北海道清水町議会

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平成27年第6回臨時会(10月26日_日程第6)

○議長(加来良明) 日程第6、議案第86号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第6号)の設定についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 続きまして、議案第86号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第6号)の設定について、ご説明を申し上げます。

 総額に17,045千円を追加し、それぞれの総額を8,506,394千円とするものです。

 歳入よりご説明を申し上げます。6頁をお開き願います。

 17款1項2目、特定寄附金につきましては、いきいきふるさとづくり寄附424件、6,541千円並びに児童図書購入の指定寄附1件20千円、合わせて6,561千円を追加するものです。

 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算におきます調整額といたしまして10,484千円を追加するものです。

 7頁にまいりまして、歳出の補正でございます。

 2款1項6目、企画費につきましては、いきいきふるさとづくり寄附金6,541千円を基金積立金として追加するものです。

 12目、情報化推進費につきましては、社会保障・税番号制度の移行に伴うセキュリティー対策といたしまして、国より庁内事務用パソコンのネットワークからインターネット及びメール機能を分離するよう強い指導があり、パソコン及び無線LAN機器等の増設が必要となりましたことから、コンピュータ機器の購入費5,400千円を追加するものです。

 4款1項2目、保健予防費につきましては、インフルエンザ予防接種の費用が薬液価格の高騰によりおおよそ1.5倍となっておりますことから、高齢者予防接種の自己負担の据え置き、また高校生以下の無料接種に要します費用といたしまして、予防接種委託料2,989千円を追加するものでございます。

 6款1項6目、土地改良事業費ですが、8頁に進みまして上段の農業用河川工作物応急対策事業負担金の部分でございます。屈足ダム下流部の河川床固めブロックの水流により洗掘されました部分を復旧する工事費ですが、これにつきましては道営事業にて平成27年度から3か年計画で実施予定で進めていたところですが、2か年での工事完了が可能となったこと、また電源開発におきます入札結果等によりまして、平成27年度分の負担金2,095千円を追加するものでございます。

 なお、平成27年度分の負担金は増額となりますが、総事業費にかかります本町の負担金は3か年での6,408千円から2か年での4,036千円、2,372千円の減額となる見込みとなっております。

 10款5項4目、図書館・郷土資料館費につきましては、児童図書購入の指定寄附を受けまして、図書購入費20千円を追加するものでございます。

 以上、一般会計補正予算(第6号)の説明とさせていただきます。

 ご審議よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 歳出の情報化推進費の関係で、副町長の方から上からの強い指導でという話がありました。これは、職員それぞれにパソコンを新しく購入をして替えたということなのか。また5,400千円をかけることによって、今までの機器と比較をしてどのように変わるのかについてお尋ねをいたします。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) ただいまのご質問でございますが、今回、コンピュータにつきましてはパソコンを増設するものでございます。理由につきましては、先ほど副町長からご説明したとおり、ナンバー法の導入によりまして内部情報と外部情報(インターネット)の部分を分離しなさいという指導がまいりました。これについては10月5日からマイナンバー法の施行に伴い、それまでに分離しなさいというお話しでございました。仕事の内容といたしましては、内部情報(Reamsや住民情報等)とメールやインターネットを1台のパソコンの中で処理して職員は仕事をしていましたが、それを分離しなさいという指導でございます。そうすることによって、中の内部情報がインターネットに乗って情報が漏れない。そういうためのセキュリティー対策として、こういう対応を取らざるを得なかった。更に、そうなると職員は今まで1台のパソコンで2つの業務をこなしていたのですが、それができなくなってしまうという状況になりますと、かなり事務効率が落ちることになってしまいます。例えば、課の中で内部情報にする職員や外部情報にする職員というかたちで仕事をするわけですが、どうしてもインターネットを使わないと今の時代、いろいろな情報をメール等で照会することもございます。そういったものが1台のパソコンに集中してしまうと、今度はそこで支障が生じてくるということで、そういうことを少しでも回避するために、今回パソコンを増設して事務の効率化を図りたいということでございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 職員の立場からすると、今までよりそういう面では業務が複雑になり、業務量が増えるということにはつながっていないのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 業務量につきましては変わらないのですが、処理の仕方について変わったということで支障をきたしているというのが現状です。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 外部に漏れてはならない情報というのは、相当あると思います。これを取り扱う職員は、誰でも取り扱いできるということにせず、限定しているということで理解してよろしいでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 住民情報や税情報につきましては、誰でも入っていける状況ではなく、限られた者しか入っていけないというセキュリティー対策を講じてございます。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 今の原議員の情報化推進費の関係ですが、一人一台今まであたっていたのが、今回入れたことによってインターネット用のコンピュータが現実的には導入した数が少ないと聞いておりますが、それに対しての業務の支障は考えられないのでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 今、職員一人ひとりにパソコンがあたって、事務処理を行っているところでございます。このうち2割程度が外部につないでおりまして、残り7割が内部につないでいる現状でございます。

 以前につきましては、全部が外部も内部も使えたんですが、今の状況としてはこういう状況になっております。

 昨年、パソコンを180台更新させていただきまして、職員にはそれぞれ配置しているところですが、これにつきまして今まで故障した時に対応するために持っていたパソコン等を全部排出し、とりあえず10月5日から内部と外部を分けて、ある程度支障は出ますが、混乱を持たさない程度に何とかやってきたところですが、これからの事務処理の運用化においては1日に何百というメールがくる部署もございますので、そういったところの対応もございますので、今回パソコンを増設させていただくということでございます。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 増えることは、私も庁舎内を歩いていたので聞いていたんですが、現実的には足りないと伺っていますがどうでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 担当の方から言わせれば足りないという声があるのかなということは、重々認識してございます。ただ、今回皆さんのところに2台もちでパソコンを配置するということが、将来を考えたときに良いのか、悪いのか、あらゆるシステムが考えられている中、日進月歩で進んでいく中で、今揃えることが無駄な経費にならないだろうかということも考えて、今回は必要な台数だけ増設させてもらうということで考えてございます。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 言いたいところは、年々によって増えることにより、それに対する経費が逆にかかってしまうこともあるのではないかという部分もあって、それはしっかりと精査していただいて、本来であればどういう業務が一番いいのか。一人2台の方がいいのか、1台でやれるのかといったら、非効率的な部分が多くなってくるだろうということは、容易に想像できますので、今回は緊急的な部分もあると思いますので、次回以降は業務に支障がないようなかたちをしっかりと精査してやっていただければと思いますが、よろしいでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 費用対効果、また事務効率を考えて対応していきたいと考えてございます。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第86号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第6号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第86号は原案のとおり可決されました。