平成27年第5回定例会(9月11日_日程第1_一般質問 北村光明議員)
○議長(加来良明) 次に、3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 事前通告に基づきまして一般質問をさせていただきます。
先のお二方に習いまして、このたびの台風・水害に避難され、被災された方に関してお見舞いとご無事を願い、1日も早い復旧をお祈りいたしたいと思います。
さて、まさに災害に関しまして清水町の防災計画についてお尋ねいたします。
清水町の防災計画は324頁に渡るような膨大で詳細な計画が作られております。それにつきまして一般町民の方はなかなか内部の詳しいところまでは知りえていない部分もあるのかなと思っています。そういう意味合いで、今後、この防災計画をどのように町民のものとして、自ら安全を守るということを培っていただくために、町や議会も含めて課題を持っているのかなと思っています。まず、町内の防災計画と町内自治会と自主防災体制についての現状と構築すべき課題をお伺いいたします。
次の質問項目についてお尋ねいたします。
1点目、災害発生時の対策本部設置の判断をどのように行うのか。
2点目、消防、医療、自衛隊、行政機関との連携体制について詳しくお伺いします。
3点目、災害対策物資貯蔵の現状と訓練計画についてもお願いいたします。
4点目、町民への周知体制、災害が起きたとき、起きる前の体制、要支援者に対しての対策はどのように行っていくのか、その辺をお伺いします。
5点目、町内会での訓練等が現状としてどうなのか。また、自主防災組織というものが構築されているのかどうかをお伺いいたします。
2項目目、町内における審議会、審査会等の現状と課題についてお伺いいたします。
清水町は、「町民憲章」と「まちづくり基本条例」に基づいて、これまでも町政執行が行われてきました。各種審議会等の意見反映がされていないという声も聞かれています。各種審議会の現状と課題についてお伺いいたします。
1点目、現状設置されている審議会は法的なものあるいは条例に基づくものとそれに基づかないものがあると思いますが、その数と委員数を問います。
2点目、委員選任の現状と課題について伺います。
3点目、審議会と議員との望ましい関係を伺います。
4点目、町民による協働のまちづくりが、今日的な状況として私の認識としてはちょっと低調ではないかという感じを持っておりますが、その辺についての見解を伺います。
3項目目、人事評価制度についてです。町職員の人財を育成する意味で、公正で適正な人事評価制度が必要とされていると思います。現状と今後の制度計画について伺いたいと思います。
1点目、現在の人事評価はどのように行っているのか。
2点目、管理職の定年退職後の後継者育成はどのように行っているのか。
4項目目、国際交流活動の推進についてです。清水町はかつてアメリカのミシガン州チェルシー市と姉妹提携協定を結んでいたと思います。それ以来、学生間の交流がなされていますが、今日的な地域・自治体が抱える問題として人口減少対策としても国際交流が必要ではないかと私は認識しています。清水町にあります国際交流協会等への助成の問題や活発化を図ることによって、更に幅広い年齢層の交流をすべきではないかと考えております。それについてご意見を伺いたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) それでは、北村議員の質問にお答えいたします。
1項目目の町の防災計画と自主防災体制でございます。
まず、1点目の発生時の対策本部の判断をどう行うかでございます。これにつきましては、気象庁が発表いたします気象警報や地震速報、担当者によります町内巡視を行いまして、総合的な災害対策が急務であると判断した場合に設置します。このことは清水町地域防災計画に定めておりますので、ご覧ください。
2点目、関係機関、消防、医療、自衛隊、行政機関の連携については、十勝全体で全ての官公庁が入った中で、十勝支庁道路防災連絡協議会及び十勝川水防連絡協議会が組織されております。日頃から情報がすぐ来ておりますので、その共有は全てにわたっております。また、ホットラインも整備されておりまして、発生した場合は直ちに遅滞なく情報が行われ、対策を講じることになっております。
なお、これまでも町内会で一部自主防災対策を進めてきたところがありますけれども、その連絡をどのようにしていくかということもこの計画の中で考えていきたいと思います。
3点目の物資の貯蔵の現状と町民を含めた訓練でありますけれども、本年度は300万円の予算を確保し、災害対策用食物や物資の備蓄を行います。防災訓練につきましては、災害時にはその行動が必要であります。一部町内会でありましたけれども、訓練計画を実施できるように今後努めてまいりたいと思います。
4点目の災害情報の伝達でありますけれども、防災行政無線及び清水町防災メールなどによって現在は伝達をしておりますけれども、個別の要支援者やひきこもりなどにはどうしていくかということをきちんと調査していかなければならないと思っております。
5点目は、町内会での訓練や自主防災の構築でありますが、全国的な課題でありますけれども、あまり災害がないところについては低調でありますけれども、災害があったところについてはしっかりとした自主防災体制が構築されております。町としましてもいつ起きるかわかりませんので、防災のガイドマップを全戸に配布し、先ほど述べたようにいっぺんにはできませんけれども町内会の単位によって防災会議や防災訓練もしていかなければならないというふうに考えるところであります。
2項目目、審議会の現状と課題であります。
1点目の審議会の数と委員数ですけれども、条例で定めている審議会は15です。委員数は156名です。実際には条例で定めていないものがあと5つあります。例えば、人口減少対策の組織などがあり、これらは設置要綱でやっております。それを合わせると20になり、251名の定員ですが、実際は重複していますので160名の委員数になります。
2点目、委員の選任の状況でありますが、幅広い委員になっていただくということで、台帳を見て可能な限り重複は避け、幅広い選任に努めることにしております。重複した場合は特殊な場合を除いて2委員会までは可能ということであります。女性の登用率は30%以上を目標としておりますので、30%になっております。そういったことで、バランスよく選任をしております。
3点目、議会と審議会との望ましい関係については、非常に難しいところであります。都市計画法や民生委員法、社会福祉法におきましては、議員がその委員とならなければならないと定められております。都市計画委員や民生委員を推薦する会の2つになりますが、これは議員もご承知ではないかと思いますけれども、議会の方で決められたものでありまして、今から二十数年前に、当時、議会のいろいろな研修会の中で議論をするわけですから、そこに議員がいると議会で議論ができない状況になりますので、審議するのに差し支えるということで、法律で定めているもの以外は全て委員とならないということで申し入れがありました。それを今まで存続しているということであります。
審議会は町長が諮問する機関ですから、諮問する中に議員が入っているわけですから、それが終わったら議会に提案すると議員が質問できなくなるということで、辞められたわけでありますので、町の方から委員にしないということではなく、関わり方も今は広聴制度がありますので、そこで努めている活動であります。私の考えとしては、議会活動としてはそういう面ではなく、議員それぞれの活動の中でしていく事が望ましいのではないかなと考えるところであります。
4点目、町民活動が低調であると感じるということであります。行政執行、議会、住民の協働のまちづくりを決めてやっているわけですが、委員の公募をしてもなかなか公募してくれないということがあります。また、町民の意見提出制度(パブリックコメント)も少ないという状況であります。ですから、非常に苦慮している状態であります。協働のまちづくりを進めると言いながらもそんな状況でありますが、中には町民の活動をしているところもあります。文化スポーツはもちろんでありますけれども、例えば牛玉ステーキ丼協議会など、住民の力があってこそ3年連続賞に結び付いたということであり、これはどの町村にもないパワーの住民活動でやっております。ペケレベツ情熱会議やNPOに指摘していて、それぞれの福祉分野やボランティア団体など、さまざまな活動をしております。学校に対しても支援で、文化協会と言わずにやっていただいたり、御影においては文化少年団を創っていただいて活動しているということで、地道ながらもやっているわけであります。基本的に言うと出られる時間帯の人にやっていただいていると押さえていいのかなと思います。少ないように感じるが、懇談会や町民と語る会などはだんだん少なくなってきて、以前は最低でも10人いて、多いときでは30人いたものが単数になってきたということがあります。その辺では町民活動が低調だと言っていいのかわかりませんが、いろいろな情報を得るし、意見も言えます。イベントなどを見たらお手伝いの人がたくさんいるし、参加する人もいるし、それも活動といえば活動のひとつになるかもしれませんけれども、そういう状況の中で、参加者が少ないことについてはいつも頭を痛めているという状況でございます。町民懇談会を13地区でやってもなかなか集まっていただけないということがあると思います。
3項目目の人事評価でございます。現在の人事評価については、これまでありませんでした。しかしながら、制度としてやらなければなりませんので、現在はその構築に向けて準備を進めている状況であります。当然、人事評価検討委員会を設置し、チェックシートの様式やマニュアルといったものを進めている段階です。職員に対しても制度概要が固まりましたら、町の説明会、評価者研修会もしていく予定であります。
2点目の定年退職後の後継者育成はどうするのかについては、何人かの議員さんから質問があったようでありますからお答えしておりますけれども、ここ数年、毎年多くの職員が定年退職を迎えることになります。この後任については先ほどもぎっちり詰まっておりますので、年代的に1歳刻みくらいで居りますので、特別の事情が無い限りは管理職にふさわしい人は管理職に昇格していく事になります。昇格にあたってはしっかりと理事者の方からその者に教育指導をしながら、人材を磨き上げてもらうということで考えているところであります。そういう意味で、後任の人選には事欠かないという状況であります。
4項目目、国際交流でありますけれども、先ほど議員が姉妹提携していたと言いましたが、提携はしておりません。最初にチェルシーから来た英語指導助手が国へ帰って、自分の出生地のところでお話をし、学校の児童生徒で交流しましょうということになっているわけでありまして、地方公共団体としてやっているわけではありません。そういう中でありましたけれども、チェルシーとの関わりは大事なことでありますので、相手方と姉妹提携をしていきましょうということになれば変わってくると思いますが、町では姉妹町4町、合併問題もありましたけれども、今は休みましょうということで2つしか清水町は残っていませんから、災害のときだけはお互いにやり取りをしましょうということで、今回も静岡県を中心に大雨が降っていましたので、即町長に電話をし、今日は仙台の大郷町にも被害がなかったということで、あったらいつでも飛んでいきますということでお話をさせていただきましたので、外国のところまで手が回らない状況です。いずれにしても、今後は外国との関わり方は考えていかなければならないのかなと思います。
また、予算はできる限り子どもたちの交流を含め、引率で先生も行きますので予算の配分が許される限りの支援をしていかなければならないなと思います。
今後、国内の姉妹町の状況もどうするかを勘案しながら進めていかなければならないかなと思っています。
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○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。
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○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
質疑を受けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 午前中はご答弁をいただきありがとうございます。
4項目のうちのまず、地域防災計画なんですが、対策本部の設置は庁議における稟議において決定するということですので、最終的には町長の判断で設置されると理解をしました。そのときに清水町における消防に相談するということはあるんでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 対策本部設置にあたって、いろいろな機関と相談をした中でやるのかということだと思うんですけれども、当然、いろいろな情報を得た中で本部を設置しなければなりませんので、そういった関係機関との情報連携をしながら設置していくこととなります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ありがとうございます。
対策本部を設置されたあとなんですが、消防、医療、自衛隊との連携の体制をとるということで、これもご答弁をいただいたんですが、連絡体制や連携体制はあるんですけれども、具体的には設置されたときには構成員として入って議論されるんでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 町の対策本部の中には自衛隊は位置付けされておりませんけれども、例えば災害派遣のかたちで自衛隊に要請するようになれば、自衛隊の方から情報収集というかたちの中で対策本部の会議の中に入っていただいて対策を進めるというようなかたちになると思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ありがとうございます。
自衛隊に関しては、町による災害出動要請を行う手続きが必要だということですよね。それ以外の町内にある機関である教育委員会なども構成メンバーに入って物事を進められるんでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 本部の中には教育長と消防署の方も一員として入ってございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) その際に町内会や自主防災組織は構成の中に入ってこないと理解してよろしいですか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 本部の中に町内会等の自主防災組織が一員として入るかというご質問だと思いますが、本部の中には防災組織は入ってございません。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ありがとうございます。
先に3点目にいきます。災害対策の貯蔵物資が備蓄されていると思いますけれども、今後の計画についてをもう少し詳しくしていただきたいのと、訓練計画の現状についてもう一度お願いいたします。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 災害備品の備蓄の関係でございますが、本年5月に災害備蓄計画を持ちまして、災害発生後3日間を何とかしようというかたちの中で、備蓄計画を持ってございます。具体的に数量等を申し上げた方がいいかと思いますが、例えばアルファー米であれば2,000食、おかゆについては500食、毛布等につきましては1,000枚、子どものためにミルクや保存用のビスケットというものも食料としては計画に入れてございます。更に哺乳瓶やおむつなどの衛生商品などもわずかですが入っております。また、実際に現場に行ってライト等が貴重になりますので、そういったものも全部備品の中に入ってございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 食料品等による貯蔵は有効な期間があると思いますが、今のところは期間の間だと思うんですが、切れそうになった場合や切れた場合はどうするのか、例えば、訓練等でそれを使うという考え方はあるんでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) おっしゃるとおり、食料品については賞味期限がございますので、その期限が近くなりましたら啓発の講習会等を開いた中で、そういったものを活用し、実際に食べていただくといった中で有効に活用していきたいと考えてございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) もう1点気になったんですが、最近の本州の大雨の状況などを見てみますと、水道が止まった場合の飲料水についてはどのように確保されるのかお聞かせ願いたいと思います。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 飲料水については、うちの場合は自然流下のかたちで供給することができますので、特に保存としてペットボトルを置いておくなどの想定はしておりません。
○議長(加来良明) 水道課長。
○水道課長(堀 秀徳) 今、総務課長もおっしゃったとおり、備蓄はしておりません。わが町に浄水場施設が5池ありまして、それぞれ貯水池相当量の水を確保しているので、災害のときにはそこからタンク車などで運搬をして供給するというような状況でございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ありがとうございます。
3、4番に関わりますが、町民を含んでの訓練が計画されているのか、現状でいきますと消防や対策本部が設置された場合、役場職員が関わる場合の訓練などはされていると思いますが、自主防災との兼ね合いでの計画や状況についてお聞かせ願いたいと思います。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 災害に備えて普段からの訓練は大変必要なことだと思います。ただ、現状としては町内全域を巻き込んだかたちの訓練は計画していない状況でございます。ただ、防災というのは自助、公助、共助ということで、自分で最初に守ってもらうということが大事なことでございますので、その辺の啓発活動をしながら遂次進めていきたいと考えてございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 清水町の防災会議条例と清水町の災害対策本部条例というのは、昭和37年12月に策定されています。これはホームページにはPDFの文書としてアップされていますが、ダウンロードしてみるとなかなか部数が多くてわからない部分があるので、もう少しホームページ上でもわかりやすいようなものが必要ではないかと思いますが、その辺はどうでしょうか。
また、併せてお願いしたいんですが、ホームページにハザードマップが公開されていないと思うんですが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 防災計画の中身が膨大にあって町民の方がわかりづらいということだと思うんですけれども、結局それに基づきまして、いろいろな施策をこれから考えていかなければならないという部分の中で、町民の方に理解をしていただくところはPRしていきたいと考えてございます。
また、ハザードマップの関係でございますが、これにつきましては各戸に配布いたします防災マップの中に表示させていただいておりますので、そちらをご利用いただければと思います。
○議長(加来良明) 北村議員、一問一答ですのでよろしくお願いいたします。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 自主防災組織についてお聞きしたいんですが、町内会それぞれで先進的に取り組んでいる町内会があるというお話もありましたけれども、全体としての訓練はどのように考えていらっしゃるでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 例えば、避難訓練といったことよりも避難所を設置する段階において、どういう障害があるのかといった部分をゲーム的なもので研修等もございますので、そういったことを活用して自主防災組織の中で防災の啓発をしていきたいと考えてございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 1項目目を最後にしますけれども、町長のお答えの中に要支援者のことについて課題としてあるようなお話だったんですけれども、町内会を通じてそういった要支援者の把握をするのか、今ある執行機関の中にあるもので把握していくのか、その辺はどのように考えていらっしゃいますか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほど誰か申しましたけれども、平成29年度までに地域包括システムということで、今の包括センターを拡充して地域ごとに見守りも含めて義務付けしながら、訓練をする場合は訓練をするし、支援をするのは支援をするという方法でいますので、その中にも要支援者は当然していかなければならないし、独居の高齢者、高齢世帯も含めていくかたちになると思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 地域包括ケアシステムを町内会のボランティア、町内会役員以外の人も含めての計画が必要だということは認識しているんですけれども、現実問題としてリストアップなどに関して、例えば民生委員の方もあるでしょうし、そこら辺のところはできるまで手つかずという状況になるんでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 現在、要支援と要支援をする人たちは把握しておりますから、それからそれぞれで新たに追加していくものは追加していくかたちになろうかと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 介護保険制度における要支援者というのは、実際に災害が起きたときに避難が困難だということが考えられる人とはまた別だと思います。別な意味で分けたリストアップが必要ではないかと思うんですけれども、その辺はどうですか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 現在も分けてあると思います。それぞれできちんと整理をしていかなければならないと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) もう1点お尋ねします。
想定される災害なんですが、今回の本州の災害を見てみますと、堤防が決壊し、77年ぶりにそういうことがあったという状況で考えますと、今まで清水町における災害の経験や歴史がないから起きないという想定でやるというのは剣呑かなと思います。今のところでいきますと、洪水や土砂災害を想定されていらっしゃるんだと思いますが、例えば火山の噴火なども考える必要があるのではないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 幸いにして、本町においては大きな災害は私の記憶では56年の大雨災害以降ないのかなと思っております。今一番注視しなければならないのは地震災害と洪水災害かなと考えております。幸いにして、うちの方には十勝岳という火山帯を持っていますが、それが直接ここまで入ってくるということはなかなか想定されなくて、風によって火山灰がこちらの方まで入ってくるというようなところでございますので、そこまで大きな被害はないのかなということから、特に火山災害に際しては固定化した中での計画は組んでございません。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。どうもありがとうございます。
次に、審議会と現在の課題についてお尋ねいたします。
今設置されている審議会、各種審議会と言われていますが、条例に基づくものが15で基づかないものが5ということで、延べ人数などをご答弁いただいたんですけれども、委員のなり手がいないというお話しも一方でありました。それで、重複しているという人は2つ以上はしないということになっているけれども、実際はどうなんでしょうか。重なっている部分はないんでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 先ほど、町長から答弁をされたことの細かい点についてお話しさせていただきます。
重複委員の関係でございます。先ほど7月現在で160名を委嘱しているということで、委員全体では204名、その差が重複されているということです。単独の方が126名、2つの委員を掛け持ちされている方は25名、3つが8名、4つが1名となっています。この中で2つ以上はできるだけ避けるということになっておりますけれども、私が見て3つ4つ掛け持ちの方がおりますが、これにつきましては指定職と団体の方に推薦をお願いした場合、同じ方が推薦されたというのが主な理由でございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今ご答弁をいただいた委員会の中で、3つ以上4つ以上という委員を兼務されている方ということでいきますと、委員会を代表される方なのか、それともそうではない方なのかお伺いします。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 指定職でありましたら、いろいろな団体の代表の方がなる場合もございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今お答えいただきました指定職とはどのような審査会なのか、審議会なのかお答えいただけますか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 例えば、防災会議におきましては教育長というかたちで指名をされている方もいますし、国民法協議会についても教育長という立場の方がなるということなので、そういうかたちでいきますと自動的に重複してしまうという場合でございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。そうしますと、法律や条例に基づかない審査会や審議会は諮問機関としての委員会における重複はないんでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 条例に基づかないものといいますと、例えば人口減少対策協議会というかたちで、産官学の代表の方をお願いしていますけれども、どうしても代表者になりますと例えば商工会や農協になると、自動的にそういうかたちになってきてしまうものもありますので、そういうかたちでお願いをしている部分もございます。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) ありがとうございます。
そうしましたら、諮問機関としての委員会ですけれども、兼務になってきますと同じような人がやっているのではないかというような印象を町民が抱きがちだという気もいたしますが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 公募を除きまして、先ほど言いましたように、どうしてもそういう指定職の方もおり、できるだけ公平なかたちでやっておりますけれども、こちらの基準としては同一人の重複就任については、特殊な場合を除き2つの委員までとしています。先ほど言いましたが、特殊な場合というのは指定職や団体から推薦された方はやむを得ないかなと考えております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。ありがとうございます。
3番目なんですけれども、審議会等の委員会と議会との望ましい関係ということでお伺いしたんですが、議員は審査会の委員にならないということが清水町ではなっているようで、先ほどの町長のご答弁でしたら議会の方でそれは外したいというふうな申し出があったと聞いたんですが、それは議会として規則にあるんでしょうか。
○議長(加来良明) 北村議員、その件につきましては質問を受け付けたときに説明させていただきました。議会として審議会に議員は参加しないという申し合せ事項になっています。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 議長自らご答弁をいただきましてありがとうございます。
そうしますと、例えば審査委員会で私もかつて議員になる前にまちづくり基本条例の委員になったことがあります。そのときに十数回開催されたと思いますが、そのときには議員の方が傍聴で来られていました。率直に言って、あの中に議員が混じって議論をするのはいずれ議会の中で議論をするからできないというお話しだったので、それはそうということで納得をしたんですが、議員の立場になってみると、もう少し審査委員会等の中でどんな意見が出ているのか知りたいと私は思いました。実際に傍聴に行きましたが、望ましい姿ではないのかお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 望ましい姿、望ましくない姿はちょっと難しいんですけれども、私も過去に議会事務局に数年間おりました。その中でいろいろと話題になったんですが、諮問の委員会に議員が出て行って結論を出したことに対して、こういう場で議員は発言をしづらいという話がございました。議員という立場で出て、出た結果についてはどうこう言いづらいということで、ある程度申し合せ事項ができていると思います。ただ、あくまでも町側から議員はだめですという話はないかと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 6月10日にまちづくり基本条例審査会がありまして、私と原議員が傍聴に行きました。結果としては、中身を見てそれなりの感想を持ったんですけれども、後日町長の方から議場で望ましくないというふうに言われたんですが、それは公式見解としてお持ちでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) ただいま副町長が申し上げたとおり、当時の委員さん、議会は議会の方として、それから町民は町民の皆さんとして意見があったからそういうふうに申し合せ事項になったものとして私も理解しておりました。委員さんが議員さんが来ているといろいろな面で発言などを遠慮しがちな部分があるので、その方はだめだと言っておりませんけれども、そうお話を私にされましたので、そうかなと。特に女性が発言しづらいと言っていたので、なるほどなということで、できればということでお話をしたつもりであります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 私のまちづくり基本条例の委員会のときの委員の立場の気持ちでいきますと、議員さんがいたから発言を自粛してしまうとか、しゃべりづらいという状況はなかったように思いますし、むしろ後で議員ですから意見ということで組入れられることはなかったんですけれども、意見を聞きたいということの場もあった気がしています。そういうやり方でいいのではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 席の設定を考えていかなければならないし、すべての議員さんに権利が出てくるわけでありますので、その辺のことについては私からとやかく言うことではありませんけれども、各種審議会の中であまりなかったんですけれども、昔は委員さんが多かったけれども、今は少なく5、6名ですから、発言するのに緊張するということもお話があったので、緊張しない方法はないかなということだったんですが、たまたまいらっしゃったものですから、前例もありお話をさせていただきましたけれども、課題としてとらえていきたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今のご答弁を私なりの理解でいきますと、そういった委員の方もいるから多少は配慮をしてほしいという意味合いはわかりますが、だめだということで理解をしてよろしいですか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 立場は変わりますけれども、私も諮問しますが、やはり私がいたら発言がなかなか出ないので、諮問をしたら私は退席をして自由に発言をしてもらっています。私がいるから発言ができないようなことにはしたくないので、私はそうやって配慮をしているところであります。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) もしその種の委員会等に議員が傍聴すると言った場合、会議の構成委員ではありませんから意見を言うことはないと思うんですけれども、それなりの配慮をすればいいということでしょうか。
結果としては、あのこと以来、私としては他の審査会に出づらいという状況になってしまっていることも事実なので、そこら辺をどうしたものかなと思っています。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) これの取り扱いは非常に難しいところがありますけれども、各町村の動向も見なければならないかと思います。国会とも違い、国会では議員同士の中で委員会でも他の委員が傍聴をするということになっていますけれども、市町村議会でそういうのがあるのか一度も聞き及んだことがないので、そこを調べてみたいと思いますがいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今、町長がお答えになったので、他の町村も聞いてみたんですけども、傍聴はできるというところが多かったように思っています。私はできればそういうかたちで町民の方の意見を聞ける場があればできるだけ出たいと思っていますので、その辺のところをご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めますか。
○3番(北村光明) はい。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 先ほども前段で触れましたけれども、うちの場合は庁議室でやってしまうと円形になってしまい、委員さんと一緒になってしまうので、場所を考えて傍聴席を離れたところにしてやる方法を考えていく必要があるかなと思います。そうすれば、委員さん同士の話し合いになりますので、傍聴席や記者席としておけば、意外と発言がしやすいと思います。いずれにしても、発言をしやすいように、協議をしやすいようにしてあげなければならないと思います。意見を聞くために審議をしてもらうためにやるわけでありますから、そこを重視しなければならないと思っています。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 町長のお考えはわかりました。議員といえども町民のひとりですので、一町民としてそういった場に出席したいときや意見が聞きたいときは行かせていただきたいと思います。そういうスタンスで私はまいりたいと思います。問題があればご指摘ください。
○議長(加来良明) 答弁は必要ですか。
○3番(北村光明) いいです。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 質問を続けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 町民による協働のまちづくりについて、ずっといろいろなことを言ってきたんですが、例えばパブリックコメントが少ないという状況もあるので、基本条例の条文も読ませていただきましたけれども、答えやすいように変えなければならないという情報もちゃんとあるんですけれども、そういった努力が感じられないんですが、それはされているんでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) パブリックコメントについては、前年度まではパブリックコメントをやっていますよということで、やり方の方法などはホームページ等で載っていますけれども、中身について、どういうものが書かれているかがなかったものですから、本年度からは内容について、計画の原案等も載せるようなかたちで家にいても見られるようなかたちにはなっております。ただ、議員がおっしゃったように要点や議論したい部分については現在載っていませんけれども、できるだけわかりやすく載せる必要があるなと感じています。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) パブリックコメントは住民の意見を聴取する制度としてあるんですけれども、それがあるからと言って今まであった懇談会や意見交換会は率先して並行してやられても問題はないと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) そのとおりでございます。内容によっては住民に説明会や審議会で諮る部分もありますが、内容によって複数の公表の仕方が必要と規定でもされています。その中に原則としてパブリックコメントをするようにということで、住民に出す場合についても原則としてパブリックコメントをするようにしてくださいというかたちで規定上なっています。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) パブリックコメントはより活用しやすいように、町民が意見表明をできるように、あるいは疑問も含めて出してもいいと思いますが、そういう仕組みにしていただきたいと思います。まちづくり基本条例に基づくパブリック制度みたいなものがある機関なり、そういう制度を経てからではないと物事が決定できないかのような趣旨のご意見を町長から何度かいただいているんですが、諮問機関ですから委員会そのものが決定権があるわけではないわけで、こうあるべきやこうしてほしいというものを提言・建議するといった存在だと思います。それに基づいて執行機関として決定していけばいいのですから、例えば先日ありました地方創生に関しての早くに計画を出せば助成金がいただけるといったようなものは、スピーディーにやっていただきたいと思いますし、そっちの方のパブリックコメントができていないからできないというのはいかがなものかなと思いますが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) パブリックコメントにつきましては、先ほども言いましたけれども、規則の方で別表などで町の計画の策定・変更または廃止に関わるものは町民参画が必要ですよということになっております。ただ、その中で策定時からの状況の変化などの内容により、軽微なもの、例えば変更の部分については町民参加を義務付けしないというかたちになっております。方法としてはパブリックコメントなどいろいろありますけれども、今回、総合戦略につきましては当初の計画という部分なので慎重にさせていただいております。計画の変更については軽微なものであればそこまでしないで進めていく事もございますので、そういうかたちでご理解願いたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今の答弁でいいということではないんですけれども、こういった諮問機関での決定事項があたかも町民の意思であるかのような言い方をし、もっと言うと物事を決定する責任を転嫁するような印象を受ける発言はいかがなものかと思います。清水町が審査会や審議会が乱発しているとは思いませんけれども、もう少し執行機関としての責任としての執行と委員会での議論というのは分けて考えていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) だいぶん曲げて質問をしているような感じがするんですけれども、正しい道を私たちは議会で議決をしてもらってつくったやつです。それを私どもは真摯に受け止めて執行しています。以前はそうではなかったけれども、まちづくり条例をつくった以上は、それを遵守するというのが執行機関としての役割だと思うし使命だと思います。これをなくし、はずしてしまったら審議会の意見はどうなるのかとなったら、いらないかもしれない。そして決定権は町長にあります。最終的には私がしなければなりませんけれども、そこら辺のところは手順を踏んで、民主主義である以上は手順を踏んで、時間がかかったとしても。遅れるとか早めるとか、遅れないという問題ではないと思います。この問題は全国的に、地方創生は全部やります。そこで、遅れたから交付しない、早かったから特別交付するということではなく、特別な事業をやった場合にやるだけであって、特別ではないことであれば同じになってしまいます。ですから、どうも急がされるような感じがするんですけれども、そうではない。住民まで徹底的にいっているかというといっていないんです。本当に隅々まで地方創生のことまでいっているか、人口減少問題についていっているかといったら、人口は減っていくだろうなということだけで、それ以上のことにはまだまだ深みは入っていないんですけれども、計画ができれば説明会をやりますし、11月、12月までには懇談会を進めていきます。ですから、聞きっぱなしではなく、意見の言いっぱなしということではなく、それをまとめたら皆さんにコールバックしていくと、そういう中から決定をさせていただきたいということで、常々言ってきているのはここですから、責任を転嫁するということではありません。ましては、議会というものがありますから、ここでしっかりと議論をして決を得るわけですから、それからスタートということになりますので、ご理解をいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) わかりました。
印象として、なかなか民主主義を徹底するには時間がかかるものだと思いますし、賛否両論があるというご苦労をされている執行側の立場の人のお気持ちを自分なりには理解をしているつもりですけれども、再三再四そういうことを言われますと、何だろうなと、もっと権限を持っていらっしゃるのに自信を持って進められていいのではないかと思ったしだいでこういうことを発言させていただいております。場合によっては議会として議員としてまちづくり基本条例そのものを見直しする必要があるのかなと思っています。そんなことで、今後についてはこれで終わったわけではないんですけれども、考えていきたいと思います。
○議長(加来良明) 北村議員、「議会として基本条例を変えていかなければならない」ということではなく、「議員として」ということでよろしいでしょうか。
○3番(北村光明) なんですか。
○議長(加来良明) 今の質疑の中で議会としてということでしたけれども、議会としてはまだそういうところには話はいっていませんので、議員としてということでよろしいですか。
○3番(北村光明) 言葉を間違えました。議員としてということに訂正させていただきます。
○議長(加来良明) 続けてください。
○3番(北村光明) 3項目目なんですけれども、人事評価制度は今はないということなんですけれども、平成26年5月だったと思いますが、地方公務員の人事と能力の実績を評価するための地方公務員法及び地方独立法人の改定というのが交付されています。2年以内をめどにして人事評価システムを各自治体がつくりなさいというふうに言われていると思うんですけれども、そこら辺の取り組みはどのようになっていらっしゃるかお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 今、人事評価制度のシステムづくりに向けて評価制度検討委員会等を設置しながら内容等を詰めているところです。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 現状でいきますと、ないということですから、例えば人事とか役場の町職員として一生懸命やったことの評価というのはどういったことで評価をしてきたのかお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 副町長。
○副町長(金田正樹) 今までの人事異動の方法についてでございますけれども、現在人事評価に向けて検討委員会、私が委員長をやっていますが、その中でシートを策定し、点数的になるかもしれませんけれども、やっております。最終的には自分でいろいろな面を頑張った、成果も当然出てきます。また、町民からの反応等もあります。そこら辺を参考にして、本人のやる気も考えてやってきたと思っております。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 国の方と言っていいのかわかりませんけれども、この制度、システムを構築するにあたって2つの方式が提示されていると思います。評語付与方式と数値化方式があり、数値化方式というのは民間でよくやられているポイントや点数によって評価していく制度なんですけれども、それに基づいて昇任・昇格を決めるとか、目標値に達成したとかしないとかの評価を決めていくというようなことで、庁舎内の執行機関における異動ができるようになると思いますが、そこらへんについては、全く海のものとも山のものともわからないような状況でしょうか。
○総務課長(小笠原清隆) 議員がおっしゃるとおり、人事評価をもとに昇給や人事異動をしなさいということが国の考え方だと思います。ただ、現在、清水町ではそのシステムづくりを進めている状況でございまして、その中には評価される人が正しく評価されているか、透明性や公平性といったものがきちんとはかられた中で初めて利用できるのかなと考えてございます。そういった観点から、評価する方の目の均衡もございますので、しばらくかかるのかなというのが、実務担当者の考えでございます。
○3番(北村光明) 私もささやかな経験ですけれども管理職の経験を持っています。一緒に働いているスタッフや掌握しているスタッフや部下の評価をすることによって、管理者としてのマネジメントも進歩していくというふうにも思いますし、単に点数をつけるだけではなく、働いている人達、部下たちのモチベーションを上げるためにはどうするかということも結構悩みます。そういったことで、おそらく同じように今までの方々も悩んできたと思います。来年管理職が10名以上退職され、その後どうなのかという心配が昨日からいくつか出ていましたし、私も思うんですけれども、これまでは定年退職者が出るということは何年も前から分かっているわけですから、次の管理職になってもらえるような方に対する教育制度や評価制度はあったんでしょうか。
○副町長(金田正樹) 将来の管理職に向けての評価制度は実はございません。
○3番(北村光明) 要望というわけではないんですけれども、ぜひともまちづくりをするとき、町政を執行するときに役場の職員の方の意欲やモチベーション、アイディア、コミュニケーションが大変重要だと思います。優秀な職員の方がいっぱいいらっしゃる清水町ですので、そういう方が意欲を持って働けるようなシステムをつくっていただきたいと思います。公平にしてガラス張りにしていただけるとそれなりのメリットや意欲が出てくるのではないかと思っています。こういうことで、3項目目については終わりにしたいと思います。
4項目目、国際交流活動の推進ということで質問をさせていただきました。そこで、私が認識不足だったんですが、過去においてアメリカミシガン州のチェルシー市との姉妹都市提携をしていたというふうに思ってきたんですが、聞いたらそうではないということだったんです。清水町のホームページからリンクされておりますミシガン州チェルシー市のホームページを開いてみますとシスターシティということで、スチューデントチェンジズというふうに書かれていました。こちらから行かれた人たちの写真などの交流の模様がいっぱい載っています。ぜひとも今日的なかたちの中では進めていきたいと思いますが、この辺は前向きに受け止めていただけるかどうかをお聞きしたいと思います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 当初からこの件については自治体同士の提携ではなく、学校間での交流ということでスタートしたものであります。ですから、この議論をするためには方針を立てて、向こうも立ててという時間を要するわけであります。ただ、先ほども申し上げましたように、私たちは姉妹町4町と交流をしてきて、私どもの方から財政の困難さを訴えまして、民間交流あるいは行政交流ではなく、文化交流やスポーツ交流などの民間で交流を進めていただきたいということでお話をし、了解を得たところに合併問題が起こり、和歌山県や福井県は合併をしてしまい、その結果、そのことについては議論できなくなったということで、静岡県の清水町だけ残ったんですが、清水町がいろいろと困難な中で行政交流となると執行側もそうですが、経済側も行ったり、町民のツアーを組んでそれに助成金を出したりして多額の金を要するわけです。その中で優先順位を考えた場合にこれは少し待とうではないかということになりました。そのときにチェルシーの話も出たんですけれども、日本国内でさえやめているのにそちらまでやるということはとんでもないということで、意見があったので、少し財政が良くなってから国内の方をまずはやってはどうかという話がありました。そう思いましたら、3年前に大郷町から災害協定のお話がありまして、清水町の松沢であるので、ふるさととの交流もしているので、もし災害が起きたときにはお互いに助け合いということでやったんですが、向こう側の方が姉妹町はどうなのというお話しがありましたけれども、こういう事情なのでというお話をさせていただき、理解をしていただきましたので、もう少し考えなければならないことではないかなと思います。住民の理解をどこまで求めていけるかということになろうかと思いますので、その辺ご理解を賜りたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 今、町長がご答弁いただいたのは財政的な面も言われていて、姉妹都市提携についての困難さを述べられたのかなと思うんですが、そういうことで理解をしてよろしいですか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 自治体間を結ぶ場合には両方合意をしなければなりませんから、私どもが持ちかけたからと言ってなしえるものではありません。そういうことから私どもの機運が高まってぜひ町で外国との交流をすべきではないかという声が住民からたくさんあって、我々も行ってみるわというようなことでもあれば、そこの若干の助成措置をしながらでも民間交流から発していくか、頭から執行側がとおしてあげていいのかということになりますので、住民の合意が必要だと思いますので、検討することにはやぶさかではありませんから、十分検討してまいりたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 過去にあったあとで、国際交流協会というものが清水町にできていると思います。伺った話になりますと、一時期助成金が30万円くらいのときもあって、最近では50万円に増えたというお話を伺ったんですが、そこら辺を私は確かめていないのであれなんですが、民間交流は重視していただいて、そういった機運をつくってもいいと思います。今
AETというかアシスタントイングリッシュティーチャーという英語助手の方が2人ほど清水町にいらっしゃいます。アシュリーとジョセフという方ですけれども、その方が学校でそういった英語教育に携わっていらっしゃるわけですから、そういう外国の方に教わった学生たちが大きくなったときにアメリカの高校に行ってみたいとか訪れてみたい、大学生になり留学したいなどもあり得ると思います。ぜひとも今いるそういう人たちの気持ちを受け止めながら、もっと拡大するような方向でやってもいいのではないか。もっと言うと、例えばこれから高校の間口が狭められるという議論もありますけれども、そういった中で清水町に行けば英語の学習ができる、語学学習だけではなく交換留学みたいなこともできるよといったようなまちづくりも一つにあってもいいのではないかと思います。これが減少対策になるかは別にして、今あるこれまでやってきた経験と財産を大事にして、もっと拡大し、これからのグローバル社会の中において海外に目を向ける人を育てるためにもぜひともやっていっていただきたいと思います。単に英語圏だけではなく、例えばEPAといいますか、経済協力関係で東南アジアから介護福祉や看護師、語学の勉強に来るとか、あるいは中国や台湾の方から農業実習で来るといった他の国との国際交流の受け皿みたいなものも考えてもいいのではないかというふうに思います。そういったことで、ぜひともご検討をいただきたいというとで、何かご答弁がありましたらお願いします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 何度も申し上げておりますけれども、確かに国際交流事業の子どもたちの行く事業の父母負担を軽くすることは考えていますけれども、自治体交流はまだ無理だということを申し上げたいし、派遣申し出をするのは国際交流の中に助成金を出して派遣を出す。これは中学生であろうが高校生だろうが、そういうかたちで求めればいいことであって、自治体交流は今のところ無理ですよと答弁でしているはずです。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 予算等の条件などもあると思いますけれども、今中学生が交換学生というかチェンジをした交流をやっていますけれども、もっと言えば高校などそういうところにも考えていっていいのではないかというふうに思います。それで町にお金を出せということではないけれども、基本は民間交流ということを大事にしながら、そういった機運をつくっていく、そういうことを担う人で例えば役場でそういったスタッフを置いてもらうなどをやっていきたいと思います。そういうことで、もし前向きに受け止めていただけるということであれば、そういうご答弁をいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 住民活動と行政に求めることがごっちゃになって、私もこんがらがって答弁しづらいです。住民活動をしようとしているからこそ、こうやって国際交流協議会はできています。うちで抱えてしまうと行政主導になってしまってまた元に戻ってしまいます。せっかく交流協会の皆さんに拡充してもらい、会員を増やしてもらって、例えば牛玉ステーキ丼のように賛助会員とか会員というように増やしてもらって進めています。それで足りないから町の助成金をどうするか、あるいは受け入れがきたときに足がないからバスを使ってもいいよとか、そういう側面的なことができても、住民活動を活発にするにはいつまでも行政の職員を置いたりしていてはお金がかかって仕方がないです。そればかりやるわけにはいきませんから、そういうことを求めるのとごっちゃになっているので、整理させてください。北村議員も整理してください。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 私自身もごっちゃにしている部分はあるかなと思いましたので、民間交流を基本にしながらそういうことをやっていくという機運をつくっていただきたいということで、単に町長だけに求めているわけでもありませんし、教育委員会の委員長も同席していらっしゃいますので、受け止めていただければありがたいと思います。そういうことで、私の一般質問を終わらせていただきます。
どうもありがとうございました。