北海道清水町議会

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平成28年度予算審査特別委員会(3月15日_農林業費)

○委員長(中島里司) 昨日に引き続き、一般会計予算の審査を行います。

 これより、第6款、農林業費、128頁から147頁までの審査を行います。

 担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば説明願います。

 農業委員会局長。

 

○農業委員会局長(佐藤武登) 農業委員会に関する予算は128頁・129頁、1目、農業委員会費及び143頁、8目、農地移動適正化斡旋事業費です。

 1目、農業委員会費は昨年と比較いたしまして340千円の減となっております。要因といたしましては、給料をはじめとした職員人件費の減となっております。 

 8目、農地移動適正化斡旋事業費は256千円の減となっております。要因といたしましては、中間管理事業にかかる報酬等を平成27年度実績見込みを基に積算したための減となっております。

 以上、簡単でございますが説明とさせていただきます。

 よろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 次に、農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 私の方からは6款、農林業費のうち農林課所管の事業につきまして、予算の概要についてご説明申し上げます。

 農林業費は総額1,162,318千円でございます。昨年と比較して304,419千円の増額でございます。主な増減につきましては、先般、副町長の方から予算の説明で申し上げたとおりでございますけれども、改めまして本年度の農林課にかかる特徴的な事業についてご説明申し上げます。

 最初に131頁、農業振興費でございます。19節、負担金補助金及び交付金の33番、農村浄化槽設置推進事業についてでございます。これは、町内事業者の施工に限り上限額を10%上乗せするということに変えまして、448千円の増額ということにいたします。

 そのすぐ下、35番、畑作総合振興事業補助金でございますけれども、この中に入ってございますJAの堆肥ペレット(清水有機)に対する補助金を一袋あたり今までは100円の補助をしていたところですが、なかなか農家の皆さんに浸透してこないというような状況がございまして、いろいろと苦慮していたところなんですけれども、昨年からJA職員が総出になって全戸を回って説明と利用の啓蒙を図ってきているなど、農協そのものも力を入れてきているというような状況も含めまして、1袋あたり200円の補助に増額いたしまして、一押ししていきたいなということでございます。

 年数につきましては、3年間を限度といたしまして、その段階で農協としては助成が無くても自分たちで頑張れるというような体制をつくるということでございますので、そういった形でいきたいなというふうに思ってございます。

 次に132頁、同じく19節52番、農畜産物等加工試験分析費用補助金900千円でございます。地域資源を活用した農畜産物の加工・製造を目指すものが、成分または栄養などにかかる試験分析を研究機関等に委託する経費の2分の1、補助額で上限を300千円といたしますが、補助していきたいということでございます。

 次に、同じく53番、清水町食育推進協議会交付金200千円でございます。昨年3月に作成しました推進計画によって実施されていきます、各団体の活動の補助的事業を行うために交付するものです。全体ではなかなかできないような講演会などの講師の経費を補うということを考えてございます。

 次に138頁、一番下、5目、牧場費、18節、備品購入費、14番、牧場管理車両13,756千円でございます。25年使っていた4トントラックを更新するものでございます。

 次に139頁、土地改良事業費、19節、負担金補助金及び交付金、11番、国営事業償還負担金475,851千円でございます。副町長の方から説明がありましたとおり、美蔓地区国営かんがい排水事業負担金の一括償還事業で253,444千円の増でございます。

 次に141頁、道営土地改良事業、19節、負担金補助金及び交付金、10番、道営草地整備事業でございます。清水地区なんですが、負担金として1,324千円。同じく11番、道営畑地帯整備事業(清水松沢地区)負担金6,565千円。同じく12番、道営水利施設整備事業負担金2,555千円でありますけれども、平成28年度から新規に着手する道営事業でございます。

 内容につきましては、議案説明資料77頁から88頁をご覧いただきたいと思います。

 次に146頁、6款2項1目、林業費、19節、負担金補助金及び交付金、34番、猟銃免状等所持新規駆除員補助金ということで110千円でございますが、これまで罠の免状に限って補助をしていたんですけれども、猟銃を取得する場合にも広げたということでございます。

 以上を申し上げまして、6款、農林業費のうち農林課所管の事業の予算概要についての説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 水道課長。

 

○水道課長(堀 秀徳) 水道課の所管いたします予算の主な変更箇所についてご説明申し上げます。

 141頁から143頁の1項7目、農業用水管理費でございますが、平成27年度まで御影農業用水管理費として計上しておりましたが、6目、土地改良事業費の事務事業となっておりました十勝川左岸地区農業用水管理事務と新たに美蔓地区農業用水管理事務を加え、平成28年度より農業用水管理費に一元化しております。主な変更箇所について説明させていただきます。

 御影地区農業用水管理費のうち142頁上段の事業費は、燃料費及び電気料が前年度実績により44千円の減となっております。

 15節、工事請負費はメーター交換台数の減によりまして1,161千円の減ですが、石山調整池の水位計更新により6,565千円を追加計上しております。

 143頁、上段の16節、原材料費は、国道沿いの施設表示看板取り替えのため92千円の増となっております。

 18節、備品購入費はメーター購入台数減によりまして3,678千円の減となっております。

 143頁中段に新規として美蔓地区農業用水管理事務でございますが、昨年度で事業完了した国営美蔓地区畑地かんがい施設の維持管理が始まりますので、需用費の施設修繕料として300千円、仮称ではございますが美蔓地区の農業用水維持管理協議会が発足予定のため負担金として700千円を計上しております。

 以上が主な変更箇所となっております。

 ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 企画課長。

 

○企画課長(松浦正明)

 農林業費における企画課で計上しました関連予算についてご説明いたします。

 133頁をお開きください。

 3目、農業振興費の右の説明欄の中段にあります、アグリビジネススクール事業をご覧ください。アグリビジネススクールは清水町総合戦略のひとつの基本目標であります「町の産業を確立し、安心して働けるようにする」の施策の経営力向上支援事業の中のひとつの事業で、町やJA、小樽商科大学などの大学、町内金融機関などが連携し、農畜産物の付加価値や経営力の向上を図り、稼ぐ力を持つ農業人材を増やすことを目的に開校するものでございます。実務経験のあるビジネス感覚を持った農業経営者や研究者による講義などを行うことにより、マーケティングスキルの習得とビジネスマインドを持った農業人材を育てるとともに、アグリビジネススクールの総括としてシンポジウムを開催し、有識者らによる大学と地域の連携を論議し、効果のある事業としていくものでございます。

 予算としましては、講師などの謝礼のほか、事務用消耗品、開催周知のためのチラシ折込の経費を計上しております。

 以上、企画課にかかる予算の内容を説明いたしました。よろしくご審議のほどお願いします。

 

○委員長(中島里司) これから順次質疑に入ります。

 第6款1項1目、農業委員会費、128頁・129頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項2目、農業総務費、129頁・130頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項3目、農業振興費、130頁から133頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) 133頁をただいまご説明いただきましたけれども、アグリビジネススクールの件でお尋ねをしたいと思います。

 安心をして働くための場、農業人材を育てるという目的ということでございますけれども、この予算計上の中で報償費がほとんどを占めているわけでございますが、この対象者はどこらを辺まで受講生として対象とするのか。また、その人たちの負担金というものが発生するのかどうかをお尋ねしたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 2点質問があったと思うんですが、まず対象者ですけれども、基本的には農業関係者を想定しています。今協議中なんですが、農業関係者を対象とするんですけれども、異業種の方というのも想定しています。対象者としてはこのような方を現在は想定しています。

 2点目の質問ですけれども、負担金というのは料金を取るかということでよろしかったでしょうか。

 それに関しては受講料は無料ということで考えております。

 

○委員長(中島里司) 一問一答でお願いいたします。

 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) 対象者は農業者ということでございますけれども、農業を従事している人かそれとも新たに農業をしたいという人も含めてでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 現時点ではJAが絶大な影響力を本町では持っているので、そういった方々の中でも若手の方々を想定しています。これも現在いろいろなところと協議をしているんですけれども、実行委員会等を今後つくっていくので、その中で検討していきたいと思っているのですが、農業に従事している人だけではなく、今後、アグリビジネスに関連した企業を想定した方々というところも対象に含めていきたいと現時点では考えています。

 

○委員長(中島里司) 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) 若手の方と言いましても、やはり若手ではなくてもアグリビジネススクールということになりますと6次産業化ということもうたわれておりますし、50代、60代になってもまだまだ挑戦をしたいという方もいらっしゃるかと思うんですが、その人たちも対象にするということは考えられていないようですけれども、そういうことも考えていただきたいなと思いますが、いかがでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 現時点では若手の方々を対象にしているんですけれども、今後、そういった実行委員会等を構築していく中で、そういったことも考えていきたいと思います。

 貴重なご意見として受け止めたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) ありがとうございます。

 そういう中で報償費が2,550千円ほど計上されておりますけれども、講師の数も多いのか、それとも週に何回か講義をする数もあるのか、1年間に何回くらい予定されておりますか。

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 基本的にアグリビジネススクールは2016年11月から2017年2月末までで6回予定しています。

 その中で6回行うので、月に2回くらいを想定しています。

 報償費がなぜこんなに高いのかというお話しなんですが、今、大学と協議をしているんですけれども、小樽商科大学等と連携を図っておりまして、大学の研究者でコーディネータの方1名と講義(理論的なところ)を行う方1名、農業経営者の方1名ということで3名を1度の講義に呼んで、刺激的な講座にしたいと現段階では考えております。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕)

 産学官あるいは産学金連携の農業人材育成ということでアグリスクールを開かれるということでございますが、大変いい試みだと思いますし、できればもっと幅を広げていただいて、地元にも帯広畜産大学がございますし、農業大学校もございます。あるいは酪農学園等もございますので、もっと幅を広げた形の中で行えないのかという気もしますし、地元金融機関、十勝には帯広信用金庫という全道に誇る金融機関でございますし、北洋もございます。そういった情報量もかなり持っております。この前、松沢理事長の講演を聞く機会もございましたので、やはりそういったものを、地元の支店もございますので、地元と連携したようなことも取り入れていかなければならないと思いますが、そういった幅広いつくりにしていただきたいと思いますが、どうでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 貴重なご意見ありがとうございます。

 まだちょっと調整中なところもありまして、なかなか全貌のところを言えないところもあるんですが、そういった幅広い、道内、国立大学との連携、地元金融機関との連携というものももちろん視野に入れて現在調整しております。

 ただ、これを人材育成事業として実施していく際に、十勝イノベーションプログラムというものとフードバレー人材育成事業という2つの人材育成事業が十勝圏では二本柱として成立しております。

 本町の独自の人材育成事業として確立していくためには、そういった2つの事業と重複しない形で清水町ならではの人材育成事業として確立していく必要性があると私は考えております。そのため、初年度に関しては趣向的なプログラムとして実施したいと考えておりますので、その点は考慮いただければありがたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 髙橋委員。

 

○委員(髙橋政悦) 担い手コーディネータについてなんですけれども、平成27年度は設置できたんでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 農林課長補佐。

 

○農林課長補佐(渡邊義春) 平成27年度の担い手コーディネーターにつきましては、平成26年度で人が辞めた関係がありまして手配をしたところだったんですけれども、結局1年間見つけることができませんで、不在になっております。ただ、こういった事業につきましては、私ができる範囲ということで、継続するような事業については担当させてもらったことがあります。

 

○委員長(中島里司) 髙橋委員。

 

○委員(髙橋政悦) なり手がないということでご苦労なさったと思いますけれども、担い手コーディネーターの業務というのは特定されることが多いと思いますが、清水町独自にその方に委託するのではなくて、例えば同じ仕事をする鹿追、新得との連携で3町で2人を雇うとか、委託をするとか、そんなふうに考えられないものでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 農林課長補佐。

 

○農林課長補佐(渡邊義春) 予算計上いたしました平成28年度につきましては1人の方の内諾を受けておりまして、配置する予定でございます。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 今の担い手コーディネーターから始めさせていただきたいんですけれども、1年空いた段階で平成28年度実施するにあたって問題は生じないですか。1年人がいなくて、その分職員の皆さんで手分けしてやっていたと思うんですけれども、現実的に1年空くと状況もいろいろと変わってくる部分も多々あるかと思いますが、その辺で事業を展開する上で問題点などはないでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 農林課長補佐。

 

○農林課長補佐(渡邊義春) 平成27年度につきましては、私が中心となりまして農林課の職員で、例えばファームスクールだとか、すずらん会の事業だとか、そういうものについては対応させていただきました。ただ、今指摘がありましたとおり、結婚相談的なものにつきましては多くは活動できなくなったので、そちらにつきましては新しいコーディネータの方に更に活動を広げていただきたいと思っております。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 農林課に行きまして、そういう話も聞いておりましたので、ぜひとも前向きに頑張っていただきたいというか、本当に地域の担い手のためにぜひ努力をしていただければと思います。この部分はこれで終わりたいとます。 

 その下、ちょうど130頁の下、報償費の11番、清水町農業施設整備奨励金が昨年と同じ2,000千円計上してありますけれども、昨年の実績についてお知らせいただければと思います。

 

○委員長(中島里司) 農政係長。

 

○農政係長(近藤芳行) 農地整備事業の昨年度の実績を報告したいと思います。

 平成27年度の実績なんですけれども、8件ございまして、1,628千円の商品券を交付しております。ただ、上限が300千円ということになっておりますので、町内の業者さんに支払った工事費としましては44,664,181円ということになっております。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) わかりました。ある一定の効果はあるんではないかということだと思うんですけれども、現実的にそれ以外、全く町内業者じゃないというところはたぶん数字は拾えないと思うんです。この2,000千円をこのまま付けておいていいのかどうか。もしくはさらに必要なのか、もしくはいらないのかという検証はそろそろ始める頃かなと思うんですけれども、ぜひ今年1年、そういうところはなかなか拾えないとは思うんですけれども、現実的にこれが農家さんにとって必要なのかどうかというところも今度は検証する必要があるかなと思いますので、その辺もよろしくお願いしたいと思います。

 続いて、131頁、19節10番、営農対策協議会負担金224千円。これは昨年と同じだったと思います。昨年の予算委員会でも同じことを言わさせていただきまして、また同じことを言わさせていただくんですけれども、清水町の農業を考える時、先般行われた桜井議員の一般質問の中でもTPPの対応についてはということでお話をすると、営対協の幹事会において11回程度やられたという、要はここが起点になっているところなんですが、昨年言わさせていただいたのは10年、20年前の話になってしまいますけれども、営対協というのはもともともうちょっと予算があったと。そして、それぞれが先進地の研修とかをこういうところでやっていたという形で、昨年の質問の中でもう少し未来、清水の農業の根幹たる農業の未来を見据える一番の司令塔的な役割が営農対策協議会だというふうな認識をしているんですけれども、もう少し予算を付けてしっかりと勉強会もしくはお金を使ってでも講師を呼んでやる研修も含めて、そういうのをやってはいかがかというふうにお話をして、課長はその時に大変なエールをいただいたという形で確か回答されたと思うんですが、それに対して今年度も全く同じということは、「これで充分なんです。もう農業に関してのこういう会議や集まり、特に先進地の視察も我々はいりません。」という宣言にも見えてしまうんですが、それに対して回答をいただければと思います。

 

○委員長(中島里司) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 大変なエールをいただきまして本当にありがとうございます。

 あの後、営対協の中できちんとした総括をさせてもらってございません。この1年間でしっかりやって、まだまだ勉強しなきゃいけないこともたくさんあるというふうに思います。先ほども言われたとおり、TPPの関係ではいろいろなところで、たぶんいろいろな地域で、いろいろな対策をし、それが地域間で相当な温度差も出るだろうというふうに思います。だからそういった意味では知識を蓄えながら次のことを考えていかなければならないという意味でもいうふうに思っております。予算のこともございますので、私が付けますとは勝手には言えないわけでありますけれども、きちんとした根拠をもって要求していきたいなというふうに思います。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) お金が多いから未来を語れるというわけでは当然ないんで、これで期待するのは平成27年度と同じくらいかなと数字的に見れば思ってしまいますし、もう少し皆さんで知恵を出して、出すべきところには出すというような考え方でやっていかないと、TPPだって黙っていたらすぐに来るということはないにしても来るための準備をしなければならないという一番大事なところだと思いますので、ぜひとも協議会のあり方を私がいうのもあれなんですけれども、ぜひもう少しTPP対策ともなればなかなか出しやすいという部分もあるんでしょうし、もう少し先進的な部分、先ほど最初に課長がおっしゃられた十何億円を抱えているということは、清水の予算の7分の1から8分の1は持っているという大事なところでございますので、もう一度エールをしておきますけれども、頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。

 それとともに、132頁になりまして、46番、青年就農給付金事業補助金6,000千円の詳細について、概略でも結構ですので教えていただければと思います。

 

○委員長(中島里司) 農政係長。

 

○農政係長(近藤芳行) 青年就農給付金につきましては、現在、清水町では2件の方が給付されております。平成24年度から行っている国の事業なんですけれども、3件対象者がおりました。そのうち1件の方、これは5年間しかいただけないということで、平成20年の11月に就農した方なので平成24年度目が5年度目になったということで、その方は1年間だけ給付されました。平成24年度目が5年度目になったということで、その方は1年間だけ150万円を給付されました。その後の方につきましては、平成25年度から給付された方、平成24年度から給付された方ということで、まだ継続して支払っている方が2件いらっしゃいます。その2件プラス今、新規で就農したいという相談が2件来ております。ですので、その2件分を見込んだ4件分を予算計上させていただいているということでございます。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) それであれば了解いたしました。

 続いて、52番、先ほど課長より説明いただきました、農畜産物等加工品試験分析費用補助金、いわゆる2分の1補助の関係ですけれども、これについては町内の農家さんの個人、法人構わずこれが使用できるという考え方でよろしいでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 農政係長。

 

○農政係長(近藤芳行) 今、要綱等を精査しているところなんですけれども、一応対象者については町内に住所を有し、農畜産物等加工品の製造販売を目指すものということで、想定しているのは農家さんが中心なんですけれども、農家さん以外で地元の農産物を使ってそういうものをつくりたいという相談があれば、それは運用上ケース・バイ・ケースで対応していきたいというふうに考えているところでございます。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 了解いたしました。

 まだ検討中の部分もあるということとケース・バイ・ケースでまた考えていくということですので、わかりました。

 ぜひ、これがふるさと納税、十勝のふるさとブランドとかち清水のひとつになれるような形で推進していくということだと思いますので、ぜひ推進のほどよろしくお願いします。

 最後に、アグリビジネススクールの関係を質問させていただきます。

 いわゆる、経営力向上支援事業、更には大学連携、小樽商大を核としてきっとやられるというふうに思うんですけれども、だいたい決まっているのかなというような、先ほど十勝型の2つのパターンを示していただきました。ただ、現実的に今それに対してどのくらいの人が集まってくるのかというのが、要は商業的なビジネス的な、悪い言い方をしたら根性論。どうしたらいいのか、こうすべきだというのがなかなか難しいんです。これをやるのは難しい。最近、実は農業関係のこういう先進的なアグリビジネススクールは何をやっているかというと、農業イコール科学だという形で、例えばNTTさんなどコンピュータ系のところと連携しながらやるというのが非常にこれからのスタンダードになってくるというふうに言われております。先般も札幌で開催されて、私も行けなかったんですけれども、農協職員からは1名、あと清水町内から何名か、役場からはいらっしゃらなかったと聞いております。そういう部分も少し加味して、科学的な部分で、たぶんこれは先進的な農業経営の一端になるのかなと。6次化といっておりますけれども、どちらかといったら6次化というのはこれからどうなっていくのかが微妙なところで、それよりももう少し清水らしいというか、清水が一番遅れているところも科学であったりするので、そういう部分をもう少し研究されてやられる方がよろしいのではないかと思います。一応回答があればよろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 貴重なご意見ありがとうございます。

 先日、2月の後半か中旬くらいにNTTドコモさんとベジタリアさんという会社の方が私のところに来て、スマートアグリというものだと思うんですけれども、それが3月10日に札幌であるので来ませんかということと、このアグリビジネススクールというのをやりますということをまち・ひと・しごと創生本部事務局で派遣の取り組みということで私が書いたんですけれども、それを見て本町にいらっしゃった時に農業ICTというのは非常に重要なテーマだよということを言われました。私としてもやはり派遣元というものと本町の考え方というのも大事にしたいということで、またぜひ機会があればアグリビジネススクールの講師や今後、アグリビジネススクールというものを複数年度にわたってもしできるのであればお互いに連携して何か新しいもの、イノベイティブなものをつくっていきたいということで話は終わっています。なので、最先端の農業ICTというのを追及していくというのは非常に大事だと思うんですけれども、まず清水町の農業でどういったニーズがあるのか、私も勉強不足なところもあるので、そういったところを把握した上で清水町ならではの農業経営塾みたいなものを農業塾とは別の観点から大学連携を通じて構築していきたいということで、挑戦ということで受け止めていただけたらなということで考えております。

 あと、畜大さんにもいろいろお話を聞いているんですけれども、約10年近く農業者向けの人材育成事業をやっていますが、やはり人集めがめちゃくちゃ難しいと。そこをどうやって解決するかというところが長村さんの手腕というか努力しだいだということを言われておりますので、鈴木議員からの励ましの言葉と受け止めて、人集めは全力でやりたいと考えております。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) その農業ICTのことをわかっていただいただけで、たぶんそういうのも選択肢でこれからも今の考えに固執することなく、清水にはどういうものが大切か、11月から始まりますので、若干はお時間はあると思いますので、受けたい側の気持ちもリサーチしながらやられるとよりうまくいくのではないかなというふうに思ってございます。農業関係はエールばっかりになってしまいますけれども、ぜひ頑張っていただきたいと思います。

 これとともに、もう1点関連してお聞きしたいんですけれども、アグリビジネススクールは僕も受けてみたいなと思うんです。だからといって、今から言う四季塾を受けたいというか受けたくないと言っているわけではないんですけれども、実際には四季塾とアグリビジネススクールはもちろん違うんですが、人づくりについて言えば同じ考え方であるのはあるのかなと思います。今年、四季塾のところは昨日通過しましたけれども、考え方というか、1つの課で2つのスクールを持つという形になっておりますが、これの整合性というと変な言い方なんですけれども、1つの課で2つ持って、結局は担い手育成、要は清水町のまちづくりをしてくれるというか、経営を含めてまちづくりを含めてやっていくスクールを持つというところの非常に僕は難しさを感じるというか思うんですけれども、この辺はどのように住み分けて運営していくか、もしくは住み分ける必要なく、考え方としてはどこかで合体させるわけじゃないですが、同じ非常に素晴らしい講師だったらここでリンクさせるという考え方はございますでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 政策企画係長。

 

○政策企画係長(宇都宮学) 四季塾とアグリビジネススクールということで、住み分けのお話しだったんですけれども、四季塾の趣旨といたしましてはまちづくり全般ということで、まちづくりに関心をもっていただいて、町民主体の例えば、一番すごければコミュニティビジネスだとか、共同事業などを町民主体で進めていける人材育成ということで考えております。

 アグリビジネススクールというのは、まずは農業の方の特化ということで、総合戦略の事業として農業の所得を増やすことによって雇用を増やすということで、基幹産業である農業に特化した部分の塾という住み分けで考えているんですが、広い意味ではまちづくりという意味なので、もしかしたら運用している時にでも重なる部分があればいろいろと考えていきたいなというふうに考えてございます。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 対象が全然違うので、やっていることも内容も違いますからリンクする必要もないんですけれども、ただ、やはりどちらもいい金額をかけてやっているのは事実でございますので、人選には間違えずに、公開するところは公開して、受けている人だけではなくてそれ以外にも感じていただけるような場面をぜひつくっていただければと思いますがいかがでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 本件につきましては、住み分けの話も出ましたが、過去に清水酪農学園短期大学を私が担当していました。これで酪農学科と畑作学科の2つを選べまして、農業に特化しました。これはどういうことかというと、やはり経営者になっていくわけですから、最終的には我が家の経営方針をしっかりと立てていかれるように、そして後継者につないでいくような体制づくりということで、その両科でもって20名ずつの40名定員でやりました。実際には20名ずつは集まりませんでしたけれども、何十年もやりました。酪農学園と提携してやりました。その当時に、JA、普及センター、その他の講師を呼びまして、当然酪農学園の本校にも学びに行きまして、さまざまな形をつくり上げたわけです。こういうことをやって今の農業者のだいたい50代、60代の人たちが酪農短期大学の研修を受けたということであります。

 したがって、今回、アグリビジネスというのは、いわゆる農業経営をこれからTPPを控えていく中で、強い農業基盤づくりをするためにも農業人の育成というのは欠かせないわけでありまして、これをしっかりしていくことによって、わが町の基幹産業が充実し、更に2次産業へ繋いでいける、3次産業へつなげると言ったことを考えています。

 四季塾というのは、先ほどもちょっと出ましたけれども、個々の活動で自主性を高めていただくと。高めてそれをまちづくりへ還元していただく、反映していただくということになるわけで、一般論の知識を得て、まちづくりとはどういうことなのかということを学んでもらうと。どちらもそうでありますが、1つは農業という企業に特化したものにしていく。農業の企業化というか、さっきのICTも含めた農業の企業化、いわゆる企業人をつくるということが大切ではないかと。そこから何か副産物としていろいろな形が生まれればと、そういうのを養成として狙っていきたいと。私の考えはそういう考え方で、四季塾をはじめアグリビジネスを開講するにあたって、そういう考え方を持って担当者と話をしながら進めていこうということでございます。期待を持っていただいておりますので、ぜひ頑張っていきたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 了解いたしました。

 最後に最初に言おうと思っていたんですけれども、今回のアグリビジネスに関しては先ほど奥秋委員の質問の中で受講者に対しては無料という答弁があったかと思いますが、こういう本当にいいことをする時は無料だと本当に人が来ないですよね。逆に。無料だといいかなという形になることが非常に多い。これはぜひとも実施までに検討してほしいんですけれども、本当にいいものを提供するとなる時にはお金をとってもいいと思うし、行政がやることに対して僕は無料というのはおかしいと思っています。今回、それをやるといろいろと補正もしなければならなくなったり大変だと思いますが、ぜひこれは内部で検討していただいて、本当に受講者を呼んでほしい、またはちゃんとした形態でもっとしっかりやりたいという考えがあるんであれば、僕は有料にすべきだと思いますので、ぜひご検討下さい。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) アグリビジネスを開講するにあたって有料にすべきということなんですけれども、将来的にはお金を取って、ペイするような形で運用していきたいというふうに考えています。

 ただ、人材育成事業というのは、私の感覚では初年度はそんなに大々的な成功というふうにはならないというふうに思っていまして、そういった意味でも初年度は試行的に受講生から得られた感想やこういったところを改善してほしいといったところを盛り込んでいって、プログラムを進化させていった後に有料でプログラムを提供したいというふうに現時点では考えております。鈴木委員のおっしゃることも考慮しつつ、11月に向けた講座開講に向けてより多くの皆さんのご意見を反映できるようなプログラムにしていきたいというふうに考えております。

 2,700千円という貴重な町の予算を付けていただいたので、これに見合うようなスクールを開講できるように全力を持って取り組んでいきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) その考えでもいいと思うんです。ただ、自己啓発とかそういう部分に関して現実的な話をすれば、無料のやつでやっても誰も勉強する気にはならないんです。たぶんそれは間違いないんです。勉強したいからお金を出していくというのが勉強する人の第一歩なんです。何とか来てよといった時に、こういうプログラムをやって成功するかしないかは別としても、今回無料でやって、これで最初なんとかやっていければいいかなという考えは今回失敗すると思います。今回、うまくいってもらわなければ困る。いかないかもしれないではなくて、行政がやるにはいかなきゃならないんです。失敗してもうまくいったと言ってしまうのが行政ですから、極端な言い方ですけれども、ぜひ前向きに考えてください。今、絶対だめだと言っているわけではないんですが、検討した上で無料だったというのであればいいんですが、予算委員会の前で検討しません。これでいきますと言われるのであれば、このまま僕はずっと同じ質問を何回も続けるつもりでいますので、検討してみてください。よろしくお願いします。

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 前向きに検討したいと思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 原委員。

 

○委員(原 紀夫) 農業問題に精通している多くの方からなかなか厳しい質問等が出ておりますが、私の方からも何点かお尋ねをさせていただきたいと思います。

 131頁の畑作総合振興事業の補助金について毎年ご意見を申し上げておりますが、私は昨年も言いましたけれども10,000千円を定期的に付けているような感覚があるのではないかということまで言わせていただきました。今年は空前の豊作だからたぶん農協さんの方が「いままでお手伝いいただいたけれども今年は結構です」と言ってきていると思ってみたところ同じようについていると。加えて、先ほどの課長の説明では、いままで100円だったやつを今度は200円にするということで、これはないのではないかと私は思うんです。今年の予算全般を見ても、予算書を見てもわかるとおり、過去の事業を拡充しているだとか、新規に設定しているという事業が非常に多いんです。若干去年の全体の予算よりは低くなっているんだけれども、去年は大きな事業がたくさんありました。そこにみんな振っているという感じなんです。何でこんなことをするのかなと思って私は疑問に思っているんです。農協の方から「今年は結構です」という話はなかったんですか。

 

○委員長(中島里司) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 今のご質問でございます。農協の方からご辞退を申し上げるというような言葉はなかったのかということでございますけれども、毎年10月の後半に農協の担当者と時には理事者とうちらが行って話し合いをしています。来年度の事業について検討させていただくんですが、今回上がってきたのがペレットの関係でございます。これまで順調な進展が得られなかったと。事業の進め方にもある程度問題があるのではないかという話もしながら、なお且つ昨年値段を下げて販売したところそれなりに成果が上がったと。下げたならまだできるのかなというような実験の結果、また今年ももう1回下げてみたいんだと。それで、下げたなら下げたなりのそれが正式な価格になってしまいますよという話もしながら、このペレットについてはいろいろと検討させてもらいました。農協さんの方で組合長が変わったからというふうに言ったら大変申し訳ないんですが、とにかく考え方も変わったのかわかりませんが、とにかく今回は本当に力を入れてやりますということで、先ほども申し上げましたけれども、職員皆で全戸の農家を回って、これの普及に入っているということ。それともう一つ、3年後には何がなんでもこの金額で販売してもペイできるように努力するということも聞いていますので、そういった意見はわかったと、それに対しての後押しをするということで、それでも若干だったんですがさせていただくということでの今回の計上ということでございます。

 他の方は下げてもいいですよというようなご意見は特になかったというふうに思っていますし、当時、まだ出来作が終わった後ではなかったというのもあるんですけれども、とりあえず、まだまだやらなければならないことがあるだろうということでの予算計上でございます。

 

○委員長(中島里司) 原委員。

 

○委員(原 紀夫) 今年も農協の総会は、私は呼ばれないから行けないんですけれども、行って昨年より多くの配当金をどんと農家の皆さんに付けたりすると、町民の人に町は何をやっているんだと私は言われると思うんです。農協がどうしても大変だなという時に付けるのに反対するわけではないですけれども、こういう大豊作で税金をどう払うか困っているようなことまで意見が出たような時に、同じように旧態依然として付けてもらっては困るということを私は最下位とはいえ選ばれて出ている議員だからあえて言わせていただくんだけれども、配慮してほしいなと思っていたのであえて言わせていただいているんです。

 加えて、もう1点お尋ねをしたいのはにんにく工場ができました。つくる前にまさか学校が近くにあるということで臭いが拡散なんてしないだろうなと念を押しておきました。聞くところによると臭いが問題になっているような話を聞いているんですが、担当課としてはそのことについて聞いているか確認をさせていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 情報としては聞いてございます。そのことについても農協の方にはそういったような状況があるぞということでのお話はしています。農協は臭いについて、どんな臭いが出ているのかの調査はしたということでございます。当時の話からいくと臭いはしないというふうに私も聞いていますし、いろいろな説明会の中でもそういうお話をされていたのに出ているということはどういうことなんだということは、農協の方には投げかけてございます。

 

○委員長(中島里司) 原委員。

 

○委員(原 紀夫) 出たものを引っ込めれと言っても簡単に引っ込むものではないと思うので、これはこれ以上言いません。

 先ほどから出ているアグリビジネスの関係で何点かお尋ねをします。私どもの町に小樽の方からはるばる来ていただいて、清水のためにひと働きしてもらえるとよく言っておりますけれども、私も大きな期待を持っていた一人として、今日、アグリビジネスの話を聞かせていただいて、陰でこういうことをしていたんだということで理解をしているところでございます。そこで、地方創生の担当主幹は4年も5年も6年もいてほしいんだけれども、たぶん2年間ということで来ていただいていると思うので、先ほど言われたのは今年の11月から来年の2月と言いましたが、終わったあと行ってしまったらどうなるのかと、この辺を非常に心配をしているんですが、この辺は今後どういう対応をして、就労した農業者を育成したり、他の方から強化をするという面では考えているのかなということがあればお尋ねをしたいんですが、どうでしょうか。 

 

○委員長(中島里司) 地方創生担当主幹。

 

○地方創生担当主幹(長村知幸) 時期の設定なんですが、農業者の方々はどうしても11月から2月の間じゃないと参加が難しいということでこういった時期の設定になっております。

 アグリビジネススクールの事業の中にスクールを運営する費用と地方創生シンポジウムという仮のタイトルなんですけれども、この2つが予算として計上されています。アグリビジネススクールの総括としてそういったシンポジウムはやるんですけれども、そこで地域と大学との連携というところを模索していく、キックオフイベントというふうに私は位置付けています。そこでのイベントを継続化していくというところで大学と清水町の連携というのを複数年度にわたって実現していきたいというふうに考えております。

 これに関しては、小樽商科大学の新しいビジョンというものがあるんですけれども、2021年までの計画なんですが、地方創生、地方公共団体との連携、社会人教育プログラムの積極的な推進、文理融合型の産学官連携のプログラムといったものを構築していく。その中の内容のひとつとして50以上のシンポジウム、セミナーを開催するという目標が設定されております。また、大学としては清水町にそういった利益というものを複数年度にわたってもたらすであろうというふうに考えておりまして、こういった事業を企画、提案したしだいであります。

 

○委員長(中島里司) 原委員。

 

○委員(原 紀夫) なかなか奥深くて、これからもそういう方向で頑張るという決意でありますので、ここは期待をしてエールを送らせていただきたいと思います。

 先ほど言ったように、担当官がいなくなった、火が消えたなんてことにはならないように、特に町を挙げて取り組んでほしいということを申し上げておきたいと思います。

 もう1点お尋ねをいたします。

 135頁のバイオマス利活用促進事業補助金がありますが、これはどういう形で進んでいるのかについてご説明を...(中断)

 

○委員長(中島里司) 133頁までです。

 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑を終わります。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項4目、畜産業費、133頁から135頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) 私から1つお聞きしたいと思います。昨年度から新規で始まりました初乳加温機装置導入の補助についてですが、これの現状的に去年は何戸の方が入れられたのか。今後どういった措置の中で、どれくらいの普及を目指しているのかをお伺いしたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 農林課長補佐。

 

○農林課長補佐(渡邊義春) 初乳加温機の購入費でございますけれども、平成27年度は今まで3名の方が導入して補助金を支出しております。内訳につきましては500千円程度のもの、700千円程度のもの、900千円程度のものを購入していただいております。

 新年度につきましては、5件分を予算計上したところでございます。農協等と連携して進めているところでございますけれども、かなりの容量のものを求めているというお話しもございますので、農協と合わせますと150千円の助成なんですが、なかなか結び付かないというところは現状ではあると思って認識しておりますが、重要なものでございますので継続して利用していただければと思って計上したところでございます。

 

○委員長(中島里司) 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) これを導入された方はいいものだというふうに使われていると思います。全戸とは言わないにしてもできるだけ多くの方がこういったものを導入できるような体制を取っていただきたいというふうに思います。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 農林課長補佐。

 

○農林課長補佐(渡邊義春) 引き続き農協と連携をいたしまして、使っていただけるようにPR等を進めたいと思います。

 どうぞよろしくお願いします。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 原委員。

 

○委員(原 紀夫) 先ほどは失礼いたしました。

 135頁のバイオマス利活用促進事業補助金の関係です。畜産を主体とする町でありますから、有効に活用して、少しでも清水町の畜産業が広く伝わるような形で進めてほしいなと思っているのは常々あります。

 私どもの産業厚生常任委員会でもそういう面から力を入れて、いろいろと先進的なところを見てきて生かしていくような方向はどうだという意見も常々出ているところでありますので、今進めている形について、どういう形でなっているのか説明をお願いします。

 

○委員長(中島里司) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) バイオマス利活用の関係でございます。この事業そのものは今までバイオマス施設をつくったその施設に対しての固定資産税分の助成というような事業でございますので、委員さんがおっしゃる質問とはちょっと合わないかもしれません。

 ただ、平成27年度に面的活用事業ということで、調査事業を一応やってございますので、そのことについてご説明を申し上げたいなというふうに思います。

 これは、経済産業省の事業でございまして、そちらの方から100%補助で10,000千円のお金をいただいて、固定買取制度が使えないところについてどうしたらバイオマス施設を普及できるのかというようなことを調査するという事業でございます。結果として、先日、1つ御影の方につくりますよというのもありますし、その他にもあと2基くらいつくる可能性を秘めたなというふうに思ってございます。1基については多少制約がかかる。もう片方については逆バンク方式というやつなんですけれども、通常ですと川上の方に流すというのが普通なんですが、これは川下の方に、要するに帯広の方に流すように施設を自ら改良して、そうするとそれを使わせてあげるよというような事業でございます。それがいろいろな力関係が動いたのだというふうに思いますけれども、平成27年度あたりからそういったことをやれるようになってきたというような状況でございます。そういったものを使いながらやれば清水町にはどれくらいできるのかというと、更にあと1基くらいは逆バンクを使って売電も可能であろうということです。もう1つについては岩松発電所の方で小水力発電を始めました。そういうこともございまして、そちらの方の能力が若干小さくなったよということで、24時間ずっと発電することは不可能です。時期によっては半分くらいしか出せませんよというようなことでございまして、であれば2つの方法を取ってほしいと。時期的に何箇月間止めるという方法もしくは年間を通して何時から何時までは止めるという方法のどちらかを選択してもらえれば可能ですというような答えをもらってございます。うちの方からは他のガスの利用を考えると、ある程度定期的に、1日のうち何時間だけ止めるといった方の選択の方が発電するというか、そのガスを利用する方としては計画が立つということもございますので、そちらの方を選択したいというようなことで検討してございます。

 それと合わせまして、ガスの利用についても先日ちらっとお話ししたかなというふうに思うんですが、バイオガスをきちんと精製すれば都市ガス並みの熱量が発生するといったようなことも出てまして、フィットで売電する電気代相当分をプロパンガスの代替えとして利用してもプロパンガスより相当安く売却したとしても電気を売るのとそんなに遜色ないくらいの金額を得られるというようなこともございますので、そっちの方で進められるようにこの次、今、別の方からも調査事業というか次の段階の話がきていますので、そういったものをもし利用できるのであれば、そういったものを利用しながら施設の建設の方まで進めていきたいなというふうに思います。ただ、今の段階では誰がやるんだといったところがまだ全然決まっていない状況です。主となるところができるのかというところも合わせて、今、いろいろな業者さんを含めていろいろなところからお話がきていますので、そういったものを関係者を含めてお話しながら決めていかなければならないのかなという段階です。

 できるだけ早く実現したいというふうに思っていますので、よろしくお願いいたします。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 桜井委員、一度終わったらできません。

 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 135頁の一番下の方になります。先ほど説明がなかったと思うんですが、看板工事の内容についてお聞かせ願いたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 看板修繕工事でございますけれども、これにつきましては畜産研修センターの前にある「もっと牛乳を飲もう」というふうに書いてある看板でございます。もう剥がれて骨組みが半分見えているような状況でございまして、大変恥ずかしいような状況でございますので、あれを改修する工事費でございます。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) それであれば大分言わなければならないんですけれども、木を相当伐採しないと元々見えないという状況にある看板だと思いますが、それであれば撤去費用なのかなと僕は思っていたんですが、いかがでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) 撤去ということも以前考えたことがございます。ただ、あれはかなり大きなコンクリートが入って鉄骨でつくっているものでございまして、撤去費用になるとさらに大きなお金がかかってくるというような状況でございます。牛乳の町でございますので、「もっと牛乳を飲もう」という看板だけに、それを外すのもどうかなというようなこともございますので、それは残してもっときれいなものにしていった方がいいのかなというようなことでの計上でございます。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) そういう看板は必要かと思いますが、国道から何も見えない看板は何のための看板かわかりませんので、しっかり見えるような形で木を伐採するのかどうするのかわかりませんが、更に大きくするのかわかりませんけれども、国道ぶちも木がありますし、ちょうど看板の手前のところにも木がありまして全く見えないと思いますから、その辺ぜひご検討いただきながら見えるよう設置していただきたいと思います。

 それとともに畜産研修センター全般なんですけれども、よく言われるのがこれ以上直せないというのがあったり、本来は牛の関係の行事を中心として使うというのが本筋だと思いますが、それ以外に町民としては焼肉等をするということも実はあったりして、よく言われるのが中と外をその時によって利用者に掃除及び管理をしてほしいということになっていますが、そこは一部徹底されていなかったり、またはせっかくの町の施設ですからぼうぼうになるよりは常時きれいな方が見栄えもよろしいかと思うんですが、この辺の維持の難しさであまりお金をかけたくないというのは僕もよくわかるんですけれども、そこの兼ね合いが非常に難しいときがあるのかなと思うんですが、今後、どのように運用されていきますか。このまま今のように何とかしていくのかだけお聞かせ願いたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) まず周りの木の関係なんですけれども、あるお方からの寄附で植えていただいた木でございまして、その人の気持ちを踏みにじるような方法でなくすという形にはちょっとならないのかなというふうに思います。見えるようにというご意見もございまして、それについても若干間引きするなどの方法で対応しかないのかなというふうに思います。

 また、施設に関してなんですけれども、施設についてもたくさんの方に使っていただいてございます。基本は乳牛の共進会といったような形で活用するという特殊的な建物でありますが、更に皆さんにご利用いただけるように焼肉の台を用意したりして多くの人に活用していただいているところです。やはり、トイレについては、女性が大変しづらいトイレになってございますので、その辺についてもこの1年間でどういうふうに変えたらいいのかというのを含めて検討させていただいて、その辺改良したいなというふうには思ってございます。いずれにしても、これからも乳牛という酪農の町でございますので、その象徴的な建物として適正な管理をさせていただきたいなと思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありますか。

 西山委員。

 

○委員(西山輝和) 先ほど聞かれた34番の初乳加温機のことなんですが、農家の方から使いづらいという意見は聞いていないんでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 農林課長補佐。

 

○農林課長補佐(渡邊義春) 補助金の中身として町75千円、農協75千円の150千円なんですけれども、大きなもので洗浄機能も付いた高額なものが農家の方は求めているという状況も聞いています。ただ、加温することについては効果があると思いますので、例えば1,000千円超えるものについては1割程度の補助になるんですけれども、それでも活用していただければなと考えております。

 

○委員長(中島里司) 西山委員。

 

○委員(西山輝和) 農家の方はだんだん規模が大きくなってきて、絞る頭数も多いので、それに合わせていかないと農家の方もなかなか使いづらくてという話も聞いていますので、もう少し検討して大きくしていくようにしていってもらいたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 農林課長。

 

○農林課長(池守輝人) ありがとうございます。

 そのことでございますけれども、先日も農家の方から2,000千円くらいするようなものが欲しいという話をしている一方で、この補助金があったことに気付かなかったというところもあったようでございます。今年から始めた事業でございますので、もう少し様子を見させていただき、その上でどうしても補助金の増額が必要だということであれば、また検討させていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑を終わります。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(中島里司) ここで休憩します。  

 

○委員長(中島里司) 休憩前に引続き会議を開きます。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項5目、牧場費、135頁から139頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 髙橋委員。

 

○委員(髙橋政悦) 牧場費についてですけれども、町政執行方針にもあっさりとしか書かれていないので、平成28年度にかかって利用者ニーズに応えるような牧場運営にかかる特色あるいは重点目標等をお伺いします。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 今、委員がおっしゃられたような町営牧場の今年度の目標と言いますか、目指すところという部分だと思うんですけれども、町営牧場は過去からずっと継続して運営していますが、途中の経過の中では何度か飼養廃用頭数が多かったり、あるいは状態があまり良くないとか、繁殖成績が良くないなどのご指摘をいただいたこともございます。

 今年度に関しましては、前年度からの引き続きなんですけれども特に飼養管理の面において状態を良くしていくという、先ほど言ったようなことを更に進化させていくような目標を持って業務に取り組んでいきたいと考えております。

 

○委員長(中島里司) 髙橋委員。

 

○委員(髙橋政悦) 間違っていたらすみません。この予算書から見ると人件費が減っているような気がするんですが、それは人数減によるものなのか年齢構成によるものなのか、そこを教えてください。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 人数の関係でございますけれども、平成28年度は正職員が2名、年間雇用される長期臨時職員が9名、夏だけの短期臨時職員が10名となっております。平成27年度についても同じだったわけでございますが、正職員の方で1名減となっておりまして、臨時職員の方で1名増員という形で対応しております。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 12番、役務費の土壌分析手数料なんですが、これは何箇所土壌分析をするのか。その結果で肥料等をどういうふうに整備していくかということかと思うんですが、それで間違いないでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 委員がおっしゃるとおり、土壌分析を毎年行うわけでございますけれども、牧場は広いのでいっぺんに全部の場所をできるということではございませんので、おおむね10か所程度のサンプルを取り、その結果に基づいて肥料の構成を考えて普及センター等の助言をいただきながら考えて整備設計をしております。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 138頁の16番、草地用肥料ということで30,000千円で、若干昨年よりは気持ち少ないのかなと思いながらも30,000千円程度購入されると。これは例年例えば物が違ってくるのか、その分析結果によって買う肥料が違うというのはあるんでしょうか。現実的にはほとんど同じものを毎年買っているのか。それをお知らせいただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 土地の性質自体は去年から今年にかけて急に変わるということはないんですけれども、土壌分析した中でよりよい方向性で考えていった時に、変わらないといっても若干は変わって石灰が足りなくなってくるとか、リン酸が足りなくなってくるという部分があるんですが、その中で整備設計を組んでおります。若干平成27年度から平成28年度にかけて予算の方は少なくなっているという部分でございますけれども、数十万円の範疇ですので、特に大きく変えたというところはございません。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 先ほどの前段の中で、清水有機の話が出てまいりましたけれども、農協さんで協力していただいて、酪農家さんの草地に対して清水有機の散布したところ、効果が非常に出ているという結果があると私は理解をしているんですけれども、これを清水有機に変えるという方向性は土壌の状況及び分析結果をみないとわからないと思うんですが、清水でつくっている肥料ということもありまして、もし有効であればこれをテストしてみるまたはやってみる。もちろんこの金額ですから入札によってやっているとは思うんですけれども、地元で唯一つくっている肥料に対して有効活用という形でこれらを変えるということは、分析をした結果としてもしそれが有効であればできるのか、できないのかをお聞きしたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 有機肥料を使うべきかという問題だと思いますけれども、現在、肥料は30,000千円という大きな数字ですが、5品目、その他土改剤肥料とかいろいろと分かれているわけでございます。その地帯あるいはその土質によって分けてございますけれども、その中で有機肥料を取り入れていくという部分では、特に町内でつくっておられる有機肥料ならなおさらだと思うんですけれども、その辺はもし有効な成分あるいはコストが合えば使うのは問題ないのかなと考えております。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) ぜひ、鋭意検討していただきたいと思います。地元産を使う、地元の牧場に使うというのはひとつの宣伝文句にもなるでしょうし、外にお金を出すよりはいいのかなと。今、外に出すという言い方をしましたけれども、昨年の6月の私の一般質問の中で町内業者をできるだけ使ってくれというようなお話をしていたんですが、今購入されている肥料は町内業者では入札に勝てず、町外で指名した業者が獲得していると。それはそれで適正な値段の競争をされているというふうに認識はしておりますが、実際30,000千円近くの金額のうちどの部分がどれなのかまでは調査はしておりませんけれども、町内に何社かある中で指名業者の中に清水外のところを入れているのは問題ないとはいえどうかなと。ここは契約の部分というか管財の部分になってくるのかなというふうに思っちゃうんですけれども、この辺はいかがなんでしょうか。JAさんもあって、金額が清水に還流しないという状況がありますが、その辺についてのコメントがあればお願いしたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 肥料の購入の方法かと思います。例年、地元で2社の業者がございました。そこで入札を実施して購入をしていたんですが、1社が廃業されたということもあって昨年は1社になりました。ただ、いくら地元とはいえ1社で見積もりの金額で購入するというのは問題もあるかと思いまして、たまたま町外の業者がやっておりましたので、これは見積もり合わせでございます。たまたま入札の要件がなかったものですから、見積もり合わせで安いところで購入をしたところでございます。

 今年につきましては、すでに購入の準備が進んでおりまして、町内業者が新たにその資格を取りまして、指名の願いが出てきまして、条件を満たしておりますので、今年度につきましては町内の地元の取扱店で執行するという方針でおります。

 

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

 

○委員(鈴木孝寿) 本来でいけば、町民のために税金をできるだけ使わないというか、最小のお金で最大の効果を上げるというのが基だと思います。その税収はどこから来ているのかということを考えながらも、それでいて一般的な金額よりもかい離している場合については執行者としては考えていかなければならないかなと思います。これは、ほとんど役場全般の話になりますけれども、この部分についても加味はされてこれまで見積もり合わせや入札をしているということで理解してよろしいでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) これは昔から課題の案件でございます。地元業者をどう育成していくかというのと、大事な税金をどう使っていくかということでございますけれども、原則的には1割程度町内業者が高くても事務備品も含めて前から言わせていただいております。これが2割、3割と値段が違えば、当然町内業者の努力もしてもらいますけれども、その辺が近づかない場合には町外から買うということもあり得ると思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) 今の肥料のことについてお伺いしたいんですが、私も酪農家でございますので、町営牧場の総体的な面積はどのくらいの面積があるのか。それと2回ほど散布されると思いますけれども...(中断)。

 面積をお願いします。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 町営牧場の総面積が775ヘクタールの草地面積を持っております。そのうち、円山団地と北清水とに分かれておりますけれども、円山団地が509.9ヘクタール、北清水団地がその引いた数ということになります。

 

○委員長(中島里司) 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) 年に2回まかれると思うんですが、反あたりどのくらいの割合になるかを教えていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 反あたりの施肥量ということでございますけれども、これは放牧地と採草地という牧草をとる土地で分けておりまして、放牧地の方は反あたり1番が35キロ、2番についても35キロと同量で設定しております。採草地の方ですけれども、1番については40キロから50キロ、2番については25キロから30キロと、ばらつきはあるんですけれどもおおむねその数量で設定はしております。

 

○委員長(中島里司) 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) わかりました。

 これは、僕ももう少し分析してみないとわからないので、この質問については終わります。

 町長の執行方針の中で、これから大型化に酪農も向かっていく。その中で労働力の軽減やコストの軽減の中で町営牧場の役割は極めて大きいというような執行方針をお伺いしましたが、現状はなかなか状態もままならない、入牧する人からの問題も多いということでございますが、今後、どういった施策というか整備計画をして、そういった付託に応えるものを町営牧場としてつくっていくかという経営方針みたいなものをお伺いしたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 牧場の今後の経営方針といいますか、運営方針といいますか、先行きをどのように考えているかということでございますけれども、一応、今後道営草地事業で古くなって荒れた草地を更新していくことが第一歩であります。それに付随して、これはまだ確定ではないんですけれども、牛舎の方もたくさんの入牧、入舎希望がございますので、ある程度増やしていかなきゃいけないという部分もあります。それで、牛舎の方も一応手を挙げております。これは、頭数を増やすばかりではなく、今の使用環境改善といったものも含めております。総額では85,000千円ほどの数字で、これは国の補助が50%で道が25%、町が25%の負担ということになりますけれども、そちらの方で一応町営牧場を整備して、今後の酪農に向けて貢献していきたいと考えております。

 

○委員長(中島里司) 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) 北海道の方では第7次の酪農近代化計画が答申をされました。ますます農家件数が減少する中で、1戸あたりの頭数が増えており、労働力も限界にきている中で、搾乳に特化すれば育成牛の管理等も外部に回さなきゃならないというのは当然のごとく考えられるわけでございます。町営牧場を本町は持ってございますので、最大限に生かしていただいて、また酪農の人材を育成する研修施設的なものも将来的に考える中、町営牧場をしっかりと構築していただきたいというふうに思います。

 よろしくお願いします。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) ありがとうございます。

 酪農情勢、今後もTPPなどの不確定な不安要素もございますけれども、それに向けて特に酪農における育成部門という部分では、酪農家の収入にならない部分でございますので、搾るまでは酪農家はお金にならないという部分もございますので、その部分をしっかり補完できるような施設ないし体制を整えていきたいと考えております。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 安田委員。

 

○委員(安田 薫) 飼料購入費の中での配合飼料と乾燥牧草とデントコーンの購入費用を教えていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 飼料費全般の予算額が40,067千円ということでございますけれども、配合飼料が22,000千円ほど予算を見ております。乾燥牧草は金額的には4,158千円、デントコーンの方は平成27年度から購入をいったん止めております。これは、育成管理の使用管理の部分であるんですけれども、そっちの方の観点からデントコーンを購入しないで乾燥牧草や配合飼料、更には2番のラップロールといったものを購入しております。2番のラップロールが7,500千円ほど見ております。おおむねの大きな数字のところでは以上でございます。

 

○委員長(中島里司) 安田委員。

 

○委員(安田 薫) デントコーンの自分の土地で収穫している面積はなんぼくらいになりますか。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 自賄いのデントコーンは過去平成24年まで作っておりましたが、その後はデントコーンを自家栽培するのは中止しております。

 

○委員長(中島里司) 安田委員。

 

○委員(安田 薫) デントコーンサイレージは0ということで押さえておきます。

 先ほど課長の方から説明があったんですけれども、備品購入費で4トンダンプとありますが、この金額だと中古になるかなと思うんですが新車ではないですか。

 

○委員長(中島里司) 牧場長。

 

○牧場長(水野秀明) 4トンダンプの備品購入費でございますけれども、4トンダンプは新車で考えております。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑を終わります。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項6目、土地改良事業費、139頁から141頁までの審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項7目、農業用水管理費、141頁から143頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 口田委員。

 

○委員(口田邦男) 何も言わなかったら言わないと言われるので、ちょっと言わせてもらうんですけれども、私はまた聞く機会があるからなるべく質問しないようにしているんですが、1つだけ質問させていただきたいと思います。

 毎回お尋ねしていることでございますけれども、農業用水についてです。これについては、3か所で維持管理協議会というものを設立して、その中で管理運営をしているようでございます。その中で特に大きいのは、御影地区の農業用水維持管理協議会というのがあるんですが、これは芽室町と清水町の両町で運営している維持管理機構だと思いますが、この13,800千円がどのように使われているか我々は全くわからないわけです。この積み上げに対する内訳の資料を要求したいと思います。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○委員長(中島里司) 暫時休憩いたします。    

 

○委員長(中島里司) 休憩前に引続き会議を開きます。

 

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○委員長(中島里司) ただいま、口田委員から畑総事業に関する資料の要求がありました。本委員会として、申し出の資料を要求することに異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 異議なしと認めます。

 本委員会として、資料の要求をすることを決定いたしました。

 理事者におかれましては速やかに資料の提出をお願いいたします。

 口田委員にお聞きいたします。資料がなくても質疑は継続できますか。

 

○委員(口田邦男) はい。

 

○委員長(中島里司) 口田委員。

 

○委員(口田邦男) 資料をもらえばどういうふうに使われているかは一目見ればわかると思いますけれども、ただ、これは協議会ですので中身に対しては我々が質問したくてもできないんです。前にも言ったように、この協議会は業者にお願いして維持管理をしているんだけれども、その業者に対しては協議会でやっていることだから町からは何も言えない。これができてから延々として入札も何もしたことがないはずなんです。ひとつの業者が続いているので、それでいいのかなということがあったので、そういうことはまだ解決はしていないでしょ。聞いてもわからないかもしれないし、協議会だからわからないと言われればそれまでですが。

 

○委員長(中島里司) 水道課長。

 

○水道課長(堀 秀徳) 昨年度までご指摘のとおり、管理委託につきましては随意契約という形でおりましたけれども、昨年度指摘も受けておりますので、平成28年度につきましては入札をかけて執行する予定でおります。

 

○委員長(中島里司) 口田委員。

 

○委員(口田邦男) わかりました。

次の項目については歳入と関わりがあります。メーターの関係で質問させていただきます。前から私は何回も言っているけれども、利用料がどうも納得いかないとだいぶ前から言っているんです。でも、毎年なんだかんだとごまかされて、でも俺は絶対に許さない。納得しないと延々といっているんだけれども、いまだに僕はそれを納得していないんです。これは歳出に関わるやつですから。一つお願いがあるんですが、今メーターの付いていない面積で利用料を算出しているところがあると思いますが、そこに1軒でも2軒でもいいのでメーターを付けてもらうと実際に年間どのくらい使っているのかがわかります。それで逆算してもらって、1リットルあたりなんぼになるかという数字を出してほしいんです。それができないかなということで提案させてもらったんですが、どうですか。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 水道課長。

 

○水道課長(堀 秀徳) 今のご指摘の、要するに熊牛の多目的給水栓の水道使用料の関係かと思いますけれども、そちらの方は太い管の関係でメーター器を付けてという形にはなりません。昨年も申し上げましたとおり、平成28年度中に使用料の関係は改めて見直す予定をしております。その際に改めて説明をさせていただきたいと思います。

 また、口田委員におかれましても先般のお約束の中で時間がある時にご説明させていただきますという話をさせていただいていますので、改めて詳しい内容等を別で説明させていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 口田委員。

 

○委員(口田邦男) 後から説明ということでいいんだけれども、根拠が違うんです。面積とメーターもないところでどうして数字が出るのか。正しい数字が出るはずがない。同じもので計算してやるならいいけれども、片方は面積で片方はメーターとなるとどうしても公平な数字は出ないと思いますが、違いますか。

 

○委員長(中島里司) 水道課長。

 

○水道課長(堀 秀徳) その辺も含めまして、算出根拠等を説明させていただきますので、ご了承願いたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 口田委員。

 

○委員(口田邦男) 去年も同じようなことを言われたなと思っているんですが、根拠をなるべく早く対応していただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 水道課長。

 

○水道課長(堀 秀徳) 改めましてご説明をさせていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑を終わります。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款1項8目、農地移動適正化斡旋事業費、143頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款2項1目、林業振興費、144頁から146頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款、2項2目、町有林整備費、146頁・147頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款2項3目、レクリエーションの森整備費、147頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) レクリエーションの森についてお伺いをいたします。これは平成17年度からレクリエーションの森として町民が気軽に森林と親しめる環境ができるとして植林をしてまいりました。その中で、数年にわたって植林をしたわけでありますけれども、現在の植林をした生育状況というのをお伺いいたします。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) レクの森に関してですが、平成17年から6年間清水町林業推進協議会の事業の中で町民植樹祭を実施しておりました。ただ、どうしても活着率があまりよくありません。それは風の影響によるものですとか、吹き降ろしの関係がございます。先日、活着率調査を行ったんですが、アカエゾ、トドマツ、カラマツ等が活着しております。それに比べて上層部の方では天然林が自然生えが残っておりますので、今後推移を見極めながら森林に返していきたいと考えております。

 

○委員長(中島里司) 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) 広葉樹を相当植えたと思います。当時はうさぎやシカの食害があって非常に難儀をされたわけですけれども、今はアカエゾなど針葉樹は育っているけれども、広葉樹は一切育っていないということで理解してよろしいですか。

 

○委員長(中島里司) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) そのとおりでございます。やはり、周りが国有林ということもありまして、トドマツ系は生育状況はいいんですけれども、桜などは全滅になっておりました。

 

○委員長(中島里司) 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) そういう中で下草刈りを進めているわけでございますが、アカエゾですと当初から植林したきりですと相当大きくなっておりますので、改めて下草を刈るということも予算計上されておりますが、もうそろそろ予算計上しなくてもいいのかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

 

○委員長(中島里司) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 樹種によるんですけれども、例えばカラマツであればだいたい林年3年生くらいになりますと人の身長の高さを超えますので、蒸れがありませんから下刈りは必要ないんですが、アカエゾは一番成長が遅いんです。特にあの場所というのが、まだ1メートルくらいしか育っていないということで、今後何年かは下刈りは続けていかなければならないのかなと考えております。

 

○委員長(中島里司) 奥秋委員。

 

○委員(奥秋康子) 専門的なことはわかりませんけれども、10年もかけて1メートル弱だと、毎年新芽が出たところに風か雪で枯れてしまうという状態であるならば、本当にあそこに自然木としてきっと白樺や柳とかが茂ってきていると感じますが、その自然木を大切にした方がいいのかなというふうに思います。アカエゾなど1メートルくらいの新芽は枯れたことはないですか。

 

○委員長(中島里司) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) どうしても春先の例えばうさぎや鹿はどうしても先っぽをいたずらしてしまうんです。それに伴って成長率が悪いのかなと考えております。道の普及員の方も現地を見ていますので、今後どのような作業がいいのか検討してまいりたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) 次に、第6款2項4目、森林整備事業費、147頁の審査を行います。

 質疑ありませんか。

 髙橋委員。

 

○委員(髙橋政悦) 勉強不足なだけかもしれませんが、去年は「ふるさと山づくり総合対策事業」で、今年は名前が変わって「森づくり推進事業」で、全く同じ6,000千円の予算なんですが、これは事業実態はどこにあって、どんな成果を見込んでいるのかをお伺いします。

 

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) すみません。今委員がおっしゃられたのは「未来につなぐ森づくり」の6,800千円でしょうか。

 たしか、これは去年と名称は変わっていないと思います。

 その前は「21世紀北の森」という事業だったんですけれども、この事業に変わってからは3年くらい経つと思うんですが、内容は変わっていないんですけれども、一般的に造林事業であれば68%の補助金がございます。仮に1,000千円の事業費がかかる場合に680千円の補助金があたります。これではなかなか再造林につながらないということで、68%だけではなくて...(中断)。

 大変失礼しました。

 ふるさとの森づくり事業の中にぶら下がりで未来をつなぐ森づくりと森林整備交付金がございます。

 中身については変更点はございません。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 桜井委員。

 

○委員(桜井崇裕) 民有林の関係なんですが、平成28年度の税制改正大綱の中で、森林の吸収源対策とか、地方の地球温暖化対策という観点から、森林整備を市町村でしっかりとやりなさいという形の中で、森林環境税を取りだたされているわけなんでございますけれども、それに基づいて市町村が林地台帳を整備しなさいと。これについては所有者の確定と境界の明確化、それから施策の集約化の促進ということをうたっているんですが、これに基づくような林地台帳整備に関わるようなことがあればお答えしていただきたいと思います。

 

○委員長(中島里司) 林務係長。

 

○林務係長(中島公大) 今ご質問にありました林地台帳ですが、来年から3か年かけまして平成31年から林地台帳をつくっていこうというお話は聞いております。詳細はまだ町村の方に流れておりません。

 環境保全につきましては、確か47都道府県のうち30以上の都道府県につきまして500円程度の賦課があると聞いております。ただ、北海道はまだやっていないという状況でございます。

 

○委員(桜井崇裕) わかりました。

 

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○委員長(中島里司) 質疑なしと認めます。

 

○委員長(中島里司) これで、農林業費の審査を終わります。