平成28年第6回臨時会会議録(11月30日_日程第4)
○議長(加来良明) 日程第4、行政報告を行います。町長及び教育委員会から行政報告の申し出がありました。これを許可します。
町長。
○町長(高薄 渡) 台風による災害復旧事業の進捗状況等について台風による災害復旧事業の進捗状況等につきまして、ご報告申し上げます。
最初に、公共施設を含む家屋等に係る被害状況についてですが、全壊が37件、半壊11件、一部損壊22件、床上浸水11件、床下浸水48件、合計で129件の家屋や倉庫等に被害を受けました。
この内、被害を受けられた69名の方に対しお見舞いに伺ったところです。また、全国各地から寄せられた義援金については61名の方々を交付対象とし、既に申請のあった29名の方には義援金を交付しておりますが、未だ申請のない32名の方には、直接手続のご案内をさせていただいているところであります。
また、商工業用施設等に被害を受けた商工業者9社には11月28日にお見舞いに伺い更に、農業用施設等に被害を受けた農業者8名の方には12月1日にお見舞いをさせていただく予定となっております。
次に、各復旧事業の進捗状況ですが、農業用水につきましては石山系統が10月14日に通水を完了しました。
円山系統につきましては、11月15 日に施設及び管路の応急復旧工事が終了し、通水試験及び洗管作業を終え、各ファームポンドに水を供給できるようになりましたが、配水管路の不具合により旭山地区の3戸が今も断水している状況にあります。
一日も早く復旧できるよう原因を調査し、早急に対応してまいります。
なお、石山、円山系統いずれの頭首工も、直轄災害として国が事業主体となって復旧工事を行うこととなり、その他の施設におきましては、国の災害査定後に工事を進めてまいります。農地及び排水路につきましては、当初は全て本町が事業主体となり災害復旧を予定しておりましたが、道が管轄する河川沿いの農地は道が災害復旧を実施することとなり、道河川と重複する排水路におきましでも、道において災害復旧を行うこととなりました。
これにより農地は5割弱、排水路は5路線が北海道の事業主体となることから、本町の災害復旧事業は当初の予定から大幅に減少することとなります。
最後に、道路関係につきましては、単独災害復旧事業として既に43件の工事が完了しており、公共土木施設災害復旧事業分の38箇所については、今後行われる国の災害査定を受けて、工事を進めてまいります。
なお、清水基線道路(新錦橋)、羽帯17号道路、剣山里宮間道路、新羽帯常盤間道路、西清水2号道路及び小林川、上小林川、久山川の災害復旧工事につきましては、応急本工事として災害査定前に工事を発注し、年度内に完了する予定となっております。
現在、補助災害に係る国の災害査定が順次進められており、査定を終えた時点で災害復旧に係る総事業費並びに復旧時期等を明らかにしてまいります。
以上、台風による災害復旧事業の進捗状況等についての行政報告とします。
○議長(加来良明) 教育長。
○教育長(伊藤 登) 町体育館の煙突用断熱材除去について町体育館の煙突用断熱材除去につきまして、ご報告申し上げます。
町体育館の煙突の内部に使用されている断熱材はアスベストを含有しておりますが、平成26年6月1 日から石綿被害予防規則の一部改正により、これまでの吹き付けアスベストに加え、新たに石綿含有保温材等が規制対象になりました。
町体育館の煙突につきましては、老朽化により煙突内部の断熱材の一部剥離が見つかり、今年3月に除去修繕を行ったところです。
その後、今年8月に文部科学省より煙突用断熱材使用煙突状況調査があり、点検の結果、劣化・損傷はないことを確認しております。
今回、温風ボイラーの煙が完全に排出されずボイラ一室内にこもる異常燃焼が発生したため、11月24 日、外部の煙突灰出し口の臨時点検を行ったところ、剥離した断熱材がたまっていることを発見したため専門業者に修理の依頼を行い、断熱材の除去を早急に行うものです。
今後につきましては、定期的な日常点検を行い、剥離等があった場合は必要な措置を講じてまいります。
以上、町体育館の煙突用断熱材除去についての報告といたします。
○議長(加来良明) 行政報告ですが、特に質疑がありましたら許可します。
質疑ありますか。
9番、中島里司議員。
○9番(中島里司) 災害復旧の事業費に関わって町長の方から行政報告をいただいて、町の負担がかなり緩和されたということを理解できましたし、財政的には本当にありがたいことだと思っております。それに欲をたけるわけではないんですが、農地の復旧等については国、道が積極的に関わっていただいているということは理解できるんですが、ペケレベツ川に架かっていた橋が両サイド決壊している場所がかなりあります。石山、錦橋、新錦橋、全部そういうふうになるんですが、これらについての復旧、応急処置として、錦橋の方は町ですでに発注しているということですけれども、災害復旧工事として河川サイドで、河川は道費ですので、道の方で橋の、たぶん延長が必要になると思いますので、その辺については何か情報、あるいは道の方で河川と一緒に同事業としてやるというような話はないのか。あるいは、そういうことを検討していただいているのかどうか。現時点でわかる範囲でお答え願えればと思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
建設課長。
○建設課長(菅野靖洋) ペケレベツ川に関しましての橋、道路につきましては、現在、町の災害復旧の査定を受ける予定でいます。災害復旧を受けた後、道と協議をしながらペケレベツ川の改修の工事を行っていく予定であります。
拡幅する部分についても道と協議をして、拡幅する部分については道の方でということで協議をしながら今後進めていきたいと思っています。
○議長(加来良明) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(加来良明) 質疑なしと認めます。
これで、行政報告は終わりました。