平成28年第1回定例会会議録(3月11日_日程第1_一般質問 原 紀夫議員)
○議長(加来良明) 一般質問を続けます。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 早いもので5年前に大変な超大震災がおきまして、ちょうどあの際も議会の開会中でございまして、委員会室から眺めていて「これは地震だな」と感じていたところ、とんでもない大きな地震で、家も流される。車も流されると。夢を見ているような感じでありましたけれども、その後、議会議員として全員で被災地を訪問したことがございました。今、あの時大川小学校の子どもたちが多く犠牲になったあの場所に立った時のことを思い起こしています。すぐ横に小高い山がありまして、そこに教員が引率さえしていれば、尊い犠牲者が出なくても済んだと。距離も近い。なぜできなかったのかという思いが非常にありました。
また、別な学校ではより多くの子どもがおりましたけれども、引率されたことによって避難ができて、一人も被災が出なかったというようなところもありました。振り返ってみると、私たちの町、昨年に大風が吹いて、農家の屋根が飛んで、大変な被災となって犠牲になられた方もおります。今まさに、何が起きても不思議ではないという時代に入っている気がいたします。昨日の新聞にも大きく出ておりましたが、自治体の非常時体制に差があるという表示が出ておりました。当然のことながら私どもの町も「○」がついていまして、策定状況は「3」でできているという表示がされておりました。しかしながら、取り組み事例から見ると、代替えの庁舎だとか、行政データであるとか、非常時の優先業務等については、陸別とわが町だけが全部「×」になっているという状況を見まして、「あらら」という気もしたところであります。どうか、そういうことを踏まえて、私の質問とは若干外れますけれども、しっかりと力を入れて対策を、お互いに町民こぞって含んでいくという形をとっていただければと思います。
私の質問は、3回目の質問になるわけでありまして、一昨年の12月と昨年の9月、そして今回ということでありまして、今回は私が過去に申し上げたこの件に関して、先ほどからより多くの議員からも非常に前向きな話がございましたし、町からもそのことについて大きく受け止めるような話も承っております。私の事案についても、このことに直接結びつく事案だろうと認識をしておりますので、当然、事前の通告をしておりますので、前向きで、私の提案をしっかりと受け止めていただいて、これから取り組んでいただけるということであれば、数分で終わるという質問になると思いますので、この辺を含めてよろしくお願いをいたします。
人口が減少する率が非常に少なくて良かったということは執行方針の中でも町長も触れておられますし、そのことを受けて、この厳しい状況を想定して、力を結集して町民こぞって清水町を盛り上げていくという努力を皆でやらなければならない大変な時だということを町長も述べておられます。私もまさに同感でありまして、今後、そういう体系をいかにつくるかということが非常に大事だろうと思っています。他町村を若干振り返ってみると、3町が連携をして地方創生の過疎化の交付金を受けるために、しっかりとした活用をして、しっかりとした観光の拠点づくりをやろうという町もありますし、情報発信の強化をするためにいろいろな活発な動きがあるということは、誰もが知るところでありまして、従前の対応とは違った形でぜひ取り組んでほしいと思っているところであります。
さて、合同納骨塚の方にうた移るでありますが、交流人口を増やして、広くこの清水町を知っていただくという視点から、私は暫定的にまだまだたくさんありますけれども、私の思いつくままに6点について計上し、お尋ねをするということにしてあるわけであります。
1点目につきましては、12月定例会の際には過去、清水町のお墓にあるとは認識をしていなかったような無縁の墓が見つかったということで、この墓を最大限活用して早期に対応をしたいという答弁をいただいたことは、記憶に新しいわけでありますが、今回、この定例会の中で、新たな提案、予算措置が全くなされていないということから、私はここに踏み込んで若干提案をさせていただいているわけであります。この箇所につきましては、戦没者の追悼碑がございますが、この近辺につくってはどうだろうかということを申し上げているわけであります。他の町村を見ましても、やはりお墓の位置というのは町から離れたところにあるのが多いと思います。しかし、わが町、現実にあの場所に行ってみてよくわかるんですけれども、町を望めるところにありますし、町長も昨日お話しされておりましたように、周囲が山に囲まれた町だという話もされておりました。非常に景観がいいということから、あの箇所に改めて設置をしてはどうかという提案をしているわけであります。
さて、2番目ですけれども、全道の市や町が進めている合同の納骨塚の使用者の範囲につきましては、市民であるとか町民であるとか、あるいは出身者等に限定をして設置をしているというのが現実であります。私はこの垣根を外して、近隣町村または全道、ひょっとしたら全国になるかもしれない。範囲を広げて、先ほどから申し上げている交流人口の拡大を図るという視点から進めてはどうかということを提案しているわけであります。
3点目です。他の市町の進めているのは、いつもお伺いをしているとおり、合葬というんでしょうか、骨を全部まとめてどなたのものかわからないような形で納めているのが基本であります。しかし、本町でやるとすれば、この骨箱等については収納をして、故人のことについて明確に表示をして、しっかりと扱うという対応にすると、より多くの方からお願いをしたいということが出てくるのではないかと考えてこのことを提案しているわけであります。
さて、4点目につきましては、3点目と重なるわけでありますけれども、収骨したものの遺骨につきましてはしっかりと記名をして、あるいはプレート等に書いてしっかりと表示をし、管理体制をしっかりすると。ここが一番大事だろうと私は考えます。今回のこのお墓があるともわからなかったようなことで見つかるがごときになっては大変なことになります。この辺の管理体制が一番大事だと私は考えております。
5番目の使用料。これはまちまちであります。1万円から5万円、あるいはそれ以上になるかもしれません。ここは設置をした段階で、やはりしっかりと知恵を絞って出すと。額をはじき出すという形であれば、より多くの方がお世話になりたいということでみえるのではないかと私は考えております。
6点目につきましては、一番ここが大事なところです。他の市町のまねごとのような施設を造ってはだめですよということを言っているわけであります。本町独自、「清水はすごいことを考えたな」と「なるほどな」と「これなら清水町に行ってお世話になろう」というようなことで理解をしてもらえるようなことを考えてほしい。これは町民あるいは職員こぞってこれだけの多くの人がいるわけでありますから、先ほどからいろいろな話が出ております。今は時代が変わっています。知恵を結集しなくてはならない時期であります。したがって、時間はちょっとかかるかもしれませんが、そういう面から見て、「よし、これでいこう」という形になれば、私はそれがベターだろうと思っているわけであります。先ほどの話もありました。清水町、まさに風光明媚なところで、四景+1もしっかりと皆さんに認められている。また、近年、全道優勝を果たしました牛玉ステーキ丼、全国3位の牛とろ丼等もありますし、黒にんにく等もあります。牛玉ステーキ丼は町長も当初は何度もプラカードを掲げて宣伝をしていただいた。私も5年間声をからして、誘致してお客さんの入れ込みに協力をした者として、ぜひこの力を再度発揮してもらって、清水町に呼び込みたいという思いで提案をしているわけであります。
また、これを設置することによって、6項目を申し上げましたけれども、これ以外のこともたくさんあると思います。これらを集約して設置することによって、活性化に結び付ける、このことが私は可能と思います。担当課で努力をされているということは重々承知しておりますが、今一度、この考えに同意していただいて、努力を願いたいということを申し上げて、最後の質問とさせていただきます。
よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) それでは、原議員のご質問にお答えいたします。
1番から6番までありますが、今件につきましては昨年9月定例会に一般質問をいただきまして、現在の清水霊園内にある納骨堂を当面活用していきたいということで検討していくというお話をさせていただきました。これを前段にいたしまして、協議してきたことを回答させていただきたいと思います。
まず、建設の場所というのは、建設するということが前提でスタートになっているものでありますから、まだそこに至っていない状況なので、清水墓地だったものを公園化しようということで清水霊園として名前を変えて拡充してきたものなんです。周りの木が混雑しているということから、樹木のせん定を去年に行いまして、極めて明るい状況になりました。そこに霊園を調査しているような方が来て、「この場所は素晴らしい。清水霊園はいい場所でありますよ。」と言われたわけであります。したがって、そこの霊園の納骨堂のところも茂っておりましたけれども、それもきれいにしまして、納骨庫に2体入っているわけでありますけれども、これを活用していく。まだまだ入れるということであります。担当課とも協議したんですが、あれが木箱であるがために、将来的に木箱が腐食していくということになるようでございます。それは、お寺さんなどにあります納骨堂と違って、非常に土に密着しているわけですから、その狭い範囲の中にいるということは湿度や温度に関わってくるということで、本当はかめ的なものにすれば長く使えるのではないかと。そうなりますと木箱であるから100なんですけれども、丸いやつになりますと仕切ったとしてもまだまだ可能ですということで言われておりまして、そんなことで考えていくのが先ほどちょっと質問が出ましたけれども、新たな施設の建設はどうするんだということになりますと、そういうところがあるのにどうなんだということでまた議論になるので、周りの環境をもっと良くしていけばいいのではないかということで考えているところであります。
2番目は自治体が設置するわけでありますけれども、枠を超えてどうかということでのお話だと思うわけであります。北海道の骨堂を造っているところは8市町で、町では2つです。その他に寺院やお寺、宗教法人が境内に置いているわけであります。町民以外の方に拡大してはどうかというお話ではありますが、現在としてはそれをすることによって、宗教法人との関わりはどうなっていくのかということになるわけであります。これは担当課の方でそれぞれの宗教法人の方に出向いて、いろいろとご意見も頂戴しているところでございます。結果的にいうと、そこから移動する形になってしまう場合もあり得るし、そこに納骨として納めていただくものが結局そちらの方に行くということになりますと、建設コストなどを含めて宗教法人としてはなかなかお話がスムーズに通らないということもあったようでございます。一時的に預かってもらえるということであれば、また話は。そのうちに新たなところを探していくということも考えられるところであります。そういう意味で、今のところまだ、そこの場所に町外の人を入れるかについては、もう少し時間を要するかなと思うところであります。
3番目では、使用者が将来墓を設置する際は返却を可能とするということなんですが、十勝であれば帯広市ですが、これは返却できません。なぜかというと、重ね重ねになっていきますから、そういう箱じゃないものですから、その時に言われてもお返しすることはできないということになります。中には1、2年お預かりするというところも1、2か所ありますけれども、全般的にはお返しをしないということが原則となっております。それを返すようにしてはどうかということでありますから、うちの場合は今のところを活用すれば、事例等を参考にしながら管理方法を検討してお返しするということは可能であるということになります。
4番目は、プレートで表示ということですが、表示をしなければわからなくなってしまうので、預かる時にはつけておかなければならないと思います。それは可能でございます。また、管理体制もそうであります。
設置する費用ですが、今のを活用すれば現状では全くかからない。新たにやるとすれば、他町村でもそうでありますが、お金がかかってきますよということになります。多少のプレートを設置するとかということについてはなんぼかいただきますよということになるかもしれませんが、そう高くはできないものだと思います。
最後になりますが、他市町村にないものをつくるということで、これは新たにつくるということでありますから、それをやるとなればそれなりに考えなければなりません。ならないと思うんです。ということは最終的に、歴史的建造物として残れるようなものになれば、それはとても素晴らしい価値になるかもしれないけれども、それをやるには相当の費用をかけなければならないので、これまた住民との論議が出てくるということになろうかと思います。いずれにしても、議員は建てることを前提でお話をしているものですから、全てがそうなってくるんですけれども、私の方はまだ建てるという結論は出しておらず、時間をしばらく貸していただきたいということは前にも言っていると思います。ですから、現状を今活用していて、その中でもう少し議論を深めながら宗教法人の皆さま方との合意をもっていかなければならないのではないかなと思うところであります。ただ、今のものが外観的にも腐食があるということであれば、それに上積みをして、きれいなものに塗り替えたり、張り直したりということは可能でありますが、新たなものということになりますと、ちょっと時間をかけなければならないなと思います。こういうものを通してひとつの観光、滞在することによって、わが町の食なり特産品なり、購入をしていくことによって、元気になるのではないかなというひとつの提案でありますので、仮に建たなくても建てたような形の中でやることであれば、特産品なども可能性がある。例えば、墓地の駐車場のそばに観光協会なり物産を売る方にうちが許可をすれば、そこに品物を置いて、お参りをする時期がありますから、その時期に出店をしてもらってやれるという可能性もありますので、公園のそばに駐車場がありますから、その場所でやるということも可能性があります。そういう面ではやれるかと思います。そういうことで、新設ということにつきましては素晴らしい提案ではありますけれども、今のところは待っていただき、今のところが使えないということであればあれですけれども。今あるものは枠組みではないので、一つの台になっていますから、これを枠組みにして何段かにしていけばかなり数が入るということになるかと思いますので、当面ご理解をいただきますことをお願い申し上げたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 短時間で気持ちよく終えたいなと思っておりましたが、なかなかうまくいかないものだなと痛感しているところであります。
地方創生に関して数多くの補助金が平成27年度に地方創生の関連補正予算として1千億円くらい出ていた時がありまして、その他にも補正予算における「まち・ひと・しごと創生関連事業」が内閣府をはじめ、各省庁に数多くあったものですから、この予算を何とか引っ張り出してきてやると、先ほど町長が心配されていたような新設ということになると、上の方で「これはちょっとうまいこと考えたな」と、この辺があるのではないかと、こんなことがありまして、担当参事にも事前にお話もさせていただいた。副町長にもお話をさせていただいた等がありまして、元十勝振興局長が道の部長をやられて、12月の段階に清水町に見えられて農業政策についていろいろとお話を承りたいという話があった際に、私どもの委員会の奥秋委員長と同席をさせていただいた折に、農学博士2名、元部長3名の一連のものが終わったあとに私の方から「実は、私はこういうことを考えているんだけれども、どうだろう。」という話をしたところ、「素晴らしいアイディアですね。」とこんなような話もあったものですから、これはひとつ乗せた方がいいなということがありまして、お話をさせていただきました。
加えて、その後に四季塾の講師の藻谷さんが見えた時にも一般町民も来ていいということがあったものですから、出かけて行って、全国くまなく歩いている人なのでその辺の情勢も聞いてみようということでお伺いをしたんですけれども、また弁舌さわやかで時間をオーバーして長くお話をしたものですから、質問の時間が全く取れなかった。元教育長に気配りをしていただいて、「原議員、何か聞きたいことがあるでしょう。」ということがあって、1問だけ軽く聞かせていただいた。結果的にお答えいただいたのは1回だけなんですけれども、「これからは全国的に見ても無縁の墓が多くなるということだろうと思う。」という程度しか答えていただけなかったことからして、私はこの一連の補助金に乗せてもらえないかなということがあって、ちょっと意欲を出したんですが、このことについて町長でもどなたでもいいんですが、一連の中でまだそこで生かせとは一切言っていませんでしたから、優秀な職員がたくさんいる中でそういうことを生かして、口田議員も言っておりましたけれども、目の玉になるようなことをひとつ引っ張り出せないかなということがあって、意見として申し上げているんですが、このことについては全くそういうようなことはしていないんですけれども、どんなことになっているのか聞かせていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 今回、推進のための交付金や新型交付金が国の方で考えられておりますけれども、ハード部分については難しいという話はいただいております。それと、今回も推進に関わる実施計画を国の方に出しているわけなんですけれども、それにつきましても今はまだ検討中なんですが、人口ビジョンや戦略に載せています具体的な施策の中から出させている関係もありまして、今おっしゃられた案についてはちょっと難しいのかなと考えております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 直接私の方から担当課長に今の一連のことを申し上げたわけではありませんので、今言ったのは難しいと言われているんですが、提出して石破大臣でもどこでもいいんですが、私どもの町は地方創生に関わって、わざわざ副町長にご苦労をかけて東京まで出向いて優秀な職員を1人引っ張ってきているわけでありますから、何としても形として表わした方が町長だって「よし」ということになるのではないかと、こういうこともあったものですから、ちょっと今力を入れてお話をしているんですが、結果的に全く日の目を見ることができなかったということは残念だったなと言うほかにないんですけれども、2月19日にとかちプラザのレインボーホールで十勝創生を考える座談会がありました。副町長に同席させてもらって、北村議員も行った。小林参事には運転までご苦労をかけて行った際に、あちらこちらの町長、民間の幹部もたくさん来ておりましたけれども、竹林元顧問さんの基調講演、その他帯広市長、商工会議所の会頭、十勝町村会の副会長、帯広建設会社の萩原会長等といろいろとお話が出てまいりました。特に私は帯広市長がフードバレーとかちにつなげて、これからのまちづくりは地方交付税に頼っていては絶対にできないということを強調しておりました。したがって、いろいろ意見の違う、とがったような意見であってもどんどん意見を聞いて、前に向けて進んでいった方がいいというような話もされておりましたので、私はとがった方の部類になるのかもしれませんけれども、このことを提案して、何とか前に向いてほしいなということがあって、あえてこのことを申し上げているので、町長、先ほど執行側が考えている案と違う方で私が進めてきておりますので、当然、町長の言うことはそのとおりだと思いますが、時期的にいつまでどうする、こうするということが決まっているわけではありませんので、私が前段申し上げたことを含めて若干時間をかけて検討してもらえるような余地があるかないか、この辺だけ明確にしていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) ただいまハード面が叶わぬということで企画課長からお話がありました。この質問をしました結果、私だけではありませんけれども、たくさんの市町村長がハード面はどうなんだと。これは「まち・ひと・しごと」ということでありますけれども、この中ではハードを先に考えるのではなくて、仕事を先に考えてまちを元気にしていくだとか、雇用を先に考えるということであれば、つなぎとして認める可能性が高いですよと。ところが、どういうところをやればいいのかというと、例を言えば道の駅ならいいですよということなんです。道の駅的なもの、物産的なもの。要するに箱をつくればそこで仕事ができる。中で販売し、交流ができて元気になっていくということなら可能性としてはあります。東京の説明会の時にも話が出ております。だけれども、これをやるということになると、雇用が生まれればいいけれども、うちで言えばそのまま公園でやっている人にちょっと頼むということになってしまいますから、費用的には掛からないことになってしまうので、そこら辺であればいいんですけれども、ならないということでこれはちょっと待つしかないなということで考えているわけであります。そういう面から時間を少し要さなければならないのと、うちには寺院やさまざまな宗教法人がありますから、ここの皆さんと、担当課が行っていろいろと懇談をしているんですが、総体の会議がまだないので、その中でまた議論してみましょうと言われてきているんですけれども、それは固まった団体であります。そうではない、全く連携の意思がないものもありますから、そういう方々とも全て意見を聞いて、理解をしていかなければならないということです。ですから、もう少しこれは時間が必要で、全くだめだとは言っておりませんので、その点をご理解いただければなと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 私なりによく理解できないところがありますので、ちょっとお尋ねをさせていただくんですが、宗教法人との話し合いをしているということは担当参事からもお伺いをしましたが、この話し合いをしているというのはどういう目的でしているのかについてお尋ねをさせていただきます。お墓にお骨を納めている人がお墓を引き払って、清水町がそういう施設をつくったりした時には移動されたりしたら困るということがあってのことなのか、この辺がよく理解できないんですが、この辺をちょっと教えてください。
○議長(加来良明) 町民生活課長。
○町民生活課長(中村富志男) ただいまの議員のご質問ですけれども、私の方で宗教法人やお寺、神社などを確認させていただきました。確認している理由は、お寺から移動するということではなく、お寺でどういう管理ができるかなどのいろいろな意見を伺って、それに対しての参考意見ということでお伺いさせていただいております。
仮に清水にはお寺が10か所ほどございますけれども、全体的な会議は町長が言ったようにまだ終わっておりませんけれども、何箇所かに確認させてもらっています。極端に言うと反対という意見が出てくる可能性もあります。ただ、反対と言われても必要なものは造らなければならないというふうに認識しておりますので、その辺のご理解をいただくためにお会いしている面もございます。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 私がお尋ねをしたいのは、宗教法人と話し合いをしているということですから、なぜ話し合いをするのですか。この墓ができると宗教法人にどういう影響があって反対しようとしているのかということを聞いているんです。
○議長(加来良明) 答弁をお願いします。
町長。
○町長(高薄 渡) 私の方から。私はまだ直接話しておりませんけれども、ひとつの団体の皆さんの個々の意見を聞くと皆で協議する時間がまだないので、個人としての意見を聞いたところであります。亡くなられた時に葬儀はお寺でやる方などいろいろありますよね。一般的にはお寺と仮定して考えた時に、亡くなられたらその方の行き場所がない場合に、一時お寺で預かります。いつかはどこかへ持っていかなければなりません。そういう場合を言っているんです。納骨堂を持っている人はあるし、空いていればそこにどうですかということになりますから、そうなると空きができてきたら納骨堂を空かすわけにはいかないので、檀家であればそこに入ってくださいという形になろうかと思います。そういうことを言っているのであって、葬儀をやったけれどもどこにも持っていかず、49日まで家に置くけれども、その後はないと。それではお寺の方でお預かりしますよということはどこでもやられている。その代わり、そのあと何年もということにはなりませんから、空きができるまで待つか、それとも他のところに行くかという形になるかと思います。そういうことの話です。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 今町長が言われたのは一般的にそのとおりだと思うんです。今、前段でスタートした段階から言っているのは、極端な言い方をすると、お父さんやお母さんが清水町にいるが、息子さんがはるか遠くにいて、自分が亡くなった時にどうするかとなった時に、遠くにいる人のところに持っていくわけにもいかない。何とか清水にお世話になりたい。しかし、今言ったようにお寺に檀家になって納骨堂に預かってもらうにしても遠くにいると来るわけにもいかないし。という人が結構いるという認識のもとに言っているので、お墓にあるお骨を引き下げて、町がつくったから安いので、そっちに移そうというような大量移動がされたりすると、既存の寺院としてはたまったものではないと思うので、そこを心配しているのかなと。先ほどの話を聞くとそんな気がしたのですが、そのことも一部含めて入っているという感覚でいいのかどうか、これをちょっと。
○議長(加来良明) 町民生活課長。
○町民生活課長(中村富志男) すみませんでした。議員が言うように、移動されたという場合も想定しておりますし、お寺の方は納骨堂をほとんど持っております。例えば、天理教さんや神社さんは納骨堂を持っておりませんので、そういう確認もさせていただく必要がありましたので、宗教法人の方にお話しを伺わせていただきました。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 今、日本の流れ、日本全国津々浦々まで高齢化がずっと進行しておりますから、相当このことは先ほど町長が北海道内は8か所と言われましたけれども、あちこちまだまだ私はできるというような想像をしているわけです。本別町でも隣の芽室町でもあちこちで一般質問をされているということもあって、やはりこれからの課題として大きなものになるのだろうと思うわけです。今、流行りといったらあれなんですけれども、樹木葬というのがありまして、これを自治体が主導してやっているということで、相当広がっているということがあります。北海道新聞でも大きく取り上げられたことなんですけれども、これも地域の住民が対象で樹木葬をやっているんですということです。樹木葬を通じた環境保全や交流人口拡大の必要性を住民に訴えるなどの工夫が必要だと言っているのは、先ほどから触れている樹木葬をやれる町や市以外の人を入れるには住民の理解を得なければならないんだということで、どこでもこのことについては苦労をしているというのが現実問題でありますので、まだはっきり決まったわけではないということでありますから、もうちょっと時間をかけていただいて、私のしたる目的である交流人口を増やしていくという立場から清水町に足を運んでくれたら牛玉丼などいろいろなものがあると、先ほども心配していた宿泊施設ができればなおいいことなんですけれども、そういうことをとおして人口を少しでも増やすというような方向に向けていく努力というのはやらなきゃと思っておりますので、今結論を出せと言われても出ることではありませんので、私の前段で申し上げたことを含めて、これからちょっと詰めていただきたい。多くの意見を聞いていただきたいと思っているのですが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 帯広市でも3年ほどかけて、その前から部内での意見や市民からの意見を入れますと5年くらいかかっているんです。最終的に仏教会などの宗教法人に合意を持ってやっているということなんです。それが帯広市です。町は2か所しかありませんけれども、今のところ10年間やっても6、7体くらいで、2体ということころもあります。これから増えるかもしれませんけれども、今の段階ではそういう状況なので、もう少し様子を見なければならないということを言っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) あと1、2問で終わらせたいと思います。
昨年の9月、10月にかけてラブレターではないんですが、頻繁に役場なり私の自宅になり相当お手紙が舞い込んできたんですけれども、町宛に議会を通していろいろ来ていて、私のところには3通しかないんですが、この手紙について町長は目を通したことがあるのかをお聞かせください。
○議長(加来良明) 原議員、通告の内容と関連しておりますか。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 休憩します。
(答弁調整)
○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 質疑を受けます。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 早合点が得意でありまして、大変失礼をいたしました。
議長宛あるいは職員宛、各課宛と書いてあるものですから、これだけ議員にも回してくれるということは全課に周知されていて、町長も全部目をとおしていると理解をしていたものですから、見ているか見ていないかということで聞いたんですけれども、町長宛にはまた違うものがあるかもしれないということであれば私はいかんともしがたいということで、この部分については取り下げます。
日程的に迫っているものではありませんので、今後、私の前段で言ったことを含めて宗教法人の言い分もいろいろあるでしょうし、今後の清水町のお年寄りを含めて高齢者が多いわけですから、前向きにとは言いませんが、鋭意努力をして検討していただいて、早く解決ができるような努力をぜひお願いをしたいと思います。そのことについてお答えいただければそれで終了とさせていただきます。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 最後だということなので、私も最後の答弁をさせていただきます。
ご案内のように、今霊園に建っているお墓は管理する人が非常にいなくなってきています。ここ1年確認をして、どの方が最後にお参りをして守っていただけるかどうか。この間も協議しておりますけれども、最終的には町で草刈りから全部していかなければならないだろうと。こういうふうになると。そうすると政教分離の問題がどういうふうになっていくのかということで、担当者は考えちゃうんです。ところが、先般の質問で、長崎地裁でこれは合法的だよということでしているので、その辺も踏まえてしていくということを考えようよということを担当者と副町長も含めて話はさせていただいております。まずはそこをしっかりときれいにしていくということで、隣が荒れていたらお参りに来る人も3回来たものを1回にするかというふうになってしまうんです。そうすると全体的にそういう風潮になってしまっては困るので、そういう面でぜひきれいにしていかなければならないという使命感はきちんとありますので、その上で困られている方々をどうしようかということを我々としては考えていかなければならないと思っておりますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) これで、一般質問を終わります。