北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成26年第7回定例会会議録(9月18日_日程1_一般質問口田議員)

議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 通告により2点について質問させていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 1点目、農地中間管理事業の対応はということで、質問させていただきます。農地中間管理事業に関する法律が平成26年3月1日に施行されました。私は、3月の定例会の一般質問の中でこの件に本町の取組みについて伺ったことがございます。3月の定例会の時点では、事業内容もはっきりしておらず、私の納得のできる答弁はいただけなかったものと記憶してございますが、その中で町長は、本町には休閑地も余った土地もないのでということを申し上げ、その事業には否定的な考えではなかったかなというふうに記憶しておりますが、どうでしょうか。

 また、この事業の名目は、農地の高度化・効率化の促進を図り、農業生産の向上に資するためで、従来の売買を中心とする農地保有合理化事業に加えて、新たに賃貸による中間管理事業を実施するものでございます。それが事業内容だと思っております。本町はすでに、農業者を中心とする町民に公募を行っておりますが、現状の公募内容はどういう状態になっているか伺いたいと思います。

 また、農業委員会が窓口になって行っている農地の売買や賃貸の斡旋に影響はないか、この事業に対する考え方、取組みについて伺いたいと思います。町の立場といたしましては、町長に答弁をお願いしたいと思いますし、一方、斡旋・売買についての考え方については農業委員会に答弁をお願いしたいというふうに思いますので、よろしくお願いしたいと思います。

 次に、2点目でございますけれども、進まない道道清水大樹線改修ということで、お伺いをいたします。

 国道274の石山から御影5線に通じる道路は、長年にかけて少しずつ改修されており、大きなカーブもなくなりまして、大きく改善されましたが、全面改修がなされておらず、道路の幅が狭いところが多く、車の交差するときなどは非常に危険を感じる現状でございます。また、今年度中にも道道に昇格するという話を聞きましたが、実際はどうなっているのか伺います。また、現在の道道、御影市街地部分の改修はどうなっているか、これについてもお伺いいたします。

 これらについても、黙って待っているわけではなしに、地元としての促進の運動を進める必要があるというふうに考えておりますけれども、町長の考えを伺います。

 以上、2点についてお伺いいたします。よろしくお願いします。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

町長(高薄 渡) おはようございます。

 ただいまの口田議員のご質問にお答えをしたいと思います。

 口田議員もご案内でございますが、前回にもご質問いただいているところであります。従来の合理化事業と合わせたかたちになっているわけでございますけれども、主にこの内容を見てみますと、どう見ても北海道の中でも十勝の農業にはなかなか即しない部分があるのではないかなということを基に、前回の議会でも少し述べさせていただいたところであります。しかしながら、3月1日に施行するということになりましたので、道のほうも北海道農業公社へこの事務を委任というかたちになっておりますので、これら全ての対応をしておかなければならないというようなことから、当町といたしましてもそういう考え方に至っているところであります。しかしながら、農業者自身の問題でありますので、町からの強制的なこともなかなかできかねるというのも状況にあります。現在、経営転換、今持っている例えば20ヘクタール持っている畑作の農家が10ヘクタールくらい畑作4品のほかに10ヘクタールくらいを野菜か何かに転換するよというようなことが出てくる可能性もなきにしもあらずということでございます。また、離農する方についてもいわゆる貸付けをして、売買ではなくて貸付けというようなことが行われるだろうと思います。それから、担い手もそういう状況に陥っていくのではないかというふうに想定されます。しかし、これは金額で示しているわけでございまして、中にはそういう方がいらっしゃるかもしれません。現在、募集中でありますが、先般、担当課で説明会を開いたおりには土地が欲しいという人も含めて20~30人の方が説明会に来られたというふうに言っておりましたので、全部が全部関心ということではなくて、どういうものかということで説明会に来たものではないかと、このように思っている状況であります。

 現在は、そういった面から、いずれにしても5月と9月の2回しか年にありません。必ず北海道農業公社がする農地中間管理機構を通さなければならないということがございますので、タイムリミットは今月いっぱいというかたちになっているわけであります。

 当町としましては、前段で申し上げましたように規模拡大、質ある生産者でありますので、できるだけ売買で成立していければ一番望ましい、のちの集約化につながるのではないかと思うわけでありますが、こういったことなどが全国で画一的にやられているわけでありまして、特に本州の少ない用地、例えば10アールとか、そういうところが中心のところが多くなるのではないかと予測をせざるを得ないところであります。当町としましては、できるだけ売買で、生産力を増していただくために農地基盤整備も導入できるということになりますので、そういう方向で考えていきたいと思います。

 次に、道路の問題であります。石山から御影の5線に通じる道路であります。10,330メートルになっているわけですけれども、第2の国道と言われるくらい車が通っていたわけでありますが、高速ができた関係で若干減りつつあるものの、まだまだトラック等々の交通量が多いということになるわけであります。更に、清水インターチェンジまで乗ってくる、また清水インターチェンジから高速に乗って行くと、こういう方も多いようですし、インターチェンジを降りてそっちの裏道を通って行くという人も多いようでございます。そういう面では、非常にカーブも多い、路肩がないということで事故も起きているということでございますので、注意をしているところであります。道としましては、早急に進めたいということは常に言っているわけでありますから、進んでいることは間違いないわけですけれども、いかんせん、予算の状況で進めざるを得ないということでございますので、それをあまりにも強く求めていってもなかなかできないだろうということもございます。要望は常にしておりました結果、本年度中に全て昇格手続きが完了すると、道道への昇格でございます。あとは、改良に向かっていくわけでありますけれども、北海道としましては路線の重要性、整備の必要性について重要であるということをおっしゃっておりますので、予算確保に努めていきたいということでございます。事業予算の確保にあたっては、大型車両の通行増により道路の傷みが激しいなどがあり、予算の要望の順位としては高いところに位置するのではないかということも言われております。私どもといたしましても、引き続き道路の行政に努めてまいりたいと考えております。

 次に、御影市街地の状況であります。駅前の1丁目と2丁目のところまでは整備されているんですけれども、9号道路の方まではいっていないということから、要望してきているわけであります。以前からの要望の中で道としましては、地域の皆さんのご意見を頂戴した中でという非常に難しいところがたくさんありますので、拡幅をするということになりますと、セットバックをしなければならないということもございまして、なかなか両側で行くということにはならないということでありました。私どもとしましては、それが無理であるならば、今の現道を整備していただいて、歩道を少し狭いですけれども、現道で改良をしていただきたいということを強く求めてきたところであります。しかしながら、道としましては、5線の道路が道道に昇格していくというなかで、2路線のダブル認定ということについて、非常に難しい部分があるということで、それではどうしようかということでいろいろ策を練っていたのですが、我々といたしましては途中で下ろすよりも真っすぐその部分抜けていただいて、市街地の部分には以前からずっと続けているやつでありますから、その延長上にあるということを認識していただいて、道路法の会議が道にありますけれども、それをぜひ進めていただきたいということで、考えております。道も、私も道内にはそういうところはたくさんあると、ですから、その部分を私も町のなかでやってきていないので、よその町村は全部中心部に道道入っていますけれども、うちは入っていないのだから、せめてここだけは認めてもらうように努力をしてくれということで、言っております。これも、十勝の中の1つの要請事項になっておりますので、毎回、このことについてはお話をさせていただいております。今度は少し、地方創成というなかで期待感をもちながらその部分で進めていくようにしてまいりたいと、このように思っております。

 以上を申し上げましてご答弁とさせていただきます。

議長(加来良明) 次に、農業委員会会長。

農業委員会長(澤口 貴) 口田議員のご質問にお答えします。

 農地中間管理機構につきましては、しくみが複雑で農地の受け手に貸し出されるまでの期間も長くなると考えておりますが、農業経営の縮小などの理由により、農地の貸出しを希望される農業者にとっては、選択肢の1つと考えております。ご質問の農業委員会が窓口となっている農地の売買や賃借の斡旋に影響はないかということでございますが、この農地中間管理機構は、昨年度までに実施されておりました農地利用集積円滑化事業に代わって創設された事業と考えており、従来の円滑化事業は農地の受け手である農業者に交付金が交付された事業でありますが、今年から始まる農地中間管理機構では農地の出し手の農業者に対して、協力金が交付される事業となっております。このため、農地の斡旋に対しては農地の出し手からの申し出となっておりますので、農地の売買が減少し、賃借が増加するのではないかということが心配されているところでございます。

 以上、口田議員への答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) それでは、2、3点再質問させていただきます。

 まずは、事業に対しての考え方と1つ1つの項目ごとに確認をさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。

 この事業に対しては、担い手の農地集積と農地集約を加速的に推進するという目的であると思います。裏を返せば、後継者のない小さな農家は辞めなさいという、いわば離農促進事業だというふうに私は思いますけれども町長はどういうふうにお考えか、お伺いします。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) 改めて、農地の集約ということについては、確かに後継者も少なくなっているなかでは、集約化していかなければ放棄地が出てしまうということにつながると思います。以前から耕作放棄地がかなりあるということからこの問題が出てきたのだろうと思いますが、本州府県では、非常に多いというふうに聞いております。それを貸すことによりまして、耕作放棄地をなくしていくということで、強い農業づくりをしていくんだという考えのもとだと思うわけでありますが、いずれにしても、私の考え方としましては、現状における町の状況から考えると、そうあってはほしくないと思います。

 しかし、どうしてもという場合、例えば、仮に私の隣の家があって、私には後継者がいないと、今までは何件かにお貸ししていました。だけれども、隣には後継者ができて、30ヘクタールの農業をやっているけれども、あと20ヘクタールくらい増やしたいと、その場合、私が貸すか売るかの問題になってくるわけでありますけれども、子どももこちらにいないし、子どものところに行くとなれば、将来的に兄弟もいなければ、簡単に売買できるけれども、兄弟がいれば財産分与をしなければならないので、これに税金がまたかかってくるわけで、そうなるとお貸ししていたほうがいいのではないかというのが現状です。これをそれよりももっと進めようとしても、うちの町にはなかなか当てはまらないところが多いのではないかなというふうに押さえております。しかし、本州では、耕作放棄地に課税を強化するということになっておりまして、現在の固定資産税の倍額くらいの土地をやっていくんだと。そしてまた、都道府県に農地銀行をつくって、中間管理機構と似たようなことをやっているのですが、そこはお金を集約するようなことをやっているんですけれども、大きい企業に貸していくのではないかというふうに懸念するところであります。そうなりますと、会社がその農業で経営をたてるのではなく、それを主体とするならいいんだけれども、そうではなく、下の者が違う産業で、農業はそこに土地があるからと生産していくとなると、もし万が一本体がだめなときには必ずだめになると、必ずそこで耕作ができなくなるし、また、市街地近辺であれば、それが宅地化されるだろうと、こういうふうに考えてみる必要もあるだろうというふうに思っております。
 私としましては、担い手のあれだと、あるいは高齢者の対策であるということを前提にこの機構ができているということについては、全国を通せばそういう方向になるのかなと思いますけれども、当町としてはできるだけ心配をしながら進めていかなければいけないところが多いのかなというふうに思います。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 今の町長の説明のとおり、私もそう思います。そして、これはTPPの絡みで、経営の大規模化という方向に向けなきゃいけないということで、慌ててやらなければならないということで、こういう事業を起こしたのではないかなというふうに私は解釈しているのですが、これは町長に言っても仕方がないことでございますので、私はそう思っております。

 次を伺います。

 この事業でございますけれども、先ほどから説明がありましたが、貸し手の希望者あるいは借り手の希望者がある以上は、この事業を本町ではやらないよというようなことにはならないということに思いますけれども、どうですか。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) そうですね。そこまで制限はなかなかできないかと思います。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) わかりました。

 次に伺いますけれども、現在の賃貸契約、農業委員会を中心にして結んでいる人がございますけれども、これを解約して、管理機構に貸し付けるというようなことはできるのか、できないのか。

議長(加来良明) 農業委員会事務局長。

農業委員会事務局長(山村雅志) 口田議員さんのご質問で、途中で解約をして、それを農地中間管理事業にあげることはできるのかということでございますけれども、途中で解約した場合に、契約から1年以上経っていなければならず、期限満了まで1年以上あることが原則で、農地中間管理事業にあげることができるということで、伺っております。その後、その農地は今まで契約してきた方と別な方に貸し出されるようになれば、この事業として貸し出された農業者が協力金の対象となるということでございます。以上でございます。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 例えば、10年契約を結んでいると、すでに5年経ったから解約して中間管理機構に貸し付けるということはできるのか、できないのかということです。

議長(加来良明) 農業委員会事務局長。

農業委員会事務局長(山村雅志) できるということになります。

議長(加来良明) 答弁続きますか。

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議長(加来良明) 休憩します。 (午前10時26分)

(答弁調整)

議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前10時27分)

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議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

産業振興課長(池守輝人) 今、山村局長からお話の補足をさせていただきたいというふうに思います。

 まず、完全に離農されている方が契約を解約して、再度これに乗せようという話だと思いますけれども、これについてはできません。今、局長が言われたのは、自分が誰かから借りていて、その農地を途中だけど離して、他の人が借りたほうがもっと効率的に使えるんですということで、農地の集団化に協力をいたしますというような出し方ができます。これについては、今までAさんという人が借りていたものを私が借りたとしたら、Aさんが協力金をもらえるのではなくて、土地の所有者がもらえるのではなくて、今まで借りていた人間が、それを集積するために協力をするということなので、その協力者の私にお金がいただけるというような制度になります。だから、二通りのやり方があるということで、1つは離農もしくは大きな経営転換、町長からも言われましたけれども、20丁の経営をやっていたけど、もう野菜だけでいいので2丁もあればいいということで、減らしたから18丁は貸しますという話をした場合、もしくは完全に離農して全部貸しますというふうにした場合は、北海道の場合だいたい反2万円と考えたほうがいいと思いますけれども、平成26年、平成27年については単2万円の協力金をもらえます。もう1点は、例えば自分が借りていた土地なんだけれども、これは他の人が使ったほうがもっと効率的にできますという場合、今まで借りていた土地ですが、途中で解約して他の人に貸してくださいというふうに出した場合の二通りでお金が出るというような制度になっているということでございます。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) あまりよくわからないけれども、その説明はよろしいです。

 それで、なんでこんなことを聞くかというと、問題は協力金です。いわば飴玉なんです。非常に高額なんです。だから、ひょっとしたら売るより貸したほうが得だよという現象がなおるのではないかと思うけれども、お知らせ版の内容を見ると、どれをどのように解釈したらいいのか、耕作者集積協力金というので反20万円と書いてあるのです。これは間違いなんですか。

議長(加来良明)答弁を求めます。産業振興課長。

産業振興課長(池守輝人) ここに書いてある耕作者集積協力金というのは、先ほど言いましたけれども、私がすでに借りています土地を更に他の人が使ったほうが効率的に使えますから、私はその土地をお返しして、そちらのほうで使ってくださいと申し出た場合のお金が反2万円ということで、平成26年から平成27年というふうに書いてございます。そういうことで、20万円ということではないということでございますので、よろしくお願いいたします。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) わかりました。20万円は私の間違いでございます。訂正いたします。

 先ほど、町長が言ったように、この事業をやることによって、いわば不在地主が増えるという現象になるのではないかということでございますけれども、いわば土地の利用とかがなくなるということは間違いないですね。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) 大変懸念しております。そのへんで、これからの農業が振興していくために、先ほどのTPPという大きな課題がありますので、それぞれの機関を通してこの問題について真剣に取り組んでいかないと最終的におかしなことになりかねない状況になると思いまして、農業委員会あるいはJAだとか各種団体とも協議を重ねていきたいと、このように思います。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) この事業を実際に行おうとすれば、農業委員会に委託してやるのか、あるいは町のほうでやるのか、どういうことになりますか。

議長(加来良明) 答弁を求めます。産業振興課長。

産業振興課長(池守輝人) 事業委託されるのですが、それを町の中での事務委任という方法がございまして、農業委員会のほうにお願いするかたちになります。農地の調整でございますので、我々のような素人が調整するというよりも地元をよく知っている農業委員さんが調整するのが妥当だろうということで、先日から農業委員会とも調整させていただきまして、農業委員会のほうでやることで決まってございます。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) たぶん私もそうなるだろうと思っておりますし、そのほうが適切だと私も思います。そういうことで、今いろいろ言われた心配の種がいっぱいあります。どうか、我々に心配のないような方法で進めていただきたいというふうにお願いを申し上げまして、この質問は終わります。

 次、道道の関係で再度質問いたします。

 道道昇格になるのではないかということで答弁がございましたけれども、道道昇格は現在、あの路線で昇格になっているところがあるのか、ないのか、それともどこら辺からどこら辺までを道道昇格にお願いをしているのかご説明をお願いしたいと思います。

議長(加来良明) 答弁を求めます。都市施設課長。

都市施設課長(越井義樹) 今まで道道に昇格になった分につきましては、国道274号線から羽帯の19号付近ということで、約4.5キロメートルが今までの道道の区間となっておりました。本年度中に昇格の予定されている路線につきましては、口田議員からのご質問のとおり、御影の南5線の部分ということで、御影の9号から先ほど申し上げました羽帯の19号間、約5.5キロメートルということでございます。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 石山の274号線から羽帯の19号あたりまではすでに道道の昇格ができているということですね。そしたら、なんでそんな途中半端で昇格になったのか、それとも申請したのか、何か理由があっての事だろうと思いますが、どういうことなんですか。

議長(加来良明) 都市施設課長。

都市施設課長(越井義樹) 道道の昇格につきましては長年にわたり要望している案件でございますけれども、御影市街地の部分、清水大樹線ということで、当然御影の市街地も道道となっておりますので、農村部も昇格となりますと、清水大樹線のダブル認定ということで、その部分で難色を示されたということで、現在まで昇格が遅れてきたということでございます。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) ダブル認定の絡みで途中でなっているということなんですね。そしたら、本年度、その昇格が認められるだろうということは、ダブル認定がOKという方向で進んでいるんですか。

議長(加来良明) 都市施設課長。

都市施設課長(越井義樹) ダブル認定のかたちで、今後整備していくということで北海道の方針がそのようになっております。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 町長、この工事が遅れている1つの要因はダブル認定が大きく影響しているなというふうに私は思うのですが、どうなんですか。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) これは深いもので、長年にわたっているんですけれども、あそこを一気にやっていこうとしたときに、そこの地域の方々がそれに対して好ましくないという判断がずっと長く続いたものですから、そのうちに石山間の5線の道路が途中まで国費の補助事業で進んできてしまったということです。道としましては、その地域の合意がなければここは進めることはできませんということでしたので、随分骨を折ったのですが、いっこうに敷設が進みませんでした。しかしながら拡幅しないで、現道の中でよい方法を1つ考えていただくならば、地域としてもそれならばまぁというお話がありましたので、それであれば双方の意見を聞きながら進めていこうというふうになりましたら、その折にダブル認定の問題が出てきたということで、それが原因で遅くなっているということではありません。まず、優先順位をどっちを先にすると考えた場合に、日勝から降りてきたほうが先だろうということで、その部分は町道のほうで、今までこっちのほうでやっていた部分が切替えになると、そしてまた、そこの部分については町のほうで持ち分をしながら、お互いに協力しながらやっていきましょうということで、現在進めておりますので、先ほど課長が申し上げましたように、遅れたことは確かでありますけれども、よい方向に向かって進めているというのが状況であります。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 一応考え方として、市街地の道道は改修後、町道に降格するというような考えでおるのかどうなのか、考え方を伺います。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) これは、今後の折衝の問題でありますけれども、管内でそういう事例がたくさんあるかと思いますので、私どもとしましては、具体的にも強く言っています。どこどこの町村があるじゃないのと、うちはダブルのところと国道もありますけれども、もう少し考えてほしいよということで、今まで我慢してきたでしょうと、我慢していた理由は、災害が下のほうに多すぎたと、雨やなんかで池田町、音更町含めて豊頃町に向けて、浦幌町に向けて災害が多すぎると、やはりそこをしっかり直していくことが一番先でしょうと、最後に、私どものほうで緊急の問題がない場合はそちらを優先していただいて、そちらのほうが終了した時点でうちのほうをしっかりやってもらいたいと、こういうお話をさせていただいてきています。そしたら、道のほうといたしましては、「清水町さんには大変そういった面で憂慮していただいているので、今後、橋についても道路についても川についても下のほうがしっかりしてくれば頑張ってやってまいりたい。」と、こういうお話をいただいております。ですけれども、まだどんどん前に進めていきたいなと、このように思っております。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 取引などいろいろあるかもしれませんけれども、このままの状態でいったら、御影市街地の改修は5年や10年手がつかないと、私はそう思っているんです。274号線からの道路については危ないところは大体工事は終わったけれども、先ほど言ったように、狭いけれども我慢できると、あそこは一旦中止して御影市街地の拡幅工事をやってしまおうと、あとは、改修が終わったら町道に降格しようとそういう方向で、どんどん進めなければいつまでたっても手がつきません。そういうふうに認識をしているんですけれども、町長、再度、考え方を新たにしていただきたいと思います。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) 私としては、両方してもらおうと思っています。ただ、だめだということではなくて、拡幅はいいですと言っています。拡幅するということは、全部セットバックしなければなりません。お寺さんから全部。だから無理なんです。拡幅はできないから、今の現道でしっかり整備をしてくださいと、お寺側の歩道がなくなるかもしれませんが、交通量からいくと片方だけあればいいと思いますというお話をしています。今、道路法も変わってまいりまして、以前は絶対歩道付き、それから緑地帯付きということでありましたけれども、今はだんだん変わってきていたんです。ただ平らにして、車線だけ引ければいいというようなことに変わってきているので、そういう面での整備をしていこうではありませんかというお話だけはお互いにしているところであります。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 市街地の拡幅工事については、これは私も無理だというふうに思っております。現状の中で改修をやるより仕方がないと思っておりますけれども、そうでなしに、それを先にやって274号線から通じる道路の工事を一旦休んでもいいよと、その代わりに市街地を先にやってくれというような方向はできないのかということです。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) 本題は、両方進めさせていただきたいということを言っております。これは、道の審議会があるんですけれども、道路審議会のところで決定を受けて執行側としてやっていくわけなので、その方々達に理解をしていただかなければならないということなんです。そこをクリアするのに、道の職員のほうも大変苦慮をしているというのは聞いておりますので、それに向けて努力をしていくということで、どっちが先になるかは、今は申し上げられません。

議長(加来良明) 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) 私はあまり他町村と比較をするのは好きではないし、したくはないけれども、この道道については、私は清水町と芽室町の境におりますから、芽室町に行ったら全然違うんです。維持管理も違うし、道道の路面の状態も違うし、どういうふうに違うかと言いますと、向こうがいいとこっちが悪いということになるんです。芽室町は小さな橋も改修しているんです。ものすごい工事状態が進んでいるんです。こっちは遅れているんです。遅れている要因は何かと言ったら、2路線が邪魔をしているのではないかと、これが問題なのではないかということしか私には答えが出ないんです。そういうことで、なんとしても強烈に進めていただきたいなと思いますので、再度、町長の考え方をお願いいたします。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) 引続き頑張ってまいります。