平成28年第4回定例会会議録(10月3日_日程第1_一般会計農林業費)
○議長(加来良明) 第6款、農林業費、第1項、農業費、155頁から170頁の質疑を行います。
質疑ありませんか。
10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) どの項目で質問しようかと思ったんですけれども、今回、この項目に見当たらないのでお尋ねをしたいと思います。
農地の排水の関係でございますが、高速道路を以前買い上げになって、そのために畑に水が溜まりました。その水の排水に度々町内の業者が発電機をもった水中ポンプを現場に運びまして排水をしているということでございますが、それは全額町の負担だということもお聞きしておりますが、その事実があるのかどうかをお尋ねします。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 今現在は、議員が言われるとおり全額負担しております。これにつきましては、住宅の方が浸水しそうだという形の中で、緊急的に町の方で実施しているという形でございます。
○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) 高速道路が付いてからずっとやってきたのか、それとも水の出る度に1年にどのくらいやっているのか教えていただきたいと思います。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 今のところは高速ができてから緊急的にやらなければいけないところについては実施しております。ただし、今現在、その原因等を追究した中で、今後の支出についてどうするかについては本人と話し合っている現状でございます。
○議長(加来良明) 回数については。
○農林課参事(小林 進) 回数については押さえてございません。
台風や大雨の時に対応をしておりますので、だいたい年1、2回だと思っております。
○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) 住宅にも浸水がおよぶということでしょうか。農地の中の水を排水している状況なんですけれども。これが町負担でやったということは、その理由はどういうことなんでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
農林課参事。
○農林課参事(小林 進) あくまでも緊急という形の中で対応させていただいております。確かに農地からの水なんですけれども、浸水被害や建物被害があるということで、本人の方からなんとかできないかということで、緊急に対応している現状でございます。
ただし、先ほども言いましたけれども、農地からの水になりますので、それについては、今後、うちの方の支出ができなくなるかを相談して、協議をしている最中でございます。
○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) 決算書を見ましても一切その額が掲載されていないんですが、1年でどのくらいかかっているのかを私たちは知る権利がありますので、ぜひ計上していただきたいと思います。
ちなみに、1年でどのくらいの経費が掛かっておりますか。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 1回につき、排水につきましては10万円程度となっております。
○議長(加来良明) 決算書のどこに載っていますか。
答弁を求めます。
農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 168頁の明渠排水路・国営施設管理の中の15節、工事請負費、明渠排水路維持管理等工事の中の一環になっております。
○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) 非常にわかりづらいわけなんですけれども、私どもも現場に行って見ておりますし、地域住民の方も個人で業者を頼んで排水しているとばかり解釈をしていたんですが、そうではないとご本人の口かから「町に一切負担していただいている」ということでございまして、公平の原則から言って、道路をつくることによってそこばかりではなく、他のところにも水が溜まって難儀をしていると。それはやはり、個人の給水ポンプを自分の経費でしっかりと対応されているということもありますので、今までそのような状況で町が負担をしてきたということに対しては、住民になかなか私も説明がつかないという状況でございます。そういう中で、どう考えても住宅の方に被害がおよぶような状況ではないような気がしますので、しっかりとした対応、透明性のある対応をしていただきたいと思います。今後はどのようにしていくおつもりなんでしょうか。1年に10万円だと、業者の方も今年のような状況だと採算が合わないようなお話も聞いておりますが、来年度のお考えとしてはどのようにしていくのか。先ほどお伺いしましたが、本人と協議をしてということですので、もう協議はされておりますか。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 協議はしております。今後、先ほど言いましたけれども、一番最初に始まったのが緊急でという話の中で対応をしたことが始まりだったんですけれども、先ほども途中で言いましたが、今後につきましては道営事業が松沢地区にも入っておりますので、そこに水が来ないような形で農地の区画整理や起伏修正という形で個人の負担でそういうものをやっていくというような形で協議はしております。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 172頁の町有林の整備費の関係でお尋ねをいたします。
新聞報道等では他町村では大きな被害が出て...。
○議長(加来良明) 原議員、172頁はまだです。155頁から170頁までです。
他に質疑ありませんか。
4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) 成果表の117頁、公益財団法人十勝財団運営負担金60万円なんですけれども、3年間ずっと負担金を出していて、事業効果なんですけれども、大ざっぱすぎて事業内容がよくわからないんですが、詳しく事例等をあげてお教え願います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
農林課長。
○農林課長(池守輝人) ただいま、十勝財団の事業効果ということでのご質問だというふうに思います。
これにつきましては、十勝全体で帯広市が中心となって協議会をつくっているという状況です。それに対しての町の負担金ということで、各町村に割り当てた負担金ということで60万円を支払ってございます。
内容につきましては、本町もそうなんですけれども、例えば食品の加工といったものの指導といったものをやっております。本町についてもいくつかの食品会社がこういったところを使いながら新製品をつくったりというようなことをしているということでございます。その他に普通の人たちではいらない、例えば3Dのコピー機なども入れながら新しいものがつくれないのかといった研究をしているところに対して、帯広市が中心ですけれども各町村からも負担金をとってそういったものを進めているという組織でございます。
○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) 具体的に清水町でこの組織を利用されている会社や団体はどこでしょうか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) あすなろさんやスローフードさん、確かではないですが、農業者の方で新たな製品をつくった方が出てきています。
○議長(加来良明) 4番、髙橋政悦議員。
○4番(髙橋政悦) 今の課長の答弁なんですけれども、確かとかこういうところで経過とか、この後次の事業につなげるためにその利益とかを残すのが本来だと思うんですけれども、それを確かとかここの場所ではっきり言えないというのはどうかと思います。60万円は全体から見れば少ない金額かもしれませんけれども、継続的に来年も再来年もと続くものだと思いますが、その辺をはっきりと60万円に見合う効果が清水町にあったのかどうか、それを事業効果に載せていただきたい。形成が図られているなど、大ざっぱなことでは60万円の価値が見いだせないと思いますが、いかがですか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) はっきりした事例がここに資料としてなかったものですから、申し上げられなかったことはお詫び申し上げたいと思います。それから、今言われた事業効果につきまして、もう少し明確なところで出してくださいということでございます。来年度以降について、このように訂正させていただきますので、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
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○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 第6款、農林業費、第2項、林業費、169頁から174頁の質疑を行います。
質疑ありませんか。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 先ほどは失礼いたしました。
過日の新聞あたりの報道によると、他町村では森林被害が非常に多く出ているということが出ておりました。これから10月ですから、冬季に入るとなかなかその処理にも大変な目に合うということを含めて、私どもの町有林はちょっと聞いたところ大丈夫だという話は聞いたんですが、町長もこの間上空から見ておられますので、どんな状況なのか、心配するなということなのか、林道が決壊していて行けないから無理だというのか、まったく現地を見ていないのでわからないというのか、この辺についてお知らせを願いたいと思います。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 今回の台風による被害についてということでございます。町有林については、金額で言われたんですが2,000万円くらい。民有林についても1億2,000万円だったと思うんですが、今日は被害の関係じゃなかったものですから、資料を持ってきていないんですが、そのように私は報告を受けています。10アールあたり20万円で計算された金額だということですので、町有林については約10ヘクタール、民有林については200ヘクタールといった形になろうかと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) ないのかなと思ったら、やはりあるんですね。被害を受けている林部については、伐期が近いところなのか、あるいは成長過程にあるところなのかというところまでもいろいろと調べているのか、概略でその辺は詳しくわからないというのか、この辺はどうなんですか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 概略でございまして、伐期や林班がどこという話を私は聞いてございません。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 現地に行くことができるのですか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 行けるところは行っていると聞いています。
場所が、旭山付近ということで、そのあたりだということは聞いてございますので、おそらく久山川の周辺だというふうに考えてございます。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 正確な被害状況を今後把握するということについては、どういう流れを考えておられるんでしょうか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 今後、もう少し落ち着いた段階で森林組合と民有林を含めて調査すると考えてございます。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) それは10月から早急にやるということでしょうか。
○議長(加来良明) 農林課長。
○農林課長(池守輝人) 今月については農地の関係がありますので、そちらの方には手が付けられないのかなと思います。もう少し期間をおいてからの調査になると思っております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 産業厚生常任委員会でも春先から一度町有林についてはどういう林務になっているのかということを含めて、議員の皆さんと一緒に見ようということでいたんですが、現状、このようなことになりましたので、全く動きが取れないということがあります。被害木が承継木ではなく、伐期に近いものがぼろぼろいっているということであれば、早急に被害処理をしなければならないでしょうし、その他もろもろ場所的なこともあるでしょうが、早急に手を打たなくては病害虫が入ってしまったとか、あるいはそれが影響して拡大したとか、こういう時は特に広がる率が高いということからして、早期に手を打ってほしいなという気がいたします。
先ほどちょっと触れましたけれども、町長が上空から眺めた感じとしては町有林はどんなものでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) まず、今後の話だと決算委員会ではなくなってしまうので、決算委員会だから去年の状況だと思います。
上空から見たけれども、3町を見るということですから、あまりにもスピードが速くて追うだけでも大変でした。上から見たら真っ白い、土砂が山の頂から来て、その部分の方が目に入って、市街地は甚大な幅広さ、長さ、御影もそうですけれども、そういうところだけが目につくと。後は3町と比較したら本町が一番甚大な面積的な広がりがあって、そこに土砂が流れ込んでおりますので、市街地も含めて非常に曇った感じで、天気は良いんですけれども、下の方が曇っている感じがしました。おそらくはほこりが舞い上がっているのかなと思いますので、時間はかかるかもしれませんけれども、きれいにしなければならないとつくづく感じました。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
以上で、農林業費の質疑を終わります。