北海道清水町議会

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平成27年度予算審査特別委員会(3月18日_農林業費)

○委員長(西山輝和) これより、第6款、農林業費、130頁から147頁までの審査を行います。

 担当課長に申しあげます。予算のなかで特に説明を要する点があれば説明願います。

 農業委員会事務局長。

 

○農業委員会事務局長(山村雅志) 農業委員会に関わります歳出予算につきましてご説明を申し上げます。

 ご説明します内容につきましては、130頁・131頁でございます。

 1目、農業委員会費及び143頁の最下段から144頁にかけてございます8目、農地適正化斡旋事業費となっております。

 130頁・131頁をご覧いただきたいと思います。

 1目、農業委員会費につきましては、昨年度と比較いたしまして418千円の減となっておりますが、減額の主なものといたしましては職員人件費と本年度当初予算では節がなくなっておりますが、18節にございました備品購入費の減となっております。

 続きまして、143頁・144頁をご覧いただきたいと思います。

 8目、農地移動適正化斡旋事業につきましては、昨年度と比較しまして565千円の増となっております。増加した要因は、昨年度の補正予算で議決いただきました農地中間管理事業に関わる当初予算措置によるものでございます。斡旋委員の報酬及び費用弁償の増となっております。

 以上、簡単ではございますが農業委員会に関わります歳出予算のご説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 私の方からは、第6款、農林業費のうち産業振興課の予算概要につきましてご説明申し上げます。

 農林業費の総額は857,899千円で、昨年度と比較いたしまして139,833千円の減でございます。

 主な理由につきましては、予算書にはございませんが昨年度まで農協で実施してございました農山漁村活性化プロジェクト支援交付金172,980千円が平成26年度をもって事業を終了しましたので、それに伴いましての減額でございます。

 132頁中段でございます。

 農業振興費、19節、負担金補助金及び交付金、50番、農地中間管理機構集積協力金交付事業補助金2,000千円でございます。昨年より始まりました国の事業で、営農していた方が何らかの事情で経営を転換または離農により自作農地を手放し、中間管理機構を通して担い手に農地を賃貸で集積した場合、農地の面積に対して集積協力金が国から支払われるという事業でございます。

 次にその下から135頁上段にかけて記載されています多面的機能支払事業事務でございます。これが、昨年より49,394千円増の61,458千円となってございます。平成27年度から交付金の支払い方法が変わりまして、これまで北海道協議会に国・道・町の負担金をそれぞれ集積して、それを直接地域に下ろしていたのですが、今度は国・道の交付金を町の方に集中させまして、町の方から交付するといったようなかたちになったため、大幅な増額になってございます。 

 次に、136頁中段、畜産業費になります。19節34番に初乳加温機装置導入補助金ということで、新規事業でございますけれども1,500千円が計上されてございます。1戸あたりの頭数が増えるといったようななかで、哺乳期の事故を低減させるために、農協と4分の1ずつの補助をするものでございます。

 その下、新規事業でございますが35番、清水町バイオマス利活用促進事業補助金ということで1,742千円を計上してございます。これは、今後の家畜糞尿対策としてバイオマスというものは欠かせないものであるというふうに考えてございまして、これにかかる負担の軽減ということで固定資産税相当額を5年間補助するものでございます。

 次に、138頁、5目、牧場費、11節、需用費、70番、飼料費でございます。配合飼料の量を平成26年度の補正分と同量の量で計算いたしまして、当初に計上させていただいてございます。そのため2,825千円の増ということになってございます。

 最後に、139頁、18節、備品購入費、10番、牧場管理用備品でございます。マニアスプレッダーと牧場用の管理用車両の購入費ということで7,751千円を計上してございます。

 なお、132頁・133頁にございます担い手コーディネーター関係予算2,362千円。同じく132頁下段、清水町農業施設整備奨励金2,000千円。133頁下段、畑作総合振興事業補助金9,580千円。136頁中段、自給飼料増産対策助成金1,500千円。それから、今説明いたしました清水町バイオマス利活用促進事業補助金1,742千円につきましては、地方創生先行型というかたちで計上させるためにのちほど補正予算を提案する予定でございますので、併せてご了解いただきたいと思います。

 以上を申し上げまして説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 都市施設課参事。

 

○都市施設課参事(堀 秀徳) 都市施設課の所管いたします予算についてご説明いたします。

 142頁をお開きください。

 1項7目、御影農業用水管理費でございますが、需用費のうち電気料につきましては、料金改定に伴い275千円の増。施設修繕料は機械修繕分940千円の減となってございます。

 143頁をお開き願います。

 13節、委託料のうち14番、農業用水施設管理委託料につきましては、業務内容の一部変更に伴い249千円減。15節、工事請負費はメーター器交換台数減により542千円の減となっております。

 18節、備品購入費ですが1,386千円の増となっておりますが、メーター器の交換台数減となってございますが、今年度のメーター器につきましては口径が25㎜に対しまして、平成27年度につきましては口径が50㎜と大きく、単価の高いものが対象となっております関係で増となっております。

 以上が主な変更箇所となってございます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) これから、順次質疑に入ります。

 第6款1項1目、農業委員会費、130頁・131頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項2目、農業総務費、131頁・132頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項3目、農業振興費、132頁から135頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 桜井崇裕委員。

 

○委員(桜井崇裕) 133頁で青年就農給付金でございますけれども、どのくらいの方が利用されているのかお聞きしたいのと、現在、いろいろな資金の要件のなかで認定農家という認定があります。清水町の農業者のなかでどのくらいの方が認定農家とされているのかお聞きしたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 農政係長。

 

○農政係長(近藤芳行) 青年就農給付金につきましては平成24年度から行われている事業でございまして、5年間継続してもらえるという事業でございます。本町で対象となっているのは3件なんですけれども、そのうち1件につきましては平成24年度目が5年度目になってしまうということで、その方は1年間しか1,500千円をもらっておりません。その他については平成24年度からもらっている方が1件で、この方は平成24年度、平成25年度、平成26年度と3年間もらっております。平成25年度から1件もらっている方がいまして、その方が2年度間もらっているということで、現在給付が続いている方については2件でございます。その方については来年度も予算を計上というかたちになっております。

 認定農業者なんですけれども、340件程度なんですが、これは今精査しているところなんですけれども、一応経営安定所得対策で、以前、品目横断のときは認定農業者が交付金をもらえる対象だったんですが、今、経営安定所得対策になって、その要件がいったん緩和されたんですけれども、また来年度から経営安定所得対策交付金をもらうためには認定農業者にならなければならないということで、今、町の基本構想に到達している方につきましては認定できるということになっていますけれども、国の方から経安の交付金をもらえるためにその辺も緩和して、なるべくなれるようにしなさいというような支持もきておりますので、認定農業から漏れている方も拾い上げるようなかたちで、なるべく増やしていきたいというふうに思っておりますけれども、現在は350件程度ということでございます。

 

○委員(桜井崇裕) わかりました。

 

○委員長(西山輝和) 鈴木孝寿委員。

 

○委員(鈴木孝寿) ご質問させていただきたいと思います。

3目の担い手コーディネーターのことについてお聞きしたいと思います。担い手コーディネーターの平成26年度と違う平成27年度での役割、もしくはこれまでの実績等を教えていただければと思います。

よろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長補佐。

 

○産業振興課長補佐(渡邊義春) 担い手コーディネーターでございますけれども、平成26年度の実績でございますが、実習等の問い合わせが44件ありまして、そのうち1件受け入れをしております。出会いを中心といたしました協議会、担い手の方の交流会でございますけれども、6回行っております。結婚予定候補者といいますか、農業後継者の方がグループをつくっておりまして、グリーンアップルというグループがあるんですけれども、そっちについては3回で、合計9回の交流会を開催しております。

 新規農業者の研修といたしまして、農業塾を開催し、マネジメントコースというのは3回、2年計画で平成26年度から3回行っておりまして、来年度も3回を行い、計6回行う予定でございます。

 新規就農の方の担い手というところの農業塾も計画しておりますけれどもそういう点につきましては参加人数が少ないということで、平成26年度は中止をしております。

 その他のすずらん会の活動が年4回、ファームスクールということで旧農業公社の横なんですけれども、畑で小学生や保育所の児童等に対しまして作物の収穫等を体験していただいております。

 平成25年の9月からなんですが、ホームページを立ち上げておりまして、そちらにつきましては月に平均約900回程度のアクセスをいただいておりまして、2件ほど問い合わせがあり資料を送り、1件については来町している状況でございます。

 新年度の事業といたしましては、婚活事業を全町的にできないかということで検討する予定でございます。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 来年度事業のことについてのご質問がございました。今、補佐の方から来年度につきまして一部町全体の活動をしたいというような発言をしました。それと合わせて、今年、担い手コーディネーターの担当者の方が辞めるということもございまして、今までやってきたことを踏襲しながら、今、農協の常勤の皆さんともお話をしているんですけれども、新たな方法も考えていきたいということで検討中でございます。

 仕事の中身ですずらん会の事務局についてはJAの方でもたせてもらいますということで、仕事のなかの再編含めて農協さんと協議していますので、それを決めながら進めていきたいと思っています。

 

○委員長(西山輝和) 鈴木孝寿委員。

 

○委員(鈴木孝寿) これは昔でいう後継者対策協議会の延長線だと思うんですけれども、現実的に実質お聞きしたいのは後継者対策の部分のメインが実はそこにあるのかなというふうに思ってはいたんですが、そこの成果というのはこの何年かではどういうかたちであったのか教えていただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 答弁を求めます。

 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 成果というような話がございました。個人情報の関係もございますので、あまり成果というのは表に出すということにはならないというふうに思ってございます。先ほど渡邊補佐の方からお話ししたということで、回数のみということでご了解をいただきたいというふうに思います。

 

○委員長(西山輝和) 鈴木孝寿委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 昨日も思っていたことなんですけれども、昨日の人事評価の構築ということでコンサルに依頼していると、それはそれで問題はないというふうに考えています。ただし、この部分については何年かやって実績部分について、要は専門の方がやっていらっしゃるのかどうかというか、本当の専門のコンサル等を入れながらやった方がより効率的ではないかと、そういう部分はそういう部門に発注するのが一番いいのではないかなというようなことを考えるんですが、そういう部分の検討はされたんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 先ほども若干申し上げたんですけれども、今後のことについては農協の常勤の皆さんとお話をしています。そのなかで担当者を置くことが本当にいいのか、それとも札幌のプロの方を呼んできてそちらの方に相談していった方がいいのか、そのへんも含めて考える必要があるだろうということでの検討課題には入ってございます。場合によってはプロの方の指導を受けながら進めていくというのも大事かなというふうに思います。

 昨年までも全然やっていなかったのかということになりますと、それはまた別でございまして、札幌等で西部4町や十勝という単位でプロの方をお招きして、対象者となる方たちに講義をしたり、どういうような方法で接触していったらいいのかということを講義されたりということはやってございました。それをまた更に一歩進めたかたちで検討しようということで、今農協の常勤の皆さんともお話しているという状況でございます。

 

○委員長(西山輝和) 鈴木孝寿委員。

 

○委員(鈴木孝寿) わかりました。

 先ほど、これを町全体の活動にしていくということは非常に評価できるところだと思いますので、ぜひ検討をしていただきたいと思います。また、本来担い手コーディネーターの部分で、例えば後継者対策の部分と新規就農の担い手もここに入っていますよね。そこの部分はある意味切り離して考えてやられた方が本当はよろしいのかなというふうに思います。今年はまた変わっていくということで、そこを注目していきたいと思います。

 もう1点、その下になります19節、負担金の営農対策協議会負担金とありますが、営農対策協議会のここ数年の具体的な活動はだいたいわかっているので聞く必要はないんですけれども、要は関係団体との、例えば役場であれば農協、共済組合、普及センター等あると思いますけれども、このへんとの交流が希薄になっている部分ではないかなというふうに考えておりますので、もう少しいろんな会合や座談会でもできるような仕組みで、もっと予算を上げてもいいのかなという気はしていますが、最近の交流状況があるのかどうかという部分をお聞きしたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 農政係長。

 

○農政係長(近藤芳行) 営農対策協議会、先ほど言われましたように農業委員会や普及所、農協、ホクレンの現業所などが入って、今やっていることは作況調査などをやっているんですが、あとは合同作況調査もやっておりますし、畜産部会というものがありまして、畜産に対するいろいろな検討部会を開いて行っているところでございます。交流ということであれば、例えば1月の末に営農懇談会ということで営農対策協議会が主催しまして各地区に1年間の作柄の話やビートを増産していくための方策などを研究した結果を話したりということをやっております。

 あと、1年間をとおして、例えば凍害の被害があったり、今年につきましては小麦が春先に枯れてしまったりという対策が必要なときは、営農対策協議会の農産部会で集まってどうしていくかということの話し合いも随時行っているところでございます。

 

○委員長(西山輝和) 鈴木孝寿委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 15年、20年前だともっと活発にやられていました。いろいろなかたちで先進視察もされていました。僕は、特に基幹産業が農業のこの町において、全体がスクラムを組んでやるというところが今はなかなかありません。予算も非常に厳しいという部分がありますけれども、将来的な清水町の基幹産業をどういうふうに導いていくかという部分で考えていくと、こういうところにどんどん力を入れていくべきだと思っておりますので、ぜひ今年度検証してほしいと思いますがいかがでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 応援をいただいたというふうに理解させていただきたいと思います。営対協はこれまで30年以上になるかと思いますけれども、活動をずっと続けてきております。それぞれの職場のなかで皆さんが集まって、清水町のそういった問題をどうするかといったようなことで、常々話をさせてもらっています。

 今、農政の方の話をしましたけれども、畜産の方についても衛生対策等も含め、口蹄疫などが出たときに大変な思いをしながら皆さん走り回ってくれています。そういった意味では活動は随分進めていますけれども、視察というのもいろいろ考えていますし、交流の場もどうなんだということもやっているんですけれども、仕事がそれぞれうまく合わないということで進んでいないような状況にあるということもご理解いただきたいと思います。

 ただ、今お話しいただいたような中でいろいろな交流をしながら、情報交換をしながら益々進められるように、より活発な活動をしていきたいというふうに思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) 私も担い手コーディネーターについて質問したいと思います。

 先ほど、答弁の中で個人情報の関係で、実績については件数のみということでしたが、担い手コーディネーターから提出される実績の把握の仕方を教えていただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 答弁を求めます。

 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 把握の仕方というかたちになってございますけれども、一応一覧表にしてこういった事業につきましてはこういうふうにやりましたということで、何回やりました、いつやりましたというような報告書をいただいております。その中での把握ということです。個人的にいろいろ動いている部分については、その都度復命書等をいただいておりますので、その復命書を見ながらコーディネーターがどういう活動をし、誰とコンタクトを取っているというようなことは逐一復命書をもって報告いただいてございます。

 

○委員長(西山輝和) 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) 復命書と一覧表の報告書のみということで、精査は行っていないということですね。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 復命書と一覧表は別でございます。あくまでも復命書はその都度で、誰と会ってこういう話をしました。こういった方がどこからきて、誰々さんとお話をしていただいきました。結果はどうでした。あとは、西部十勝でこういうような交流会をやって、こういうふうにやったんですけれども、カップリング率はこうでした。誰々がこうなりましたというような復命書をいただいてございまして、それぞれの活動の報告をいただいています。それを一覧表にしたものが年度末にいただけるということでございます。

 

○委員長(西山輝和) 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) その1年間の復命書の枚数を教えていただけますか。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 枚数については、今は持ってきていませんので、今はお答えできません。

 

○委員長(西山輝和) 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) 後ほど教えていただきたいと思います。

 もう1点、その対象者のニーズはどのように把握していますか。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 対象者のニーズということになりましたけれども、清水町にいる人間の方の対象者というふうに理解させていただいたうえでのニーズをということだと思います。

 昨年までグリーンアップルというようなかたちで団体を組んでやっていただいてございました。その中で、その人たちの活動を支援するかたちのやり方でございまして、基本的には西部4町や十勝といった団体、その他にはグリーンアップルという団体がこういうふうにやりたいんだといったような独自の活動をやらせてあげながら進めてきたというようなことでございます。ニーズというかたちにはならないのかもしれませんけれども、それぞれの機会を何回も与えるというようなかたちでの進め方をしてきたというふうに考えてございます。

 

○委員長(西山輝和) 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) 実際に対象者(担い手)の方と私が話した内容とちょっと違うような気もしますけれども、今これを押し問答をしてもはじまらないので、なるべくなら今後そういう対象者(担い手)の方たちとよく話をして事業を進めていただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 応援ありがとうございます。

 これから、やり方も随時変えていきたいというふうに考えてございますので、その中でそういった方たちのニーズ等についても膝を割って話ができるような機会をつくっていきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項4目、畜産業費、135頁・136頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 136頁で1問お尋ねをいたします。

 先ほども担当課長から説明をいただきましたが、清水町のバイオマス利活用促進事業の関係で、家畜糞尿が相当数あるわけで、負担の軽減のための補助だという話です。一昨年も産業厚生常任委員会のなかでもバイオマスの関係について、より積極的に進める方策についていろいろな話をしたと思っているんですが、現状で私たちの町ではバイオマス利活用について現状どのような状況になっていて、今後どのように進めようとしているのか、このへんを1点お尋ねいたします。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 今のご質問でございますけれども、バイオマスプランとガスプラントにつきましては、これから昔と違って牛がいるのだから臭いがするのは当たり前ということは言っていられません。やはり、観光者などを受け入れる以上はそのようなことを言わないで、きちんと前向きに向かい合わなければならないということで、役場の中でも農協さんともお話をしてございます。その上で、昨年度もエネコープさんや丸紅さんなどいろいろなところが来ていたんですが、そういった方とも情報交換をしながら前に進めようということで今います。

 バイオマスの関係ですけれども、そのときに確かお話ししたのかなと思いますが、事業費が150,000千円といった高額な中で1件の方がそれを始めていて、昨年の11月に供用を開始というかたちになってございます。たったの1件しかまだなっていないんですけれども、今後伸ばしていかなければならないだろうというふうに思います。ただ、問題が固定買取制度で電気の固定買取制度が清水町については対象にならず、ソーラー発電の方でいっぱいになっているので、清水の変電所だけならまだ余裕があるみたいなんですが、その上の方が全部いっぱいですから、清水からあげられても困りますというようなことを言われてきている状況のなかで、どうやって進めていくのかというのがこれからの課題になっていくということだと思います。

 1つにはそれがあったとしても専門家の方から言わせればガスの方がより効率的に利用できるんだというようなご意見もいただいてございますので、電気と言っても地域内なら使えるのかといったようなことなどいろいろなことがあります。そういったものをトータル的に全体計画を立てなければいけないだろうというふうに思ってございまして、そのことを他の業者さんや農水省や他の省庁も含めて安定に広げさせてもらい、助成をいただけるようなものはないのかといったようなことで、今進めてございます。

 もう少し経ったら明るい話題が入ってくればいいなというふうに思っておりますけれども、今の段階では決定されている事業がございませんので報告はできませんけれども、今はそういった方向で各種の方にアンテナを広げながら活動をさせていただいているということでございます。近い将来、いい報告ができるようにしていきたいと考えてございます。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) いろいろと進めるうえで障害があるというような話ですけれども、当然のことながら事前にそのことについては担当課や農協を含めて、まったく予知できなかったことではないと私は思うんですが、そのことについては、全然予知もできない状況で片方の事業が進んだために、現状このようになっているということでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) そういうことではございません。事業の進め方といったところで、どうしてもバイオ発電所というものについては大変高価であるというのと、準備にすごい時間がかかるということです。2年・3年とどうしてもかかるというものです。それに比較をして、ソーラーというものはつくられているものがほとんどで、形式も登録されているものです。そういったものでは手続き的にはソーラーの方がはるかに速い、そういったところからソーラーの方が先に進んでしまったというのが現実でありまして、その分の差があるんだということを農水省も含めて、あるんだからバイオの方はもう少し考えてやるべきではないのかというようなことで動いているという話を聞いてございます。決してソーラーを野放しにしたからこうなったんだということではないというふうに覚えておいてください。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 一連の大きな事業をやろうとすると、そう簡単にできるものではないということは誰でも当たり前のことであります。やはり、農協や町が戦略的にいろいろと研究を重ねて進めなければうまくいかないと思っているんです。したがって、今課長が言われたように農協ともいろいろと協議しているということですから、たぶんこれからそういう立場でより強めてやっていただけるんだろうなと、こういうことに期待をするよりないんですが、隣町を見ても非常に進んでいるというところを見ると羨ましいという限りということから、もう少し腰を据えてやれよというような町民が結構いると思うんです。したがって、心構えを含めて決意を一度聞かせてください。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 応援ばかりいただいて本当に恐縮でございます。

 この件につきましても、バイオもありますし、ソーラーはすでに発していて、その他に水力というのも出てくるかもしれないといったエネルギーがたくさんあるなかで、そのエネルギーをどういうふうに調整しながら、更には他の事業にも進めていけるのかもしれない、広がっていくのかもしれないといったなかで雇用も増えていけばいいというようなことをいろいろと計画していく、そういった事業を今探してございます。昨年から、農水省、経産省も含めて、そういう省庁にいろいろと声をかけたなかでご助言等もいただいてございますので、こういった事業が入ってくればその段階ですぐに着手できるような体制をとっていこうというふうに思っています。それができあがってからどういうふうに進めていくかということもまたあると思いますので、そのときはまた皆さんのご協力をいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 桜井崇裕委員。

 

○委員(桜井崇裕) この場でお聞きしていいのかわからないのでお聞きしますけれども、畜産クラスターについての関連の事項についてはこの場でよろしいんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) よろしいです。

 

○委員(桜井崇裕) 畜産クラスターは私の一般質問の中で申し上げましたけれども、今後どのように進めるかということをお聞きしたいのと、それに関連する予算が見当たらない。私も畜産農家でございますので、いろいろな条件があって、これはできるこれはできないというものがありますけれども、機械屋さんあたりが近々の中で条件が変わってきているところがかなりございます。これはできないと諦めたものが、取り入れるのではないかという部分もございますので、しっかりと畜産農家のためにいろいろと早めに情報を出していただかないと出遅れます。ましてや5年と言っておりますけれども、早い者勝ちとは言いませんが清水町のためにこういった事業を成立させるのであれば、農家や農協さんと合わせていろいろなアドバイスを受けたなかで精査していただきたいと思いますが、そのへんの計画をお聞かせいただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 畜産クラスターの関係でございます。畜産クラスターにつきましては平成26年度補正ということで、11月中に国の方から説明会があって進めてきたということです。最初に入ればすごい髙い確率のなかで当たりますよというようなことが振りまわれたわけですけれども、たいていの町はそのような予定をしてございませんので、乗り遅れるというような状況になっています。たまたま平成26年度補正で乗っかっていたところは平成27年度に強い農業づくりか何かで事業を進めようとふうにすでに計画をしていました。だけれども、それが入ってきたからそっちの方がいいのでそちらの方に乗り換えましたといったようなところで進んでいます。清水町は遅れているかということになるとそうではなく、今、たぶん農家の皆さんの方にもそれぞれ希望調査などが出ていると思いますけれども、そういった意向をどういうふうに実現していくかというのは平成27年度に向かって事業を進めていくというようなことでございます。

 もう1点、町の方の予算に入っていないということでございますけれども、多くが農水省から受託され、例えばこの中の1つに確か入っているかと思いますけれども、ロボットの関係があったと思います。ロボットについては、清水町のなかで希望を取りました。これは農協から農水省に直の事業で、農水省から承認証が出れば予算化されるということになりますが、お金については農水省から直接農協に振り込まれるというかたちになってきて、町の予算を通らないというようなことでございます。詳しいことは全然出てきておりません。昨日、Q&Aがあがってきています。それが今農協さんの方に回っていますので、随時それをもって農家の皆さんへの説明会等が行われるというふうに思ってございます。

 

○委員(桜井崇裕) わかりました。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 北村光明委員。

 

○委員(北村光明) バイオマスについて、私の方からも質問させていただきたいと思います。

 昨年度は予算がないようなので新規事業ですよね。これは例えば何年間続けるという計画があるのか、またこれを促進するにあたってターゲットのところがあるのかをお聞きしたいと思います。

 鹿追町のように町全体として計画的なことを考えていく部分が一方であるとしたら、先にやってしまったところの問題があとで起きてくるのではないかという気がしています。

助成金が4分の1補助ということで、あと4分の1は農協からも出るかわかりませんが、それをお聞きしたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) バイオマスの利活用促進事業でございますけれども、これはバイオマスプラントを自らつくった方で、補助事業については今国の方でバイオマス産業都市構想のなかでそういったことを進めるための補助事業がございます。その補助事業は2分の1出るんですが、もし売電を進めるのであれば売電施設については補助外ですよというようなかたちでの補助金です。清水町については売電できませんので、そういった意味では半分の補助金をもらっている事業でございます。

 ターゲットはもう決まっているかということですけれども、ターゲットはもう決まっておりまして、清水町のなかでは1件しかそれをやっているところはございません。そこが昨年11月に供用開始をしたと、要するにできあがったというようなことでございます。その方の補助予算75,000千円を自費で払ってございます。それに対して負担軽減をしてあげようというようなことで、できあがったものについての固定資産税分が百七十なにがしということでございまして、それを5年間考えているということでございます。

 それから、4分の1というのを言われましたけれども、4分の1というのは別の事業で、初乳加温機の関係の補助事業でございます。町と農協で4分の1ずつ、残り半分は自分で払ってくださいということです。

 

○委員長(西山輝和) 北村光明委員。

 

○委員(北村光明) 私の認識が間違っていたということがわかりました。ありがとうございます。

 別な観点から言いますと、糞尿の処理の対策という観点があると思うんですが、春になると悪臭の問題、雨が降ったときに流れ出て河川に流れ込むといった話もあるので、そういったことに対しては直接この助成には該当しないのかもしれませんが、その辺のことは何か考えていらっしゃるのかをお聞きしたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 臭い対策につきましては、今申し上げましたとおりバイオなどのそういったかたちでしか対応はできないだろうと思います。消臭剤をまくなど、そういったこともあるのかもしれませんけれども、一時の気休め程度に終わるようなことではなく、根本的なところに手をつけなければいけないだろうということで、先ほどから言ってございますけれども、農協さんともその辺をきっちり協議しながらどちらの方に進めていくかということを協議中でございます。更には、業者さんは比較的大きな業者さんにお願いをするといったようなことも考えていこうというふうに思ってございます。

 また、雨の日の流出の関係でございますけれども、そういうふうにならないように十勝振興局が毎年堆肥板の実態調査をやってございます。もう5年になりますので、確か平成27年度で最後になるのかなというふうに思うんですが、そういった中で十勝振興局からの指導をもらいながら改善策をしているというようなことでございます。

 

○委員長(西山輝和) 北村光明委員。

 

○委員(北村光明) ありがとうございます。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(西山輝和) ここで休憩します。     

 

○委員長(西山輝和) 休憩前に引続き会議を開きます。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(西山輝和) ここで、先ほど農業振興費において答弁保留となっておりました髙橋政悦委員の質疑に対する答弁を求めます。

 産業振興課長補佐。

 

○産業振興課長補佐(渡邊義春) 先ほどの担い手コーディネーターの活動状況報告の関係でございますけれども、復命書等ということでご報告させていただきます。平成25年度につきましては12件報告をいただいておりまして、その他に毎日の町内に出かけた分は町職員と同じようにどこに行って何で行ったという報告書と、町外におきましても町職員と同じように旅行命令書等で処理させていただいております。

 平成26年度につきましては、今まで復命・報告書等が6件、その他に先ほど言いました町内旅行と町外旅行の処理をさせていただいておりますことを報告させていただきます。

 

○委員長(西山輝和) 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) あまり深く突っ込む気はないんですけれども、去年の実績で9回行事が行われたにもかかわらず復命書が6件しかないという報告ですけれども、それは何か矛盾しているんじゃないかと思うんですが。

 

○委員長(西山輝和) 答弁を求めます。

 産業振興課長補佐。

 

○産業振興課長補佐(渡邊義春) 協議会主催の交流会が平成26年度は6回開催しておりまして、その他にグリーンアップルというところでやっております交流会についてはこのなかに含まれておりません。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) もうちょっと書類があったと思っていたんですが、だいたい月に2回程度担い手コーディネーターの方と渡邊補佐と私の3人で、現状と来月の行動についての打ち合わせを行ってございます。ほとんどは口頭で行っているものですから、書類的には残していないんですが、そういったかたちでやっていて、こういったものをこれからもお金を出していいのかといういろいろな細かいところを指示させていただいたりしているということで、ご報告に代えていきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 髙橋政悦委員。

 

○委員(髙橋政悦) こういう事業というのは、担い手コーディネーターの方がずっと続けるというお話ではなく、今回も変わられるということですけれども、過去の経緯を次の人に伝えるためにもその辺はしっかり復命等履歴を残しておくのが普通だと思います。それを今更言っても仕方のない話なので、今後はそういうことをしっかりと足跡を残すような事業展開にしていただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 今のご指摘のとおりだと思います。このあと、まだ次の方が決まってございませんので、補佐と事務引き継ぎをしていただいて、事業そのものの基本的なところは引き継ぐというようなことも考えてございますし、先ほども言いましたけれども、農協さんとの話し合いのなかで事務分担、ファームスクール等については誰がやるのかということもございます。普及センターから指導をもらいながら進めていくか、すずらん会については農協さんの方の助成を担当している方1人ではかわいそうだという話も含めて進めてございます。その他、担い手の後継者対策についてもホームページはしっかりとできて、情報は相当な量が入ってきていますので、そういったものを活用しながら新たな方法で進めていきたいというふうに考えてございますので、よろしくお願いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 以上で終わります。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項5目、牧場費、137頁から140頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) 牧場総体の中から預託牛の育成管理についてお伺いいたします。以前、預託者のなかから出された問題で、「町の牧場に預けると牛がだめになってしまう」「町は何をやっているんだ」というようなご意見が知らされました。その意見を聞いて課長にもお話をした経過がございますし、副町長にもお話をした経過がございます。それで、この問題が解消されたのか。されたのであれば何が原因だったのかを最初にお伺いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 口田邦男委員のご質問にお答えいたします。

 預託牛の育成管理でございますけれども、口田邦男委員のおっしゃるとおり牧場の預託牛管理が近年、状態あるいは発育が芳しくないというような状況で、私も預託者の方から何人かに直接お叱りをいただいていたところでございます。そこで、平成26年度に対策をいたしまして、特に状態が悪いという部分でありまして、冬季舎飼の配合飼料を幾ばくか増やしてございます。1頭あたり1.5㎏平均であったものを2㎏あるいは2.5㎏と月齢によって変えているわけでございますけれども、こういった対応をしてきました。その結果、前年度よりは若干状態の方も良くなってきている、あるいは繁殖状況も良くなってきたと担当する方では感じております。ですが、これで完璧だというふうには思っていないのでありまして、今後も普及センターあるいは民間のコンサルなどの話を聞きながらどんどん改善していきたいと考えております。

 

○委員長(西山輝和) 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) ただいま、濃厚飼料の量を少し増やしたため多少は傾向が良くなってきたというふうに報告がありましたけれども、予算のなかで昨年からみたら少し増やしたという報告がありましたが、この程度で改善されるのかなという心配があります。その点はどのように考えていますか。

 

○委員長(西山輝和) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 配合飼料代だけで2,800千円ほど増やさせていただいたわけでございますけれども、これは冬季舎飼についてです。夏季放牧におきましてもまだまだ冬季舎飼と違いまして、餌を増やせばいいという単純なものではなくなってくる問題もあります。夏季放牧の場合特に草地の維持管理や草地更新、追播など長い目で見ていかなくてはならないものもございます。ですので、これで完璧だというふうには考えてございません。

 町営牧場の草地更新を長くしていない場所もございますので、これからそういったかたちでやろうとすれば多額の費用がかかってくるということも考えなくてはいけません。その辺のところを今後も改善に向けて検討していきたいと考えております。

 

○委員長(西山輝和) 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) 課長に伺います。

 根本には、大きな問題はやはり草地の問題ではないか。牧場の草地そのものが古くなり、栄養価の少ない草地になって、それが影響したのではないかというふうに思うんですが、そこら辺のとらえ方は課長としてどういうふうにとらえていますか。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 同感であります。草地について、牧場長の方からも長い間更新していないところがあるんだというようなこともございました。それも含めて平成29年度以降に道営草地の関係で改良をしていこうというようなことを考えてございます。それと合わせて一昨年くらいから簡易更新というものをやろうということで、お金がかかりますので簡易更新も結構効果が上がってくるということも聞いています。そういったことをしながらなるべく農家の皆さんに負担をかけないというのが第一ですし、それを含めて、だけどいい牧場。昔、清水の牧場に入れたくて仕方がないという人が内地の方からわんさかと来ていたんですが、今は町内でいっぱいですけれども、そういった意味ではとてもいい牧場だったわけで、それをまた復活できるように草地改良をしていきたいというふうに考えておりますので、その辺、ご理解をいただきたいなと思います。

 

○委員長(西山輝和) 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) 牧場料金も管内で高い方なので、ぜひ牧場に入れて良かったなという牧場に努めていただきたいと思います。

 次に町長に伺います。

 牧場の関係で毎年のように伺っているわけでございますけれども、牧場の将来について、指定管理者あるいは民間譲渡ということが問題になっておりますけれども、その件について今はどういうふうに進められているかお伺いいたします。

 

○委員長(西山輝和) 町長。

 

○町長(高薄 渡) いつも質問を受けておりますので、担当課に命じております。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 昨年、その辺の話をどうしてもしておかなければいけないだろうということで、農協の組合長や常務、畜産部長とお話をさせていただきました。将来のことについて、「自分の任期もあるのであまり遠い話をされても困るんだけど」という前置きがあったなかで、将来的には町がいつまでも持っていることにはならないだろうという見識を持っていらっしゃるということでございます。遠くないなかで、農協がどんなかたちになるかわかりませんが、指定管理者になるのかもしれませんし、そのまま譲渡を受けていくのかもしれませんけれども、いずれにしても農協がこの牧場事業については手をかけていかなければならないという認識があるというふうにだけ、「あとで俺は聞いていないなんて絶対言わないから」というふうに言ってくれましたので、そういうようなことでご理解をいただければと思います。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) この指定管理者が出てくると、私も一言言わせていただかなくてはならないなと思っているんですが、今、担当課長から色よい答弁がございました。しっかり育ててほしいなと思います。今言われたように、いつまでも現組合長がやることではないんでしょうけれども、自分の考え方を次期の組合長にも伝えて、町としっかり連携を取って前向きに取り組んでほしいと思います。町長は決意を「担当課長にもう言ってある」と言われましたけれども、「私も同感だ」というくらいのことは言ってほしいなと思うんですけれども、どうでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 町長。

 

○町長(高薄 渡) お答えします。

 口田邦男委員には何度か言われておりましたので、そのことについては今担当課の方で進めています。私はずっと3役含めて、理事の皆さまにもこうあるべきではないかということはずっと問いかけてきておりましたので、今後もそういうふうにしていかなければならないというふうに思っておりますので、担当課の方から詳しくお伝えします。

 

○委員長(西山輝和) 産業振興課長。

 

○産業振興課長(池守輝人) 今、原紀夫委員から言われたとおりでございます。今回、降りるというお話も聞いてございますけれども、まだわかりません。そのなかで「俺は聞いていないとは絶対言わないから」と言ってくれていますから、そのことについては後の方にもきちんとお話をしてもらえるように、私からもお願いしておきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 安田薫委員。

 

○委員(安田 薫) 先ほど説明のなかで、マニアスプレッターを購入して自分で堆肥をまくような話だったんですけれども、コントラの方が安くなかったのではないでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) マニアスプレッターの購入の件でございますけれども、委託やサポートセンターあるいは他の業者で堆肥散布をやってございますけれども、やはり時間あたりの単価で考えると、牧場の堆肥はトータル的に7,000トン以上を散布しなければならないんですけれども、それをすべて業者でやるとなると時間あたり20千円がかかってくるわけでございまして、膨大な額になってくるかなと考えております。

 ですので、ある程度自分たちで賄えることがベターなのかなと考えております。

 

○委員長(西山輝和) 安田薫委員。

 

○委員(安田 薫) 牧場の持っている土地で堆肥のまける面積はどのくらいあるんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 牧場の草地面積は全体で、放牧地・採草地含めて775ヘクタールございます。このうちマニアスプレッターで散布可能な面積というのは概ね半分程度と考えております。それ以外は傾斜地やぬかるみもありますので、マニアスプレッターが入れない場所も多々ございます。平成26年度の実績では250ヘクタールほど散布しております。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項6目、土地改良事業費、140頁から142頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項7目、御影農業用水管理費、142頁・143頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) この問題も一言言っておかなければいけないなと思いますので、申し上げます。

 先にも言った経過がございますけれども、農業用水の畑総でやった農業用水と上水道からいっている農業用水との利用料がどうも公平ではありません。もともとの積算根拠がメーターあるいは面積というふうになっておりますから、どっちがどうという証拠はございませんけれども、だいたい同じ規模の農業形態でいくとどうも開きがあるというふうに思えてなりませんので、面積でやっているところにメーターをつけて、実際問題リッターあたり単価がどのくらいになるのかというような根拠を示してもらいたいと思います。前回、副町長は利用料改定のときにやるとおっしゃいましたけれども、利用料改定の前にそういった積算根拠がなかったら何もできないので、今からメーターを二、三個つけて、単価の割り出しができるのではないかと思うのですが、どうでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 先に公平が保たれていないのではないかというお話を伺いました。それで、使用料の検討委員会のなかで実際にいろいろと調べまして、そういうことはないという結果がでました。そこでメーターを取り付けてやるという話にはなっておりません。

 もし、詳細がいるのであれば担当の方でわかるかと思います。

 

○委員長(西山輝和) 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) そのデータはいつ見せてもらえますか。

 

○委員長(西山輝和) 答弁を求めます。

 都市施設課参事。

 

○都市施設課参事(堀 秀徳) こちらの農業用水の違いの資料ですが、設定した当時の資料といいますか、設定した内容の文書等をまとめたものがございますので、あとで提出させていただきたいと思います。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(西山輝和) ここで休憩します。     

 

○委員長(西山輝和) 休憩前に引続き会議を開きます。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(西山輝和) 都市施設課参事。

 

○都市施設課参事(堀 秀徳) 先ほどは申し訳ございません。資料の提出要求がない中で資料を提出するということにつきましては、訂正させていただきます。

 料金の設定の関係でございますが、先に御影の農業用水については平成16年度にメーター器による使用料の設定を行いました。一方、熊牛につきましては平成21年に道営畑総の事業完了に合わせて、平成22年度から使用料を制定すべく使用料の検討を行いました。その際に、賦課方法を検討し、メリットとデメリット等の検証を行いまして、耕作面積に対する使用者からの料金を賦課する等について検証しました。

 御影地区につきましてはメーター器の設置をしておりますが、熊牛につきましては多目的給水栓の使用者が複数になるということがあり、公平な負担ができない恐れがある関係がありまして、経営面積の大小により不公平感がなくなるように検討を行いまして、年間の維持管理費の5割分を面積割で負担し、残りの管理費については戸数割で負担する計算方法によりまして、面積割10アールあたり50円の設定と基本割で受益者1戸あたり16千円という設定をいたしました。年間の使用料は昨年の決算委員会の際に40ヘクタールあたりで差があるのではないかというお話でしたが、だいたい同じように30千円から36千円前後の使用料で、これで差はないというふうな結論を出しています。

 

○委員長(西山輝和) 口田邦男委員。

 

○委員(口田邦男) かなりの差はないというふうにおっしゃられますけれども、私は差があると思っているので、のちほど私の納得のできる説明をお願いいたしまして、今回はこれで終わります。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款1項8目、農地移動適正化斡旋事業費、143頁・144頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 中島里司委員。

 

○委員(中島里司) この項目ではないんですが、1項の農業費の関係で担当課長の話を聞いているなかで、農協という項目が大変多く出てきています。私は一度、課長が議会で答弁をして、農協はそれを聞いていないという話を聞いたことがあります。それを攻めるのではないんですが、今、質問内容を聞いていても、これだけ多くの議員が関心を持って質問をしています。そのなかで、数多く農協という言葉が出てきています。ということは、農協との連携がいかに大事な課であるのかという私は認識を持ちました。その辺はここで言いっぱなしではなく、全体的なものを見たときに重要なポストを与えられているという認識を持っていただきたいと思います。昨日の公園の話を聞いていて国の話が出ていましたが、あれは役場におかれましてはそんな感じがしました。どうか、答弁に対して責任ある処理、事後処理というのはまして団体と協調している場合に必要かと思うんですが、そのへんの全体的な考え方として、課長の覚悟を聞かせていただきたいと思います。

 もう1つは、先ほどの他の団体の人事に予測でものを言ってはいけません。これは...(中断)

 

○委員長(西山輝和) 中島里司委員、今は農地移動適正化斡旋事業費で、農業委員会費です。

 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款2項1目、林業振興費、144頁から146頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 145頁の清水町林業推進協議会負担金が毎年ありますけれども、この推進協議会で町としてはどういう役割を担っているのか、このへんについて説明をいただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 林業推進協議会につきましては、平成2年から始まっている団体でございまして、町と森林組合が300千円ずつ持ち出して、町内の植樹祭の経費及び緑の募金等を行っている事業でございます。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 町と森林組合以外に林業に携わる関係団体はないのでこの2か所という理解でよろしいですか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 今、お金の面だけお話をしました。組合が300千円、役場が300千円、その他に西部森林管理署の方もしくは道職員の方、町内の林業事業体の方、森林所有者の方、グリーンクラブの方、緑森会の方、緑友会の方、合わせまして12名ほどの団体となっております。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) メーンの比較的大きな団体で森林組合と町、その他の今関わりのあるところは他に12名はより大きな組織体もありますよね。そこの方には何がしかの負担をいただくということはないんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 年によるんですが、毎年事業を行っております。例えば、植樹祭であれば道の方から植樹指導の専門員を3人ほど派遣していただいて、子どもたちに苗木の植え方や育ち方を説明していただいております。その他にもシイタケのほだ木作成の際にも国の方の協力を得まして、一緒にやっております。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 佐藤幸一委員。

 

○委員(佐藤幸一) 144頁のエゾシカ被害防止緊急対策事業交付金ですが、現在、清水町には何頭エゾシカがいて、何頭の駆除を考えているかをお聞きします。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) エゾシカは移動しますので、町に何頭いるというのは断言はできませんけれども、平成21年をピークといたしまして道内では65万頭程度生息していると思われます。現在はどうかと言われますと、平成25年に全道で56万頭で、前年比と比べて3万頭減になっております。

 十勝を含めた東部地区では、今は21万頭で、これも前年比2万頭減となっております。

 道におかれましても、向こう何年かで38万頭に減らしていこうという取組みをもって、わが町も鳥獣被害防止計画を立てまして、1年間あたり250頭を捕獲していこうという目標を立てて、個体数減につなげております。

 

○委員長(西山輝和) 佐藤幸一委員。

 

○委員(佐藤幸一) エゾシカ被害は大変大きなものと考えております。こういったことにつきましては、できるだけ減らしていかなければならないというふうに考えておりますが、町としてはこの予算の中で何頭駆除したいと考えておりますか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 有害鳥獣駆除につきましては、北海道猟友会の十勝清水部会と委託契約をしながら進めております。先ほど、計画のなかでは250頭と申し上げましたが、町は1頭3千円の報酬を払っているだけでございましたが、やはり増えすぎましたので、2年前から国の方から10分の10事業でシカを獲った場合は1頭8千円あげますよという制度が今回の予算にもついております。ですから、シカ1頭獲った場合は3千円プラス8千円で11千円をハンターの方にお支払いをしております。

 啓発にもつながるのかなと思いますので、ハンターの方につきましてはこれから有害鳥獣駆除の期間に入りますので、獲っていただければなと考えております。

平成25年度から3か年計画で鳥獣被害防止計画を立てました。そのときはものすごく頭数がいました。平成25年の農業被害金額につきましては25,000千円程度ありました。その前の年は44,000千円程度ありました。それをもとにこちらの方でこれぐらい獲ってはどうかという捕獲頭数を目標として立てております。

 実際、平成26年度であれば250頭という頭数を目標頭数にしたんですが、現在でいいますと254頭のシカを捕獲しております。

平成27年度につきましても緊急捕獲計画が250頭になっておりますので、250頭を目標に獲っていくところでございます。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 桜井     崇裕委員。

 

○委員(桜井崇裕) 146頁の有害駆除委託料でございますが、これは今のシカのみならず有害鳥獣ということだと思いますけれども、これを駆除したハンターや猟友会に支払われる料金でしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 有害鳥獣駆除につきましては、清水町と猟友会の委託契約のなかで行っておりますので、金額につきましては猟友会の口座に振り込んでおります。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款2項2目、町有林整備費、146頁・147頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 以前も若干触れたことがありますが、未立木地がないために民間の土地を購入して、去年は500千円でしたが今年は700千円、来年以降もまた同じようなかたちというようなことがありますが、この購入計画については町有財産を増やすということから好ましいことだと思いますが。今後は面積を増やしていこうとされているのか、あと1年か2年で未立木地を購入していくというのはやめようとしているのか、この辺はどうなんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) この事業につきましては、近年山林所有者の高齢化が進み、木材価格の低迷が続いていることから町が一定の基準をもとに購入していこうという事業でございます。

 町内的にも300ヘクタールほど未立木地、ようは裸山ですね、切ったら植えられていないという森林がございます。そういう森林を何とかしようという目的で創設された事業でございます。金額的には500アール500千円程度なので、林地供給事業の中でこちらに持ってきていただけるという事業がなかなか少ないんですけれども、たまたま12月にそういう金額でも構わないという方がいらっしゃいまして、3町ほど購入させていただきました。この方につきましては、来春、造林予定でございます。

 少しでも未立木地を少なくしていこうということで続けていければと考えております。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) わかりました。

 その前段で、町有林の整備事業の委託料の関係ですが、人工造林の関係の事業で保育を含めていろいろと計画をされておりますが、昨年度から購入している未立木地に造林をして、保育にかけるお金ということで理解をしてよろしいでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) そのとおりでございます。

 3月に購入したので、今は苗木が足りないものですから平成28年の春に植栽を予定しております。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) わかりました。

 農林業費の森林整備事業費の後段にありますふるさとの山づくり総合対策事業補助金6,800千円とありますが...(中断)

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員、そこは違います。

 他に質疑ありませんか。

 桜井崇裕委員。

 

○委員(桜井崇裕) 今の町が購入した3町の購入代金を教えていただきたいと思います。私も森林組合の役員をしているので、高齢の方や今は清水町に住まわれていない方が、なんとか森林組合で買ってくれないかと、そのあと森林整備、伐採も森林組合にお願いした方がいいのではないかということで、購入計画もございます。そういった中で、町も買われたということでございますけれども、できれば購入金額を教えていただきたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 1反10千円ということで計算しております。

 ですから、33.1ヘクタールですから310千円程度という金額になっております。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款2項3目、レクリエーションの森整備費、147頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 先ほどは失礼しました。

 30番の...(中断)

 

○委員長(西山輝和) 今は、レクリエーションの森です。

 

○委員(原 紀夫) 2つあるんですもんね。

 わかりました。変えます。

 レクリエーションの森の関係です。どこの場所でどういうことをしているのかということは説明はいりません。

 レクリエーションの森の整備事業の関係は、当初まだまだ多かったんですけれども、近年、委託料を含めてこの程度でずっと推移をしてきておりますが、この下草刈委託料200千円あがっていますけれども、これはいつごろまで下草を刈るという計画なんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 通常であれば、例えば6月から8月まで下刈りを行うんですが、どうしても雪解けが遅いものですから7月以降に実施して8月までには終わっております。

 

○委員(原 紀夫) これから何年やるんですか。

 

○林務係長(中島公大) 下刈りは一般的に背丈を超えればやめるというのが補助事業でいうと原則なんですけれども、そこの場所につきましては風が強い、風にたたかれる、見てのとおりなかなか成長が遅いということで、今しばらく続けていかなければならないのかなという気はしております。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 非常にこれは難しいです。一定の成長をしていれば何年でやめると特例的にいろいろありますけれども、標高700メートル近くあるのかな。いろいろと高いところにありますから、風害を受けるところも強いんでしょうから問題あるんでしょうが、そうであればあまり手を加えない方が風通しも悪くなって成長も良くなるということだってあり得るので、もう何年も刈っていますが、私はかえって刈らない方がいいのではないかと思います。専門家に聞いてほしいのですが、そういう場所はどうしたらいいかということを含めて検討した方がいいのではないかという気がします。何かもったいないなという気がいつもして、1年ほど行っていませんからどのくらい成長しているのかは見ていないんですけれども、いつも見るたびにそう思っていますので、若干、そういう面でいろいろな専門家の知恵も借りて、だめなものは天然に任せておくということも必要ではないかと思います。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 専門家は道の普及指導員もおりますので、そういう方にご意見を伺いながら検討してまいりたいと思います。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○委員長(西山輝和) 次に、第6款2項4目、森林整備事業費、147頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) ふるさとの山づくり総合対策事業補助金の関係ですが、これは町が事業をやっているものではなく、どちらかに委託をしてやっているものなんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 今ご質問にありましたふるさとの山づくり総合対策事業補助金8,600千円ということですが、内訳が2つございます。

6,800千円の方は、四、五年前に名称が変わりまして、未来につなぐ森づくり対策事業という事業に変わっています。中身はあまり変わっていないんですが、一般的に木を皆伐すると68%しか補助金が出ません。具体的に申しますと、1ヘクタール切る場合と造林しようとした場合に1,000千円かかります。その68%を公費用で補助金を与えましょうと、ただ、それでも後継者不足の方やあまり山に関心がない方がいらっしゃいますので、それを道単事業で68%プラス26%。26%の内訳につきましては、26分の16が道、26分の10が町、合わせて94%とそこまで補助金を高く上げて、ぜひ再造林を図っていただきたいということを町から森林使用者の方に申し上げている事業でございます。

 実施しているのは民有林だけで、国有林や町有林はありません。一般の民有林使用者の方だけです。

 

○委員長(西山輝和) 原紀夫委員。

 

○委員(原 紀夫) 一般の方がほとんど出費をしなくてもこの補助金で造林ができるということなんですね。この造林をした造林地の財産はどこに帰属するんですか。民間だから、そちらの方で補助金を要請しているところの財産ということなんでしょうか。

 

○委員長(西山輝和) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 補助金の取りまとめにつきましては森林組合さんが行っております。それで、各組合員さんに68%のお金が入った分、26%のお金が入った分をお金として個人に渡していると認識しております。

 

○委員長(西山輝和) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(西山輝和) 質疑を終わります。

 

○林務係長(中島公大) 一つ訂正をさせてください。

 先ほど、未立木地の買取制度のなかの平成26年度の実績が3.11ヘクタールなんですが、間違いまして33ヘクタールと申し上げました。正しくは3.11ヘクタールでございます。訂正いたします。

 

○委員長(西山輝和) これで、農林業費の審査を終わります。