平成28年第7回定例会会議録(12月16日_日程第1_一般質問 安田薫議員)
○議長(加来良明) 次に、11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 通告してあります2項目について質問をさせていただきます。
地方自治体の財源となる地方交付税の抑制に財政当局が圧力を強めております。地方創生に水を差し、農山村の衰退を加速する恐れがあり、安易に抑制すべきではないと考えております。
本町は、思いがけない台風による災害を受け、予算編成にあたり大変苦労をしていると思いますが、人口減少はあるものの自治体が取り組む事業は多々あると思います。
そこで、新年度予算編成の骨子と主要重点施策について伺います。
2番目に、アイスアリーナの利活用について。各種大会、合宿、練習等に多く使われていると思いますが、アリーナ通信によると空き時間が見られます。町民が気軽にスケートを楽しめる工夫を指定管理団体とどのように協議しているかを伺います。
よろしくご答弁をお願いします。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
町長。
○町長(高薄 渡) 安田議員のご質問にお答えいたします。
来年度の予算編成でありますけれども、ご承知のごとく、私も任期満了に伴うものでございますから、骨格となるこということをまずご理解していただきたいと思います。そういった中で、11月から総合計画のヒヤリングということで、各課それぞれに日程割り当てをしまして、それぞれ新たな事業、あるいは継続する事業、それから昨年と比較して変わった事業といったものを中心にヒヤリングをしているところであります。そういう中で、何の目的で、どういう手法で、どういう時期に、どういう対象者、どういうもので、これが将来のまちづくりにどうつながるかというようなことを私の方から逆に質問をしてやっているわけであります。常に議会の皆さまが執行側に質問をするように、いつでも質問に対してお答えできるようなということで私の方からそういった質問をして、担当課の考え方を聞いているところでございます。そういった中では、やり取りの中で時間をかなり要するものもありますし、要しないでも済むものもあるわけでありますが、今般の場合は特に災害復旧があったものですから、これと合致していくべきか、いかないべきかということで非常に悩んだわけでありますけれども、災害復旧は別問題として考えていこうということで、平時の予算編成を行うための計画をどのようにするかということで臨んでいるわけであります。しかしながら、この予算というものは単年度で執行するものでありますけれども、計画は5年という形でいかなければならないもの、3年でいかなければならないものとありますから、この基礎、基盤となるものについては、やはりこれは付けていかなければならないものだなと、このようの思うところであります。そういった意味で、今回の予算については、二つの部分で行わなければならないということで困難を要したという状況でございます。当然、これから優先的に行かなければならないのは、何よりも安心安全で生活ができるということだと思います。それにはそれなりの政策が必要になってくると思うところであります。また、財源、財政というものも必要になってくるわけでありますが、そういったものを含めて生活安全ということになりますと、やはりどうしても高齢社会になってくる。すると、子どもたちをどうやって養成・育成して社会の人材養成に行くのにはどうするかということが非常に大きな課題だと思います。
したがいまして、総予算ではおおむね60億円後半もしくは70億円にいく。政策予算を除いた計上で、そのような状況になるのではないかという予測を私も立てながら、予算編成方針を11月7日に庁議を持って説明しているわけであります。交際費の抑制ということをやっていくことが健全財政につながるわけでありますから、順序立てたことをやっていかなければならないだろうということで、4つの視点をおいて、まずやっているところであります。まちづくり計画の第5期総合計画の推進でありますけれども、そこには財政が絡みます。それから地方創生の戦略、それから行政運営のコストの軽減、そういった中から先ほど申し上げました住民が生活をして暮らせるものをどう取り上げていくかということに尽きるのではないかと思うところであります。そういった意味での予算編成になるのではなかろうかということをお答え申し上げて、答弁とさせていただきます。よろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 次に、答弁を求めます。
教育長。
○教育長(伊藤 登) それでは、安田議員のアイスアリーナの利活用についてのご質問にお答えをしたいと思います。
アイスアリーナにつきましては、本町の活性化と氷上スポーツの振興施設として、現在はNPO法人清水町アイスホッケー協会に指定管理者として施設の管理と合わせ、様々な大会の開催、アイスホッケー団体への技術指導や支援を行っており、多くの成果につながっている状況であります。今シーズンのアイスアリーナの運用状況でありますが、7月のオープンから11月までの稼働率は74.3%となっており、利用が少ない午前中の時間帯を除くと少年団、学生、一般の団体練習や大会など、空き時間はほとんどなく利用されている状況であります。
また、毎月指定管理者で発行していますアイスアリーナ通信により、アイスアリーナで開催する試合情報や一般滑走時間のお知らせなどを行い、大会の観戦やスケートの利用も含め、広く町民に周知をしているところであります。
同じく、指定管理者のホームページのPRと合わせて、町民の利用促進に向けて指定管理者と十分協議しながら今後も進めてまいりたいと思います。
以上、アイスアリーナの利活用についての答弁とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 1問目の予算編成方針についてですが、この定例会が始まって以来、台風に関しての現況と今後の話は同僚議員からもたくさんされました。それは一つ置いておきましても、これからの町長の方針、骨格と言いながらも町長は今まで長らくやってきましたので、町長が16年間でできなかったこと、またやろうとしてできなかったことなど、特にこの点はやりたかったことがありましたら、答弁をください。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) やりたいことはたくさんありますけれども、それは叶わぬことが非常に残念な時でありますが、最近、特にここ数年間、各自治体では財源がどれだけ余裕があるのかわかりませんが、極めて持続できるかは別問題として政策として出しているところが多々ありますが、やはり私は根本的に財源なくして、あるいは財政なくしてということは考えられませんので、やはりそこをしっかりとしていかないと二度とあのような平成13年から始まった施設を閉鎖する等を含めて、それから改善したいものもできなかった。改修したいものができなかったというようなことが、二度としてはいけないということを常に肝に銘じてまいりましたので、健全な財政をしていくためには、私が執行者として本当にやるべきことは何かということを考えた場合に、そう大きなことを望まないで住民の生活を守り、町を守るという一心できているわけでございまして、あれもこれも手を付けたことは一度もありません。したがって、それを見越した上での清水町の経営、企業によっては会社経営でありますけれども、町の経営をしてきたつもりでございますので、そういった面で管理ということについては、しっかりしてきたつもりだし、これからもしていかなければならない。そういう財政管理ということも含めて、その中でできるだけ暮らしやすい状況をつくっていくべきだろうと、それは私としては一番の望みになるわけであります。これ以上のことは申し上げることはできませんけれども、以上でございます。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) それ以上言えないと言われたので、その辺は聞けないんですけれども、午前中の奥秋議員の質問の中で町職員の採用のことを言われております。今は十勝一本で一次試験、二次試験と学力的にはしっかりとした人が応募してくるのかなと思うんですけれども、その人らが入った後の職員研修だとか、幹部候補になるような特別な講義などは町長やっておりますか。
○議長(加来良明) 安田議員、平成29年度の予算編成方針についてということなんですけれども、それは来年度の予算編成に関わる質疑でしょうか。
11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 執行方針というところでここに入ったわけですけれども、もし予算にまるきり関係ないと言えば次に移らせてもらいます。
○議長(加来良明) 安田議員、関係ないということではなくて、つながるのであれば質疑を続けてください。
○11番(安田 薫) 関係あると思いますので、町長答弁をお願いします。
○議長(加来良明) 町長。
○町長(高薄 渡) これまでも幾度か他の議員からも質問を受けてきたところでありますけれども、その都度私なり担当者から説明していると思いますが、研修費用は削ることなく、存分にかけてくれと。これは経常経費でありますから、私のところまできません。ですから、総務課長段階、あるいは副町長段階まできますけれども、私の指示したことについてはきっちり出ていますので、幹部であれば自治大学への研修制度、それから中級、初級等ありますので、そういったものも含めております。それから、各省庁へ職員を出しなさいということで、指名するかしないかに関わってくるんでありますけれども、私は昔指名で漏れた人間でありますので、公募にしてくれということで、私はすべて平等で公募をして、意欲のある方に行ってもらうことが望ましいだろうということで、すべて公募にしています。その結果、なかなか応募してくれません。それで、指名したらどうかという声もありましたけれども、本当にそういう意味では民主的にやるべきだということで、それを貫いております。したがって、遠くへ行ける条件の人と行けない条件の人がいますので、これは無理強いはできないのでありますけれども、公募で今は北海道後期高齢者のところにも行っていますし、十勝管内では消防や自衛隊の機構などにも行ったりして、研修も含めているところであります。
今後もそういった中で、職員の皆さんが行きやすい体制づくりが大事でありますので、そこをしっかりとやらなければならないだろうと思うところでございます。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 予算書を見ないとその辺はわからないんですけれども、またそういう機会がありましたらもう少し徹底をして職員の研修、または現場での研修などいろいろあると思いますので、質問させていただきます。
それでは、教育委員会にお伺いいたします。
指定管理団体と協議をして運営されていると思いますけれども、教育委員会独自での利用はどのくらいありますか。
○議長(加来良明) 社会教育課長。
○社会教育課長(上出 進) 教育委員会独自というよりも、例えば新年氷上まつりだとか、子どもたちのホッケーの教室だとかは教育委員会として組んでおりますけれども、主幹としてアイスホッケー協会にお願いをしていたり、実質運営についても協力をお願いしていたりすることがありますので、仮にアイスアリーナにおいて指定管理者であるアイスホッケー協会を除いて、教育委員会独自でその会場を使っての催しを行うということはありません。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) できることなら教育委員会、学校教育等でも時間帯が合えば、午前中の空き時間はかなりあると思いますので、連携を取り合って使っていってほしいと思います。
夏休みに大学生がきたり、旅行者、その人らが夏の暑い時にリンクを利用するという数はどのくらいあるか、もし押さえていればお願いします。
○議長(加来良明) 社会教育課長。
○社会教育課長(上出 進) アイスアリーナにつきましては、製氷の準備を含めて7月からオープンでございます。その後、具体的な利用につきましては、4時以降は団体でそれぞれ申し込みをいただいて使用されていると、12時からの時間を一般滑走として広く住民の方にも利用していただこうという時間を設けていますので、その間で例えば町外から初めてアイスホッケーのスケートを履いて経験してみるという方もいらっしゃるかと思いますけれども、具体的にその数については指定管理者の方から報告を受けておりませんので、この場では数字としては申し上げることはできません。大変申し訳ありません。
○議長(加来良明) 11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 最後です。12月8日に北海道の札幌で北海道スポーツ国際交流フェアがありまして、2020年の東京五輪、パラリンピックを控えて、道内市町村、または33か国、地域から参加したイベントがありました。それに参加をしていたらその様子をお聞きします。
○議長(加来良明) 安田議員、アイスアリーナの利用と関係があるんでしょうか。
11番、安田薫議員。
○11番(安田 薫) 関係あると思います。
○議長(加来良明) 答弁を求めます。
社会教育課長。
○社会教育課長(上出 進) 今お聞きした会議なり打ち合わせについての具体的な案内は私の方で今現在はちょっと記憶にございませんけれども、将来的に、例えば北海道でオリンピックが開催されるということであれば、もちろんいろんな国からの練習利用でアイスアリーナを使いたいと、当然申し込みがあると思います。オリンピックに向けての会場の使用可能なリンクがあるかどうかの照会はございます。それについては、その時になってみないと具体的にはわかりませんけれども、利用可能であるという報告はしております。