北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成27年第2回定例会(3月16日_日程第1_一般質問 奥秋康子 議員)

議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。

 順番に発言を許します。

 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 今回、交流人口拡大支援事業について通告をしてございますので、よろしくお願いいたします。この件につきましては、この場で度々お伺いをしてまいりましたが、このたびの議会任期満了に伴い、再度質問をする機会をいただきました。二元代表制の一人として、任期中しっかりと一役を果たしてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

 スポーツツーリズム協会は合宿のまち基本構想を掲げ、交流人口の拡大と産業振興による地域活性化と活力に満ち溢れる町を実現するための仕組みづくりを目指し、平成29年度には合宿、大会参加選手、観光客、8万人の来場者、のべ宿泊者数12,000人を目指し、町内の関連産業が一体となっておもてなしの展開による2億円の経済波及効果を目指すとした、大きな理念と目標をもって、平成25年度を初年度とし、事業を開始いたしました。しかし、実施年度3年目となる本年度、予算書から幻のように消えました。これは、精力的に協会が事業に取組み、目的どおり事業が進んだ結果、町からの支援はもう必要ないと個人的に判断をしたと思いますが、事実を確認させていただきたいと思いまして、次のことをお尋ねいたします。

 12月の一般質問で伺いました平成26年度の事業の進捗状況は計画どおり進んでいない状況でありましたが、事業実施の年度末は3月末でありますので、その後の実施状況をお尋ねします。

 平成25年度にスポーツツーリズム協会が誕生して、2年目の活動のなかで本格的な事業をスタートさせる準備が整うという基本計画でありました。平成27年度6月に合宿、イベントなどの事業展開をするとして具体的な計画になっています。今年度、交流人口拡大支援事業費を予算化しなかった根拠をお伺いします。

 NPO法人スポーツツーリズム協会から提出されました補助金申請書、事業計画書並びに清水町合宿の町基本構想は、町が信頼しての補助金交付であったと思いますが、どのような見解をお持ちですか。

 町は、NPO法人スポーツツーリズム協会の一連の事業に対してどのように対応をしてきましたか。

 NPO法人スポーツツーリズム協会との関わりは今後どうなるのでしょうか。

 以上、交流人口拡大支援事業について、お尋ねいたします。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

町長(高薄 渡) ただいまのご質問にお答えしたいと思います。

 1点目、平成26年度の実施事業につきましては、昨年12月定例会において、質問の際に答弁申し上げたところであります。合宿等の誘致、あるいは相手の掘り起こし等の研修のために行ったわけでありますが、それ以降、今日まで事業の実施についての報告はありませんが、3月下旬に全日本のバレーボール関係者を招へいして後援会、あるいは子どもたちへの指導教室を行うと伺っています。

 なお、補助金のそのときに添付された事業方針、事業計画においては、契約されている1から4の事業等に該当するものでありまして、2月25日に協議をしていますけれども、その場で確認をされています。

 次に、なぜ予算化しなかったのかということであります。昨年もお話をしていますが、この件については平成25年度、平成26年度と2か年ということで答弁をしているはずです。そういう意味で、今後の事業実施予定等を評価したなかでも、いわゆる活動の広がりがみえないのではないか、あるいは基盤たる基盤整備ができない。考えていたのは、企業等の場所をお借りしてというかたちであったわけですが、それが思うように実現できなかったということが明らかになったわけです。この整備についても、当然、町もそれに関わっていかなければならないというふうに考えていたわけですが、当初の出発時から協会と考えてまいりたいというお話がありましたので、そののち、支援が必要であればということで、そういう方向性があったわけであります。そういう意味で、平成27年度の予算については実績等を踏まえて、初めに2か年ということでございましたので、そういう方向で進ませていただいたということです。

 3番目の協会から提出された補助金の申請、あるいは計画等でありますが、新たな発想力と行動力をもちまして、町民有志が結成した非特定営利法人清水町スポーツツーリズム協会であります。合宿等を誘致して、本町への交流人口の拡大を図り、経済の活性化をということで、町民のなかでの積極的な斡旋力に対して、将来のまちづくりに期待できるものということで、考えたわけであります。そのため、平成25年度、平成26年度ということで支援をしてきたということでありますが、会員各位の試行錯誤の中の鋭意努力をしたと思いますけれども、目的達成になかなか至らなかったということは、非常に残念なことだと思うしだいでございます。

 4番目、同協会は、当然、町を良くしたいという熱意であります。町も減退するということはないわけでありますけれども、特に、こういうものを取り入れて、新たな出発をしていくということも必要ではないかということでありますから、それに対応してきたところであります。進捗状況から見ますと、なかなかそこまでには至らない部分があったのだなということでございます。

 当然、これまでも随時、協議の場をもち、意見交換をしてきたところであります。

 最後になりますけれども、今後、どう関わっていくのかということでございます。先般も役員の方とお話をしていますが、支援がなくてもこれまで支援していただいたわけですので、これを無駄にすることなく、違う角度のなかからこの部分を実施していくように、会員相互で知恵を出し合って、検討してまいりたいという力強いお話をいただきましたので、私どもといたしましては、この推移を見守っていかなければならないし、また、町としましても側面から助成ではなく、さまざまな角度から支援策を考えていく必要もあるだろうと思うところであります。金銭的な面では、今年度はそういった意味で支援はしないということで、確認をしたところであります。

 よろしくお願いいたします。

 

議長(加来良明) 質問を受けます。

10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 再質問をさせていただきたいと思います。

 1番目の進捗状況ですが、12月にはバレーボールなどをやってきたということです。そういうなかで、3月末にはバレーボールや子どもたちの指導もやっていきたいということですが、スポーツツーリズムの設立をした本来の目的はなんだったんですか。指導や大会などを実施するためにスポーツツーリズム協会を設立したということですか。

 

議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

町長(高薄 渡) このことについては、何度もお話をして十分ご承知のことと思います。合宿のまち構想ですから、何にも変更はありません。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 合宿のまち構想ということで、変更はないということですね。町長がそれだけの認識をされているということですので、1番目の質問はこのぐらいにしておきます。

 予算化しなかった理由なんですが、私はこの提案をされたときに、これは町長の選挙公約だとされて、第5期総合計画というものを変更されました。急遽変更して、6月にこれを提案されました。私は、その受け皿が全くないなかで、整備や宿泊施設などの財政負担を総合的に考えたときに、あまりにも課題が多すぎます。明確なビジョンを示していただき、しっかりと時間をかけて、その準備が進められた後に再提案を願いたいというお話をしていたところですが、町長は「有志の方たちの熱意と情熱が活力を生む条件になってくる。計画を立てる段階に団体が立ち上がってくれた。住民の大きな力に期待をしたい。その住民の力を信じたい。」と、そう思い、この団体に補助金を交付することになったと思います。

 当時、総合計画には3か年の補助金の予算が出ていました。私が何回か、このことについて質問をさせていただいたときに、2年にするということになったんですが、町長がここまで期待をして信頼をしている団体が、急に事業が進まないということはいったいどこに問題があったんでしょうか。

 

議長(加来良明) 町長。

 

町長(高薄 渡) この議論も相当させていただいたわけでございます。

 答弁をした意味はないということですよね。考え方としては変わらないです。ですから、それをまだほじくり返してまた戻したら逆に歪んでいくことになりますので、私としては当初のご答弁のとおりでございますから、当然、さまざまな社会的条件によって予算組みするときにもすでに議会の皆さまにお伝えしています。どの予算議会でも社会的変化によって、その状況によって事業も予算も変わりうるんだよと、そのときには補正等含めてやらざるを得ないんですよと言っています。そうすると、固まってガチガチに締めていったらまちづくりはできるんでしょうか。日々動いているわけですから、柔軟な姿勢をもって対応していくのが今の行政ではないかと思うんです。そうではなかったら団体はどうなりますか。団体だってすべてがガチガチではありません。

 

10番(奥秋康子) 私はスポーツツーリズムについて聞いているんです。

 

町長(高薄 渡) 答えて言うときにそう言われますと歪んでくるわけでありますから、そうではなくて、当初の考えを尊重することは住民がやっていくのに当然大切なことです。今の団体は既存で皆すべてがあるからそのままだということはないわけですから、他の団体も毎年見直しをしながらやって、その人たちに期待をかけるのが町の行政ではないでしょうか。それをやらなければ全部行政がやらなければなりません。我々がやれない部分をやっていただくことが住民の力なわけですから、そこの部分をきちんと信頼していく必要があるだろうというふうにいつも言っているわけです。何回も同じような答弁をしていくと、不自然な感じがいたします。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 何回も同じ答弁をされるので、こちらも困るわけです。

 スポーツツーリズム協会から出てきた基本構想や申請書は公文書だと私は判断します。提出されました補助金申請書や計画書は、受け皿のない清水町に非常に高い構想を掲げてまいりました。今、この事業ができないということは、この数字が誤記入か誤表示というレベルのものではないと私は思います。それが、「やってみないとわかりません。先日も現実に100%実現できるものはない」と言われましたが、結果的にこの内容はどうだったのかを町長にお聞きします。

 

議長(加来良明) 町長。

 

町長(高薄 渡) 私のところにはできあがったものでまいりますので、事務的な詳細は担当課で答えます。

 

議長(加来良明) 事業計画について、産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 奥秋康子議員のご質問にお答えしたいと思います。

 清水町合宿のまち基本構想(スポーツツーリズム)から提案がありまして、昨年の議会のときにも配付させていただいたものでございます。今、質問の内容にもありましたとおり、平成27年度の6月には事業を完全なかたちで実行できるというような内容で、この提案がされております。ただ、事業の中身が多岐にわたっておりますので、できるものとできないもの等ございまして、今のところはなかなかこれに至っていないというのが現状でございます。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 今はできなくても、いずれはやれるということですか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 先ほど、町長の答弁でもあったとおり、平成27年度以降もスポーツツーリズム協会は活動を進めていくような内容でお伺いしております。

 その内容については、この構想をなんとか実現したい。更には他の観点からも清水町の発展に尽くしたいという考え方で活動を遂行するというふうに聞いております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) スポーツツーリズム協会の思いというのは、言葉では一生懸命町に貢献したいということは誰しも思うことです。ですが、現実的にやってきたことが、進捗計画に伴ってきていないんです。用地すら確保できていないというなかで、これが本当に実現可能だったのか。この中身についても問題が多いです。そのなかで補助金を町が交付したので、事実に即していないものが補助金として交付されました。そういうなかで、補助金適正化法上どうなのかということが、非常に心配になってきますが、そこについて町はどう考えていますか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 補助金を交付いたしまして、活動の支援をさせていただいております。そのなかでは、目的である事業に対して会員様や協会の役員様がいろいろと活動をされていただいております。

 そのなかで目に見えてくるものは少ないですが、活動はいろいろと行っていただいているということで、少しずつは進んでいるというふうに私どもは感じております。

 更に補助金の中身については、協会のなかで監査をしていただいたものをこちら側も中身を精査し、実際に補助金の中身が適正かどうかということはこちらで判断させていただいて、平成26年度の決算に臨みたいと思います。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 協会のなかでかなりの協議をされているということですが、どのくらいの回数で、どういう中身で協議されているのかを差し支えなかったらお知らせ願いたいと思います。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 基本的にスポーツツーリズムは町民独自の会であり、町が関与して行動を規制するものではございません。

 協会の独自性を保ちながら会議を開催しているというふうに聞いておりますので、回数まではこちらとしては把握しておりません。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 事業を運営しているかどうかまでは町は調査できないということですか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 中身の確認は業務日報等を提出していただいて、昨年の9月には前期分を確認しております。

 更には12月末現在の中身は業務日報と旅行命令等で確認をしております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 日報で確認をされる程度であって、NPOの主体性に任せるべきだという考え方ということですね。町は介入できないという規制はありますか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 規制はございません。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 町長の公約でございますので、管理・監督・指導というものは必要があるのではないかと私は認識していますが、私の認識違いですか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 規制的、権力的な介入はできないと判断して先ほどのご答弁をいたしました。

 実際は補助金を交付しているという関係上、補助金が適正に使われているかどうかをこちらの方で判断しなければならないということで、事業を進めております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 補助金が適正に使われているかどうかを判断しなければならない。これが適正に使われていなければ、この補助金事業等の遂行等の命令等もできると思うんです。やはり、補助金の交付の決定の内容に従って、しっかりと事業が遂行されていない場合、補助事業の目的に従って遂行すべきだと命令できると思うんですが、そこはどう認識されていますか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 今奥秋康子議員がおっしゃった内容で間違いないので、私どもはそのような考え方で事務を進めたいと思います。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 町民が大きな期待をしたと思いますし、町長も協会に信頼をしたという部分もありますが、そのなかで夢だけあって、たった2年で、本来の目的に全く手つかずの状態だったのではないかと、町長は「スポーツの振興やバレーボールもやった。町の経済にも貢献した。」とおっしゃるかもしれませんが、本来の目的はスポーツツーリズムというものであれば、この2億円の経済効果がいつ実現するんですか。これに向けてやるべきであって、これが実現されなければ、違う目的に使われているような気がしますが、いかがですか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 奥秋康子議員のご指摘どおり、この計画では平成27年度に事業を遂行するということが整うというかたちをとっておりましたが、いろいろな事情があったというふうに私どもは認識しておりまして、協会の活動が今後、継続していくというなかでできるだけ早くこの事業が効率よく実施されることを願っております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) この内容はかなり高い構想ですが、事業の実施というのは、この構想や計画の事実に即していないので、私はこれは虚偽ということも考えられます。でも実際に事実に即していないということだけは強調したいと思いますので、よろしくお願いします。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 今の奥秋康子議員のご指摘には当たらないかと存じます。協会については鋭意努力して、協会一丸となってこの事業の遂行に努力していただいているというふうにこちらは思っております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 担当課も一生懸命やっていただいていますが、なかなか苦しい答弁だと思います。NPO法人がこの事業を実施するにあたって、適格性などをしっかりチェックをしないで、不十分のまま事業を任せたのではないかというふうに思いますので、そこらへんの考え方、民法では善管注意義務違反というものもございますが、それらにも関わってくるのではないかと心配をしていますが、ここらへんの考え方はありますか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 協会の成り立ちにつきましては、NPO法人に登録する際にしっかりと審査を受けてNPOに設立が移行されておりますので、会員のいろいろな協力体制、中身については審査を受けて、正当性があるものと考えております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) ゆるやかに解釈をすれば、町と町民との信頼関係をもって町政を行わなければなりませんし、そのなかで町も協会との良好な関係を維持していきたいという気持ちもあります。町長はあまり問題意識をもっていませんが、主権者である町民の言うことをすべて聞き入れていきたいという思いはあると思いますが、限られた予算のなかでしっかり選択をしなければ財政は成り立っていかないのです。再び町民に痛み分けを分けるようなことがないように町政をやっていただきたいと思います。そのためには、完成度の高い議案を提案していただきたいです。決算はまだ先で、今日は一般質問ということでこのくらいにしておきますが、今、私が申し上げたことに答弁があればお聞かせ願いたいと思います。

 

議長(加来良明) 町長。

 

町長(高薄 渡) 質問だけで終われないので、答弁をします。

 私がこの事業はどうなのかということで考えていたのが、私に言わせていただければ、清水町体育館をつくるときに清水町はスポーツだけでいいのかどうかという議論がありました。体育だけではなく、体育スポーツをやることによって合宿が生まれるような体制づくりをして、それが地元の商店街の振興または町の活力があるようにしていくべきだという議論が昭和45年頃にありました。そこからスタートしているんです。結論から言うと、立ち遅れたんです。そのときは、清水町は帯広市に次いで管内で2番目に体育館が設立されたんです。帯広市はすでにそれを目的としてあらゆるものを進めてきて、これらはすべて体育団体が進めてきたものです。それが今、今日の帯広文化スポーツ財団というかたちに切り替わっているわけでありますから、そういう長い歴史をもっているところであります。そういう将来を見通した中で進めてきたのであります。

 もう一つはアイスアリーナであります。そして、宿泊施設ということでフロイデ温泉であります。そういうふうに繋いできたんです。それがなくなったものですから、そのときにはアスリートがたくさん来ました。呼びました。これも住民の力です。行政で呼んだわけではありません。体育団体の皆さんが力を合わせて呼んでくれたんです。その資金も町からの資金はわずかで、私も一員として出しましたが住民が出しました。そうやって、野球教室やバレー教室、バスケットボール、柔道などをやってきたわけであります。

 そのおかげで住民と選手との触れ合いができ、交流も続いて、未だにその方たちとの交流が続いているわけであります。子どもたちにとって非常に夢や希望をもったわけでありますし、更にはスケートの選手も出ましたし、いろいろな選手が出てきました。そういうことで、これは呼応があるなということは、前からそうであります。結局遅れて、お隣に合宿の町がいってしまったり、あるいは最近では中札内や士幌町など帯広市の他にもだんだん整備してきておりますが、私どもは第一に集約して財政困難な時代に入ったわけでありますから、そこはしっかりと財政を立て直していかなければならないという我慢の10年だったわけであります。少し見通しができたので、サッカーの父兄からも芝生にしてほしい、面を増やしてほしいという要望は常々いただいているわけであります。そういうなかで借りられる用地があればそういうところに考えてもいいのではないかということで、今日、ここに意識したことでありますので、単純にそう来たわけではありませんので、そこらへんはご理解をいただきたいと思います。またスポーツツーリズムというものそのものも新しい言葉でグリーンツーリズムありスポーツツーリズムありという言葉もでてきました。

 本来、体育協会であったわけですが、体育協会がちょうどNPOに移行する時期でございまして、しっかり足元を見なければならないということもありまして、そこでは取り組めないという状況があったものですから、そういうなかでできたものというふうに私は押さえております。

 そのなかで一生懸命考えていただいて、町のために頑張ろうということでやっているわけですから、その努力に私どもは考えていくところは考えていかなければならないだろうと思っておりましたので、そういう意味で今日まできたということは事実であります。

 ただ、確かに実現できない部分もあったわけでありますけれども、先ほど担当参事から言うように、協会としては今後も続けて、目標に向かっていくんだという、そういう力強いことをいただいておりましたので、やはりそこを信頼を助長するようにしながら伸ばしていくということが必要ではないかと思います。ただ、ここで終わるわけではないと思いますので、ぜひ、そういうところで期待をし、私たちもそういうことについてはしっかりと今後の見通しを見ながらやるべきことはやらなければならないとおさえております。

 

議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

10番(奥秋康子) 非常に町長は期待をしているところだと思うんですが、今後もスポーツツーリズム協会が継続してやっていかれるというお話もされましたので一つ確認をしたいんですが、事務所は清水町内にあると思うんですが、町内で事務方の人がそこの居住をされているのか。聞くところによると、ほとんど電気もついていないというお話も聞いていますので、事実、事務所はどこにありますか。

 

議長(加来良明) 産業振興課参事。

 

産業振興課参事(高金信昭) 定款どおり清水町内に事務所を所有しております。