北海道清水町議会

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平成27年第5回定例会(9月10日_日程第1)

○議長(加来良明) 日程第1、意見案第7号、安全保障関連法案の徹底審議と国民への十分な説明を求める意見書についてを議題とします。

 職員に意見書案を朗読させます。

 事務局。

 

○係長(渋谷直親) 意見書本文を朗読いたします。

 安全保障関連法案の徹底審議と国民への十分な説明を求める意見書

 政府は、平成27年5月15日に、集団的自衛権行使容認などを盛り込んだ自衛隊法武力攻撃事態法、周辺事態法、国際平和協力法等、合計10の法律を改正する「平和安全法制整備法案」及び新規立法である「国際平和支援法案」(以下、合わせて「安全保障関連法案」と言う。)を国会に提出し、平成27年7月16日、集団的自衛権の行使容認を含む安全保障関連法案について衆議院本会議において採決を行い可決された。
 我が国及び国際社会の平和及び安全のための切れ目ない体制の整備を目標とする「安全保障関連法案」により、日本国の「平和」、国民の「安全」を守るとしているが、国民の中にはアメリカが世界で行う戦争に際し、自衛隊が支援・参加することになりかねないことを懸念し、憲法第9条に基づき本法案の成立を望まない声がある。また、法案の内容がよくわからないとの声も多い。

 このようなことから、国及び政府においては、立憲主義の立場から参議院で安全保障関連法案を徹底審議し、国民に対してさらに丁寧な説明を行うよう強く要望する。

 以上です。

 

○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。

 木村好孝議員。

 

○6番(木村好孝) おはようございます。

 安全保障関連法案の徹底審議と国民への十分な説明を求める意見書の提出についての提案をさせていただきます。

 現在、参議院の中で審議がされ、審議日程も残り少なくなってきているんですが、審議の中断がすでに70回以上を超え、更に説明がたびたび変わるという内容の中で、国民の懸念や法案の内容がよくわからないという声が今だかつて十分に満たされていないのではないかと考えております。国及び政府においては立憲主義という日本の立場から、参議院で安全保障関連法案をより十分に徹底審議し、国民の方々に対して更に丁寧な説明を行うことを強く要望するものです。

 議員各位の慎重な審議並びにご判断をよろしくお願いいたしまして、意見書の提出にかかわる提案をさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これから、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、意見案第7号、安全保障関連法案の徹底審議と国民への十分な説明を求める意見書についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、意見案第7号は原案のとおり可決されました。

 提出先は、参議院議長、内閣総理大臣といたします。