平成26年第7回定例会会議録(9月26日_日程第1)
○議長(加来良明) 日程第1、議案第68号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
産業振興課参事。
○産業振興課参事(高金信昭) 議案第68号の提案理由等についてご説明を申し上げます。
議案第68号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、地方自治法第96条第1項第1号の規定に基づき、上記条例の制定について議会の議決を求める。
例規集につきましては、第2巻5,001頁からでございます。
お手元の議案説明書1頁をご覧いただきたいと存じます。
新旧対照表をご覧いただきたいと思います。
この条例中第8項の次に、次の1項を加える改正であります。9項といたしまして、平成26年12月1日から平成27年11月30日までの間に、第3条第1号に規定する運転資金について、第8条の規定による申込みをしたものに係る利息の補給については、第7条の規定に関わらず、利息額に相当する額(100円未満の端数があるときは、その金額を切り捨てる。)を交付するものとする。附則、この条例は平成26年12月1日から施行する。
提案理由といたしましては、リーマンショックに起因する経済状況の悪化が懸念される中で、町内事業者への影響を軽減するために、営業活動に必要な運転資金の借入れを安定的に確保する支援策として、平成20年12月1日から翌年11月30日までの期間において、借り入れた運転資金に限り、全額利子補給を開始し、現在まで継続してまいりました。これまでの経過の中で、償還年数、通常5年の半分2年6カ月を過ぎると借換えが可能となることから、対象者はすでに借換えの手続きを終了していると考えられ、また、リーマンショック時3.3%の金利が、現在では2.1%前後の低利の状態で推移していることから、受益者である事業者の負担の軽減や経営の安定化につながっていると考えております。しかし、本年4月からの消費税増税前の駆け込み需要の反動により、全国的に個人消費の大幅な減少や新築住宅着工戸数の減少基調が持続していることが確認されていることから考えて、このことが本町の経済状況と必ずしも一致するとは言えませんが、国における経済対策による公共投資や各種政策の推進などにより、駆け込み消費からの反動減が着実に緩和しつつある中で、増税による景気の腰折れ自体はなんとか回避する傾向にあると考えられております。
本町といたしましては、この国の支援策だけを頼りにするだけではなく、更に後支えをしなければならないということから、今回提案いたします本町独自の支援策を継続し、事業者の経営体制を維持・確保した中で、本町住民に安定的な消費活動を提供してまいりたいと考えております。
なお、この件につきましては、8月上旬に商工会事務局との意見交換をした中でも延長の要望を受けたところでございます。よって、増税による景気の腰折れ自体はなんとか回避する傾向にはあるものの、町内事業者の安定的な経営環境を維持することなどを総合的に判断し、本定例会に条例改正案をご提案し、期間を1年間延長して利子相当額の補給を続けるものでございます。
以上、提案理由とさせていただきますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
質疑ありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありますか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第68号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第68号は原案のとおり可決されました。