平成27年第2回定例会(3月10日_日程第4)
○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。
町長並びに教育委員会から行政報告の申し出がありました。これを許可します。町長。
○町長(高薄 渡) 北海道芸術高等学校の教育特区による学校廃止につきまして、ご報告申し上げます。
北海道芸術高等学校の学校法人化の状況につきましては、昨年12月の第9回清水町議会定例会において行政報告をさせていただいたところですが、仁木町において学校法人の設置認可がされたことに伴い、12月22日に株式会社教育工房より、本町での教育特区による株式会社立の学校廃止認可申請が提出されました。
北海道芸術高等学校は、平成18年から熊牛地域への積極的な活動協力のみならず、本町の地域振興にも多大な貢献をいただいておりましたが、平成27年3月31日をもって学校を廃止することを、平成27年2月2日付で認可したところです。
北海道芸術高等学校が、生徒たちの学びの機会を与える学校としてその役割を果たし、本町での9年間を糧として、今後ますます発展することを願っております。
学校移転後の校舎跡地利用等につきましては、熊牛地域の方々と協議を重ねてきた結果、熊牛福祉館として利用する計画であります。
なお、本件に係る清水町教育特区学校審議会条例を廃止する条例を本定例会にご提案させていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
以上、北海道芸術高等学校の教育特区による学校廃止についての行政報告とします。
次に、熊牛保育所の閉所につきまして、ご報告申し上げます。
へき地保育所である熊牛保育所の運営につきましては、将来的に児童数が10名を下回った場合、町内3か所の常設保育所に統合(通所)する方針が確認されておりましたが、この度、北海道芸術高等学校の移転に伴う校舎跡地利用と並行して、地域連合会並びに保育所父母会の方々と協議を行ってまいりました。
その結果、現施設の老朽化並びに小学校への入学等、様々な課題を検討いただいた結果、平成27年度末をもって閉所する方針が地域連合会並びに保育所父母会の方々から示されましたので、熊牛保育所の閉所に向けて諸準備を進めてまいります。
残すところ1年というわずかな期間ではありますが、これまで熊牛保育所が地域活動の中心的な役割を果たしてきたことを受け止め、より一層充実した保育環境の提供に向けて努力してまいる所存であります。
以上、熊牛保育所の閉所についての行政報告といたします。
次に、除雪車両による物損事故につきまして、ご報告申し上げます。
物損事故の内容につきましては、平成27年2月1日午後3時50分頃清水町字御影南1線64番2地先の道道熊牛御影線との交差点において、除雪車両が方向転換する際、十分な安全確認をせずに後退したため、北海道釧路方面公安委員会所有の信号柱に接触し、破損させたものであります。
事故を起こした除雪車両につきましては、町が委託業者に貸与している車両であり、北海道釧路方面公安委員会に対しての損害賠償につきましては、貸与契約に基づき町が損害を賠償し、除雪車両の一部損傷につきましては、委託業者の負担により修繕を行います。
除雪業務につきましては、常に慎重な運転をするよう指導しておりますが、今回の事故を受けて委託業者並びに運転手に対しまして、再発防止に向けて指導の徹底を図るとともに、今後におきましても、より一層慎重に業務を行うよう指揮監督してまいりたいと考えております。
なお、本件に係る議案及び補正予算につきまして、本定例会にご提案させていただいておりますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。
以上、除雪車両による物損事故についての行政報告とします。
○議長(加来良明) 次に、教育長。
○教育長(伊藤 登) 学校給食での異物混入につきまして、ご報告申し上げます。
2月9日午後0時20分頃、清水中学校の給食時に、教室で親子丼を喫食した生徒が、具材を食べた際に硬い食感の異変を感じ、異物を出してから担任に報告がありました。
すぐに清水中学校教頭より給食センターに金属片の異物混入について電話連絡があり、ただちに給食センター所長が学校に赴き状況の聞き取りと異物を確認したところ、大きさ約4ミリ×1ミリの金属片であることを確認しましたので、清水中学校以外の小中学校に親子丼の喫食停止の措置を行いました。
当日、全小中学校の異物混入及び健康被害の有無を調査しましたが、当該異物以外の混入及び児童生徒の健康被害はありませんでした。
10日には保護者、各学校に事実説明と謝罪、現在原因調査中である旨の文書を配布しました。
その後、混入原因につきましては、帯広保健所による調理場の立入調査を受けましたが特定することができませんでした。
18日に混入異物について、検査機関に依頼していた試験結果の報告があり、アルミニウムの小片と判断され、再度、調理機器専門業者と共に点検調査をしましたが、原因の特定には至っておりません。
今後も調査を行い、原因が特定され次第保護者、学校に報告したいと考えております。
これまでに、損傷劣化が予想される調理用消耗品や備品につきましては更新を行っておりますが、今回の異物混入を重大に受け止め、再発防止に向け食材料の検収や調理過程での目視確認など、学校給食における危機管理マニュアルに基づく安全管理をさらに徹底し、万全を期してまいります。
以上、学校給食での異物混入についての行政報告といたします。
○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
これで、行政報告は終わりました。