北海道清水町議会

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平成27年第3回定例会(6月16日_日程第9)

○議長(加来良明) 日程第9、議案第57号、物品の取得についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 私の方から、議案57号、物品の取得につきまして提案理由の説明をさせていただきます。

 1、物品名、総合行政システム機器、2、方法、随意契約、3、契約金額、47,412千円、4、契約の相手方、帯広市西20条南6丁目3番20号、アートシステム株式会社帯広支店、帯広営業部長 澤見正興。

 本件につきましては、平成20年に更新いたしました総合行政システム機器の経年劣化に加えまして、WindowsのOSの更新が進んでいることから機器の更新を行うものでございます。

 機器の内訳でございますが、基本サーバー一式、行政データーベースサーバー一式、行政バックアップサーバー一式、その他プリンター類15台、OCR・スキャナー等1台、システム移行料としまして基本システムで13本、サブシステムといたしまして11本、連携システムといたしまして3本、機器の設定とデータの移行等すべてを含むものでございます。

 総合行政システムは本町の基幹系業務システムで、住民記録や国民健康保険、各種税、仕様等のシステムになりますが、そのシステムのインストールおよび動作確認に加えまして、本町のネットワークシステムの安全かつ安定で確実な作業が必要なこと。更に更新作業に伴いまして、通常業務が支障なく行えるのは、現在、本町の電算システムの保守管理会社でありますアートシステムしかないことから、1社随契とさせていただきました。

 以上、議案第57号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明)  総合行政システムの機器の更新ということで、機器及びシステムの劣化ということで更新のお話なんですが、具体的には今まで維持していたシステムの内容、機能を超えるものではないということでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 機器的に今までよりも数段良くなるなどのことではなく、あくまでも更新という考え方でございます。

 

○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明)  ちょっと立ち入って質問させていただきます。

 本システムの基本的なOSが更新されているんでしょうか。またはデーターベースシステムが拡大されているのか。もう一つ言いますと、将来導入されると想定されているマイナンバーとの絡みなのかについてご説明いただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 今回の更新につきましては、あくまでも機械そのものとそれを動かすためのOSの更新でございます。

 それに伴いまして、各種システムの中にも入れなければなりませんから、それの更新作業が入っております。今、ご質問にありましたマイナンバー制度については、このシステムとはまた別に更新していきますので、今回については入ってございません。

 

○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明)  そうしますと、近い将来的にそういうものが入ったときに、また更新ということは発生しえないというふうに考えてもよろしいですか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) Reamsそのものの本体に関わり、ナンバー制が入るからと言って、その部分を更新するということではなく、あくまでもナンバーシステムを入れる中のシステムを後々につくるというかたちになりますので、今回の更新とは別途になります。

 

○議長(加来良明) 北村議員、質疑は3回ですので終了します。

 次の質疑を受けます。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 高い機器を更新するということなので、若干お尋ねをさせていただきます。

 常々言っている国保関係など他町村と同じ業務に関わる部分について、他町村と連携をし、少しでも機器を安く更新するのはなかなか難しいんですか。

 また、平成20年から平成27年とありますが、この年数は長いのか短いのか、よく持っている方とみているのか、私は短すぎるのではないかという気がするのですが、この辺の見解をお聞かせください。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) まず、他町村等からの広域的な利用はできないのかというご質問かと思いますが、それにつきましては従来から十勝圏の中で電算の部分等の関係で協議をされているところです。ただ、難しいのは、どうしてもそのシステムや機器の更新時期がそれぞれの町村で違います。そういった観点から、いっぺんに広域で使うというのはなかなか難しいのではないかという見解が1つございます。

 また、それぞれのシステムの内容も違うものですから、利用勝手に若干の差異が出てくるという不便さが生じることから、なかなか進まないのが1点でございます。

 耐用年数の関係でございますが、使用頻度からいくとこれが限界なのかなというふうに感じてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 限界という課長の説明ですけれども、うちの使っているアートシステムもこれ以外にないんだという話でしたが、今の話ではアートシステム以外の会社の機器を使っている町村が大半で、なかなか競合するところがなく連携ができないというような話ですが、そうなるといつまで経っても十勝で一円で協力してやろうと言ったって、なかなか安く、うまく機能していくようにはならないのではないかという気がして、いつも言わせていただいているので、これを機会に帯広市を中心に横文字でかっこいいことを言っているけれども、どこでどうなっているのかつかみきれない。もっと力を入れて、こういう高いものほど連携して安上がりになるような方法で悩んでほしいと思うんですが、どうですか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 今、ご指摘のとおり広域で使うというのが一番いいことなんですが、清水町と電算会社が同じ会社であります町村が何箇所かありますので、その会社とクラウドに関して研究を進めていくと。自町式になるのか、クライアントにおいて電算を置くのか、ただ災害があったときに通信機器が切断されてしまえば、そういった業務ができなくなるという心配もあるものですから、その辺はどういった方法がいいのかということは仲間内で若干研究を進めさせていただいているところです。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第57号、物品の取得についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第57号は原案のとおり可決されました。