平成17年第1回臨時会会議録(2月4日_日程第8)
○議長(田中勝男) 日程第8、議案第1号、きたくま文化蔵条例の制定についてを議題とします。
提案者より本案について提案理由の説明を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 議案第1号、きたくま文化蔵条例の制定について提案理由の説明をいたします。本条例は、新設条例でありますので、提案にいたる経緯についてご説明をさせていただきます。
旧北熊牛小学校の閉校後の活用について、庁舎内に閉校施設等活用検討委員会を設置し、協議をしてまいりました。その結果、昨年の11月に議員各位に報告しましたとおり、社会教育施設として位置付け、文化芸術作品等の保存、展示及び創作活動を支援するための施設として活用するものであります。施設の名称は、旧北熊牛小学校の転用であることから、地域名を引用し、ひらがなで「きたくま」とし、文化芸術作品等の保存、展示をすることから、収蔵する漢字「蔵」を組み合わせ、「きたくま文化蔵」として条例を制定いたしました。
新設条例は全12条と附則より構成されております。旧教室の転用による用途については、別途配付してあります資料1、2を見ていただきたいと思います。別途資料1ですけれども、施設の活用、管理について概要を記載させていただきました。
次に、A4の横長の用紙ですけれども、資料の2、これは教室の用途の図面ですけれども、これについて説明をさせていただきます。これで右のほうが網掛けになっておりますけれども、そこが玄関ですけれども、その玄関を入りまして、左側にA、B、CのCがC・C・CとなっておりますけれどもそのC・C・Cというのが、郷土作家の部屋として3教室、廊下も含めて、これは町縁の画家より寄贈を受けた作品を展示する場所としました。
その横、ひとつ飛んで、Bという、ローマ字のBという数字がありますけれども、それは「第九の部屋」として今まで5回の演奏がありまして、第九に関わる資料の展示をしたいなと思っております。
その隣にAとありますけれども、そのAというのは「100年の部屋」で開町100年記念のときの寄贈を受けた写真を展示したいと考えております。
その隣、Dと廊下にありますけれども「北熊牛の思い出」ということで、現在は、今までの学校に関わる思い出の作品等が展示されておりまして、地域の方にもお願いして、現状のまま管理したいとこのように考えております。
一番左側、Eですけれども、これは「芸術の部屋」という名称ですけれども、これは町民が創作活動をしたり、個展を開催するなどの貸出スペースと考えております。この部屋だけは有料貸付にしたいと考えております。それと、ずっと右上のほうに資料2と書いてありますけれども、だいたいその辺の場所なんですけれども、ここに体育館があります。ちょうど玄関に入って渡り廊下途中でなくなっていますけれども、これがつながって、ちょうど資料2と書いてある辺りになるんですけれども、これは地域住民の健康づくりの場として現状のままこれは使用したいとこのように考えております。
以上、提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(田中勝男) これから質疑を行います。質疑ございませんか。
12番、荒木篤司議員。
○12番(荒木篤司) これは新設条例ということですから、委員会付託になると思いますので、中身については、そのときお聞きしますけれども、只今課長のご説明の中で、経過、ここに資料館を造るということについての経過、検討委員会で検討した結果、ここに造ることになったということなんですが、これは1月26日に新聞に報道されました。新聞報道されてから、いろんな人からこの資料館を造ることについて、いろいろ疑問の声が寄せられました。どれだけの人の声を集めてこういうことに決めたのかということがね、学校があるからなんとかしなきゃならないということが優先して、こういう資料を置きたいとかいうことを含めて、町内の関係している人達の意見を聞いたのかどうかということをまずお聞きしたい。
高薄町政の基本になる協働のまちづくりという部分でいえば、どこかで検討委員会つくってこう決めましたから、やりましたという話でなくて、できるだけ吸い上げた中で、こういうことを決定するべきだというふうに僕は思っていますので、本当にそういうことについてどういう経過でこういうふうに決めたのか、検討委員会の中で文化蔵に関わる関係者が入っていたのかどうか、まずひとつお聞きしたいなというふうに思います。
それからもうひとつ、以前に協議会などで、北熊牛小学校の利用の方法について、教育施設として利用したいというようなことで話があった経過があります。その辺はどういうふうになって、こういう形になったのか、その辺もちょっとお聞かせ願いたいというふうに思います。以上2点です。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。総務課参事。
○総務課参事(草野和好) 2点目のほう関わってくるかと思いますけれども、社会教育課長のほうから若干経過が説明されました。その中で閉校施設の検討委員会で検討してきたというようお話をしているわけですけれども、もちろん閉校施設の検討委員会だけじゃなくて、地域連合会といいますか、地域との検討につきましては、平成15年10月に懇談会を持ちまして、その中で町の素案として示しました、社会教育施設というような形で今後詰めていきましょうと、こんなような経過で平成16年に入りまして、11月に1回、12月に1回と今回の内容を地域とともに固めてきたというところでございます。
当初、教育施設といいますか、具体的に不登校の子供たちのそんなような施設にもというようなお話も、当然案の中に持っておりまして、そんなお話もさせていただきましたが、主として社会教育施設と、その有効活用の中で、不登校施設というような押さえ方をしてきたところでございます。なかなかこの不登校の部分の教育活動につきましては、不登校施設というような思い切った形で前面に出す部分では、いろいろ利用者にも抵抗があるのではないかという議論もしてきたところでございます。
そういったなかで、今回提案のような内容になったわけですけれども、活用の中でそういった不登校の方にも利用していただけるような、そういった事業も考えていく、いかなければならないという形で押さえているところでございます。
○議長(田中勝男) 次に助役。
○助役(五十嵐順一) 検討委員会のなかで関係者とも協議というお話でございました。検討委員会につきましては、あくまでも庁内組織というなかでやってきた経過がございまして、そのなかで参事からお話ありましたように、社会教育施設という位置付けをしまして、まずは地域と協議をさせていただいて、大枠を決めさせていただいたと、そのなかで一部、関係する団体とのお話も伺ってはというお話もございましたので、担当としましては、それぞれ関係するところに一部お伺いしているという、第九の関係でございますけれども、そういうこともありました。その収蔵するものについての具体的な関係団体との協議ということはしてはございません。あくまでも、庁内検討委員会で進めてきたということでございます。
○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。
○12番(荒木篤司) 地域とは話をしたと、しかしあとは庁内のなかの話し合いだということですよね。廃校、これから4校出てくるわけですけれども、廃校が誰のものだという部分があるんですよね、廃校した後、地域の人達の了解を取れば、それでいいんだという考え方もひとつありますよね。それからそうじゃなくて、町民全体の財産なんだと、その活用について、町民全体の声をまとめていくんだという考え方あると思うんですけれどもね、その辺の押さえかた、どういうふうに押さえているのかなと思うんですよ。問題はこれは資料館にしてオープンして、条例案をみると、土・日を開館して、よその人にきていただいて、観ていただくというのが狙いですよね、この文化蔵。そうするとやっぱりここに資料を展示する部分の関係者とも協議して進めるべきじゃないかなと思うんですけれども、何もしていないということは、どうも協働のまちづくりとは何なんだという話になってしまう。地域がいいと言えば、いいと問題にはならないと思うんですよ、これで言えば。その辺、それらについても、これからでもいいですから、意見を集約して提案をしてもらわなきゃ審議のしようがないんじゃないかなというふうに思うんですけれども、いかがでしょうか。
それから、総務課参事から説明ございました。教育委員会にお聞きしたいんですが、不登校児の、言いかた問題あるかどうかわからないですが、再教育の場に使いたいというお考えだったと思うんですけれども、開設しながらここを活用していくということになるのかどうか、その考え方は、今参事が説明されたように、進むものなのかどうかちょっとお聞きしたいんですけれども。不登校の子供たちを受け入れる形で活用しながら、展示場もやっていくんだというようなことで進んでいくのかどうかということについて、お聞きしたいと思います。
○議長(田中勝男) 助役。
○助役(五十嵐順一) ここの蔵の関係でございますけれども、故人になられた方々から多くの遺作といいますか、絵画等の寄贈を受けている状況がございます。今展示するスペースがないということで、研修会館の書庫のほうに保管をしていると実態がございます。更には100年記念事業でやりました縁の写真、これも一度展示しましたけれども、それもそっくり保存しているという状況もございます。今回はそういう埋もれている作品等について小美術館的な感覚ということになりますけれども、そういう施設の中で展示して多くの人に観ていただきたいということがまずひとつの考え方でございまして、そういう意味合いでは相談するといいますか、そういうところとの協議については考えていなかったというのが実態でございまして、必要であればそういうところとの協議もさせていただかなければならないと思っておりますけれども、考え方はそういうところから出発しているということでございます。
○議長(田中勝男) 次に教育長。
○教育長(横山一男) 学校に行きにくくなっている子供が町内にもいることは前にもお話をしましたようにはっきりしていて、何人かいるわけでございます。そういった子供たちに対する対応の仕方は学校教育課の中におります生涯学習アドバイザーが核になって対応しているところでございますが、今、きたくま文化蔵のこのいろいろな部屋の活用試案が提示されておりますが、そういった部屋、スペース等を使ってそういった子供たちと学習といいますか、ふれあいといいますか、ものづくりと申しますか、体験をする場としての活動も視野に入れてございます。
○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。
○12番(荒木篤司) しつこいようですがね、僕は、なんで広く町民の意見を聞かなかったんだということを聞いているんですよ。経過のことでなくてね。ここに資料館として残すという部分でいえば、いろんなことで言えることだろうと思うんですけれども、そういうところが何か軽視的に終っている。やっぱり情報公開とかなんとかっていろいろ言っているけれども、町民に関係している人達、最低でもそこに関係している人達の文化団体とかその人達の意見ぐらいは聞いてこういうものを決めていくべきでなかったのではないかなというふうに思うのですが、そういう考えを僕は持ってもらいたいし、そういう考えを聞こうとしなかったのは何でなのかなと思うんですけれども、その辺について。
○議長(田中勝男) 社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 関係する団体にどうして意見聞かなかったというお話、確かにこれは大事だと思いますけれども、私ども担当としては、先にそこに話すのがいいのかどうかということいろいろ考えました。そのなかでこれが議決になったあかつきには、当然、私が考えるのには、地元には素晴らしい絵を描く絵画サークルもあります。そのサークルに在籍する美術愛好者による現在芸術の広場実行委員会という組織がありますので、これが議決後ですね、今提案している施設についても、芸術の広場実行委員会とも今後相談しながら協力を得て、良い方向性を見出したいとこのように考えております。
○議長(田中勝男) はい、総務課参事。
○総務課参事(草野和好) 今のまちづくりの決定システムの中で、住民参加のプロセスが問題だと思うんですけれども、今回の閉校施設につきましては、この学校だけではなくて、閉校施設の全体の部分を見渡したなかで、閉校施設の活用に関する基本方針というものを定めさせていただきました。そのなかで第1にそういう学校が地域から無くなるというようなことで、閉校に伴う地域環境の大きな変化のなかで、地域住民が本当に必要とする施設、そういったものを中心に地域住民の要望、意見を第1に尊重して検討していこうと、そういうのが主眼にあって進んできたというのが実情でございます。議員ご指摘のように、今後における住民参加のプロセスについては、現在検討中のまちづくり基本条例ではそういう政策決定のなかで住民参加、意見をいろいろいただくという仕組みをつくっていかなければならないというような部分もありまして、おおいに反省するところは反省して今後とも取り組んでいきたいなというふうに考えております。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。13番、下関誠議員。
○13番(下関誠) 北熊牛小学校閉校に伴っての利用について、検討委員会とか地域の要望とか含めて制約ある中で練り上げてきたものではないかなと思っております。基本的には賛同できますけれども、疑問点についてお伺いします。
条例の4条の中に、「文化蔵に館長、その他必要な職員を置く。」という文言があります。それから資料の1に、管理体制として、地域またはシルバー人材センターに管理を委託というのがあります。この辺の整理なんですけれども、こういう施設管理とか運営に関して、先程お話ありましたけれども、町長の協働のまちづくりとか、NPO法人の育成とか、民間にお願いしていくというようなことが今後必要ではないかなと思います。そんなことで、4条における館長とか必要な職員というのは、常駐という意味の捉え方をするのか、それとも兼務という意味なのか、この条例に基づいても、ボランティア団体等の管理運営というのは可能なのか、お尋ねします。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 今ご質問にありましたこの第4条の関係ですけれども、ここで館長その他必要な職員云々とありますけれども、今考えておりますのは、現在の職員を兼務発令ということで考えております。それと館長は館長として置くんですけれども、その他に、管理体制として、できれば地域の人に管理をお願いしたいと今地域とお話しているんですけれども、それができなければ、シルバー人材センターにお願いしようと思っていますけれども、これについては、館長は置きますけれども、11時から17時までの開館するまでの間のその中でのいろいろ掃除をしたり、案内をしたり、そういう面での管理部門ということで考えました。
○議長(田中勝男) 13番、下関誠議員。
○13番(下関誠) 今ですね、施設管理運営というのを民間委託していく時代、それも町民の有志とか非営利法人であるとか、あと指定管理者制度とかいろんなものが生まれてきています。この施設に限らず、今後そういう形に問題を広げていくといいますか、そういう考え方、もう1点は、行財政改革というような視点からの施設管理運営という捉え方もあると思うんですけれども、それら含めてどう考えていらっしゃるのかお伺いします。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今のご質問でございますけれども、行財政健全化実行プランにおきましては、今ご指摘の指定管理者制度について、例えばアイスアリーナだとか更には町営育成牧場、これらについての今後そういった部分での検討をしていきたいというプランをたててございます。その他の町のいろんな施設ございますが、今お話の非営利法人あるいは指定管理者制度について、その施設がそういう制度を活用することによるメリット、デメリットこういったものを今後研究していきたいというふうに思っておりますのでよろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) 13番、下関誠議員。
○13番(下関誠) ちょっとくどくなりますけれども、この件に関して言うと、20年後の職員数ということからいうと、大幅に減っていくんですね。ですから、将来的な町の規模というものが縮小されていくというようなスケジュールというか目標があるわけですから、ぜひ今の件をこの段階から進めていっていただきたい、体制をつくっていっていただきたいと考えていますが、如何でしょう。
○議長(田中勝男) 総務課長。
○総務課長(荒木義春) 今お話のように、将来133名程度の一般会計の職員の目標立てております。当然、今回の施設でいえば、専任の職員を配置するわけではございませんが、当然職員が減ってくれば、業務も残った職員にかかってくるということが事実でございます。先程お話申し上げましたように、いろんな制度の活用について、更に研究させていただきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) このきたくま文化蔵についてですが、今まで何人かが質疑を行っているわけですが、私はこれの状況の中で、端的にお伺いしたいのですが、ひとつはこういう形で開館をして町民に開放すると、そういう施設なんですけれども、心配しているのは、この利用する方がどれだけいるのかなという心配があるんですよ。そこら辺、管理人置いてやっていくということなんで、経費の見積もりはどれだけしているのかということ、大変心配になるわけですが、教えていただきたいと思います。郷土作家の作品の部屋、それから100年記念の写真、第九の部屋と、かなり限定されております。芸術の部屋というのがありますが、これは本当に利用状況があるのかなと心配をしております。だいたいこれは絵画を中心にするんだろうと思っていますが、この利用状況がどうなるんだろうかなという心配をしております。その辺のところを、いろいろ議論あったでしょうが、今眠っているから、それを出して、そして町民に観ていただこうという話はわかるんですけれども、まず最初に教えていただきたいと思うのですが。
○議長(田中勝男) 社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 只今のご質問に答弁いたします。郷土作家の部屋3教室、今までの作品等の展示なんですけれども、どれだけ来るかというお話ですけれども、私どもも来てくれるように願っております。今ここで何人来るかというのは未知数なので私はちょっとわかりませんけれども、それは議員もわからないと思いますけれども、私もわからないので、来てくれることを期待しております。
それと管理人置いて云々という話ありましたが、これは財産、絵に傷をつけられても困るし、例えば絵にスプレーかけられても困るし、掃除のこともあるし、いろんなそういう面で管理人を置かなければだめだろうということで、内部的に協議をしました。お金がいくらぐらいかかるというお話ありましたけれども、一応今年度の予算としましては、本来でいくと、5月から10月まで、資料1に書いてありますけれども、今年は展示期間だとか準備期間がありますので、8月から10月の3ヶ月みて20万円と今年は計上しました。ごめんなさい。今年ではなく新年度、17年度です。17年度は3ヶ月で20万として計上しました。
それと芸術の部屋、これは先程説明しましたように、創作活動だとか、個展を開いたりする部屋として設けましたけれども、絵画だとか、書だとか、写真だとか、陶芸だとか、いろいろあるかと思いますけれども、なるべくきてくれるように、これも期待しております。以上です。
○議長(田中勝男) 14番、妻鳥公一議員。
○14番(妻鳥公一) 関連してですが、今回は北熊牛小学校ですね、あと今年4校閉校になるということなんですが、この4校についても検討されていると思うんですが、あの1校1校事情があって別だと思うんですが、前の回に質問したときに、今回は社会教育施設として使うということになっていますが、年数的には10年を経過しているので、公共施設として使用する場合はいいと、幅が広くなっているんだというふうに聞いておりますので、もっと幅を広げて、ひとつはね、4校の検討状況どうなっているのかと、これがひとつです。もっと幅を広げて、公共施設とかその他のものにも転用できるという(途中中断)
○議長(田中勝男) 妻鳥議員、質問中でございますけれども、これはきたくま文化蔵条例の関係でございますので、関連で他の施設云々というのはちょっと拡大だと思いますので、質問の内容を改めてください。
○14番(妻鳥公一) はい、そうですね。一般質問ではないですからね、わかりました。それで提案があるんですが、いろんな文化クラブがあります。書道とか絵画とか陶芸、言いましたが、もっと広げて展示をしたいというサークルがあるんじゃないかと思うのですが、そこら辺を広げる余地はないのでしょうか。
○議長(田中勝男) 社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 今のご質問は、平面図でいうところの一番左側のオープンスペース、芸術の部屋の部分で言っているご質問ですね。これにつきましては、創作活動ですから、個人であろうと団体であろうと、今私が言いました陶芸だとか書だとか絵画だとかいろいろありますけれども、それ以外にあれば、ここは有料ですから、当然枠は広げてもかまわないと思っております。以上です。
○議長(田中勝男) よろしいですか、はい。他に質疑ありませんか。
4番、林巖雄議員。
○4番(林巖雄) 2点ほどお聞きしたかったのですが、4条とこの資料との関係、だいたいお聞きをしまして、ほぼ理解できました。
そこはいいのですが、今度10条に関係する分、ちょっとお尋ねしたいのですが、北熊牛小学校これ建設以来相当年数経過していますね。この間、例えば昭和56年風水害の問題だとか、その後釧路沖地震だとか、十勝沖地震だとかこういった大きな地震なんかも閉校までの間に結構あったというふうに記憶してます。こういう予期できないような風水害や地震、こういったものをたどってきている建物なんですが、今こういう文化蔵として多くの方に利用していただこうということで計画されたんですが、利用していただくにあたって、10条では例えば使用にあたって、現状使用して壊れれば現状に回復するというような部分とでの繋がりでいえば、今の状態そのままで使われるのか、一定程度の年数経過している状態のものを使いやすいような状態にある程度直してから一般の方に使っていただくとこのような考え方を持っておられるのか、ちょっと確認をしたいのですが。
○議長(田中勝男) 社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 確かにこれは校舎が古くございます。ただ今まで使っている部分については修理等しておりますので、今まで使っておりましたけれども、今後使う場合も修理費として新年度予算に100万円ほど計上しております。今の校舎の形をそのまま残すということが基本で考えております。今の校舎をそのまま北熊牛の校舎を残すというのが基本、それから教室そのものも変えないというのも基本で考えています。ただ、天井だとか壁だとかシミがついていてどうしても塗装しなければならない部分だとか、平面図に書いてありますけれども、真ん中くらいに物品庫、これはちょっと字が小さいですが保健室と校長室の間に間仕切りがあったのをそれをとっぱらってしなければならない部分だとか、それだとか、いろんな棚とかそういうのをちょっと撤去しなければならないだとか、そういうもので、大枠は原形をそのままにして使うということです。10条でいうこの原状回復というのは、使う方が、なんかいろいろ大工道具とか、いろいろ創作活動したときに、一部分そのまま置いていったら困る部分は原状に復しなさいという意味の第10条であります。私も説明不足かもしれませんが、そういう意味です。
○議長(田中勝男) 4番、林巖雄議員。
○4番(林巖雄) 学校としてこれを使っている間に、逐次修繕をしながら利用してきたので、今そのまま、再度利用するにあたってもそう支障はないと、こういうふうにお話をされておりますから、理解はします。
つい最近、厚岸で震度5という非常に大きな地震がありました。ある地方では、古い建物については、耐震検査といいますか、そういったことをやってみようと、やろうと、いうところもあると聞いてます。ここは有料ということですから、お金をいただいて、利用いただく場所があります。そういうようなことからいえば、耐震検査をするなんてお考えはお持ちじゃないんでしょうか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午後2時08分)
○議長(田中勝男) 再開いたします。 (午後2時09分)
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 社会教育課長。
○社会教育課長(寺本栄二) 大変申し訳ありません。避難施設として、利用する場合は耐震検査云々いりますけれども、美術館や資料館として使う場合は特に今回はしないということで考えております。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) おはかりします。只今議題となっています、議案第1号、きたくま文化蔵条例の制定については、総務文教常任委員会に付託し、閉会中も審査する継続審査にしたいと思います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、議案第1号は、総務文教常任委員会に付託の上、閉会中も審査する継続審査とすることに決定しました。
◇・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・◇
○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午後2時10分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午後2時26分)