平成27年第2回定例会(3月12日_日程第3_一般質問 北村光明 議員)
○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) おはようございます。
この度、議会議員として当選いたしました。初めての経験なので、慣れないということで、今までの慣例等にそぐわない部分があるかもしれませんが、そのときはご指摘いただきたいと思います。新人議員ということですが、年齢的に66歳なので新人とは言えないなと自分では思っているんですが、精一杯質問させていただきます。
通告に沿いまして質問させていただきます。
1つ目、ペケレベツ川の水質汚濁について。平成26年に議会報告会と町民の意見交換会が開催されました。その中で、出席者の中から「ペケレベツ川が汚れている。何とかならないのか。」というような要望・意見が出されたことを、私は出席して聞いておりました。回答としては、「調査を行いましたが、水質汚濁防止法の基準を満たしている状況であります。」というふうに報告されました。それについて、議会だよりで詳しく報告されているんですけれども、この要望及びペケレベツ川の水質に関しての町としての今後の方針をお聞きしたいと思います。
1点目、川の水が「茶色い水」になっているということは、町として認知されているか。
2点目、ペケレベツ川に工業廃液を排出している施設数はいくつあるのか。水質汚濁防止法第2条第2項に規定する特定施設と該当する企業名を明らかにしていただきたいと思います。
3点目、町として立入検査を実施しているか。事務委任されてた町村におきましては、そういうことができるわけですが、そのことが実施されているかどうかをお聞きしたいと思います。
4点目、先ほどもありました、基準を満たしているというお話ですが、町が把握している水質検査の最終検査報告はいつの時点のものなのかを明らかにしていただきたいと思います。
5点目、検査そのものですが、水の採取位置は何箇所あって、その実施回数は年に何回なのか。少なくとも環境庁が出しております実施調査要綱では、自主規格でK-0024、これは回数や採取場所に関して、項目については工業規格K-102号などいくつかあるんですが、そういったものを満たしているのかをお聞きしたいと思います。
6点目、この川の着色は清水町名の由来となっている、アイヌ語でいう「明るく清らかな川」のイメージがあるんですが、それを著しく損なっているのではないかと思います。多くの町民は、「昔はこんなに汚れていなかった。」「川で遊んで魚を取っていた。」という話をよく聞きます。上流の方は透明な水になっているわけですから、これからも無色透明であることを望んでいるというふうに私は理解をしています。この水質を透明にするために、今後、町としてはどのようにするつもりでいるのかをお尋ねしたいと思います。
2項目目、選挙管理委員会所管の事務等についての現状について、お尋ねいたします。
1点目、各級選挙における主たる投票所、指定施設以外の不在者投票の事務が行われていると思うんですが、医療機関や福祉施設など、そういう施設は何箇所あるのかをお聞きしたいと思います。
2点目、その種の施設における選挙事務員、投票立会人は「中立・公正」の立場の方が従事されているのか。
3点目、その方々の人選はどのように行われているのかをお伺いします。
4点目、以前から、投票用紙計数機、自書式投票用紙読取分類機等の選挙機器が導入されていますが、その機器の仕様概要について開票立会人に説明がされているかどうかをお尋ねします。
5点目、自書式投票用紙読取分類機の使用前の「政党名」あるいは「候補者名」の設定に間違いがないかを立会人として確認できるようになっているかをお尋ねします。
6点目、開票立会人への注意事項で、「投票用紙を数えないように」などの過度な抑制をすることがないように、開票立会人(公職選挙法第38条に基づく)ですが、この職務を阻害していないかをお尋ねいたします。
3項目目ですが、先ほど、先輩の木村好孝議員からも質問がありましたので、重複しないようにお答えに沿って、私も質問したいと思います。
今回の改正に対応いたしまして、現実に実施するには、担当部局だけの1所管課だけの対応の範囲を超えているのではないかと私は認識しています。ですから、今、町長は福祉の専門家でいらっしゃいますので、町村における行政のトップとしての考え方や力量が問われる場面になっているのではないかと私は認識しています。そういったことを踏まえて、5点ほど質問させていただきます。
1点目、今年の4月以降から介護保険給付における「要支援1」「要支援2」は国からの給付がなくなるとなっていますが、これまでどおり変わらずにデイサービスや訪問介護が実施されるのかどうか、現実に受けている人たちは心配しているし、これからそういう可能性がある方についても、大変気になっているのではないかと思います。
3点目は、要支援1・2の対象者について、介護保険団体からの給付から訪問介護と通所介護を外すことで、介護の予防給付がなくなります。このことで心配するのは、要支援者の「要介護」の進行が進んでしまうのではないか、予防ができなくなるのではないかという心配があります。見かけ上、特養の入所基準でいきますと、要支援の人も入れることになっていますので、待機者の数でいけば、清水町では百二十数名だと思いますが、そういった特養の待機者が減ることに実情なっていくのではないか。これは移行期間があるので、そのあとの話になるとは思いますが、実態としては増えてしまうのではないかと、そのへんの認識をお伺いします。
4点目、今後、「介護予防」はどのように行うのか。先ほど、木村好孝議員からの質問でお答えいただいた部分と重複する部分があるので、そこらへんはお任せしたいと思いますが、どういうふうにやるのか伺いたいと思います。
5点目、「地域包括ケアシステム」を構築する必要があると思いますが、今、地域にある福祉施設や医療機関などの事業体がありますが、いわゆるインフラなんですけれども、再編成する必要があると考えているのかをお伺いしたいと思います。具体的に言いますと、グループホームや在宅支援ハウス、医師が常駐する老人福祉施設など、清水町にはないものもありますので、そこらへんをお伺いしたいと思います。
○議長(加来良明) 北村議員、ただいまの質疑の中で3番目の介護保険制度の第6期改革についての(2)の質疑が漏れています。
○3番(北村光明) 質問が漏れました。ご指摘ありがとうございます。
2点目の特別養護老人ホームの入所対象者の新規申請者は原則要介護3以上とすることになるのか。今は、継続的にはなされるとは思うんですが、新規の場合、先ほどのお話ですと対象にはなると、申請はできるというお話だったんですが、どうですか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) それでは、お答えしたいと思います。
まず、ペケレベツ川の水質汚濁でございます。過去にもこの問題についてご質問がありました。また、町内会の会合でもそういうお話を賜っているところであります。順番に申しあげますと、当然、町としては承知しています。
2番目の廃液を排出している施設は何箇所あるかということですが、現状では2施設です。
3点目の立入検査の問題ですが、町としての検査は現状ではできませんので、していないという状況であります。ただし、道から権限移譲を受けるという体制が整えられれば受けたいと思いますけれども、受けるには専門職員が必要になってまいります。専門職員はそれ以外にも仕事上はできると思いますけれども、専門性や研究的なものが必要になってきます。あるいは、しなければ専門業界にお願いしなければならないということで費用が伴ってきます。したがって、現状では道というかたちになるわけであります。
全道では都市が主で、10自治体で立入りを受けています。政令都市はもちろんですが、これは道の権限から外れるわけですけれども、それを含めても10自治体という状況です。
5番目の水の採取位置は何箇所かということですが、現在の採取位置は1施設の1か所であります。施設では、毎週1回水質検査を実施しておりまして、すべての項目について測定し、基準値を満たしているということになります。多くの町民が無色と思うところでありますが、茶色い原因は製造過程で使用される糖蜜液、いわゆるビートから出てくる液の色素が残ってしまうということであります。これを改善するには、数億円の設備が必要になってきます。また、メンテナンスで数千万円ということで、今の工場経営の状況からすぐに取り組めないんですが、検討は随分しているようであります。今後、施設と協議しながら、どういう方法で考えられていくものか、していかなければならない部分もあるかと思います。環境を良くしていかなければならないということもありますので、その方に向かっていかなければならないわけですが、十勝の場合は一次産業が主体になってまいります。大半は水が必要なものですから、取水、排水、したがって川のそばに大半が立地しています。十勝管内も立地しているところが、全町村ではありませんけれども半分くらいがそういう状況にあります。
4番目の水質検査の最新検査はいつなのかということですが、平成27年2月の時点のものです。それで、水質汚濁予防法により、北海道へ毎月記録を提出して検査を受けている状況でございます。
3項目目の1点目、介護保険の第6期計画についてです。ただいま、お話しいただきましたように、どうなるのかと心配している方々もいますし、私も心配しているところであります。したがって、この面については、移行期間のなかで、従来と変わらぬことができる体制づくりをしなければならないのかなと思っています。
2番目は、原則「要介護3」ということになりますが、わが町の今までの状況を勘案いたしますと、そう簡単にそうなりませんので、従来同様に「要介護1」などの判定を受ければ、そのなかで取り扱いをしていく申請手続きをしていくということになると思います。
3番目、それを外すことによって予防給付がなくなるのではないか、また、進行が早まって特養待機者は減るけれども、そういうふうになるのではないかということですが、前段で申し上げましたように、極端にはそうはなりません。しかし、逆に要支援1・2というのは、予防で戻るということは考えられません。年齢が高くなっていきますので、現状維持か悪くなるかで、予防をしても年齢的、身体的な問題でよくなっていくということにはならないだろうと思います。そういう意味で支援事業というのは、従来どおりのサービスはやっていくわけでありますが、内容的なものについて議論していくなか、助け合いをしていくなかで今までとは違うということをしっかりしていく必要があると思います。当然、地域的なものもあり、事業関係者ともそういうかたちにしなければならないということです。
現在、待機者については極端に変わるということがないような状況につくり上げていかなければならないと思います。
最後に、今後の介護予防をどのようにしていくかです。これは、高齢者の身体能力は個人差がありますが、先ほど申し上げましたように限度があるわけで、木村好孝議員のお話にもありましたように、2年の移行期間がありますので、介護事業者、医療関係者、ボランティア組織、行政、各種団体等を再編成していかなければならないということで、地域包括ケアシステムの構築をしっかりしなければならないと考えています。また、先ほども申し上げていたように、私も常々お話していますが、まだこのほかに施設が必要になってまいります。したがって、公私は別として、そういう方向性でいくということは、6期の計画の中でも進めています。介護予防をしていくための施設や特養に入れないまでの在宅との間の中間的なものを作り上げていかなければならないということで、昨年から私も検討を加えています。そういう意味で、明らかになってきたら、ご提案していかなければならない時代がくるだろうと思っております。
以上で、質問の要旨をご答弁させていただきました。
○議長(加来良明) 次の答弁を受けます。
選挙管理委員長。
○選挙管理委員長(山本修一) 北村光明議員のご質問にお答えいたします。
不在者投票ができる指定施設につきましては、北海道選挙管理委員会において規定されており、指定病院が全道で729か所、町内では2か所、指定老人ホームが全道で641か所、町内では3か所です。また、指定身体障害者支援施設及び保護施設が全道では55か所ありますが、町内にはない状況です。
指定施設における不在者投票については、法律に基づき、各病院、施設の長が不在者投票管理者となり、その不在者投票管理者の管理のもとと執行されております。その際の立会人及び事務従事者は、不在者投票管理者が選任することになっております。不在者投票管理者は、選挙運動が禁止され、公正な不在者投票を管理・執行することを責務とし、外部立会人を選任するなど、公正な実施を確保するよう努めているものと認識しています。
なお、清水町内で行われている不在者投票においては、外部立会人を選任している施設はありませんが、選挙管理委員会職員が立ち会いをし、執行状況を確認しております。
次に、投票用紙計数機・自書式投票用紙読取分類機等の選挙機器についてですが、機器の仕様概要については、これまで開票立会人に説明することなく使用している状況であります。ただ、自書式投票用紙読取分類機の設定については、製造元に委託し、確実な設定を行うとともに開票事務従事者が動作・状況を念入りに確認しています。今後においては、各選挙機器の仕様概要について、開票立会人に事前に説明できるよう、事務手続きを改善してまいりたいと考えております。
最後に、開票立会人への注意事項についてですが、開票における公正で円滑な執行のため、ご協力をお願いしているところです。また、計数機を利用し、2度チェックしていることから、票数については信頼していただくよう、お願い申し上げているところであります。これは、法に基づく開票立会人の職務について抑制することを目的としているのではなく、開票結果を迅速に選挙人の皆さまにお知らせすることを目的にお願いしていることであります。
選挙管理委員会といたしましては、開票事務を迅速かつ正確に行うよう、常に事務処理を改善し、開票立会人や選挙人の皆さまに疑念をいだかせないよう努めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
○議長(加来良明) 質疑を受けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今、ご答弁いただきました選挙管理委員会の方の再質問からでよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 1項目目からお願いいたします。
○3番(北村光明) 1項目目、ペケレベツ川の水質汚濁について質問させていただきます。答弁漏れか、控えられたのかわかりませんけれども、該当する施設が2施設というお答えだったんですが、企業名を明らかにしていただきたいと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 2施設は、日本甜菜製糖清水バイオ工場、マルマス十勝清水工場であります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) もう一度お願いします。よく聞き取れませんでした。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡)日本甜菜製糖清水バイオ工場とマルマス十勝清水工場であります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。
1項目目の3番目、立入検査の関係ですけれども、町長の答弁でいきますとお金がかかるから道の方に委任を求めることはできないというお答えだというふうに認識してよろしいですか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) そういう意味でいったはずではありません。
道から権限移譲をどうなのかという問い合わせが以前ございました。そのときに、町村によっては、8割がた受けますなどいろいろあるわけですけれども、やはり、私どもの仕事上でうちの職員がそれを全部こなせるかということになりますと、なかなかできませんので、各課に受けられるか受けられないかという調査を何回もしております。その結果、これについては、受け入れできないと。受け入れする場合にはどうなのかというと、専門職員を入れなければなりません。また、それができなければ業界にお願いをしなければならないということが関わりますよということで、費用がかかりますということであります。
管内で1か所だけ町で受けておりますけれども、いまだに実施していないそうでございます。ただ、受けてしまったというような状況があったようにもお聞きしているところであります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) おっしゃることはわかりましたけれども、専門的な方というのは、具体的に職名などあるのでしょうか。例えば、公害防止管理者だとか、水質の資格を持っていらっしゃるとか、そういうことをおっしゃっているのでしょうか。それとも、もっと上級の大学等の研究を修めた方ということでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 確実なものではありませんけれども、一般的に言われます、道における専門的な職員で、その程度のことを求めていかなければならないだろうと、こういうふうに思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ぜひとも、そこらへんのところをご検討いただきたいと思います。これを言っちゃうとすべての質問に関わることなんですが、できない現状はあるということは認識いたしましたけれども、ペケレベツ川の水質汚濁については過去にも何回も話が持ち上がっているし、町にお尋ねしている町民も数多くいたと思うんです。まちづくり条例の中で、検討委員の方がそのことを質問していますけれども、基準を満たしているからというだけの回答で終わらせてきたのではないかという認識がされるわけです。いわば、町民は透明できれいな水になることを望んでいるにもかかわらず、壁になっているのは役場あるいは議会と言っていいのかわかりませんけれども、そのことに答えていないのではないかという認識を私は持つんですが、そこらへんはどうなんでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 特別、壁をつくっているわけではありません。仮に、私どもで専門職ができないのであれば専門業者に至っても同じような検査結果が生まれると思います。ただ、第三者からそうやって見えるよということであれば、そういうような方法もありえるので、職員はしなくても専門業界にお願いして、立ち入り検査という状況になるかわかりませんけれども、そういう方法もあり得るというふうに思います。ただ、それをただちにやるかどうかは十分協議していかなければなりません。企業の運営もあるだろうし。別にこれが、すごい害ということでは今のところありませんが、見た目にはそういう状況でありますから、白くするための費用やそれに対して企業の立地でありますから、当町としてもそれなりの方法を考えていかなければならないことも出てくる場合もあります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今、町長がおっしゃったことは理解するわけでありますが、専門職員を雇うか専門業者に委託するかの前に、もうちょっと町としてペケレベツ川の水をきれいにすることでどうしたらできるかということを検討していただきたいと思います。きれいにするんだという方向性を町長として指し示して、リーダーシップをとっていただきたいなと、私は思います。そのことに必要な道からの委任を受けるなど、そういうことも必要かと思いますけれども、そのことをぜひともやっていただきたいと思います。
場合によっては、道議会との兼ね合いが必要であるならば、そういうことも考えていかなければならないのではないでしょうか。
専門職という話をしましたけれども、今はインターネットでこういった立証・認証の要領というのは手に入るわけです。そして、どういったことが基準になっているのか、環境庁が出している一律基準の他に北海道は上乗せ基準をもっています。特に、特定の施設でありますイースト菌を製造しているところについての基準もちゃんとありますので、それが守られているのかどうか。それから、採取場所、採取回数、平均値、そういったものをきちんとデータを出していただいて、それを町として掌握しているということが必要じゃないかと思います。そういうことが、これからの清水町の明るいまちづくりの中でもそういうことを方針化しているわけですから、それに沿ったようなかたちで自然と共存する、安全で快適なまちづくりという大項目のスローガンがあるわけです。それに沿ったかたちでぜひとも取り組んでいただきたいと思います。
最後は質問というより要望みたいになりましたけれども、ぜひともお願いいたします。
それから...(中断)
○議長(加来良明) 北村光明議員、質問ですので町長の答弁をいただいたうえで次に移っていただきたいと思います。
○3番(北村議員) はい。わかりました。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 先ほども申し上げたところでありますが、ちょっと聞き逃していたのかもしれません。協議を進めてまいりますと言っておりましたので、そのようにさせていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 質問を受けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。この件については終わりたいと思います。
次に、選挙管理委員会所管の事務の現状についてですが、ちょっとメモを逃した部分もあるんですけれども、福祉施設の関係で3か所の施設の名称は言っていただけないんですか。医療機関は日赤病院と前田クリニックなのかなというふうに理解したんですが、それでよろしいですか。
福祉施設のほうは教えてください。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 選挙管理委員会の書記も兼ねておりますので、私の方からご答弁させていただきます。
指定施設の関係でございますが、病院につきましては啓仁会啓仁会病院と日本赤十字病院となります。福祉施設の方ですが、特別養護老人ホームせせらぎ荘とせせらぎ荘短期入所生活介護事業所、地域密着型せせらぎ荘というようなかたちで、特老せせらぎ荘については3施設といったかたちの中で指定をいただいているところでございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) その施設における管理義務と言いますか、外部からの投票立会人は入れていないということですけれども、それはなぜなんでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 外部立会人の関係につきましては施設の方から選任の依頼があって、町の方から選任するというようなかたちになってございます。
そういった中で、今のところは施設の方からそういった要望・要請はございませんので、そこまでには至っていない状況になってございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 選挙事務をその施設の管理者ということで施設長がなるというお話だったので、事務員がその施設でやるということまでは理解できるんですけれども、投票立会人を外部の人間を入れるか入れないかは施設長の判断だということでしょうか。選挙管理委員会としては関知しないという意味合いに受け止めてよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 外部の選挙立会人を選任するかどうか、したいかどうかという部分については施設の要望に応じた中で選挙管理委員会が指定するなり委任するというようなかたちをとりますので、委員会としてこの方をというかたちには現状としてはなってございません。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 私が言っているのは、投票立会人は必要かどうかは施設長が決めるということでしょうかということです。それは、選挙管理委員会の所管の範疇にはないということですか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 今、ご答弁させていただいたのは、外部立会人の関係でございまして、不在者投票管理者が投票立会人を選んで事務を執行するということは当然のことでございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 3番目になると思いますけれども、職員が行って執行をされたというお話をされていますが、それはずっと以前からされていたんでしょうか。
以前はそうではなかったように認識しているんですが、最近ではないでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 平成25年に外部立会人の制度が法的になったと思うんですが、その際からうちの方として、外部立会人の選任というかたちでできませんので、選挙管理委員会の事務局職員が不在者投票の執行に立ち会っているというような状況でございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 私、今から30年ほど前に開票立会人を何度か経験したことがあるんですが、その当時は例えば、町議会議員選挙などにおきましては票差が僅差でありますので、1票、2票が大変な勝敗に影響するということで、各立会人の方は入念に枚数を数えていたということはあったと思います。当時は、計数機がありませんでした。そういうことがあると思うんですけれども、各選挙におきまして、国レベルの選挙、地方自治体・町における選挙によって中身が違うと思うんです。立会人が例えば、選挙における計数器や読取機、そういった機器について、一切、その概要についてすら説明されないでずっと推移してきたというのは、あまりそういうことに関しては問題がないというふうに認識されていたということでよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 選挙事務機器につきましては、選挙当日前にそれぞれ保守点検をいたしまして、確認をさせていただいております。そういった観点の中から、正確性を期しているという考え方のもとで進めさせていただきました。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) そのようになさってきたんだろうとは認識しているんですが、一昨年に参議院選挙と昨年末に行われました衆議院選挙に開票立会人を経験しました。その中で2つとも計数器に関わる数値が最終的な選挙結果に影響を与えるような状況を2度ほど経験しています。
参議院選挙のときには、計数を表示した票数の表示を読み取る際のヒューマンエラーが起きたように認識しています。最終的に立会人はそこのところはわかりませんので、最終の総数においてそれが合っていないということで調べ直したりしたということがあったと思います。
衆議院選挙ですけれども、私は比例区の方の立会人を担ったわけですけれども、政党の計数機にかかって立会人のところに届いた票数100票と上に書いた署名の表紙があり、そのときには民主党と書かれていたと思うんですが、民主党と書かれていたものの中に自民党と民主党が混ざっていたと。一枚一枚数えませんでしたけれども、パラパラめくった中ではそのことがわかりました。よく見てみますと、中には自民主党と書いて、自民党とも民主党とも取れるような票が混じっていました。そういうのはやはり、チェックをかけなければならないと思うんですけれども、機械はどちらかに読み取ってしまったらそのまま行ってしまうということじゃないかと思います。そういうことを防ぐためには、立会人の役割は重大ではないかなというふうに思っています。
設定については、製造会社によって設定されているので、町の職員が監督しているんだと思うんですけれども、全国的に言えば愛媛県で衛藤晟一議員が票を入れたにもかかわらず、比例区が0だったという事件がありました。全国的に問題になっているのは、株式会社ムサシの計数機が設定等に疑義があるというような意見がネット上では多く見受けられます。そのことを一概に信用するわけではないんですが、そういう疑念が生じている以上、そのことがこの町でもなっていないかどうかは検証しなければならないと思います。そういったことで、ぜひとも選挙管理委員会としてそのへんのところをよろしくお願いしたいなというふうに思います。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 開票にあたりましては、開被区分のあとにそれぞれの候補者、政党別に機械で一度読み取らせていただきまして、そのあと人間の目で確認し、更に確認されたものを枚数点検機にかけまして、それからそれぞれ得票計算係に回しているというのが今のシステムでございます。
開票立会人さんのところにいった中で違う票が混在していたということは本当に申し訳なく、謝らなければならないところなんですが、事務執行上そういったミスがあったときは、それぞれ改善を図り、そういう事務がないように頑張ってきたところでございます。
また、今後の選挙においても立会人の方に機器等の説明を行いまして、十分な体制でご信用いただけるような体制で開票事務を進めてまいりたいと考えますので、どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 選挙管理委員会の事務の所管については今ご答弁いただきましたので、そのようにやっていただけると認識して、この質問を終わりたいと思います。
3項目目の介護保険制度の第6期計画の関係でございますが、町長の答弁は木村議員の質問にお答えされていた部分と重なっている部分もあるので、概括的なお話がされたように思っています。介護予防に関してボランティアを導入したいというお考えをお持ちなのかなと思うんですが、今ポイント制でやろうとしていますけれども、ポイント制も全国的に見てポイント率が高い数字であります。そのへんでいくと、本当にそれが有効なものかどうか。今は有償のボランティアというのも存在しておりますので、そのへんも含めて検討していく必要があるのではないかというふうに思います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 私は、方針として先ほどからお話をさせていただいております。細かい事務的なことについては担当課の方で進めていくわけでありますけれども、私としましては有償も無償もボランティアには二つの種類がありますから、それらも含めて、NPOも含めて支援をしていかなければならないというようなご答弁をさせていただいたわけでありますから、そのように協議も進めていかなければならないと、こういうふうに思っております。
今後、そういったなかでの予防や見守りも含めて全体的な支え合いをする。町民全体で支えていくという体制づくりをしていかなければなりません。それだけに任せておけばいいなんていうことではなく、あの人がやっているからいいということではなく、自らそういうところに居つつ、そういうことをやるような体制づくりを協議してまいりたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今後、高齢者の介護保険や高齢者福祉などの問題というのは、ある意味では町全体のあり方、今後するべき道のなかで大きな比重を占めるものだと思います。そのことを想定しながら私も団塊世代ですから、2025年ピークという想定のなかで動いていますけれども、次世代の方のこの町を担う人たちとの兼ね合いのなかでのボランティアの精神を育成するということでいけば、教育的な観点も必要になってきます。また、単に介護と医療というふうに分けて考えるのではなく、厚生年金に入っていた人は退職しますと国民健康保険に移るわけです。そうしますと、国民健康保険料を負担する。介護保険料を負担するということになりますと、もらう年金との兼ね合いが出てくるわけで、貯蓄のない人に関しては大変厳しい状況になっていくわけです。それは、総合的に国保の医療保険制度と一緒にして考えていかないと大変な事態になってくるんじゃないかというふうに思っています。たぶん、町長はそこらへんのことを十分認識されていると思うので、ぜひともお願いしたいと思います。
過去の話ですが、清水町の特養を移譲するときに私は町長に申し上げたことがあるんですが、日本赤十字社と連携をとって、医師のいる老人保健施設といったものを考えて検討・相談してみてはどうですかと。特定な特養にするとかというようなことではなく、清水町のインフラのことも考えながらやる必要があるというふうにお話をした記憶があります。このままいってしまうとかつての日赤における社会的入院の人たちのという問題もありましたけど、そういう問題もある意味では解決できるわけなので、当時そういうふうに考えていました。それを切り離してしまうと、いずれ日本赤十字社の経営問題にいくんではないかと、私はそのことを危惧していましたのでそのことも申し上げた記憶があります。今日的には、まさにそこにきているわけで、もう一度インフラの整備などを考え直していただきたいなと思っています。
先ほど、木村好孝議員...(中断)
○議長(加来良明) 北村光明議員、質問をお願いいたします。
○3番(北村光明) そういうことで、町長に改めて私の質問にお答えいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) このことについては、医療福祉の懇談会でもそういうお話をさせていただいておりますし、それぞれの事業者がお考えになっていることについてもお聞きしておりますので、その連携を取りながらやっていこうということにはなっておりますので、今後の糧にしながら、いろいろと相談をしながら福祉・医療と分けないで介護も分けないでいかなければならないということで、全体的な課題としてもってまいります。
○議長(加来良明) 北村光明議員、質問何点か続きますか。
○3番(北村光明) 時間の制約ですか。
○議長(加来良明) いえ、もし続くようであれば休憩をとって、午後から再開したいと思います。
○3番(北村光明) 休憩お願いします。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 質疑を受けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 続きまして、3項目目の介護保険制度に関わって5番目のところの質問をさせていただきます。
地域包括ケアシステムを構築するにあたって、いわゆる施設とかインフラ整備の関係なんですけれども、町長にお尋ねしたいんですが、町長自身が考えていらっしゃるもので、清水町に不足しているといいますか、これからこういうものがあったらいいんじゃないかというものをお持ちでしたらお答えいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 私が今考えているのは、高齢者のケア付きの集合住宅といいましょうか、そういうものが必要になってくるだろうと思います。また、それよりももっと元気な方では高齢者専用住宅的なもの。それは、ケアをする場合とケアをしない場合があるんですが、集合住宅の場合はケアをして、そこに在住して管理もしながらしていくというような方法です。こういうものを清水地区と御影地区くらいに必要だろうというふうに思っています。
先ほどと関連しますけれどもグループホームにつきましては、現在4ユニットで、今年から来年にかけてもう一つできますので、グループホームにつきましては9人ずつで5つということで、これをまた増やしていかなければならない状況になるのではないかなと思います。
以前はケアハウスなどがありましたけれども、今のケアハウスはそうではなくて、いわゆるケア付き集合住宅が主流になっております。これは、官民問わずですから、まだ私もそういう目では今後の課題としていかなければならないということで、担当のものと協議はしてきていますけれども、深くは協議しておりませんので、6期の計画で位置付けしていくということになっていますので、そういうものも必要である。要するに、在宅で本当にずっとできるのかということになりますと、うちの町は市街地は別にしても基幹産業・農業の酪農が主体ですから、非常にそういう方々がいらっしゃることは望ましいんですが、結局それに労力を取られるということになりますと、いくらヘルパーや訪問介護をやっても24時間ということになりますと大変になりますので、そういうことが必要だというふうに思います。インフラとしてはそういうふうにしなければならないだろうと思っております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ありがとうございます。
町長の考えと私の考えは近いのかなと。今お答えいただいたことで多少安心した部分もあるんですけれども、清水町は建設会社が結構多いので、社会福祉施設じゃなくてもケアハウスやグループホーム的なものを業者の方がつくれば安くつくれるので、やってもらうということで、ぜひとも指導力を発揮していただければいいかなというふうに思います。
次に、認知症の対策で、オレンジプランなどがありますが、そういったものはどのように考えていらっしゃるかお聞きします。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) これも、今までに見守りや認知症に関わっては通報システム、協力システムなどいろいろとやってきておりますから、それはそれで発展させなければならないと思います。足りないところは補って、先ほどの質問にもお答えしておりますけれども、そういったものも含めた再構築は絶対にしていかなければなりません。地域包括システム的にも地域力である町内会の一番身近なところを充実していかなければなりません。できないところもあります。それをどう補うか。50戸から60戸くらいになればそれができるんですけれども、それがいなくなった場合に補う人が20戸・30戸になった場合それがそこだけではできなくなりますので、それを再構築して、複数で考えるという部分は必要であろうというふうに考えております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 清水町の日の出につくられましたわかば団地ですけれども、入居者も高齢の方が入られていると思うんですが、あれをつくるときにもう少しそういうものを統括的に見られる方が準備されていたのか。いるのかどうなのか。今後、そういうものがあるのかどうなのか。清和団地にも新しく建てていますけれども、そういった観点で建て替えなさろうとしているのかどうか、そこをお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) わかば団地は、わかば団地だけ独立しているわけではなく、町内会に入られています。例えば特別離れて団地がつくられていたとか、団地だけで構成されているところでは一町内会でありますから、そういうなかで補わなければなりません。そこが高齢者が多く、7割も8割も高齢者で、まさに清和団地がそうなんですけれども、そうなりますと、そこでそれができるかというと、できません。できないなら近所の清和の方ができるかというと、それも自分たちではできません。そういう場合は、団地の大家としての使命もございますので、そこらへんにはケアができるような、サービスができるようなことをしていかなければならないだろうと思います。
ですから、ケアできる人が町内に何箇所か滞在していて、交替でそういうかたちが取れれば一番理想的だなと思っています。
そういうふうに目指すべきではないかなと、そういうふうに私は思っています。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 日の出2につきましては、町内会というお話ですけれども、全町的に町内会がそういうことをやれるかどうかというのは、非常に難しいというか、疑問なところがあります。今の制度でいけば、支援員の話もありましたけれども、民生委員もいるんですが、そこらへんとの関わりも今日的にはよく見えていない、明確にやっていないという感じがします。
先ほど、木村好孝議員からもありましたけれども、介護福祉士を町として雇う考えはないのかというお話がありましたけれども、介護福祉士は必要だと思うんですが、在宅のリハビリも含めてやれるということでいけば、理学療法士や作業療法士など、専門的な医師との連携がうまく取れるような職種の人を町の職員として雇っていただくということは考えられないでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 私もそれは以前から考えていますが、現状では医療機関がそれぞれ充実していただいております。御影もそういう状況になりましたし、清水も二つの部分でそういうことをしております。それが町でやることによって総合的なものができるかということになると思うんですけれども、これもこれから考えていかなければならない部分だろうと思います。
福祉をめぐる諸技術者が細分化のなかで相当求められてくるだろうと思います。ただ、それを抱えていけるかどうかということもありますし、介護保険との関わりもありますから、介護保険だけではなく予防のケアもやるとなると、それなりのことをするべきだと思います。
現在は運動士で予防の部分は出かけていったりしながらやっておりますけれども、理学療養士は依頼をして、帯広の各病院から専門に来てやっていただいております。毎日やっているわけではないですから、そのへんをどうするかということも、今後の医療福祉を懇談を含めて協議をしていかなければならないと思っております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 介護と老人福祉の関係を考えていくと、最後は医療との連携ということに触れざるを得なくなるわけです。地域社会のなかで、地域包括ケアシステムを構築しながら、町民の協働社会ということで、ボランティアを求めながらやっていくということは、基本的にはやぶさかではないんですが、どうも責任の所在が不明確になっていく可能性があるような気がしています。それで、町として統括的なところの総合的な見る部分を強化していく必要があるのではないかと思います。
今まで清水町は施設型の老人福祉が中心だったと思います。人生の最後には病院で死ぬか、在宅で死ぬかということでいきますと、多くの方が在宅で家族に見守られながら息を引き取りたいと考える人が多いわけで、病院でチューブや管に繋がれた状態で死にたくないと言っている人が多いので、これからは、在宅医療と在宅看護、介護等も必要ですけれども、そのことも考えていかなければならないということでいきますと、かなり広範な範囲で物事を考えなければならないというふうに思います。町長はそこらへんのことを十分認識されている方なので、あえて言う必要はないけれども、そのことを考えていったときに、町としてのゆりかごから墓場までの清水町民として生まれた人間が今どういう状況にあるかを把握する努力が必要かと思います。庁舎内としての担当部局というのをもう少し強化するという考えはもっていらっしゃるのかどうか。今のままいくのかをお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) この部分については、先ほど申し上げましたように、地域力を尊重しながら、またリーダーシップをとりながらお互いに手を取り合っていかなければなりません。そのなかで、今言われること全部を行政が丸抱えでできるかとなるとなかなか部分的に難しい問題があります。それと、果たすべき機関というのは、医療機関も予防対策しておりますし、社会福祉協議会にも事業をいろいろな面でやっていただかなければならないなど、お互いに役割をしっかりとし、一般住民の方は何をすべきかも含めたなかでの協議を今年度からは十分していかないと、介護保険の先ほどの問題もありますから、そういうことに繋がっていかないのではないかと思いますので、協議をしていかなければならないと思っています。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) これで最後にしたいと思います。
移行期間が3年ほどあるんですけれども、清水町としては日常生活支援総合事業を何年度から実施されるように目標をおいているのか、そこをお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(細野博昭) 現在、実施している事業もございます。それにつきましては当然継続をしながら、この移行期間内に更にどういったかたちが望ましいのか。この移行期間というのは、たまたま第6期の計画期間でもありますので、これを機会にそれぞれの自治体に任されるということですので、その自治体の差が出てくると思うんです。ですから、これを機会に清水町として要支援、要介護の人たち、それ以外のお年寄りの方を今後どうしていったらいいのか、清水町の土地柄にあった、風土にあった支援の体制というのはどのようにしたらいいのかと、考えるのにはとってもいいタイミングではないかなというふうに思っております。現在やっております事業についてはそのまま継続しますし、更にそれが単なる今までの延長ではなく、もう少し見直す、あるいは新たにこういった事業が必要ではないかというような声も皆さんから聞きながら、移行期間の中で清水町にあった、清水町らしい介護支援体制を整えていきたいというふうに考えております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 年度といいますか、必ずやるという約束はできるかどうかわからないから言わないのかもしれませんけれども、移行期間の3年を満度に使ってからやるということでしょうか。いつ頃を目標にしていらっしゃいますか。
○議長(加来良明) 保健福祉課長。
○保健福祉課長(細野博昭) 失礼いたしました。
事業計画の中では平成27年度、平成28年度の2年間を移行期間として定めておりますけれども、体制が整えば平成28年度からでも実施していきたいと考えております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。ありがとうございます。
以上で終わります。