平成26年度予算審査特別委員会(3月18日_商工費)
○委員長(口田邦男) これより、第7款、商工費、147頁から151頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。予算のなかで特に説明を要する点があれば説明願います。なお、発言をする際には挙手をし、「委員長」と呼び、発言の許可を求め、それぞれの委員の質疑に対する最初の答弁の際は職名を言っていただきますようお願いいたします。
産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 私のほうから147頁以降の商工費等についてご説明申し上げます。
商工費の総額は149,053千円でございまして、前年対比で11,321千円の増でございます。
商工費についてでございますけれども、8節、報償費、昨年の7月からはじめました地域住宅リフォーム・太陽光発電システム導入奨励金につきましては、町内業者の施工によりリフォーム、それから太陽光発電システムの導入した世帯に対し、ハーモニーカード商店街が発行する商品券を交付して、町内経済の循環力を高め、さらに雇用の安定をはかることを目的に、今年も引き続き実施するものでございます。
13節、51番、交流の場対策事業委託料につきましては、昨年4月より野菜生産者、町内の加工事業者ならびに町内有志がNPO法人産直と憩いのサロン3丁目広場を設立し、現在まで通年で営業をしているところでございますけれども、先ほど労務費でもご説明しました町と緊急創出事業の地域・人づくり事業の委託業務を本年度結びまして、さらに支援をしていくものでございます。
交流人口拡大支援事業につきましては、町内でスポーツや文化に関わるチーム、団体に対して、町内の体育施設等で大会や合宿を情報発信し、滞在交流型の拡大とさらにこれによります地域の商工業の振興、観光、物産販売の振興に結びつけるために、NPO法人清水町スポーツツーリズム協会に対して助成してまいるものでございます。
続きまして、148頁、2項、観光費についてご説明いたします。
11節、需用費、50番、施設修繕費でございます。観光看板の改修でございまして、駅前イベント広場、美蔓パノラマパークに設置されている観光案内看板の内容につきまして、道東道の開通にともないまして、十勝清水インターチェンジの表示など、それぞれ環境施設等の見直しをさせていただいて、策定するものでございます。
18節、備品購入費につきましては、野外イベント用のテーブルを購入するものでございます。従来より駅前イベント広場、役場駐車場等でイベントを行っておりますけれども、その際のテーブル、椅子等については、御影公民館や社会教育施設の備品を借用しておりました。普段使わない備品を屋外で移動して使うというようなことから、消耗が激しく、個数も年々少なくなっていることから、今回屋外イベント用の軽量で丈夫なテーブルを購入するものでございます。
以上、主だったものについてご説明を申し上げました。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(口田邦男) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 商工費における企画課関連予算についてご説明をいたします。
148頁なかほどの1目、商工振興費、右の説明欄の地域活性化事業をご覧ください。
19節、負担金、補助金及び交付金として、30番、企業立地促進補助金につきましては、前年度実績見込み分2件と昨年増設分の1件の予算を計上しているところです。
また、31番、企業・雇用促進補助金につきましては、企業立地促進補助金には該当しない、比較的小規模の企業や個人を対象に工場や店舗などの新増設を促そうという事業で、投資と雇用を要件として町内建設業への波及効果や定住促進を合わせて、町の活性化に繋げる制度でございますが、昨年度1件の実績分と平成25年度に設備投資などをされた3件について予算組みをしたところでございます。
以上、企画課にかかる予算の内容を説明いたしました。よろしくご審議お願いいたします。
○委員長(口田邦男) これから、順次質疑に入ります。
第7款1項1目、商工振興費、147頁・148頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 10番、地域住宅リフォーム・太陽光発電システム導入奨励金についてお伺いいたします。
本年度は、リフォームが何件、太陽光発電が何件の予算となっていますでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 平成25年度の実績を報告させていただきます。住宅リフォームの件数につきましては32件、太陽光発電システムにつきましては2件の報告がございます。
予算につきましては、5,000千円を計上させていただきまして、予定としては3,000千円で納まるということで、今回の議会で2,000千円の減額をさせていただいております。
○委員長(口田邦男) 平成26年度予算の内訳を教えてください。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 失礼いたしました。
平成26年度の予算につきましては、住宅リフォームが100千円を最高限度額として予定している件数で25件分、太陽光発電システムについては50千円の最高限度額を予定して10件として、3,000千円を計上しております。
○委員長(口田邦男) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 平成25年度の補正で2,000千円減額されたと思うんですけれども、その大きな要因というのはどういうふうにお考えでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 平成25年度の制度につきましては、7月から制度を開始したということで、4月・5月・6月分の事業件数が含まれていないということで、件数が予定より減ったというふうに考えております。
○委員長(口田邦男) 山岸政彦委員。
○委員(山岸政彦) 去年の実績で、太陽光発電の分が2件ということでしたけれども、これは非常に少ない件数だと思うんですけれども、ある方に聞きますと、実際大手の町外の業者でやると非常に安くできると、それで町で補助していただける金額が50千円ということで、50千円くらいの差額では他のところに頼んだほうがいいかなというお話も聞いたことがあります。
たとえば、太陽光発電のほうの補助金をもう少し増やすとかという考えはないでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 現在のところは、現行どおりいこうという考え方で進めております。というは、この制度におきましては、3年間の限度内で制度の運用をしているということで、制度の中身を変えるということにはなかなか至らないということで、現行のままでいくような考え方でいっております。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 148頁、清水町商工業活性化店舗開店等支援事業補助金についてお伺いします。
昨年度の予算に対しまして若干増額になっていますが、昨年度は確か1件開店するお店があって、予算がなくなって2件目の申し込みがあったときに補正を組まないといけないので間に合わないということがあったと思うんですが、それに対して、今年度もおそらく1件申し込みがあったら全額使えばなくなってしまうくらいの予算計上だと思うんですけれども、このへんについて、去年の実績を踏まえて予算計上をもう少し増やすという考えはなかったんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) ただいまの角川委員のご質問ですけれども、一応、本年度は店舗改修、家賃助成の新規として1件は見込んでおります。
先般、12月のときもお話をしたと思うんですけれども、確たる事案があれば随時補正はしてまいりたいと思いますけれども、できるだけPR等も含めてなんですけれども、例えば、去年みたいな反省を踏まえて、できれば商工会とも打ち合わせをしながら、10月くらいなどの期限をある程度設けて、それ以降に申し込みがある場合については、できるだけ適時に補正等で対応をしたいということを考えております。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 申し込みがあればということですか。
昨年の実績からいうと、開店をしたい方というのはすぐにでも改修等動きたい状況なので、それから約1カ月、2ヶ月、当然事前準備になってしまいますのでお金はすぐにでも欲しい、だけれど補正を組まないとすぐには出てこないという、そういう状況だと非常に使いづらいんじゃないかと思うんですけれども、そのへんはいかかでしょう。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) あくまでも助成ですので、前もって予測をたてて実績が上がらなくて、何のための予算措置だったんだということがないように考えております。それから、基本的には商工会のほうに事前に経営指導だとか相談等の流れを組んでおりますので、商工会からできるだけ早い時期に情報をいただければ、その都度できるだけ対応はしたいというふうに思っております。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 次の質問なんですが、交流人口拡大支援事業補助金についてお伺いいたします。
平成25年度の事業内容、実績等をお聞かせいただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 1月に講演会をやっております。それから、先般14日に中垣内さんの講演をやっております。23日に屋内のフットサル等を予定しております。
平成26年度以降の事業計画に向けた基本構想、そういったものは作成されているかと思います。なお、平成26年度の具体的な活動等については、今年もやったようなフットサル大会だとかそういうものが予定されているようでございます。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 平成26年度も5,000千円ほどの予算を計上しているんですけれども、事業計画・事業内容等はまだ詳しくはお聞きしていないということですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 資料等はいただいておりますけれども、具体的な日時だとか内容についての記載ですとか、予算に反映すべき事項等の協議はされておりません。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 平成25年度の事業では、当初の目標であるスポーツ文化の振興と交流人口を増やして商工業にということでしたので、その目的に対して、課としてはどのようなお考えなんでしょうか。どの程度、目標に向かってその事業が達成できたとお考えですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 今のところ、実績報告書等についてはあがってきてございません。そういった事業全部が終わった段階で、実績報告書があがって、確定した段階で、うちのほうで検討させていただきたいというふうに思っております。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 事業が終わった段階でということは、今年度ではなくてすべてということですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) あくまでも、年度年度での補助金になっておりますので、年度が終了した段階でというかたちになるというふうに考えてます。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 今のに関連するんですけれども、今の課長の答弁からいくと事業が終わってから検証するということですけれども、来年度に向かって5,167千円ほど支出することについて、役場庁内でいろいろ検討したんではないかと思うんですけれども、そのへんはどうなんでしょうか。庁内会議をやって、どのくらい検証をして決めたんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 今回のことは、あくまでも事業主のほうから要望があがってきた金額ということで、事業計画の詳しいのはあがってきてないですけれども、人件費や事業料などはあがってきてますから、その積算根拠にもとづいて満度の要求というかたちで出させていただいております。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 産業振興課だけでいろいろ相談して決めたのか、他の課の方たちも一緒になって検討したんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) 予算でございますので、最初の予算としてきちっとあげるんですが、それに対して総務課査定等々ございまして、そういったなかでここのところはとかっていうことも含めて、いろいろ検討させてもらいました。その結果で、今回予算計上させていただいたということでございます。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) きちっと事業計画書が提出されて、しっかりと中身を検討したうえででないと、そのくらいはやって検討したんでしょうけれども、その内容というのを誰もわからないわけで、その計画書がもしできているのであれば、皆さんに提出していただきたいと思うんですけれども、委員長、資料を提出していただいてもよろしいでしょうか。全委員に配付してほしいんですけれども。
○委員長(口田邦男) おはかりします。
ただいま、西山輝和委員から交流人口拡大支援事業に関わる資料の要求がありました。本委員会としての申し出の資料を要求することに異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 異議なしと認めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 暫時休憩します。
(資料配布)
○委員長(口田邦男) 休憩前に引続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○委員長(口田邦男) 予算審査特別委員会において要求いたしました、交流人口拡大支援事業に関する資料について執行側から提出があり、お手元に配付しておりますのでご連絡いたします。
質疑を続けます。
西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 資料ありがとうございます。
まだ、あまり資料に目をとおす時間がないんですけれども、要望金額の内訳も書いていただいて、ありがとうございます。そのなかで、平成25年度の先ほどの事業計画も3回、23日もやられるということで、報告がありましたけれども、事業を行われた結果、どのくらいの人口拡大がなされたのか、そのへんについてはあまりわかりませんか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長。
○産業振興課長(池守輝人) まだ、その手の報告はいただいておりませんので、どのくらいの方が清水の町に来られて、どのくらいの方が交流されたのかというのは、私のほうではわかりません。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) ありがとうございます。
この計画書を見て、来年度の5,167千円を支出する根拠となったのは何なんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) お手元に配付いたしました要望書の5,860千円に対する金額に対して、細かい部分でいくと使用料や事務費などがあります。そのなかで、ある程度支援をするなかで人件費が12カ月分、その他PR、それから情報発信のための旅費、事務用品等を計上させていただいたものでございます。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 今見ていたら会員数が70名、賛助会員100名を目指しているということですので、今現在は何十人いるかわからないですね。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 賛助会員等の数字については、報告を受けておりません。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 今後、どのように検証していくか、しっかりみていかなければいけないと思いますので、そのへんはじっくり検証していただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 先ほど、課長の答弁にもございましたように、今後出てくる実績報告等も含めて慎重に対処してまいりたいと思います。
○委員長(口田邦男) その他質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 私も交流人口拡大支援事業補助金についてお尋ねをいたします。
今、若干目をとおした程度ですが、昨年のいろいろと紛糾した経緯をひも解いてみると、どなたもこの事業を実施することに反対ではないということがあって、しかしながら、もう少し固まってからということだったろうと思います。いろいろな議論をした経緯のなかで、私は町長にかなりしつこくお尋ねをしたことがありますが、ツーリズム協会が言っている宿泊施設、サッカー場、競技場などこれがないと絶対に交流人口拡大事業なんてできないわけでありますから、ここが一番問題だろうということで、昨年、町長に相当お尋ねをしたんですが、町長は農業研修会館の改修程度で、あとは今のところという話でありました。
今回、5,860千円を上程しているわけですが、今後のことについてお尋ねをしたいんですが、昨年、町長は宿泊施設については民間の団体も含めてこれから協議をしたいという話をされていましたが、このことについて、今民間で町長がいろいろ交渉をして、よし、わかったと、民間で120人くらいは入れるように何とかしようとなっているのかどうか。
また、現段階で町はサッカー場に人工芝3面、天然芝1面でしたか、今回少し減っているようですけれども、このことについて、今後取り組まざるをえないと、この予算を受けて考えておられるのか、ここをお尋ねいたします。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) この問題についは、かなり期待感をもっている事業内容だと思います。以前、昭和50年代、昭和60年代前半は町費で予算をもって、アスリートといわれる競技選手をバレーボールを中心にしながら呼んでまいりましたし、柔道の合宿等も受けていました。古くはスキー、明治大学、法政大学、中央大学、日本大学等々がお寺に泊まって合宿をしておりました。スポーツの町として確立をしたというのもそこであるわけであります。そういう面から、再度また、事業展開をしていくことによって、全体的な住民の雇用感もあるし、また経済にもつながるということで考えてきたわけであります。そういう面で、お隣の新得町ではうちがやってきたあとをすぐ合宿誘致ということで、取り組んで大きな成果を上げているのもご案内のとおりでございます。
ただ、オリンピックのほうにも候補地として手を上げていきたいということでございますけれども、私どもも冬季のアイスホッケー競技場がありますから、浦幌町も手を上げていきたいということで出てますから、私のほうも考えなくてはならないなということで、副町長と話をしていたわけであります。そういう条件からみて、かなり施設は早くにやって老朽化したけれども、屋外施設については極めて不十分なうちの体制でありますから、野球場を見てもご覧のとおり、自衛隊の協力を得てつくった野球場であります。他は皆業者がやっているんですけれども、そういうような状況でありますから、ここは、やはり屋外のほうも力を入れていかなければならないというふうに思っているしだいでございます。
いろいろ補助事業を取り組んだなかで、やる方法もありますし、団体が取り組んだあとに助成ということも考えられますので、そのへんのことは、まだ協議をしておりませんので、意向を聞きたいと思っております。
合宿場については、当面は農業研修会館ということで言っておりましたから、あとのことについては、季節によっては御影の河井商事がやっているやつも使える可能性もありますし、それから、民間のところも使えるでしょうし、旅館等も使えるでしょうし、そういうことを含めてこの協会のほうでは独自に建設したいという考え方をもっているようでございますので、その折には、土地だとか、あるいは補助だとかを考えていくほうがいいのかなと思います。今やっている新規開店店舗開設と同じような方向で、町全体が潤いができるような方策を考えながらいくほうが望ましいかなと、こういうふうに思っております。
そういう意味で、ただここだけにするわけではなく、先般の質問で、お礼ということで試行的にふるさと資金の関係がありましたけれども、私どもは前から物産開発をぜひともやっていきたいと、こういうふうに思っておりますので、それに対する事業展開をしていくという、それにつなげて購買力を増していくという、今の町の中の購買力だけでは到底流出していきますし、大型スーパーにやられてしまいますので、どうしても商工会の純然たるところに恩恵を被るような方策を考えていかないといけないだろうと、そのきっかけとして、1つのこういうものだとか、いろいろなものがあるということは、ないよりは絶対あるほうがいいわけでありますから、そういう方向で考えていかなければならないと、このように思っているところです。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 今、町長から答弁をいただいて感じたのは、宿泊施設については民間が努力してつくるような方向にあると、サッカー場については、一部人工芝のサッカー場で1億円近い経費がかかるというようなことが出たりしていますが、町長の考えとしては、町がサッカー場についてはなんとかできる方向で、現状努力していきたいなと考えておられるのか、このへんはどうなんでしょう。昨年からみると、経済効果も含めて昨年は3億円だったんですが、2億円に落としておりますけれども、このへんを含めて、町がどういう考えでいるのかお尋ねをいたします。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私としましては、この計画は計画ですから、実行面で信頼性を求めていかなければならないことだと思います。ですが、こういう取り組みをするということは、住民が団体組織をつくってやるという、他町村から来たわけではありませんから、地元の人が地元で考えてこうやろうと発想していくことを大切にしていかなければならないと、そのためにも行政も後押しはしなければなりません。本来ならば、もっと早くからサッカー協会からも芝の問題や面積の問題など要望がありました。あったけれども、財政困難のためになかなか取り組みができなかったということで、御影に行ってくれとか、そしたらバスを出してくれとか、車を出してくれとかいろいろありました。そういう面も考えますと、ぜひとも必要な施設になってくるだろうと、こういうふうに考えます。そこで、今の現状としては、そういうなかではすぐに取り組みはできませんので、補助事業などのいろいろな面を考慮していかなければなりませんけれども、将来的には必要なものではないかというふうにおさえて、それがなければ迎える条件整備をしていかなければならないと思います。
ただ、これだけでは、まだ足りないと思います。したがって、近隣町村との連携をしていかなければならない。いってみれば、御影の改善センターであれば、芽室町からも利用人口が来ているわけでありますから、そういう面で、お互いにやっていく方法を協議していく、公益的な考え方で協定を結べばできるわけでありますから、相手方とそういう考え方を構築していく努力をしていきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 合宿の町の基本構想の一番うしろに、本年度と来年度、そして平成27年度の進捗の計画がありますが、この計画については、町長、担当課を含めて納得してこういうかたちでやろうと思っているのか、このへんはどうなんでしょう。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) 細かい点については、まだ私と直接私お話しておりません。相手方は予定していたようでありますけれども、私の体調がああいう形になったものですから、そのことについてはまだ詰めておりません。したがって、体調が戻りしだいということで向こうのほうからも配慮していただいておりますので、その折には、会長をはじめ、役員の方々と協議をさせていただきたいなと、私どもとしての考え方について意見を聞いた上で協議をしながらフィードバックして詰めていきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) かたや民間が宿泊場を何とか頑張ってつくろうとしていて、片方、町は先ほど町長に言われていたように、私も質問いたしましたけれども、町の改修・新築含めて相当数これから出てくるだろうと、そういうことを含めると、これをやると大変大きな事業になると大いに思うわけですが、片方が宿泊施設をつくり始めた。町はなかなかできないということになると、大変なことになるということを心配しているんですけれども、そのへんについては、先ほど言われましたように宿泊施設をつくることについても、サッカー場をつくることについても、町長が体調を崩していて進まなかったということがあって、これから話し合いをしなければいけないということで理解してよろしいでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) この基本構成を副町長にいつできたのと言って、今見たぐらいですから、内容的にまだ把握もしておりません。12月にできているんですね。私は丁度入院してましたので、見てませんでした。ざっと今見たわけなんですけれども、そういう状況ですから、これから十分協議をしていきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 担当課にちょっと言いたいんですけれども、なんでそういうことになっているんですか。町長は私たちと同じで、こんな大事なことを今初めて見たと言っているんです。ちょっと説明してください。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) 予算のときにはここまではきておりませんので、平成26年度補助金要望書は見させていただいております。それと、昨年の予算委員会のときのやつは持っておりますけれども、この12月につくったやつについては、こういう小冊で見たのは初めてですよということです。ちょっと見たら、昨年つくったやつからみたらかなり内容的に発展しているなというふうに思いました。そういう意味で、初めて見たということです。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 実は、私、このツーリズムについて昨年も言いましたけれども、まったく反対するものではないということも含めて、いろいろお話をずっとしておりまして、12月の定例会に町民の何名かからツーリズムについてどうなっているのか聞けと言われたんですけれども、私は、まだ事業期間が3月まであるので、まだまだ先でないと町だってなかなか言えないだろうということで、私は拒否をしていました。今回また、修正動議を出せという話もたくさんありました。私は同じように、ツーリズム協会がこれから新年度どういうかたちで、どうしようとしているのかわからないのに、それを受けて現段階で出すわけにはいかないだろうということで、いろいろありました。したがって、私は今回まで何もこのことについて手をつけていないんです。そして、先ほど町長が言われましたように、財源を含めてどんとあればすぐにつくってあげて、町民が主体となって努力して、町の活性化を図ってやろうと言って頑張るわけですから、こんなものを反対する町民はいないだろうと私は思うんです。
ただ、貧乏な町が大きな施設をどんどんつくったりすることがなかなか叶わないので、ここで止まっているという状況にあると、私は思っているんです。
したがって、町長が言われましたように、宿泊施設についても町ではなく、民間がやるという方向で努力をしているということを受けて、この計画がどういう変遷をするかわかりませんけれども、このことを受けて、努力をしてもらうよりないのかなと、私は今のところそのように考えているんですが、どうでしょう。
○委員長(口田邦男) 町長。
○町長(高薄 渡) 私も、原委員のご意見と大差変わらないわけでありまして、町民の皆さんもこういうもので前へ進んで行くべきだと、こういう声はかなり受けております。今おかれている立場のなかで、実際に会場がないということは、大きなネックになっています。ただ、室内的にはやれると思うんです。バレーボールにしてもバスケットにしても卓球にしてもその他にしても、選手を呼んで何回かやっているわけですから。室外の件については若干、サッカーの部分については不足しているということでございますので、既存の天然芝があるのは御影を入れて2面あるわけでありますから、クレイは無理ですけれども、子ども達の小さいのはクレイでも少しはできるかと思うんですが、人工芝をどの町村も目指してつくっていくと思います。したがって、そのことについては、鋭意努力をして、財源を見つけていかなければならないだろうと思います。
この他、さまざまな合宿に取り込んでもらえれば、町の活力を生んでくるというふうに期待をしているところであります。
○委員長(口田邦男) 他にありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第7款1項2目、観光費、148頁・149頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 常々思っていて、いつも忘れていたことが1件ありまして、この頃、車に乗るのを忘れて、よく汽車を利用することがありまして、清水の駅に行っていつも感じることなんですが、清水の駅の中に大きな観光の看板がありますが、防水措置をしてあると思うんですが、あれをどうして中に入れているのか、いつも疑問に思うんです。あれを外に出したらどうでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参(真野 篤) もともと、あの絵柄については国道274号線と38号線の交わる情報センターの屋内にあったものをコピーして駅に置いたんですけれども、なかなか情報発信する拠点がないというなかで、私どもはたまたま国道際の牛玉丼のPR看板を設置した年に、たまたまJRさんとの協議のなかで、局長さん等の許可を得て、屋内の乗客の方々にPRしようという目的で屋内に設置した経緯がございます。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 経緯はわかりました。私の言っている屋内より屋外のほうがかなり効果があるのではないか、出せないかということについてはどうですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 先ほどの冒頭に説明しました駅前広場等の古いブロンズ額の看板の中身については、今年度予算のなかで見直しをかけてつくり変えようと思っております。ただ、駅のロビーにある絵柄をそっくりコピーするようなことは、考えておりません。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 私は、コピーという話はしてないんです。あれをはずして外に出したらどうだということを言っているんですが、どうですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課参事。
○産業振興課参事(真野 篤) 説明不足の部分がありました。あそこのなかに設置する条件の1つで、裏側に自販機があるんです。ですから、自販機の裏の部分を体裁よくするということが、JRの1つのご了解の部分でありました。ただ、屋外に設置するとなると、かなり表面を光沢するだとか、設置場所に工夫なり費用もかかると思いますので、内部とも検討させていただきたいと思います。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 検討するということなので、わかりました。
もう1つ別なことがあるんですが、フロイデ温泉の看板があちらこちらにたくさんあります。あれは町の物なんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 今の物件につきましては、温泉施設の譲渡の際にすべて業者のほうに譲渡しております。
○委員長(口田邦男) 原紀夫委員。
○委員(原 紀夫) 温泉施設の譲渡ということは、買受者の財産ということですよね。すると、町はどういう対応をしていたかわかりませんが、民間の土地に建てたりしていたら、貸借料を払っていたりしていたこともあるのかなと思うんですが、そんなことはないんですか。あのまま、ほっておくよりないと、フロイデ温泉はやっていないんだけれども、向こうに売ってしまったんだから、フロイデ温泉矢印ついてこちらって言って、あのままにあるのをどうしたらいいのかと会社に言っても、手も足も出ないということなんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 原委員ご指摘のとおりでございます。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 項目に上がってないので、ここでご質疑していいのかわかりませんけれども、先ほどから出ている特産品の開発だとか、独自のブランド化を目指して、清水情熱会議という事業が行われていると思うんですが、これは、町ではしっかり支援を行っているんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 今年度につきましては、観光協会の補助金の中に、物産振興を司るという団体の運営費として500千円の助成をするかたちの予算を計上してございます。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) 観光協会の事業として行われているということではないんですか。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 観光協会の中の1団体に属して、物産振興を図るという意味で助成対象の団体としております。
○委員長(口田邦男) 角川徳寿委員。
○委員(角川徳寿) ということは、事業内容とか今の経過とか、どのような成果が上がったということは、ここには全く見えてこないということですね。
○委員長(口田邦男) 産業振興課長補佐。
○産業振興課長補佐(高金信昭) 予算上は載せてございません。
○委員長(口田邦男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第7款1項3目、観光施設費、149頁・150頁の質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) 次に、第7款1項4目、消費経済費、150頁・151頁の審査を行います。
質疑ありませんか。
西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 消費経済費で、消費生活相談員の業務委託料があるんですけれども、最近、振り込み詐欺だとかいろいろいっぱいあって、相当忙しいと思うんですけれども、これは1人の方の委託料ですか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課参事。
○町民生活課参事(高橋覚史) 2名の方の相談員・専門員の内容となっております。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) 2名の方の委託料ということですけれども、これはもう少し金額を上げてあげたほうがいいのではないですか。相談がたくさんあって相当忙しいと思うんですけれども、これは年間どのくらいの相談があるんでしょうか。
○委員長(口田邦男) 町民生活課参事。
○町民生活課参事(高橋覚史) 1点目の単価については、今現在1,500円になっていますけれども、2、3年前に単価を上げた経過があります。積算内容といたしましては、年間243日ということで1日5時間かける1,500円で1,822,500円という内容になっております。
年間の相談数ということで、平成24年度につきましては大きな事案はありませんけれども106件の苦情等々で、救済率といたしましては99%程となっております。
○委員長(口田邦男) 西山輝和委員。
○委員(西山輝和) わかりました。救済率も99%と、すごい成果をあげているわけですから、もっと払ってあげてもいいのではないかと思います。
いいです。わかりました。
○委員長(口田邦男) その他質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(口田邦男) 質疑なしと認めます。
○委員長(口田邦男) これで、商工業費の審査を終わります。