北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成26年第6回臨時会(7月30日_日程4)

○議長(加来良明) 日程第4、平成26年度清水町一般会計補正予算(第4号)の設定についてを議題とします。
 本案について、提案理由の説明を求めます。
 副町長。

○副町長(金田正樹) おはようございます。議案第64号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第4号)の設定について、ご説明を申し上げます。
 総額に、歳入歳出それぞれ8,134千円を追加し、それぞれの総額を7,629,074千円とするものです。
 歳入よりご説明を申し上げます。
 6頁をお開き願います。
 12款1項2目、衛生費負担金、それと中ほどになります、14款1項2目の衛生費国庫負担金及び一番下の15款1項2目、衛生費道負担金の3件につきましては、未熟児養育医療の給付対象児の増によりましてそれぞれ徴収金を75千円、国庫負担金を408千円、道負担金204千円を追加するものです。
 12款にお戻りいただきまして、1項3目の農林業費負担金につきましては、農業基盤整備事業として実施いたします暗渠排水工事の調査・設計終了による工事費用の積算精査によりまして、工事費用の増額が必要となりました。これに伴いまして、受益者負担金1,835千円を追加するものです。
 下の7頁にまいります。
 17款1項2目、特定寄附金につきましては、図書購入の指定寄附1件を賜りまして35千円を追加するものでございます。
 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算におきます調整額といたしまして5,577千円を追加するものでございます。
 続きまして8頁、歳出の補正でございます。
 3款1項8目、世代間交流センター運営費、15節11番、世代間交流センターボイラー等更新工事につきましては、燃焼部の破損等によりましてボイラーの更新を要しますことから、更新工事費3,770千円を追加するものです。また、その上の11節50番、施設修繕料につきましては、当初予算で計上しておりましたボイラー制御盤の交換費用が今回の更新工事の実施により不要となりますことから399千円を減額するものです。
 続きまして、4款1項2目、保健予防費につきましては、先ほど申し上げました未熟児養育医療の給付対象児の増によります給付費893千円の追加でございます。
 下、9頁にまいります。
 6款1項6目、土地改良事業費につきましては、暗渠排水工事の調査設計終了による工事費の積算精査によりまして、工事費1,835千円を追加するものです。 
 7款1項1目、商工振興費につきましては、地域住宅リフォームに係ります申請件数がすでに31件となっており、今後さらに30件程度の申請が見込まれますことから、奨励金3,000千円を追加するものでございます。
 2目、観光費につきましては、先の定例会で補正予算を計上いたしました清水町花火大会補助金につきまして、花火大会実行委員会より寄附金だけで開催ができる見込みとなったことから、補助金要望書を取り下げるとの申し出が7月15日にありましたことから、補助金1,000千円を減額するものです。
 次に10頁にまいります。
 10款5項4目、図書館・郷土史料館費につきましては、図書購入特定寄付を賜りまして、図書購入費35千円を追加するものでございます。
以上、一般会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。ご審議よろしくお願いいたします。

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
 質疑ありませんか。
 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) 花火大会の補助金の減額についてお伺いいたします。
 この件については、先の議会の補正予算で提案され議決されたものであるんですが、今回はこの1,000千円全額を減額補正するというものですが、この間わずか1カ月ちょっとしか経っていないが、この期間に何があってこうなったのか、町民によくわかるように詳しく説明していただきたい。
 2項目目、先の議会で町の説明では実行委員会による前年度の花火大会の決算書は町は求めないで、要望書により補助金1,000千円の補正予算を提案したが、前年度決算書を求めない理由は、町が前年度補助金を出していないためという理由でありました。この決算書を求めるのは補助金が適正に執行されたかどうかを審査するものではなく、もちろん前年度は補助金を出していないのだからその必要はないのですけれども、前年度の事業規模や収支決算、繰越金などをしっかり確認したうえで町としてどの程度の補助金を今回出すことが妥当なのかを判断する材料として、欠かせない資料であったはずであります。そのへんについて説明をお願いいたします。
 3項目目、今回、補助金を全額減額する、補助金を出さないとした理由は何なのか、詳しく説明してください。先に要望のあった実行委員会から、今度は補助金を辞退するということですけれども、そのへんはどうなっているのかを教えていただきたいと思います。
 4項目目、先ほど寄附金が多く集まったというようなことでございますけれども、この寄附金が多く集まった場合、最初からこういう補助金の要望を取り消すというようなことはあったのかどうかお聞きしたい。
 5項目目、実行委員会から町に要望があり議決した補正予算を、今度はその実行委員会のほうから辞退の申し出があり、町がそれを認め、補正予算を減額することに対して、当初補助金はなぜ必要だったのか、その後補助金はなぜ必要でなくなったのかの両方を説明してください。
 6項目目、6月27日に開催されましたまちづくり基本条例審査会を傍聴したが、委員がこの花火大会の委員会に対する補助金について、当然町は清水町補助金と交付規則と清水町団体活動補助金交付基準に照らし、正規の手続きを踏んで妥当としたから提案したと認識しているが、同案の質問の方に事務局担当課長は、この交付規則や交付基準に沿ってやっている旨の回答をしている。先の議会での答弁とは違う答弁と受け取ったが、担当課長のこの答弁は正しいのか誤っているのか、あるいは先の議会答弁が正しいのか間違っているのか、そのへんをお聞きしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 西山輝和議員の質問に答えさせていただきます。
 まず、第1点目、議決からあまりにも早くこのような事態を招いたということで、あまりにも期間が短いのではないかというご質問でございました。6月定例議会において皆様方のいろいろな論議において議決をしていただきまして、貴重な町民の税金を補助金として議決をしていただきました。それをもって、私どもといたしましては、要望を上げて参りました実行委員会に対しまして、そういう尊いものであるということを説明して、ぜひこの費用を交付申請していただきたいという旨を申し上げましたが、実行委員会といたしましてもそういうような考え方というか、大切なお金を使うという前提に立つということを考えたなかで、やはり自分たちの活動を主として行ってきました寄付活動を積極的に行い、町民の皆様の理解を得ながら頑張ろうという意思が強まったというふうに考えております。
 2番目、前年度は補助金ではないから実行委員会の決算内容を求めなかったということが良かったのかどうかということなんですが、定例会の時もご説明申し上げたとおり、真摯に実行委員会からその内容で要望書が上がっていたということで、補助金の対象事業者ではなかったということを考えまして、それを求めなかったということでございます。
 3番目、補助金を決定いたしまして、実行委員会のほうから取り下げの申し出があったということの理由なんですけれども、1番目で申し上げたとおり、実行委員会のなかでもやはり、議会の議論を踏まえたなかで、町民の意思を考えたなかで、自分達のできることをしようということで、寄附金が予想を上回って収入されたということで、今回申し出の取り下げの文書が出されたということで、こちらとしてはそれを真摯に受け止めまして、今回の減額の補正予算を計上させていただきました。
 4番目ですが、当初から寄付金が集まった場合については、それを取り下げるということになっていたかということでございますが、文書のなかにはそういうことの記載はございませんでした。
 それから、5番目です。議決を要することが必要な要件かどうかということでございますが、これにつきましては、要望内容に補助金の助成が明記されておりまして、これにつきましては必ず議会の議決・同意を求めなければならないということで、それを判断いたしまして定例会に上程したものでございます。
 6番目については、6月27日の基本条例の審査委員会の課長様の答弁については、承知してございませんので、これについては担当する課長様のほうでお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。
 企画課長。

○企画課長(松浦正明) 6番目の関係でございます。
 6月27日のまちづくり基本条例の審査会については、手元に結果報告書を持ってきておりませんので、正確なところはあれなんですけれども、基本的には私の説明不足な部分もあったかもしれませんけれども、考え方としては6月の定例議会の内容とは変わってないと認識をしております。

○議長(加来良明) 質疑ありますか。
 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) 5番目の当補助金はなぜ必要だったのか、その後補助金はなぜ必要でなくなったのかと両方説明してくださいと言ったんですが、そこが抜けています。

○議長(加来良明) 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 申し訳ございませんでした。
 なぜ必要でなくなったかのお答えについて、追加してご説明を申し上げます。
 必要でなくなった理由につきましては、先ほどの何点かのご説明のなかで申し上げたとおり、実行委員会の中で自分たちの活動をしっかりと整えていくということ、寄附活動について努力されたということで、今回予想を上回る寄附金が募られ、それをもって事業が開催されるということで、取り下げの要望が参ったということの内容をこちらが勘案いたしまして、今回の補助金が必要ないということで判断いたしました。
 申し訳ございません。更に、なぜ必要になったかということのご説明も追加してご説明を申し上げます。
 当初、実行委員会様のほうから花火の打ち上げ大会に対しまして、町の協力を得たいということで要望書の提出がございました。その時の中身につきましては、消費税が上がったり、いろいろな経済動向があまり思わしくないということで、なかなか寄附が募られないだろうというような想定の中で、やはり町民皆で楽しむ、福祉に貢献するというような観点からも町の協力を要請するなかで、補助金の要望をされたというふうに考えております。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) こうやって、実行委員会の人達が一生懸命ご苦労をして寄附金を集める担当して、一生懸命やっているわけです。そういうことには、我々も本当にご苦労さんだなと思うんですけれども、僕たちがこうやって議会でいろいろ説明を聞いているなかで、花火大会を我々が真っ向から反対しているというような意見もあるんです。我々は、町民が楽しみにしている花火大会をやめれと言っているわけではなくて、補助金を出すためにはいかに町民の皆が喜んで気持ちよくやってくれるかということをきちっと町側は検証しなければいけないわけです。補助金を出してやるためには。そのへんで検証が足りないからこういう結果になっているわけで、庁内会議をもっときちっとやって意見を交流しないからこういう結果になるんじゃないかと思うんですけれども、そのへんはどうですか。

○議長(加来良明) 西山議員、それは何項目目でしょうか。

○7番(西山輝和) 1項目目です。

○議長(加来良明) 1項目目ですか。
 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 西山議員のおっしゃる検証の部分についてご回答したいと思います。
 当課といたしましては、真摯にというような言葉を何回も使わせていただいたことで、この中身の承認をしたということを反省して、西山議員のお言葉を真摯に受け止めて、今後しっかりと検証させていただいて、万が一またこのような事業の要望があった場合には、誤解のないように進めたいと考えます。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) 2項目目に入ります。
 こうやって補助金をきちっと決める段階で、先ほど言ったように前年度の事業規模だとか、収支決算だとか、繰越金などをしっかり確認したうえでやらないからこういう結果になるのではないかと思うんです。いろいろ町のなかでは、繰越金がたくさんあって、それなのに要望しているということも言われているんです。前年度は補助金を出してないからそれはいいんですけれども、判断材料にするためにそういうものを出してもらって、今回補助金をいくら出したらいいんだという、自分達の庁内会議できちっと検証しないからたった1カ月の間にお金が集まりすぎたからいりませんという結果になるのではないですか。違うんですか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 西山議員のおっしゃることを十分理解いたしまして、今回につきましては定例会で私が回答した内容で進めまして、誤解を招いたということを深く反省いたします。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) それでは、5項目目に移ります。
 これで町は補助金を出さないことに決めるんですけれども、実行委員会から平成25年度の決算書だとか平成26年度の事業決算書を求めて検証するということは考えていないんですか。

○議長(加来良明) 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 現時点においては、この議会の動向というか、減額の部分がどうなるかによっては変わるかと存じますが、これが議決された場合につきましては交付申請がないものというふうに考えておりますので、その場合については実行委員会に対してはそういうものを求めることは考えてございません。

○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

○7番(西山輝和) それでしたら、そういう場合に求めることを考えていないということですが、来年もやるわけですからそういうことが起きないようにきちっとそういうデーターをもらって、きちっと検証してやるというものが必要じゃないかと思うんですけれども、どうですか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭)
 今回の件、それから今後このようなことが事案としてある場合が想定されますので、私どもは真摯に議員のおっしゃることを受け止めまして、それを反省いたしましてしっかりと事務を進めてまいりたいと考えております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 4番、木村好孝議員。

○4番(木村好孝) 今の問題で3点にわたって質問したいと思います。
 1点目は、今回のような補助金について、交付基準でその目的が明示されているんですが、今回のような例が今までもあったのかどうか、1件伺いたいと思います。あったとすれば、その内容もお願いいたします。
 2点目は、前回の議会で補助金の交付にあたっての経過の説明があって、決算書等の資料要求を今西山議員からも質問されてましたけれども、資料要求があったわけです。回答としては要求をしたんだけれどもという回答がありましたけれども、今回の出資金が集まったのでという理由なんですけれども、どうも決算書の要求をしたことが取り下げの原因になっているのではないかというニュアンスがうかがわれるんですが、そのへんをもう一度はっきり理由を説明していただきたいと思います。
 3点目ですけれども、資料要求のなかで補助金団体ではないということで前年度必要ないという判断をされたということがあったんですけれども、交付にあたっての結果から考えて、補助金の交付基準に基づけば資料要求は必要じゃないかと思うんですが、そのへんのお考えを伺います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 木村議員のご質問にお答えしたいと思います。
 まず、第1点目のこのような同じ案件が過去にあったかということでございますが、ないというふうに私は承知しております。
 それから、資料要求に関して、相手方にそういうようなことで申し上げた際に、決算書の要求が相手方に今回のことを動かしたのではないかというようなニュアンスだったと思うんですが、実行委員会様については議決になったので交付申請をお願いしますということは口頭で申し上げまして、一応議会をご覧になってご存じかと思うというようなことをお話いたしまして、それを踏まえまして提出のほうをお願いするということはお話を申し上げました。それ以上のことのこちらからのお話はございません。
 それから3番目、相手方に対して前年度補助団体ではなくても資料要求は必要ではないかということなんですが、定例会でもご説明したとおり、私どもが考えたのは町民有志がこぞって実行委員会を結成しているという観点から、真摯的に受け止めたということで資料要求をしなかったということでございます。

○議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

○4番(木村好孝) 1点目について、今までになかったということで安心しているんですけども、問題は議会で賛否を問うて討論をし、議決をしたわけですよね。そういう面から考えて、今回の取り下げということは前代未聞のことではないかなという感じを私はします。
 それから2点目ですけれども、資料の部分についてなんですが、やはり資料が明確じゃなかったために今回のような取り下げの判断材料が補助金を決めるにあたっての判断の資料というか材料が不明確だったということがあるんではないかと思います。
 3点目ですが、交付基準の5条の5項に(中断)

○議長(加来良明) 木村議員、1項目ずつお願いいたします。

○4番(木村好孝) そしたら、1項目目お願いいたします。

○議長(加来良明) もう1度1項目目をお願いします。

○4番(木村好孝) 今回の取り下げの状況、議会での議決を軽視することではないのかなと考えるんですが、そのへんはどうでしょうか。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 前代未聞というご発言なんですが、そこのところに私は言及はちょっと差し控えさせていただきまして、今回は実行委員会からの申し出をこちらがその内容を確認して受け取ったということで議会のほうに上程させていただきたいということで、回答させていただきます。

○議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

○4番(木村好孝) 2点目との関連なんですが、その判断の材料の資料というのを議会のなかで明らかにするということで前回の議会で話されましたよね。その資料というのを明らかにするということが前提だったと思うんです。その上で取り下げるか取り下げないかも含めて考えていくのが順序じゃないかと思うんですが、そのへんはどうでしょう。

○議長(加来良明) 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 木村議員の今のご質問については、まさしくそのとおりだと私も考えますが、今回は第1点目の再質問のところでお答えをしたとおり、実行委員会様の中の論議がこちらのほうに文書という形で提出されましたので、それを真摯に受け止めまして、このような形で議会のほうに上程させていただきました。

○議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

○4番(木村好孝) 3点目について関連しますけれども、町の団体活動補助金交付基準の5条の5項に補助金等の交付を受ける団体はその会計処理及び使途が適切でなければならないというのが明記されてます。ということは、前回の議会で言われたその資料の請求というのはこの規定にきちっとあてはまるものではないのかと、ですから、補助金を前年度受けてなくてもそういう活動の内容、資金の内容、その他を明確に押えた上で補助金の判断をすべきではなかったのかということを指摘したいと思うんですが、どうでしょうか。

○議長(加来良明) 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 木村議員がおっしゃるとおり、基準ではそういうような規定がございます。この規定につきましては、議決後その補助金に対して団体が交付申請をする際にそういう要求を私どもが団体のほうにする行為となっておりまして、その行為に至る前にこのようなことになったということで、そういうことがなかなかこちらとしては要求ができないという形になっております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 前議会で相当もめにもめて議決されたこの事案が、まさに先ほど前代未聞という意見も出ておりましたけれども、まったく納得しがたいなと、今答弁を聞いておりましてそういう感情を受けたところであります。
 一番、町民含めて議会に分かりやすいのは前議会のなかで言われたように実行委員会から前年度の実績を求めればすぐ解決をするということだろうと、私は思っています。そのことについて参事は先ほどからお答えをしておりますが、どうも求めて相手がどう言ってきたのかということを全く答えておられないので、ここをもうちょっと分かりやすく説明をしてほしいなと思います。私はその部分が欠けていると前議会でも他の議員のほうからも相当多額の繰越金があるというのは私も昨年花火が終わってから聞いておりますので、35万円の額ということについてこれはちょっとどうなんだということがあって、いろいろと不信が募って7名もの議員が質疑をしたという経緯だと思います。したがって、その部分をなんとかして町は相手方に要求をしてすきっとするようにしてもらわないと、私は相当今後についてもいろいろ引きずるんではないかと、こういう心配をしているものですから、まず1問目にそのことについてお尋ねをしたいと思います。
 それと、2問目ですけれども、先ほど担当企画課長が私も基本条例審査会を傍聴させていただきましたが、その際にしっかりと委員の質問に答えて議決された花火大会、補助金についてもこの規則が適用されているという認識でいいかという問いかけをしたのでありますけれども、そのことについて担当企画課長は交付規則だとかあるいは清水町の団体活動の補助金の交付基準に則して行っているという答弁をしっかりしているわけであります。先ほど、参事が言われた要望書が出ているんですけれども、要望書の段階で申請書が出た後にいろいろと手を加えて審査委員会を開いたなかで、いろいろと揉むというようなことを言われたと思うんですけれども、その前段ですでに企画課長のほうからその部分については基準に則して行っているんだということに答えておられるものですから、先ほど西山議員の言っているようにそのへんどうなんだということをお尋ねしておりますので、このへんについても担当課長含めて明確にしてほしいと思います。
 聞くことはたくさんあるんですけれども、私も長くお話をしないでまずまとめていきたいと思います。
 町長にお尋ねしたいんですが、花火大会2日後に行われるわけでありますけれども、私はどのぐらいの寄附金が集まったかは分かりませんけれども、一般的に考えると100万円を可決しているわけですからそれを使用してより盛大な花火大会にするのは一般的な考えではないかと私は考えるんですが、町長はどのように考えておられるのか、私はそこをぜひ聞かせていただきたいとこのように思います。
 それと、いかにこの取下げ事案について町民、議会が納得するような形で収拾を図るかということについて、執行側全体で共有していただいて、ホームページなりあるいは広報なりで町民間のなかに伝わるようにしていただかないと私は困るということを前提に申し上げておりますので、このへんをよろしくお願いをしたいと思います。
 寄附の額が予想に反して多く集まったというようなことを先ほどから述べておりますが、全体で400万円の額で300万円が花火で町の補助金が100万円で花火とこういう話をされておりましたが、700万円、800万円集まったとかということであれば、なるほどなと思うんですけれども、その額について実行委員会から担当課のほうにこのくらいの寄付金が努力をして集まったので町の補助金については辞退をしたいと言われているのか、このへんがもし金額が明確であればぜひお話願いたいと思います。
 あまり言ってもいろいろと大変でしょうからこのくらいにして答弁をお願いしたいと思います。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 産業振興課参事。

○産業振興課参事(高金信昭) 原議員の質問にお答えしたいと思います。
 まず、1番目の質問でございますが、繰越金が35万円という額の根拠でございます。これは私どもが知りえるとすれば実行委員会様から頂いた要望書をもってそれを知りえるという形が私どもの成せることでございまして、定例会の時にも違うのではないかというご質問もございましたが、私どもがそれをどういう方法で突き止めるかということは、行政としてはなかなか如何ともしがたいところがございまして、実行委員会からの合意の中身を真摯に受け止めたということでございます。
 それから、2番目については、審査会の折りの企画課長のご答弁の内容でございますが、一般的な論拠を課長は説明されたというふうに承知しておりまして、基本的には今回の花火大会の補助金につきましては要望書が上がりまして、それを議決していただきまして、それが議決後申請交付に至るということの内容から今回その基準に当てはめながら交付手続きを進めるということで、企画課長が答弁した内容に沿って事務を進めていくというふうに考えております。
 寄附の関係ですけれども、当初の要望の時には寄附金の額を270万円と見積もっておりました。今回、取下げの時に、決算見込み額として計上してまいりましたのが420万円です。総体的な事業は当初の要望段階では4,051千円、今回は4,551千円ということで50万円ほど増額した事業内容で実施するというような運びになるというふうに見込んでございます。

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。
 町長。

○町長(高薄 渡) ただいま、議論をいろいろとしていただいているわけでありますけれども、100万円を交付して盛大にやったほうがいいのではないかと、こういうようなご意見でございますが、私どもとしましては実行する側が主体でございますから、町はそれに町民全体の利益を受けるかどうか、サービスを受けるかどうかということを判断するわけでありまして、それであればやっぱり大多数の町民が期待をし、切々とそれを望んでいるそのものに対して助成措置を取るということで、6月議会から担当のほうで進めているところであります。
 あくまでもこれは予算でございますので、当然余ってくれば各団体全部も返還してもらうことになっております。ですけれども、今回の場合は全面的に頭から寄附金が集まったので取り下げるということでありますから、その中で盛大にやっていただけるものと判断するしかないわけでありまして、町がそれを使ってもっと大きくやれとか、それに伴いますいろいろな角度の経費というのは余分にかかってくると思います。そういう面から見てもそのようなことは町としては申し上げることはできないのではないかという判断に至っているしだいでございます。
 なお、こういう件につきましては、全く補助事業がない中での単独の事業実行予算、あくまでも予算でございますから、予算は計画でありますから、あくまでもその中の事業であります。例えば、それが何らかの資金援助を受ける、要するに寄附だけではなくて、あるいは町の補助だけではなくて、例えば財団からあるいは事業団からといろいろ補助事業でメニューは全国的にたくさんあります。そういうところから地域おこしということで事業を途中で受けたという場合は、今は町を経由しないでやれますから、その場合にはどうしても予算が余ってきますよということで返還しますということになった場合には、これを受けなければならないと思います。そういうことも含めて、今回はなかったわけでありますけれども、過去にはそういう事業団体補助でよそのほうから数十万円の助成金があったということで、例えば全額ではなくても返還ということがありましたので、前代未聞ということではないのではないかなというふうに思っております。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) いろいろと2名の議員の方の質問にお答えをした中で、なかなか難しい事案だなとこんな感じを受けているわけですが、仮に実行委員会が昨年の決算書を町に提出をしたと、その際に昨年の繰越金は35万円だとこういうことで要望書を出しておりますが、うわさのような多額のお金が昨年繰り越されているなんていうことがもし判明した場合には、どのようなことになるのかどなたでも結構ですのでお答えをいただきたいんですが。

○議長(加来良明) 仮定の話で答弁しづらいと思うんですけれども、もし答弁できるのであれば質疑に答えてください。
 できませんか。
 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 仮定の話には答弁できないということですが、一般的に取り下げはしましたけれども、先ほど西山議員も言っておりますけれども、取り下げはしましたけれども、そのような形が出ないと私限らないのではないかという気がいたしまして、町民間でも例えば、昨年の花火大会が50万円くらい余ったって言っているよということではなくて、相当の額が残っていたとすれば相当大きな問題になるのではないかと、仮定の話ではありますけれども現実に仮定の話とはいえ議会で多くの意見を聞いたなかで議決をして、それをいくらも経たないうちに取り下げだということになれば、そのへんをしっかり対応しないとまずいのではないかという気が私はするんですけれども、どうでしょう。

○議長(加来良明) 執行側答弁を求めます。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 休憩します。         

○議長(加来良明)休憩前に引き続き再開いたします。

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 副町長。

○副町長(金田正樹) あくまでもうちが予算計上したのは、前段で要望がありました35万円の繰越ということで計上しております。いろいろ残金があるのではないかという話をされておりましたが、私どものほうはそこらへんは確認もしておりませんし、このように書類が上がってきているわけですからそれに基づいて支出をしたということでございます。
 それと、あくまでも要望ですから、これで交付申請が上がってきていろいろ出てきたのであれば、交付指示書が違ったのではないかという話も出てくるかと思いますけれども、要望書の時点でうちはあらかじめ予算を算定したということでございます。その中で再度交付申請が上がった時点でいろんな審査はしなければならないということは出てくるかと思います。

○議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

○6番(原 紀夫) 非常に苦しいお答えをいただきました。これ以上言っても前に進まないなという感触を受けました。先ほど西山議員も言っておりますけれども、私自身、花火大会に反対なんて1つもする気はありませんし、町が交付をする際に手ぬかりなくしっかりやっていただければ、このようなことに全く私はならなかっただろうと、こういうことが大きい問題だろうと思っておりますので、特に前議会でも私以外の議員からもぜひ出してもらえと、こういう話もありました。したがって、今日のこの場では当然出てくるものだというふうに思っておりましたが、どうも全く方向が違うと、逆に取下げたから求めないと、こういうことであります。はたして、町民がこのことについて納得するかどうか、私は大きな疑問があると思います。私がいくら疑問があると言っても、そうではないということを言われるのでありましょうから、もうこれでやめたいと思いますけれども、一連のこの案件については、本町の寄附に関わる分について以前もいろんなことがありました。そのことを含めて、この前の審議会のなかでも出ておりましたけれども、町民に浸透して、しっかりと規則基準を守ってもらわないと困るよということを非常に強調されている。ここをしっかり考えていただきたいということを思っておりますが、どなたでもいいですが、それでやめますのでよろしくお願いします。

○議長(加来良明) 答弁を求めます。
 副町長。

○副町長(金田正樹) 当然、これからいろんな補助金、交付金とか新しい事業が出てきたなかで、いろんなケースがあるかと思います。いずれにおきましても規則、要綱等を重視しまして、適正に執行してまいります。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。
 8番、中島里司議員。

○8番(中島里司) 補正予算の商工費に関わる花火大会の件です。前回の議会で賛成討論で参加したその理由のなかに私が申し上げた部分について、この減額というのは私は残念だとかそういう意味ではなくて、正直に言って100万円町から出してもっと盛大にやってもらいたかったと、町民の実行委員会の方々がご努力やご尽力によって、予想以上に寄付金が集まったと、だからいらなくなったと、これもひとつの町に対してこういう時代ですから、それも評価していいのかと思いながらも前回の議会のなかでいろいろ討論をした部分からいくと、100万円分プラスして盛大にやってほしかったなと、私は個人的に賛成した立場ではそういうふうに感じてます。とはいえ、この実行委員会の努力に対しても敬意を表したいし、どちらにしても討論の時にお話した清水町でしか見られない方々に対しては担当課のほうからも特段の配慮をして、そういう方々に見やすい、そして楽しい、それと感動を与えられるようなことを改めて、補助金出す出さないじゃなくて申し入れをしていただきたいというふうに思っております。
 これから質問に入ります。補助制度という部分で、もしあれだったら執行側のほうでお答えをしていただきたいんですが、こういう事例があると議会議員の方々が今回いろいろな考え方を示されました。今度は、それを今までの補助団体に対して一律で、ものすごい何かある分だけ後援だとか共催だとかという部分と、そのへんと重なって事務処理的に非常に難しくなっているというふうに私は思っています。今まであった補助団体です。この実行委員会というのはその都度立ち上がってくるものです。だから、それが一律に事務処理的な部分で内部協議がされているという部分を感じています。厳しいことは良いことなんですが、お金に関わることは厳しい方がいいです。ただ、共同のまちづくりのなかでは今まで実績があるところと、今回みたいに実績がなくて、町と関わりなく自主的に実行委員会がやったという部分のそれぞれ担当窓口の受け方というのは、私は違うと思ってます。実行委員会というのは、今回は前年度うんぬんといいますけれども、たまたま代表者が代わったら去年のことではないんです。去年代表者は誰だったかは知りません。表に出たかどうか分からないけれども。そういうなかで、今まである補助団体とそういう新しく出てくる実行委員会なり、そういう団体と一律で判断して今後取り組んでいくのかと。今、私が言っているのは、今まで補助団体として町がいろいろな部署で扱っていますね。それと、今回の実行委員会との対応したことに対して一律という考え方にしているのかどうか。副町長、全般的なことですから、私はやはり実績を持っているものはもっているように決算書が必ず上がってくるわけですから。だけど、新しいところは決算書が上がってこないわけですから。今回だって捉え方です。去年やったのはやったで、今年は新たに実行委員会、その前のお金をどうしたかなんて議論は非常に難しいことです。だから、補助金を出す場合の既存と新しくという部分の考え方、その対応について一律にするのか、それぞれ審査等々について変えていくのか、そのへんについてお伺いしたいと思います。この1点です。

○議長(加来良明) 副町長。

○副町長(金田正樹) 補助団体の関係、既存の団体と新規の団体に対する補助金の支出の考え方はどうかということだと思います。今までいろいろな補助団体に補助を支出しております。一時期、一律削減ということで実施をさせていただきましたが、基本的に補助の内容が運営費と言いながらも本来町がやるべきことをやってもらっているのかと、独自の事業なのかと、このへんは確かに分かれるところだと思います。今回の花火につきましても町民の楽しむ顔を見たいという想いがあって、町で補助金を出したということでございますが、本来、補助団体に対しては原則3年なり5年なりで自立をしていただくということが大原則にはあるかと思います。ただ、ずっとそのまま続いてきている団体はございます。そこらへんもいろいろ検討しなければならないと思っているんですが、やはり、従来から活動してきている団体、あと単年度の団体に対する補助金、これはやはり一律ではなかなか難しいかと思います。その時の時代の背景もあるかと思います。そこらへんも含めて、今の動向等は申し上げられませんけれども、検討の課題としていきたいと思います。

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、討論を行います。
 討論はありますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

○議長(加来良明) これより、議案第64号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。
 この採決は起立によって行います。
 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

○議長(加来良明) 起立多数です。
 よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。