平成27年第2回定例会(3月23日_日程第9)
○議長(加来良明) 日程第9、議案第44号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第14号)の設定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
初めに、副町長。
○副町長(金田正樹) 議案第44号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第14号)の設定についてご説明を申し上げます。
総額に72,353千円を追加し、それぞれの総額を8,632,882千円とするものでございます。
補正予算の内容につきましては、先の予算審査特別委員会で資料をお配りしております、地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金、以降地方創生交付金と言わせていただきますが、これにかかります事業予算と介護サービス利用者負担軽減事業、更には消防負担金にかかります事業の予算につきまして補正を行うものでございます。
歳入歳出とそれぞれ説明をしてまいりますが、地方創生交付金にかかります各事業の歳出予算につきましては、後ほど企画課長よりご説明をさせていただきます。
それでは、歳入よりご説明を申し上げます。8頁をお開き願います。
14款2項6目、総務費国庫補助金につきましては、国の補正予算第1号に伴い創設されました、地方創生交付金の追加でございます。今回の交付金につきましては、地域における消費喚起策や生活支援策に対する地域消費喚起・生活支援型と地方の総合戦略策定経費や直面する課題対応策に対する地方創生先行型の2つに区分されておりまして、それぞれ人口、財政力指数などにより、各自治体に交付限度額が国から示されたところでございます。
本町におきましては、地域消費喚起・生活支援型分で24,788千円、地方創生先行型分で31,067千円、合わせまして55,855千円が交付限度額となっており、これを追加するものでございます。
次に、15款2項2目、民生費道補助金につきましては、負担軽減対象者数の増及び生活保護該当者の増による対象事業者の増加に伴いまして、介護サービス利用者負担軽減事業補助金を158千円追加するものです。
6目、商工費道補助金につきましては、道が実施をします地方創生交付金事業といたしまして、各市町村における消費喚起プレミアム付き商品券発行事業に対しまして、プレミアム率の5%分が補助されますことから、補助金4,350千円を追加するものです。
18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算にかかります調整額といたしまして繰入金13,250千円を追加するものでございます。
9頁にまいります。
20款4項3目、雑入につきましては、地方創生交付金による十勝清水人・四季塾事業にかかります受講料40千円を追加するものでございます。
21款1項4目、消防債につきましては、十勝管内の広域事業として実施しております消防の高機能指令センター整備事業並びに消防救急無線デジタル事業につきまして、入札結果等によりまして事業費が減額となりますことから、財源として活用いたします町債の額をそれぞれ減額するものでございます。
合わせまして1,300千円の減額となります。
次に、10頁、歳出にまいりますが、先ほど申し上げましたが地方創生交付金にかかる事業につきましては、後ほど説明いたしますので、私からは交付金事業以外の部分につきましてご説明をいたします。
11頁中ほどになります。
3款1項3目、老人福祉費です。これにつきましては、歳入で介護サービス利用者負担軽減事業の対象者数の増及び生活保護対象者の増により、事業費が増加すると説明をさせていただきました。歳出予算におきましても負担軽減事業の補助金が増額となり、210千円を追加するものでございます。
12頁から16頁まで進んでください。
16頁、9款1項1目、消防負担金です。歳入でご説明いたしましたが、高機能指令センターの整備事業並びに救急無線デジタル事業の入札結果等によりまして、事業減に伴いまして西十勝消防負担金を補正するものでございます。高機能指令センター整備事業分で1,130千円、消防救急無線デジタル事業分で34千円、合わせまして1,164千円の減額でございます。
17頁を飛びまして最後の18頁につきましては、今回の補正予算にかかります給与費明細書となっております。説明は省略をさせていただきます。
次に、地方債の補正につきまして説明をいたします。
恐れ入りますが、3頁にお戻り願います。
第2表、地方債補正です。歳入で申し上げましたとおり、今回の補正予算では町債の減額補正を計上しております。地方債の減額につきましてもこれに合わせて変更するもので、緊急防災・減災事業で高機能指令センターの整備事業並びにデジタル化事業の町債減額によりまして、限度額を537,600千円から536,300千円に1,300千円を引き下げするものでございます。
次に4頁にまいりまして、繰越明許費の設定につきましてご説明をいたします。
第3表、繰越明許費でございます。事業ごとに金額を掲載しておりますが、今回の補正予算で計上いたします地方創生交付金にかかります各事業につきましては、平成27年度における予算執行となりますこと、並びに消防の事業につきましては平成27年度に整備工事費等の実施分、次年度への明許繰越として設定を行うものでございます。
以上、地方創生交付金以外にかかります一般会計補正予算(第14号)の説明とさせていただきます。
○議長(加来良明) 次に、企画課長。
○企画課長(松浦正明) 私から平成26年度一般会計補正予算(第14号)のうち、地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金にかかります歳出予算につきましてご説明を申し上げます。
内容につきましては、先の予算審査特別委員会で配付させていただきました交付金の資料を合わせてご覧ください。
この交付金の概要につきましては、先ほど副町長から説明させていただきましたが、地域消費喚起・生活支援型と地方創生先行型の2つに区分されております。
この交付金の実施計画につきましては、十勝総合振興局をとおし、国と対象事業などの協議を終えたところであり、先に配付しました資料のとおり地域消費喚起・生活支援型として5事業、地方創生先行型として10事業となったところでございます。
それでは、補正予算に沿ってご説明いたします。
補正予算書の10頁をお開きください。
2款1項6目、企画費の右の説明欄でございます。移住・交流促進事業繰越明許でありますが、地方創生先行型の交付金事業として移住・定住促進事業と位置付けており、本町へ移住を希望する方への情報発信、相談業務等を通じて、移住人口・交流人口の増加を目指すため、平成27年度当初予算に計上した事業内容を一部拡充し、予算計上するものです。
拡充内容といたしましては、新たに19節11番、首都圏PR広域連携事業参加事業ですが、道内の市町村と広域連携し、首都圏でのPR活動を実施するため、参加負担金の追加350千円と、それに関わる旅費を増額しまして、旅費を377千円とし、その他北海道移住促進協議会負担金200千円及び清水町移住促進協議会補助金250千円につきまして、合わせて1,177千円を計上するものでございます。
次に、その下の総合戦略策定事業繰越明許でございます。地方創生先行型の交付金事業として位置付け、清水町総合戦略や清水町人口ビジョン策定に伴う経費でありまして、平成27年度当初予算には計上されていない事業でございます。
内容としましては、報償費として人口減少対策住民会議委員報償、アドバイザー謝礼を合わせて205千円、各種セミナー、説明会参加などのための普通旅費852千円、事務事業用消耗品92千円、アンケートの実施に伴う作成、集計、分析のため、地方人口ビジョン調査委託料といたしまして4,500千円、全部合わせまして5,649千円を計上するものでございます。
次に、11頁をご覧ください。
企画事務繰越明許でございますけれども、十勝清水人・四季塾事業であります。これは地方創生先行型の事業として平成27年度当初予算には計上されていない事業でございます。この事業は町内の潜在的人材を掘り起し、生かして、地域創生やまちづくりを進める、魅力あるリーダーシップを有する人材を育成する、十勝清水人・四季塾を第3期として開設することにより、清水町ならではの個性あふれるまちづくりをするものでございます。
予算の内訳としましては、8節10番、人・四季塾講師謝礼950千円、事務事業用消耗品30千円、チラシ折込手数料23千円、合わせまして1,003千円を計上するものです。
11頁下段、3款1項4目、障害福祉費の障害者交通助成事業繰越明許と12頁、5目、在宅支援費の在宅支援事業繰越明許でございます。
補正内容としましては、障害者交通費助成事業繰越明許として11節30番、タクシー乗車券の印刷製本費として24千円、20節10番、重度身体障害者タクシー乗車券助成として840千円、在宅支援事業繰越明許として11節30番、タクシー乗車券の印刷製本費として96千円、20節10番、高齢者タクシー乗車券助成として3,600千円計上するものです。
この2つの事業を地方創生生活支援型の交付金事業として位置付け、タクシー乗車券助成事業として実施するものでございます。
なお、平成27年度当初予算に計上されている事業でございますけれども、タクシー乗車券の印刷製本費のみを増額しております。
12頁、3款2項1目、児童福祉総務費の子育て支援事業繰越明許でございますが、20節10番、紙おむつ購入費助成につきましては、平成27年度当初予算では960千円を計上したところでございますが、当初予算の事業内容を拡充し、地域消費喚起・生活支援型の交付金の紙おむつ購入助成事業として実施するものです。
なお、拡充内容といたしましては、1人当たり年額12千円から本年度に限り24千円とし、予算額1,920千円を計上するものでございます。
13頁をご覧ください。
4款1項2目、保健予防費の母子保健事業繰越明許でございます。20節10番、特定不妊治療助成費につきましては、平成27年度当初予算に計上いたしました予算額と同額の1,033千円の計上としておりますが、助成内容を充実させ、地方創生先行型の事業として実施するものです。
なお、これまで道の補助金に上乗せするかたちで1回の治療に対し道の補助額の2分の1で、上限50千円、交通費上限30千円で助成してまいりましたが、道の補助額の差額を200千円を上限で助成し、個人負担の軽減を図っていくものでございます。
6款1項3目、農業振興費の農業振興費事業繰越明許でございますが、1節10番、担い手コーディネーターの報酬2,040千円、4節20番、担い手コーディネーター共済費313千円、一つ飛んで13節40番、担い手コーディネーター健康診断委託料9千円につきましては、地方創生先行型の事業に位置付け、担い手対策事業として平成27年度当初予算に計上いたしました予算額の同額を計上して実施するものです。
また、8節10番、清水町農業施設整備奨励金2,000千円につきましても地方創生先行型の事業として、平成27年度当初予算に計上いたしました予算額と同額を計上して実施するものです。
14頁をお開きください。
19節30番、畑作総合振興事業補助金7,580千円につきましては、平成27年度当初予算では9,580千円となっておりましたが、甜菜移植機導入経費を除き7,580千円を交付金事業として計上するとともに、6款1項4目、畜産業費の畜産業費事務繰越明許として計上いたしました。19節30番、自給飼料増産対策助成金1,500千円。同じく31番、清水町バイオマス利活用促進事業補助金1,742千円、これら3つの補助事業を合わせまして10,822千円を地方創生先行型の農業振興対策事業として実施するものです。
7款1項1目、商工振興費の商工振興事業繰越明許8節10番、地域住宅リフォーム・太陽光発電システム導入奨励金につきましては、平成27年度当初予算に計上いたしました予算額の同額であります5,000千円を地域消費喚起・生活支援型の交付金事業として実施するものでございます。
15頁上段、19節36番、清水町商工業活性化店舗開店等支援事業補助金につきましては、平成27年度当初予算では2,799千円となっておりますが、そのうち継続分といたしました799千円を地方創生先行型の交付金事業として実施するものです。
19節37番、消費喚起付プレミアム商品券発行事業補助金につきましては、平成27年度当初予算では地域活性化・生活応援商品券事業として5,386千円で予算計上したところですが、これも本年度限りの事業として事業内容を一部変更、拡充し21,762千円として地域消費喚起生活支援型の交付金事業として実施するものです。
変更、拡充内容など主な事業内容としまして、一つ目としてプレミアム率を20%とし、そのプレミアム率20%のうち5%が北海道、15%は清水町とすること。二つ目としましては、発行数を1万部に拡充すること。更に販売時期につきましては、年に2回を実施する予定としております。
次に、地域活性化事業繰越明許として計上いたしました19節30番、企業立地促進補助金2,027千円、同じく31番、企業雇用促進補助金3,100千円につきましては、地方創生先行型の事業であります、企業立地促進事業として平成27年度当初予算に計上いたしました予算額の同額を計上して実施するものでございます。
7款1項2目、観光費の観光振興事業繰越明許として計上いたしました19節30番、清水町観光協会補助金ふるさと名物応援事業2,000千円につきましては、地方消費喚起・生活支援型の交付金事業として新たに計上する事業でございます。ふるさと名物応援事業の事業内容、目的としましては本町の特産品や名産物を購入者へ3割引きで販売し、知名度の向上や販売戦略の強化などに努めるとともに、消費喚起と販路拡大を図るものでございます。事業を実施する清水町観光協会へ補助金を交付し、事業を実施するものでございます。
16頁をお開きください。
10款1項2目、教育振興費教育振興事業繰越明許としましては、平成27年度当初予算のうち、小学校低学年英語活動事業の英語指導助手1名分の経費として、1節10番、英語指導助手報酬3,541千円、4節20番、英語指導助手共済費509千円を計上するとともに、17頁、10款2項1目、小学校管理費の小学校運営繰越明許として少人数学級の経費といたしまして、4節20番、清水小学校少人数指導教諭共済費551千円、7節10番、少人数指導教諭賃金3,492千円とし、平成27年度当初予算と同額を計上いたしております。
10款、教育費の補正予算の事業につきましては、小学校低学年英語活動利用と少人数学級事業を本町の特色を生かし、魅力ある教育を推進していくことを対外的に広くPRし、転入の増加を図る事業として地方創生先行型事業の地域の特色を生かした教育推進事業として実施するものでございます。
以上、地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金にかかります歳出予算について、ご説明いたしました。
なお、この交付金に関わる補正予算につきましては、平成27年度に事業を繰り越して執行することとなりますが、すでに平成27年度当初予算に計上されている事業と一部重複することとなりますので、新年度に入ってから別途予算の減額など調整させていただきますので、よろしくお願いいたします。
私の説明は以上です。
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○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(加来良明) 質疑を受けます。
質疑ありませんか。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 歳入の部分で、56,000千円近くの交付金が出されているわけですが、これはいつ頃清水町さんにはこれだけいきますよということが進達されるのでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 今の交付金の額につきましては、先ほど申し上げました額については間違いなくきます。概算というかたちで先にもらうこともできますけれども、額については確定しているところでございます。
金額につきましては、交付金の額を下回れば返さなければならない部分もありますけれども、額についてはいただける予定になっています。
金額の入る時期につきましては、今考えているのは平成27年度中には入るかたちで、先に概算でいただくこともできることになっています。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 予算を組むのに全く間に合わないのでこういうかたちになっているのか、清水町さんはこのくらいだと思うということがある程度伝えられていて予算が組まれているのかということになるとどうなんですか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 額については、先に国の方から人口、財政力指数などを元に算定されて数字はきております。
通知につきましては2月下旬で、その前に概算ではきておりましたけれども、2月の下旬に正式に端数まで入ったかたちできております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) わかりました。
四季塾の関係ですけれども、本年度の当初予算は計上なしと書いてありますので...(中断)
○議長(加来良明) 原議員、一問一答ではございません。
○7番(原 紀夫) 終わります。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第44号、平成26年度清水町一般会計補正予算(第14号)の設定についてを採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。