平成26年第9回定例会会議録(12月5日_日程第1_一般質問 西山輝和議員)
○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) おはようございます。大きく3項目にわたって一般質問させていただきますので、よろしくお願いいたします。
1項目目に、新年度予算編成についてお伺いします。来年度は早くも高薄町政4期目の後半に入るとともに、清水町まちづくり計画(第5期清水町総合計画、平成23年度~平成32年度)前期5カ年最終年度でもあります。そこで、平成27年度予算編成にあたり、町長の基本姿勢など、次の点について伺います。
1点目、「町長の公約」と「まちづくり計画」、「まちづくり基本条例」との関わりについて、基本認識と優先順位について伺います。
2点目、平成25年度決算で、監査委員により指摘を受けた補助金の不適切な事務処理についての再発防止改善策について伺います。
3点目、平成27年度の重点施策と新規事業内容について伺います。
4点目、特に新規事業の取組みについては、町民に見えるかたちで職員の英知や町民の声をどう取り入れて進めようとするのか、具体的な考えがあればお伺いいたします。
2項目目、バイオエタノール工場の現状と今後について、お伺いします。
1点目、バイオエタノールの工場について、工場施設はどうなるのか。
2点目、バイオエタノール工場就業者の再就職先はどうなるのか、お伺いします。
3項目目、北海道芸術高校の本校移転に伴う施設利用と今後について、お伺いいたします。
北海道芸術高等学校は、国の教育特区の認定を受け、旧熊牛小学校跡に平成18年4月1日に開校以来、今年で9年目を迎え、11月29日には「ありがとう清水町まつり」が開催され、多くの町民が来校して、イベントを楽しんでいました。しかしながら、平成27年3月末をもって閉校になります。誠に残念な結果であります。
1点目として、北海道芸術高校について学校施設の再利用に対する町の考え方をお伺いいたします。
2点目に、北海道芸術高校と町との今後の関わり方はどうなるのかをお伺いします。
以上、3点について、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 西山議員の質問にお答えさせていただきます。
まず、新年度予算編成についてでございます。
1点目の公約との関わりでございますが、公約、まちづくり計画、それから基本条例などがあるわけでありますけれども、公約につきましては、私の任期中の重点施策であります。総合計画と実施計画でも重点事項と位置づけをするものでございまして、まちづくり基本条例との関係や総合計画との整合性を持ちながら、協働のまちづくりを念頭に進めさせていただきたいというふうに考えているところでございます。
また、優先順位につきましては、先ほど申し上げましたように、この4年間での住民とのお約束でありますので、予算の許す限り実行に移してきているわけでございますが、今後も総合的に勘案しながら、総合計画との調整をとりながら進めていかなければならないのではないかなと考えているところであります。
2点目の補助金等についての監査委員からの指摘でございますが、これについては、公正な行政運営を行う中で補助金の交付要綱等に基づいた執行を望みたいということでありますので、これを真摯に受け止めて、関係法令等遵守しながら、要綱・要領に沿った事務執行の徹底を関係部署に指示しているところでありますので、今後もそういったことを念頭に努めさせていただきたいと考えております。
3点目は、来年度の重点施策と新規事業はどうなるのかということでございます。先ほど申し上げましたように、公約の重点施策並びに総合計画での施策、そしてまた、新たな課題に向かう施策を考えなければなりません。これまで、総合計画の各課のヒヤリングを進めてきているわけでございまして、その中にありましても施設関係では清水中学校の大規模改修、あるいは清水消防庁舎の建設工事2年目の事業、町民野球場の改修計画、道路・狭路等の改修、農業基盤整備、数年時にわたる事業展開、さらに総合行政システムの更新、あるいは議場における音響等を含めたシステム改修等も含まさっているわけでありますが、こういったものを総合計画の中で、それぞれヒヤリングをいたしまして、優先順位をつけながら年次別の3カ年の見直しをさせていただいているところでございます。しかしながら、予算との絡みがありますから、国の予算が交付税が出口で5%くらいの見込みでありますけれども、地方の税収が増えているということで、そのようなかたちに今のところ見込まれておりますが、今度の選挙のあとでございますので、お示しはできませんが、これは夏の段階でのお話でございます。
新たに地方創生ということで、新たな事業展開を組まなければならないのか、あるいは今あるものを拡充するのか、このへんのところがまだ定まっておりませんので、来年の1月の後半というかたちになるのではないかなと、例年の組み方とはちょっと違うのではないかなというふうに予測をしなければなりません。そういった面で、そのへんのところの予算の調整するところの難しさがあるところであります。
4点目でございますが、新規の取組みについて、町民に見えるように職員が考えるべきではないかというお話であります。当然、各課の総合計画の見直しのとき、事業についてそれぞれ担当課で見ていただいて、町民の声も入れながら見直しを行って、そして総合計画のヒヤリングに臨み、そこで意見交換をして、年次計画を立てて予算の要求というかたちになります。
職員が住んでいる町内会あるいは趣味や各種団体に加入しているところ、イベントでの町民に接する中、協力、さまざまな各種事業に参加などを通しまして、町民の皆さんと接触しているわけであります。そういう中で、まとまった声はないですが、こんなことが望まれるよと、こんなことをしたらいいのにねということを、職員はそれぞれ受けているわけでありまして、そういったものを計画の中に入れて、予算に反映できるものは、予算に反映していくというかたちになっているわけでありますから、今後もそういった職員の皆様には、特に平成27年度については現場で住民のしっかりとした希望改革も行いながら、現場での声を十分聞いて執行にあたるように指示をしていきたいと、このように考えているところであります。
次に、バイオエタノールの問題でありますけれども、この工場につきましては、ご案内のように国の政策で補助金が打ち切りになるということで、平成26年度をもって終わるということになるわけであります。工場の方では、その後の活用、運営についての議論はさまざまな中で水面下ではしているようではありますが、私どもの方にはその旨は伝えられておりません。
先般、まいられた中では、工場の運営についてはかなりのコストがかかっていくというようなことで、やめざるを得ないというようなことでございましたが、その後の動向については今月の中過ぎにバイオエタノールの役員会が開催されるというふうに聞いております。その中で、議論がされると思いますが、その後、私も入っていて、幹事会に課長職が入っておりますけれども、北海道バイオエタノール推進協議会で役員会の方向性のことが聞かされるのではないかというふうになりますと、年内にはちょっと無理ではないかなとは思いますが、注視しながら私も会議の中で発言できる場があれば発言していきたいなと、こんなふうに思っているところであります。
2点目の従業員の再就職につきましては、7月の全員協議会でもお話しておりますけれども、補助の打ち切りを受けて、翌日からバイオエタノールの社長、すなわち北海道農業中央会の会長でありますけれども、社長が工場を訪れて、従業員に不安のないように、心配をかけないということで来町してございますし、更に私のところには翌々日になりましょうか、専務取締役がみえられまして、従業員に心配はないよということで言われておりますので、問題はないと考えております。
なお、この職員につきましては、ホクレンのグループとの関わりでございますので、そこらへんの問題からそちらのほうもありますし、関連する部署あるいは取引先などいろいろあると思いますので、そういったところの方向性に行くのではないかなという予測はされるところであります。
次に、北海道芸術高等学校でありますけれども、ご案内のように、これもまた規制が緩和されず、そのままの規制の中で運営することが困難であるということでございますので、私どもとしましても非常に残念であります。本町出身の方がこの学校建設にあたるお話を伺って、こういうような話がありますよということで、学校の跡地をこのようなかたちの中で使うことができるかどうかということになりまして、地域と相談した結果、協力してまいりましょうということで、学校に設置したわけであります。非常に多くの皆さんが来町されまして、地域と密着して、一体となっていたことは、本当にすばらしいことであったわけでありますが、結果としては移転とならざるを得ないというかたちになります。
なお、株式会社から先般、ご案内のように学校法人化として認可されたということでございます。極めて異例の状況であったように聞いておりますけれども、今後の発展をお祈りしたいなというふうに思っているところであります。
また、施設の再利用でございますが、今回、学校が閉校になったときに、閉校施設等活用検討委員会というのを町内に置いておいたわけであります。ここで、いろいろな素案をいただきまして、地域の方々との話し合いを進めてきた経緯があります。熊牛小学校につきましては、当初は福祉館や保育所が老朽化しているというようなことから、福祉館と保育所ということで活用検討委員会と地域とで話をしてきていたところでありますが、芸術高等学校が設置されるということで、それを押して協力をいただいたということであります。先般から、この話について保育所は保育所の保護者の皆さん、それから地域は地域ということで話を進めてきております。地域の学校ですから地域の皆さんの活用意見を十分聞いて、考えていきたいということでございます。
先般もお話合いにまいりましたけれども、そこでの結論が出ない状況で、1月の中ほどに結論したいということでございますので、予算に間に合うかどうかということでございますけれども、それからの状況でございますから、要望を聞いて、改修となりますので、もし間に合わない場合は、当初予算ではなく、補正予算の中でやらざるを得なくなるかもしれないということで、考えられているところであります。
次に、北海道芸術高校と町との関わりあいはどうなるのかということでありますが、理事長も大変お世話になったということで、先生方も非常に清水町を気に入られていると、また生徒の皆さんもすばらしい農業空間地帯、いわゆる日高山脈との空間地帯といえるでしょうから、そういったところのすばらしさ、近隣の景勝地のすばらしさを含め、農業実習や福祉での実習、文化ホールでの発表など、まちぐるみでやっていただいたし、講師の先生も特区でありますから、町が認めれば先生になれるわけでありますけれども、そういった方々の熱い支援、情熱を持った教育をしていただいたということで、ここから去るのが本当に残念で極まりないということで、悩みに悩んで体を悪くしてしまったという状況もございました。そういうことで、これはご縁があったわけでございますけれども、子どもたちが大きく成長されて、結婚され、所帯を持たれて旅行に来たときにぜひこちらに寄っていただいたり、滞在していただいて、そういう繋がりだとか地域の方々と繋がっている方もいらっしゃるようでございますので、産品の送付だとか、そういったこともあり得るようでございますので、そういうお付き合いで、学校側とのお付き合いをするだけで、それで十分ですよということでお話させていただいているところでございます。
今後、学校側としても何かできる範囲の協力があればしていきたいというふうにおっしゃっておりましたので、これから時間がありますので、いろいろと協議を進めさせていただきたいと思うしだいでございます。
以上を申し上げまして、お答えにさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) 議長すみません。携帯電話の電源を切るのを忘れていて、申し訳ございませんでした。
1点目の町長の公約とまちづくり計画、まちづくり基本条例との関わりについて、優先順位ということでお伺いしましたけれども、先ほど町長が言われるに3つの項目とも大事で、総合性を大事にして話し合いをしながら進めていくということでお聞きしましたので、1点目についてはよろしいです。
2点目の監査委員より指摘を受けた補助金の不適切な事務処理について、再発防止ということでお伺いしましたけれども、この中で事務的に事業内容などを職員がもう少しきちんと検証するということが一番大事なことであって、そういうことをきちんとやっていれば、こういうことにはならないと思いますので、そのへんをもう少しきちんとやっていただきたいと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 指摘を受けることは誠に残念でありますが、こういったものについては今後、相当留意していかなければならないものだと思っておりますので、職員ともども補助金問題やその他の町の支出の問題などをもう一度確認し合いながらいかなければならないと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) 今言われたように、もう少ししっかりと検証していればこういうことにならないので、昨日の奥秋議員の一般質問にもありましたけれども、他の団体にもこういうことが波及していかないようにしないと、こんな報告でいいんだと、簡単な報告でいいんだと思われたら、他の団体もだんだんずさんになっていくわけですから、きっちりと検証して、お金の使い道はどうなっているかをしっかり検証していっていただきたいと思います。
あと、私たちは花火大会も反対しましたけれども、そうではなく、花火大会は皆賛成しているんです。いいことはいいということでちゃんとわかっているわけですから、そういう中できっちりと検証していればそういうことにならないわけですので、そういうことを踏まえてやっていただきたいと思います。
次に...(中断)
○議長(加来良明) 答弁はよろしいですか。
○7番(西山輝和) よろしいです。先ほど町長がきちんとやると言われたので。
平成27年度の重点施策と新規事業については、先ほど町長が言われたように、総合的にいろいろ緩和しながら大事なものは早くやっていってもいいと思うし、またお金の状態を見ながら、交付金の5%ということを町長も言われましたけれども、そういうお金のことも総合的に見ながら計画を前倒しすることもあるでしょうし、あとに繰り下げることもあるだろうから、そういうこともきっちり見ながらやっていってほしいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) ちょっと誤解されたら困るんですが、先ほど交付税の約5%というのは夏の段階で想定されるだろうというお話でございますので、その点は確実ではありませんので誤解がないようにしていただきたいと思います。
先ほどもちょっと申し上げましたけれども、地方創生の戦略の中で予算が間に合うのかどうかちょっとわかりませんが、今の状況であれば途中で補正をどんどん出すという政府の考え方になっておりますので、12カ月予算ではなく14カ月あるいは18カ月的な予算の編成になってくるだろうというふうに予測しなければなりません。それとともに、国が補正になれば私どもも当初予算主義から補正になっていかなければならないということになりますので、その点を含みながら予算編成をしなければならないということで、非常に特殊な状況におりまして、担当者も非常に頭を悩ますし、各課で事業を組むにしても非常に難しい状況であることは間違いないわけでありますので、その点を考慮しながら一つひとつ間違いのないような状況として、また町民の生活が悪くならないようにしなければならない。できればよくしたいわけでありますから、そこを考えながら予算編成をさせていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) 4番目に入ります。
先ほど町長が言われたように総合計画の見直しをしながら、職員が町内会やイベントに参加をしながら現場で声を聞くということで、大変いい答弁を聞かせていただきました。いろいろなイベントに職員が参加をして、現場で声を聞くということが一番大事なことだと思います。町長が言われるように参加して声を聞くということで言われましたので、そのようにできるだけお願いしたいと思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほどご答弁させていただきましたけれども、特に来年度から住民の皆様と接触をしながら、大変厳しい現状の社会情勢でありますから、そこをきちんと気にしながらいいことも悪いことも聞いて、それを課の中で持ち出して話し合いをしながら一本の線にまとめて執行ができるように努力してまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) 2項目目のバイオエタノール工場について、お伺いします。
先ほどの答弁の中で1月中に役員会をされるという答弁がございました。そういう中で、これから工場の跡をどうしていくのか、町民もこれの利活用を一番心配していると思うので、この中に町長も参加するということですので、利活用について強力に要請していただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 西山議員、今の質疑の中で役員会が1月と言いましたけれども、答弁では12月中となっておりますので議事録を訂正してよろしいですか。
○7番(西山輝和) はい。
○議長(加来良明) それでは、議事録を訂正します。
答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 先ほども申し上げましたけれども、役員会でどのようなお話がされるのか、私どもにはわかりません。いわゆる推進協議会というものがございまして、それは官公庁の他、各農業団体、石油連盟関係など、それぞれ幅広い中での協議会でございます。そこで、おそらく農水省の内容が正式に報告がされて、今後の取り扱いについての話し合いがされるのではないかと思います。たぶん、大半が役員会で決まったものを報告されるものだというふうに思います。ただ、あの施設の活用ということになりますと、私の素人目ではいろいろ聞いたりしているんですけれども、なかなか困難であるというふうに思います。同時に補助を受けているわけですから、2分の1は国のものでありますので、その部分がどういうふうになるのか、そこらへんのことはわかりませんので、そういうところの問題だとか、あるいは債権の問題というのもあると思います。株券を発行していると思いますので、その部分の対策はどうなるのかという大きな問題。建物もやめたとなったら壊さなければならないのかどうか、そのへんのところもまだ不確定な状況であるというふうにしか思われない状況であります。そういうことでございますので、なんとか活用してほしいということでお話をしても、用地が工場の用地ではありませんので、ホクレン用地を借りているということになりますと、ホクレンの意向が強くなるでしょうから、大変困難な状況であるということで、無理かなと思うところであります。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) よくわかりました。
次に、働いている方で地元の方が何人かいるわけですけれども、やはり、そのへんの心配というのが一番かなと思います。先ほどの町長の答弁では、そのへんも心配はいらないというような答弁がございましたが、うまく、スムーズにどこかへ就職できればいいと思うんですけれども、そのへんもどうなるか町長に聞いてもよくわからないと思いますが、なるべく地元の方の就職先がうまく見つかるようなことを考えていただきたいなと思いますが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 7月の国からの補助金打ち切り決定があったあとから、ただちにお話をさせていただいておりますので、「町長さん心配しなくてもいいですよ」ということを言われております。私も非常にそこは心配しています。地元の方もいらっしゃるわけでありますから、ぜひとも考えていただきたいということで伝えてあります。そこでは心配ないですよと言われておりますので、間違いないというふうに信じるしかありませんので、そういうことで、今後も引き続き要請をしてまいりたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) 3項目目の北海道芸術高等学校のことですけれども、先ほど町長から答弁をいただいて、福祉館や保育所に移行するというお話がございましたので、地元の方々のお話を聞いて、いい方向にもっていっていただけるということですので、いつ頃できるかわかりませんけれども、なるべく地元の方のお話を聞きながらこれからもやっていただきたいと思いますけれども、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほどもちょっとお話をさせていただきましたけれども、地域の懇談会をすでに進めております。また、保育所の方も保護者の皆さんとお話をさせていただいております。保育所に関わる基本方針としては、すでに他の保育所も集約化したわけでありますが、熊牛だけが残っています。これから二十数名になっていくという予想のもと、存続というかたちになりました。単数になった場合、いわゆる10人以下になった場合は、子どもたちのことを中心に考えて集約しますよということは、ずっと早くに伝えてあります。今回も懇談で「また、そのことは変わりないんですか。」というお話がありましたので、そのことについては「変わりないですよ」と言いまいた。要するに、子ども中心に考えなければならないということは伝えてあります。なぜならば、例えば2歳なり3歳が1人だとか、4歳で1人だとか、0歳児からやっているのでばらつきがあります。一緒に保育所を出た場合、学校の区域は清水小学校になります。そのときにお友達ができなくて、子どもが悩むようなことにならないように、集団は集団で、同じ年齢でいろんな遊びをしたりするのが一番大事でありますから、そういうところを中心ということで父兄の皆さんにはお話してあります。結論は個々には来ているようですが、全体の結論は地域ということでありますので、熊牛地域連合会の最終決定は1月の中ほどと言われておりますので、それまで待たざるを得ないということでございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) わかりました。
2つ目の今後の関わり方なんですが、特区として一生懸命町民の方にお手伝いいただいて、今までやっていただいて、副校長先生や講師を地元で協力していただいているわけですけれども、その方々はぷつっと切れてしまうなという感じはするんですけれども、先ほど町長から説明されたように、これからの関わり方も学校の方で考えていきますということもありました。イベントなどをやっていても、町民の方がたくさん見に行っていて、僕も「こんなにたくさんの人が見に来ているんだ」と思ってびっくりしたんですが、毎年いろんな行事をやっていただいていました。この前見に行ったら、マニキュアや子どもたちの髪の毛を直してあげる、手のマッサージ、似顔絵を描いているなど、いろいろなイベントをやっていて、私も感心したんですけれども、こんなにいいことをやっているのに無くなるのは本当に残念だなと思うんですが、1年に1回、学校がなくなっても清水町に来て、イベントをやっていただいたら皆さんが喜ぶのではないかなと思うんです。そういうことを期待しながら、これからも学校との関わりを大事にしていただきたいなと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) そういう思いは同じなんですが、学校側の体制というのはそう簡単にいかないものだと思います。今までは会社ですから、自由がある程度ききましたけれども、今度は学校法人となりましたので、帯広市でいう白樺高等学校や大谷高等学校、江陵高等学校と同じ、同格になりますので、そこの基準を同じくしていかないと難しいと言っておりました。
私どもとしましては、特別技術指導というかたちでできないものかということでもお願いをしたわけでありますが、それも困難であるというようなことでございます。先ほどちょっと言ったように、本校ではありませんが札幌駅近くに学校があって、そこで活動しているので、清水の方が札幌市で産物フェアをやった際に、この方々の協力を得ていろいろな活動支援をしてもらおうなど、そういうかたちはできるかもしれません。また、修学旅行があるようであれば、十勝方面や道東方面なりの、札幌校しかありませんけれども、そういうことで協力していただけるものがあれば、そういうかたちも考えられるかなということです。そういうような産物を学校側に持ち込んで、購入していただくだとか、そういうことでのこちらから積極的に活動していかなければ、向こうは大人数できますから、経費がものすごいかかりますので、そういう面では子どもたちの負担にならない中で、考えられるものはしていきたいなという希望感は持っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、西山輝和議員。
○7番(西山輝和) わかりました。
これからもそういうことを大事にして、交流を続けていってほしいなと思います。法人になって、学校になると難しい面があるということで、町長から言われましたので、よくわかりました。やはり、夏休みなどにちょっとでも遊びに来ていただいて、そういうものをやっていただければいいなと思うんですけれども、そういうことを期待しながら、私の一般質問を終わらせていただきます。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
答弁なしです。
これで、西山輝和議員の一般質問を終わります。