北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成26年第5回定例会(6月17日_日程4)

○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。
 町長及び教育委員長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。

○町長(高薄 渡) 6月1日現在の農作物の生育状況等につきまして、ご報告申し上げます。
 今春は、積雪量が少なく凍結による小麦と牧草への被害が心配されましたが、大きな影響もなく3月の好天により雪解けも進み、連休前にはてん菜の移植、馬鈴薯の植え付けが終了いたしました。
 しかし、4月29日に霜が降りたことにより、移植を終えたばかりのてん菜約123ヘクタールとアスパラ約1.8ヘクタールにおいて大きな被害が発生し、補植・直播などの作業が行われましたが、約12ヘクタールについては他の作物への播き直しとなったところであります。
 また、デントコーンや豆類の播種作業につきましては、デントコーンは5月12日、大豆は5月18日、小豆は5月21日、菜豆類は5月31日にそれぞれ播種最盛期を迎える等、平年より1日から4日早いという進捗状況となっております。
 主な作物の6月1日現在の生育状況は、大豆は1日早く「並」、てん菜は2日早く「並」、牧草も2日早く「並」、秋まき小麦は4日早い「やや良」となっておりますが、出穂(しゅっすい)が早すぎて、短稈(たんかん)であったり、干ばつにより茎数が減ったことから、収量の減が予想されております。
 デントコーンは、小雨乾燥による発芽障害は見られないものの、豆類については発芽障害、また、牧草においては草丈が短いまま出穂期を迎えることで収量への影響が懸念されており、今後の農作物の順調な生育に期待しているところであります。
 以上、6月1日現在の農作物の生育状況等についての行政報告といたします。
 なお、今後におきましても、農業関係機関と連携のもと適正な管理作業などの指導に万全を期して参りたいと考えております。

○議長(加来良明) 次に教育長。

○教育長(伊藤 登)  清水小学校での給食時に発生した異物混入につきまして、ご報告申し上げます。
 5月22日午後0時30分頃、清水小学校の給食時に、配膳のためご飯バットから取り分けしたご飯の中に、異物が混入していることを児童が発見いたしました。
 すぐに担任より連絡があり、栄養教諭が金属ナット1個(直径10ミリ、厚さ4ミリ)の混入を確認、教室で異物内容を説明し、給食指導を行いました。
 給食時間終了後、給食センターにおいて、給食センター職員と栄養教諭が調理場内の機械器具を点検し、連続炊飯機の米排出装置の金属ナットがはずれていることを発見、確認いたしました。
 機械器具の点検につきましては、分解ができる調理機械・機器は日常的に調理員が行っていますが、連続炊飯機の固定機械は日常の目視確認のほか学期ごとに点検を実施していました。
 連続炊飯機について再点検を実施し、ボルト・ネジ等の増し締めを行ない、はずれた金属ナットにつきましては、座面が滑り止めタイプのものに交換をし、ボルトにもシールテープを巻いて、緩まないような対策をとりました。
 教育委員会といたしましては、このたびの異物混入を重大に受け止め、今後は、調理作業等の行程での異物混入防止対策と、異物混入の際の対応としての危機管理マニュアルを作成し、安全管理の徹底に努めてまいります。
 以上、学校給食での異物混入についての行政報告といたします。


○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) ただいま、説明を受けました給食時の異物混入の件で、お尋ねをします。連続炊飯機の米の排出装置の金属ナットが外れたと、こういうことですが、以前、3年ほど前に所管事務調査で委員会が学校の給食関係について調査をしたことがございます。この際にも、この機械にかどうかわかりませんが、大型機械等については10年くらい経っていて、修理をしながら使っているんですよと、このような報告があったと思います。このへんを絡めて、古い機械だからだめだということではなくて、今回、提出されておりますように、日々点検を密に行って、しっかりと使いこなせば、どんな古い機械でも相当使っていけるというものもあるのかもしれませんが、先ほど申し上げた古い機械についてどういう対応をしているのか、まったくいままで、ここで言っているように点検をする際には、毎日点検するのではなくて、相当離れたような点検の仕方をされていますけれども、この現実はどうなのか、このへんを1点お尋ねをいたします。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(菅野靖洋) ただいま質問にありましたとおり、器具等につきましては、古いものにつきましても先ほど申し上げましたとおり分解できるものにつきましては毎日点検をしています。また、分解できないものにつきましても目視の点検ということを毎日行っている状態ですが、それにつきまして、今後、きちんと目視の点検を進めていきたいというふうに考えております。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 日々点検をして、分解をして、組み立てて、このへんの工程の関係で、専門家が責任をもってやるのと違って、素人感覚で、どういう機械か見たことありませんから、深くは言えませんけれども、そのへんについて、このなかでも増し締めをしたということがありますけれども、これは締めればいいというものではなくて、締めすぎて逆にだめになるということだって十分先ほどの落下したものの大きさからみてもありますので、専門的な立場から見て、いろいろと機械をつくっているところの取扱いの指導を受けているとかっていうことであれば別として、素人感覚であんまりやりすぎると、逆に故障する原因になるのではないかと、こういうことを私は懸念されると思うんですが、ここで聞いても無理なのかもしれませんが、今後の対応としてそのへんも含めてしっかりやってほしいなと思うんですが、どうでしょう。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(菅野靖洋) 分解の清掃につきましては、機械についてのマニュアルがきちんとありまして、それに基づいて毎日分解をして清掃をしています。原議員が申し上げたとおり、目視の点検、増し締めにつきましては、言われるとおり、締めすぎるとボルトが切れるという状況になりますので、納入業者を呼びまして、どのように毎日点検をするかということをもう一度確認して、今やった状況にあります。

○議長(加来良明) 次に質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) この行政報告につきまして、正直に言いまして、今、なぜ今日なのかなという感じが強くしております。それでですね、これは事前に先に内容3、4点質問したいのですが、町長がこのことを知ったのはいつなのか、日にちだけで結構ですから教えていただきたい。
 それで、今度は教育委員会のほうなんですが、これは、流れから見て、今まで議会に伝える何らかの方法が十二分に時間、日数があったというふうに思います。これは、私はそんなに性格が悪いつもりはしてませんが、最終的に新聞に発表になって書いたから、これは隠しようがないだろうと、急遽、行政報告をしなければだめかなと、その程度の思いで本日の追加として出てきているというふうに私は理解しております。流れから言って、どう、素直に解釈してもそのようにしか思えない。それを根底に教育委員会の中身に問題があるのかなという疑問までもっております。
 それで、1点目、なぜ今日こういうかたちで行政報告をしなければならなかったのか、あるいはする気になったのか、このへんをまず1点伺いたい。
 2点目に、今朝見た文章ですから、解釈の違いがあるかもしれませんが、現場でこうします、ああしますという対応は書いてあります。これを見ている限り、すべて現場の責任です。少なくても教育委員会のトップのほうには報告だけ聞いて、それに対応したと、だからいいでしょうとしか思えない。飛んだ質問になりますが、教育長、これは給食センターのなかを今までに何回見に行かれましたか。それらを踏まえたなかで、机上で聞いて、報告があって、答えを出しているという感じがするので、現場を見れば、原議員が言った現状、教育長は現職としていろいろな経験をされているわけですから、教育長の目から見たらかなりいろいろな対応の仕方があるのではないかなというふうに感じるんですが、そのへんが全く見られない。
 3点目、実は私、学校のなかはわからなかったんですけれども、ある父兄の方が、私から聞いたのではなく、向こうから来たんですが、1クラス、ナット1つだから、当然1クラスにしか出てないんですが、出た、そこの対応はしたと、だけど、他のクラスや他の学校にはなんら連絡をしていないというふうに聞いております。ですから、1クラスだけはその給食は食べられなかったという話を聞いているんです。それについて、食べられないで終わらないで、そのあとどういう対応をしたとか、子ども達の食事を抜くわけにはいきませんから。複数いる家庭のお母さんなんですが、他の子は何も知らずに食べましたと言うんです。このへんからいったら、こんな急遽追加で出てくるような行政報告ではないでしょう。私は、一般質問でもきついお話もしていますが、体質的にやはり、そういうものがちらちらと見えるんです。
 そのへんの3点について、限られた回数ですので、その3点をまず答えていただきたいと思います。先に、町長がいつこの事故を知ったか、報告を受けたかということを先に町長のほうからお答え願いたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 まず、町長。

○町長(高薄 渡) 残念ながら、私への報告はありませんでしたので、新聞を拝見して、副町長から本日のこういうことだということをお聞きしたところでございます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。
 教育長。

○教育長(伊藤 登) 私のほうから、私に関わる部分で答弁をさせていただきます。
 まず、何回行ったというお話でありますけれども、当然、管理運営委員会もありますし、モニター会議もあります。日常的には毎日というわけにはいかないので、休みごとの清掃のあととかいろいろ行っている回数はありますけども、私も機械のほうは専門家ではないので、点検というかたちでなく、きれいに清掃がなっているかどうかという部分については確認をしているところであります。直すところについては、岩見沢の給食の事件があった以降、衛生面については特に気を付けているという状況でありますので、私が行ったときはそのへんを重点的に点検をしています。職員にも、その部分について床のはがれだとか壁の汚れだとか、いろいろと日常点検するようには厳しく言っているところでありまして、幸いに食中毒等は出てないという状況でありますので、今後もそのまま続けていきたいとこのように思っているところであります。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(菅野靖洋) 3点目についてお答えいたします。
 5月22日午後0時30分頃異物の混入を発見したということで、系列的にはそのようになっております。その時点で、担任が異物をもって職員室に伝えに来ています。そこで、栄養教諭がすぐに教室に行くと、一部の子どもがすでに給食を食べ始めていた状況でした。そのなかで、ナットを見て、連続炊飯機のボルトということがわかりましたので、その点について、児童に説明をして、混入したことを謝罪しております。あと、他に何も入っていないことを確認して、ごはんについては食べたくなかったらごはんは残してもいいよというふうに指導をしています。
 結果、ナットが入っていた教室につきましても、全員が給食をとったという状況になっています。
 それにつきましては、午後1時25分に給食センター所長のほうに連絡がありまして、そのボルトの欠落部分を確認しています。その後、1時55分に私のほうにセンター長のほうから報告がありまして、その部分について調べて、結果につきましては、今、行政報告を上げましたことにつきまして、校長先生のほうになんですけれども電話でお伝えして、次の日に文書で学校のほうに説明をしているという状況です。

○議長(加来良明) 答弁について、議会に対する報告、説明の時期がなぜこの時期になったかという質疑がありましたけれども、その点についての答弁がされてないようですけれども、答弁をお願いします。
 学校教育課長。

○学校教育課長(菅野靖洋) 私の判断としては、その時点でいいという判断をしていましたが、先日の新聞報道もありましたし、そのへんについては、よく考えてみますと対応についてもっといろいろやることがあるんではないかという判断をしまして、今回、行政報告をしました。
 また、この行政報告のなかにも書いてますとおり、異物の混入の対策ですか、あと、危機管理マニュアルを作成して、統一した対応を今後とっていきたいと考えています。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司)
 まず1点目の町長が聞いていないと、聞いてないという言い方はおかしいんですが、正式な報告があがってなかったということで、なぜ町長に聞いたかというと議会に提案される資料というのは、私がああだこうだ言うものではなく、町長の名において提案されてくるわけですから、そういう部分では、町長が知っていたか、知っていないかというのは、流れとしてどうなのかなという感じがしているんですが、町長はかなり遅く聞いたというふうに捉えていますので、それはそれとして、今の1点目のなぜ今議会にというのが、この文書をみたらこんなに日にちをかけなくたって、そして、町長サイドもよくいろいろあります。大きな計画等々があれば全員協議会等でもいろいろとお話を伝えてもらえる、そういう話というのはあるわけです。そういう機会はあったんです。何も答えが出なくたっていいじゃないですか。現実にこういう事故がありましたと、速やかな対応を今やってますと、今後どういうふうなことがまだ残ってますとか、それだけまず伝えればいいじゃないですか。12月のこの新聞を見て、議員は承知したんですよ。ほとんどの方は。そのへんをどう捉えておられるのか。内容的に小さな事故、今後の対応としては逆に教えをいただいたと思ってますよ。教育委員会で。それをマイナスにしないでプラスの方向に、当然のことです。そこに至るまでの経過というのは、前にも何かでありました。どなたか、芸術高校の関係かな。話がありました。それは、誰がどうこうという、担当者は別として。新聞等で先に知るんです。
 あと、行政報告の件でなぜ今かという話の続きなんですが、課長が必要だったかなかったかという判断をしたっていうのは、これはおかしいです。現実がそうであったとしても。僕は課長を攻めているんではないです。教育委員会のなか、これは今、なぜここだったかというのは、責任ある立場で答えるべきではないですか。課長が判断したなんていうことはありえないです。そのへんについて、再度お聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 中島里司議員、今の質疑のなかで12月の新聞でと言いましたが、12日と訂正、8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 大変失礼いたしました。
 6月の12日付の十勝毎日新聞に訂正をさせていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を受けます。 
 教育長。

○教育長(伊藤 登) 大変失礼いたしました。
 私の立場から申し上げたいと思います。
 報告が非常に遅れたということは、真摯に受け止めております。その経過についても、いろいろと内部で協議した結果、こうなったということでありまして、決して隠ぺいするとか、そういう状況ではないということで、その後の対応についても、どうすればいいかという検討をしながら今日に至りました。大変、先ほども原議員の指摘のとおり、遅れたという部分につきましては申し訳ないなと、このように思っているところであります。今後につきましても、そういう部分を職員の報告を受けながら早い段階で判断をしてもらいたいと思います。
 今回、遅れた部分については、学校長等々と相談したということをあとから聞いたわけですけれども、そのへんも含めて、先ほど申し上げましたとおり、危機管理マニュアルを作成して、処理事項等々についても手続き等についても整備して、それに則って処理をしていきたいと、このように思っているところであります。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 1点目の、これ3回目の質疑だから、これで1点目終わるわけですが、教育長、今の話の答弁もおかしい、変なんです。校長は今4人でしょ。今回の件は1つの学校の問題ではないでしょ。たまたまそれが清水小学校の給食のなかに入っていたということは、よそにいった可能性もあるんです。違いますか。そうでしょ。たまたま清水小学校の5年生のクラスにそれが出たで、合同給食なんだからどこにいくのかわからないわけです。それは課長権限ではないです。教育長が速やかに4人の校長を集めて、そういう協議をすべきではないですか。報告をして。学校として、今後どういう対応をとれるかというそういう議論をするべきではないんですか。これは20日間経ってるんです。今日、議会に出てくるまでに。
 教育長の答弁は、校長と相談したようなことを言うのはおかしいです。そのへん教育長、これ最後だからどんな答弁でもできないけど、私は、この報告書を見て、遅れたという部分を本当に感じているなら、行政報告にその文面が入ってしかるべきだと思ってました。それは一切ないです。だから、質問がなかったらお詫びも何もないんです。そういう考え方が、どうも私は、その流れの今まで、決して教育委員会のうんぬんではないんですけれども、どうもそのへんが納得というか腑に落ちないというか、仕方がないなというところまで納得できない部分があるんです。それで、なぜ遅れたかということのなかに、校長会等と今言ったようなことで、そのへんについて1点目の質問の3回目を答弁願いたいと思います。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(伊藤 登) 遅れたという原因のなかに、職員の部分もありますけれども、最高責任者は私ですので、職員のことうんぬんではなく、これからどうするかということも含めて、いろいろと協議をしている段階であります。
 遅れたことに関しましては、大変申し訳ないなと、このように思っているところであります。お詫びの言葉がないというお話でしたので、言葉のなかには、ここの文字のなかには入っていませんけれども、重々そのへんも含めて、気持ちのなかではお詫びをしているということを思っておりますので、どうぞご理解をお願いしたいと思っております。また、その後の対応につきましては、ご指摘のとおり、各学校に全保護者に対してお知らせをして、お詫びを申し上げていると、このような状況でありますので、それも含めてご理解をお願いしたいと、このように思っているところです。

○議長(加来良明)
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 1点目については終わりますが、教育長、やっぱり、今の話ではすっきりしないんです。これは質問ではないです。答弁のなかに気持ち、今日出てきて気持ちを感じれといったって感じれるわけがない。それだけ付け足して言っておきたいと思います。
 次に、今一通り2点目、3点目も出てきたわけですが、教育長改めて、どうもやはり2点目の委員会の対応ということで、教育長が今言われたなかに、現場まかせ、これは給食センターばかりではないです。非常に現場を多く持っているのは教育委員会だと思ってます。福祉の関係と教育委員会が特に多いと思っています。そのなかで、現場まかせにしていて、その対応とかいろいろな動きというものが、今最高責任者は私だという話がありましたが、それも気持ちはありますよと、気持ちはありますけど皆さんがやっているんだからということに、そういう発想になってしまっているんじゃないかなと、そのへんを改めて現場とやはり教育長が1年に1回か2回動けば、現場は緊張します。対応も考えます。職員というのは皆そういうものだと思っています。そういう部分では、何か相談があっても現場を把握していない、知っている、知らないなんてどうでもいいんです。技術屋さんじゃないんだから。どう対応できるかという総合的な判断を速やかに出してあげるのがトップの役目でしょ。そういう部分からいったら、何か現場現場で、現場からあがってきたことでなければ、何も指示してないように思うんですが、それを2点目として、教育長どのように感じておられますか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(伊藤 登) 決して、軽く思っているわけではございません。一言一言、現場に行ってないとか、先ほども申しましたように、現場も行っています。ただ、適切な指示かどうかということは、職員の受け止め方でありますので、そのへんは察することはできないんですけれども、ただ、今回の事件があったように、やはり、対応が甘かったのかなということは認めざるを得ないという事実であります。
 今後におきましても現場に行って、決して、今もそうなんですけれども、現場に任せきりということにはなってないということだけは、ご理解をお願いしたいと、このように思っているところです。
 私達もいろいろと現場をたくさん持っているというご指摘があったところですけれども、そのようななかで、最善を尽くして管理・運営をしているところでありますので、今後につきましてもそのへんについては従前どおり厳しくやっていきたいと、このように思っておりますので、ご理解のほどよろしくお願いを申し上げます。

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) これは質疑ですから、やりとりしてても根本的な思いが違う部分がありますが、合意する部分というのはなかなか見つからないかもわかりませんが、ただ、やはり、本質的なものとして、私は他もありましたけども、トータル的に今回の事件で特に感じたのは、対応は本当に速やかにやったんだなというふうに感じてます。現場の対応は。なのにという疑問がたくさん残ってくるんです。私は、言葉で1回も意識して使わなかったんですが、隠ぺいという言葉は使わなかったんです。だけど、隠ぺいのつもりはありませんとあえて教育長のほうからあったんです。これが逆に疑いたくなるんです。私が言ってないことを変なほうに引っ張らないほうがいいです。でなかったら、これは簡単に報告できたはずです。こんだけスムーズに内部処理してるんですから。何も恥じることはないでしょ。間違いは間違いで、事故は事故だもの。それからいくと、私は全体の対応を学校と一体となった対応、父兄に対する不信感、これは学校にお願いしなければならないことがたくさんあります。それが1クラスだけということではなくて、改めて全体のなかで、新聞に先に出たんですから、まだ父兄で持っている人いるようです。そのへんについて、最後の質問にしたいんですが、校長・教頭ともども、1つの学校ではなく、本町の学校の給食の対応という部分で、しっかりとした協議をする考えを改めてありませんか。

○議長(加来良明) 教育長。

○教育長(伊藤 登) いろいろなご指摘をいただきました。結果、全保護者に、先ほど申し上げましたとおり、ちょっと遅くなったんですけれども通知をさせていただいたということであります。今後におきましても、こういうことが二度と起こらないように、また、報告についても慎重に判断しながら、早い時期に報告ができるような体制づくりというか、そういうのに向けて努力をしてまいりたいと、このように思っているところであります。
 今回、こういう事故を起こしたことに関しましては、教育委員会といたしまして大変申し訳なかったと、このように思っているところですので、お汲み取りをお願いいたします。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) 今、聞いていて、対応が遅いなということは分かったんですけれども、子ども達がこの給食をすくっていて見つけたということですけれども、担任の先生が報告を受けてから、これから校長にすぐ報告をする、すぐ教育委員会に報告をするという、そういう手順がちょっと遅いのではないかなと思うんです。このへんをきちんと改善しないと、たまたま、今回はナット1個だっただけですけれども、かならずああいうものにはワッシャーが何個かついていて、落ちないようになっているはずなんです。だから、他の学校にも行く可能性が絶対あるので、こういう事故が起きた場合、すぐに現場間に連絡がいって、子ども達に食べるのを他の学校にも連絡をしてちゃんと点検をしながらごはんを食べてくださいとか、すぐ連絡するようなきちっとしたマニュアルをつくらないと、対応が遅いと思うので、これを十分気を付けてやっていただきたいと思います。

○議長(加来良明) 学校教育課長。

○学校教育課長(菅野靖洋) 西山議員がおっしゃるとおり、確かにマニュアルにつきましては早急に策定して、4校が同一的に4校と教育委員会と行動をとれるようにということで、マニュアルをつくって対応をしていきたいと考えております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
 これで、行政報告を終わります。