北海道清水町議会

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平成26年第7回定例会会議録(9月22日_日程第3_一般会計民生費)

議長(加来良明) 第3款、民生費、第1項、社会福祉費、101頁から120頁の質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 102頁に関わってのお尋ねなんですが、一連の議会のいろいろと紛糾したことを受けて、今、しっかりと旭山学園の施設が立派に完成をして、町の中央にそそり立っているという状況にあります。

 以前もお話をしたことがありますが、これだけ大きな施設が本町にあって、この施設には入れない人もまだいるわけでありますけれども、この施設から町民へのPR的なものについては全く理解できないような状況にあるのではないかということを以前もお話したことがありますが、当然のことながら入所されている方のほうには、園のほうからいろいろなものがあるのでしょうけれども、清水町にこれだけ大きな施設があって、入所するにはこういう状況の人が入れますよとか、そういうことも含めて施設のほうにもう少し、町として要請なりを含めて指導したほうがよいのではないかと、私は常々そのように考えているのですが、このへんについて、どのような考えなのか聞かせてください。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 確かに、立派な施設でありますし、議員の皆さんも中を視察等されて、非常に素晴らしい施設だということはご認識のとおりでございます。目的がああいった施設でございますので、一般の店のように買いたい人が自由に買ってくださいというような施設ではございません。入所したい人は皆さんどうぞ来てくださいという施設でもございません。当然定員がありますので。そういった中で、自由に施設見学をしていただいてもその目的を果たすことができないと、「これは素晴らしい施設だ。ぜひ私も入りたい」という希望があっても、入所待ちという状況でございますので、町といたしましては、機会があればそういったお話もしたことはございます。完成したときに、皆さんにPRというのはどうなんですかというお話もしたことはあるんですけれども、施設側としてはそのようなことは考えてはいないんだというお返事をいただいたところでございます。なお、入所に該当すると思われるような方につきましては、私どもの担当係のほうで日頃接触しておりますので、介護保険の認定ですとか、自宅訪問等々の際には、例えば清水町にこういった施設ができましたよというようなお話はさせていただいておりますけれども、いかんせん、すぐ入りましょうかということにはなりませんので、そのへんにつきましては、町としては積極的な働きかけはしていないというところでございます。

議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 町としては積極的なはたらきかけはしていないということについては、そのへんについては理解できますが、以前、あの施設を無償譲渡した際に、私もずっと傍聴に入っていたんですけれども、町はPRを全然していないとか、いろいろ出ておりました。したがって、そのへんを含めて、今課長が言われたように、細部にわたって町民に周知をするとかということではなくて、こういう施設ができて、こういう状況にあるというようなこと程度でもなんらかの、広報紙でもいいのではないかと思いますけれども、今は若干落ち着きがないのかもしれませんけれども、その段階で周知をしたほうがいいのではないかと、このように考えて質問をさせていただいているんですが、どうでしょうか。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) なるべく早い機会に、どういった内容をお知らせするかということは検討しなければならないでしょうけれども、4億いくらという補助金を出した施設でございますので、原議員がおっしゃるとおり、こういった施設ができました。中はこういうようになっていますという程度のことであればお知らせすることは構わないと思います。ただ、中の見学とかとなりますと、管理上の問題もありますので、そこまではちょっと無理かと思いますけれども、何らかの方法で皆さんに周知をしてまいります。

6番(原 紀夫) 議長、申し訳ありません。何頁まででしたか。

議長(加来良明) 120頁です。

 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 106頁の敬老会の関係なんですが、今、私は文教なので敬老会に出席をさせていただいておりませんけれども、年々、参加する方は多分多くはなっていないだろう、少なくなっているだろうと思います。したがって、過去、まんじゅうの話もしたことがありますけれども、1度お年寄りの方が「おお、すごいことをやるな」というくらいのことは、財政的にも若干、以前とは違う状況にありますので、そのへんを再度考えていただいて、今後のことですけれども「おお、今度は相当変わったような催しものを含めてやってくれるな」ということで、お年寄りの方を元気づけるようなものを少し考えたらどうかと、こういうことで考えているんですが、どうでしょうか。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 管内の市町村の状況について、各担当に伺ったところでございますけれども、管内の町村も本町と同じような事情を抱えておりまして、だんだん参加者が少ないと、財政的な問題もありまして町が敬老会を主宰していないという町村もございました。その町については、清水で言えば各町内会にお願いをして、実施をするのであれば1人につき1千円とかいう、お金をあげますので皆さんでお祝いをしてあげてくださいというような町村もございましたし、ある町ではホテルで昼食会をやりながら演芸大会と300万円程度のお金をかけて実施しているところもあるところでございます。今年も先日、敬老会を実施したところでありますけれども、対象者の1,603名の方にご案内を差し上げたところでございますけれども、実際に会場に入場いただいた方は281名ということで、身体の事情とか施設入所ということもあるかと思いますけれども、やはり年々少なくなってきているのが事実でございます。その1つとしては、やはり1時間程度の式典でございますし、毎年同じようなということで魅力のある式の内容ではないということが大きな原因かと思います。魅力ある、これは素晴らしいという式をするには、それなりの経費もかけなければならないところでございます。例えば、著名な芸能人の方を呼んで来て皆さんに楽しんでいただくとか、そういった方法をとれば皆さんも喜んで、毎年敬老会を楽しみにしていただけるかと思いますけれども、そのためには高額な経費がかかってしまうというようなこともございます。それらにつきまして、今後どのようにしていったらいいのか、たくさんの方に来ていただいて、喜んでいただいて、来年もぜひ元気でこの会場に来ようというようなことで企画できるようなことを検討してまいります。

議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 前向きな答弁をいただきましたので、よろしくお願いをしたいと思います。

 相当多くの方が高齢者学級で毎月行事を行っておりますけれども、あのなかで浪曲をしたり、いろいろな催しものをやっているなんて以前は思いませんでした。幅広く企画をしているということで、当然のことながらあの部分について町が多額の財源を使っているということではないと思いますので、今、課長が言われたようにいろいろな面から考えて、より多くの方が集まれるようなものを考えて、もしできなければ、先ほど言いましたように、これだけ多くの対象者がいて二百人ちょっとなんていうことであれば、主催する方もやりがいがないことになると思いますので、鋭意努力をお願いしたいということで終わります。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 予算との兼合いもございますし、いろいろ検討しなければならないこともございますが、せっかく実施をするのであれば多くの方に来ていただいて、喜んでいただける内容にしたいと検討いたします。

議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 今の問題と関連しての質問でよろしいですね。

 今回、今年に入って特にですが、私の家にお電話があったり、直接聞かれたりした問題で、敬老会のおまんじゅうを敬老会そのものの式典にも行かれないし、お持ち帰りの中で知り合いや肉親の方に頼んで行かれないという方が、どうしたらいいのだろうとか、なんとかならないのかというお電話やお問合せをいただいたんです。今、敬老会そのものに対する前向きなご答弁を伺ったのですが、式典そのものについてはやむを得ないのかなと思うんですが、月間としての事業計画で言うと敬老月間としての位置づけをなされていますよね。そのなかであれば、おまんじゅうとはこだわらないで、昨年、一昨年の人数を見ますと700人以上の方々が対象でありながら来られないわけですよね。今年はもっと多いと思うんです。そういうことから考えると、来られなかった方々におまんじゅうとはこだわらないけれども、なんらかの敬意を表する方法がないものかなというふうに考えていたのですが、そのへんはどうでしょうか。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 今年も約半数の方が来ていただけなかった。いろいろな事情はあるかと思いますけれども、その半数の方に対して大向きでまたお越しくださいというような気持ちをどのようなかたちで伝えるのがいいのか、例えば、今年もですけれども、まんじゅうを1個1個、お1人お1人に届けるのが本当に良いのか。また、800人の方に届けるには日数もかかりますし、食べるものでございますので、どのような方法がいいのかということも考えなければならないと思っておりますけれども、いずれにせよ半数の方が来られないという町の敬老会という事業そのものを根本的に見直す必要があるのかなというふうに考えております。それで、来ることができない方もいらっしゃるかと思いますので、そういった方には別のかたちでなんらかの心の通った激励といいますか、またはお元気でというような気持ちを伝えるような方法を考えてまいります。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

 5番、山岸政彦議員。

5番(山岸政彦) 112頁の在宅福祉を支えるすずらんの会運営補助金なんですけれども、残念ながら平成25年度で活動休止ということなんですが、今まで利用してきた方に対して、例えば今年から町としてどのような対応を取るとか、そういうのはあったんでしょうか。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) すずらんの会を利用されていた方につきましては、町それから社会福祉協議会等で行っておりますサービスに全ては移管しております。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

議長(加来良明) 第3款、民生費、第2項、児童福祉費、119頁から132頁までの質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 129頁の学童クラブ事業で、主要政策成果表の120頁なんですが、事業効果の中に放課後子どもプランによる放課後子ども教室の実施というのがあります。清水小学校を会場とした学童クラブが対象なんだと思うんですが、お聞きしたいのは、その対象児童の範囲と実施内容及び指導者がどうなっているのかをお聞きしたいと思います。

議長(加来良明) 子育て支援課長。

子育て支援課長(真野 篤) 対象学年については1年生から6年生を対象にしておりますし、指導体制については、現在、正職・臨職等で対応をしております。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 1年生から6年生までの学童保育の子どもということですね。

議長(加来良明) 子育て支援課長。

子育て支援課長(真野 篤) そうです。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) そういうことであれば、また内容が違ってくると思うのですが、現在、全国的に文科省の管轄である全校児童を対象にした放課後の取組みと学童保育の取組みを一体化するというのが将来的な方向として決められているんです。そういうものからすれば、内容・主旨・目的するものが違うものが一緒になるという危険性があるんですが、今回の場合は学童保育の子どもを対象としながら教育的な事業としてという面であれば、またかたちは変わってくると捉えていいですね。

議長(加来良明) 子育て支援課長。

子育て支援課長(真野 篤) 実際に、子どもプランという1つの事業プログラムで本来やれればいいんでしょうけれども、なかなか教えられる専門的な部分も含めて、現在はあくまでも保育的な延長でというような内容が現状でございます。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

議長(加来良明) 第3款、民生費、第3項、災害救助費、131頁・132頁の質疑を行います。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 以上で、民生費の質疑を終わります。

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議長(加来良明) ここで、木村議員の先ほどの質疑に対して、答弁の訂正がありますので、訂正をしていただきます。

 子育て支援課長。

子育て支援課長(真野 篤) 不慣れで大変申し訳ありません。木村議員にはご迷惑をかけたかと思います。

 学童クラブの関係なんですが、放課後子どもプランというのがありますけれども、それと併せて放課後子ども教室と現在空き教室を使って清水町学童クラブという2本立てでやっております。先ほどの対象範囲の話だったんですが、説明不足でございました。児童生徒全部ではなく、あくまでも事前に登録をされた児童ということで、育成業務を行っているということでございます。訂正方よろしくお願いいたします。

議長(加来良明) 木村議員、ただいまの訂正に対する質疑等ありますか。

4番(木村好孝) そのように押さえていましたのでありません。

議長(加来良明) それでは、訂正ということで認めます。