北海道清水町議会

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平成26年第9回定例会会議録(12月2日_日程第4)

議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。

 町長から行政報告の申し出がありました。これを許可します。

 町長。

 

町長(高薄 渡) 行政報告3件を申し上げたいと思います。

 まず最初に、JA北海道厚生連帯広厚生病院への運営費補助につきまして、ご報告申し上げます。

 これまで十勝町村会と帯広市との間で、帯広厚生病院への補助につきまして検討を重ねてまいりましたが、7月15日に開催された十勝町村会臨時総会において方針が決定され、この方針決定後、補助金の支出方法について管内主管課長会議により協議を重ね、市町村個別による支出とすることとなりましたので、ご報告申し上げます。

 帯広厚生病院は十勝圏唯一の地方センター病院として、特殊な疾病や高度・専門医療に対応できる医療機能を備えていることから、不採算医療部門である、救急救命センター、小児救急医療、周産期医療、小児医療及び精神医療の5部門の収支不足額を補助対象とし、これに対する特別交付税措置額の範囲内である3億円を上限として、帯広市と管内町村で平成26年度から補助することと決定いたしました。

 補助の負担割合は、帯広市が70パーセント、町村が30パーセントとして、町村の負担額は均等割30パーセント、実患者数割70パーセントの割合で算定し、本町の補助金額は4,590,000円となっております。

また、平成13年度から実施しております帯広厚生病院の救急救命センター運営に関する市町村からの支援は、平成25年度をもって終了することとなります。

 なお、本件に係る補正予算を本定例会にご提案させていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 以上、JA北海道厚生連帯広厚生病院への運営費補助についての行政報告とさせていただきます。

 

 次に、十勝圏における消防の広域化につきまして、ご報告申し上げます。

 これまで、地域住民の生命、身体及び財産を守るため、消防体制の充実に努めて参りましたが、少子高齢化に伴う人口減少に加え、災害や事故の多様化更には大規模化など、消防を取り巻く環境は大きく変化しております。

 こうした状況の中、今まで以上に効率的・効果的な消防体制の構築が必要であり、消防広域化によるスケールメリットについて、十勝管内 19市町村で協議・検討を重ねてまいりました。

 消防を広域化することより、現場への直近署所からの出動が可能となり、緊急車両の到着時間が短縮されるなど初動体制の強化や、指令センター整備による通信の高度化、効率化による財政負担の軽減など、様々なメリットが期待できます。

 また、広域化後の円滑な運営を目的とした「十勝圏広域消防運営計画」については、パブリックコメントを経て、本年3月28日に策定したところです。

 この度、新たな広域消防事務組合の規約案などについて、市町村長会議で確認されたことから、本定例会に「とかち広域消防事務組合の設立」、「西十勝消防組合規約の変更」、「西十勝消防組合の解散」の関連する3件を提案いたしますので、ご審議のほどよろしくお願いします。

 なお、今後は、十勝管内の全市町村における関連議案の議決後、北海道の許可を経て、平成27年度に組合を設立し、その後、平成28年4月から事務の共同処理開始に向け、準備を進める予定となっております。

 以上、十勝圏における消防の広域化についての行政報告とさせていただきます。

 

  最後に、北海道芸術高等学校の学校法人化の状況につきまして、ご報告申し上げます。

 北海道芸術高等学校は、国の教育特区の認定を受け、旧熊牛小学校跡に平成18年4月1日に株式会社立の学校として開校以来、今年で9年目を迎え、学校としての実績を上げてきたところであります

 しかしながら、教育特区における学校運営は、教育活動に様々な制約を受けることから、学校の継続性、安定性及び公共性の維持・充実を図るために、学校設置者である株式会社日本教育工房において、学校法人への移行が検討され、現校舎での学校設置者変更による設置を目指し、北海道学事課と協議をしてまいりましたが、校舎面積、体育館面積が北海道私立高等学校の設置等認可基準を満たすことができず、閉校となった仁木町の高等学校跡に本校移転の方針転換がなされたところです。

 熊牛地域の方々には、8月18日に説明会を開催し、これまでの学校法人化への経緯と今後の方向性について説明し、理解をいただいたところであります。

 その後、日本教育工房において、経営体となる学校法人「恭敬(きょうけい)学園」の設立認可と北海道芸術高等学校設置認可の準備を進めておりましたが、先般、日本教育工房の役員が来庁され、11月6日開催の北海道私立学校審議会において、学校法人設立認可となり、文部科学大臣に届出を行った後、正式に設置認可される予定との報告を受けました。

 更に、旧熊牛小学校の清水本校については、平成27年3月末をもって貸付契約を解除したい旨の申し出を受けたところであります。

 町といたしましては、誠に残念な結果でありますが、これを了承するとともに今後の旧熊牛小学校校舎の利活用に関して、熊牛地域の方々との協議を進め、要望に沿った振興策を進めてまいりたいと考えております。

 以上、北海道芸術高等学校の学校法人の状況についての行政報告とさせていただきます。

 

議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これで行政報告は終わりました。