北海道清水町議会

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平成26年第5回定例会(6月24日_日程7)

○議長(加来良明) 日程第7、決議案第1号、TPP協定から十勝を守り抜く決議についてを議題とします。
 職員に決議案を朗読させます。事務局。

○事務局長(佐藤秀美) 決議文を朗読いたします。
 「TPP協定から十勝を守り抜く」決議
TPP協定交渉については、5月12日から首席交渉官会合、5月19日から閣僚会合が開催され、共同声明には「関税の取り扱いなど市場アクセスの分野と貿易や投資に関するルール分野について集中的に取り組む道筋を決めた」と明記し、交渉妥結に向け交渉参加国が継続して努力する姿勢が強調された。
 今後、TPP交渉参加国は、7月の首席交渉官会合に向け、二国間交渉を重ねていくとしており、早期妥結を目指した厳しい交渉を重ねていくとしており、早期妥結を目指した厳しい交渉を重ねていくことが想定され、緊迫した局面がさらに続くものと考えられる。また、先般、大筋合意に至った日豪EPAにより、TPP交渉のなし崩し的決着にもつながりかねない懸念がある。
 十勝では、基幹産業である農林水産業を中心として、食産業や運輸・流通などの関連産業と連携した取り組みが盛んに進められている他、製粉工場、製糖工場、でん粉工場及び乳業工場などが地域の雇用を支えている。TPP協定への参加は、これまでの地域振興の努力と逆行するものであり、地域の経済は甚大な影響を受け、地域社会が崩壊することが懸念される。
 我々はこれまで、TPP協定が国家主権を揺るがすISD条項や、医療・医薬品、金融・保険、公共事業、職の安全基準・表示義務など、国民一人ひとりの暮らしや地域社会の将来に極めて大きな禍根を残す重大な問題であることを繰り返し訴えてきた。今後も、各団体・機関・地域住民との連携を一層蜜にし、地域の産業・経済や住民の生活に影響が生じると見込まれる場合には、TPP協定交渉から撤退することを求めるための、強力な運動を引き続き展開する。
 以上、決議する。

○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。
 中島里司議員。

○8番(中島里司) ただいま、TPP協定から十勝を守り抜く決議につきまして、本議会としても今までも決議をしている、あるいはいろいろな部分で意見書も出しているところでございますが、改めまして、まだまだ交渉について、参加について予断を許さない状況にあるというふうに思います。当然、十勝の農業を守るという部分からも引き続き強力な運動を進めてまいりたいと、その意思を当議会でも改めて皆様方のご賛同を得て決議していきたいと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これから、質疑を行います。
 質疑ありませんか。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

 (「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、決議案第1号、TPP協定から十勝を守り抜く決議についてを採決します。
 この採決は、起立によって行います。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 (賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、決議案第1号は原案のとおり可決されました。