北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成27年第5回定例会(9月11日_日程第1_一般質問 中島里司議員)

○議長(加来良明) 一般質問を続けます。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 通告いたしております人口減少対策について、町長の考え方、あるいはある分では清水町の10年、20年先のまちづくりの基本的な方針、方向性を人口減少対策の中で私は示されるだろう、あるいは示していただかなければならないという考え方の中で、大変範囲が広いんですけれども、資料ということで住民懇談会の中で用いられた講ずべき施策に関する基本的方向という資料を読んだ中で質問をしていきたいと思います。

 通告の文面が中間から書いてあるのが本来の頭なのかなと思いますが、正直、今でも頭の中で整理されていません。そういう状況にあります。とは言いましても、先ほど申し上げた町として大変大きな岐路に立っていると私は理解をしています。

 ただ、強いリーダーシップを発揮していただきたい。町長も半世紀行政にかかわっているわけですから、かなりいろいろな知識を持っていたり、いろいろな方のお話を聞いた部分からいくと、逆にまとめることが大変な状況にあるくらいいろいろな情報や知識を持っておられる。ですから、この対策については、あえて的を絞って方向性を出していただきたいと思います。

 町長は4期目で一つの区切りが間近で、それ以降のことはそのときにまた考えると思いますが、当初は正直に言って町の貯金も私の記憶している限りではほぼ3分の1程度の貯金の中で、町長は町政を担っていたと私は認識をしています。最初に手掛けたのが行財政改革ということで、選挙で選んでいただく立場としては、決して評価の上がる仕事ではなかったなと思っています。とは言ってもそれはあえて清水町の将来を考えたときに、とらえようとしては嫌われ役を自ら奮闘したのではないかなという部分が最近思うところもあります。そのときの行財政改革というのは、大きなまちづくりの柱として町長は示されました。いろいろな会議でも、まず頭にあるのは行財政改革だよということが職員の方にも浸透していたし、町民の方々も承知したんです。町民の中には諦めもありました。そういうものがあったとはいえ、町長は何を言われようが、批判を受けようがそれを実行したという部分では、長い間行政マンとして関わっていたという信念だと思っています。ですから、これから残された期間、また新たな期間もあるのかもわかりませんが、やはり今こそ減少対策という中で人口減を防ぐのはかなり厳しいだろうと思います。だからといって減少して計画書を見ていて、減少するのは40年に6,000人台というのが好ましい好ましくないという数字的なものではないと私自身思っています。例え1,000人だろうが清水町に住んでよかったという最終結論に持てるような、そういうものを主な軸としてこれからのまちづくりという部分を町長の今までの経験を生かしたなかで、行財政改革と同じように人口減少対策へ町内議論が寄っていくような議論をしていただきたいと感じました。

 100人懇談会ということで10日間あり、私は1回しか会場に伺っておりませんけれども、そのときに感じたのは実際にあれだけの資料を示され、あれだけの人口減少はこういう経過をたどって減りましたというだけの説明会だったと私は思っています。その中で、結局は町民からいろいろな意見をいだたいて、まとめると101項目になり、答えも出てきているようですが、清水町のこれからを考えた上で、この資料4に書かれている基本目標の4項目についてまだまとまった方向性は出ていないと思いますが、今のところの町長の思いをお聞かせ願いたいと思います。その中で、最終的なものはいろいろな枝葉がついているのを言っていくと時間がかかるので、この4項目のうちの先ほど申し上げました人口減少対策としては、こういうものを大きな柱にするんだと、町長になったときの行財政改革をまずまちづくりにするんだという同じくらいの評価の中で大きな柱を示していただければということで、今回ご質問をさせていただいております。

 通告に対してのずれはないと思いますので、ご回答よろしくお願いいたします。

 次に、教育委員会ですが、今申し上げた、前は単純に高校の間口減についてご質問させていただきました。今回は、教育委員会としてということで条件がありまして、それだけでは教育委員会もお答えするのは大変だろうということで、あえて間口減ということで、それをまちづくりに絡めた場合、減少対策の中でのまちづくりに絡めて、そういうものをどう教育委員会として検討していく事があればそれでいいし、検討する期間がなかったということであれば、私は課題として持ってもらいたい。一間口減ると普通科と違って教員が7名減ります。間口が一つ減ることによって減少率が高い。この7名が減るということがはっきりわかっているときに、減少対策として7名も減らないような、通勤している方もいるから全員が住んでいるわけではないようですが、その辺についても人口減対策という部分で、教育委員会も先ほど言った行財政のときも教育委員会は積極的に協力したはずですから、いろいろと内部で協議しても行財政改革上の部分については協力しなければならない、あるいは我慢をしなければならない部分との議論をされていたはずですから、今回は減少対策という部分で、ぜひ協議した経過があればお聞かせ願いたいし、協議をする機会があまりなかったということであれば、今後のことを含めてご質問させていただきたいと思います。

 そういうことで、まとまったようなまとまらないような質問ですが、私の意図はあくまでも人口減少対策について、職員を含めて全員がなんとか減少を鈍化させようと、減るのはやむを得ないけれども、少しでもスローにしようという発想の中で一丸となっていただきたいということで、そういう願いを込めながら1回目の質問を終わらせていただきます。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 町長。

 

○町長(高薄 渡) 昨日からそれぞれのご質問をいただいて答弁をし、議論を深めてまいりまして、最後に中島議員のとどめということで質問をいただいたところであります。

 これまで行財政を含めてこの町の舵取りとして随分無理なお願いをしたり、無茶なことを言ったりしながら、自分との戦いをしながらきました。その中にあって歴代議員の皆様、町民の多くの先人たちの皆さんのご尽力をいただきまして、ようやく少しずつ財政も進んできたという状況にあるわけであります。合併問題もありましたし、さまざまなことがあったわけでありますが、大きな施設も取りやめたりして残念な思いできたわけでありますけれども、そこへきて今度は人口減少の問題で、これは国全体のものとはいえ、政策を早くから進めたとはいえ、経済が戦後急激に懸命に努力をし、経済を立て直した国というのは他に例がないと言われるような、それだけ勤勉な国民で、それを実行してきたわけでありますが、結局は経済が最優先になってしまったことがあり、精神的なものに欠ける部分が多くできたのが今日ではないかなと思っております。したがって、人口減少問題も成果表を求められておりますから数値も大切でありますが、やはり問題はここに住む人たちが安心して生活ができる体制づくりが一番大事だろうと思います。4つは暫定案として、町民の皆さんにたたき台としての案としてあげたわけであります。大まかに言えば安心して生活ができることが一番で、その中には子育てから最後の終末まで清水にいたら安心して生活ができる。しかしながら、安心した生活を得るものは何かということになると、やはり産業がしっかりとしていなければならない。産業がしっかりするためには今ある既存の大小にかかわらずしっかりとした体制づくり、環境づくりが必要だろうと思うわけであります。そういうことから、考えてみますと、それを支えるのは人だろうと。清水に住む人がいかに住みやすい町に皆でしていくかどうかにかかわることだと思います。一人ひとりの大人が子どもが自分の町をよく見つめて、この町を皆でつくっていこうという基盤をどういうふうにつくるかが人口減少問題の大きな柱ではないかなと思い、それを日本は求めているのかなという気がしないわけではありません。ですから、私は急ぐことはあまり望みません。住民が心を持たない限りは進めても次に進まないということになりますので、これは5か年の計画ですけれども、遠い将来のことも考えなければならないとなったら、今いる人たちが考えていかなかったらできないだろうという気持ちでいっぱいであります。そういうことから、2015年度から5か年ということになりますけども、まずはそういった3つの柱、安心して生活ができるまちづくり、安心できるのは生活できる基盤となる働く場がなければなりませんので、働く場の充実をどのようにするべきか、それをやっていくのに人材が必要でありますので人材、そして、その3つの柱の中から人口減少の歯止めがかかるような対策としては、定住促進をどのようにしていくか、定住、交流をどうしていくか、観光面ではどうしていくかと、いわゆる光明の光を今よりも明るくする、これを観光として見るんですけれども、それをどういうふうにしていくか、産業は新たな産物の付加価値をどのように高めていくかということにつながるわけであります。大きな生産とともに小さな光を当てた生産もする部分もつくらなければならないのではないかなということも考えています。

 したがって、先般も担当者と協議を進めてきて、あくまでもたたき台としての4つの柱としておりますけれども、決してずれているものではありませんので、その中から私の中の気持ちを伝えて、今日も皆さんにお話しさせていただくわけであります。しかし、交流というのは単なるシティ交流もそうですが、四季塾をつくったような中で、いろいろな講師の方を呼んで、いろいろなことを先生から教わって、皆もこうやっていくわけですから、そういう中に人材交流も含めて町を留めるのではなく、活力あるように循環させていくにはどうしたらいいのかということで考えていきたいというふうに思うところであります。

 大まかな質問でありましたので、大まかな大綱的なもので答弁させていただきましたので、よろしくお願い申し上げます。

 

○議長(加来良明) 次の答弁を求めます。

 教育委員長。

 

○教育委員長(三澤吏佐子) それでは、教育委員会よりお答えをいたします。

 清水高校の間口確保につきましては、これまでも中島議員から貴重なご意見をいただいているところでございます。教育委員会といたしましては、清水高校に対し、清水高校振興会を通じて支援をしているところでありまして、地域に根ざした高等学校として、更に発展することを願っているところでございます。

 人口減少対策との関係で申し上げますと、仮に間口が減少しますと、コースの減少につながり、それに関わる教職員の減少を招くことになります。また、その家族の方々の人口も減るというようなことを考えざるを得なくなります。更に何よりも子どもたちにとって保育所、幼稚園、小学校、中学校、そして高校と教育機関が町内に揃っているということは、非常に大切なことであるということも考えております。教育委員会といたしましては、校長会議や教頭会議において清水高校の校長先生、また教頭先生から状況等の情報を日常的にいただいております。また、道教委の公立高等学校配置計画の動向など、その時々で教育委員会協議会を通じまして情報の共有や意見の交流を行っているところでございます。

 先にも申し上げましたとおり、清水町教育委員会は清水高校が学校を選ぶ子どもたちの夢を叶えるための基礎になる学力やスキルを身に付ける、そのことに足る魅力ある総合学科の高校として間口が維持されていく事が大切であると、切に願っているものであります。

 今後とも清水高校の地域での取り組み、例えば学校開放講座や中学校への出前授業、あるは教育の四季子どもフォーラムでは、実際に子どもたちと高校生の交流がございます。また、幼稚園への高校の生徒の支援などもいただいております。そういう中で、子どもたちが清水高校の魅力を実感できるような情報発信をしてまいりたいと思います。

 また、支援等につきましても清水高校の要望を踏まえ、清水高校振興会と日常的に協議をしながら進めてまいりたいと思います。

 以上、清水高校の間口維持支援に関する答弁とさせていただきます。

 

○議長(加来良明) 質問を受けます。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 答弁をいただいて、私の一回目の質問としては人口減少対策についてまとめようがなったというのが本音でございます。

 通告の中に1点目から4点目までありますが、これは暫定とは言いましても町長、はずれているとは思わないと言いましたが、私もずれていると思って質問をしたわけではありません。これについて、当然、暫定とはいえこの4項目でまちの今後の進む道としての方向性は、それぞれの項目に分かれればこうなるのかなという理解もしております。

 そこで、1項目目について1つずつ伺っていくと時間がないし、私の知識もついていけないので、簡単に済ませられるものは済ませていきたいと思います。

 1点目は、どちらかというとこの全員協議会でいただいた資料が本当に分厚く、これだけの資料をつくれば担当者も満足しているのかなと思います。満足してこの先が見えないという感じがしないわけではないんですが、それはそれとして、これについてざっと見ると行政が直接関わる項目は少ないんです。だから、これらについて、町長が言っておりますけれども、どういうふうに町民の理解を得て、あるいは協力を得てということになろうかと思うんですが、それで町長が先ほど大きな柱という部分で皆でつくろうということ、全体で理解をしてもらって協力をしていくと。町長の言われたとおりで、それが高薄町政になって即実行したのは行財政改革だと思っています。だから、それを掲げた上で議論をするといろいろな部分で町民が意見を言いやすいんです。私は今回、この人口減対策で特に大きな柱としてはこうするよと、だから町民の皆さんいろいろな部分で理解や協力、意見を出してくださいというのと、これだけ4つポンとぶつけられて、暫定とはいえ意見は非常に難しいです。

 そういうことで、町長どうでしょうか。私はこの4項目からいくと、前に実はご質問させていただいた、住んでよかったという部分の中に子育てという、出産からという部分でお聞きしていきたいと思います。

 これはどちらからというと、基本の3番目、若い世代の結婚・子育て・出産の希望をかなえるということに絞って町長にお聞きしようと思います。前にこの件で話したときに、町長はすぐ除雪機械センターの教員住宅の跡地うんぬんと言って、国道274号線を横断しなければならないから危険だと、住宅地で開放するとなると。そうではなく、具体的にこの世代で結婚も行政がきっかけをつくらなければなかなか難しいんです。子育てと出産は行政として支援の仕方はいろいろあると思います。これに絞ってお聞きしますので、特に子育て・出産の希望をかなえるという部分では、具体的な議論は何か現在持っているとすればお聞かせ願いたいと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 今、絞って結婚・子育て・出産の希望をかなえていきましょうということで、先ほど大まかに申しましたけれども、産業・商工業も入りますが、そういう雇用と人材の中では教育を含めた福祉を含めていく。子育てから高齢社会、特に子育てのことでありますけれども、具体的にやりたいというものはあるんですが、どうしてもそこに財政秩序規制というものを考えなければなりませんので、そこを踏まえながら申し上げるしだいでありますので、お許し願いたいと思います。

 これは決定ではありませんし、これから議会の中でも議論をされていく事であるかと思います。私としましては、子どもの支援策に予算の範囲内で手を打ってきたつもりであります。本当は一過性のものではなく、例えば出産、乳幼児期とどんどん発達していくんですけれども、この発達段階の切り替えのときにすごくお金がかかります。幼稚園や保育所の問題や小さいときは小物などにお金が随分とかかってきます。与え方によって子どもの能力の違いもできるということもちらっと聞いたことがあります。服装や持ち物など全部変わってきます。かなりの額がいくわけです。それを出産祝い金で見たときに、それだけで終わってしまうと、やろうかと思ったけれども、それよりも切れ目切れ目のときにしっかりと町で支えてあげると。全額でなくても支えてあげるような方向性をつくっていけば、子育てがしやすい。子育ては悩みますので、一人でパニックになってしまうこともあると思います。それは子どもにすごい影響を与えるので、それを除いてあげる。おじいちゃんやおばあちゃんがいる場合はいいが、いない場合はかわいそうなので、そういうものを除いてあげる体制づくりを成人になるまでの支援策がどのようにしていくかということを考えていかなければならないなという私の考えであります。これを何とか5か年の中ではなく、将来にわたっていけるような基盤づくりや考えをしっかりとお受けするようなことを住民の皆さんに訴えていくべきだと思っております。

 そういう意味で、やるべきことは住民がやれないことを行政として行い、住民がやっていることで行き詰まりがあるようなことを支援していくということで、伸ばしてあげるということを子育ての中で考えていかなければならない。出産には結婚しなければなりませんので、結婚できる体制をどういうふうにつくってあげるかが大事なことであります。したがって、先ほど所得向上をどのようにしていくか、行政では簡単に上げられるわけではないので、そういう面で国会議員や各省庁などに要請できるところは要請していかなければならないと思っております。そういうことを私としては考えていかなければならないだろうと思います。

 ただし、この5年の中には国から求められている成果表がありTPO(重要業績評価指標)がありますので、ここでやられているのは5年間では全部できませんので、やはりきちんとした方向性や計画は案として持っていてもいいけれども、そこの部分で区切っていかなければならないなどがあるので、納得はいかないんですけれども、ですがやらなければならないということがあるので、そこはそことしていかなければならないなと思います。具体的には発達段階に応じた支援体制をどう構築していくかということを私としては考えてまいりたいと思っております。それを柱にしながら枝や葉、花とありますけれども、そういうものも踏まえていく必要があるだろうということで、何年間は基盤や基礎づくり、何年間は柱をつくって葉をつかせて花をつかせるまでというスパンでいく必要があるのかなということで、考えているところであります。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 町長は5年では実績うんぬんという話で、先ほども急いでうんぬんと言う話をさせていましたが、私は急ぐとか急がないという考えはありません。逆に言うと、うちの町だけではなく、とにかく他の町村でも人口減少については町村でいろいろな知恵を出しているわけです。

 新聞をちょっと見たときに中身は別として、昨日現在で3町が出ていたんですが、今町長のお話を伺ってタイトル通りだと思ったんです。挑戦と限界なんです。私なりに判断したら人口減少対策は行政は挑戦しなければだめだと。挑戦というのはいろいろな知恵を出して前に進みなさいよという意味合いで、こういうタイトルをつけたのかなと勝手に思っています。書いた方に聞いたわけではありません。そう言いながらも限界なんです。限界はあるということで書いてあると思います。町長は町民全般に対して、なんとか皆さんを応援してあげたい。そしていい町清水町だという思いで話をしているんだと思います。全体は難しいです。何回も言いますけれども、行財政改革というかなり厳しいことを乗り越えたじゃないですか。だから、私はあえて人口減少対策についても全町民、全方位でということにならないので、まずは小さなことから。町長にいろいろなことを説明していただき、今手当をしているいろいろな支援について、私は清水町は決して遅れていない。どちらかというと、いろいろな部分で前に進んでいる。先方を切っている。財政が厳しい中にもそこまで到達しているなと私は思っています。ですから、その辺をとらえたら、国とかのやり取りではなく、清水町として計画書は計画書だけれども、現実として前に進む、挑戦していくという、この部分だけはどうしても軸にしてという発想というのは、今ここでお答えできないのであれば、それは構わないですが、まとめの中で私はそういうことを含めて協議をし、実のある実効的な部分も持つべきだと思いますが、その辺の私の気持ちをわかってもらえますか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 将来を見通していくとそういうお話になったんですけれども、私の説明ですが、即実行ということになると効果のあるものになるわけであります。これは相談業務などいろいろありますが、非常にわかりづらい。やはり目に見えるものをやっていかなければなりません。相談の支援員で悩んでいる人たちをどう救うかという中では、悩んでいない人の方が多いからわからないという部分も出てきます。そういうものをやっていくと非常に長くなっていくんだけれども、目に見える例えば、先ほどちょっと申し上げましたけれども、祝い金をあげる、学校に行くときにランドセルをあげる、給食料を高校生まで無料にするなどいろいろと手を打っているんですが、そこまで計算すると非常に高額な金額になるので、その中でひとつでもということで、今第1子だけの保育料をいただいているけれども、上限が小学校3年生で、だけれども中学生のお兄ちゃんやお姉ちゃんを持つ子がいて、保育所や幼稚園にいっているということもあるので、この撤廃をすればどのくらいかかるのか。ここでは金額は申しませんけれども、どのくらいかかるのかなと。それから、高校生まで医療費を伸ばしたらどのくらいかかるのか、給食を全部あれしたら数千万円で、その財源をどうするかということで、目に見えるのはそのような第1子が生まれたら何十万円、第2子は何十万円、第3子は何十万円と目に見えていますから、そういうことをしていきたいと思っても、どうしても財源が出てくるので、先ほど言ったことは大まかかもしれませんけれども、皆がお金がかかる時期があるので、それを捨てるものは捨てないで、修理をしてでもきれいにし、町で保管して自由に貸していくようなかたちのものを考えてはどうかとか、子どもの遊ぶ物、遊具もあまり集約していないので、これを一つにし、子どもがわいわいするようなものをすれば目に見える。こういうものも考えていかなければならないかなと思います。要するに、親子が安心して遊んで育てられるというものをやることには予算が見えることなので、そういうことをこの5年の中で考えていかなければならないかなと考えています。そういう面で、どこまでできるかということになりますと、中島議員のように挑戦と限界ということで、限界ということが出てきます。そういうふうに新聞でも出ているところがあると思いますけれども、必ずやそういう問題が出てくるだろうなと思います。やはり、そこに到着してしまうのかなというふうに思うわけでありますけれども、今やっていることはお褒めをいただいたけれども、決して先に進んでいるわけではありませんけれども遅れはしておりませんし、中間より上の方に子育ての方ではある程度しているのではないかなと思います。希望をかなえてあげるということについては、もうちょっと手を加えていきたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 時間は十分あるんですが、もう少し休憩なしで続けさせていただければと思います。

 町長は本当に優しい方です。全町民という発想でものを見ておられます。例えば、今住んでいる人たちが清水に住んで良かったということと、それがしっかりとしたものになれば、よそからも子育てのために清水に住もうという町になると思っております。人口を増やすという意味ではなくて。それくらい一貫したものをやらなければ、そうすると雇用などいろいろなことが出てきます。雇用は行政でできません。会社をつくって新たなものに支援するのは全部民間なんです。ですから、私は今清水町である中で、通告にはないんですが、わからなかったらわからないでいいです。例えば、働く場所を確保しようといったときに、そう考えたらすぐ新しいものとか、いろいろと考えます。私が承知していないかもわかりませんけれどもわかっている人がいたら教えてください。今、清水町の企業の中で、若い人や年寄りも含めて、パートでも年間雇用でもいいんですが、企業でどのような条件で、短期・長期があると思いますが、その辺について何かのときに役場で雇用の場所の確保というのは調べたことはありますか。通告をしていないので、わからなければわからないと答えてください。

 

○議長(加来良明) 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 中島議員のご質問に対しては、すべての業者、企業に対してのアンケートを取ったことはございませんが、このたび宿泊所の減少の関係で、町内の主だったホクレン、プリマ、日甜にどういうような人員であるかということはお聞きしたことはございます。今、数値は持っておりませんので、お答えすることはかないませんのでご了承お願いします。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 私が言いたいのは、清水に来たらこういう働き場所がありますよと、それを企業サイドに地元の方のいろいろな部分で条件は違っても、雇用という部分で町の方からバックアップして、新たに来られる方に情報を発信する。この話は今まで出たことがなかったものですから、なんとか新しいものということではなく、今あるもので町外から通っている人を締め出すわけではないんですが、地元に住んでそういうところに行ってもらうという条件提示、働く場所はありますよ、企業の方には町長の方から可能な限り地元に住んでいる人を雇用願いたいという働きかけは可能ですか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 可能です。働きかけをしておりましたが、希望者がここ2年くらいいないということで、非常に残念なんですけれども、そういう意味で今後も努力をしていきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) お言葉が足りない部分があれば追加してお話ししていただいても結構です。私は、今費用的にうんぬんという部分も含めると、町の中にあるものをいかにフルにうまく使うか。というのは、この間たまたまある工場でかなり町外から通っておられると聞いたときに、町外から来ている方を悪いと言っているわけではなく、そこで子育てをしている人がいたら通わないで清水に来てくれればいいのになと。結局は空き家を町が補助を出すのではなく、町が借りて補助をして内装をきれいにし、子育ての間だけでもいいから清水に住んでくださいという一つの流れというのを私はつくってもいいのではないかと思います。今、こういうのを見たら、全部各課でポツンポツンという感じがするんです。先ほどから何回も言っているんですが、要するに大きなものをつくって、そこに全部上がっていくような発想は今お話をしたようなことで、その辺については町長どうでしょうか。空き家対策や新築もそうですが、すみかや住むところ、働くところ、働くところは今のところあまり希望者がいないということですが、そこに希望者がいないからどうやったら希望者が増えるのだろうという、もう少し踏み込んだ挑戦的な発想を持っていただきたいと思いますが、その辺については、町長可能性ありますか。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 先ほど少し企業の関係で答弁をさせていただきましたけれども、これは今の若い人たちの特徴なんでしょうけれども、3Kと言われる製造業に関わっており、どの事業も製造業や整備業、農業もそうなんですけれども、そういうものになかなか若い人が飛び込んでくれないということで、非常に事業者の方が悩んでいるのも事実でございます。ですから、小さいときからそういうところに馴染んでいなかったら、例えば見学をするなどということがなければ、いきなりということにはならないのかなと思います。それは雇用のことなんですけれども、できるだけそういうことで、そういうふうにいけるように日頃から高等学校に働きかけるよう、教育委員会ともども振興協会も一緒になって学校側へ働きかけて、企業にも働きかける。

 定住対策についてはどうするかということで、土地を遊休地あるいは遊休地以外でも町が町有地以外であれば町が取得をし、インフラではないところであれば裏表ではないけれども1つのものを2つに分けて上水・下水が入っているのであればかからないものですから、安価で若い人たちに土地を提供していく。

 家を建築した場合の助成金を金額は別にしてもそういう考え方をしていく。

 空き家が頭が痛いです。物が入っていなければいいんですが、家財道具や仏具まであるわけでありまして、これをどうするかということで副町長とも頭を悩ませていたのは事実であります。親族に聞いて一回町で預かるような体制づくりをし、そこを空けるというようなことにしようかと話し合いをしたことがあります。それをやると倉庫が必要になってきますので、町で空いているところに入れるようになると思いますが、そういうことも考えて若い世代に貸してあげるという対策も必要ではないかなというふうにも考えました。土地だけでも安価で提供するということも考え、今アパート建設は補助金は出せないがお願いをした結果、これだけできたんですけれども、そこは民の力で非常に感謝をしております。これも改修をやった場合については町がやらなくてもうちの建設業界で預かり、自らの中で改修し、その改修費用に助成を出すというようにやっていくということが、住民と行政との協働を考えていきたいと思っております。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 範囲が広いので、町長に対する質問は全員協議会などでもする議論する場があります。聞いている方も中途半端ではないかなと思うところもあるかもしれませんが、全員協議会もありますので、その辺については改めて審議をさせていただきたいですし、議会としては特別委員会をつくらず、全員協議会というのはフリーで本会議の質疑ができるようにということで、全員協議会で人口減少対策については協議するということになっておりますので、それらも含めて改めて質問をする機会もあろうかと思います。私の希望としては、大きな柱をひとつつくっていただきたい。私的には子どもに住んでもらうために、あるいは子どもを育ててもらうために職場の確保は先ほどの話も含めて皆で心を一つにして進めていく必要があるのではないか。これは私の課題として町長への質問を終わります。

 教育委員会に前にも質問をしておりますので、しつこく聞く気はありません。委員長もかなりそういう部分では認識を持っておられると思いますが、今三条高校は、帯広市内に具体的に入ってきた。当然、その中でなおさら4間口が地方にある高校というのは、帯広圏を外して清水高校しかないんです。それを感じたときに、非常に不安になってきました。こういうことを言ったら、あるところでは「中島さんは清水高校出身ですか」と言われました。残念なことに同窓会の中に清水高校を少し軽視している方がいます。清水高校は昔と違うと言っているんですが、それはそれとして、新たに清水の魅力、先ほど北村議員が後半の方に言われた国際交流を単独で今までは見ていましたが、それもちょっと拡大することによって、清水高校に来たら諸外国に、あれもこれもと広げると費用的に持たないので、今あるものを希望を取ってやっていると思います。自己負担が昔より多くなっているようですから。それを一つのあるもので言っています。新たにではなくて。それを間口減対策のひとつとして枠を少し広げて、間口維持が強いて言えば減少対策のわずかな部分かもしれないけれども、一翼を担えるという発想の中で、私は協議をしていただければ、それで減少対策ということに、北村議員が先ほどお話をされたので、減少対策のひとつとしても国際交流でちょっとは役割を果たせるのではないか。そういう部分で正式に通告はしておりませんけれども、その辺についてもしお考えがあればお答えいただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) ご質問にお答えしたいと思います。

 間口維持につきましては、非常に困難性を極めているという部分もありますけれども、ぜひ4間口というのは町の人口減少対策についても必要であると考えているところであります。国際交流もひとつの手段としてありますが、今あるコース、2年生から専門コースに入っていきますが、コースの充実や新たなコースができないか、今社会で求められているものがあれば、それを取り入れられないかということも検討しながら、総合教育会議も10月から開催される予定です。そうなるとまち一丸となってその部分に立ち向かえる、対策を練れるという部分もありますので、その辺も加味しながら、ぜひ清水高等学校の4間口維持に向けて、魅力ある高校づくりということで、他からの生徒がぜひ清水高校に来たいというような学校づくりにできますよう、教育委員会としても関与し、積極的に進めていきたいと思っています。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 質問でなければ怒られるのかもしれませんが、最後に質問しようと思っていました。私は今、間口維持ということで質問をしておりましたが、ここの場ではそういうやり取りですけれども、実際に教育委員会としては、その辺を質問しようとしていたんですが、教育長に先に答えていただきました。清水高校の魅力づくりなんです。高校に関しては到達するところは清水高校の魅力づくりのために何をしなければならないかということで、最後に締めくくろうと思っていたら、教育長が先に答えてしまったので、改めてその辺をしっかり教育委員会全体で真正面からとらえていただいて、町長ともどもそういう部分ではタッグを組んだうえで、大きな人口減少対策の一翼を担うことについてもしっかりととらえていただきたいと思います。一度お答えをいただいて恐縮ですが、その辺について町サイドとも連携を取れることを心掛けていただきたいと思いますので、その辺について最後の質問といたしますので、お答えをお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 教育長。

 

○教育長(伊藤 登) 十分、今のご意見に対して教育委員会も開かなければいけない義務もありますし、総合教育会議も開催しなければいけないということで、連携を取りながら議員のおっしゃったことも議題とし、真摯に受け止めながら協議してまいりたいと思います。

 

○議長(加来良明) これで一般質問を終わります。