北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成28年第4回定例会会議録(10月6日)

○議長(加来良明) これより本日の会議を開きます。(午前10時00分)

 

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○議長(加来良明) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付のとおりであります。

 

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○議長(加来良明) 日程第1、議案第65号、町税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第66号、清水町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について、以上2件を一括議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 初めに、議案第65号について、税務課長。

 

○税務課長(菅野 隆) 議案第65号、町税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。

 例規集では、第1巻7,001頁から登載されております。

 今回の改正につきましては、所得税法等の一部改正に伴い、町税条例の一部を改正するものです。改正内容につきましては、事前に配付しております議案説明資料に基づき説明を申し上げます。

 議案説明資料の1頁から7頁までが町税条例の一部改正に関わる新旧対照表となっております。1頁をご覧ください。

 附則第20条の4につきましては、所得税法等の一部開始により、外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税等の非課税に関する規定が改正されたことにより、日本国内居住者が外国に所在する法人等を通じて、国内において支払いを受ける利子等及び配当等にかかる課税の特例を導入することとなったため、条例に条項を加えるものです。

 4頁以降の附則第20条の5及び附則第20条の6につきましては、この度の改正を受けまして、該当条項、文言の整理などを行ったものです。

 以上が改正内容でございます。

 7頁をご覧ください。

 附則といたしまして、本条例は平成29年1月1日から施行いたします。附則第2条につきましては、経過措置について規定をしております。

 以上、議案第65号、町税条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 次に、議案第66号について、町民生活課長。

 

○町民生活課長(中村富志男) 議案第66号、清水町国民健康保険税条例の一部を改正する条例につきまして、提案の説明を申し上げます。

 例規集は、第2巻4,351頁から登載されてございます。

 本条例の改正内容につきましては、町税条例の一部改正と同様に、所得税法の一部改正及び外国人等の国際運輸業に係る所得に対する相互主義による所得税の非課税に関する法律施行令等の一部改正を行う各政令の制定に基づき、所要の改正を行うものでございます。

 別冊の議案説明資料の8頁にあります、国民健康保険税条例の一部改正の新旧対照表をご覧願います。

 改正前の国民健康保険税条例の附則第10項から12項までをそれぞれ2項ずつ繰り下げて、第12条から第14条とし、新たに第10項として町民税で分離課税される特例適用の利子等及び配当等について、所得割額の算定及び軽減判定に用いる総所得金額に含めるものとして、利子等に係る課税の特例として第11項に配当等に係る課税の特例として、それぞれ条文を申請するものです。

 附則としまして、1、施行日をこの条例は平成29年1月1日から施行する。2、適用区分として改正後の清水町国民健康保険税条例の規定は、この条例の施行日以後に支払いを受けるべき国民健康保険税について適用とするものとする。

 以上、議案第66号、清水町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由の説明とさせていただきます。よろしくご審議のほどお願い申し上げます。

 

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第65号、町税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第65号は原案のとおり可決されました。

 

○議長(加来良明) これより、議案第66号、清水町国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第66号は原案のとおり可決されました。

 

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○議長(加来良明) 日程第2、議案第67号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 議案第67号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明を申し上げます。

 例規集につきましては、第2巻5,001頁から登載してございます。

 議案説明資料10頁をご覧ください。

 当該条例中、附則第10項の次に次の1項を加える改正であります。第11項として、平成28年12月1日から平成29年11月30日までの間に第3条第1号に規定する運転資金について、第8条の規定による申し込みをしたものに係る利息の補給については第7条の規定にかかわらず利息に相当する額(100円未満の端数があるときは、その金額を切り捨てる。)を交付するものとする。

 附則、この条例は平成28年12月1日から施行するという規定でございます。

 提案理由としましては、平成20年9月にアメリカ合衆国の投資銀行リーマンブラザーズの破たんに起因する経済状況の悪化に伴い、町内商工業者等の経営環境に必要な運転資金の借り入れを安定的に支援するために、借り入れた運転資金に限り利息額の全額補給を継続するものであります。

 本町の経済状況につきましては、一昨年の消費税増税による駆け込み需要の反動により減少した消費行動が昨年販売いたしました地域活性化地域住民生活等緊急支援交付金による20%プレミアム商品券などにより、個人消費が喚起され、また賃貸住宅を含め個人新築住宅着工件数も昨年並みに推移しておりますが、国の経済対策による公共投資や各種政策の推進などが確実に本町経済動向に反映されているとは言い切れず、また確実に判断できるものがない中で、本町独自の経済対策として域内景気を何とか回復させたく、本定例会に当該条例の一部改正案をご提案するものであります。

 その中で、期間を1年間延長する中で、運転資金に係る利息相当額の全額補給を行い、商工業者様の経営体制を維持・確保し、本町住民に安定的な経済環境を提供してまいりたいと考えております。

 以上、提案理由とさせていただきますので、ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第67号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第67号は原案のとおり可決されました。

 

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○議長(加来良明) 日程第3、議案第77号、町税条例の一部を改正する条例の制定について、議案第78号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、議案第79号、平成28年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定について、議案第80号、平成28年度清水町水道事業会計補正予算(第4号)の設定について、議案第81号、平成28年度清水町下水道事業会計補正予算(第3号)の設定について、以上5件を一括議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 初めに、議案第77号について、税務課長。

 

○税務課長(菅野 隆) 議案第77号、町税条例の一部を改正する条例の制定について、提案理由の説明を申し上げます。

 例規集では、第1巻7,001頁から登載されております。

 今回の改正につきましては、台風10号災害による町税減免措置をするため、町税条例の一部を改正するものです。

 改正内容につきましては、本日お配りしました議案説明資料に基づき説明を申し上げます。

 議案説明資料の1枚目が町税条例の一部改正にかかわる新旧対照表でございます。

 今回の台風災害による町税の減免措置につきましては、町民税、固定資産税、国民健康保険税の3税目を対象としておりますが、このうち町民税につきまして、現行の減免規定では災害を事由とした減免規定がないことから、第51条第1項に災害により著しい被害を受けた者、または特別な事由がある者を加えるものです。

 以上が改正内容でございます。

 附則といたしまして、本条例は公布の日から施行し、平成28年8月30日から適用するものです。

 以上、議案第77号、町税条例の一部を改正する条例の制定についての提案理由の説明とさせていただきます。

 ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) 次に、議案第78号について、商工観光課長。

 

○商工観光課長(高金信昭) 議案第78号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定について、ご説明を申し上げます。

 例規集につきましては、第2巻5,001頁から登載でございます。

 本日追加いたしました議案説明資料12頁の新旧対照表をご覧いただきたいと思います。

 当該条例中、附則第11項の次に次の1項を加える改正であります。12項といたしまして、平成28年8月30日から平成28年12月30日までの間に、第3条に規定する資金について第8条の規定による申込みの際、罹災証明書又は被災証明書等、被災状況が確認できる書類を添付したものに係る保証料及び利息の補給については、第7条の規定にかかわらず、保証料及び利息額に相当する額(100円未満の端数があるときは、その金額を切り捨てる。)を交付するものとする。

 附則、この条例は、公布の日から施行するという規定でございます。

 提案理由といたしまして、この一部改正案につきましては、議案第67号により改正したものとは区別し、8月30日からの台風10号により受けた甚大な災害のため、断水、停電、道路橋梁等の損壊、河川の氾濫等により被災し、損害を被った商工業者等に安定した事業運営を継続していただけるように、運転資金及び設備資金とも保証料の事業者負担2分の1の保証料相当額に、利子年率1.5%までの町補給を利息額に相当する額に改め、補給するものであります。このことにより、商工業者等の経営の維持・継続が図られ、本町住民に安定的な経済環境が確保されると考えております。

 以上、提案の理由とさせていただきますが、関連する補正予算案も提案させていただいておりますので、合わせてご審議のほどよろしくお願い申し上げます。

 

○議長(加来良明) 次に、議案第79号から議案第81号までについて、副町長。

 

○副町長(金田正樹) 補正予算関係の提案理由の説明を申し上げます。

 まず、議案第79号、平成28年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定につきまして、ご説明を申し上げます。

 総額に561,800千円を追加し、それぞれの総額を9,180,055千円とするものでございます。

 歳入よりご説明をいたします。7頁をお開き願います。

 14款2項7目、災害費国庫補助金につきましては、災害ごみの収集経費に対します補助金611千円を追加するものです。

 17款1項2目、特定寄附金につきましては、台風10号に係る寄附金・義援金のうち、被災者への義援金分7,760千円を追加します。

 18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算にかかります調整額200,429千円を追加するものです。

 21款1項9目、災害債につきましては、道路橋梁河川、農地・農業用施設、農業用水施設にかかります補助災害の測量調査設計費につきまして、財源を町債とするものです。合わせまして、353,000千円の追加となります。 

 8頁にまいります。歳出につきましてご説明をいたします。

 7款1項1目、商工振興費につきましては、台風10号によります被災した商工業者への中小企業近代化資金融資の保証料、利子補給を助成するために補助金を5,519千円追加するものでございます。

 9款1項2目、消防団費につきましては、災害による救助・捜索活動によりまして、消防団員の費用弁償2,545千円と消耗品費236千円を追加するものでございます。

 15款1項1目、災害応急費でございます。11節10番、事務事業用消耗品につきましては、通行止めのバリケード等の資機材購入によりまして2,378千円の追加です。

 9頁にまいります。

 13節50番、災害廃棄物収集委託料につきましては、毎週土曜日に実施をしております災害ごみの収集委託経費として1,223千円を追加するものです。

 51番、家屋洗浄・消毒等作業委託料につきましては、被災家屋等の床上・床下清掃及び消毒作業経費として10,399千円の追加でございます。

 2目、災害救助費にまいります。11節10番、事務事業用消耗品につきましては、他市町村より貸与支援を受けました給水袋の購入費1,000千円。

 12節50番、備蓄毛布のクリーニング代1,464千円の追加でございます。

 13節50番、スクールバス災害時特別運行委託料211千円と、14節30番、入浴施設利用料1,265千円は屈足のレイクインでの入浴にかかります経費の追加でございます。

 14節11番、捜索用重機借上料は行方不明者の捜索経費。12番、給水車両等借上料は給水所に設置しました車両経費等の追加でございます。

 下から2行目の20節10番、災害見舞金につきましては、台風10号で住家被害を受けられました方への見舞金として5,000千円を追加するものでございます。

 11番、被災者債権義援金につきましては、寄附金として収入をいたしました被災者の義援金と町費財源によりまして43,000千円を追加するものでございます。

 なお、義援金の配分等につきましては、義援金配分委員会を設置しまして実施をしてまいります。

 10頁にまいります。

 2項1目、公共土木施設災害復旧費につきましては、13節50番、測量調査設計委託料は、補助災害復旧工事の実施設計費130,000千円の追加でございます。

 51番、災害廃棄物処理等委託料につきましては、道路河川におきます災害分の処分経費といたしまして5,200千円の追加です。

 15節11番、道路橋梁災害復旧工事とその下、12番、河川災害復旧工事につきましては、応急・単独災害の工事費としてそれぞれ追加をするものでございます。

 2目、農林施設災害復旧費につきましては、11節10番、事務事業用消耗品費1,000千円と13節51番、農地災害復旧掘削作業委託料7,500千円につきましては、補助災害の申請に向けての農地被害箇所掘削調査経費として追加をするものでございます。

 13節50番、測量調査設計委託料につきましては、補助災害復旧工事の実施設計費50,000千円の追加と、11番、農地・農業用施設災害復旧工事費は応急・単独災害の工事費として15,000千円を追加するものでございます。

 11頁にまいります。

 7節10番、臨時職員賃金、11節16番、燃料費(ガソリン)、17番、燃料費(軽油)につきましては、町車両によります農業用水の給水経費として、それぞれ追加をするものでございます。

 13節50番、農業用水給水作業委託料につきましては、JA十勝清水町等のご支援を受けまして実施しております、ローリー車両等によります農業用水の給水応急対策経費として120,000千円を追加するものでございます。

 中ほどの13節10番、測量調査設計委託料50,000千円と15節10番、農業用水施設災害復旧工事20,000千円につきましては、農業用水施設の復旧事業費としてそれぞれ追加をするものでございます。

 下から4行目、11節12番、施設用消耗品費、100千円と14節10番、復旧作業用重機等借上料3,300千円は、町営育成牧場におきます直営での復旧作業経費として追加をするものでございます。

 3目、公共施設災害復旧費ですが、12頁に進みまして、15節10番、保健福祉センターカーペット床張替工事7,615千円につきましては、床上浸水の被災等によりまして、張り替えを実施するものでございます。 

 11節13番、車両用消耗品費5,845千円につきましては、ペケレベツ川沿いの衛生車庫に保管をしておりました除雪車両のスパイクタイヤが河川氾濫によりまして流出しましたことから、車両7台分のタイヤ購入費を追加するものでございます。

 15節10番、図書館カーペット床張替工事4,340千円につきましても、床上浸水により張り替えを実施する経費を追加するものでございます。

 4目、水道施設災害復旧費につきましては、上水道施設の災害復旧事業への繰出金として23,000千円を追加いたします。

 5目、下水道施設災害復旧費につきましても、下水道施設の災害復旧事業への繰出金として5,000千円を追加するものでございます。

 次に、地方債について説明をいたします。3頁までお戻り願います。

 第2表の地方債補正でございます。災害復旧事業にかかります町債を追加するものです。災害復旧事業債(補助災害)で限度額を353,000千円にするものでございます。

 なお、補助災害分の町債に対します交付税措置につきましては、元利償還金の95%が措置されることとなっております。

 以上、一般会計補正予算(第8号)の説明とさせていただきます。

 続きまして、議案第80号、平成28年度清水町水道事業会計補正予算(第4号)の説明をさせていただきます。

 第2条の収益的収入及び支出の補正につきましては、既定額にそれぞれ113,000千円を追加し、水道事業の収益総額を450,000千円。費用総額を438,408千円とするものでございます。

 第3条の企業債の補正につきましては、企業債の追加です。災害復旧事業にかかる企業債として30,000千円を限度に追加するものでございます。

 第4条の他会計からの補助金の補正につきましては、災害復旧事業として受ける一般会計からの補助金額を23,000千円追加いたしまして53,000千円とするものでございます。

 1頁をお開き願います。

 収益的収入につきましては、災害応急・復旧事業の財源として、一般会計からの補助金を23,000千円、災害復旧費の国庫補助金を60,000千円、災害復旧の企業債を30,000千円を特別利益として計上するものでございます。

 2頁に行きます。

 収益的支出につきましては、災害復旧修繕費として90,000千円を追加するものでございます。主な内容といたしましては、取水口の防寒対策、国道274号新生橋の配水管、10号道路、石山橋の防寒対策についての予算となっております。

 下の委託料の23,000千円につきましても、応急復旧費及び本復旧に向けた設計調査委託料を追加するものでございます。

 以上、水道事業会計補正予算(第4号)の説明とさせていただきます。

 続きまして、議案第81号、平成28年度清水町下水道事業会計補正予算(第3号)の設定について、ご説明をいたします。

 第2条の収益的収入及び支出の補正につきましては、事業収益、事業費用の既定額にそれぞれ5,000千円を追加し、収入総額を315,961千円。支出総額を329,195千円とするものでございます。

 第3条につきましては、一般会計からの補助金の使途を明らかにするために条文を追加するもので5,000千円を災害復旧費として受け入れるものでございます。

 1頁をお開き願います。

 公共下水道事業の収益的収入の内訳についてご説明いたします。

 1款3項1目1節、一般会計補助金は、災害復旧費用として5,000千円を追加するものでございます。

 下の段になります。公共下水道事業収益的支出、1款3項3目1節、修繕費につきましては、雨水管への土砂流入による清掃修繕及び汚水管の破損修繕費として5,000千円を追加するものです。

 以上、下水道事業会計補正予算(第3号)の説明といたします。

 以上で提案説明とさせていただきます。よろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、一括して質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) 質問なんですけれども、議案第77号から議案第78号につきましては、全員協議会等でも説明をいただきまして、これについては反対するものではありません。ただ、例えば議案第78号で言えば固有融資、緊急融資は必要なことであるというふうに認識しておりますが、ソフト面において非常に対応しなければならない部分、要は本当に今困っているのは、清水においては人が動かない、お金が動かない、皆困っているだらけになっているというところが一番問題なので、その辺をやっていただきたいなと思うことで、共通してお話しするんですけれども、もし質問の意図が外れているのであれば、議長に止めていただければと思います。

 今、町民の一番の関心ごと、商工業者も含めて農業者、町民全体なんですけれども、国道38号の開通がいろいろな中で清水の関心ごとの一番になっているんですけれども、これについて情報があれば、どのくらいの中で、早いところでは今週、来週、遅いところでは今月いっぱいという仮橋の開通という部分が言われているところであります。それをもし、今現在わかっているのであれば、一番の関心ごとと全てに共通してくるという部分でご質問したいと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 確かに、私どもも一番関心を持ったと認識をしております。ただいま、帯広開発建設部によりまして、2つの橋梁につきまして仮橋の工事をしているところであります。今までの内容的には、まだはっきりとしたことは申し上げることはできないようでありますけれども、おおむね今月の中ごろ、20日前後には遅くても開通させたいという意向でございますので、後日また公表がされるものと押さえているところであります。

 

○議長(加来良明) 1番、鈴木孝寿議員。

 

○1番(鈴木孝寿) わかりました。

 それとともに、実は商工業者等、町民全体からも要望が非常に強いのは、現在、国道の大動脈が寸断されているということで、非常に人の流れが悪くなっている。開通すればよくなるのかというような期待もあるんですが、1点問題があり、今現在、芽室から始まって御影、清水、新得の道路が寸断されているということで、大型車が高速を使うと。高速は音更から占冠まで災害の関係で無償区間となっている部分があるんですが、これが開通した時に運送業者には厳しい言い方なんですけれども、できれば今までと同じような流れになってほしいということも含めて、清水から占冠までを274号がまだ開通しないという部分において、その部分の無料、そのことによって今までどおり清水・新得または清水・芽室という流れを通していただきたいということは言われております。それに対して、これは好意でやっていただいているので何とも言えないんですが、町長としてはどのような考えがあるのかだけお聞きして、質問を終わりたいと思います。

 

○議長(加来良明) 町長。

 

○町長(高薄 渡) 本件につきましても274号が遮断されているという状況の中で、交通の偏りがあり、非常に心配しておりますし、また、無料化についてはNEXCOの好意によりまして本日まで至っておりますけれども、JRというひとつの大きな手段が開通するまでは相当時間を要するのではないかということを含めて、交通全般にわたりましていろいろな面での要請はしていきたいと思っております。

 明日、十勝町村会でそれぞれの立場の中で意見交換をしていくわけでありますので、その旨にあたってまいりたいと思います。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 災害に対応する補正予算ということで上がっております。緊急度の高いものをピックアップしてつくられたということだと思います。ここまでの短期間で本当に敬意を表したいと思います。

 今の補正の中で、項目ではなく災害復旧ということで町債や基金を主たる財源としたりしているんですが、今回、ここに計上されている災害に伴う工事等の調査費も含まれていますが、それらについて、今後査定が終わった後、災害復旧事業として求められれば補助があると思うんですが、今回出されている事業については、災害復旧事業費の対象として認められるものがあるのか。査定をまだ受けていないので、査定官の判断でしょうから執行側がうんぬんということにはならないと思いますが、先読みとしてそういう災害復旧の対象になる事業が含まれていると私は期待しているんです。町財が決して豊かではありませんし、これから災害の地元負担分が出てくると思いますので、可能な限り災害復旧費として認めていただくという手法の中で取り組んでいただきたいという希望も含めてご質問させていただきたいと思います。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 今、議員がおっしゃられましたように、これから申請をして補助災害として認められる査定があって、結果が出てくるわけでございますけれども、激甚災害が適用となりまして、土木でいけば国費では93.5%、更に起債も充当になりますから、最終的に起債も95%が交付税措置されます。単純にいけば実質負担が0.3%から0.5%というような予定になっております。

 また、起債につきましても620千円が単独災害という押さえもしておりますけれども、それにつきましても起債につきましては66%の交付税措置があります。実質は33.5%の負担で済むのではないかという考えでおります。これは、それぞれ土木災害とか農業災害とかでいろいろと変わってくるんですが、最終的に5%負担というような金額になってくると思います。あとは、設計を早く仕上げて査定官で対象になるように、認められるように努力をしていくところでございます。

 

○議長(加来良明) 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 今、副町長からお話をいただきました。ありがとうございます。

 ちょっと引っかかるのが、600千円という数字が災害うんぬんということで、補助対象外という捉え方でいいと思うんですが、それをあまり出してしまうと、結局600千円以内にしているとしたら、事務処理や現場の流れがよくなるということはあり得ると思います。

 ただ、町民側から見れば一時でも早い復旧、そして元に戻してほしいという願いを聞き入れれば、結局は災害対象にしないで、単独ということも考えられるわけです。これだけ大きな甚大な被害を受けていれば、それをやることによって後々の財政負担がより大きくなるということから考えれば、逆に言うと600千円以内のものをいろいろな知恵を出した上で、決してルール違反をすれと言っているわけではありませんが、やはり災害ですから部分的にやるか少し範囲を広げて解釈をするかという部分で、事業費的な部分が変わり得ると思います。これは大変な作業になるわけですけれども、そういう部分も含めて可能なものは可能な限り災害復旧工事として地域の方にもご理解をいただきながらその事業を推進していくというような考え方を持っていただきたいというふうに思うんですが、これについては職員と一緒に協議しながら取り組んでいただきたいと思いますが、その辺について今一度、大変多忙な時期ではございますけれどもご協議いただいて、前向きな取り組みをお願いしたいと思います。その考え方について、もう一度ご答弁をお願いしたいと思います。

 

○議長(加来良明) 副町長。

 

○副町長(金田正樹) 先ほど、600千円の上下で補助災害になるか、単独災害になるかという話を申し上げました。今、実際に進んでいるのは補助に該当しようが、ならないにしても、最優先で町民の皆さんに支障がきたさないような整備をしていこうという考えで実施しております。結果的にならない場合もあるかもしれませんけれども、それは当然、ルールにのっとって、なるべく一般財源の申し出しにならないような方法で事業を進めていく考えでおります。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、一括して討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第77号、町税条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第77号は原案のとおり可決されました。

 

○議長(加来良明) これより、議案第78号、清水町中小企業近代化資金融資条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第78号は原案のとおり可決されました。

 

○議長(加来良明) これより、議案第79号、平成28年度清水町一般会計補正予算(第8号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第79号は原案のとおり可決されました。

 

○議長(加来良明) これより、議案第80号、平成28年度清水町水道事業会計補正予算(第4号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第80号は原案のとおり可決されました。

 

○議長(加来良明) これより、議案第81号、平成28年度清水町下水道事業会計補正予算(第3号)の設定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第81号は原案のとおり可決されました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 日程第4、議案第74号、清水町熊牛辺地に係る総合整備計画の策定についてを議題とします。

 本案について、提案理由の説明を求めます。

 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 議案第74号、清水町熊牛辺地に係る総合整備計画の策定について、提案理由の説明をさせていただきます。

 この整備計画につきましては、すでにご案内のとおり辺地にかかります公共施設の総合整備のための財政上の特別措置等に関する法律に基づき、字名ごとに定める計画でございまして、辺地における公共施設等の整備を図る際に辺地対策事業債を活用していくために必要な計画となってございます。

 熊牛辺地にかかります総合整備計画につきましては、これまでも計画の策定を行い、事業を実施してまいりましたが、美蔓地区かんがい排水事業等の着手によりまして、今回、平成28年度から5か年の計画を策定するものでございます。整備計画を策定する際は、議会の議決を要することから、先般、北海道との協議を進めてまいりまして、これが整いましたことからこの度提案を行うところでございます。

 計画の概要についてご説明申し上げます。計画書の方をご覧いただきたいと思います。

 事業内容といたしましては、経営近代化施設と道路の2点となってございます。

 3、公共施設の整備計画の欄をご覧いただきたいと思います。

 経営近代化施設は2件ございまして、1件目は国営美蔓地区かんがい排水事業で、事業費163,391千円、辺地対策債の予定額につきましては65,300千円となってございます。

 2件目は、道営農業競争力強化基盤整備事業で、事業費185,436千円、辺地対策債につきましての予定額は27,900千円で、いずれも畑地のかんがい水路の整備を行うとともに、区画整備等を行うものでございます。

 道路につきましては、未改良道路の改良総整備を行うもので、熊牛8号道路ほか4事業を予定しており、事業費につきましては97,960千円で、辺地対策債の予定額につきましては97,600千円を予定してございます。

 5年間の総事業につきましては、446,787千円。辺地対策事業債の予定額につきましては190,800千円となってございます。

 以上、議案第74号の提案理由の説明とさせていただきます。ご審議のほどよろしくお願いいたします。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 災害復旧に向けて真っ只中でただいま提案されました整備計画ですが、この整備計画は事前に道との協議を終えて、最終的には地方交付税にどのくらい算入されるのかまで至るものだと思うのですが、清水町の熊牛辺地にかかわる総合整備計画なんですが、この整備計画は熊牛以外のほかの地域でも別な計画で計画をして、国のお金を何とか利用しようとされているところがあるのかお尋ねをいたします。

 仮にほかの地域でそういう事業を進めているということがあって、今回、工事に関わっていて災害を受けたという時には、この計画との関連性というのはどういうことになるのかについてお尋ねをいたします。

 そのことによって、激甚災害の指定を受けたという際には、当然のことながら補助率も相当変わってくるということがあるわけですから、そういうことを含めてややこしいことになるのかなという気がするんですが、この辺についてお尋ねをさせていただきます。

 前議会で、例として橋の復旧修繕工事をして、そこの地域の橋が壊れて通行止めになっている箇所がありますけれども、ああいう災害を受けた時に関連性はどういうことになるのか。今後の災害復旧は激甚災害の指定を受けたので、町からの持ち出しはなくなって、その後どういうことになるのか。

 わかる範囲で説明をお願いします。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 原議員のご質問にお答えいたします。

 まず、1点目の地区の指定でございますが、これにつきましては先ほどご説明したとおり、清水町におきましては熊牛のほかに人舞、旭山、美蔓の4辺地がございます。その区域の中で行われる事業に対して辺地債を活用していくというような形になりますので、今回、名称は美蔓畑総ほかとなっておりますけれども、地域としては熊牛地域の中の計画地域事業という形になっておりますので、その地域ごとの事業として捉えていただきたいと思います。

 今回の事業と災害によってだぶった部分等という形になるかと思いますが、事業の中身を精査して見ないとそれについてははっきり申し上げられませんけれども、例えば、補助災害の方が有利であれば当然補助災害の方を優先することとなりますが、この計画については5年の計画をもってやっている事業でありますので、その辺の整合性もありますから、一概にどちらかということはここではお答え申し上げられません。

 同じく、激甚災害になっても、それについては補助災害が有利であれば当然補助災害になりますけれども、今回、熊牛地区につきましては、畑の災害被害というのはそれほど大きな被害はないので、この事業に関しては大きな影響を与えないのかなというふうに考えてございます。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) 総務課長のお話しでは、熊牛以外の地域も4辺地あるということですが、今回の災害にかかわる地域はこの4辺地の中でどのくらい入っているんでしょうか。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 辺地地区といたしましては、旭山地区が入っているかと思います。

 

○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。

 

○7番(原 紀夫) その地域の災害にかかわって、現在工事をしているところが関わったという時には、先ほど言われたように最終的に激甚指定を受けた際には有利な方を採用してもらうということですね。

 今まで町で持ち出している部分についてはどういうことになるんでしょうか。工事をしていて、途中からむちゃくちゃになったという際に、先ほど言ったようにややこしいことになるのかということをお尋ねしたのはそういうことを言っているんですけれども。

 

○議長(加来良明) 総務課長。

 

○総務課長(小笠原清隆) 例えば、計画に上がっている事業について災害があった場合どうなるのかというお話しだと思いますが、これについても、やはり事業主体であります道や国といったところと協議をした中で、どういった手法を取っていくかということは検討していかなければならないかと思います。

 ただ、単純に被害を受けたので補助災害から激甚災害の方の事業になるということではなく、その辺の進め方については関係機関と協議をした中で進められることと思います。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

質疑ありませんか。

 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 一つだけお伺いしたいと思います。

 今回、農業競争力基盤強化特別対策事業費として上がっておりますが、これは道の事業で、今年度の新規事業であると思いますが、その内容が畑地かんがいとか排水路、暗渠排水ということであります。その中で農家の負担があるのかどうか、確認したいと思います。

 

○議長(加来良明) 農林課参事。

 

○農林課参事(小林 進) 農家負担はございます。

 

○議長(加来良明) 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) どのくらいの割合の負担なのか確認したいと思います。

 

○議長(加来良明) 農林課参事。

 

○農林課参事(小林 進) 3月の方でも一応資料として提出させてはいただいておりますけれども、事業方針によって変わってきます。だいたい20%から25%が道営事業の負担になりますけれども、ソフト事業等を加えていって7.5%程度くらいにはなろうかなという形で事業は進んでいます。

 

○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、議案第74号、清水町熊牛辺地に係る総合整備計画の策定についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、議案第74号は原案のとおり可決されました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) ここで休憩します。      (午前11時01分)

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時15分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 日程第5、議案第75号、人権擁護委員候補者の推薦についてを議題とします。

 提出者より説明を求めます。

 町長。

 

○町長(高薄 渡) それでは、私から議案第75号、人権擁護委員に次の方を推薦申し上げたいと思いますので、意見を求めたいと思います。

 推薦候補者名は、住所、清水町字清水基線48番地12、氏名、白田道代さんであります。現在、1期目をしておりまして、今年12月31日をもちまして任期切れになりますので、再度適任者と認め推薦をしていきたいと思いますので、よろしくご同意をお願いしたいと思います。

 

○議長(加来良明) これより、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 おはかりします。

 議案第75号については、人権擁護委員候補者の推薦にあたり、求められている意見を適任とすることにご異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 よって、議案第75号は人権擁護委員候補者の推薦にあたり、求められている意見を適任とすることに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 日程第6、意見案第4号、林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書についてを議題とします。

 職員に意見書案を朗読させます。

 事務局。

 

○係長(宇都宮学) 意見書本文を朗読いたします。

 北海道の森林は全国の森林面積の約4分の1を占め、国土保全、地球温暖化防止、林産物の供給等の多面的機能の発揮が期待されており、これらの機能を十分に発揮させるためには、「植えて育てて、伐って使って、また植える」といった森林資源の循環利用を進める必要がある。
 また、森林の整備を進め、木材を積極的に利用して林業・木材産業の成長産業化を図ることは、山村地域を中心とする雇用・所得の拡大による地方創生にも大きく貢献するものである。
 このような中、北海道においては、森林の公益的機能の維持増進や森林資源の循環利用の実現に向け、森林整備事業及び治山事業や次世代林業基盤づくり交付金等を活用し、植林・間伐や路網の整備、山地災害の防止、木造公共施設の整備など、さまざまな取り組みが進められている。
 今後、人工林資源が本格的な利用期を迎える中、こうした取り組みをさらに加速し、地域の特性に応じた森林の整備・保全を着実に進めるとともに、森林資源の循環利用による林業・木材産業の成長産業化を実現するための施策の充実・強化を図ることが必要である。
 よって、国においては、次の措置を講ずるよう強く要望する。
 記
 1. 「森林環境税(仮称)」等を早期に創設し、森林の整備や木質バイオマスの有効利用など、森林吸収源対策を推進すること。
 2. 森林の多面的機能を持続的に発揮し、林業・木材産業の振興と山村における雇用の安定化を図るため、森林整備事業及び治山事業の財源を十分かつ安定的に確保すること。
 3. 森林資源の循環利用を通じて林業・木材産業の成長産業化を実現するため、地域の実情を十分に踏まえ、森林整備から木材の加工・流通、利用までの一体的な取り組みに対する支援措置を充実・強化すること。

 以上です。

 

○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。

 10番、奥秋康子議員。

 

○10番(奥秋康子) 林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書につきまして、北海道町村議会議長会より意見書の提出についての働きかけを求める依頼がありました。産業厚生常任委員会で9月27日に慎重に協議をいたしました。委員会では、森林資源の循環は大切である、地球温暖化防止、災害防止、森林の水源涵養など、公営的機能が高い。今回の台風10号の影響は非常に大きい。将来、このようなことが再び起きることも懸念をされる。そのためにも森林の整備・保全、森林資源の循環利用による林業・木材産業の成長産業として実現するための政策の充実・強化を図ることが必要であるとして、全会一致で採択をされました。

 よって、本意見書を関係大臣に提出し、林業・木材産業の充実を求めたいとするものであります。

ご賛同いただきますよう、よろしくお願いをいたしまして、提案の説明を終わります。

 

○議長(加来良明) これから、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、意見案第4号、林業・木材産業の成長産業化に向けた施策の充実・強化を求める意見書についてを採択します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、意見案第4号は原案のとおり可決されました。

 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、文部科学大臣、農林水産大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、環境大臣、復興大臣といたします。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 日程第7、意見案第5号、平成28年8月の連続4台風による災害対策に関する意見書についてを議題とします。

 職員に意見案を朗読させます。

 事務局。

 

○主任(鴇田瑞恵) 意見書本文を朗読いたします。

 北海道十勝地域(1市18町村)では、平成28年8月17日からわずか2週間に、台風7、11、9、10号が相次いで上陸、接近し、集中豪雨に伴う河川の 氾濫などにより、住宅や農地への浸水被害及び道路・橋梁の崩壊や土砂災害が発生するなど、地域の全域で被害が発生し、住民生活と地域経済に大きな影響を及ぼしている。
 この被害により、2名の尊い命が奪われたほか、上下水道の生活インフラ、道路・鉄道などの交通インフラも激しい被害があり、観光や物流にも大きな影響が出ている。
 同地域にある本町は、特に被害が大きく、8月30日から31 日にかけての台風10号により、山間部で、は記録的な大雨が降ったものと推測され、土石流の発生や河川の氾濫により橋梁が崩壊し、市街地等の2,962戸 で2週間以上にわたり断水するなど、過去に例を見ない災害が発生した。町内では2名が行方不明となり、公共施設を含む建物の全壊が26件、半壊7件、一部 損壊26件、床上浸水12件、床下浸水46件の被害が現段階で確認され、さらに増える可能性がある。道路関係の被害については、橋梁24橋、道路79箇 所、河川は7河川において被害が発生している。
 本町の基幹産業である農業関係の被害については、3,279ヘクタールで、冠水、倒伏、なびき等の作物被害があり、農地では114戸329ほ場436箇所の202.82ヘクタールが土砂堆積、農地流亡の被害を受けた。また、明渠排水では36路線349箇所で護岸流失、法面侵食の被害があり、農業用水につ いては、取水口などの施設が被災したため、約210戸で断水となりJA等のタンクローリーによる懸命な応急対策により給水活動を続けている状況である。
 なお、本町における公共施設などの被害金額(復旧費)については、現段階の概算で165億円に上り、内訳としては、橋梁13億2千万円、道路12億5千万円、河川19億3千万円、明渠排水路19億4千万円、農地32億2千万円、町営育成牧場9億5千万円、農業用水施設及び管路53億6千万円、上水道3億 6千万円、その他公共施設が1億7千万円である。
 この度、激甚災害の指定がなされ、今後の災害復旧・復興、被災者や産業被害への支援を早急に進め、地域の生活基盤の速やかな回復を目指しているが、引き続き、国による万全の支援が不可欠である。
 ついては、下記の事項について特段の措置を講じられるよう強く要望する。
 記
 1 災害査定や災害復旧事業の早期着手
 (1)河川や道路等の公共土木施設及び農地や農業施設などの災害復旧について、災害査定で行う要件を緩和するなど、柔軟な運用や手続きの簡素化を図ること。
 (2)災害復旧事業の早期着工に配慮するとともに、必要な予算の確保を図ること。
 2 被災農業者等への支援
 (1)農林水産業関係に甚大な被害が生じ、今後の生産等への深刻な影響が懸念されることから、被災生産者等への十分な措置を講じること。
 (2)大量に流出した流木は、農地の復旧や漁業に大きな影響を及ぼしていることから、迅速な回収や処理に向け、特段の支援を行うこと。
 3 地域・産業・物流を支える交通網の確保
 (1)J R北海道の根室本線及び石勝線の早期復旧に全力を挙げること。
 (2)国道38号(清水町南四条~清水町羽帯5.2km)及び274号(日高町千栄~清水町清水43.8km) の早期復旧に全力を挙げること。
 4 観光地への支援
 風評被害等による十勝の観光地への影響を最小限にとどめるため、正確な観光情報の発信や誘致キャンペーンなど、観光需要の早期回復に向けた特別な支援を講じること。
 5 被災者への支援
 床上浸水や床下浸水など、全壊・半壊に至らない被害を含めて被災した住宅の再建や修繕に対する手厚い支援を行うこと。
 6 再度災害防止のための治水対策
 河川整備計画の目標流量や配分流量、さらには堤防の構造基準値を見直すなどして、再度災害防止のための治水対策を早急に進めること。また、雨量計の設置など山間部の雨量を把握できるよう十分な措置を講じること。
 7 地方財政措置
 (1)市町村の応急対策や復旧事業に要する経費について、特別交付税の別枠配分・重点配分を講じること。
 (2)災害復旧事業債の資金を確保すること。

 以上です。

 

○議長(加来良明) 本案について、提案理由の説明を求めます。

 9番、中島里司議員。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 休憩します。        (午前11時30分)

 

○議長(加来良明) 休憩前に引き続き会議を開きます。(午前11時31分)

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 本案について、説明理由の説明を求めます。

 9番、中島里司議員。

 

○9番(中島里司) 平成28年8月の連続4台風による災害対策に関する意見書につきましては、十勝議長会等の団体から意見書についての書類がそれぞれ皆さんのお手元に届いているかと思います。それらを踏まえ、本来ですと、総務文教常任委委員会、あるいは産業厚生常任委員会ということで、所管で調査していただくということになるんですが、この災害につきましては全般にわたるということで議会運営委員会の委員の中で協議をさせていただいて、今、事務局で朗読していただいたとおりの意見書をまとめさせていただきました。

 後段の方では、やはり大きな被害を受けたわが町清水町の被害状況を関係機関にご理解をいただいて、更なるご支援、ご指導をお願い申し上げるべきだろうということでまとめさせていただきまして、記の中で1から7までを転記させていただきました。

 その中にありまして、特にこの災害は長期にわたってということもありましたが、災害の町からの報告も市街地の方では何ミリ強の雨量という説明ですが、山間部ではそれ以上という表現が大変多く感じたところでありまして、そういうことを考えた場合、本町は日高山脈から非常に近い裾野にありますから、そういう長雨の場合に被害が、短時間で被害を受けるということから考えれば、6番目の中に山間部に雨量計等、観測地点をしっかりと付けていただいて、そこから情報を拾って速やかな災害に対する周知も必要であろうということでまとめさせていただいておりますので、議員各位のご賛同をいただいて、この先関係機関に意見書の提出をできればと考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げて、意見書の提出についての説明に代えさせていただきます。

 

○議長(加来良明) これから、質疑を行います。

 質疑ありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、討論を行います。

 討論はありませんか。

 

(「なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 討論なしと認めます。

 

○議長(加来良明) これより、意見案第5号、平成28年8月の連続台風4台風による災害対策に関する意見書についてを採決します。

 この採決は、起立によって行います。

 本案は、原案のとおり決定することに賛成の方は起立願います。

 

(賛成者起立)

 

○議長(加来良明) 起立多数です。

 よって、意見案第5号は原案のとおり可決されました。

 提出先は、衆議院議長、参議院議長、内閣総理大臣、総務大臣、財務大臣、農林水産大臣、国土交通大臣、内閣官房長官、防災担当大臣、沖縄及び北方対策担当大臣といたします。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 日程第8、所管事務等の調査についてを議題とします。

 会議規則第72条及び第74条の規定により、お手元に配付しましたとおり、総務文教常任委員会から防災マップの取り組みについて、その他所管に関する事項について。産業厚生常任委員会から幼稚園・保育所の現状と課題について、その他所管に関する事項について。議会運営委員会から議会の運営とその諸規定について、議長の諮問に関する事項について、所管事務等の調査の申し出があります。

 おはかりします。

 所管事務等の調査の申し出について、申し出のとおり承認することにご異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 よって、本申し出のとおり承認されました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 日程第9、議員の派遣についてを議題とします。

 おはかりします。

 議員の派遣の件については、お手元に配付しましたとおり、十勝町村議会議員研修会へ派遣することにしたいと思います。

 これにご異議ありませんか。

 

(「異議なし」と呼ぶ者あり)

 

○議長(加来良明) 異議なしと認めます。

 よって、議員の派遣についてはお手元に配付しましたとおり、十勝町村議会議員研修会へ派遣することに決定しました。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) これをもって、この会議に付された議件はすべて終了しましたので、会議を閉じます。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

○議長(加来良明) 町長より、この度の台風10号による災害について、発言の申し出がありますので、これを許可します。

 町長。

 

○町長(高薄 渡) この度の大雨による台風10号災害につきましては、すでにご案内のとおりでございますけれども、これまでにない大災害でございまして、案件がございましたけれども、まだまだ解決するまでに至っておりませんが、住民の皆さまのご心痛をお察しします時に、本当に大変な思いの日々であったなとこのように思うしだいでありまして、執行者といたしまして皆さま方にお見舞いを申し上げたいと思うと同時に、これを機に住民一丸となって新たな出発をしていくべきではないかと、このように思うしだいでございます。そうした面から、今後、復旧・復興に向けての様々な確定できていない部分もたくさんありますので、議員の皆さまには議会、臨時議会等を含めて執行していくための議決をいただかなければならない部分がたくさん出てくるだろうと、このように予測されますので、どうぞ深いご理解を賜りますことをお願いするしだいでございます。

 なお、先般、全員協議会でもお話を申し上げましたように、行方不明者の最終捜索につきまして、何らかの形で上げられないものかということでご相談させていただきました。非常に危険も伴うようなこともございますので、その後本部会議をもちまして、私どもで協議した結果、10月15日土曜日、午前と午後に分けまして、消防団員(清水・御影)並びに、清水消防署員、警察署、更に町職員をもちまして100人規模くらいで剣山の久山川をはじめ、ペケレベツ川を中までなかなか入ることができない部分もありますけれども、皆さんで見て回って、捜索をしていきたいと思っております。これをもって、捜索を終了をさせていただきたいなと思っているしだいでございます。

 次に、昨日でございますけれども、今日になりまして北海道が被災者生活再建支援法ということで新聞で報道されておりますけれども、この適用がわが町もなりまして、北海道で7市町ということになるわけでございます。今後、詳細、事務についてはそれぞれの中で確定していくわけでありますけれども、このおかげで被災された方々に少しでもお役に立てるものではないかなと、このように思いまして、町の見舞・義援等含めて実行してまいりたいと、このように思うしだいでございます。

 なお、ペケレベツ川につきましては、現在の川幅から数メートル川幅を広げていくという形になろうかと思います。4.2キロということでありますから、様々な中で土砂や砂利、土の移動が非常に激しくなるのではないかなというふうに思うところであります。調査団による査定官が入ってまいりますので、その結果の後の12月くらいまでの中でのいろいろな作業が出てくるものだと思います。

 なお、職員が非常に不足しております。そういうことで、各部署の上級官庁等に要望をしておりまして、現在、開発の方でも明年度でなければできませんけれども、派遣というよりも国の場合はいったん退職して町職員という形になろうかと思いますが、以前もありましたけれども、そういうことで対応していくと。

 道庁におきましては、派遣という形の中で交代になりますけれども、やっていただけると。あるいは、それぞれの事業所であります。農業であれば南部耕地出張所、芽室にもありますけれども、そこで体制を十分整えて、現状からプラスをして、清水町、芽室町にあたっていただけると。

 それから、帯広道路事務所におきましても、札内にありますが、これまた体制を加えまして、本町の道路関係から含めて日勝道路含めてやっていかなければならないということになるわけであります。

 冬季にかけての事業が継続しているものがありますので、作業者が頻繁に入るというようなこと、あるいは作業員の皆さま方が宿舎としてここに入るということでありますので、町としましては最大限土地需要を含めた家屋の利用を含めて協力をしてまいりたいと思いますので、議員の皆さんにもご理解をいただきながら、全面的に協力のほどお願い申し上げるしだいでございます。

 改めて、災害があったために定例議会の期日を延期していただきましたことを心より厚くお礼申し上げまして、9月の定例会のごあいさつとさせていただきます。どうもありがとうございました。よろしくお願いいたします。

 

◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇

 

○議長(加来良明) 以上をもって、平成28年度第4回清水町議会定例会を閉会します。(午前11時44分)