北海道清水町議会

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平成26年第7回定例会会議録(9月22日_日程第3_一般会計商工費)

議長(加来良明) 第7款、商工費、第1項、商工費、171頁から176頁の質疑を行います。

 質疑はありませんか。

 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 主要政策成果表の162頁、交流人口拡大支援事業のことで聞きたいんですけれども、議長、これは収支予算の内訳ですとか報告書だとかという資料を出してほしいんですけれども、どうでしょうか。

議長(加来良明) 執行側にお尋ねします。

 交流人口拡大支援事業費の内訳等の資料の要望がありましたけれども、提出可能でしょうか。

 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) 西山議員ご指摘の資料要求ですが、どのような資料がご要望でしょうか。具体的にいただければこちらで用意をさせていただきます。

議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 収支予算・決算の内訳がほしいんですけれども。見ると事業報告も出されているようですので、何点か出ていると思うんですけれども、どのくらいの資料が出てきているのか教えてください。

議長(加来良明) 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) 決算につきましては報告書として決算の内訳がございます。そのほかに事業報告ということで、実施いたしました事業報告の内容が報告されてございます。

議長(加来良明) ただいま、決算書と事業報告書、2点ということですけれども、その2点でよろしいですか。

7番(西山輝和) はい。

議長(加来良明) それでは、おはかりします。

 ただいま、西山議員から収支決算書、事業報告書、交流人口拡大補助金に関する2点の資料要求がありましたけれども、申し出の資料を要求することに異議ありませんか。

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 異議なしと認め、全員に資料を提出するよう要求いたします。

 西山議員にお尋ねします。

 その資料が来ないと質疑は続けられませんか。資料提出後に質疑を続けますか。

7番(西山輝和) はい。そのようにお願いします。

議長(加来良明) それでは、交流人口拡大支援事業補助金以外の質疑があれば続けたいと思いますけれども、質疑ございますか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしです。

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議長(加来良明) ここで休憩します。      (午後2時28分)

(資料配付)

議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午後2時45分)

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議長(加来良明) 先ほど、要求しました決算書、報告書に関する資料につきましては、執行側から提出がありましたので、お手元に配付いたしました。

 ただいま、配付しました資料に関する説明を産業振興課参事より説明を受けます。

 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) お手元に配付しました資料について、ご説明を申し上げます。

 お手元の資料は2枚と少のうございますが、本来、それに実績報告書のかがみの文書がついております。更に、各事業で行いました資料としてのものが事業報告して載せておりますし、同時に領収証関係も提出されているということで、その部分についてはかなり部数がありますので、今回はお手元にお配りしました決算の額と事業を行ったものの内容の2枚について、ご提出をさせていただきました。

議長(加来良明) それでは、質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 定例議会の議案書の中に監査委員の方の11頁に、平成25年度から実施されている交流人口拡大支援事業においては、補助金交付要綱にそぐわない補助金の交付もあり、公正な行政運営を行うなか、補助金交付要綱等に基づいた執行を望むものであると書いてあるんですけれども、これの中身について報告をお願いいたします。

議長(加来良明) 報告ではなくて、質問ですね。

 答弁者は誰でしょうか。

7番(西山輝和) 監査委員にお願いします。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 代表監査委員。

代表監査委員(渡辺富士雄) 答弁を申し上げます。

 審査意見書に、今ご質問がありました補助金交付要綱にそぐわない補助金の交付があるという点について、若干説明させていただきます。

 清水町交流人口拡大支援事業につきましては、補助金交付要綱及び細則が作成されておりました。皆さまの手元にいっております平成25年度の事業実績報告書により補助金の確定が算定されておりました。監査委員としましては、その補助金が適正かどうかということを視点に関係書類の確認及び担当職員からの聞き取りを実施いたしました。そんな中で、主な指摘事項として4項目ほど取り上げさせていただきました。

 1つ目は、皆さまのお手元にいっています平成25年度実績報告書が、交付要綱に定めた様式に従っていないということでございます。様式第7号で実績報告を上げるようになってございますけれども、それが上がっていなかったということが1点でございます。

 2点目としまして、証拠確認書類である領収書等の一部に不備及び不透明なものがあったという点でございます。

 3点目に、備品の購入において、要綱では事務遂行の上で必要最低限の備品で2分の1以内となっているが、内容としてこの範囲を超えているものがございました。

 4点目としまして、要綱では、自動車借上料は清水町職員等の旅費に関する条例に準ずるとしており、また先ほど申し上げました細則では、1㎞20円と明記しておりますが、実際には1㎞20円の他に、月額2万円の定額部分も交付対象にしているという点がございました。

 以上でございます。

議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) ありがとうございます。

 今、監査委員から指摘がありましたけれども、副町長はどのように捉えているのか、お聞きします。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

副町長(金田正樹) 今、代表監査委員のほうから指摘事項の内容を伺いました。先日、口頭でも伺っております。やはり、補助金を支出していく上では、要綱、細則等に基づき支出していくのが当然、公平性の意味からも町民の皆様から頂いているお金を使う上からも大事なことだと思います。あと、備品の点は行き違いもあったかと思うんですが、初めてできた団体で、いろいろ揃えていかなければならないということもございまして、別な決裁をもって、多少の増額はしたところでございます。

 今後、更に要網等を確認しながら進めていかなければならないと思っております。

議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) この事業成果表に載っているんですけれども、いろんな関係機関などとの連携により、交流人口増大を図っていくとあるんですけれども、いろんな機関となっていますが、どのような機関とお話をされているんですか。

議長(加来良明) 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) 西山議員のご質問にお答えしたいと思います。

 連携を図り、協議をしている団体でございますが、商工会の一部、料飲店組合の宿泊を伴う部門の担当者の方、それから十勝サッカー協会及びコンサドーレの役員等の方、それからバレーボールで平成25年度で事業招へいしました関係で、堺ブレイザーズの監督を通してバレーボール協会の方と連携を伴っているようでございます。

議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 清水町合宿のまち基本構想・計画の策定とありますけれども、これは、町民にいつ頃公表するのか教えてください。

議長(加来良明) 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) この団体の活動につきましては、平成25年度にお認めいただきまして、平成25年度活動いたしました。その継続で、平成26年度活動中でございます。

 平成25年度の成果として、この基本計画・構想をいただきまして、平成25年度の中でその構想の具体化がはっきりして、この構想が実現するということが実現性を帯びた場合については、公表をしたいと考えてございますが、現在のところまだ進行状況でございますので、そのへんについてはまだ、検討の段階ではございません。

議長(加来良明) よろしいですか。

 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 先ほど、監査委員からも報告がありましたけれども、やはり、自家用車の使用料ですとか、備品購入だとか、こういうものはきちっと守っていただかないとまずいと思うんですけれども、これは、事務所の借上料とかそういうものは内訳としてどこに入っているんでしょうか。

議長(加来良明) 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) 事務所の借上げについては使用料のところに入ってございます。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

 12番、口田邦男議員。

12番(口田邦男) スポーツツーリズムのことについて、ひとつお伺いしたいと思っています。この件について、設立当初から町民自ら何でもやろうというときは、私は賛成したいということで、私は賛成の立場をとった人間でございます。過去をさかのぼればいろいろと問題点がないわけではないかもしれませんが、この中にやはりツーリズムだけでなしに、観光協会とか商工会とか、そうした大きな一本化の中でやるんだという展望の中で進めるならともかく、ツーリズムで、この形でずっといくことに対しては私もちょっと疑問を感じます。そして町長自らもこの設備投資には、今年一年は検討期間だよというニュアンスがあったんでないかと思いますので、町長の考え方として、今後、このツーリズムをどういうふうに導くか、この点について町長の考えをお聞かせ願いたいと思います。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

町長(高薄 渡)本件につきましては、大変ご心配をいただいているところでございまして、私も決して心配しないわけではありません。ただ求めるものは同じでございまして、町の形態、それから今後の清水町をより推進していく、また、活性化していくという考え方については協調できるし同調するものであります。
 私もスポーツツーリズムという名称そのものを私もよく存じなかったので、いってみればスポーツだけだなと思っていました。内容的にはそうではなくて、いわゆる清水の商店街が極めて困難な状況にあると、そういう中から少しでも活力ある商店街にしていく必要がある、合わせて観光を含めた交流もやっていく必要がある、あるいは物産とそれぞれやっておりますけれども、それらを集約して観光協会と商工会と協調しながらやっていくというようなお話をいただいたものであります。そういうことであれば、一つの手法として全国にはあるそうでございますけれども、今までにない方法です。
 問題は要するにそこまでもっていくということは、単純にスポーツ競技である、健康競技をやるわけではないわけでありますから、やはり知人の人脈がなければなかなか進まないことであろうと、こういうふうに思っていたわけであります。従って、そういう人を紹介したりして、小さいながらも積み重ねはしてきているだろうと思います。やるまでにはかなり伝統をつくらなければなりません。例えばアイスホッケーにしても、古くからやってきて、ようやく建物ができ、民間で合宿するところもつくってくれたりして、誘致活動を私もやってきたわけです。そうやって皆でやってきたという経緯がありますから、かなり歴史的な背景が必要になってくるだろうと思います。
 そこで私も口田議員が言われたように、名称をトータル的なものにできないだろうかと、前にもある議員から物産等の話がありましたので、物産協会などで物をつくって発信していく、それで多くの人たちが来ることによって、清水の物も売れていくような、そういう方向にもっていっていただきたいなと、こういう願いでいっぱいでありました。
 この間、全道・全国にいくバレーボールの女子チームがきて、挨拶をしたら身長も私以上あり、ものすごい強いチームでびっくりしました。その方々の父兄が前日から入って宿泊し、飲食店を回っていただいたとお話を受けました。それからお土産としてお菓子を買ったり、いろいろ寄って買っていったということもお伺いいたしました。やはりそうなんだなと、そうであればもっと頑張っていただく必要があるなと。それにしても泊まるところが足りないので、これは何とか力を合わせてやってもらいたいという気持ちがあります。
 今後、この団体がどのようにいくかは、まだはっきり聞いておりませんけれども、目指すところはそういうところだと聞いております。できるものならば、町の皆でそういうものを盛り上げていって、つくっていければと思います。例えば士幌町であれば商工会長さんが音頭をとって、商工会の人、町の人、皆で力を合わせて町も合わせて2,000人なら22,000人の交流人口を目指す。そういうことをやってきているわけです。士幌町も、それまでに至るには、2・3年いろいろあったそうでありますけれども、確か今年からきちっとできるようになったと思います。ですからできてすぐ、何でもすっといくわけはないので、歴史を重ねていく必要があるだろうと思います。ただそこで、間違ったことになっていれば、それは是正していかなければならないだろうと、期待は持っております。そういうことで、皆で進めるような、大切なところで会員も増やしていただいて、そういう方向性にもっていただければいいし、また、先程担当からありましたように、商工、観光協会等々ときっちりと連携しながら、外に向かっていただきたい、こういう願いであります。

12番(口田邦男)はい分かりました。ぜひ、ツーリズムが独り歩きしない、誰から見てもなるほどなという大きな視野に立っての形づくりを変えてもらいたいと思います。町長、待っていても駄目だから、町長自ら先導指揮で、そういう方向にもっていっていただきたいと思います。以上終わります。

町長(高薄 渡)私との話し合いは1、2回しかしておりませんので、しっかりさせていただきたいと思います。

議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 交流人口拡大支援事業の関係です。

 今、監査のほうから補助金のそぐわない支出があるなどの指摘がありました。私は、今、前年度の決算ですけれども新年度、すでに4月から議会でもいろいろ議論させていただきましたが、いろいろ進んでいる状況、すなわち、7月頃までには新しいサッカー場をつくる用地をどうするか、一方宿泊関係については、私に御影のほうで民間で建てる動きがあるとか、そういう前提があっていろいろ進んでいるということを私は認識しております。今、町長が言われたことは、今年度ではなく今後の方向付け、今後の方向としては全町的な取組みをしないとまずいなという認識にあるということで理解していいのか、このへんをもう1つ聞かせてください。

議長(加来良明) 町長。

町長(高薄 渡) 先ほどの口田議員の質問は、将来構想を含めて、今後どう考えていくのかという質問でしたので、そのようにお答えさせていただきました。

議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) そういうことであれば理解をいたします。

 新年度の動きというのは、全く見えておりませんし、わかりませんので質問するわけにはいきませんが、今、いろいろ指摘をされていることを踏まえて、今年度の中でしっかりと関係する部分について対応していただきたいと思いますが、それでよろしいですか。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

町長(高薄 渡) 先ほども申し上げましたけれども、団体とは1、2回しかお話をしておりませんので、来年度に向けてどうなっていくのか、今の状況はどうなのかも話をしていかなければならないと思っております。というのは、施設を充実していくということでありましたけれども、なかなか容易ではないなというのが現実に表れているわけでありますから、そうすると、その施設の方を町としてどう考えていくのかということも考えなければなりません。したがって、町だけではだめなので、多くの人々の賛同を得るようなことをしていかなければならないだろうと思うわけであります。そういうことから考えましても、早急にそのことが進むということは困難であろうと思います。しかし、方針はきちっと定めていかないと、やはり期限がないとだめだと思います。問題は、利用させていただく土地が借地でありましたから、その方の対応がどうなっているのかわかりません。それは団体のほうで進めていただいておりますから、町が出る場合は、町がきちっとお話をさせていただきますよということになっておりますけれども、先に団体のほうで進めさせていただきたいというお話をしておりましたので、私どもとしては控えておりました。今後、どうなっているのかを確認しながら、もし町を必要としていくのであれば、いかなければならないだろうと思います。

議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 将来展望の考え方については、町長の考え方もわかりましたが、今、進んでいる状況、3月の定例会でもお尋ねをしましたが、当初の予定から見ると大幅に遅れているという認識でいいのかどうか、確認させてください。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) 原議員の質問にお答えいたします。

 現在のところ、数度、専務、理事とお話し合いをさせていただいたところ、なかなか状況が好転をしているということはございませんが、かなり努力をしていることは見えておりますので、今後の活動に期待をしております。

議長(加来良明) 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 担当課としてはなんとかなるなという感触でいるのか、これはどうですか。

議長(加来良明) 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) 町民の英知を結集して、この団体ができておりますので、会員の方々の努力が表れて、今後なんとかやっていただけるものと考えております。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 以上で、商工費の質疑を終わります。

議長(加来良明) 産業振興課参事。

産業振興課参事(高金信昭) すみません。

 西山議員の答弁で間違った答弁をいたしましたので、訂正させていただきたいと思います。

 家賃のほうの計上経費につきましては、私が使用料及び賃借料のところに計上していると申しましたが、間違いでございまして、需用費のところに計上しておりますので、訂正させていただきます。

 すみませんでした。

議長(加来良明) 今、産業振興課参事のほうから答弁の訂正がありました。これを了承します。

 今の了承について、西山議員、特に何かありましたらお受けします。

 ありませんか。

7番(西山輝和) ありません。

議長(加来良明) 以上で、商工費の質疑を終わります。