平成28年第4回定例会会議録(9月29日_日程第1_一般質問 原紀夫議員)
○議長(加来良明) 日程第1、一般質問を行います。
順番に発言を許します。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 初日の行政報告の中で町長から今回の災害についてのすさまじさ等について、大変な災害であると認識を新たにしたところでございます。行方不明者が2名おられ、いまだ見つかっていない。加えて家屋が流されるというような重大災害にあわれた方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。1日も早く復旧され、町も全力をあげて支えていただくよう、心からお願いするものでございます。
私も9年間ほど他の町にお仕えをして、保安職を務めたことがあり、緊急時の対応ほど難しいものはないということを認識したひとりでありました。釧路市で2回大きな地震がありまして、大変な経験をしたことがございます。日頃、地震が起きる、あるいは水害が起きた時にはこういうことをしようということで計画は組んでありますけれども、実際、災害が起きたとなると、そう簡単に書面で表したような行動がとれるかとなるとできないものでありまして、今回も町の職員の皆さん、本部長を筆頭にして大変な努力をされたということは重々承知をしておりますが、考えてみると、こんなことをしておけばよかったなと考えることもたくさんあったのではないかと思います。これからの災害計画、予防も含めて考える時に、しっかりとそういうことを踏まえて考えていただきたいと思うものであります。
本日、我々の先輩であります議友会の皆さんが傍聴に見えていただいております。私どもとしては、本来、議員会の中の行事として先輩たちと一緒に語り合い、これからの町政について知恵をいただきたいということで計画をしておりましたが、今回の災害で後段の事業等は行われませんでしたけれども、傍聴に来ていただいたことについて、心から感謝を申し上げたいと思います。私もあまりあがらないタイプなんですけれども、大御所が後ろにいるとなかなか重たいものがございまして、時々とんでもない発言をするかもしれませんので、お許しいただきたいと思います。
私の今回の質問は3点求めているわけであります。いずれも、台風10号に関わっての事案でありまして、これからの清水町をどのようにして災害のない町にしていくべきなのか。そのことについて、町民、職員がどういう対応をしなければならないのか。連絡体制等についてはどのようにしなければならないのか。また、来年度の予算編成について、今回の大きな災害を受けてどういう対応をするのか。この点について順次お尋ねをさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
清水町がこれだけ大きな災害を受けて、本部長以下大変な思いをしている真っ只中で、普段あまりニュース以外は見ないけれども、偶然NHKが加速する異常気象を取り扱ったスペシャル番組を放送いたしました。偶然、私もそれを見る機会があり、メガクライシスという巨大危機ということだそうであります。この放映した分をしっかりと見せていただきました。8月末に私どもの町を襲った甚大な被害をもたらした台風10号でありますけれども、これも地球温暖化に関わっているものだと指摘をしておりますし、放映した後に私たちの日常生活にすでに様々な形で影響を与えているという地球温暖化の影響をテレビ画面を通してつぶさに見た視聴者から恐怖に近い声が数多く上がったということも見させていただきました。私も以前から地球温暖化につきましては、清水町においても風は強い、雨も多くなるということで、これからどうなるのかなということも含めて心配をしていた者として、これは大変な時代になってきたなという思いを強くしたところであります。
清水町の地域防災計画をじっくり見せていただくと、大正3年から平成25年までに水害が2件、台風豪雨が1件、台風被害は7件、昭和56年8月の二度にわたる台風で33億円近い被害が出ていると拝見いたしました。今回の災害は、今のところ165億円という数字が出ておりますけれども、これはまだまだ増えていく数字だろうと認識をしているわけであります。また、昭和62年9月の台風・風害によって死者が1名、重症が6名、軽傷9名を出しているという災害が出ておりますが、これ以降、20年間にわたって台風被害はなかったということで、常日頃から清水町は災害が起こりづらい、起こらない町だという認識をしておりまして、多くの町民もこの災害を受けて驚いたのではないかと思います。地震災害を含めて、国内では南から北海道まで連続して大きな災害が起きております。現に災害は北海道のみならず全国どこでも起こるものということを、それぞれが再認識する必要があるのではないかと思います。
さて、この災害を受けて災害対策本部を立ち上げて、地域防災計画にのっとって、前段で申し上げましたように本部長以下職員が一丸となって取り進めてきたわけでありますけれども、多くの反省点も数多くみられたのではないか、早急に対策を立てる必要があるのではないか。東日本大震災の方に持って行った500リットルの水が入るケースをお持ちの方がおりまして、「貸してあげるから配ったらどうだい」という話を受けて、この水害にあたって、私は2日目からそれに乗っかりました。合わせて12日間水を配ったわけであります。本当は2、3日でやめたかったんですけれども、あまりにも欲しいという希望が多かったためにやめれなかった。年寄りの家庭は朝が早いものですから、5時半ごろから起きて待っている家庭もあったりして、いつも5時半ごろから遅くまでやっていたことがあって、体は絶不調に陥ったわけでありますけれども、なんとか元どおりに戻りつつあるなという現状があります。そのことを含めて、以下4点にわたってお尋ねをさせていただこうと考えています。よろしくお願いいたします。
1点目、氾濫した河川の上流には国有林が介在しているわけであります。水源涵養保安林、あるいは風景林等ありますが国の責任というのは非常に大きいわけでありまして、大昔は巨木が密生していて、その巨木の保水力で相当もっていた部分がありました。しかし、国は特別会計で行っておりましたので、木を切って売り、収入をあげて給料を払うというシステムがありました。したがって、金になるものは何度でも切って売るというスタイルがありまして、現状、どこの森林、全国を見ても人工林は多くなっておりますけれども、巨木は新得と知床の方に原生保安林という全く手つかずの森林が若干ある程度で、あとは全部切り刻んでいるというのが日本の実態であります。したがいまして、このことが私どもの町にもしっかりと現れているなという気がいたします。被災地の上流部分をしっかりと修復しなければ、今後、再び同じような災害が起きるということを非常に大きく懸念しているものでありまして、新聞報道等でもありますが、同じ台風が同じ経路をたどってくることが非常に多いと言われております。今回も行ったり来たりをして、北海道に4つの台風が直撃したということがありますけれども、このことは今後また考えられるのではないかと、雨量も相当多くなっているということもありますので、何としても町長を筆頭にこの部分については国・道に強力に働きかけてほしいと。そして、安心できる町にしてほしいということを考えておりまして、現段階で町はどのような考えをしているのか、この辺についてお尋ねをさせていただきます。
2点目、町民の緊急時の周知であります。防災無線、あるいは広報車を使って行っておりますけれども、今回の災害で全く機能しないとは言いませんが、ほとんど機能していないということがよくわかりました。わかりづらいという声は以前からありましたし、私の立場から担当課長にもサイレンを含めて申し上げたことがありますけれども、今回、大きな災害を受けて、これは何としても町民にしっかりと周知できる体制をとらないとどえらいことになるということをしっかりと考えましたので、このことについて、今後どういう対応をとろうとしているのか、これについてお尋ねをいたします。
3点目、職員の地域担当制については、この10年の中で二、三度町長に答弁を頂戴しておりますが、町内会連絡協議会等でもなかなか了承してもらえないこともありますし、管理職以外の職員を地域に配置すると超過勤務手当が発生するということもございました。しかし、これらのことは重々承知しておりますけれども、今回、私が感じたのは、各町内会にある程度責任を持った人を配置することによって、日頃から町内会の会員の皆さんとの交流が図られ、この中から今まで知り得なかったような情報が相当多く取り入れることができるのではないかと考えています。今回、各町内会、全部ではないですが線路から下の部分は相当巡回をしましたが、大変な思いをして活動している町内会もあれば、全く機能していない町内会もありましたので、この辺も含めて何とか町の職員を中に入れてまちづくりに貢献できるような体制をつくっていただけないかということを、再度お願いをするということでありますので、よろしくお願いいたします。
4点目、最後ですが、今回の災害の発生によって断水が2週間と長い間継続いたしました。給水車による給水対応でずっと続けておりますが、私が感じたところ、町民が一番困っていたのは飲み水ではなくトイレの水やお風呂などの生活用水で、大変な困りようだったという認識をしているわけであります。前段で申し上げましたように、私は清和団地、あるいは北星団地等に力を入れて回りましたが、最終的には町の多くのところで電話がきたりして届けたりもありましたけれども、生活弱者に全く行き渡っていなかったということがあって、私は今回、相当手を合わせられたので、何かいいことがあるのかなと期待をしていたところですが、一番目に質問できることもいいことなのかなとも思っています。ここは今後の町政を取り仕切っていく中で、今まで抜けていた部分ではないかと考えますので、お伝えをするコーナーはいろいろと制度が進んでいますから、「ここのじいちゃん、ばあちゃんが困っている。」ということを含めたら、相当周知されているにもかかわらず、漏れているところが相当あるという認識を私は改めてしておりましたので、最終段階でいよいよ手余しをして災害本部に駆け込んでお願いをした経緯がありますけれども、その後、ボランティア団体の方が大勢出て、戸別訪問をして水はいらないか、いるかということをずっと周知し、聞き取りをしたということがございました。その結果、水がないということが生活用水だということがわかって、急遽、給水した水を8リットルもらって配ったりいろいろなことをしたわけですけれども、生活弱者にしっかりと手当をしてほしいと、今回のことで感じましたので、今後の対応としてぜひ対応してほしいと考えております。よろしくお願いします。
2項目目、農業用水の供給対策であります。農業用水の断水は本町の基幹産業の衰退に関わる重大な事案でありまして、農家の皆さんが大変な思いをしているということは重々わかるわけであります。210戸におよび12,000頭と言われておりますが、これ以外の方も相当悩んでいるということも聞いているところであります。毎日、ピストン輸送でホクレンの車がタンク車で給水をするということは大変なことであります。これから冬季に入るにあたって、過日の説明ではめどがついたという話をされておりますけれども、もしそれが止まった時にどうなるのか、しばれた時にどうなるのかという心配もあるわけであります。そこで、私はボーリングをして給水をしてはどうか、常時そのような備えをした方がいいのではないか、前段で申し上げましたように、同じような災害が再び起きないとは限らない。その時にやはり地下水というのは有効に機能すると。浅い井戸をつくるのは地下水が汚れているということもありますから、検査も必要でしょうし、いろいろあるでしょうが、ボーリングそのものについては多額の費用はかからないでできるのではないかということで、ぜひ本町においても今後の災害に向けて、災害が無ければいいんですけれども、あった時の対応として安心してできるような方法をとるべきではないかということで、地下水のボーリング等も提起しておりますので、このことについてお尋ねをさせていただきます。
早口になりますけれども、最後の3項目目ですが、来年度の予算編成であります。本町は第2の夕張になっては困るというもとに町長を筆頭に大変な努力をして今に至っております。ここ1、2年、予算編成時には町長もやっと他町村並みの計画が組めるようになったと言われておりました。それがまた、今、どんでん返しのような状況になったのではないかと考えるわけであります。したがいまして、この復旧作業は何がなんでもやりきらなければならないことでありますけれども、このために来年度の予算は町民から見て、なぜこれほど厳しい予算を組まなければならないのかと言われるくらいの厳しい編成をしてほしい。その部分はぜひ復旧の方に向けていくということをしっかりと考えてほしいなと考えております。したがいまして、補助金等については、我慢してもらうと。どうしても必要な補助金もあるのは重々承知しておりますが、それらは十分考えた上で、その辺をしっかりと考えてほしいなということを考えておりますので、現段階でどういう形で予算を組もうとされているかは定かではありませんが、全町的なことでありますので、町民の理解も得られるのではないかと考えますので、よろしくお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 一般質問にお答えする前に、先の行政報告の際にも申し上げましたが、この度の本町によりましては大災害という中で、様々な被災を受けられた方々が数多くいるわけでありますけれども、その方々に深くお見舞いを申し上げるしだいであります。また、いまだに行方不明の方が発見されず、家族の心痛を思う時、言葉すら出てまいらないしだいであります。更に、清水市街地並びに下佐幌・人舞地域の方々には生活用水が極めて活用のある中で、断水に陥ったことに対して、大変ご心労をおかけしたことを、また様々な中で住民の方々の助け合い運動がなされたことなどを含め、非常に多くの方々にご不便をおかけし、ご協力をいただいたことに心から感謝を申し上げるしだいでございます。
加えて、いまだに石山・円山地域の御影畑総地域の方々には、水が行き届かなく、大変ご迷惑をおかけしているところでありますが、一刻も早い復旧に向けて鋭意努力をさせていただいているしだいでございます。
さて、ただいまの原議員の質問にお答えしたいと思います。
最初に台風10号の今後の対策の中で国有林、あるいは道有林、町有林、民有林も含めてでございますけれども、国並びに道への働きかけを強力に行ってはどうかというご質問だったと思うわけであります。このことについては、起きた時点から私もこのことを懸念しておりまして、これまで林野庁の改革により、森林の保全が以前よりはなされていないというようなことを言ってきていたわけであります。なおかつ、そういった事業に対して林野ともども沿線自治体の一体となった、「ここは国有林だ」「ここは町有林だ」「ここは民有林だ」というわけ隔てのない事業を執行していくべきではないかということも、全道、町村会を含めた要望としてきたわけでありますが、極めて財政困難であるということからなかなか思うような林地の整備ができていなかったのではないかと思うところであります。今般、そのようなことから、このものについては上流の森の果たす役割をしっかりと私どもとしては押さえながら、このような台風の災害に強い、雨に強い林業の整備を求めていきたいと思いまして、来月、旧帯広営林局管内の市町村懇談会がありますので、私が申すわけではなく、当番の代表が申し上げると思いますけれども、このことについては要請をしていく予定でございます。
また、去る9月14日、本町においでいただきました農林大臣、更に16日の自民党ワーキングチーム、9月21日の東京にて自民党幹事長室役員、更に政権与党の公明党の皆様方にこの旨をそれぞれの関係団体、農・商・工・経済・林を含めて要望を強く求めてきているところでございますので、一層それらの諸団体と協調をとりながら、強く求めていきたいと考えるしだいでございます。
2番目の防災無線であります。これにつきましては、古くは平成元年からこの屋外拡声器によりまして防災無線という形で活用をしているわけでありますが、特に農村部においてはJAの定時を含めた中で個別の受信機を設置し、それぞれにお知らせしているところであります。平時からそういったことでしておりますが、災害時で使われたのはこの度が初めてでございまして、これに伴って時間的な問題もあり、なかなか事情が伝わらない状況が判明したところであります。防災情報無線のデジタル化や農村部におけるブロードバンドというものの環境整備を含めて、これまで通信環境を確保すべく、それぞれ要請をしてきたところでありますし、検討を加えてきたところでありますが、今後、この問題につきましては早期に環境を整えていくという準備をしていく手立てを加えていかなければならないのではないかと、痛切に考えているところであります。
更に、消防のサイレンでありますが、サイレンそのものは消防団員の招集のひとつの方法としてこれまでしてきたわけであります。しかし、それがだんだん生活のひとつとしてサイレンの音が定着したということも事実でありますが、この度、非常に慣れない音ではありますが、伝達距離の長さ拡大というものについては、従来よりはあるということでございまして、最新式の設備にそれぞれ各自治体変更してきているという状況であります。そういった意味で、こういった中での変更というのは今後のデジタル化に向けて全てにそういうものが導入されていくという中で、更にこのものが一層進むと思いますが、町民に何らかの方法で災害時にいける方法というものを、通常はなくても考えていかなければならないのではないか。ということは、一か所ではなく数箇所に拡大する。特別な拡大はできるかどうかを今後とも検討していく必要があるだろうというふうに思うしだいであります。
3点目の地域担当制でありますが、原議員からも何度か、他の議員からもこれらのことを言われてきておりますが、この10年間というものは、ご案内のように行財政改革ということで、職員の採用もままならない状況できたところでございます。したがいまして、現在は30代全般における職員が非常に少ない状況にありまして、この度の災害におきましてもこの部分については非常に難儀をしたということでございまして、非常に手薄な状況になっているということはご承知のとおりかと思います。しかしながら、この災害も現在の職員では初めてのことでございまして、私が若い頃に経験したことがあったくらいでありますけれども、役割分担というものを順調にいくようなことなく、いけるような状況ではありません。したがいまして、今後、この本部を体制する中で検証をしながら組織のあり方というものをぜひ考えてまいりたいと考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。
4番目の生活用水困窮世帯の把握についてでございますが、断水発生時に救急医療情報キットの設置台帳、あるいは要支援者の名簿、緊急通報機通信システムの名簿、給食サービス、移送サービス等を含めて156名に電話をかけています。そして、その中でも最も水が必要であるかどうかを確認した上で、46世帯に定期的な水の配達を開始したという状況であります。しかしながら配達をその時に必要としなかった人、こんなに断水が長期化すると思わなかった人、これは多くの方々全てだと思います。この長期化する、あるいは負担増、食事、入浴、トイレ、基本的な生活に支障が生じてまいりました。そういうことで、当初の方々から見て、非常に多くの方々がそういうことになってきたということから考えますと、大変ご迷惑をかけたなということは、重々承知したところでございまして、これまた反省を色濃くしなければならないところだと思うところであります。今後はそういった生活弱者と言われる方々ではなくても、不自由な方も含めてこのことについて全てに的確な給水ができる、こういうことがあってはならないわけではありますが、災害時にはしていく必要があるだろうというふうに検討のひとつとしていくところでございます。
2項目目、農業用水の対策でございますが、先ほどもちょっとお話を申し上げましたが、いまだに農業用水につきましては万全な体制ではなくて、ごく一部の方々に給水をしているところでありますが、これまた存分な活用、利用ができていないということで、先般も説明会を開いているところであり、ご理解をいただいているところでありますけれども、そういった面でご不自由をかけているところであります。現在は、断水になってからはJA清水農協のホクレングループによりまして、各町村のタンクローリーをお借りしまして、補給、補水をして給水を行ってまいりました。最近、ファームポンドの故障の一部分の修理等しまして、そのファームポンドに入れることにより、状況が悪いところへはいっておりますけれども、それらを活用していくというような状況になっております。幸いに、この事業につきましては、国営事業という中で進めてまいりましたので、頭首工等についての本格工事は明年度からになると思いますけれども、国営事業として、また頭首工の近くの沢水を取水する何本かの川からの取水は、国の事業として取り扱っていただくということになりまして、国の事業としていただくことに要請活動を進めてまいりましたところ、大変ご尽力をいただきまして、水を供給する運びとなるところであります。
現在、開発建設部の意向では、短いところで1か月、長いところで2か月という形になろうかと思います。本事業については、芽室町までの給水となっておりますので、それも含めて、現在、鋭意進めている状況でございます。
3項目目、来年度予算編成でございます。ただいま早急に復旧工事を優先にし、その他の予算の編成については、この際それに向けて厳しい予算編成をしていくべきではないかというご提案がございましたけれども、町としましては、今回の激甚災害指定という中で取り扱いをさせていただきまして、それに該当しないものについてはやはり町の負担としてやらなければなりませんけれども、できる限り有利な措置を使いながら、これまでの行政サービスを落とすことなく、平時の状況の中でいかなければならないのではないかと思うところであります。なぜならば、潤沢に平時の予算をこれまでもしているわけではありません。まだまだ財政改革の前には戻っていないわけでございまして、それを考えますと、まだ大変ご不便をかけている部分も多々あるわけでございますので、そこは盛り込むのではなく、平常な中で住民の求める、求めていかなければならない、努めていかなければならない部分、特に医療福祉には措置をしていなかければならないだろうと思いますので、そういった面を含めていかなければならないだろうと思いますし、この度の災害も含めてですが、災害以前の今年度の天候不順による農作物の減少、これたるやひどいものでございまして、それを考えますと、経済の二次産業、三次産業に及ぼす影響は大であるということも考えますと、それらも踏まえた中での予算編成をすることにより、経済が停滞しないように、生活が困窮しないようにしなければならないわけでありまして、そういったことを含めた中で総合的な予算編成をしていなければならないだろうと思っているところでございます。そういった中で、一部については厳しいということはないかもしれませんけれども、振り替えしたりというところが出てくるかもしれませんが、その点はご理解いただくように十分説明しながら進めさせていただきたく存ずるしだいでございます。
以上を申し上げまして答弁とさせていただきます。
○議長(加来良明) 質問を受けます。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 再質問をさせていただきます。
1項目目の関係ですが、国・道・国会議員を含めて、連日対応で大変な思いをしているんだなということは、重々わかりました。町長にお尋ねをしたいんですけれども、274号線の日勝峠の7合目、8合目が111メートル崩落をしたということで大変なことになっていて、開発の職員は自転車で現地に行ったりして災害地の確認をしたりしているという報道もされました。私が一番心配しているのは、あの辺の急峻なところがひと沢まとめて崩れ落ちているということから見ると、そこのところが下流域のペケレベツ川の砂防ダムを含めて溜まり、ずっといくと、私が先ほど申し上げましたように、日々200ミリ、300ミリの雨が2、3日も降ったとすると、今以上の大きな災害になりはしないかと、ここを一番心配しておりまして強調したところです。今、激甚災害の指定を受けたからと言って、国が北海道から九州まで即事業が始まって、すぐ改善されるということはなかなか難しい時代になっていると、4割、5割しか進行していないというようなことがあります。特に先ほど言ったような部分を含めて、そうなって下流域に影響が及んだ時に防ぎきれないようなことになっては困るので、特に国が清水町の災害はどえらい災害だと、これは真っ先に取り組まなければならないということを総理大臣まで上空から見たわけですから、把握をしておられると思うんですけれども、特に、今後、集まって協議をいろいろとされるという話をされましたけれども、その際に清水町の大災害はこういうものだということを強調してほしいなと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) 本件のペケレベツ川、小林川、久山川につきまして、全てかつてない土石流という状況でございますので、これらは根こそぎ森林、あるいはダムがあったとしても、実際はないわけでありますが、これらの対策は国の方でも非常に頭を痛めているだろうと思います。私どもも普通のような石ではないのでありまして、これは根本的に改善していくということで、今回要望した中での東京でのお答えは、改修ではなくそれを拡大していくということでした。拡充改善ということだと思いますけれども、例えば、橋であれば今の橋ではなく拡充していくというような発言をされておりましたので、今までのような状況では私どもも認めるわけにはいかないということから、そういう要望を強く求めたところ、そういうようなお話をしていただいておりますので、もちろんダム、地水も含めて、砂防ダムも含めて、こういったものをしっかりと上流でしていかなければ大雨がきた時に、またこういうことが起きる可能性が十分あり得るということで、要望を強めておりますので、今後も一層強く求めてまいりたいと思います。
なお、1回も被災地にある町村長が上から現地を見ていないということは、次の策を練るにしてもそれを進められないということから、要望した結果、明日、天候がよければ新得、清水、芽室の西部3町の町長と道の危機対策の責任者とでヘリコプターから現地をくまなく見るということにしてくれました。これはなかなかできないことでありますけども、思い切って申し上げましたら、ぜひヘリコプターに乗って見てもらいたいと。特に、私は日勝峠を抱えておりますので、物流の大動脈であるので、これも含めて見させていただきたいので、今のところ5か所くらいを想定して上空から現地を見て来たいと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 町のリーダーが乗って、上空から被災地を見るということは大事なことだろうと思います。しっかりと見て、しっかりとした対応をぜひお願いをしたいと思います。
今朝の朝刊を見ると、台風被害について開発局が相当力を入れてこれから取り組むということが報道されていました。特に、開発局の幹部を加えて、土木学会に所属する河川工学の専門家をメンバーに入れ、私が先ほど言いましたように、今後、温暖化が進めばこのような災害がまた起きるという前提のもとに考えているようでありますから、今町長が言われたように、今までとは違う対策をしっかりと考えてもらえるのではないかと期待をしています。いかんせん、早くやってほしいということが前面にありますので、特にそこは強調したいと思います。このことについての答弁いりませんので、2点目に移ります。
防災無線の関係であります。私は軽トラックの上にスピーカーを付けて、2年前に選挙で使えなかった腹いせに声を大にして町の災害対策本部からの情報を2日間にわたってマイクを通して説明をして歩きました。聞こえてますかと聞いたところ、「原さんの声がいいから」とはだれも言わなかったんだけれども、よく聞こえましたという人もいましたが、横にそれると全く聞こえないということがよくわかりました。町の職員が放送しているところを確認したんですけれども、前後にスピーカーが付いているものは聞こえますが、カーブを曲がって1本横に行ったら何を言っているか全くわからないということが現実でしたので、相当きめ細かく巡回をしないと町が伝えようとする情報は伝わらないということを私は現認をしましたので、ぜひ先ほど町長が答弁で言われましたように、このことについては痛切に考えているということでありますから、痛切ということは非常に痛いものでありますので、相当前向きに考えてもらえる期待をしております。
また、サイレンの関係ですけれども、先ほど、今のサイレンは音が低いんですが、遠くに届くというようなことを説明されているようですが、先日、偶然芽室町へ行った時に、ちょうど昼休みにあいまして、芽室町の昼のサイレンがなりました。この音ならいいのになと思って考えたんですが、そう簡単に元のサイレンに戻すというわけにはいかないのか。また、届く距離が今の方が遠いから今のままでいいというのか。先ほど言ったように、消防の職員へ周知をするというのが目的だとすれば、町民は別に聞こえなくてもいいということなのか。そうではないと私は思います。今回の災害でも川べりにあった住宅の方が皆さんに起こされて、川の水が近くまで来ているのがわかって慌てて避難したということもありますので、この辺は周知の仕方が先ほどもいろいろあり、いろいろと関連するんですけれども、ここで結論を出すのではなく、じっくりと考えてほしいなと思うんですが、いかがですか。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) この件につきましてもいろいろとご意見を賜っております。今日、署長は見えておりませんけれども、その旨を署に話をしながら、いかにいい方法でよく聞こえるかどうかを検討させます。
広報車でありますが、先般もそのことで大分協議をしておりますけれども、今の広報車は車体が低いなかでやっておりますが、これを高い車にして四方に聞こえるスピーカーを取り付けるなどして、平時はいらないが災害の時に借り上げをしてでも取り付けるなど、そういうような方法で考えていくように検証していくことも一つだと思っております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 相当前向きにこのことについても考えていただけるということでありますので、次の項目に移らせていただきます。
地域担当制の関係ですが、これだけ大きな災害を受けると、たぶん職員の皆さんも今までのようなことでは困るなと私は考えているんだろうと思っています。したがって、時間外手当がどうということではなしに、今まで以上にしっかりと町内に溶け込むという面からしても、一応、町内会連絡協議会等の相談もあるでしょうが、災害を受けて今までの考えを改めて、再度スタートラインに乗って考え直すという考えはあるのかを確認させていただきます。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) この問題も以前にお答えをしておりますけれども、町内会の方から強い要望もなかったということも事実です。今回、災害が起きて町内会の皆さんから要望を聞く機会、説明会はしなければなりませんけれども、そのことではなく、説明はしますけれども、要望の次は改めてしなければなりません。ただ、先ほど申し上げましたように、職員に30代が少なく、一番行動力もある年代なんですが、上の方はどうしても災害の時には指揮をしなければならないし、全体の気配りをしなければならない。中間管理職については、それなりの調整をしていかなければならないという役目がございますので、到底出れるような状況ではない。そうなると、30代前半が一番機動力があり、経験も10年ほどあり、地域も知っているので一番いいわけであります。それらがいないということが一番ネックになって、災害が起きた時にどうやっていいか皆がわからない。そんな中で、一般的な災害ではなく大災害でありますので、それで戸惑いも出たし、私自身も路頭に迷うぐらい、狼狽するぐらいどのように進めていくか困難性を極めた。しかしながら、これも先ほど答弁しておりますけれども、検証の一つとしていかなければならないと思っておりますので、少し時間をいただきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 今回は特に災害を含めてお尋ねをしておりまして、過去の私の質問では考えられないくらいいろいろな面で前向きに考えていただけるというような答弁を頂戴しておりますので、浅く広くでなるべくやめたいなと思っているところであります。
今回、特にこの件に関しても町内会長さんに私も結構気は短い方ではあるんだろうとは思うんですが、あまりにも会長の対応が悪いがために大きな声を出したこともあります。町内会の皆さんが何もやってくれないという話をしたこともありました。そういうことも含めて、ぜひ全町的に町民皆で助け合って頑張るということを前提にして、前向きに頑張ってほしいと思いますので、よろしくお願いいたします。
4点目、生活弱者に全くだめだとは言っておりませんけれども、相当落ち度があるなということを申し上げたわけであります。先ほど町長が言われましたように、例えばキットを設置しているところであるとか、防災の通報装置をしているところ、給食サービスをしているところ、要支援者だとか、それは名簿としてしっかりと現れているところなので漏れはないのは確かでしょうが、ボランティアセンターの女性たちが数人で全町内を回ったりして水の供給が必要かチェックをしているところで会った時に、図面を見ると相当古い図面で、私の隣に来て「ここの家の方はどちらに行かれましたか」と聞かれたので、「上に行きました」と言ったら、「上ってどこですか」というので、「亡くなった」という話をしておりまして、まさに町民じゃないボランティアの方がそれほど苦労しているということを、現実、目の当たりにしているので、この辺について強力に進めてほしいなということを特にお願いをしているわけであります。名簿等について、私の町内にもいたんですけれども、まさか町内会にも入っていないし、誰が住んでいるかもわからないようなところにそういう人がいるとは思わなくて、町の職員が水を持って何しに来ているのかなと思っていたら、そんなことがわかったりしたこともありまして、再度、しっかりと確認も含めてやってほしいなと。先ほど町長が言われましたように、こんな災害は二度と起きてほしくはないけれども、起きたらどうするという対応をしっかりとすることは、今回の大きな災害を受けて全町民、全職員の考えることだろうと思いますので、この辺についても特に強調をしておきたいと思います。私が申し上げたことについて答弁があれば承りたいと思いますが、どうでしょうか。
○議長(加来良明) 答弁ありますか。
町長。
○町長(高薄 渡) 特別際立って変わったことはありませんけれども、まさにそういうことをしっかりとしていかなければなりません。付け加えさせていただきますと、今回の災害によりまして、いかにわが町のことを様々な観点からお考えいただいた、あるいは町内会活動のあり方、ボランティアを含めた活動のある方をつくづく町民の皆さんが、水の大切さも含めて考えていただいたものと思いまして、これから進めていく訓練にしても何にしても真剣に取り組んでいただけるものと信じております。したがいまして、我々としましても確実にそれらがいざという時に100%はできませんが、少なくても80、90%くらいの行動力ができるような指針策、あるいは町民の皆さんも自助・自力の原点に立っていただけるような方策を考えさせていただきたいと思っております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 次に、農業用水の関係に移らせていただきます。
○議長(加来良明) 原議員、2項目目に入る前に休憩をとりたいと思います。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) ここで休憩します。
○議長(加来良明)休憩前に引き続き会議を開きます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(加来良明) 質問を受けます。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 農業用水の関係に移らせていただきます。
私はあと1、2か月で復旧するということを過日からも質問をしてわかっているのですが、これから凍結する時期を迎えて心配だなということがありまして、地下水の活用について問題提起をさせていただいたんですが、全く触れていなかったので、このことをちょっとお尋ねさせていただきます。短くて1か月、長くて2か月だと町長は答弁をしておりました。したがって、地下水を活用する心配はないということで、私の提起したボーリングについて答弁をしなかったのかはどうなんでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) この問題にあたりましては、開発とも協議をした中では、私は地下水をボーリングしてでもやってはいかがなものかという話をさせていただいたところでございます。しかし、地下水を掘るにしても地点の問題がありますし、1か所で済むのかということになるとそうではなく、数箇所に及ぶということになります。それは町単費でやるのかということになりますと、1か所に2か月から3か月に及ぶという状況の中で、地下水を掘る業界も少ないということも含めて、多額の費用も要するということから考えますと、私は国費ということでお願いを申し上げていたんですが、それはままならないわけでありますから、そういう面から考えますと、沢水を選択されているということでございます。しかしながら、一般的に浄水もそうでありますけれども、このペケレの川を渡ったり、芽室川をあれしたりということになりますと、やはり、今回のように御影については地下水で対応しているために大きな災害もなかったですが、そういうような状況でありますので、この辺も含めて様々な観点からやろうと。先ほどの直近の応急措置では沢水の方が早くできるということでしたので、そちらを採用させていただく方が望ましいだろうと。今後において、それぞれの水源地の問題も含めて、やはりさまざまな観点から考慮していく必要があるだろうと考えております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) この地域の農業者で、以前から農業用水をボーリングで通して活用しているというところもあると聞いているんですが、これはどのくらいあるか押さえておられますか。
○議長(加来良明) 水道課長。
○水道課長(堀 秀徳) 現在、地下水を利用されている方の数につきましては、農協を通じながらも確認をしたんですが、まだ正式な件数は確認していないということでしたので、現在、把握できていない状況でございます。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 1、2戸ということではなく、相当いるのではないかという気がするんですが、その辺についても全くわかりませんか。
○議長(加来良明) 水道課長。
○水道課長(堀 秀徳) 申し訳ありませんが、今申し上げたとおり把握に至っていない状況でございます。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 今回のどえらい災害を受けて、農家の方がこんなことに二度となっては困るという観点から、自ら自費でボーリングをして、農業用水を今後何があっても心配がないように考えようというような人も出てくるのではないかと私は思っているんですが、いろいろと調べてみると、ボーリング井戸の工事費の関係になると、工事費は家庭用の場合はメーターが3万円、業務用の場合は4、5万円でできるというようなことを見ました。特に、深く掘るとどうなるとか、浅い方は先ほど触れましたけれども、いろいろと問題があるということがありました。今回、なぜ地下水と言っているかというと、私も12日間豊富な地下水をたっぷりと持って歩いた経験をして、よく地下からこれだけ水が出てくるなというくらい感じましたので、もらっているところの商店の方には「こんなに水を出して沈んだらどうするの」と言ったくらい、太いホースでガバガバ出てくるというようなのを自ら体験しましたので、農家の皆さんも同じような事で対応できれば相当助かる面があるのではないかなということで強調しておりますので、農家の皆さんがこれから独自でボーリングをして、若干町から補助を受けるなり、農協の補助を受けるなりの対応策はあると思いますけれども、そういうことも出てくるのではないかと私は感じているんですが、担当課長はそこまでは考えたことはありませんか。
○議長(加来良明) 水道課長。
○水道課長(堀 秀徳) 確かに、地下水等があれば今後においても水の心配はないという状況は考えられますので、今後においてそういったところを把握しながら考えていきたいと思います。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 最後の質問に移らせていただきます。
予算編成の関係について、相当厳しいものの言い方をさせていただきました。町長は、医療福祉等については手を付けるわけにはいかないような話をされて、私もこのことについては同感であります。私が言っているのは、我慢をしてもらえる分については今まで以上に我慢をしてもらおうということが必要ではないかということを申し上げておりまして、被害額を町が単費でどのくらい出さなければならないのかということは定かではありませんけれども、今、うちの財政を見ても他町村から見て、基金含めて相当上にあるわけではありませんので、それも含めて台所事情が厳しいということを町民の皆さんに周知をし、我慢してもらうということもこの水害を受けての大事なことではないかと考えておりますが、いかがでしょうか。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) この事業も復旧工事も今激甚災害の場合は3年というひとつのめどがありますが、私どもが要望しているのはそうではなく、冬期間にこれから入っていくわけなので、工事ができるものとできないものがあります。できないものについては、翌年、翌々年ということになりますと、なかなか進んでいかない。また、北海道全体に災害が及んでおりますし、全国に及んでおりますけれども、北海道で捉えれば業界の皆さん方、事業者が混み合ってきているという状況でありますから、この点の配分をどうするかということになると思うんですけれども、できるだけ切れ目のない中で事業展開できるような形を取ってもらわなければならないだろうと思っております。したがいまして、それに伴っての財源の支出が生まれてくることもありますが、最大限、できる限りのことをしなければならない町の責務は全うしていかなければならないということでございます。そういった時にご理解いただく面もあるかもしれませんということを先ほど申し上げましたので、その辺のところをご理解いただきたいと思います。