北海道清水町議会

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平成27年第5回定例会(9月14日_日程第1_一般会計農林業費)

○議長(加来良明) 第6款、農林業費、第1項、農業費、151頁から166頁の質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 154頁の担い手コーディネーターの関係でございます。3月の予算のときにもありましたけれども、現在、コーディネーターが決まっていないというお話しも聞いておりますけれども、今年度の状況をお知らせ願えればと思います。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 担い手コーディネーターの現状ですが、ずっと探しているところですが、残念ながら適任者が見つかってございません。その中で、半年が過ぎたということです。現在はうちの課長補佐がその代行ということで事務をとり進めています。ファームスクールについても今月の末にはじゃがいもの収穫が終わるというところまで進んでいるというのが現状でございます。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 半年が過ぎてしまったのはしょうがないことですが、この業務の進行はこのままで大丈夫なのか、もしくは若干の変更をかけていくのかも含めてお聞かせ願えればと思います。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) まったくもって大丈夫という言葉は使えない状況でございます。大変な業務がございまして、課長補佐が仕事の中で並行して行っているということで、業務多忙ということになってございます。できるだけ早く適任者を選任させていただいて、いれるというかたちにしていかないと困るという状況にいるという現状でございます。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) ぜひ、今年1年間はなんとか進めていただきたいと思います。また、聞いている中では非常にいろいろな職場、農協をはじめ商工会、農協青年部を含めていろいろな動きもあるというお話を聞いております。ただし、今年度はなんとかそういう中でもうまくやっていただきながら、来年以降はコーディネーターを含めて設置した方がいいのかといことも含めて検討していただきたいと思います。これは今年の3月にもお話をさせていただいておりますけれども、予算を使う使わないなどいろいろな問題は出てきますけれども、事業としてしっかりとやれるように努力していただければと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) ありがとうございます。

 やり方については、昨年、一昨年とずっとやってきたところを私も見せてもらっています。なかなかうまくいかないところの方が多いということもございますので、考えながら取り進めていきたいと考えていますので、よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 156頁の青年就農給付金事業補助金でございますけれども、今年度の予算でもお伺いしたんですが、平成26年度の決算の中でどのくらいの方が給付金を受けられているのかをお伺いいたします。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 現状では2件ということです。2件の農家の方に出ています。これは、就農する段階でリスクがある。要するにスタートするための経済的なリスクがありますということで、経営の収入が250万円を超えないのであれば半年に一度75万円、1年間で150万円を出しますという国の制度でございまして、それに対するお金でございます。

 私の間違いで150万円ずつ出るということで、半年に一度150万円ずつ出るということで、2戸です。1件が遅れたか何かで出なかったということがあったというふうに思っています。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) この件につきましてはわかりました。

 次に158頁の畜産センターの管理についてお伺いしたいと思います。なかなかいろいろなかたちの中で農業者も町のいろいろなかたちで利用させていただいていると思います。あそこに加工施設があり、かなり古くなって使えるものや使えないものといろいろとあろうかと思いますが、私もジュニアホルスタインクラブでいろいろなことをやったときに、子どもたちと一緒に加工した経緯がございまして、町としてもいい施設だと思っていましたが、その後の補強ができていないので、だんだん使えなくなるものが多いといったことについてもある程度の要望があれば改修や補強をしていく考えはあるのかをお伺いします。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 私は以前から担当していたことがあります。当時はソーセージやアイスクリームをつくっていたんですが、途中で農協さんの方でアイスクリーム部門については専門の工場をつくりましたので、そちらの方でやりますということで、アイスクリームについては離れていきました。その後はソーセージだけとなったんですが、ソーセージについても希望者がだんだん減ってきて、今はお正月前後に味噌づくりをやってございます。味噌づくりについてはかなり好評な部分がございまして、大きな回転釜を使っているという状況でございます。その他の方は停滞中ということです。

 新しい施設についてですけれども、あそこについては水の関係や排水の関係といったもので、とてもじゃないけれども食品を扱うのはどうかなというような感じでいます。味噌づくりについては回転釜があるので今年も使うだろうと思いますけれども、その他についてはかなり厳しいと思います。総計でもまだお話をしていないので、すぐには造りましょうということにはならないので、おいおいあそこがいいのか、別なところがいいのかも含めて検討しなければならないだろうと思っています。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) ぜひ、お願いしたいと思います。

 農協もアイスクリームを加工するといいながら、機械が破損をしてつくれない状況にあります。そういったこともJAとともに考えて、6次産業や農閑期のお母さん方、若いお母さん方の要望もございますので、そういったものを少しでもお手伝いできるようなものを造っていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 答弁を求めます。

農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 加工部門については、やはり農業者の生活向上のために自分たちで手づくりでいろいろなものを作ってやるといったことによって、農家さんたちの豊かな生活ができるのであれば、それを支援していかなければならないだろうと思っています。

6次化等については難しくなってしまうので、それについてはだいぶ後ろの方に持っていかれてしまうことにはなるかもしれませんが、いずれにしても生活向上のためには必要だと思いますので、ぜひ検討させていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 畑作総合振興事業の補助金の関係でお尋ねをいたします。毎年1千万円級でこの辺が出ているんですけれども、例えば堆肥のペレット販売の助成もずっとしておりますが、平成22年からずっと助成しているんですが、そろそろ道が開けて、単独でぴしっと町の助成など受けないでできるような時期になってもいいのではないかと思いますが、どのようなかたちになっているのか、ペレットについての現状をお聞きします。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 堆肥のペレットの助成の関係でございます。

 当初は5年間ということで助成させていただいたんですが、売れ行きがなかなか賄えるほど売れていないというような状況でございまして、なんとかそれを安くしてあげないと農家さんは使ってくれないというようなことでございます。

 ただ、同じような助成の仕方はやはりおかしいですよということはお話して、それについては今の段階では、ペレットを使えばこういう作物ができるという優位性を検証し、それに対しての補助金で考えていきましょうということで変えてきています。要するに、ペレットを使った小豆であれば、成分はこうではないかということを検証しなさいと、いいものができたと科学的に検証し、それに対して補助金を出していこうという方向で変更していっているという状況でございます。

 去年までは1袋につき100円の補助金を出していたんですが、方向を変えていかないと同じことでやっていくのはおかしいだろうということは、常日頃JAの方にはお願いしているところでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 今、性能の話が出ていましたけれども、専門的なところで調査をすればいくらでも出るんですが、その性能については現状どのような分析をされていますか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 今年からそのような話をさせていただいてございますので、今やっている最中だと私は理解してございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) それは何年もかかるとか、その期間については聞いていないんですか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) まだ聞いてございませんけれども、そういうのが出て、コマーシャルをしなければ売れ行きは増えないので、そういったところでコマーシャルをして売れてきたという、最終的には売れるというのが結果になりますので、まだその結果は出てきていないということです。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 本当の農家の方がこの堆肥を使っている部分について、使用料というのは年々増えているのか、減っているのかはどうですか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 増えていると理解してございます。前は1万袋という話だったんですが、一昨年前から2万袋に増えたというお話を聞いています。

 中についても、にんにくや小豆といったもので、このペレットを使わなければだめだというふうにしていると聞いておりますし、更にはこれを使った作物については200円高く買いますというようなこともやっているということも聞いていますので、量的には増えていくのかなと思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) これに関連して、30番目にあります農山漁村活性化プロジェクト支援交付金の関係ですが、黒にんにくについては今まで販売していた額よりも2割くらい上げて売っています。これは、相当売れていて価格を上げたのか、売れない上に価格を上げたのかはどのように聞いていますか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 申し訳ありません。その話は聞いてございません。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 三丁目広場でも扱っているんですが、2割上がったという話をしていましたので、農協の販売しているところに行っても前から見たら上がっているなという気がしましたので、上げた理由も含めて知りたいと思ってお尋ねしました。

 143頁にプロジェクトの支援交付金の関係でにんにくの関係では繰り越し分と現年度分を合わせると3億5千万円くらいずっと出ています。にんにくをつくる作付面積が増えていかないと生産量は当然上がっていかないんですが、過日の答弁の中では増えていなく、去年とだいたい同じ面積ということでしたが、これから先、格段に増えていくという可能性はあると農協は見ていると理解していいでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) このプロジェクト交付金ですが、交付金そのものが目標値を定められます。この目標値はにんにくは何町以上にしますよということで、生産量を増やすという計画を立てて、その計画の実現のためにこのプロジェクト交付金が交付されています。当然、増えなかったらあとでお金を返してくださいと言われてしまうということで、絶対に増えると私は確信をしてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 最終的に作付面積は今つくっている何倍ということも聞いていないんですか。黒にんにくの工場ができていますが、黒にんにくの工場が生産体制にぴしっと乗れるような量がつくれるのはいつ頃になるんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 大変申し訳ございません。今、資料を持ってきていませんので、正確なことは言えないんですが、このプロジェクト交付金は一応5年後を目標値にしてございます。その段階で何%まで上げますというようなことが明記されてございます。この計画を立てて、その計画に基づいて補助金を交付するということになっています。その計画にはその目標値が書いてございます。その書いてある数値が残念ながら私の手元にございませんので、なんぼということは言えないんですが、増えるという目標は必ずついていますので、これも増えるというふうにお答えしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 外国に輸出していくという構想はあるんでしょうか。また、現在若干輸出しているということはあるんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 輸出という話までは聞いてございません。

 今の段階では自分たちのところで売っているので、増えていった段階で考えているのかもしれませんが、私の耳にはまだ入ってございません。

 

○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) 第6款、農林業費、第2項、林業費、165頁から170頁の質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 168頁の17番、町有林の関係です。町有林として購入していると思いますが、どのくらいの面積で、立木があるのかないのか、どういう状態のかたちで買われたのかをお伺いいたします。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 未立木地を買うということになってございますので、未立木地です。10アールあたり1万円という数字を決めていますので、だいたい3ヘクタールちょっとというふうに理解していただければと思います。

 

○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。

 

○2番(桜井崇裕) 未立木地という文言をもう少し説明してください。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 伐採した後に植林が行われていないところを未立木地と呼んでいます。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) わが町の町有林は2千ヘクタール程度あると思いますが、年々売り払いをするところもあり、今言われたように未立木地を購入し植栽をしているところもあるということで、最終的に今後は財産である町有林は減少していくとみているのか、増えていくとみているのか、この辺はどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 方向としては山林を守っていこうという方向でいますので、減るということは考えていません。今後も民有林の方で未立木にしてしまうとか荒らしてしまうといったものは町の方で管理できるようにという考え方をもっています。ただ、予算的なものもございますので、その辺も含めて検討していこうと思っています。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 先ほど桜井議員の質問で未立木地3ヘクタールと言われていますが、この3ヘクタールをまだまだ面積を増やして購入をしてという計画はないんですか。だいたい3ヘクタール程度でということでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) ものが出てこないとどうにもならないんですが、今年は6ヘクタールくらい購入すると決まっています。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 170頁にレクリエーションの森の整備事業の下草刈委託料がありますが、これは植栽後何年のものに下草刈りを加えているんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 施業計画に合わせてやっているはずなので、今は正確な数字は出てきませんが5年か8年だったと思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 毎年下草刈りをしているのか、数年置いてしているのかということはあるんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 毎年行ってございます。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 以上で、農林業費の質疑を終わります。