういう方法もなきにしもあらずですけれども、今後、課題として捉えていきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 今、TPP関係が相当難航しております。肉牛関係含めて、牛関係含めてどういうかたちになるかわかりませんけれども、それは、農家の皆さん、町を含めて全体の心配をするところです。町長が今言われたように、牧場の使用料等々からみても均衡のとれたかたちで主幹の産業を助成しているということからみると、町長の言われるとおりだろうと思うんですが、長い目でみると、そういうことも含めても心配な面があるなということがあります。以前はなんとか農協さんのほうにという話が出ていたんだろうと思います。したがって、これからも機会があるたびに、農協とはそういう接点で話し合いをもってほしいと思うんですが、いかかでしょう。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) 農協さんには現時点で、牧場をそっくりすぐ受けるということは相成らないということは前から言われています。これはなぜかというと、農協さんそのものもこれから離農者が出てくる、そういう酪農家も出てくるわけですから、そのなかでは、農協自体で生産をしなければならないという状況も生まれるというなかにあって、二重、三重の加工施設をもっている、今後六次産業でブランド化をはかっていくという、そういうことも含めて考えると、まず難しいということは百も承知でありますけれども、酪農関係者、生産者、預託している皆様方とも協議をしながら、どのような方法がいいかをこれから探っていかなければならないというなかには、農協一編との考えだけではなく、どうあるべきかということで、話は進めてまいりたいというふうに思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) わかりました。よろしくお願いいたします。
137頁の車両用修繕料がありますが、5,585千円と非常に大きな額です。これは、どのような修繕をするのか教えてください。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) これについては、通常の車両がたくさんございますので、そういったものの修繕と車検、そういったものがこれに入っていくというふうに思っています。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 修繕料に車検も全部含まれているんですね。台数は何台あるんですか。今年、車検を受ける台数は相当あるんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 全部の名簿を持ってきてないんですけれども、普通の自動車関係で7台、その他にトラクターが4台、ダンプが今のところ3台です。車検が必要なのはこのくらいだと思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) いままであまり気がつかなかったんですけれども、ということは、1年おきかそのくらいでこのくらいの費用が修繕料としていままでも使われていたというように理解してよろしいですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 車検だけではなく、その他の機械修繕代なども相当入ってございます。物が大分古いものですから、修繕費がどうしてもかさむということでございますので、ご理解いただきたいというふうに思います。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
髙橋政悦委員。
○委員(髙橋政悦) 牧場なんですけれども、現状の牧場の装置の状態があまりよくないということで、戻ってくる牛の状態も悪いと思っている生産者の方が多くいるようなんですが、預託者が安心して利用ができる牧場にしていくという、今回の町政執行方針に対応する予算がこの予算書から読み取れないんですが、どのように読み取ったらいいのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 予算的にどこか増やしたのかというふうになると思うんですけれども、装置は今の段階で相当古くなってきております。そこで、今の段階では平成28年度をはじめにして、道営の公共装置の事業を入れていこうという計画でいます。その前に、これはどんどん続けていかなければならないということもありますので、今、普及所さんとも相談させていただいて、簡易更新という方法がございます。機械なども借りてきてできそうです。あと種子代はあまり大きな金額にはならないと思います。それと、試験的にこの種を撒いてくださいとかというようなご意見もございますから、そういったものも含めて装置の簡易更新を進めていこうというふうに考えています。
それと同時に、昨年大型トラクターとハーベスターを入れさせていただきましたので、採草地の関係なんですけれども、草地の適刈りというのがかなり可能になってきています。いままで、コントラとかを使っていたんですけれども、どうしてもコントラの場合はいろいろなところをやっておりますので、自分のところに来てくれるのが、必要なときに来てくれない場合もありますから、そういった意味でも適刈りによって飼料がよくなってきているということもあります。
それともう1点。配合飼料についてなんですけれども、成分を12月から変えました。その結果、増体が明らかにみえてきているということで、成分が変わっただけで値段的にはあまり変わらないということで、そういったものを順次入れながら、改良していきながら増体に努めていこうというふうに思っております。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
安田薫委員。
○委員(安田 薫) 138頁の草地肥料散布委託料793千円あるんですけれども、これは傾斜のすごいところで、面積はどのくらいあるのでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) すみません。私、その資料はもってきてございません。傾斜の酷いところで、私たちのトラクターでは登れない傾斜のところは業者さんに委託しているといった部分です。その部分の委託料でございます。
○委員長(口田邦男) 安田薫委員。
○委員(安田 薫) 前にも聞いたことがあるんですけれども、委託先はどこになるんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) すみません。今手元に資料がございませんので、申し訳ありません。
○委員長(口田邦男) 安田薫委員。
○委員(安田 薫) あとで教えていただければと思います。
139頁の11番、この5万円の作物加害等補償金ということで、これはどういうものなのか教えていただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) これにつきましては、牛の関係で、放牧ですので脱走する牛がいるんです。そういった場合に、隣の家の畑に入り込んで荒らしてしまう場合がございますので、そういったときの補償金ということであげてございます。
○委員長(口田邦男) 安田薫委員。
○委員(安田 薫) この程度の金額でしたら頻繁にあるわけではないですよね。そういうことが年に何回くらいあるんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) ほとんどないです。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項6目、土地改良事業費、139頁から141頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項7目、御影農業用水管理費、141頁・142頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項8目、集落排水事業費については繰出金のみの予算ですので、特別会計で審査を行います。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款1項9目、農地移動適正化斡旋事業費、143頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款2項1目、林業振興費、143頁から145頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6項2項2目、町有林整備費、145頁・146頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 146頁の未立木地の関係ですが、これは500千円で購入しているわけですが、どのくらいの面積なのか教えてください。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 考え方ですけれども、10アール当たり1万円で、5ヘクタールを考えてございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) この5ヘクタールについては、50番でいっている町有林整備事業(人工造林事業)のなかで、植栽を含めて行うということでよろしいでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) そのとおりでございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 森林組合のことでお聞きしたかったんですが、ここでお尋ねをしてよろしいですか。
○委員長(口田邦男)産業振興課長、どうですか。
いいですか。
原委員。森林組合の関係はどのような内容ですか。
○委員(原 紀夫) 町がいままで出資していたんですが、何か見えないようなので、どうなったのかお尋ねしたかったんですが。
○委員長(口田邦男)いいですか。
原紀夫委員。もう一度質疑をお願いします。
○委員(原 紀夫) 過去、町から森林組合に出資金が出ているんですが、今回の予算から消えているので、どのようになって、こうなっているのかをお尋ねしたいと思います。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) ただいまご質問があった件に関しまして、ご説明させていただきます。
現在、森林組合の出資金の総額ですが、3月1日現在69,939千円となっております。それに対しまして、町の現出資額は15,501千円。パーセンテージで21.52%となっております。
これは、以前、増減がございまして、25%を超えたという年もありまして、そのときは減額をしております。本町といたしましては25%以内が妥当かなと考えております。
○委員長(口田邦男) その他質疑ありませんか。
奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) 原委員が質問した公有財産購入費のなかの未立木地の購入費なんですけれども、これは場所といったらどこらへんでしょうか。例えば、水源地近くで環境保全のために購入するとか、目的はどういうものでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) まだ、箇所づけしてございません。あくまでも、山林をきちっと整備してもらうということが基本でございまして、それがされていない土地があれば、その所有者に対して何もやらないのであれば、町のほうで買い取りますよということで、相談をしながら買い取っていこうという考え方でございます。
○委員長(口田邦男) 奥秋康子委員。
○委員(奥秋康子) この新たな事業ですけれども、そういう民有地があるということが確定もしないなかで、予算化をされたということなんですね。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) 現在、十勝管内では未立木地という問題が大変多くございまして、十勝管内で9,000ヘクタールほどございます。町内につきましては、300ヘクタールくらい未立木地がございます。
この未立木地をなんとか解消していこうと考えております。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款2項3目、レクリエーションの森整備費、146頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) このレクリエーションの森ですが、昨年あたりも質問をさせていただいたんですが、下草を刈る程度で放置をしてあるという状況であろうと思うんです。この先、レクリエーションの森ですから、国から購入した際にそういうことが義務づけられて、町が購入しているわけですから、それに沿ったようなかたちで整備をしなければならないだろうと思うんです。したがって、これから、このままの状況でずっと経過をするのか、今後こういうことも考えていきたいとかというようなものがあれば、お伝え願いたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 昨年もお答えしたかと思うんですけれども、もう少し上のところ、国道の淵の長靴カーブの踵のあたりなんですけれども、あのあたりで今、道のほうで造林の実験といいますか、ああいった場合の造林の仕方みたいなことで、調査を開始しております。レクリエーションの森もご存じのとおりだというふうに思いますけれども、風が大変強くて、なかなか伸びていかない、トドマツくらいしか残らないというような状況のなかでございます。そういったなかで、向こうではこういうふうにやりますよというような結果が、多分出てくるだろうというふうに思います。それを、参考にしながら整備をしていく必要があるだろうというふうに思います。
それと、あそこは芝になっているのかなというふうに思いますので、そういった意味では芝を剥がすようなことも考えてみてもいいのかなということも考えて、この1年間どういうふうにやるかを試しながら進めていこうかなというふうに思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 購入して相当年数が経っているんですけれども、林野庁なり含めて購入先から、その後、清水町に売払った森林がどういうかたちになっているかということで、問い合わせがあるとか、来るとかということはまったくないんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) 昨年、西部森林管理署の治山係長という方がきまして、あのへんはどうしても活着が悪いというご相談を受けました。土壌検査を平成25年、平成26年で、2カ年にわたって調べてみるというご相談がありました。私も、ぜひ、その情報をいただきたいということを申し上げました。平成28年くらいには、土壌にあった苗木を提供していただけるのではないかなと考えております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) その検査をした結果、こういう樹種を植えたほうがいいですよということで、提供してもらえると言ったんですけれども、それは国のほうから提供していただけるということなんですか。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) そういう樹種が適合していますよということで、我々のほうから苗木を別のところから買って、植えるということでございます。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第6款2項4目、森林整備事業費、146頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) ふるさとの山づくり総合対策事業、非常にかっこのいい名前なんですけれども、これはどういう事業をやっているのか教えてください。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) この事業につきましては、2本立てとなっております。
まず、ふるさとの山づくり総合対策事業補助金、題名は未来につなぐ森づくり推進事業補助金となっております。これにつきましては、一般的に植栽する場合に68%の補助金があたります。なかなか、一度皆伐して植える場合には、6割程度であればなかなか造林に結びつかないということで、道単事業で26%、具体的に申し上げますと26分の16が道、26分の10が町、合わせて94%の手厚い補助金となっております。
もう一方、森林整備地域活動支援交付金でございますが、もともとは道森連でやっていた事業でございまして、3年前くらいからメニューに載ってきた事業でございます。これは国が2分の1、道が4分の1、町が4分の1を出し合いまして、言葉が悪いかもしれませんけれども、森林組合のきっかけづくり事業ということで、組合の方が境界ですとか、そこの標準地にはどのくらいの材積があるんだろうかということを調べまして、所有者に対してプレゼンを行います。そして、間伐が成功した際には、この金額が面積がけでヘクタールあたり3万円が森林組合にあたるという事業でございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) この山づくりをする町有地というのは、先ほど未立木地などがありましたけれども、それに近いような山林は清水町にはあるんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) 民有林は町内に6,450ヘクタールございまして、そのうち2,000ヘクタールが町になっております。それ以外が一般民有林、個人の所有者の方がもっている山林となっております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) これは、民有林にかける補助金なんですか。
○委員長(口田邦男) 林務係長。
○林務係長(中島公大) そのとおりでございます。町有林には残念ながらもらえません。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 先ほど、安田委員の質問で、のちほど答弁をするという項目がありましたけれども、よろしいですか。
○委員(安田 薫) いいです。
○委員長(口田邦男) のちほどお知らせいたします。
○委員長(口田邦男) これで、農林業費の審査を終わります。
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(商工費の審査終了後)
○委員長(口田邦男) ここで、先ほど農林業費において答弁保留となっておりました安田委員の質疑に対する答弁を求めます。
産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 先ほどの第6款1項5目、牧場費のなかで安田委員から質問のあった傾斜地の面積と委託先の関係でございます。傾斜地につきましては、17.5ヘクタールでございます。委託先は日本牧場サービスという会社でございます。
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