平成26年第9回定例会会議録(12月4日_日程第2_一般質問 安田薫議員)
○議長(加来良明) 次に、10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) 放課後の文化・スポーツ活動にスクールバス、コミバスの利用で子どもの送迎を考えてはとの題目で、質問させていただきます。
先月末の道新の記事に、全国体力テストの結果が出ておりました。小学5年生は道内最下位脱出、中学2年生は依然低迷というものでした。わが町の子どもたちは、多種のスポーツ等で全道大会に参加し、上位入賞をしていますので、全国体力テストでは上位に入っていると思われます。そこには、教員の指導力とともに親の支援が必要になります。特に、清水・御影間の送迎が必要になってきます。近年、若い親の共働きで放課後の子どもの送り迎えができないとの話をよく聞きます。更に、「図書館へもバス利用ができるといいね」との話もあります。少子化時代ですので、子どもがより大きく育つため、放課後の文化・スポーツ活動が必要になります。一人ひとりの子どもの夢を叶えるためにも、ぜひ検討してはいかがかを伺います。
よろしく、ご答弁をお願いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
はじめに、教育委員長。
○教育委員長(三澤吏佐子) それでは、安田議員の質問にお答えをいたします。
まずは、児童生徒の放課後の文化・スポーツ活動のスクールバスの利用についてお答えいたします。放課後の活動につきましては、学校の管理下での部活動などと学校管理にならない少年団活動などがございます。放課後活動は、部活動や放課後子ども教室、学童クラブ以外は学校から一旦帰宅してからの活動が原則となります。一方、スクールバスの利用範囲は、国の助成金を受けて購入したスクールバスにつきましては、遠距離通学に支障のない範囲で学校教育活動の一環として利用することは可能であります。また、スクールバスの住民利用につきましては、路線バスのない地域として、遠距離児童生徒の通学に乗り合わせて運行することは、文部科学省の許可を受けているところでございます。ご質問にあった、放課後の活動のうち、学校管理にならない活動につきましては、国の補助金を受けたスクールバスでの利用は原則的にできないことと、スクールバスの下校時の運行時間帯とも重なるなど、送迎については難しいと考えますので、ご理解をお願いいたします。
次に、放課後活動の部活動について、現在、合同形式の部活動といたしまして、中学校サッカー部が清水中・御影中の連合チーム、アイスホッケー部が御影中・清水中を含めた十勝連合Dチームとして活動をしております。合同練習にあたり、御影・清水間について、スクールバスの運行を週1回5時間授業の日に平成18年度から平成22年度まで運行したところでございますが、平成23年度から本年までは中学校からの利用申請がございませんので、現在、運行はしていない状況でございます。今後もスクールバスの運行につきましては、安全運行を第一に考えまして、登下校の運行に支障のない範囲で、学校管理下の教育活動において、児童生徒を送迎してまいりたいと思います。
よろしくお願いをいたします。
○議長(加来良明) 次に答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 安田議員のご質問にお答えいたします。
ご案内のように、コミュニティーバスは清水町地域公共交通活性化協議会というのを設置しなさいということで、運輸局からそういうかたちになります。新たな公共交通サービス機関であります。平成22年度に当町は取り入れたわけでありまして、すこぶる早いわけではありませんけれども、全道でも早い方だと認識しているところであります。
また、実績などの効果等を検証して、新たなルートを変更する場合も必ず公共交通会議を開いて、連携計画を立てていくわけでありますが、会議は帯広から相当メンバーがくるわけでありまして、町内だけではなく、大半は向こうから来る状況であります。現在までにそれぞれ運行をしているんですが、なんとか少年団で活用できないかということでございますけれども、この路線のことについては、運輸局の許可もありますので難しいんです。もしするとなれば、新たにそういうものではない方法でやらなければなりません。ただ、する場合には時間帯も違うし、曜日も違う、種目も違うということで、これもまた大変なことだということです。送り迎えの支援をしてあげればいいのかということになると、それをしたからといって、会社に払ってくれるのであればいいですが、個人に払ってもだめなので、やはり、会社なり事業所を休んでこなければならないということもあります。そういう面で、非常にこの問題は難しいですけれども、考えていかなければならない部分がきているのも事実だなということもありますので、時間は要するかもしれませんが、何も考えないでだめだということではなく、可能な限り何かできないかということで考えていかなければならないかなと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 質疑を受けます。
10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) スクールバスに関しては、教育委員長の言われているとおりかなと思います。要請があればできるということですので、これはサッカー部、アイスホッケーDチーム、過去には1人、2人と人数が少なくても要請があればやっていたということでしょうか。
○議長(加来良明) 学校教育課長。
○学校教育課長(菅野靖洋) 過去におきましては人数に関わりなく、学校の方から申請があれば週1回運行していました。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) わかりました。
小学校のときにサッカー少年団で、中学校で1人だからできないということはないということですので、また学校側でそういう要望があれば、親が送り迎えができなくてもサッカー活動ができるということで、そのとおり進めてほしいと思います。
町長の答弁ではできる限りの支援ということで、前向きに考えてくれているかなと思うんですが、僕も送り迎えの支援をお金で解決してはまずいかなと思うんですけれども、送迎タクシー的なものはいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 方法は財源的なものもありますが、それだけの需要があるならば考えていく必要もあるのかなということでのぼかしがありましたけれども、そういう方向で考える必要があるのかなということで、教育委員会ともきっちり協議していかなければならないことですので、教育委員会の方でスクールバスではだめだと言うし、コミュニティーの方でもだめだということになれば、次の手を考えなければならないかなということで、企画課や実施機関のところで協議させていただきます。
○議長(加来良明) 10番、安田薫議員。
○10番(安田 薫) わかりました。過去にもこういう質問はあったので、おそらく、しっかり検討されていると思いましたけれども、また更に検討されて一人ひとりの子どもの夢を叶えるような体制をとっていただきたいと思います。