平成27年第2回定例会(3月23日_日程第15)
○議長(加来良明) 日程第15、意見案第3号、TPP交渉等国際貿易交渉に係る意見書についてを議題とします。
職員に意見書案を朗読させます。
事務局。
○係長(渋谷直親) 意見書本文を朗読いたします。
TPP交渉については、大筋合意に向けて、閣僚会合や首席交渉官会合、日米二国間協議などが断続的に行われております。また、交渉内容については、米の特別輸入枠設定や牛肉・豚肉の関税引き下げなどが報じられており、引き続き予断を許さない状況が続いております。
TPP交渉は農業だけの問題ではなく、国民一人ひとりの暮らしや地域社会の将来に極めて大きな禍根を残す問題であり、国民的議論のないまま交渉を進めることは、決して国益にかなうものではありません。
このため、これまで多くの国民や道民、地方議会と自治体首長は、TPP協定交渉への参加に反対・慎重な対応を強く求めてまいりました。
つきましては、下記の事項につき要請いたしますので、貴殿の特段のご高配を賜りますようお願い申し上げます。
記
1 政府は平成25年4月の衆参両院農林水産委員会における決議「環太平洋パートナーシップ(TPP)協定交渉参加に関する件について」を遵守するとともに、決議が遵守できない場合は、TPPから脱退すること。
2 EPA・FTA等のすべての国際貿易において、重要品目等の関税等、必要な国境措置を維持すること。
○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。
奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) このTPP交渉等国際貿易交渉に係る意見書でございますが、内容等はただいま事務局が朗読をしたとおりでございます。
この関係は、先日、請願として採択をいただいたところでございますが、それによって関係行政庁に意見書を提出したく、先日、委員会において慎重に審査をいたしました結果、国民一人ひとりのくらしと清水町農業の地域経済を守るため、特段の配慮を求めるものであると全会一致で採択いたしました。
議員皆さんのご理解をいただき、採択いただきますようご報告をいたします。
○議長(加来良明) これから、質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、意見案第3号、TPP交渉等国際貿易交渉に係る意見書についてを採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、意見案第3号は原案のとおり可決されました。
提出先は、内閣総理大臣、内閣官房長官、TPP担当大臣、外務大臣、農林水産大臣、経済産業大臣といたします。