北海道清水町議会

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平成28年度予算審査特別委員会(3月16日_総括質疑)

○委員長(中島里司) これから、全会計をとおしての総括質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 髙橋委員。

○委員(髙橋政悦) 一つだけ質問したいと思います。

 予算書の中に散見されます各課にわたって、臨時職員の人件費というのがあるんですけれども、臨時職員について若干質問をさせていただきます。

 臨時職員の採用要件には町内在住ということをうたっていると思いますが、実際に住所だけを置いておいて、実際居住地は他市町村にあって、その人にしてみたらリスクを負いながら通って仕事をしていただいているという事実があるということを聞いているんですけれども、執行側にあたってはその実態を把握されているのかどうかということを質問したいと思います。

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 総括ですので私からお答えさせてただきます。

 今、臨時職員の採用条件のお話でございます。全体として、要件としては住所を置くようにということでありますけれども、実態についてはそれぞれの担当部署で把握しているかと思います。

○委員長(中島里司) 髙橋委員。

○委員(髙橋政悦) 実際にそういう事実があるとは聞いているんですけれども、実際の話で、通っていただいている方は途中で事故が起きても何の保障もなく通っていただいているということで、その人にとってもリスクは多いし、ルールはルールということで町で決まっていること。それを見て見ぬふりをするということがあってはならないと思います。早急に執行としては、臨時職員ですから1年ごとの雇用契約になると思いますから、その都度調べてもらって、そういう事実があったらその方は採用になりませんということを伝えるような形をつくっていただきたいと思います。

 よろしくお願いします。

○委員長(中島里司) 副町長。

○副町長(金田正樹) 先ほど、それぞれの担当課で調査をしてもらうというお話をさせていただきました。現実にそういうことがあるのであれば、今委員が言われたように1年の更新でございますから、特殊事情がある場合は別としまして、当然町としても事故に遭わないとかそういう条件を整えていく義務というのはあるかと思いますので、それについては本人に対しての話はさせてもらいます。

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 鈴木委員。

○委員(鈴木孝寿) 全般的な支出関係でちょっとお聞きをしたいと存じます。

 今般、総予算の中、特別大きな予算組みが何点かございます。昨年と比べても大きなものは大きいというところでございまして、本日の公債費の説明の中において、財政係長より当面の平準化を含めていろいろ試行錯誤しながらやっていきたいというお話をいただきましたけれども、現実的に今度は会社でいう一般経費というか固定費というか、それについては昨年と比べるとだいぶ圧縮してやられているというところでございますけれども、これについてはたぶん、今の状況においてはこれ以上下がらない。経済的な状況以下によっては、多少前後はしたけれども、かかる経費の根本はもう下がらないであろう。ということは、先ほどの公債費の中の説明でソフト面の整備をしていかなければならないというところもございましたが、全体を通じて今後、似たような事業、今回の予算委員会の中でもお話しさせていただきましたけれども、全体の予算の中で似たような支出項目、無料にしている事業、更には一般該当者にお渡しする補助金なりなんなりという形を、そろそろ事業の経過とともに見直しをしなければならない時期に当然来ているというふうに思っています。でなければ、このまま財政はそのまま変わらず、人口が多少少なくなることはあっても基本的な支出というものは変わらなくなっていく。その中においてやはり効果的な事業の再構築というのは当然全体を通じて今後必要になってくると思っております。それは、例えば予算の強弱で、相手に対する強弱であったり、事業に対するインパクトであったり、そういうものも今後必要になってくると思いますが、この考え方は今の中でこのまま追っていくと、予算の肥大化というか肥大化というよりはこのまま固定していく、そして収入が少なくなっていく。どこかで手を打っていかなければならないというふうに考えておりますが、この辺について、総務課で今年いろいろな事業を新しく着手しますが、それらを含めて建物だけではなくソフト事業に関しても圧縮するような方法もしくは全体的な取りまとめというものを考えていらっしゃるかどうかをお聞きしたいと思います。

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) 予算編成にあたって、あまり肥大にならないようにということの中で、どういった視点で予算編成をしているのかなというようなご質問かと思います。

 委員おっしゃるように、経常経費についてはかなり絞り込んでいる場合がございますので、これ以上絞り込むというのは難しいのかなと。ただ、経常収支比率の中では、その取り方によって事業量が増えれば当然経常収支比率は下がるというような部分もございますので、それとは別に、やはり事務事業の見直しの中で、予算編成前に総合計画の実施計画のローリングをやってございます。そういった中で、厳しく見ていかなければならないのかなと。ただ、財政面でいけば、なんぼ総合計画の中で実施計画に載せられていても、限られた財源ですので、その辺は地方債さらに基金等を使いながら、借金等を返上しながらやっていかなければなくなりませんので、やはり総合計画に出た事業であっても吟味して、優先順位を付けながら予算編成をしていかなければならないのかなというふうには考えてございます。

○委員長(中島里司) 鈴木委員。

○委員(鈴木孝寿) 私も議員になって丸1年経って、予算委員会は2回目でございます。その中で何が言えるのかという話でもないんですが、ただ、びっちり見ていく中で本当にこれ以上どうにもならないなというのが正直今年の感想でございます。

 私の感想を聞いているわけではないんでしょうけれども、ただ、今中でやっていくと、本当に大変なことになっていくだろうなということは容易に想像できる。事業のマネジメントをやらないと、建物のマネジメントをいくらやってもそれは知れていると思います。最終的に事業マネジメントについてしっかりと吟味をしていかないと、立ち行かないと思います。やっていらっしゃるのは当然わかっているんですが、それ以上に今後、財政再建をより清水町の未来を見据えてた中で手を付けていかなければならないかなと思いますが、それについてはどうでしょうか。

○委員長(中島里司) 副町長。

○副町長(金田正樹) 今、事業のマネジメントのお話がございました。

 ソフト面をやるというお話でございますが、その前にハード面も実際にこなしていかなければなりません。また、経常経費につきましは総務課長がおっしゃいましたように、これ以上は厳しいところがあります。もちろん、まだまだ全職員考えを出し合って、効率的に進めていきますが、組織の見直し、横の連携を強化することも含めて効率的な事業の再構築に向けては検討してまいります。

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 北村委員。

○委員(北村光明) 私も鈴木委員が言われたことに同じ思いを持つ者ですが、1期目の議員として2回目の予算審査委員会に関わったのですが、勉強の仕方が足りないと言えば足りないことなんですけれども、どうもわかりづらいと。先日、原委員も言われておりましたように、町の総合計画とかのチェックシートもありますし、そういうもの等の検証結果と予算組みとの関係をもう少しわかりやすく、予算説明をする時にもしていただけるとありがたいなと思います。

 こういったものの事業コードもあると思いますし、予算書との兼ね合いの中でそのことがわかるようにしていただけると、議員の立場としてはありがたいというばかりではなく、本来、町民がわかりやすいものでなければならないと思うんです。ですから、これからのまちづくりは町民揃って、力を合わせてやっていかなければならないという状況の中では、もうちょっと工夫をお願いしたいということと、単に執行側に運営のマネジメントをやれということだけではなく、二元代表制を持っている議会議員の方にもやはりそういったマネジメントをしていく責任があるんだろうと思っています。そこら辺はある意味ではお互いの立場を尊重しながら研究していく必要があると思いますので、ぜひともそこら辺のところをお考えいただけるかどうかお願いしたいと思います。

 もう1点です。全体の...(中断)。

○委員長(中島里司) 一問一答です。

 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 議会議員に対してどうのこうのというのは私は一切申し上げません。職員の関係でございますけれども、今回、予算の説明資料並びに説明にあたっては至らない点が私も含めて多々あったかと思います。今後、いろいろと課長会議等がございます。今回の反省をしまして、書類の提出方法ですとか、説明の方法だとか、ここら辺は委員をはじめ町民の皆さまにもわかりやすくしていくと。一緒にまちづくりをお願いしていくという考えで進めてまいります。

○委員長(中島里司) 北村委員。

○委員(北村光明) せっかく総合計画というものがありまして、それもチェックシートで検証されていると思います。そのこととちゃんと結びくような形でお願いしたいというふうに思っています。

 それにつきまして、その事業をする中にはコンピュータなどが必要だと思うんですけれども、各部署におけるコンピュータの導入が多くなっておりますし、委託やソフトの運営もあるんですが、町として全部とは言いませんけれども、オープンソースのソフトウェアを導入するというような考え方はないんでしょうか。

○委員長(中島里司) 総務課長。

○総務課長(小笠原清隆) いろいろな電算システムの中でオープンソフトを使ってはどうかというご発言だと思いますが、今、うちのシステムそのものがパッケージの中のシステムを使っている部分がございまして、それとの整合性等もございますので、一概にソフトが使えるかどうかというのはわかりませんので、安価に入るようなものがあれば研究させていただきたいなというふうに思います。

○委員長(中島里司) 北村委員。

○委員(北村光明) コンピュータなどについては議会も含めて有用なものをICT化と言いますか、それも検討していく必要があるというふうに私も認識していますし、オープンソースを使うにしてもマイナンバーのように国からの事業もありますので、一律にはいかないと思いますけれども、そういったものをどうやっていくかという研究が必要かなというふうに思うんですが、そういった場がつくられるか、前向きに捉えていただけるかどうかお答えいただきたいと思います。

○委員長(中島里司) 北村委員、今、予算の関係で総括質疑を受けています。全会計について。今の質疑は全体的とはいえ別の機会に質問できる案件ではないかと思います。

平成28年度全会計の総括質疑です。ですから、今、北村委員の思いをお話しされておりましたけれども、これは委員として別の機会に質す方法があると思いますので、予算の総括質疑ということからちょっと外れるかなと思うんですが。

 北村委員。

○委員(北村光明) 後段の質疑については取り下げます。

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

 原委員。

○委員(原 紀夫) 一部私の思いと同じような意見を鈴木委員に指摘をしていただきました。私が感ずるところ、一連のこの予算審議をとおして、以前も副町長にお話をしたことがありますが、全体を含めて一度全職員に以前、大合理化を進めた際に職員の意見を相当数多く出していただいて、改善したことがあります。現状、どう見てもこの作業は外してもいいのではないかというような気がしてなりません。したがって、今日、明日やれということではありませんけれども、一度その辺をしっかり見渡していただいて、再度、ここも変えた、ここも変えたというようなことで改善をしていただきたいと思います。そのことによって先ほど北村委員が言われたことについても相当事務改善をすることによって見やすい文書にもなるだろうし、非常に町民にもわかりやすいことになるのではないかと。これは、やはり下から上までの疎通がやはり欠けている部分が間違いなくあると思うんです。私も町長に以前に単刀直入にズバズバ言った時代があって、この場で職員と話をしてほしいということを言われて、この頃は余計なことまで下までいって話をするようにもなっていて、非常にお互いにパイプの根詰まりをなくすように努めているわけなんですけれども、やはり一部の職員から見て、私が話をすると、「私に言わないでくれ」と「参事や課長に言ってくれ。私に言われてもどうにもならない」というような職員も現実的におられますので、こういうことが極力ないように努力をしてほしいということを、この一連の予算審議をとおして要望しておきたいと思います。

○委員長(中島里司) 答弁を求めます。

 副町長。

○副町長(金田正樹) 要望ということでお話を伺いました。全職員力を合わせまして良い体制に持っていくように努力をしてまいります。

○委員長(中島里司) 他に質疑ありませんか。

(「なし」と呼ぶ者あり)

○委員長(中島里司) 質疑を終わります。

○委員長(中島里司) 以上をもって、議案第10号、議案第11号、議案第17号、議案第18号及び議案第24号から議案第29号までのすべての審査を終了します。