北海道清水町議会

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平成26年第7回定例会会議録(9月24日_日程第1_後期高齢者医療保険特別会計)

議長(加来良明) 認定第3号、平成25年度清水町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の認定についてを審議します。

 これから、質疑を行います。

 335頁をお開きください。

 清水町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算事項別明細書により、歳入歳出並びに調書について一括して質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 主要政策成果表でいうと207頁なんですが、滞納繰越分の保険料についてというところに関わってお聞きしたいと思います。

 収入済みの額の推移ですが、平成24年度比較では収納率が15.11%と増になっております。それでも42.8%が未済となっていますが、この未済となっている方々は軽減等を受けている方々でしょうか。詳しい数字はいいんですが、だいたいの傾向としてお伺いします。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) そこまで詳しい分析は行っておりません。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) わかりました。

 2014年度から2015年度の保険料が平均保険料が2013年度までよりも1,053円、1.56%下がって、5割軽減、2割軽減の対象世帯が拡大されたんですが、均等割の比率が上がったことで所得の低い層の人が実際に支払う保険料が逆に増えています。そういうことから考えると、今年度以降、来年度含めて収納率の低下が非常に心配されるんですが、現状から考えてどのように押さえられているか伺います。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 経済状況等を勘案いたしますと、なかなか厳しい部分はあるかと思いますが、この保険制度についてのご理解をいただきながら収納率の向上に努めてまいります。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 北海道の保険料滞納処分件数が東京都よりも多いということで、年々多くなってきています。平成24年度の滞納だと思うんですが、2,200件の増となって、差し押さえが平成23年度の840万円から2,300万円となっている状況です。そういう状況を考えると、取立てが市町村任せとなっているのが現状です。そういう現状の中で、滞納処分の停止要綱が要求されてきているんですが、その制度が続く限りはこの停止要綱が必要なのではないかと思うんですが、広域連合の要請等の方法がとれないのか、現実に行われているとすれば、どのように行われているのかを町長にお伺いいたします。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

町長(高薄 渡) 広域連合の方には十勝から代表で町村長が出ているところでございますが、詳しい内容については我々の方で存じないところでございます。確かに、低所得者の改正によりまして、低所得部分の負担が若干増えてきているのは間違いないところでございます。そういう意味から考えますと、今後、経済状況によるところも大なんですが、今のままの状況ですといい結果が生まれないだろうなと思います。ですから、期待するのは経済状況が良くなって、いろいろな制度の中の改善も求めている部分が、いわゆる社会保障のほうに回る財源が生まれるように我々としては運動展開をしているところでありますから、そういう面で、所得の低い部分への対応策をすべきだということで言っております。一方、高所得者については料金をもう少し上げるべきではないかと、こういうようなことも出ておりますので、今は上を押さえて下をちょこっとあげているという状況で、真ん中が高いというようなことだと思いますので、そのへんのバランスをいかに今の中で進めていくかということで、議論をされているところでありますので、それを期待しながら低所得者層の軽減策についての中身の内容についての精査をもう少ししていただきたいと思っております。一般的な概論ではなく中身のところをみて、個々にあった所得割、税の課税のあり方というものをもう少し深める必要があると考えております。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 機会があれば、何らかの方法で地方からの声をぜひ上げていっていただきたいと思います。

 次に、一般会計から軽減の部分は、市町村が繰入れを行っているわけです。そういうふうに成果表には載っているんですが、1つは平成20年度の4月にこの制度が施行されてから保険料について特例軽減措置という方を合わせて、制度と同時に行われてきました。それが、本来、こういう制度を設立して、国が軽減措置の予算措置を組むべきなんですが、そういうのが組まれてきていないということに、制度がもっている基本的な矛盾の1つがあると思うんです。厚労省が平成13年10月に特例措置について全廃する方針を示して、早ければ今年度、段階的にはそのときから縮小し、最大7割軽減にするという提案をしているんですが、この動きはその後押さえられているとすれば、説明願いたいと思います。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 詳細につきましては情報がございませんので注視しているところでございます。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) もし、この制度が廃止されるとすれば、地方にとっては一般会計からの繰入れというのが非常に多くなってきます。滞納分が多くなってきます。そういう状況が今の制度の中にはあるわけで、今後何らかの措置を行っていく必要があるのではないかと思います。道の連合は恒久的な制度となるよう、全国区的なはたらきかけをしたいという答弁をしていますので、ぜひとも機会があれば町長の方でもそういう動きを広げていただきたいと思います。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

町長(高薄 渡) ただいまの件については、懸念するところが多々ありますので、十分この声についての要望措置をとってまいりたいと思っております。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 今、滞納や不納欠損、収入未済額などいろいろあるんですが、高齢者の方が多いのでちょっとでも溜まるとなかなか回収が難しくなると思うので、頑張って、なるべく早いうちに手を打って、回収の努力をしてほしいと思います。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 納期ごとに滞納が出た場合につきましては、すぐ連絡をして納付をお願いしているところでございます。また、納付額が1度で納めるということが無理であれば、分割というような方法もとって、無理のない形でなんとか納めていただきたいということで、現在努力しているところでございます。

議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 以上で、認定第3号、平成25年度清水町後期高齢者医療保険特別会計歳入歳出決算の質疑を終わります。