北海道清水町議会

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平成27年第2回定例会(3月16日_日程第1_一般質問 中島里司 議員)

議長(加来良明) 質疑を受けます。

9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) 再質問をさせていただくわけですが、1点目の事件の内容と原因について委員長から詳しく説明をしていただきました。私はこれらについて、特にコバエについては食べ物に直接関わっていただろうと思います。当然、これらについては野菜あるいはそれに関連するものの洗浄といいますか、これらをしっかりとやれば防げるだろうと思います。

 ただ、私はこのなかで(4)番目の方にも行くかもしれませんが、昨年、総務文教常任委員会で所管事務調査で入りました。そのときに危機管理マニュアルという所管事務調査の報告は聞いて策定されています。

 私は仕事上でこういうもので処理してくるのは非常に危険だというふうに思っています。

 まったく余談な話になりますが、60㎞/hのスピードを出していたら事故が起きないのか、法律で60㎞/hと決まっているから60㎞/hで走っていたよと。これも管理マニュアルに沿ってやっていたよと、僕はそういうものではないと思うんです。やはり現場でなければそういうものを把握できない、あるいは危機的な意識が決してないとは言いませんけれども、それらについて事務所のなかでは周知・徹底されていても。私は誰を攻めているという気はありません。皆でやらなければ防げないと思っていますから、そういう意図で聞いていただきたいんですが、調理の方々が日々それをどこまで認識されているか。1年に1回募集して変わっているかはわかりませんけれども、それらについて1点、どこまで現場で危機マニュアルに沿って、あるいは自分たちの役割を含めて認識されているのか。どういう捉え方でされているのか、その点をまずお聞きしたいと思います。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

学校教育課長(菅野靖洋) 今の危機管理マニュアルにつきましては、昨年度の事故が起きるまでは危機管理マニュアルというもの自体がありませんでしたので、危機管理マニュアルをつくり、それに基づいて行っています。

 給食センター職員の危機管理マニュアルの熟知についてですが、これにつきましては絶えず危機管理マニュアルについて説明をし、読み合わせをして指示をしていますので、マニュアルについては調理員さんや給食センター、私も含めて熟知をしていると思っています。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) 次に、1番目に関わることなんですが、私の時代と給食センターの運営形態は変わっています。私がいた時代には栄養教員がほとんど給食センターに居ました。それが、今、栄養教員ということで学校にも入って直接教べんをとります。栄養教員の職務、学校に行ってはだめだと言っているわけではありませんが、行くのなら行くような対応というのを今までに教育委員会で協議されたかどうか。

 もう一つは、新聞等に出てきて非常に積極的に食育という部分で、畑うんぬんなり父母と協力し合ってうんぬんとか、いろいろな賞も受けている頑張りには敬意を表しています。そういう昔と違った職務内容に今はなっていないか。ということは、給食センターのなかで教員の役割というのが従来どおり目が行き届いて、そのへんについてどういう認識をされているか、なければないでいいんです。なければさっきお話したとおり、こういう方法はないですかということを質問していきたいと思います。

 あるなしは別で、現状を捉えて協議をされたことがあるかどうかをお聞きしたいと思います。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

学校教育課長(菅野靖洋) 学校栄養教員につきましては、清水町だけではなく管内の給食センターにも配置されています。栄養教諭につきましては、午前中は給食センターに勤務しまして、調理作業が終わり、出すまでは給食センターに居ます。午後からは各学校に勤務するということで、担当の学校と給食センターと打ち合わせをして、基本的な業務状況はそのように進めております。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) 午前中ということですから、給食がセンターから出るまではということで、それはそれとして、コバエの問題は帰ってきてからの部分があったのか、当日入ったのかわかりませんが、やはり食器あるいは調理器具等については、午後の問題です。

 私がお話したいのは、調理員の方で正職はいませんよね。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

学校教育課長(菅野靖洋) 調理員の方につきましては全員臨時職員です。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) そのへんにつきまして、対等に扱われるのは方法としてはいいのかもしれませんが、そのなかで何か方法はないですか。最終的に栄養教諭がいないときに皆でチェックしあう。自分の持ち分が早く終わったから終わったではなく、皆でチェックしあうという、これはそんなに時間は必要ないと思います。というのは、私は事故防止とそれぞれの方の意識が高まるのではないかと思うんですが、今後、内部検討をする値はあるのではないかと思うんですが、そのへんはいかがでしょうか。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

教育長。

 

教育長(伊藤 登) ご指摘ありがとうございます。

 まず、調理員の意識改革につきましては、事故が4件、5件と起きたなかで、打ち合わせを月に2回に増やしてみたり、当然、調理員の連携が一元化だと思いますし、事故防止についてはそのへんも含めてしっかりと打ち合わせをして、連携をしていくという職場づくりに努めているところでありますが、不可抗力で入る場合もありますので、極力そういうことをなくすようなかたちの中で努力をしていきたいと思っています。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) 十勝管内で今年度、教育局に報告されたのは六、七件と聞きました。1件はよその町で、あとは全部清水町と。私は多いから恥ずかしいとかそうではなく、そういう事故・事件に一番経験者なので、前へ進むかたちで、他のモデルになるようなことを考えてほしいなというのが一つです。

 これは答弁はいりませんけれども、教育長1回か職員の前でこういう危機的な状況、訓示やあいさつなりを現場でお話されたことはありますか。

 もしなければ、ぜひ直接調理員の方々と危機管理上のうんぬんというものを教育長の口から直接、私は現場の皆さんとともにお話合いをされて、要するに、皆さんの協力なしではここでいくら言っても0に近づかないわけですから、そういう部分では最高責任者として言っていれば結構なんですが、なんとかそういう機会をつくって、早い時期に職員と膝を合わせて、何か欠けているところがあれば聞いてという方向というのは、教育長考えられないでしょうか。

 言っているか言っていないかと、言っていなければ今後どうするかということをお答えいただきたいと思います。

 

議長(加来良明) 教育長。

 

教育長(伊藤 登) ただいまの質問ですけれども、お答えしたいと思います。

 実際は定期的には行っていませんけれども、また調理員と直接膝を交えてお話をしているということは行っておりません。ただ、こういう事態が度々起こるということで危機感をもっていますので、ご指摘のように調理員との懇談も含めて、安全管理についてということで懇談をしながら、安全安心な給食の提供ができるように努力してまいりたいと思います。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司)  とにかく、教育委員会全体になって、調理員の方も含めて、あるいは職員でもこういうお話を聞いていて何かいい方法があれば教育委員会にどんどん言って、こういうものを少しでも無くしていくように、皆で頑張っていかなければならないというふうに私は思っています。

 先ほど、父母への対応ということのなかに、幼稚園や熊牛保育所ということがありました。それで、対応・連絡等はちゃんとやっているのかなと思いますが、幼稚園はたまたま私が耳にしたのは対応が遅かったと、全部食べ終わってから聞いたと、それがうんぬんではないんです。ただ、そこで出てくるのが、一人の所長ではなく、連絡網を学校から教育委員会あるいは給食センターで終わらないで、センターだけに預けないで教育委員会として学校4つと幼稚園と熊牛保育所なので全部で6か所です。そうなってくると、教育委員会のなかで誰かが役割を担って対応するという、さっき私が言った皆で速やかにという部分になってくるし、教育委員会のなかでの連絡網は図式で給食センターと打ち合わせして用意されているかどうか。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

学校教育課長(菅野靖洋) 図式で給食センターに用意はしていないと思いますので、図式にしてきちんとしたいと思います。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) 3番目の町への報告は、教育委員会と行政サイドでのやり取りですから、受けた側も協力できることについては速やかな対応をできる方法があれば、ぜひとも取り組んでいただきたいというふうに思っています。

 (4)の責任ですが、この責任も構図で示すという部分であれば、私は責任と書いていますが、役割をはっきり、それぞれが日頃からしっかり自分の役割がわかり、当然人事異動があるわけですからその人事異動のなかでも引き継いだもの、変わったものをすっと飲み込めるようなものを図式にした方がいいと思います。文書に書くとなかなか理解しづらいところが現実にあります。特に、緊急連絡網で、災害等でもそういうかたちが出てきています。そういうものを給食センターや教育委員会に役割をしっかりわかるような表示というのを考えるべきだと思うんですが、先ほどとちょっと重複しますがそのへんについてはいかがでしょうか。

 

議長(加来良明) 教育長。

 

教育長(伊藤 登) お答えしたいと思います。

 まず、調理員の連携の部分でいけば、責任をもって指示ができるという役割を担う人材も必要かなと思っていますし、また人事異動の時期ですので、当然伝達事項等もあるかと思います。ただ、伝達するというのは文書ではなくてというお話ですので、危機管理マニュアルにもありますように関係機関の連絡先や調理の安全性についてなどについては、どうこうするということを図式にして示していって、改善していきたいというふうに思います。

 

議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

9番(中島里司) 当時考えていた意気込みというのは薄らいできているんですが、結論として何回も言いますけれども、0にしていただきたい。そのためには全庁をあげて頑張ってもらいたいというふうな願いであります。

 今、教育長から答弁をいただいた図式にするというのは、私はあまり文章化するのは好きではないんです。それは事務方は当然持つ必要があります。ですが、現場にはいろいろな形で図式で一目でわかるような、文章表現をすると全部読まなければならないです。ところが図式にするとパッと見た瞬間に自分の担当があれば、自分がどこに入っているか、入るのかがわかります。だから、私は図式にこだわっているんです。

 特に現場サイドでは、危機管理マニュアルがありますよと、これを読んでおきなさいよと、これでは私は違うと思うんです。自分の役割が図式によってすぐわかるような体制は必要だし、場合によってはそこに挿入雑記なり注釈をつけてという部分になってくると思います。

 庁舎から出ているんですから、庁舎へ伝える方法も受ける側もどこで受けるか、当然、僕は逆に言うと学校教育のなかで、同じ課のなかになってしまうので、一歩外れた人までも用意しておく必要があるだろうと、場合によっては学校教育課全部で動いている場合があるわけで、そのへんもある程度考えておく必要があるのではないかということを含めて、全員で無くしていきましょうという意気込みをぜひ示していただいて、今の質問に対して教育委員会全体で対応する。場合によっては他の方にもお願いする。そういう意気込みをもって、必ず0にするんだということを改めて教育長に答弁をいただいて、私の質問を終わりたいと思います。

 

議長(加来良明) 教育長。

 

教育長(伊藤 登) お答えしたいと思います。

 今ご指摘のように危機感をもって図式にしたりして、誰が見ても一目でわかるような方策を講じていきたいのと、合わせて現場の調理員の部分でいけば迅速性が求められますので、時間も限られているという状況のなかで事故を防ぐためには何が一番必要かということも含めて、調理員の意見も聴取しながら万全を期してまいりたいと思います。