平成28年第5回臨時会会議録(11月10日_日程第4)
○議長(加来良明) 日程第4、議案第82号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
本案について、提案理由の説明を求めます。
副町長。
○副町長(金田正樹) 議案第82号、専決処分の承認を求めることについて、ご説明を申し上げます。
専決処分の第8号、平成28年度清水町一般会計補正予算(第9号)の設定でございます。総額に723,000千円を追加し、それぞれの総額を9,903,055千円とするものです。
補正予算の内容につきましては、台風10号被害の復旧経費のうち、補助災害にかかります測量調査設計委託料や国の補助査定前に着工する工事費などを計上したもので、復旧事業を早急に進めていくために専決処分にして予算措置をしたものでございます。
歳入よりご説明いたします。7頁をお聞き願います。
14款1項3目、災害費国庫負担金につきましては、道路橋梁河川の災害復旧工事費に対します国庫負担として151,848千円を追加するものです。
2項7目、災害費国庫補助金につきましては、農業用排水路また農業用施設の災害復旧工事費に対します国庫補助として240,800千円を追加するものです。
18款1項1目、財政調整基金繰入金につきましては、今回の補正予算調整額として52千円を追加するものです。
21款1項9目、災害債につきましては、1番から4番までは補助災害分の各復旧事業にかかります町債の追加となります。
8頁に進みまして、5番、6番につきましては、単独災害分の各復旧事業にかかる町債の追加です。合わせまして330,300千円の追加となります。
続きまして、9頁にまいります。歳出につきましてご説明をいたします。
15款2項1目、公共土木施設災害復旧費につきましては、13節50番、測量調査設計委託料は補助災害実施設計のために50,000千円の追加です。
15節11番、道路橋梁災害復旧工事と12番、河川災害復旧工事につきましては、補助災害査定前に着工する工事費等で、合わせて245,800千円を追加するものでございます。
また、19節10番、災害復旧派遣職員人件費負担金につきましては、災害復旧事業の人材派遣といたしまして、札幌市等から職員派遣を受けますことから、負担金5,000千円を追加するものでございます。
次に、2目、農林施設災害復旧費につきましては、災害復旧(農地・農業用施設)でございまして、13節50番、測量調査設計委託料は、補助災害実施設計のために90,000千円の追加でございます。
15節11番、農地・農業用施設災害復旧工事につきましては、農業用排水路の補助災害査定前着工工事費で110,000千円の追加でございます。
災害復旧の農業用水施設につきましては、10頁に進みます。15節10番、農業用水施設災害復旧工事につきましては、補助災害査定前着工工事の工事費で180,000千円の追加となります。
次に、災害復旧の町営育成牧場関係につきましてですが、13節10番、測量調査設計委託料は補助災害実施設計のために27,400千円の追加でございます。
14節10番、復旧作業用重機等借上料につきましては、職員による直営復旧作業用の重機2台の借り上げを1か月延長するために864千円を追加したものでございます。
15節10番、牧場農地・施設災害復旧工事につきましては、敷地内通路の単独災害復旧工事分12,600千円の追加です。
一番下、16節10番、復旧用砂利・資材につきましては、流失した電牧柵の資材等で1,336千円の追加でございます。
次に、地方債の補正につきましてご説明いたします。3頁にお戻り願います。
第2表の地方債補正です。上段につきましては、単独災害復旧事業にかかります町債を追加するものでございます。ただ、1つ目の歳入補正の8頁に掲載しておりますが、道路橋梁河川災害復旧事業分で46,100千円。また、農地・農業用施設災害復旧事業分で6,500千円、合わせまして52,600千円を限度額とするものでございます。
下段につきましては、補助災害の復旧事業にかかります町債の限度額を変更するものです。今回の歳入補正を7頁に掲示をしておりますが、道路橋梁河川の復旧事業分で126,100千円。また、農地・農業用施設災害復旧事業分は93,600千円。農業用水施設災害復旧事業分では33,400千円。牧場農地・施設災害復旧事業分では24,600千円を合せました277,700千円の限度額の引き上げを行うものでございます。630,700千円の限度額となります。
以上、専決処分の第8号、一般会計補正予算(第9号)の説明でございます。ご承認よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) これより質疑を行います。
質疑ありませんか。
7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 今、説明をいただいたとおり大変な災害を受けて、たぶん今年度中に100億円を超えるのではないかと予想されるわけですが、災害の中間点で、本町の災害額で押さえきった額については、商工観光関係等を外してこれくらいですよというようなことは報道を通して縷々報告をされておりますけれども、その後、現在まで押さえきった中で本町のこの災害の被害額というのは、現状の総額としてどのような額になっているんでしょうか。この辺について、まず1点お尋ねいたします。
もう1点、この予算書を見てもおわかりのとおり、いかに自主財源を少なくしていい工事をするのかということに係ると思うのですが、そのことに関して国への働きかけなど、例えば町村会等を通してやっているのかどうか。清水町は大変な災害にあっている。農家も困っている。大変だと。一刻も早く国の力で何とかしてくれということはどのような方法で伝えられているのか、この辺についてお尋ねいたします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
副町長。
○副町長(金田正樹) 災害の被害総額はいくらかということでございます。前に165億円という数字を出させていただきました。ただ、実際はまだ測量が終わっていないんですが、いろいろな数字が上がってきております。これからそれを基にして計算するんですけれども、若干減る見込みではおります。ただ、現在のところでいくらということはここでは申し上げられません。
○議長(加来良明) 2点目について、町長。
○町長(高薄 渡) ただいまのご質問の要旨でございますが、この災害によります国及び道の助成措置でございますけれども、ご案内のように激甚災害という指定を受けておりますので、それに関わらず、あるいは生活支援ということでございまして、国と道という状況の中でございます。
合わせて、我々としましては、町村会はもとより北海道としての要請活動も強めておりまして、更に15日から17日にかけまして全国のそれぞれの大会等がありますので、私は15日の検証委員会にまいりますので、本町にまいるということで、それを終えてから行きますけれども、これまでも上京しなくても強く、道選出の国会議員並びに選挙区の道議会議員を含めまして、更に各省庁にあたりまして、強く要請活動をしております。今後も交付税を含めて減が予想されますので、それに対応すべく準備を整えて、今月、それから来月を含めて予算折衝に入りますので、要請活動を強めてまいりたいと思っています。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 相当ひどい被害を受けて、来年の営農活動にも支障をきたしていると。町が率先してダンプで土を運んで来年の営農活動が行えるような形で何とか手を打とうということは、私どもの町ではないのか。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 畑と流亡したものについては、かなり膨大な量が入るような予定をしております。それにつきましては、国などと協議いたしまして、現在では十勝川の堆積土を排出するように、国の方が事業を行っておりますので、そういう土を無料で被災地の土地まで運んでもらうような調整をしながら、農家の方にはなるべくお金がかからないような方法を検討しております。
○議長(加来良明) 7番、原紀夫議員。
○7番(原 紀夫) 今、答弁をいただいたことで、それは来年度の営農活動に支障をきたさないように、なんとか間に合わす方向でできるのか、できないのかということになるとどうなんでしょう。
○議長(加来良明) 農林課参事。
○農林課参事(小林 進) 運搬は平成28年度からやっていきますけれども、来年の営農ができるかという話とはすぐにはつながらないような形になっております。
○議長(加来良明) 次の質疑を受けます。
質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、討論を行います。
討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 討論なしと認めます。
○議長(加来良明) これより、議案第82号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
おはかりします。
本案は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 異議なしと認めます。
よって、議案第82号は承認することに決定しました。