平成27年第5回定例会(9月17日_日程第6)
○議長(加来良明) 日程第6、議案第74号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
商工観光課長。
○商工観光課長(高金信昭) 議案第74号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてにかかる提案説明をさせていただきます。
当該条例につきましては、例規集第2巻、5,001頁から登載してございます。
初めに、議案説明資料の15頁をご覧ください。最後の頁となります。
改正内容につきまして登載しておりますが、改正後の欄に記載のとおり、附則9項の次に次の1項を加える改正に内容でございます。
10項といたしまして、平成27年12月1日から平成28年11月30日までの間に、第3条第1号に規定する運転資金について、第8条の規定による申し込みをしたものに係る利息の補給については、第7条の規定にかかわらず、利息額に相当する額(100円未満の端数があるときは、その金額を切り捨てる。)を交付するものとする。
附則といたしまして、この条例は平成27年12月1日から施行するというものでございます。
提案理由といたしましては、平成20年9月、アメリカ合衆国の投資銀行、リーマンブラザーズの破たんに起因する経済状況の悪化に対し、町内事業者の経営環境に必要な運転資金の借り入れを安定的に支援するために、借り入れた運転資金に限り全額利子補給を行う施策を継続するものであります。現在の本町の経済状況につきましては、昨年4月の消費税増税による駆け込み需要の反動により、減少した消費行動が本年7月に販売した地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金による20%プレミアム付き商品券等により個人消費が喚起され、また賃貸住宅を含む個人新築住宅着工戸数も昨年並みに推移していると考える中で、本町の経済状況が国の経済対策による公共投資等の各種政策の推進などと密接に連動しているとは確実に判断できるものではありませんが、駆け込み需要からの反動減が着実に緩和しつつある中で、増税後の景気自体はなんとか民需主導により回復傾向にあると考えておりますが、国内外の経済動向に対する不安材料として8月17日に内閣府が発表した4~6月期の国内総生産(GDP)速報値が実質成長率、前年度比0.4%減、円安傾向による日用品の値上がり、更にアベノミクス政策減退や中国における株安などの影響から、今後の景気の後退が懸念されるところであります。
よって、本町といたしましては、増税後の景気自体はなんとか民需主導に回復傾向にあると考えられるものの、外的な不安材料の要因が大きいことから、更にこの施策を継続して、安定的な経営環境を後支えしなければならないと考えておりますので、本定例会に条例の一部改正案をご提案し、期間を1年間延長して利子相当額の補給を行い、事業者の経営体制を維持・確保した中で本町住民に安定的な経済環境を提供してまいりたいと考えております。
この件につきましては、商工会より要請を受けていることを申し添えたいと思います。
以上、提案理由とさせていただきますので、ご審議のほどよろしくお願い申し上げます。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第74号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。