北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成27年第4回臨時会(7月27日)

○議長(加来良明) 本日の議事日程については、お手元に配付のとおりであります。

 

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○議長(加来良明)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。

  会議録署名議員は会議規則第126条の規定により議長において

9番   中島里司 議員

10番  奥秋康子 議員

11番   安田 薫 議員    を指名いたします。

 

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○議長(加来良明) 日程第2、会期決定についてを議題とします。

 おはかりします。

 本臨時会の会期は、本日1日にしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 会期は、本日1日と決定しました。

 

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○議長(加来良明) 日程第3、諸般の報告を行います。事務局長。

 

(諸般の報告 事務局長 朗読)

 

○議長(加来良明) これで諸般の報告を終わります。

 

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○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。

 教育委員会から行政報告の申し出がありました。これを許可します。

 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) 公用車の事故について1件報告させていただきます。

 町公用車10号車の物損事故につきまして、ご報告申し上げます。

 去る7月22日12時10分頃、町内本通6丁目のスーパー駐車場におきまして、駐車している軽自動車に接触する事故がありました。

 接触に至った経過は、職員が主催事業のポスター貼付依頼のため町内の事業所にお願いに回っていたところ、依頼先のスーパー駐車場で駐車する際、十分な安全確認をせずに後退したため、右側後方に駐車していた町内在住者所有の軽自動車に接触し、車両を破損させたものです。

 被害状況ですが、相手方車両は助手席側前方のバンパー、フェンダーなど、町公用車は運転席側後方のバンパー及びランプ類を破損しました。

 今後につきましては、物損事故として保険での対応を行い、協議が整いしだい損害賠償に関係する議案を提案させていただきます。

 なお、相手方は買い物中で誰も乗車しておらず、また、町公用車を運転していた職員及び同乗していた職員も怪我はありません。

 今後は、より一層慎重に車を運転するよう指揮監督してまいります。

 以上、町公用車10号車の物損事故についての報告といたします。

 

○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。

 質疑はありますか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 これで、行政報告は終わりました。

 

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○議長(加来良明) 日程第5、議案第63号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第2号)の設定について、議案第64号、平成27年度清水町水道事業会計補正予算(第2号)の設定について、以上2件を一括議題とします。

 本案について、提案理由の一括説明を求めます。

 副町長。

 

○副町長(金田正樹) おはようございます。

 議案第63号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第2号)の設定について、ご説明を申し上げます。

 総額に20,548千円を追加し、それぞれの総額を8,305,926千円とするものです。

 歳入よりご説明を申し上げます。6頁をお開き願います。

 15款3項5目、教育費道委託金につきましては、北海道より道徳教育推進校として清水小学校が指定を受けましたことから、事業委託金301千円を追加するものです。

 17款1項2目、特定寄附金につきましては、図書購入の指定寄附1件、26千円並びにいきいきふるさとづくり寄附333件、5,011千円、合わせまして5,037千円を追加するものです。

 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算におきます調整額といたしまして15,210千円を追加するものです。

 なお、本補正後の基金残高につきましては2,953,320千円となります。

 7頁にまいりまして歳出の補正でございます。

 2款1項6目、企画費につきましては、いきいきふるさとづくり寄附5,011千円を基金積立金として追加をするものです。

 10款1項2目、教育振興費につきましては、北海道より指定を受けました道徳教育推進校事業といたしまして、公開研修会の講師謝礼、道徳教育全道大会への職員参加報償費、消耗品費、郵便料を合わせまして301千円を追加するものです。

 8頁にまいります。

 2項1目、小学校管理費と中段を飛びまして下段から9頁にかかります、6項2目の体育施設費につきましては、町民プールの建て替えの関係ですので、合わせてご説明をいたします。

 本年度当初予算に計上しております町民プール建替事業基本設計委託料3,000千円を減額し、清水小学校の学校水泳プール建設事業実施設計委託料18,210千円を追加するものでございます。

 町民プールにつきましては、老朽化の進行が著しく、今シーズンの始業時点検では低学年用プールろ過機の不具合が確認され、応急的な修繕対応をしているところでございます。更に一般用プールの水槽ひび割れによる水漏れが激しいことなどから、早急に建て替えを行う必要性が生じており、また利用者におきましては、小学生が主となっており、一般の方の利用度が低いことなどから、一般の方は学校開放によりご利用いただき、清水小学校の学校水泳プールとして建て替えを進めていくものです。

 なお、事業スケジュールとしましては、本年度に実施設計、平成28年度に工事、平成29年度から供用開始を予定しております。

 今回の補正予算では実施設計費の財源は一般財源としておりますが、今後過疎対策事業債の二次申請に向け、道と協議を進めますとともに、平成28年度の工事施工費につきましても国庫補助金枠が大変厳しい状況下ではありますが、要望協議を進めていくところでございます。

 先ほど飛ばしました8頁の中段をご覧願います。

 5項4目、図書館・郷土資料館費につきましては、図書購入の指定寄附を受けまして、図書購入費26千円を追加するものでございます。

 以上、一般会計補正予算(第2号)の説明とさせていただきます。

 続きまして、議案第64号、平成27年度清水町水道事業会計補正予算(第2号)の設定について、ご説明をいたします。

 2枚目をお開き願います。

 3行目になりますが、収益的収入及び支出の補正につきましては、支出の既定額に3,240千円を追加し、水道事業費用総額を287,183千円とするものです。

 収益的収入及び支出の内訳につきましてご説明いたします。

 2頁をお開き願います。

 収益的収入の補正はありませんので、支出の内訳につきましてご説明をいたします。

 1款1項3目9節、委託料につきましては、水利権更新業務委託料として新規に3,240千円を追加するものです。今年度末で期限切れとなります熊牛水系の水利権の更新について帯広開発建設部と協議をした結果、水利用による河川への影響等についての資料提出が必要となったことから、専門的な外部機関へ業務を委託する経費について予算措置をするものです。

 以上が水道事業会計補正予算(第2号)の説明でございます。

 以上、一括しての提案説明とさせていただきます。ご審議よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 8番、中島里司議員。

 

○8番(中島里司) 平成27年度清水町一般会計補正予算(第2号)の8頁、学校プールの改築が1年早くなったということで大変喜ばしいと個人的に思っております。今、副町長の説明の中に学校開放で使えるということで、内心ほっとしております。現状のプールが一般町民の使用者が減っていると単純に説明されると、プール利用者が減っているのかなというふうに聞こえるんですが、現実は違います。町外に行っているというのが実態ですから、決してプール離れをしているわけではないというふうに私は現状を把握しております。学校プールですからいろいろと学校の条件が入ってくるのかなと思います。今回、私がお願いしておきたい点は、1点目は学校開放をするという前提で施設を考えていただきたい。学校プールが基本ですが、学校開放をしたときに一般町民が使いやすく、利便性を高める工夫を設計の段階で考えていただきたいと思います。業者がまだ決まっていませんが、念頭に置いておくべきだと思います。

 2点目ですが、今お話しした部分から、設計業者は一般建築物とは違うということで、実績を多く持っている会社を選考し、一定の競争が成り立つような入札を行うように配慮してほしいと思うんですが、現状でその考え方を示していただければと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 学校教育課長。

 

○学校教育課長(上出 進) 1点目の学校プールとして建設後の一般町民への利便性について考慮をということですが、現在のところ、町民の方がそのままの状態で使えることを前提に検討しております。現在の施設の関係で一般の町民の方で町外に移られている方もいらっしゃるということも承知はしておりますが、規模的に水面積では一応補助の基準がありますので、その基準の中で建設することを考えております。

 

○議長(加来良明) 2点目について答弁を求めます。

 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 設計にあたって実績の多い業者にということでございます。当然、指名をいただいている業者が複数ありますので、その中から過去の実績等を調べ、また補助金の関係もございますので5社程度指名をして競争原理を働かせて進めていく考えでございます。

 

○議長(加来良明) 8番、中島里司議員。

 

○8番(中島里司) 2点目については、競争原理がしっかり働くような入札行為を行ってほしいと思います。

 1点目の学校教育課長からご説明をいただいた部分ですが、私は補助事業の枠の中でやりますよという答弁を一番恐れていたんです。建て替えれば、5年、10年じゃないですからね。これから人口減の中でも町民の方がより町内で楽しめる場所づくりという部分でも、まちづくりの一環として補助事業の範囲内とどこまで許されて、その部分を町単費で持てるか持てないか、それらを補助申請をする段階で念頭に置いて取り組んでいただきたいということをお話ししています。ルール的には非常に厳しい部分もありますが、30年、40年先のことを見据えた上でですから、町単費や何らかの手当てで開放して、それを利用している町民が学校プールだけど使いやすいと思うように、設計業者が決まった時点で町の事情をよく説明し、担当課から申し入れをしていただきたいということを願いたいんですが、そのへんについてもう一度答弁をお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) 今のご意見は最もだと思いますが、学校で使う時間は限られていますので、他は補助事業と言えども有効利用というのが1項目あります。そのへんは一般的に開放するという意味としてとらえていますので、学校開放事業として一般に開放するということを念頭に施設の整備等も進めてまいりたいと思います。設計の段階で私たちの意見を取り入れてもらえるように進めていきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第63号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第63号は原案のとおり可決されました。

 

○議長(加来良明) これより、議案第64号、平成27年度清水町水道事業会計補正予算(第2号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第64号は原案のとおり可決されました。

 

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○議長(加来良明) 日程第6、議案第65号、公営住宅買取事業に関する建物取得についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 議案第65号、公営住宅買取事業に関する建物取得につきまして、提案理由の説明を申し上げます。

 お配りしております議案説明資料により説明をさせていただきます。最初の頁をお開きください。

 1.建物取得の趣旨でありますが、今回提案いたしました買取事業につきまして老朽化した公営住宅清和団地の建替事業として実施するものであります。

 取得の方法につきましては、平成25年度に公募により民間企業から設計の提案を受け、業者の選定を行い、提案に基づき設計・建設された住宅を買い取りするものであります。公募型のプロポーザル方式によるものであります。

 清和団地の建替事業につきましては、昨年度1期工事、本年度2期工事として2か年で建設する計画となっておりますが、選定業者より建築確認申請等の許可を受け、町に対しまして設計図書の提出がありましたことから、平成27年7月21日付けで2期分の団地買取事業についての仮協定を締結したところであり、今回、公営住宅買取事業財産取得に関しまして議会の議決をお願いするものであります。

 2.事業の内容でありますが、(1)事業名、(2)建物の目的につきましては、公営住宅清和団地であります。(3)建物の規模でありますが、公営住宅につきましては木造平屋建て、戸数につきましては1LDK4戸、2LDK2戸、3LDK6戸の計12戸で、建設する棟数は6棟となっております。集会所につきましては、木造平屋建て1棟となっております。(4)延べ床面積につきましては、公営住宅が936.62㎡、集会所が99.37㎡であります。(5)付帯施設といたしまして、街区公園、団地内通路、個々の駐車場、菜園を設置する計画となっております。(6)建物の所在地につきましては、上川郡清水町南3条12丁目9番地1の既存清和団地内の敷地内であります。(7)買取金額につきましては、建物の建設費、工事管理費、建設費及び外構工事費を合わせまして、総額消費税込で232,512,200円となっております。(8)取得先、相手方につきましては、有限会社秋島建設、代表取締役秋島雅彦氏を代表企業とし、次のページに記載しております7社によりますグループ構成となっております。

 3.今後のスケジュール(予定)でありますが、今回提案した議案につきまして議決をいただいた後、本協定を締結し、事業の着工となります。事業期間につきましては、平成28年2月26日となっております。工事が完成し、竣工検査後、建物売買契約を締結し、建物の引き渡しを受け、入居開始等の事務手続きを進めていく予定となっております。

 次の頁をお開きください。

 今回建設いたします住宅の全体配置図であります。公営住宅の1戸あたりの面積は1LDKで約18坪、2LDKで約24坪、3LDKで約27坪となっております。

 集会所につきましては、約30坪となっております。

 なお、建物の施行につきましては、分担施工方式で、第1工区から第4工区に分けて建設する予定となっております。

 次の頁以降の図面は、住宅・集会所の平面図、立面図であります。図面の右下に工区番号等を表示しておりますので、参照願います。

 最後の2頁につきましては、土地利用計画図と公園の計画平面図を添付しております。公園につきましては、3連鉄棒、2連ブランコ、滑り台、シーソー、スプリング遊具が設置されます。

 以上、議案第65号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 何点かお尋ねをさせていただきます。

 優先交渉権者を決めてやるプロポーザル方式は、平成25年から平成27年まで3か年間については、取得先である建設グループにやっていただくということなんでしょうか。私は単純ですから、1年ごとかなという認識でいたもので、今の説明を聞くと3か年間は秋島建設グループにお願いをするということなのかなという気がいたしましたので、これについて私の言っていることは違うのか1点目にお尋ねいたします。

 2点目、今年で3年目の公営住宅建設であります。先ほどの質問と重複する面が一部ありますが、お互いにいい設計をし、競争し合って町が建物を購入するということが端的な言い方をするとプロポーザル方式なものですから、一般の入札と全く違うわけであります。この面からみると、競い合ってより良いものをつくるという観点からすると、今年は原グループ、来年は佐藤グループなど、1年ごとに変わっていき、切磋琢磨してもらうというのが理想かなと思っていたんですが、この3年間同じグループが建設をするということになっているのですが、このへんについては全く問題なしというのか、もし2つのグループを審査委員会にかけて、審査委員会の中で議決をしたということであればそれで結構なんですが、その点についてお尋ねをいたします。

 3点目、今年は2億3千万円を若干超えておりますが、この建設費の関係ですが、この建設費が年々上がっているのか、去年は上がったけれども今年は昨年並みなのか、これについてはどうでしょうか。

 3点目、工期の関係です。1年目の工期の関係で大変厳しく物言いをさせていただいた経緯がありますが、冬になるべくかからないように、極力早めに完成するように努めてほしいということで、2年目からは若干早まって良くやってくれたなという感じをしています。この工事の関係は、ここ3年間で年々短縮されているのかについてお尋ねをいたします。

 5点目、初年度の建設時に委員会を通していろいろと申し上げたことがございますが、こういう意見は年々建設する際に相手方と相談をして進めていることなのであれば、毎年建てたものが昨年はこういう建て方で、中はこうだったが、本年度はこういう要請があり、いろいろと業者と相談した結果、こういうことにしましたということはあるのかをお尋ねいたします。

 6点目、どの工事でも私は町内の業者に極力やってもらうという方向でやるべきだと主張していますが、公営住宅の建設は基礎工事について型枠工がいないために、町外の業者に大半を行っていただいているということがあって、以前の議会でも要請するのに10か年の長期の計画で建てようとしているので、型枠工を業者で要請をし、地元でできる方法も考えた方がいいのではないかということを申し上げたこともありました。ここについて進んでいるのか、変わりがないのかをお尋ねいたします。

 多くの質問で申し訳ありませんが、短い答弁で結構ですのでお答えをいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 原議員、質疑の中で4点目を3点目と申しましたけれども、4点目に訂正してよろしいでしょうか。

 

○7番(原 紀夫) はい。

 

○議長(加来良明) 訂正いたします。

 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 1点目の工期が3年間かという質問ですが、1年目にありましたわかば団地につきましては違う業者で行っています。昨年度と今年につきましては、平成25年10月に公募いたしまして、2グループからの提案があり、その中で平成25年12月にプロポーザル審査委員会を設置しまして、1つの業者を平成26年1月に選定し、協定を締結してやっております。今回の清和団地につきましては、去年と今年の2年間で実施をしているという状況であります。

 2点目の業者団の関係ですが、今回におきましては2グループから提案をいただき、1グループに選出しているということになっております。

 3点目、建設費につきましては、平成26年度にあげていただいた金額よりも上昇しています。いろいろと調べまして、平成25年12月と現在の標準建設費を比べますと15.95の増加率になっております。それを今回提案いたしました金額を最初にあげてもらった金額で割りますと、15.56%と標準建設費を下回っていますので、この金額で提案させていただいております。

 4点目、工期につきましては、わかば団地のときに工期の関係でいろいろと意見がありましたので、なるべく冬にかからないように早く着工するということで、清和団地については去年から提案しまして、早めに事業を開始するように行っています。

 5点目、意見等をどう取り入れているかという質問がありましたが、今申し上げましたとおり、業者等からの意見を聞いて変えておりますし、その他につきましても意見を聞きながら変えられるところは変えてきている状況にあります。

 6点目、下請業者の選定につきましては、町内の小規模事業者に受注機会を与えるという目的が一つ入っておりまして、町内事業者を優先するよう要請したいと考えております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 私のお尋ねした部分とそれて答弁をいただいた部分もありますので、私の方から改めて提案をさせていただきます。

 当初、プロポーザル方式を取り入れたわかば団地のときと、今建てている住宅とは違うということを言われたと思うんですが、私の認識では代表者は同じかなという認識をしているんですが、私の方が違うのか確認をお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 業者は同じかもしれませんが、わかば団地と清和団地につきましては別々に公募をし、実施している状況です。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わかりました。

 最後の質問の部分について私がお尋ねをしたのは、基礎工事の部分について、型枠工がいないがために町内の業者にしていただくということにはならなく、他のところに行っている部分について改善した方がいいのではないかという提案をさせていただいていたんですが、この辺についてどうかというお尋ねをしたんですが、いかがですか。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) そのへんにつきましても、町内の業者につきまして受注や要請するようにお願いはしていますが、実際は町内業者になっていないかもしれませんけれども、育成できるようにということで私の方からお願いしたいと考えております。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 今までの本会議の中でも質問をさせていただいていますが、ほとんどの業者が型枠工の資格がないためにできていないということがあって、資格を取らせてあげてはどうかということまで話をしたことがあるので、そのへんについてどうなっているのかお尋ねしているので、これからお願いをしますと言っても、清水町に型枠工がたくさんいるということであれば問題はないんですが、たぶんそうではないと認識しているので、もう少しわかりやすくお願いします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(高薄 渡) 確かに、以前そういうお話を承りました。そこで、業界の方ともお話をしたんですが、工事が順調に5年、7年、10年というスパンで先の見通しが立てられるのであれば、そういう技術者を養成して採用したいですが、波が安定しない中で公共工事がどんどん減っております。町内だけでは当然やっていけませんから、協力し合っていくわけであります。

 当時、十勝で800くらいいたと思いますが、今は200くらいしかいなくなってしまったと、帯広建設協会の会長の談話でありました。したがって、十勝には少ないので大手に依頼しなければならないという状況だそうでございます。したがいまして、各社とも養成したいけれども、工事がうなぎ上りにいかないので、下降に行ってしまっての公共事業ということなので、なかなか養成が難しいと言われております。

 したがって、町村長もこのことについては重く受け止めて、安定した雇用状態をつくれるような条件整備をしてほしいということで、道や開発、国への要望をしています。今回の国の概算要求でも公共事業については削られているという状況であります。その代わり、農業の方の6、7割減った部分の基盤整備については少し伸ばしていただけるようでありますけれども、明許や暗渠などいろいろあり、技術者が当然必要になってきます。そういう意味で、町内での業者を採用するということについては、非常に困難であるということを申し上げておきたいと思います。

 建設業界の会長のお話でございますので、間違いはないと思いますので、その辺を理解していただければと思います。

 

○議長(加来良明) 原議員、6項目目の質疑が3回で終わっています。他の項目はよろしいですか。

 

○7番(原 紀夫) はい。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 何点か質問をさせていただきます。

 先ほど、原議員の答弁の中にもあった部分で重複するかもしれませんが、それについては申し訳ないと思います。

 入札の詳細を教えていただきたいということで、グループの構成員がまるきり同じなのか、そうではないのかという話もあると思いますので、どういう構成員をとられたのか、相手方はどういうグループと構成員がいたのかというものを今回を入れて3回分教えていただきたいと思います。

 また、下請業者をできるだけ町内で使ってほしいということで、課長から答弁がございました部分と関連して、今回の公募型の要件として清水町内の業者であることと、清水町の公共工事をやったことがあるという実績のしばりを掲げておりますが、清水町内の下請業者を一次、二次を含めてしっかりと使ってくださいよということで、今回の公募型があると思いますが、これについてはどのように考えておられるかお聞きします。

 3点目、わかば団地と清和団地を見ていくと、清水町の都市計画上はどうなっているのかをお聞きしたい。なぜかと言うと、わかば団地は今までの北星団地や日の出団地と比べたときに、土地利用がされていない。2階建ての、従来型の公共公営住宅にした場合、今の2倍から3倍くらいの人が入れるような状況になるのではないか。なぜ、このようなかたちになっているのか。清和団地につきましても、今回のわかば団地と同じ方式でやられていますが、従来型の団地にすることによって、人と土地をもっと集約できるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。

 4点目、グループでの組織づくりとなっていますが、この組織づくりと企業体との違いを教えてください。なぜかというと、この場合、公共工事なのか買い取りのための工事なのか、建設業法上はこういう工事を発注した段階で、管理技術者や主任技術者を配置しなければならないというしばりが必ずあると思います。これについてクリアできているのかをお聞きします。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) わかば団地、清和団地の構成員の関係ですが、わかば団地につきましては、グループ1町内の業者が入りまして、1グループからの応募があり、そのグループに決定しています。清和団地につきましては、町内の業者2グループから応募があり、2グループの中から今の業者を選定したという経過があります。

 下請けにつきましては、先ほども申し上げましたが買取事業につきましては小規模事業者に受注機会を与えるということも目的の一つに入っていますので、町内業者を優先するということで私からも要請したいというふうに考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。

 都市計画上ということですが、この団地の計画をつくった段階で、わかば団地や清和団地につきましては平屋建てでいこうという計画になっていますので、それに基づいて事業を実施いたしました。

 グループの関係で質問がありましたが、これは買取事業であります。議員の方からも質問がありましたが、町としても業務監督員を定め、最初からこの事業に関わっているということを話したいと思います。

 

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○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前10時48分)

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時01分)

 

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○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 最初に1項目目の入札時の構成員についての答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 申し訳ありませんでした。今回の構成員につきましては説明資料に書かれているとおりの構成員となっておりますが、わかば団地の構成員につきましては業者名を述べます。秋島建設、永井建設、勝田工務店、紺野建設、外城建設、八木沼建設、笹川組工業、岡田設計により、わかば団地については実施しております。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 4項目目についてを建設課参事。

 

○建設課参事(西尾 修) 4項目目の管理技術者の件でございますけれども、本事業は分担施工方式で行われる事業でありまして、下請1社あたり4,500万円以下の金額ということで、技術管理者は置かなくてもいいということで確認しております。

 

○議長(加来良明) 質疑を受けます。

 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 1点目、入札の詳細についてということでお聞きしました。1回目と2回目で大幅に人が変わっているということで、結果的に町民のための施設としてちゃんと競争ができていたんでしょうか。1回目はいいと思いますが、1回目の反省を踏まえて、1グループしかなかったのに、次には2グループあったということで、実際には従来どおりのやり方でよかったのではないかなと思います。今までの公共公営住宅の出し方の方がはっきりして競争もできるのではという疑問があります。今回は3回目で数字的には高いのか安いのかは別としても、あまりにも同じグループになってしまうと誤解を招いてしまうのではないかという部分もあって、今後どのように考えているんでしょうか。将来的にもこのかたちで続けていくつもりなのかというところをお聞きします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 競争原理につきましては、先ほども言いましたようにわかば団地は1業者だったということで、競争原理が働かないということでした。清和団地は2グループの方から申し出がありましたので、その部分について選定したということで考えています。

 今後の団地の建替事業につきましては、平成28年度に平成29年度以降の計画を見直そうということで考えておりますので、来年度につきましては建設方式の考え方も入れまして検討する計画でいます。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 誰が悪いわけではないんですが、誤解を生じてしまうようなやり方を3年連続でやると。2年計画ですからやはり1年ずつ見直す見直すべきだったと思います。町内の業者数も含めてやらなければならないのかなというところで、本当は入札前に検討していただきたいところではございましたが、事業計画も前倒しするという部分もあり、できるだけ安くやるという部分もあって努力をされているということで、ぜひ次回以降検討していただきたいと思います。

 2番目の質問に変わりたいと思います。

 1回目、2回目とお聞きしている中で、先ほど原議員からもありましたように、清水で型枠業者等を平準化して人を雇用できる状況ではないということは十分わかっております。昨年においても入っていない業者もあると伺っております。これについて施工体制台帳は確認されているのでしょうか。その中で承認をした中でやっているのか、また施工体制台帳は町で取っているのかをお尋ねいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課参事。

 

○建設課参事(西尾 修) 施行の状態の中で下請け選定人の申請がありますので、それを確認し、その部分については、うちの方として異議がないということで押さえております。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 公共工事というよりは建設をした後の物を受け取る契約だというふうに認識はするんですけれども、実際的にやっていることは町からも管理をつけているとお伺いをしているので、最低限の書類の徴求というのを求めないと、最後の成果品だけで品質は決まらないと思います。今回はとる必要があるのではないか。最初の答弁にもあったように、清水町の業者として公募をし、清水町の仕事をしたことがあるという枠をつけている上には、特に公募というかたちには、やってくださいよと言ってやらなかった場合には指導をしなければならないと思いますので、今回工事は特に見ていただきたいんですけれども、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) それにつきましては、先ほども申し上げましたが町側から業務監督員を定め、工事の最初から立ち会っていますので、立ち会いながら検査をしていきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 3番目の方に移らせていただきます。

 都市計画法に基づいて今回はやっているということで、土地利用に関して言えば、できるだけスモールパッケージのまちづくりを今まで叫ばれた中で、それがいいのか悪いのかは違う議論になっていますけれども、集約していくというのが本来必要だったのではないかなと思っております。今回は清和団地なのでわかば団地のことを言いだしてもしょうがない話なんですが、今後計画する上で、今のようなやり方がいいのか悪いのかを検証しながら、本来町が持っている土地は限られていると思うので、有効活用という部分を念頭に協議してほしいと思います。ここで都市計画の話をしても仕方がないんですが、もう一度課長にお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 先ほども申し上げましたが、来年度見直しを図るという中で、新しい土地等も考えていくと思いますので、その土地に合わせた計画をつくっていきたいと考えております。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 最後のところでございます。

 1社4,500万円以下だからというお話がありましたが、そういう契約が本来役場としていいのか。全体的には2億円を超え、先ほど分担施工方式と従来の企業体の違いの説明がされていなかったので、そこを1点お聞きしたい。また、グループにはリーダーがあり、分担方式だけれども契約はグループとしてやっていますよね。施工は分担だけれども契約は分担ではないんです。1社あたり4,500万円以下だから管理技術者の配置はいらないというのは、ちょっとおかしいのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課参事。

 

○建設課参事(西尾 修) その部分を含めて確認して前回もやったと思います。また、共同企業体とグループの違いですけれども、共同企業体については施工業者の構成、グループについては設計事務が入りまして、施工業者との構成ということで分けております。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 今の部分でいけば、建設業法第26条第1項、第2項に公共工事にかかわらず主任技術者や管理技術者を置かなければならないという法律もございますので、ぜひもう一度確認をしていただいて、法令違反にならにようにしていただきたいと思います。

 全体的にお聞きしたいのは、これに関連して主任技術者の配置及び管理技術者の配置は、現在発注している業務に対してもチェックはされているのか、もしくは今回も含めて重複しているところはないかの確認をさせていただきたいと思います。本来、主任技術者が重複するということはだめですから、それはあるのかどうか、今のところ精査していないのであれば精査していないで結構ですので、お聞きします。

 

○議長(加来良明) 建設課参事。

 

○建設課参事(西尾 修) 今の部分については十分チェックをしてやっております。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明)わかば団地の入居者が少ないというお話を伺っております。そういったことは望ましいことではないので、今回の清和団地に関して言えば、想定される入居者と設計・計画との関連で、どのような対策・配慮をされたのかお伺いします。

 また、今回の入居者をどのような想定をされているのかお聞きします。清和団地にいらっしゃる方を中心にということだろうと認識はしているのですが、当然他から来られる方もいらっしゃいますし、どういった世帯層や生活環境を望まれている方を想定されているのかをお聞きしたいと思います。

 1LDK、2LDK、3LDKの3つの形態がありますが、これの間取りや玄関のスロープの関係はどのように配慮されているのか。

 設計図上に3つとも特定寝室とあるんですが、私の認識としては寝室として固定されてしまって、他に転用はできないという意味合いなのか、どういうことでこれがついているのかをお聞きしたいと思います。

 設計の計画書について、サービスを提供する側、ケアマネージャーや在宅医療を行わなければならない状況を想定したときに、専門家の医者の意見が反映されて設計図がつくられているのかをお聞きしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 今回の事業につきましては、清和団地の建替事業ということでありまして、既存に入居されている方にまず移ってもらうということで考えています。移ってもらう方を優先的に考えまして、残った分については一般公募をしていきたいと思います。

 設計の特定寝室につきましては、こちらの方では寝室ですよということで提供していますので、説明して入ってもらうことになると思います。

 在宅について考えてつくっているかというご質問がありましたが、介護などはありませんけれども、利用者が使いやすいようにバリアフリーで設計をしてもらっていると考えています。

 

○議長(加来良明) 2点目で、わかば団地が空いているということで、そういうことを想定して設計等しているかという質疑もあったと思いますが。

 建設課参事。

 

○建設課参事(西尾 修) 2点目の入居者の世帯の部分で1LDK、2LDK、3LDKの部分なんですけれども、単身者、夫婦、子育ての層をミックスした団地の構成ということで施工しているところであります。

 

○議長(加来良明) 質疑を受けます。

 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明) 今お答えいただいた1LDK、2LDK、3LDKの関係は想定したということなんですか、例えば1LDKはどういった生活スタイルをとっている方を想定されているのかということをお聞きしたつもりでしたが、もう一度お答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 建設課参事。

 

○建設課参事(西尾 修) 1LDKは単身者に入居していただくように想定してつくっています。

 

○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明) 特定寝室であるということは入居者に説明するということなんですけれども、備え付けのベッドがついているということなのかお尋ねをしたつもりなんですが、そこらへんをお答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) その区域を特定寝室ということで区分けしているだけなので、ベッド等は設置していません。

 

○議長(加来良明) 質疑ありますか。

 3番、北村光明議員。

 

○3番(北村光明) スロープなどがありますが、例えば日々の生活の中でスロープを使う人がいるのかわからないんですが、アプローチ的には長いので大変ではないかなと思います。本格的に利用する側や経験者、あるいはサービスを提供する側の人たちの意見が反映されたつくりになっていないのではないかと思います。これは設計する側の思いでつくられているのではないかなと思いますが、そこらへんの問題はないとお考えでしょうか。

 

○議長(加来良明) 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 車いすで生活されている方は去年建てました清和団地についてはいないと思いますが、今後高齢者の方がたくさんおりますので、車いすが対応できるように清和団地を建設しています。車いすで生活する上で不便が無いようにということで設計され、建てられた住宅と私は考えています。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 端的に質問させていただきます。

 先ほど鈴木孝寿議員が質問した中で、昨年度わかばから清和団地に公営住宅を建てると言った時点でやるべきことだったなということで、今更という部分も私自身あるんですが、1点目に入札・契約形態に先ほど説明があった物価上昇、設計単価の上昇で約15%上がるということで、ごちゃごちゃっとした質問になります。代表者を含めてやった場合に分割うんぬんと言っていましたけれども。ということは、言葉上いろいろな使い分けがありますが、下請ですね。私が代表をやってこういう人を下に使いますよと、実務はこういうふうにわけてやりますよというふうにも聞こえないわけではありません。一つのグループとして、企業のことなので中に入れませんが、一括経理をしているだろうと思います。今回の方法でメリットは何かということを発注者サイドではっきりと持つべきだと思います。一番大きいのは約15%アップの契約で、零コンマ何%下がっていますから、その枠内です。これを批判しているのではなく、全てのものを共同購入で、先ほど原紀夫議員が言った型枠工のことについても、これは専門的な部分なので、一人でも二人でも抱えられるようなほど仕事はないだろうと思っていますから、当然外部から来るんだろうなとは思っていました。その中で一括で一件一件頼むのではなく、12戸まとめてやった場合に単価が下がってきてもいいのではないかと話を聞いて思いました。それはなぜかと言うと、このメリットはいったいなんだったのか、3年目なので間違ってもこんなスタイルではやらないと思っていますが、発注者サイドからあるいは言葉に一切出てきていないけれども、町民サイドから見て町民の懐から出てくるお金をどう有効に使ったかというものが出ていないと思います。

 まず、1つ目に町内業者優先ということで進めていますが、これを反対するものではありません。ただ、今言った企業努力を積極的に発注者として促したことがあるかどうか。

 2つ目は、共同購入というメリットを生かすためにこのような方法をとっているということを業者サイドにもしっかりと認識してもらうべきだと思います。そのへんを改めて問いかけるということをお聞きしたいと思います。

 3つ目、これから公営住宅の計画があると思いますが、土地利用という部分からいきますと、今あるところだけがいいわけではありません。わかば団地を建てるときの執行側からの説明は、まちなか団地でコンパクト化した都市をつくりたいということであの一等地に平屋で建てました。とらえてみれば素晴らしいことをやったなと思いますが、先ほど鈴木議員が言った土地利用という部分からいくと、一等地をああいう無駄な使い方をした。これは過ぎたことですから、住宅が空かないような努力をしていただきたいというふうに思います。これから建て替えるときに公営住宅建替計画はどの程度予定を立てているのかを質問したいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 建設課長。

 

○建設課長(菅野靖洋) 企業努力につきましては、今回のグループ企業につきましても一括発注ということで、企業努力してもらいまして、建設費につきましては下がっているというふうに認識しています。先ほど話しましたが、標準建設費についての上昇部分を比べていますが、標準建設費につきましては国が定めている公正な数値でありますので、その予算以内におさまっているということで、建設費につきましては安くできているというふうにおさえています。

 土地利用と今後の計画についてですが、先ほども申し上げていますが、来年度におきましてもう一度計画を練り直すということでありますので、その中で今後についての利用と新しい団地の計画について考えて進めていきたいと思っています。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 1点目の実際に町が予定している価格以内であれば落札ということになるわけなので、それ以上のことを言えないんですが、実際にそれだったら1社1社やっても同じだったのではないかという裏返しがあるということで、企業努力をもう少ししてほしかったなと思います。町から発注されるからもらえるだけもらった方がいいんだという発想がちらっと聞こえる部分が最近あるので、その辺をもう少ししっかりとした指導をしていくべきではないかと思います。営業費やガソリン代もかけず、役場に来て営業すればいいんですから。いろいろなことを考えたら営業費が少なくても地元は安く済むんです。そのへんを呼び掛けて努力をしてもらうということで、そのへんについてもう一度考え方をお答え願います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 今、単価的なお話もありました。正直に申しますと、当初予定していたときは普通の入札でやるよりもう少し下がるのではないかなという思いもございました。ただ、補助事業と同じように実施をしていただき、細かい点までも排除してやってもらうということで、結局は最初の予算からいきますと560万円程度のマイナスという金額での買い取りになるかと思います。

 今後、土地利用や金額も含めまして十分検討して進めていくことになると思います。

 

○副町長(金田正樹) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 最後に土地利用が出たのですが、清和団地は用地費かかっていませんが、私が当初思っていたのはすごく高い建設費だったなと思います。清和団地は道路があったので外構工事をしなくてもいいのではないかと思っていました。建て方等もあり道路が全面的になり、今度の公営住宅の建て替えのときに町民のお金をできるだけ使わないで、土地を有効利用するようにしっかりとした計画を持って今後公営住宅も含めてしっかりと土地利用計画を持っていただきたいと思います。

 前にもお話していますが、年々土地利用は変わると思いますので、練り直しをしっかりとしていただくということについて、今後どういうふうに取り組んでいくか改めてお伺いしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 土地利用の関係でご質問をいただきました。現在、清水町の町有地がどこにどのような土地があるのか、どこが空いているのか、どこが使えるのかと現在調査をしております。今後、公営住宅に限らず、町の施設等の建設時にあたりましては当然そこら辺を十分検討した中で、将来性も考えながら進めていく考えでおります。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第65号、公営住宅買取事業に関する建物取得についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。

 

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○議長(加来良明) これで本日の日程は全部終了しました。

 会議を閉じます。

 

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○議長(加来良明) 平成27年第4回清水町議会臨時会を閉会します。

(午後3時29分)