平成28年度予算審査特別委員会(3月16日_下水道)
○委員長(中島里司) これより、議案第29号、平成28年度清水町下水道事業会計予算、407頁、415頁から431頁までの審査を行います。
担当課長に申し上げます。予算の中で特に説明を要する点があれば説明願います。
水道課長。
○水道課長(堀 秀徳) 続きまして、下水道事業会計の主な変更箇所についてご説明申し上げます。
415頁をお開き願います。
公共下水道事業の収益的収入である事業収益につきまして、1款1項、営業収益でございますが、総額で3,200千円の減です。
1目、下水道使用料については、処理水量減により1,940千円の減。
2目、一般会計負担金は、雨水分の企業債償還金減により1,260千円の減です。
2項、営業外収益でございますが、総額で21,300千円の減です。
2目、一般会計補助金は汚水分の企業債償還金の減によるものでございます。
416頁をお開き願います。
収益的支出である事業費用についてご説明いたします。総額で9,400千円の減です。
1項、営業費用のうち2目、処理場管理費で302千円の減で、これは前年度実績等によるものです。
4目、減価償却費は有形固定資産減価償却費の増により215千円の増です。
2項、営業外費用ですが、総額で8,082千円の減です。
1目、支払利息及び企業債取扱諸費は、既借入企業債利息の減により2,858千円の減です。
2目、消費税及び地方消費税は、事業実施に伴い支払消費税が減となったことにより5,224千円の減です。
3項、特別損失ですが、前年度計上しておりました賞与引当金繰入額が水道同様初年度に発生する費用のため、今年度は未計上により1,255千円の減額です。
422頁をお開き願います。
資本的収入は総額で14,800千円の減です。これは、3項1目の出資金であります一般会計出資金が減額となったためです。
423頁、1款、資本的支出は、総額で28,300千円の減です。
1項、建設改良費は、1目、施設費のうち3節、処理施設等機器購入費として水質検査機器購入のための新設に伴い1,180千円の増ですが、2項、企業債償還金は、1目、企業債償還金の既借入企業債償還金減により29,480千円の減額によるものです。
次に集落排水事業の収益的収入である事業収益についてご説明いたします。424頁をお開き願います。
1款、収益的収入である事業収益は、総額で3,200千円の増です。
1項、営業収益でございますが、1目、下水道使用料については240千円の増。
2項、営業外収入でございますが、2目、一般会計補助金は起債等元利償還金として643千円の増。
3目、長期前受金戻入は、減価償却組合分収益額として2,315千円の増となっております。
425頁をお開き願います。
収益的支出である事業費用は、総額で200千円の増です。
1項、営業費用でございますが、2目、処理場管理費は前年度実績等に伴い517千円の増。
3目、総係費は昨年度人事異動に伴い240千円の減。
4目、減価償却費は、構築物等有形固定資産増加に伴い3,471千円の増。
5目、資産減耗費は、有形固定資産除却費により2,152千円の減によるものです。
2項、営業外費用でございますが、1項、支払利息及び企業債取扱諸費で既借入企業債利息の減により838千円の減です。
3項の特別損失でございますが、1目1節、不納欠損金の減と2目、賞与引当金繰入額は、初年度に発生する費用のため、今年度未計上により551千円の減です。
430頁をお開き願います。
1款、資本的収入でございますが、総額で3,500千円の増です。
1項1目、下水道事業債は補助事業費の増加に伴い13,400千円の増。
2項、国庫補助金も同じく13,500千円の増ですが、3項、出資金は一般会計出資金で、臨時財政特例債元金、資本的収支不足分及び資本強化資金として、運転資金分23,420千円の減。
4項、分担金及び負担金は、農業集落排水事業受益者分担金賦課増により22千円の増となっております。
431頁、資本的支出でございますが、総額で30,200千円の増です。
1項1目、施設費は農業集落排水事業機器更新事業にかかる排水処理場機器更新工事の増、汚水管布設替等工事は減となり28,418千円の増です。
2項1目、企業債償還金は、借入企業債償還分で1,782千円の増となっております。
以上、下水道事業会計の公共下水道と農業集落排水の事業ごとの説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○委員長(中島里司) これから、収入支出一括して質疑を行います。
質疑ありませんか。
原委員。
○委員(原 紀夫) 最後ですので1点お尋ねをさせていただきます。
下水道の使用料の関係から見ると前年比で1,940千円ほど減少しております。戸数から見ると3,350戸ということで、清水町は人口が減少しているとはいえ、世帯数についてはそう減らないで増えているような現象にあるんだろうと思います。
しかし、世帯の構成人員が非常に少なくなっているために人口も減っているということだろうと思うんですが、この面から見て、今後、何年先は別として、使用戸数も順次減少し、それによって営業収入も下水道の使用料も下がっていくだろうというような想定をしているのかどうかについてお尋ねをいたします。
○委員長(中島里司) 答弁を求めます。
水道課長補佐。
○水道課長補佐(山本 司) ただいまの質問でございますけれども、確かに市街地の人口は減少傾向にございます。世帯数はというと、人口ほど世帯数の方は減少してございません。ただいまの委員の質問でございます使用料の見通しでございますけれども、一般家庭そのものの世帯数なり下水道使用者の人数はそんなに減っていないんですが、今回、前年度と比較して大きく減っているという要因は、町内にございます製造業の事業者からの排出汚水の部分の減少が響いて、予算総体として減少したということで、今後もその事業所が経済状況を見ながら生産活動においてどの程度排出量が増減するかということが影響して大きな差が生じる可能性はございます。
今後も下水道としては、大きく、使用料が増えるという可能性は見込んでございません。少しずつ減少するものというふうに考えてございます。
○委員長(中島里司) 原委員。
○委員(原 紀夫) 1点と言って申し訳ありません。
それに付随して施設等に相当これから費用を要していくんだというような予想というのはあるんでしょうか。
○委員長(中島里司) 水道課長。
○水道課長(堀 秀徳) 今後の施設の更新事業にかかるご質問かと思います。
現在、下水道関連でいきますと、御影の集落排水事業につきましては、補助事業を活用して平成25年度から7年間の整備を行っている最中でございます。それが終わりますと、当面の機器更新はないものと考えております。
本町の公共下水道につきましては、今の集落排水事業が終了する年までの間に新たな更新等の事業と老朽化を含めた検討をした中で、今後考えていきたいとは思っておりますが、今現在はそこの更新を考えている状況ではございませんので、中の機器の修繕等で対応していく予定でございます。
○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(中島里司) 質疑を終わります。
○委員長(中島里司) これで、議案第29号、平成28年度清水町下水道事業会計予算の審査を終わります。