平成28年第1回定例会会議録(3月18日_日程第10)
○議長(加来良明) 日程第10、議案第37号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
はじめに、副町長。
○副町長(金田正樹) 議案第37号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定について、ご説明をいたします。
総額に107,169千円を追加し、それぞれの総額を8,712,527千円とするものです。
補正の内容につきましては、地方創生加速化交付金など、国の補正予算(第1号)に伴います事業及び一部事務組合の負担金、それと先に行政報告をいたしました除雪車両の損傷事故にかかります修繕経費、特定寄附金受領に伴います歳出予算の追加となっております。
歳入歳出それぞれご説明をしてまいりますが、地方創生加速化交付金につきましては、現時点では国からの採択が示されておらず、申請内容で補正予算を計上しております。
また、交付金にかかります歳入歳出予算につきましては、後ほど企画課長より説明いたしますので、ご了承をお願いいたします。
それでは、歳入よりご説明を申し上げます。8頁をお開き願います。
12款1項3目、農林業費負担金につきましては、国の補正予算に伴い、平成27年度に前倒しとなりました道営草地整備事業清水地区と道営畑地帯整備事業の清水松沢地区の受益者負担金、合わせまして1,200千円を追加するものでございます。
なお、受益者負担率は事業費の7.5%でございます。
14款2項1目、総務費国庫補助金、1節2番、情報セキュリティー強化対策費補助金につきましては、国の補正予算に伴いまして、また国・道からの指導・助言に基づき実施します個人情報の流出防止対策事業に対する補助金5,800千円を追加するものでございます。
2節2番の地方創生加速化交付金につきましては、後ほど説明をいたします。
2目の民生費国庫補助金、こちらも国の補正予算に伴うものですが、年金生活者等支援臨時福祉給付金の給付費及び事務費にかかります補助金、合わせまして43,494千円の追加です。
15款2項4目、農林業費道補助金につきましては、道営草地整備事業及び道営畑地帯整備事業の受益者負担を軽減するための補助制度でございまして、補助金1,425千円を追加するものでございます。
下の9頁にまいります。
17款1項2目、特定寄附金につきましては、児童図書購入の指定寄附1件の受領によります50千円の追加です。
18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算にかかります調整額としまして、繰入金11,738千円を追加するものです。
なお、本補正後の基金残高につきましては、3,141,700千円となる見込みでございます。
次に20款4項3目、雑入につきましては、除雪車両損傷事故にかかります共済金2,500千円の追加です。
21款1項2目の農林業債につきましては、道営畑地帯整備事業(清水松沢地区)の道路整備の町負担金につきまして、補正予算債の対象となりますことから、5,800千円を追加するものでございます。
一番下になります。
8目、総務債につきましては、情報セキュリティー強化対策費補助金の補助対象経費から補助金を差し引いた額につきまして、補正予算債の対象となりますことから5,800千円を追加するものでございます。
なお、今回、国の補正に伴います補正予算債につきましては、次年度以降の交付税算定におきまして、公債費の歳入で50%、単位費用歳入で50%の地方財源措置が講じられることとなっております。
10頁を飛びまして、11頁にまいります。
歳出の補正となります。
先ほど申し上げましたとおり、地方創生加速化交付金にかかります各事業の歳出予算につきましては、後ほど企画課長よりご説明いたしますので、私の方からは交付金以外の部分についてご説明をさせていただきます。
11頁の下になります。
2款1項12目の情報化推進費につきましては、国の補正予算に伴います補助事業として実施します個人情報の流出防止対策にかかる事業費を計上するものでございます。
内容といたしましては、職員がパソコン端末にアクセスする際にIDやパスワードの他、ICカードによる認証を行うシステムの導入委託に9,126千円。パソコン端末の操作記録や記録の保存、それとUSBメモリー等の外部記憶媒体による情報持ち出しの制限を行うシステムの導入委託に6,610千円。また、パソコン端末の危機情報やウイルス対策ソフト等を集中管理するためのサーバー導入委託に4,565千円。合わせまして20,301千円を追加するものでございます。
なお、今回の国の補正予算に伴うセキュリティー対策につきましては、各市町村で既存システムの構築状況から対策内容に差異はありますが、道内の全市町村で取り組むよう北海道からも要請を受けているところでございます。
12頁にまいります。
3款1項12目の臨時福祉給付金費につきましては、国の補正予算に伴いまして65歳以上の町民税均等割りの非課税者を対象といたします、年金生活者等支援臨時福祉給付金の予算計上でございます。
3節の職員手当等から13節の委託料までは事務費で2,994千円の追加となります。
19節30番の年金生活者等支援臨時福祉給付金は一人30千円の給付で、対象者を1,350人と見込みまして、40,500千円を追加するものでございます。
13頁にまいります。
4款2項1目、清掃費につきましては、し尿処理にかかります十勝環境複合事務組合負担金につきまして、加入市町村の処理量に基づく按分により、負担金が増額となりますことから1,735千円を追加するものでございます。
14頁にまいります。下の方の段から15頁にかかります。
6款1項6目の土地改良事業費につきましては、国の補正予算によります前倒しにとなります道営草地整備事業(清水地区)負担金3,000千円と道営畑地帯整備事業(清水松沢地区)負担金の6,600千円を追加するものです。
16頁にまいります。
中段の8款2項2目、除雪対策費につきましては、定例会開会日に行政報告をさせていただきました、除雪車両損傷事故にかかります車両修繕経費として2,500千円を追加するものでございます。
下の段の17頁にかかります。
9款1項1目、消防負担金につきましては、とかち広域消防事務組合の人件費の予算の補正に伴いまして、負担金127千円を追加するものです。
下段です。
10款5項4目、図書館・郷土資料館費につきましては、児童図書購入の指定寄附1件を受けまして、図書の購入費として50千円を追加するものでございます。
18・19・20頁は、今回の補正予算によります給与費明細書でございます。
次に、地方債の補正につきましてご説明をいたします。
3頁までお戻り願います。
第2表、地方債補正です。先ほど、歳入予算の補正で申し上げました補正予算債にかかります限度額の設定を行うものです。一般補助施設整備等事業につきましては、情報セキュリティー対策にかかる補正予算債で、限度額が5,800千円。一般公共事業につきましては、道営畑地帯整備事業(清水松沢地区)にかかる補正予算債で、限度額がこれも5,800千円でございます。
次に4頁にまいりまして、繰越明許費の設定につきましてご説明いたします。
第3表の繰越明許費です。事業ごとにそれぞれ金額を掲載しておりますが、今回の補正予算のうちに臨時福祉給付金に伴いますシステム改修と十勝圏複合事務組合の負担金、とかち広域消防事務組合の負担金、図書館資料の購入費を除きます歳出予算につきましては、平成28年度での予算執行となりますことから、各事業ごとに次年度へ繰越明許費の設定を行うものでございます。
以上、私の方からの一般会計補正予算(第11号)の説明とさせていただきます。
○議長(加来良明) 次に、企画課長。
○企画課長(松浦正明) 私から、議案第37号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第11号)のうち、地方創生加速化交付金にかかります歳入歳出予算についてご説明を申し上げます。
内容につきましては、配付させていただきました地方創生加速化交付金関係事業についての資料も合わせてご覧ください。
では、歳入よりご説明いたします。8頁をお開き願います。
14款2項1目、総務費国庫補助金、2節2番の地方創生加速化交付金としまして29,362千円を計上させていただきました。この交付金の現在の状況につきましては、先ほど副町長から説明をさせていただきましたが、まず、地方創生加速化交付金の概要についてお配りしました資料を参考に、若干制度の説明をさせていただきます。
この交付金は、一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策として、今年1月20日に可決された、平成27年度国の補正予算において、地方創生として1,000億円の地方創生加速化交付金が制度化されたところでございます。平成26年度の国の補正予算でありました、自治体の規模などで配分されました地域活性化、地域住民生活等緊急支援交付金とは異なり、地域の仕事創生に重点を置きつつ、一億総活躍社会の実現に向けた緊急対策にも資する効果の発言が高い分野を主な対象とし、自治体が実施計画を提出し、内閣府で審査の上、市町村にあっては広域連携事業を除き、2事業を上限に交付対象事業が選定される仕組みとなっております。
このように、地方版総合戦略に基づく各自治体の取り組みのうち、交付金による事業分野などが決められており、「官民協働」、「地域間連携」、「政策間連携」など、先駆性のある取り組みで先駆性を高め、レベルアップの加速化を図る事業が対象となっております。
本町におきましては、この交付金を活用し、清水町総合戦略の推進のため、平成28年度当初予算案の前倒しや拡充についての検討を加え、この交付金の実施計画につきまして2月12日に十勝総合振興局を通し、国に実施計画を提出したところであります。内閣府において審査・事業選定の上、今後、交付対象事業の決定がされ、選定された事業について交付申請後、3月中に交付決定がされる予定となっております。
本町の事業概要等については後ほど説明いたしますが、歳入予算においては、補助率が10分の10となっていることから、地方創生加速化交付金の実施計画の事業費全額を計上させていただいているところです。
歳出の説明の前に、配付資料の裏面をご覧ください。
本町が提出いたしました、地方創生加速化交付金の実施計画につきましては、本町単独事業分として2事業。その他に帯広市を中心とした広域事業3件となっております。
まず、2の本町の申請事業の表ですが、大きく3つの事業に区分した事業と経費の歳出予算項目が複雑であることから、今回、参考にお示しをしたところでございます。
左から大きな3つの事業の概要、次にその経費概要、補正予算額として款・項・目や節・細節区分、更には予算書の掲載頁を記載しております。
まず、3つの事業の概要についてご説明いたします。
(1)の本町単独事業であります「地方創生アグリ人材確保育成事業」についてご説明いたします。本町は、畜産物が基幹産業であり、今後、担い手の確保と育成、ブランド化や6次産業化による付加価値向上や生産効率を高めていく必要があります。
本事業により、町と農協が連携し、都市圏などへ農業の魅力発信や農業研修生受け入れ推進事業などの実施、小樽商科大学などと連携したアグリビジネススクールを開講するなどし、農業人材の確保・育成を進めていく事業であります。
次に(2)の地方創生・地場資源活用情報発信事業につきましても、本町単独事業であります。本町は道央圏から十勝圏への玄関口であり、高速道路や国道を往来する方々や十勝千年の森への来場者に地場農産品や食をPRするとともに、特産品開発に支援し、地域の活性化や更なる情報発信につなげ、市街地に人の流れをつくっていく事業であります。
最後に(3)の地方創生・広域連携事業につきましては、昨年末より十勝管内で各市町村の総合戦略の推進事業に基づき、国の交付金を活用した連携可能である事業を検討してきたところでございます。その中で、帯広市から十勝イノベーションプログラム、十勝アウトドアブランディング事業、クリエイティブ人材移住促進事業の3つの事業の提案があり、官民連携やオール十勝として進めることができることから、19市町村で連携し、参画し、事業経費を負担することとした事業でございます。
それでは、補正予算11頁をお開きください。また、配布資料の裏面も合わせてご覧ください。
2款1項6目の企画費の右の説明欄の地方創生・アグリ人材確保育成事業(企画費・繰越明許)であります。先ほど、アグリ人材確保育成事業については概要をご説明いたしましたが、その事業の一部である都市圏PR経費といたしまして、平成28年度当初予算を拡充し、都市圏での移住フェアなどの参加回数を1回から3回に増やすなど、9節20番、普通旅費を616千円と19節10番、都市圏PR事業参加負担金310千円を合わせまして、926千円を計上したところでございます。
その下の地方創生・広域連携事業(企画費・繰越明許)でありますが、19節10番、十勝イノベーションプログラム負担金60千円につきましては、広域連携事業の町の負担金です。十勝イノベーションプログラムは、新たな事業創発を生み出すため、平成27年度は帯広市内の金融機関を中心に連携し、十勝イノベーションプログラムを実施し、10の事業構想を生み出すことができたところです。地域内外の人材の触発により、新たな事業構想を生み出すこの事業を継続実施するため、総事業費19,440千円のうち18町村も支援する事業でございます。
また、次の19節11番、クリエイティブ人材移住促進事業負担金60千円につきましても、広域連携事業の町の負担金です。十勝の高卒者の進学希望者の多くは札幌圏や都市圏へ転出し、Uターンの動きが弱い状況にあります。また、十勝経済の活性と生産性を向上させるために、企画、マーケティング、デザイン、広告宣伝、販路開拓など、首都圏等のクリエイティブ人材をターゲットとして移住促進事業を行い、UJIターンと連動しながら地域経済に起用することを目指す事業であり、総事業費13,997千円のうち18町村も支援する事業でございます。
13頁をお開きください。
中段の6款1項3目、農業振興費の右の説明欄の地方創生・アグリ人材確保育成事業(農業振興費・繰越明許)でありますが、これにつきましても先ほどアグリ人材確保育成事業については説明をしましたが、その事業の一部である担い手コーディネーター設置経費としまして、1節10番、担い手コーディネーター報酬2,280千円。4節20番、共済費352千円。飛んで14頁の13節50番、担い手コーディネーター健康診断委託料9千円について、平成28年度当初予算と同じ事業内容となっております。また、13頁に戻りますが、アグリビジネス運営経費としまして、下段の8節10番、アグリビジネススクール講師等謝礼2,150千円。11節10番、事務事業用消耗品62千円。14頁になりますけれども、12節50番、チラシ折込料88千円につきましても、平成28年度当初予算と同じ事業内容となっております。
13節51番、農業研修生受入推進等調査委託料5,000千円。またその下の19節30番、農業研修生受入推進協議会交付金2,000千円がございますが、都市圏など若年層や女性の方々を対象に、農業希望者を農業実習生や研修生として受け入れを推進、新規就農に結びつけるための仕組みや受入体制を構築するため、農業研修生受け入れの組織をつくるとともに、調査・研究をする経費を計上したところでございます。
次に、中段の農業振興費の説明欄の地方創生・地場資源活用情報発信事業(農業振興費・繰越明許)でありますが、先ほど地場資源活用情報発信事業についてはご説明いたしましたが、その事業の一部でございます。
まず、19節30番、農畜産物等加工品試験分析費用補助金900千円につきましては、平成28年度当初予算と同じ事業内容となっております。
その下の19節31番、農畜産物等特産品開発費用補助金10,000千円につきましては、農・商・工連携重点施策として、本町の農畜産物などを生かした6次産業化や魅力ある特産物の開発の支援をし、ブランドとかちしみずの認証品を増やし、付加価値を高め、町の活性化につなげるものでございます。
次に、15頁、下段の7款1項2目、観光費の説明欄の地方創生・地場資源活用情報発信事業(観光費・繰越明許)でありますが、これも地場資源活用情報発信事業の一部でございます。
19節30番、清水町観光協会補助金1,704千円につきましては、平成28年度当初予算のうち、観光協会補助金のインターネットショッピングサイトの運営経費や都市圏への物産展出店経費など、重複部分1,203千円でございまして、更に情報力を強化するため、外国語表記の観光パンフの作成として501千円を追加した額を計上しております。
また、16頁、上段の19節31番、情報発信拠点整備検討・実践事業補助金3,311千円につきましては、平成28年度当初予算と同じ事業内容となっております。
その下の同じく観光費の説明欄の地方創生・広域連携事業(観光費・繰越明許)でございますが、19節10番、十勝アウトドアブランディング事業負担金60千円につきましては、広域連携事業の町村負担金でございます。
十勝は、本格的なアウトドア活動を楽しめるフィールドを有しておりますが、その地域資源を十分に生かしきれていないと言われております。アウトドアによる景色を楽しむ新たな魅力を想像し、ブランディングを図り、地域の稼ぐ力を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成するため、十勝特有の自律的・戦略的な観光地づくりの推進組織を形成・確立を目指す事業、つまりDMOで人材確保や調査経費など、総事業費20,000千円のうち18町村も支援する事業でございます。
以上、平成27年度一般会計補正予算(第11号)のうち、地方創生加速化交付金にかかります歳入歳出予算についてご説明をさせていただきました。なお、この交付金に関わる補正予算につきましては、10分の10の補助率と大変有利な交付金であり、平成28年度予算を前倒しした事業や事業を拡大したものもございますが、最初に申し上げましたとおり、現時点で国からの採択はされておらず、実施計画の申請内容で補正予算の計上をさせていただいておりますので、よろしくお願いいたします。
私の説明は以上です。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
6番、木村好孝議員。
○6番(木村好孝) 交付金の要件というか条件というか、それについて確認をさせていただきたいのですが、この交付金の事業に関わっては1年度限りの条件が付いていたと思います。複数年度にわたる事業については来年度のこの種の交付金の中に求めるようにというような要件が確かあったと思いますが、間違いないでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
企画課長。
○企画課長(松浦正明) 今おっしゃったとおり、来年度以降は新型交付金という形で、今審議をされている最中でございますけれども、今後、要件を満たす場合とかについては対象になるということもあります。よろしくお願いします。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 若干風邪気味ですが、色よい提案がたくさん出てきましたので、元気が出てまいりましたので2、3点お尋ねをさせていただきます。
まず、3億円近い、10分の10と言っておりますから、何としてもこれはもらわなければならないという気がしているんですけれども、事前に内閣府とある程度折衝等して、ある程度めどがついているのか。全くそんなことはなしで、全然認めてくれないということもあり得るのか。まずはこの1点をお尋ねしたい。
それと、仮に新年度で計上している分を今回、交付金の関連事業に載せて申請をしているんですが、これが仮に満額認められたということになると、本予算に載せている部分が宙に浮くんですけれども、この分を仮に私が一般質問をして提案しているような方向に向けて、鋭意努力をしてやったらすごいのではないかという気がちょっとしているんですが、そういうことは可能なのか。
また、今回のこの申請は、平成28年度の予算案を全部申請しているんですが、そうではなく、別の事案としてまだ計画には載っていないんだけれども、こういうことをやりたいんだということで、事前に内閣府に打診をしてやるということでも可能であったのか。
この3点をお願いします。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 3点の質問です。
まず、1点目の今回の交付金の可能性ということでございますけれども、これにつきましては、先ほども言いましたように2月12日に実施計画を提出しておりますが、1月の末までにいろいろな事例については内閣府と事前協議というか、相談はしています。ただ、その中でハード事業が多いとか、そういう分ではならないとか、そういう部分はありまして、こういう部分は無理ですよという部分もご相談いただいております。ただ、相談はしているんですけれども、これは国全体でいろいろな町村の事業を評価するというか、点数をつけて優先度が高いものから採択していくということでございますので、これは採択になりますよという内諾というのは実際いただいていないのが事実でございます。
2点目、今回、満額認められた場合の平成28年度当初予算の扱いということでよろしいでしょうか。
これについては、昨年も6月に補正をさせていただきましたけれども、これにつきましては、事業内容を精査しまして、重複している事業は多いんですけれども、交付金で対応できる部分については全て減額するということになりますし、更に検討していかなければならないという部分については、減額の額は検討する余地があるかと思います。
3点目ですけれども、事前に打診したかということですよね。
1点目でもご説明しましたけれども、今回出した以外の事業ということでございますが、今回の加速化交付金については先駆的な事業ということで、申請しております。
新型交付金については、先駆的な部分もあったり、その他の事業区分もまだ確定はしていませんけれども、そういう部分もございます。今回、該当にならなかった事業については、条件として今後も検討していかなければいけないですし、例えば今回認められなかった場合については、先駆的というのは難しいですけれども、別の形で事業を練り直してもう一度考えていくという考えでは持っております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 私、一般質問で1問やるなんて滅多にないことで、集中していろいろと提案をさせていただいたけれども、議会が終わった後に私のところに電話が来て、「原議員に4度もお墓のことについて質問していただいた」と、私は3度しかしていないと言ったんですが、「いや4度だ」という町民がいまして、「もうあきらめました。町長さんの答弁をずっとインターネットで見ているんだけれども、全くやる気がないということがわかりました。これ以上お墓の関係については質問なさっていただかなくても結構です。」という電話をいただきまして、「今まで本当にありがとうございました。」とこんな電話をいただいておりましたし、19日に消費者協会が終末だか終結だかの講習会をやることを受けて、「なんであんなものをやらせるんだ」と...。
○議長(加来良明) 原議員、質疑をお願いします。
○7番(原 紀夫) すみません。
○議長(加来良明) 質疑よろしいですか。
今はどういった質疑でしょうか。
○7番(原 紀夫) 何としてもこの部分については、もし可能であれば、職員や町民を含めて努力をしてもらえば、まさに先駆的な事業。私が言っているのは、全道から全国にぜひ、うちの町は素晴らしい施設をつくったのでぜひこちらへどうぞということになると先駆的だし、今言われたように、ハード事業とソフト事業の組み合わせで、ハードばかりではだめだと言っているようなんですけれども、ソフト面だって考えればたくさん出てくるというもので、そのことを含めて努力を願えれば最高だなという思いがあるんですけれども、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
企画課長。
○企画課長(松浦正明) 今回の加速化交付金についてもそうですけれども、現在、総合戦略というものを昨年の末に作成させていただいたところでございますが、今回国の方に出した交付金についてもその戦略の範囲内という形でいろいろな政策はありますけれども、事業を組み立てたわけでございます。今後は新型交付金と言われるものは考えられておりますけれども、それにつきましては、当面、総合戦略の事業内容の中から検討するという形になるかなと思いますし、新型交付金については、まだはっきりしておりませんけれども、補助率が2分の1ということもございます。町村の負担も一部国の支援もあるというふうには聞いておりますけれども、財政的な負担も出てきておりますので、そういうことも勘案して、いろいろな面で事業については検討を進めていきます。今、この事業はしますとかしませんというのは、現在では言えないということです。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
9番、中島里司議員。
○9番(中島里司) 昼近くなっていますけれども、この資料は当日配付ということですが、本来の内容や計画等を聞いたら、事前にもう少し議員に対して説明する場所があったのではないかという気がしています。補正予算については承知しておりましたけれども、これだけの内容というのは本来、事前に何らかの形で説明があってもよかったのではないかということが1点です。
それと、14頁に該当するんですが、今、この内容を見ていたら、ソフト面というんですか、その辺が主体ですよね。町として、これはまだはっきりしていないからということですが、ざっと見ての感想で、農業研修生受入推進等委託調査、または連絡協議会ですから、これは受け入れるということになった場合にどうなるかということまである程度考えているのかどうか。ただ、通るから通る条件付きだけで出している。実際に清水町は実施団体ですから、こうやってものをつくったときに担当課として研修生というのは、農家に直接なのか、どこかの施設なのか。過去においては、御影の方に研修所がありましたけれども、それがなくなったのでどうしていくか。この辺まで当然考えた上でこういうものは出されているのかどうか。「それはこれから調査してみなくてはわかりません。」なんていうのは、だから計画に力を入れているのかということになってしまうので、その辺の概略、現在ある町の施設の中ではこういうものを利用していきたいんだとか、そういうことを確認して受け入れ態勢というのを調査してもらおうとか、そういう発想を持っているのかどうか。
この2点。なぜ、当日配付で、今日延々と説明があったのか。それと、実施の部分で、ざっとしか見ていないので、たまたまその項目しか目につかなかったんですが、研修生を受け入れるということは、よそから受け入れるとすると受け入れる場所はどうするのかという2点についてお答え願いたいと思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
企画課長。
○企画課長(松浦正明) 私の方から、まず1点目の計画について議員に相談すべきではなかったかという質問でございますけれども、今回の補正予算につきましては、もっと早く事前配付なりをさせていただきたかったのですが、国の採択というか選定が決まってから出したいと考えておりましたので、ずっと伸びてぎりぎりになって今回、最後は補正予算ということで出させていただいた経過があります。
事業内容につきましては、もっと早くいろいろな形で議員に説明する機会を設けてということもやればよかったかなという反省はしておりますので、今後におきましてはできるだけ情報を議員の方に説明するという形で情報を入れたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 中島議員からのご質問の研修施設の受け入れ調査の関係でございます。この件につきましては、この事業があるぞということでの打診を受けた段階で、農協さんも含めて、うちの今の農業の実態から労働者が不足していますよといったような課題がございます。そのためにはどのようにして労働者を集めてくる必要があるんだろうと。ヘルパーについてはどうなんだろう。研修生についてはどうなんだろう。また、清水町の農業を含めて、農業そのものを知ってもらうために、今は減ってきましたけれども、水戸農高の実習生の受け入れなどもやっておりますが、なかなかそれが進まないというような状況があります。いろいろな要件や形態の中でどういうふうにしたら受け入れられるのかというようなことで、最初は施設をつくっていこうかという話もしました。この事業そのものが、官民協働とか地域間連携ということがありますので、そういったことも含めてやっていけば、こういった事業というものも受けられるのかなということも含めて、そしたら建物をということもあったんですが、今年聞いて、今年すぐに建てものを建てるというほど余裕もないですし、そんな付け焼刃的な考え方もどうだろうということで話し合いがございまして、1年間十分な検討をしていこうということで、今回はまず調査をしよう。その中にいろいろな人の意見を入れながらつくっていって、その後、どんな形がいいのか。下宿がいいのか、アパートを借り上げるのがいいのか、それとも建物を建てればいいのかと、そういったものを検討していきましょうというようなことで、今回、この事業に手を挙げたということでございます。
○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。
○9番(中島里司) 1点目の答弁について、先に言い訳をして今後こうしますと。私は最後にそういう機会を設ければよかったのかなというふうに反省しているのであれば、それだけでいいんです。答弁に前段で言い訳をだらだらいう必要はないんです。その辺が答弁に対して不信を持たざるを得なくなってくる。だから、また聞いても同じような話になるから1点目はいいです。
次、2点目は課長が言ったとおりだと思います。ただ、残念なのは、言葉の中に出ていなかったのは、今の町にある施設をどう利用するか、再利用するかという検討は入っていないんです。だれも新しい建物を建てるだとか、民間に対してというのは、それは行政が勝手に民間に期待をしているだけで、民間が答えてくれなかったら「そういう希望者がいませんでしたので、できませんでした。」と。今、少なくてもタイトルがついている施設があるんでしょ。古くて壊すとか使うとかまだやっているようだけれども、それも含めて利用できないか、そういうことを、金をかけないで、何でもかんでも広げればいいということではなく、まず的を絞って段階的に検討してもらいたいと思うんですが、最後として、課長、その考え方を教えていただきたい。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 言葉足らずだったということで反省させていただきます。もちろん、議員さんからのご指摘のとおり、既存の施設も含めて、それをどういうふうに利用するんだろうということも一緒の検討の中に当然ですけれども含めていくという話もしてございますので、当然それはやっていくと。申し訳ございません。言葉足らずでした。
○議長(加来良明) 次に質疑を受けます。
質疑ありませんか。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 手続き上のこれまでの国との経過の中のことが詳しくわかりませんのでお聞きしますけれども、今日示されたこの申請事業の内容については平成28年度予算のものと金額的には重複するものもありますので、ひょっとしたらこれができた段階でこのようなものはできていたのではないかと思うんですが、そこら辺はどういうことでしょうか。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) 当初予算との関係でございますけれども、2月の上旬には当初予算の町長査定が終わり、まとまっております。それと並行しまして、こちらも検討を加えたり、先ほども言いました農協さん等とも協議をする部分もございましたので、確定していない部分や他の事業もいろいろと考えてはいたんですけれども、内閣府の方でこれはちょっと無理だよというようなこともありまして、並行に進めた関係上、最終的に実施計画は12日に出したわけですが、どうしても時期がかぶってしまうということで、平成28年度予算にも。今回、加速化交付金がつかなくてもやるという部分については、当然、平成28年度予算に載せておりますので、そういうことでご理解いただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 北村議員、ここで休憩します。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 先ほどの北村議員の質疑に対する答弁も含めて副町長から答弁を求めます。
副町長。
○副町長(金田正樹) 私の方から予算の組み方についてご説明させていただきます。
昨年と同様の方法でございますが、今回、平成27年度補正予算で約3,000万円の予算を計上させていただきました。これにつきましては、新年度予算ですでに審議をいただいている部分と重複する部分がございます。閣議決定がおそらく今日ぐらいにされるのではないかということでございますけれども、そこで閣議決定をされた分につきましてはそのまま繰り越しをして平成28年度でやります。閣議決定がされない場合につきましては、平成27年度の3月31日付けで1回予算を落とします。そして、新たに平成28年度で、今度は新型交付金という形になります。補助割合が50%程度になるかと思いますけれども、その時点で、新たに平成28年度予算で実施をするかどうかということで、再度検討していくことになります。
もう1点、今回採択となって事由が認められて重複している部分につきましては、平成27年度分を繰り越して、平成28年度は次期議会で減額をいたします。
こういうような方法で進める予定でおります。基本的には前年と同じようなことですが、今年でいけば補助率が高いものですから、できれば今年度の補正で採択されたいという希望を持っているところでございます。
○議長(加来良明) 質疑を受けます。
3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) 申請した時期の問題もあると思うんですけれども、今日渡された資料を議会に提出されたこととのずれと言いますか、もう少し早く出せたのではないかというふうに、先ほど中島議員も言われておりましたけれども、思うんですが、そのことについてもう少し説明をいただきたいと思います。
また、わかりやすい部分でいきますと...。
○議長(加来良明) 一問ずつです。1項目の質疑で、今は2回目の質問でしたので、答弁をもらいます。
答弁を求めます。
副町長。
○副町長(金田正樹) 先ほど、言い訳じみたことをお話しさせていただきましたが、実際問題、ぎりぎりまでどの事業が採択されるかということで振興局と打ち合わせをしております。最終的にこの事業でいくということで、また言い訳じみますけれども、早くにお示しをして検討をしていただく時間があればよかったんですが、何せ時間がないということでご理解をお願いしたいと思います。
○議長(加来良明) 3番、北村光明議員。
○3番(北村光明) この事業について、PDCAサイクルを回した主体的な事業ということが書かれておりますが、町単独の事業と他市町村なり道との連携事業との違いの中で、認められた場合、認められなかった場合の対応の違いはどうなるのか教えていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 企画課長。
○企画課長(松浦正明) PDCAサイクルの関係でございますけれども、今回は新たな事業については、事業が終わった段階で継続するものであれば、その後、次に実施するのにかかわって検証というものは当然必要になってくると思いますけれども、新たなものについては、これをやってみて、それを評価していくという形になって、見直しが必要なものについては見直しをするとか、極端に全然効果がないということであれば止めるということもPDCAサイクルの中では考えている形になります。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) 今の北村議員への副町長の答弁から、反対すべき内容というか補正ではないことは理解でいますけれども、新しいメニューとして上がっている14頁の農業研修生受入推進等調査委託料と農業研修生受入推進協議会交付金について、まず最初に委託料についてはどこに委託をして、どんな調査内容なのか。予算を500万円とした根拠を教えてください。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
農林課長。
○農林課長(池守輝人) まず委託先については、今のところプロポーザル方式で入札を考えていきたいなというふうに思います。内容につきましては、先ほど中島議員の方にもお話をしたとおりでございます。この後、どんな形で受け入れ施設をつくっていったらいいのか。町内のいろいろな施設を活用しながらやっていくにはどうしたらいいのかといったような中身について、特にそういったものに詳しいコンサルタント会社などにお願いをしていこうということです。
また、協議会の関係ですけれども、当然、そういったものをやる時には地元の意見というのを反映していかなければならないので、そういった人たちの研修の場というものを保証していくための予算ということで考えてございます。
先ほどの500万円の根拠でございますけれども、普通にコンサルタント料としてのお金というふうな考え方と合わせて調査をして集約するための金額がこの500万円の中に含まれると考えてください。
○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) 今の課長の答弁だと確固たる根拠というのはないという理解でよろしいですか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 確固たる根拠というのは結構きついなというふうに思うんですが、あくまでもうちの方で仕様書をつくって、こういったものに対して調査してください。そして、どういうものがいいんだろうかということを提案してもらわなければいけないという事業ですから、それをプロポーザルでやりますので、500万円という数字を出していったら、その範囲の中でコンサルタントが最もできることというのをそれぞれ提案して来てもらって、その提案の中から我々が選ぶという形になるというふうに思っています。
○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) それに関連して、受入推進協議会の方の交付金200万円ということは、調査委託の時期というか、期間というのは短くて、それが終了し、その調査結果によって受入推進協議会の方に交付するという理解でよろしいですか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) たぶん、協議会そのものは町の中のそれぞれの関係団体、例えば農協さんとか、要するに自分たちが影響を受けるだろう人たちの団体になるだろうというふうに考えています。その人たちには当然、お金はございませんから、事業をやっていく上では概算払いとかそういったものも考えながら進めていかなければならないだろうなというふうに思っています。
それは、あくまでもそういった勉強をしながら委託業者の事業の進み具合の中で、当然意見の交流とかというのが行われなければいけないというふうに思っていますから、同時並行的に進められるべきだと思っています。
○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) 同時に進めていくということは推進協議会の方は間違った方向に...。
○議長(加来良明) 髙橋議員、申し訳ありません。3回終わりました。
○4番(髙橋政悦) わかりました。すみません。結構です。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
2番、桜井崇裕議員。
○2番(桜井崇裕) 今の農業研修生受入協議会のことについてでございますけれども、予算獲得ありきの項目であって、事前に清水町の酪農の現状を農協や関係者としっかり話し合った中でこういった事業をしようというものを立ち上げ、こういうものに申し込みをするという体制をつくらないと。午前中の答弁の中で農業研修生・実習生というような、研修をしてもらうということもありましたけれども、現場では労働力が足りないと。労働者ではなく研修生でございますので、そこら辺のことをしっかりとわきまえた上でしないと、現場の段階でトラブルにもなりかねないと思うので、そこら辺をよろしくお願いしたいし、お答えをいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) また、言葉足らずだったのかもしれませんが、実習生という表現とか研修生という表現を確かにさせていただきました。ただ、それだけではなくて、今回の場合、労働者不足というのが前提にございますので、そういったもので、札幌や東京に行って、例えば新農業人フェアというものがあるので、そういったところには「ぜひ農業をやりたい」という人がたくさん来ています。そういった人がどうやって来たらいいのかと言いながらそういったところに相談に回っているわけですが、その人たちを受け入れるにしても受け入れる箱なり、入れるところがなければどうにもならないというようなことで、そういったものを整備していきましょうということです。研修生だったらだめだ。研修生だけじゃなくて、従業員も含めてやらなければいけない。研修生はこういうところだし、実習生ならこうだし、従業員だったらこうだしというのもあると思うんです。そういったものを全部網羅してやろうということで、農協さんともそういう話をさせてもらって、その上で1年間じっくり検討させてもらってから進んだ方がいいのではないかということでの今回の補助申請をさせていただいたということでございます。
○議長(加来良明) 2番、桜井崇裕議員。
○2番(桜井崇裕) わかりました。
この問題については、今後ともいろいろな形でお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) こちらこそ、これから具体的にどういったことをやらなければいけないかということも出てくると思います。いろいろな方のご意見をいただきながら進めていって、より良いものをつくりたいというふうに考えてございますので、ぜひご助言の方をお願いしたいと思います。よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 今の農業研修生受入に関するんですけれども、実際、今の清水の状況を考えたら研究だとか委託じゃもう遅いと思うんです。実質的にホームステイや民宿などは確保して、どう呼び込むかというような状況だと思うんですけれども、それについてはいかがでしょうか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) ホームステイなどがあるじゃないかというようなご意見なんですが、残念ながら農家の方はそういったところで1週間も2週間も自分の家において研修生を受け入れるといったような方はほとんどいらっしゃらないし、実際に自分の家の従業員はどうなんだということになっても、奥さんがそういった人たちの食事などをつくるのは大変なんだというようなご意見をいただいてございます。そういったところに、じゃあ自分たちでできるのか。でもその人たちは食事できないんじゃないのか。そういったところでの悩みなどを帰ってきて一人でむんむんとしていていいのかとか、そういったこともたくさんあると思うんです。そういった要件のいろいろなお話を聞きながらどうやっていったらいいのか。そのケース・バイ・ケースで考えていかなければだめだろうというのが今回の調査でございますので、ご理解いただきたいと思います。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 農林課長の言うことはわかるんですけれども、それをもうちょっと早く乗り越えていかなければならないところで、これは新たにやるんですが、もうちょっと進んだ答弁はありませんか。
○議長(加来良明) 安田議員、もうちょっと進んだというのはどういう意味でしょうか。
○11番(安田 薫) 具体的に、もうすでに民宿やファームステイ、体験農場などが絶対的に必要になっているんだから、何とかそこに協力的に進んでほしいと思うんですけれども。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) その辺、重々理解をしているというふうに思っています。ただ、それでもまたまだ足りないところがあると思いますので、皆さんのご意見をいただきながら、1年間調整していこうということでございますので、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) この件についてはよろしいです。
次は...。
○議長(加来良明) 安田議員。一問一答ではございません。一括質疑ですので、1項目しか最初に質疑をしていないので、他の質疑はできません。
○11番(安田 薫) わかりました。終わります。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
1番、鈴木孝寿議員。
○1番(鈴木孝寿) 同じく、今の200万円と500万円の部分ですけれども、プロポーザルするということと、コンサルを入れて調査をして全体でやっていくということですが、何をやるのかさっぱりわからないんです。結果的に何をやるのかさっぱりわからない事業であって、ただし、最初の課長の説明の中では仕様を決めてその中においてやってもらうというような発言があったかと思います。だから、コンサルが勝手に例えば、施設を建てるとか、施設を建てなさいというコンサルにするのか、新聞広告や雑誌広告でどんどん研修生や実習生を集めるというのか、さっぱりわからないですし、わからない原因が仕様の何をもって仕様をつくってやるのかということは、結果的にこの事業は最終的には何をやろうとしているのかが、先ほどから多くの議員さんが聞いているんですけれども、とどのつまりは何なんでしょうかというところがわからないんですが、その辺のご説明をお願いします。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) とどのつまりはということになりますけれども、事業そのものが農業研修生受入推進等調査ということですから、当然、農業研修生なりなんなりを受け入れるにはどうしていったらいいのか、そのための箱はどうすればいいのか。といったところを具体的にどのような形で持っていったらいいのかということを調査してほしいということなんです。だから、建物だったら既存の建物がいろいろありますし、アパートもあります。そういったものを使ってやっていくのか、新たに造っていった方がいいのかというのも含めて、中身の細かいところをやっていったら、今使われている農業者の方に労働者がたくさん来てくれるんじゃないのか。そういったものをそのコンサルの中のプロポーザルですから、いろいろな知恵を絞ってもらって、考えてもらっていこうと。それには当然、自分たちのリクエストも必要になりますので、そのためには協議会という形でリクエスト、言葉をどんどん入れていってもらって、それも合わせてどういった形で受け入れるための施設ができるのか、建物も含めて、システムができるのかということをやってもらうということで、理解できませんか。お願いいたします。
○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。
○1番(鈴木孝寿) あまり深く追求はしたくないというか、追求したくはないということはないんですけれども、たぶんいろいろな意味で苦しい答弁もあるんだろうなということで察することもあるんです。正直に申せば。平成28年度の予算の中に組み込まれずにこの補正のところに組み込まれているところに、実はいろいろあるんだろうなという思いしかないんです。ただ、いろいろな事情があった中で出しているんだろうと判断せざるを得ないし、この事業においては人口減少の中においても語られたことでございますので、非常に必要だとは思うんですけれども、これをやった後に、例えば、実習生や研修生が来たときの給料関係や補助関係とさまざまな部分が今度出てくるであろう。そういうのに対したシステム構築でこの予算があるというふうに考えてよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) もちろんそういうことも含めてという考えでございます。
○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。
○1番(鈴木孝寿) 自分の中の考えの落としどころも考えているんですけれども、最後に、必ずこれを人口減少につなげる。それは農業問題の労働力の解消の中で必ず解消ができるひとつの分野だと、平成27年度補正、あるいは平成28年度でやる事業においては、農林課においては絶対肝なんだよという部分で判断させてもらってよろしいでしょうか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 先ほどから申し上げましたけれども、労働問題というのは本当に農家の皆さんにとって大きな問題で、ヘルパーにしてもほとんどがどこかの農家に全部張り付いているような状況で、ほとんど従業員のような形で使われているような現状でございます。そういった意味では、労働問題というのはすごく大きな問題で、何とか解決してほしいという話をたくさんいただいてございます。だから、今まで結局なかなかできなかったところをせっかくこういった事業ができましたので、これを使って、一歩でも二歩でも前へ進みたいなというふうに考えてございます。できれば、施設の関係も含めて解決できればと考えていますので、よろしくお願いしたいと思います。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第37号、平成27年度清水町一般会計補正予算(第11号)の設定についてを採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。