北海道清水町議会

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平成26年第9回定例会会議録(12月10日_日程第9)

議長(加来良明) 日程第9、議案第119号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 副町長。

 

副町長(金田正樹) 議案第119号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定につきまして、ご説明を申し上げます。

 総額に70,000千円を追加し、それぞれの総額を8,659,423千円とするものでございます。

 補正の内容につきましては、前段、行政報告をさせていただきました、今年度における清水赤十字病院への財政支援の内容でございます。

 歳入より説明をいたします。6頁をお開き願います。

 18款1項1目、財政調整基金につきましては、今回の補正予算にかかります調整額としまして70,000千円を追加するものでございます。

 下の7頁、歳出でございます。

 4款1項1目、保健衛生総務費でございます。19節13番、救急医療対策事業補助金につきましては、救急医療部門の収支の赤字補てん部分の助成といたしまして、27,664千円を追加するものでございます。

 次に15節15番、清水赤十字病院運営補助金につきましては、医師確保費用の増加による厳しい病院運営の財政支援といたしまして、運営補助金として42,336千円を追加するものです。合わせまして70,000千円を本年度において補助するものでございます。

 以上、一般会計補正予算(第9号)の説明でございます。

 ご審議お願いいたします。

 

議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 先日、全員協議会で説明を受けて、ショックを受けたわけですけれども、3点にわたってお伺いしたいと思います。

 1点目は平成24年度の時点で、経営危機の状況が明らかになっているわけですけれども、その状況把握と対応がこの時点で必要だったのではないかなという受け止めをしたわけです。病院の今回の経営改善に向けての方向も合わせて出されていますが、この時点までの病院の経営改善に向けての努力を町としてどのように受け止め、もし対応があれば、どのように対応されたのかを1点目に伺います。

 2点目ですが、当町だけではなくて、いろいろな傾向を見ますと、医療問題が問題化されているわけですが、医師の確保の見通しですね。全国的に非常に大変な状況にあるというふうに私自身は受け止めているんですが、そのへんの見通しを現在のところどう受け止めていらっしゃるのか、お伺いをしたい。 

 3点目ですが、今後、医療介護総合法による影響が、具体的にいろいろ出てくると思うわけですが、例えば、機能分化の名での病床再編、あるいは救急医療の対応、その他の部分で、道の段階から今後、具体的に出されてくると思うんですが、改善に向けて、今後の方向を見定めていくのに、これらの問題をどう捉えていけばいいのかということも含めて、今後の問題をどのように捉えられているのかをお聞きいたします。

 以上、3点、よろしくお願いします。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

 

保健福祉課長(細野博昭) 1点目は、平成24年度から赤字だったので、その当時の町の対応ということでございますけれども、平成23年度が医療事業の部分ではプラスになっていたということを受けまして、平成24年度の末で医療の部分が5,500万円の赤字ということでしたので、この間につきましては、特に町へのお願いですとか、そういったことはなかったというふうに認識しております。

 それから、医師確保の見込みでございます。ご質問のとおり、都市部を除いた場所では、非常に医師の確保は難しいという全国的な状況であります。現在、清水赤十字病院におきましては、医師確保に懸命なる努力をしているというふうに伺っております。現在、2名の医師の方と接触をもちながら、なんとか清水赤十字病院にということで、お話を進めているという状況は聞いておりますけれども、正式合意に至ったというところまではいっていないという状況にあります。

 3点目の病床再編のことでございます。今年の7月だったと思いますけれども、振興局の方で制度改正についての説明がございました。まだ、具体的に十勝圏での病床の割り振りですとか、そういったところまでは進んでおりません。今後、そのようなかたちで、病院の目的をそれぞれわけながらやっていくという国の方針を受けた道の説明段階で止まっておりまして、具体的に十勝圏の中で一般病床が何ベッドにするとか、そういったところまではまだ作業は進んでいないという状況でございますので、今後、またそういう方向が出されれば、当然、道の方から周知があるだろうというふうに思っております。

議長(加来良明) 4番、木村好孝議員。

4番(木村好孝) 1点目だけに関連して、平成25年の時点で非常に大きな赤字の状況というのが明らかになっているんですが、現在、出されていた資料として、改善方向、3年間のを見ますと、ベースになっているのが補助金なんです。具体的な日常的な経営としての改善内容というのが見えてこないということが、正直な受け止め方なんです。公的な機関ですけれども、経営という部分では民間と変わりないわけなので、そのへんの努力というのは必要となってくるのではないかなと思うんです。私自身としては、今後、改善していく過程の中でも、いったん離れていった患者さんを、お医者さんがそろえば別なのかもしれませんけれども、戻してくるという努力というのが非常に大変だと思うんです。これは、教育の面でもそうです。学校がいったん不信感を抱かれる。教員がいったん不信感を抱かれると、それを克服していく過程というのは大変なわけです。そういう面で、日常的な改善努力の過程というのをどう受け止められているのか、受け止められている範囲でよろしいので、お聞きしたいと思います。

議長(加来良明) 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 先日、お配りいたしました資料を皆さんご覧になっているかと思いますけれども、平成25年度におきまして、医師が2名退職して、2名採用ということで、ここが大きく動きまして、赤字も1億5千なにがしという数字になったところでございます。この段階で、町との相談の中で、清水町が貸し付けをしております5,000万円について、返還を1年猶予しましょうと、その中で様子を見ていこうということで、平成25年度は終わっているわけでございます。

 今年度に入りまして、春以来、非常に厳しい状況が続いているということで、事務担当者同士の中ではいろいろな情報交換をしながらきたところでございますけれども、例えば、平成25年度につきましては、これだけの医師の動きがあるということで、もちろん、この経営の赤字という部分につきましては、国の制度改正ですとか、診療報酬のマイナス改正ですとか、そういった要素ももちろんあるでしょうけれども、それ以上に、これだけの医師が退職していくという状況については、「清水赤十字病院としての責任もあるのではないですか」ということを私は申し上げました。それで、去年の11月から院長不在のままずっときておりまして、今年の7月1日に副院長である藤城先生が院長に就任いたしまして、新しい院長のもとで100名近くの職員が一丸となって、再建に向けて、経営改善はもとよりお客様への医療の信頼を回復するように頑張っていただきたいということで、お話をしているところでございます。

議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 9番、奥秋康子議員。

9番(奥秋康子) 基本的なことをお伺いしたいと思います。

 先般、全員協議会の中で提案されたこの資料の中では、非常に経営状況が言ってみれば雪だるま式に赤字が膨らんできているというのが、現状ではないのかなというふうにも思いますが、こうした中で、国の医療改正などもございますが、医療収益の伸びがどこまで期待できるのかなということもございまして、今後、赤字が増えていくということは心配されないのかどうか、そのことをお伺いしたいと思います。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) 日赤が本社と相談をしてつくった改善計画でございます。大きなポイントとなるのは、言うまでもなく医師の確保でございます。現在、医師の確保に向けて、努力をしているということでございますけれども、医師が確保できればもちろん、急には難しいでしょうけれども、改善に向かって、病院の信頼も回復していくでしょうし、患者さんについても、ぜひまた戻ってきていただきたいと、そういったような診療体制を組んでいただきたいというふうに思っておりますけれども、そこは大きく期待をしたいということしか、言いようがありません。

議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) あまりの酷さにため息をつくばかりで、この間の全員協議会で言われても、頭の中が真っ白で、どうすればいいのかという感じで、何も言えませんでした。この資料が11月7日に日赤からきて、事務サイドで1カ月ちょっとかかって精査してきたわけですけれども、この精査している間に、町サイドでも11月30日に臨時会があったわけですから、そういう中ででも、こういう大事なことがきているんだということを全員協議会の中ででもちょっとでも報告しておいてもらえれば、我々ももっともっと時間をかけて中身を精査することができたんですけれども、たったこの3日、4日で、8,000万円もの大金を、町民の税金を使うということは、非常に難しいことだと思うんです。12月のぎりぎりになって、何も我々ができないようにやっているのか、わかりませんけれども、そのへんは町長どうですか。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

副町長(金田正樹) 確かに、全員協議会に突然お話をさせてもらって、いろいろ検討される時間が少なかったと、そこらへんは、時期的なものについては反省はしていますが、また、11月の7日の時点で要望を受けまして、事務長並びに院長といろいろ面談をさせていただいております。そこで、本当に今後、どう改善されていくのかということで、そこらへんで時間がかかったところでございます。また、今回の補助金につきましても、いろいろ考えました。最終的に町民の皆さんのために、どのような方法が一番いいのか、それを重点的に、町民の目線に立って判断をさせていただいて、今回提出をさせていただいたところでございます。

議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) すみません。最初に全部の項目を通告すればよかったですね。3回までですからね。よろしいですか。

議長(加来良明) だめです。

7番(西山輝和) だめですか。はい。

 それでは、日赤の書類をいただいて、改善計画も出ているんですけれども、その改善計画が出ても、ただ医師確保をするだけのことであって、そうしていけば黒字になるという、ただそれだけです。この病院の中で、いろいろ指摘されているように、診療報酬の改定や臨床研修制度の変更となっていますが、こんなことは経営していれば、とっくの前からわかっていて、赤字経営になる前から次から次へと年度が変わるごとに作成して、自分たちがどういう計画でやっていかなければいけないというのは、己からやっていかなければいけないことでしょ。そういうことが何も載っていない。ただ...(中断)

議長(加来良明) 西山議員、1項目目ですので、議員に対してなぜもっと早く知らせなかったかという範囲の質疑の中で質疑を行ってください。

7番(西山輝和) 先ほど、課長からも言われましたけれども、医師確保といっても非常に難しいということは、よくわかっているんですが、これは次から次へと退職していくということは、もっと内部改革をしないとどうしようもならないことだと思うんです。職場は働きやすく、環境のいい職場にしないと、長続きしないわけですから。こんな大事なことを3年間も8,000万円を続けていくということは、とんでもないことです。これは住民投票をして、町民に審判を仰がなければ、こんな大それたことはやっていけるわけがないと思うんです。

議長(加来良明) 西山議員...(中断)

7番(西山輝和) はい。わかりました。

 どうですか。

 町長に聞きます。

議長(加来良明) 今の質疑に答弁があれば。

 町長。

町長(高薄 渡) 課長の説明で、今年度と確か言っていたと思うんですけれども、3年の要望はありました。ありましたので3年の計画になっています。内容を見ると、それぞれの金融機関も含めて、病院の中ですから金融政策はちょっとわかりませんけれども、日赤本社からと町との助成をあてにして、医師が確保していければ、これだけになっていきますよということの計画書を出していただいたわけです。これは、うちの計画書と同時に日赤本社の方にも出しているというふうに聞いております。私の方としましては、日赤本社からもっと資金が出ないのか、いろいろと協議はしてきたんですけれども、全国の日赤そのものも黒字病院は少なく、赤字病院が多いという中で貸し付けをしていかなければならないということでございました。そういうことで、非常に大事なことですから、内部の努力を見せてほしいということで、担当を通じてやっております。院長とは就任して、院長を受けたわけですけれども休みがないくらいの状況でいたということをお伺いしました。院長として新たな方針を立ててまいりたいということで、お話がありましたので、それを信頼するほかはないのではないかということで、私どもといたしましては、住民の健康、命を守るというお話がありましたし、私どもも認識しております。それから、これがうまくいかないということになりますと、最終的には療養型、そして外来と。そこまではいきませんけれども、そういう経過もあったということで、お話をさせていただいております。大事なことでありますから、今後、推移を見守りながら、もし、このようなことが続くようなことであれば、住民の皆さんの理解を求めながら、あるいは意見を聞きながら進めていかざるを得ないだろうと思っております。

 また、単純にという考え方ではないということだけは、ご理解いただきたいと思います。

議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。

7番(西山輝和) 町長の言われることはよくわかるんですけれども、これだけの融資をするわけですから、町サイドのいうことを病院側でもきちんと受け止めてくれないとだめだと思うんです。公的病院だから町サイドからは物申せないというのでは困るわけです。やっぱり、どんどん改善していかなければ、このままの状態でいったらまだまだ赤字は増えていきます。こんなの小学生が計算してもわかることです...(中断)

議長(加来良明) 西山議員、質疑をお願いします。

7番(西山輝和) 町長が直接、日赤病院に行って、この1、2年でどうするのか、方針をきちんと聞いてきて、やるというのであれば町サイドでてこ入れしてきっちりやるというぐらいにならないと、むだ金を使うわけですから、そういうことにならないように、給料を削減したらいいんじゃないのと言っていても、全然この中に入ってきていないわけです。人員削減も何もない、そんな中でやっていくといったってできるわけないでしょ。だから、町長がきっちり、副町長でもいいから本社へ行って、そういうことをきっちりうたって、お願いをしてやっていくというくらいにならないとだめだと思います。

議長(加来良明) 西山議員。今の質疑の中で、融資という質疑の仕方をしましたけれども、融資ではありません。補助金です。

 議事録を訂正します。

 答弁はありますか。

 町長。

町長(高薄 渡) 今、西山議員の言われるのは、一般的にはそう思うかもしれませんけれども、日赤の組織体制というのは、よく私も、いわゆる医療の部分については事務部門の方でもよく理解できていないような状況だと思います。したがって、私がまいりまして、この日赤問題を取り上げるということは、ここの日赤は独立財産でやっている中では、日赤という冠はありますけれども、医療の対策事業については、医師確保という面では私としても努力はできますけれども、経営内容については補助金を出す以上は当然のことだと思いますけれども、本社との関わりはちょっとできないのではないかと、あくまでも地元のところで関わりがあるからやらなければならない。したがって、今度の新院長の方針の下、おそらく就任したばかりでありますから、仕事に追われていると思いますけれども、とりあえず、この問題について、しっかりと院長の方で方針を立てていただいて、事務サイドに下していただいて、そこで私どもと細かいことは折衝し、大まかなことは院長と話し合いをして進めていかなければならないなと、今度は補助金というかたちでいくわけでありますから、その部分はトップ同士の運営面での話し合い、協議を進めてまいりたいと思っております。

議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 6番、原紀夫議員。

6番(原 紀夫) 今回の日赤に対する助成について、一昨日、昨日と町民との懇談会等もあって、その中で町の考え方も詳しく担当課長からも私は伺っておりますが、多くの町民が心配していることでありますから、あえてお尋ねをさせていただこうと思います。

 今回、運営費の助成の提案事項について、本会議で否決されたということになると、どのようになるのか、そして、町はそのことについてどのように考えるのかを、まず1点目お尋ねをいたします。

 2点目であります。先ほども木村議員からもお話がありましたが、平成21年度に外科医を採用して、平成23年度から内科医が2名退職をして以降、医師の定着が全くできない状況が本年まで続いている。したがって、退職、採用で繰り返しずっとしていても、なかなか難しいのではないかと、他の医院ではこのような状況はないのではないかと、このように考えているところであります。先ほども、西山議員が言われておりましたけれども、何と言っても患者と医師の信頼関係の上に成り立っているわけでありますから、これを回復するのは至難の業だと私も考えております。したがって、日赤病院が医師、事務局全体を含めて、この難局を乗り切るまで一丸となって取り組まなければ、全くだめだろうと考えているわけであります。したがって、この計画の中で言われている緊急指定の病院ですけれども、外科医が全くいない中で、ずっと推移しておりますけれども、計画の中では平成29年度に外科医を採用するという計画であります。私は、この計画を見て、急がなくてはならない部分を後回しにしているということについては、全く納得しがたいなと考えているわけでありますけれども、町もいろいろと苦労をされて、今日に至っておりますが、この計画について、よく考えた計画だということになっていないと私は理解をしているんですが、このへんについて、どう考えているのかをまず、お答えをいただきたいと思います。

 3点目ですが、赤字が2億円を超えて、資本では8,500万円もの債務超過を起こしています。普通であれば倒産しているような状況です。当然のことながら、日赤が経営病院として指定したということでありますから、全力をあげて取り組むんでありましょうけれども、この改善策がしっかりと履行される、守られていくというのは本当に難しいと思います。

 昨日、庁議があったと思いますが、この中で職員間から「少ないんじゃないか」「もっと出した方がいいのではないか」あるいは「出すべきではない」など、いろいろ意見があったのではないかと思いますが、庁議の中でどういうことになっているのか、まずお知らせを願いたい。

 4点目であります。私は、当面の措置として、平成26年度の分として提案をしておりますが、私は、これは認めざるを得ないなと考えております。それはなぜか、昨日も町長言われておりましたけれども、本町には人工透析の施設があります。ここに多くの方が通っている等もありますし、どうしても緊急指定病院から外れると、まさに大変なことになるということから、私は、この措置は、今回認めざるを得ないだろうと考えているわけであります。今年はいいんですが、平成27年度に入って即新年度の予算が動き出した段階等から、改めて平成27年度の助成をお願いしたいということがもし出たときには、どういう対応をされようとしているのか、まずお尋ねをさせていただきます。

 最後の5点目ですが、よく、うちの町は病院が多いからという話が出ます。したがって、他の病院が本当にいい経営をしていて、町から助成を受けなくてもいいというような病院では私はないと考えています。今後、この助成を受けて他の医院が「清水町さん、なんとかうちの病院でこういう機械を入れて、より高度な医療をしたいんだけれども助成してくれいないか」等が出た場合にどういう対応をされようとされているのか。

 この5点、お願いをいたします。

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 保健福祉課長。

保健福祉課長(細野博昭) まず1点目のこの補正予算が否決になった場合どうなるんでしょうかというお話でございます。日赤の事務部長等と何度も何度もお話をしておりますけれども、同じような質問を私も事務部長にぶつけました。額は別にして、「これで町が補助金を出せなかったら、清水赤十字病院はどうするんですか」という質問に対して、事務部長さんは「現状でできる範囲のことしかやりません。ということで、マイナスになっている赤字部分はどんどん切っていくしかないですね。」ということですので、まず、24時間体制の救急医療部分はマイナスですので、2,600万円くらい自己資金でやっているということですので、その部分も切っていかなければならないし、何度か話に出ている急性期の入院を取りやめて療養型にするですとか、具体的にはいろいろあるんでしょうけれども、いわゆるマイナス部門をどんどん切っていくしかない。今の現状の中でやれる範囲の病院経営しかできないということでございますので、この7,000万円補正予算が否決ということになりますと、縮小あるいは療養型転換、最悪の場合閉院ということも考えられるかと思います。

 それから、2番目の再建計画への評価ということでございます。これについては、清水赤十字病院だけでつくったものではなく、本社との協議あるいは指導の中でつくったというふうに聞いております。ポイントとなります医師の確保、毎年一人ずつ確保していくということが大前提になっておりますので、そのようにいけばもちろん少しずつですけれども上向きになってくると思いますけれども、逆にそれができない、スタート時点から、来年度からそれができないということであれば、改善計画の達成は難しいだろうというふうに思っているところでございます。

 4番目、来年度予算の対応でございます。現在、新年度予算につきましてはこれからですけれども、年度当初といたしましては緊急医療の部分のマイナス分、今回提案させていただいております2,600万円プラスということで、合計4,600万円くらいになりますけれども、それにつきましては年度当初に計上を予定しております。そのほかの、今回4千なにがしということで、経営部分に対する補助につきましては平成26年、今年もまだ3カ月少々ありますし、平成27年度の日赤側の努力の成果を見ながら対応していきたいというふうに考えております。

議長(加来良明) 副町長。

副町長(金田正樹) 3点目と5点目について、私からお答えさせていただきます。

 まず3点目の改善策どおりいくのはなかなか難しいのではないかというお話も含めまして、課長職で組織しております庁議でどのような意見が出たかという話だと思いますが、全員協議会でいろいろと説明させていただきましたことと同様のことを説明させていただきました。それから、厳しいんだという状況は、皆さん理解していただきました。その中で、5番とも絡んでくるんですが、今後、他の医療機関から同じような申し出が出た場合はどうするんだというお話はございました。当然、準公的病院、更には個人病院につきましても、町民の皆様の健康を考えていただくということについては同じだと思います。これは、医療懇談会等でも申し上げていますが、例えば、新しい診療科の新設、設備の更新など、そこらへんについては随時相談に乗りながら、議会で相談をさせていただきながら進めていくことになるかと思います。

議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

議長(加来良明) 討論なしと認めます。

議長(加来良明) これより、議案第119号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

(賛成者起立)

議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第119号は原案のとおり可決されました。