平成28年第4回定例会会議録(10月6日_日程第4)
○議長(加来良明) 日程第4、議案第74号、清水町熊牛辺地に係る総合整備計画の策定についてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 議案第74号、清水町熊牛辺地に係る総合整備計画の策定について、提案理由の説明をさせていただきます。
この整備計画につきましては、すでにご案内のとおり辺地にかかります公共施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、字名ごとに定める計画でございまして、辺地における公共施設等の整備を図る際に辺地対策事業債を活用していくために必要な計画となってございます。
熊牛辺地にかかります総合整備計画につきましては、これまでも計画の策定を行い、事業を実施してまいりましたが、美蔓地区かんがい排水事業等の着手によりまして、今回、平成28年度から5か年の計画を策定するものでございます。整備計画を策定する際は、議会の議決を要することから、先般、北海道との協議を進めてまいりまして、これが整いましたことからこの度提案を行うところでございます。
計画の概要についてご説明申し上げます。計画書の方をご覧いただきたいと思います。
事業内容といたしましては、経営近代化施設と道路の2点となってございます。
3、公共施設の整備計画の欄をご覧いただきたいと思います。
経営近代化施設は2件ございまして、1件目は国営美蔓地区かんがい排水事業で、事業費163,391千円、辺地対策債の予定額につきましては65,300千円となってございます。
2件目は、道営農業競争力強化基盤整備事業で、事業費185,436千円、辺地対策債につきましての予定額は27,900千円で、いずれも畑地のかんがい水路の整備を行うとともに、区画整備等を行うものでございます。
道路につきましては、未改良道路の改良総整備を行うもので、熊牛8号道路ほか4事業を予定しており、事業費につきましては97,960千円で、辺地対策債の予定額につきましては97,600千円を予定してございます。
5年間の総事業につきましては、446,787千円。辺地対策事業債の予定額につきましては190,800千円となってございます。
以上、議案第74号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) これより、質疑を行います。
質疑ありませんか。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 災害復旧に向けて真っ只中でただいま提案されました整備計画ですが、この整備計画は事前に道との協議を終えて、最終的には地方交付税にどのくらい算入されるのかまで至るものだと思うのですが、清水町の熊牛辺地にかかわる総合整備計画なんですが、この整備計画は熊牛以外のほかの地域でも別な計画で計画をして、国のお金を何とか利用しようとされているところがあるのかお尋ねをいたします。
仮にほかの地域でそういう事業を進めているということがあって、今回、工事に関わっていて災害を受けたという時には、この計画との関連性というのはどういうことになるのかについてお尋ねをいたします。
そのことによって、激甚災害の指定を受けたという際には、当然のことながら補助率も相当変わってくるということがあるわけですから、そういうことを含めてややこしいことになるのかなという気がするんですが、この辺についてお尋ねをさせていただきます。
前議会で、例として橋の復旧修繕工事をして、そこの地域の橋が壊れて通行止めになっている箇所がありますけれども、ああいう災害を受けた時に関連性はどういうことになるのか。今後の災害復旧は激甚災害の指定を受けたので、町からの持ち出しはなくなって、その後どういうことになるのか。
わかる範囲で説明をお願いします。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 原議員のご質問にお答えいたします。
まず、1点目の地区の指定でございますが、これにつきましては先ほどご説明したとおり、清水町におきましては熊牛のほかに人舞、旭山、美蔓の4辺地がございます。その区域の中で行われる事業に対して辺地債を活用していくというような形になりますので、今回、名称は美蔓畑総ほかとなっておりますけれども、地域としては熊牛地域の中の計画地域事業という形になっておりますので、その地域ごとの事業として捉えていただきたいと思います。
今回の事業と災害によってだぶった部分等という形になるかと思いますが、事業の中身を精査して見ないとそれについてははっきり申し上げられませんけれども、例えば、補助災害の方が有利であれば当然補助災害の方を優先することとなりますが、この計画については5年の計画をもってやっている事業でありますので、その辺の整合性もありますから、一概にどちらかということはここではお答え申し上げられません。
同じく、激甚災害になっても、それについては補助災害が有利であれば当然補助災害になりますけれども、今回、熊牛地区につきましては、畑の災害被害というのはそれほど大きな被害はないので、この事業に関しては大きな影響を与えないのかなというふうに考えてございます。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 総務課長のお話しでは、熊牛以外の地域も4辺地あるということですが、今回の災害にかかわる地域はこの4辺地の中でどのくらい入っているんでしょうか。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 辺地地区といたしましては、旭山地区が入っているかと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) その地域の災害にかかわって、現在工事をしているところが関わったという時には、先ほど言われたように最終的に激甚指定を受けた際には有利な方を採用してもらうということですね。
今まで町で持ち出している部分についてはどういうことになるんでしょうか。工事をしていて、途中からむちゃくちゃになったという際に、先ほど言ったようにややこしいことになるのかということをお尋ねしたのはそういうことを言っているんですけれども。
○議長(加来良明) 総務課長。
○総務課長(小笠原清隆) 例えば、計画に上がっている事業について災害があった場合どうなるのかというお話しだと思いますが、これについても、やはり事業主体であります道や国といったところと協議をした中で、どういった手法を取っていくかということは検討していかなければならないかと思います。
ただ、単純に被害を受けたので補助災害から激甚災害の方の事業になるということではなく、その辺の進め方については関係機関と協議をした中で進められることと思います。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) 一つだけお伺いしたいと思います。
今回、農業競争力基盤強化特別対策事業費として上がっておりますが、これは道の事業で、今年度の新規事業であると思いますが、その内容が畑地かんがいとか排水路、暗渠排水ということであります。その中で農家の負担があるのかどうか、確認したいと思います。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 農家負担はございます。
○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。
○10番(奥秋康子) どのくらいの割合の負担なのか確認したいと思います。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 3月の方でも一応資料として提出させてはいただいておりますけれども、事業方針によって変わってきます。だいたい20%から25%が道営事業の負担になりますけれども、ソフト事業等を加えていって7.5%程度くらいにはなろうかなという形で事業は進んでいます。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第74号、清水町熊牛辺地に係る総合整備計画の策定についてを採決します。
この採決は、起立によって行います。
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。
(賛成者起立)
○議長(加来良明) 起立多数です。
よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。