平成18年第1回臨時会(2月10日_日程第5)
○議長(田中勝男) 日程第5、報告第1号、専決処分の承認を求めることについてを議題とします。
本件について、提案理由の説明を求めます。助役。
○助役(五十嵐順一) それでは、報告第1号の平成18年1月23日付で専決処分をさせていただきました、平成17年度清水町一般会計補正予算(第11号)についてご説明を申し上げたいと思います。
歳入歳出予算の補正につきましては、既定額に歳入歳出それぞれ525千円を追加しまして、歳入歳出予算の総額を、歳入歳出それぞれ9,003,670千円としたものでございます。
この補正予算につきましては、日勝峠に放置された車2台の撤去にかかる費用について、専決処分をさせていただいたものでございます。
内容につきましては、日勝峠の日勝トンネルから出てすぐの崖のところにトラックと乗用車が転落し、長年放置されたものになっていたものを今回ボランティアにより引きあげて撤去していただくことになり、町としましても最低の必要経費525千円について負担し、その財源は財政調整基金を充て、町民の環境に与える不安を解消するものでございます。
この車につきましては、昭和58年頃、相次いで転落したとのことでありますが、清水消費者協会が水源地調査する中で、放置自動車についての問題の指摘をされ、また昨年、清水ロータリークラブでも現地調査を実施し、そのような中から環境への影響を不安する声があがり、撤去の要請があったところでございます。
この種の対応はもちろん原因者が負担をして処理するのが当たり前でありますけれども、長期間放置され、その間に所有会社の倒産、所有者の確認ができないことなどから、地権者となります西部森林管理事務所に撤去の要請をしてきたところでございます。国としましては、原因者負担のことと財源措置をすることができないということで、どうしても必要であれば、地元が主体でお願いをするしかないとの回答でございました。
町としまして、町民の不安の解消を図るにしても、多額の費用を負担できないと、困惑をしてところでございますけれども、今回最低の資材・機械にかかる経費を町で負担をしていただければ、ボランティアで撤去するというところがありまして、その行為を受け町民の不安解消を図ったところでございます。
作業は国定公園内でもあり、今の時期に行うことが他に与える影響も少なく最適であるということ、更にいつ大雪がきて作業ができなくなるかもしれない。また遅くなると雪崩のおそれもあるということから、国定公園内並びに保安林内の作業許可が下りしだい、実行するとのことで専決処分をさせていただいたものでございます。
作業につきましては、2月4日・5日の2日間にわたりまして、朝8時から夜8時近くまで、厳しい条件の中、現地で解体をしてすべて撤去は終了したところでございます。ボランティアをいただいた皆様には感謝をしているところでございます。なお、今回の反省といたしましては、このような事故があった場合の連絡が徹底されていなかったことがあげられます。警察、森林管理事務所など、関係機関との情報を密にしまして、原因者による改善が徹底するよう関係機関との連携を強めてまいりたいと考えております。
以上、報告第1号専決処分の内容につきましての説明に代えさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(田中勝男) これより質疑を行います
質疑ありませんか。
4番、林巖雄議員。
○4番(林 巖雄) 今、助役のほうから、報告1号について説明がありましたけれども、現地は確かに町民の方々が水を含めた環境という視点で、現地を見て懸念をしていたところであります。ここはペケレベツ第5の沢というところで、源流付近なものですから、極めて下のほうにくる影響が大きいのではないかというこういう観点で、放置されている状況を何とか撤去いただきたいとこういうことで、いろんな機会を通じて話を進めてまいりました。町のほうにも昨年からだったと思いますが、何とかならないかと、管理するほうにもお話を進めてきたところでございます。
そういう中で今回、住民の要請を踏まえて町がリーダーシップを取っていただいて、関係機関、そして協力団体、こういった方々と速やかな対応を取っていただく中で、調整を進めていただき今お話があったように2月の上旬にですね、本来はここは国定公園そして保安林の指定を受けている箇所でありますから、認可が下りるまで申請から約3ヵ月はかかるだろうといわれたんですが、極めて早い期間に認可が下りて、作業の開始ができるとお聞きをしたところであります。
そういったことも行政が精力的に、何とか努力をして欲しいというこういう要請を受けての結果であろうと判断するところであります。そういうことから取り除かれた状況を見て、現状を危惧していた町民の方々につきましては、環境に対する意識が町民に少しでも広がればいいなというふうに実は安堵しているところもあります。
更には町のほうにお願いをしたいのは、十勝川を初めとして十勝川に流れ込む川、旭山にいきますと中野川ぐらいまで含めまして、相当数な川があるわけですが、川の汚れなども相当ひどくなっておりますし、この先町としていろんな関係機関とひとつ協力をしながら、できれば河川の汚濁を少なくできるような努力を更に続けてお願いしておきたいというふうに要請をして終りたいと思います。以上です。
○議長(田中勝男) 質疑ではありませんね。
他に質疑ありますか。
13番、下関誠議員。
○13番(下関 誠) 今この補正につきまして、説明をいただいて、やむを得ないのかなという思いはあります。ただやはり納得できない部分があるんです。今回お金を出したというのは町だけなんですね。一番出さなくていい立場のところがお金を出して、肝心のその処理をしなければならないところが、できませんよとか、どこにいるかわからないとかいうことで、町が後始末をしなければならないというのは、どうもすっきりしないんです。確かに説明の中には今後について、連携をよく取ってという話がありましたけれども、その関係者、本来片付けなければならない本来の関係者との町との関係というのはどうなんでしょうか。これから先も関係してくるんですね、この例が。そこはどう整理されてますか。
○議長(田中勝男) 助役。
○助役(五十嵐順一) あくまでも先程お話をさせていただきましたように、この種の関係につきましては、原因者負担、これがもう当たり前のことだと思います。ただ今回につきましては、その原因者を特定することができない、長期間たっていて、お話によりますと、会社は倒産している、また乗用車の持ち主につきましてもわからないということでございまして、原因者負担を求めることはできないということでございました。
そうなると、その地権者となると国有林でございますので、管理します当時であれば清水営林署、今は西部森林管理事務所でございますけれども、そちらのほうで何とか対応していただけないかということで、お話をさせていただいたんですけれども、やはり国としまして、原因者負担というのが原則だと、国としては予算措置をすることが困難であるということでございます。どうしても地元のほうで不安がある、どうしてもやらなければならないということであれば、主体的に地元でやっていただかなければならないでしょうというお話をいただきまして、町としては町民の自然環境に与える影響の不安を何とか解消しなければならないということであれば、町の責任としてやらなければならないということになるんですけれども、町としても全部を負担してやるということはなかなかできないということで、いろいろ悩んだところでございます。
その過程の中でたまたまボランティアでやりますよということでありましたので、今回こういうことで対応をさせていただいたんですけれども、これからのかかわりということになりますと、その事故等があった時点でお互いに連携を取れていれば、その原因者についても特定できますし、町としましても、当事者になりますけれども十勝西部管理事務所ですか、それから警察、それらの三者と関係者、原因者でありますその者に対しての改善策を要求していくことができるかと思います。そういう意味では早い時期での情報交換をして対応していくということが望ましいと思っておりますし、あくまでも今お話がありましたけれども、対応については原因者に、事故を起こした者等に撤去をしていただくということが当然のことだと考えておりますし、これからもそういうことで町の姿勢は変わっていかないと思っております。
○議長(田中勝男) 13番、下関誠議員。
○13番(下関 誠) 今回の補正をあげてきた理由としては、だから先程言ったようにやむを得ないかなという思いがあるんです。ところが本来原因者が負担すべきものというようなことからいうと、じゃあ事故が起きた、その人は保険で対応するか何するかわかりませんけれども、報告は警察だけにしかしなくていいんですね、早い話が。事故を起こした人は。そして警察が処置をする中に、土地の管理者の林野庁に報告する義務がないわけでしょう。警察は義務があるんですか。そこも教えてください。
そうしなければ、連絡を密にするといったって、連絡するかしないか勝手みたいな話になってしまう。今回みたいな例がまた起きるかもわからない。それであれば、別な方法として清水町が、林野庁が何らかの形をしないのであれば、当然あんたがすべきだと、このお金を請求しますと、もらえなくても、そういうような文書で残す手続きをしておく、そういう処理をしたほうがまだ後に残るんじゃないんですか。
本来、関係がですよ、地権者にも警察が連絡する後始末が起きなければ、その事故処理というかは終らないという形に済ますというようなことであれば、速やかにそれは流れていくでしょう。そういうシステムになってないものをただそんなことが起きたら速やかにといったって、それを誰が受け止めたか知らないけれども、文書でも何にも残っていない、そんなの知りませんという話になってしまう。またお金がないからできませんよという類になってしまうんじゃないんですか。それならいっそのこと請求出したほうがいいんじゃないんですか。もらえてももらえなくても。そうできるかどうかわかりませんよ。それも含めて教えてください。
○議長(田中勝男) 助役。
○助役(五十嵐順一) 情報の提供が決まっているかということになると、それはないと思います。警察から地権者にこの事故があったからという情報の提供はないと思います。そういう仕組みにはなっていないと思います。そういうことであれば、そういう仕組みを我々としても警察、森林管理事務所等々と協議しながら、こういう事故があった場合については、情報提供をしていただきたいという申し入れをしながら進めていくことになろうかと思います。その中でやはりお話しましたけれども、原因者のほうにその時点で話ができると、そういう情報をいただければ、今回のように間を置いてわからないということにならずに済むのではないかと思いますので、そういうことで進めていきたいと思います。
後段の請求する云々の法律的な問題についてはわかりませんので、もう少し検討をしてみなければちょっとお答えができないと思います。
○議長(田中勝男) 13番、下関誠議員。
○13番(下関 誠) そうすると、たまたま今回は住民団体がそういう事例をみつけて環境上何とかしなければならないということで、解決の道をたどった。今後起きないということからいうと、少なくとも事故があった、転落したということの後始末をもしも町が警察とか林野庁と打ち合わせをしてきちんとできているかどうかという確認をするなら、その窓口とは一体どこになるんですか。それをきちんと窓口をつくって、そのネットワークの機能をさせるという約束できますか。
○議長(田中勝男) 助役。
○助役(五十嵐順一) 落ちた物については、今回は廃棄物という観点で対応をさせていただきました。実際その物がある段階で廃棄物ということになるかどうかはわかりませんけれども、いずれにしましても処理する、今回は廃棄物ですけれども、これからは事例としましては起きた場合については廃棄物ということにならないと思います。所有物、個人の所有物ということなるかと思いますので、あくまでも話が戻りますけれども、個人の関係でやっていただくことになりますけれども、町の対応としましては、それに付随するということで、環境衛生、町民生活課のほうが窓口になって、その辺の調整をさせていただいたということでございますので、これからもそれについては内部協議をさせていただきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
12番、荒木篤司議員。
○12番(荒木篤司) 似たような質問になるんですけれども、この件について新聞報道されましたよね、事前に。町で引きあげるんだということを新聞報道がされた。一部の町民の方から、何で町が負担しなければならないんだというようなお話がございました。そして間もなく引きあげたという報道がございました。議会はどうしたんだという話があり、いやまだ提案されていないのでわかりませんと話したんですけれども、こういうのを専決処分するという理由は何ですか。まずそれを教えていただきたいというのと、それとその当然助役が今説明されたように、所有者が処理しなければならないということが原則ですよね。町がお金を出して処分しなければ、選択としてはぎりぎりの選択だったんだというのは理解できます。問題はたまたま落ちたところは国の土地だったという部分で、国が落ちたという結果についてどういうような責任を持とうとしたのか。そういう環境保全の問題とか、いろんな問題の中で、そういうことを真剣に考えた結果、しかし国として予算措置ができないから、何とか頼むと言ったのか、その辺がどうも今のお話ですと、国はほっとけと言ったような感じがしてならないんですけれども、その辺はどういう話し合いややりとりがあって、今の形になったのか、ちょっと説明をしてください。
○議長(田中勝男) 助役。
○助役(五十嵐順一) 前段の専決処分の関係につきましては、うちのほうから説明させていただきますけれども、内容につきましては先程冒頭説明の中に触れさせていただきましたけれども、本来であれば議会の議決をいただいてやるというのは私どもも認識しておりますが、この種の対応につきましては急を要したということがあります。やはり環境条件の悪い中でいつ雪が降ったり吹雪になったり作業ができなくなるというおそれがあるということから、早くやらなければならないというのがボランティアをしていただけるところのお話でございました。そのためには申請をあげてすぐに許可になれば、すぐにでも作業にかかりたいということでございましたので、その期間についてはわずか2週間ぐらいしかなかったかと思いますが、その中で進めたいということでございまして、そういうことから議会を開く暇がないという理由にさせていただいた中で、今回させていただいたということでございます。内容につきましては、3つぐらいの状況がありましたけれども、そのようなことでございます。
後段につきましては、協議の内容については担当のほうから説明をさせていただきます。
○議長(田中勝男) 町民生活課参事。
○町民生活課参事(加藤裕二) 経過について、国とのかかわり、十勝西部森林管理署とのかかわりの中でちょっとご説明をさせていただきたいと思います。町のほうから先程前段で助役のほうから経過があったように、ロータリークラブとか消費者協会とかいろいろな形からこの問題が指摘されたことを受けまして、昨年の7月に町のほうから森林管理署のほうに放置車輌の撤去について要請をしております。この要請のひとつの根拠になるのは、廃棄物処理法の中では基本的に土地の所有者については、そういった土地を清潔に保持しなければならないといった部分の文言がありまして、当然原因者がわからない場合は、土地の所有者である国が責任を持ってという内容での要望を出しております。
7月の後半に要望に対する回答が寄せられております。廃掃法でいっている条項につきましては不法投棄の処理まで義務付けたものではないというような見解が寄せられましたので、また改めて9月に入りましてから、都市施設課と町民生活課の担当者が直接出向きまして、更に森林管理署で主体的に取り組んでいただけないかというような要請を出して、インターネット上で他府県の状況などいろいろな資料を収集しまして、その中ではやはり森林管理署等が中心となって地域住民、自治体と協力をしながら、取り組んでいる事例も見受けられましたので、そういったデータも示しながら、内部で協議をしてほしいという話を持っていっております。その後10月になりまして、森林管理署のほうから改めて内部検討をした結果について寄せられております。
結論からいきますと、何点かありますけれども、国道から転落した車輌につきましては、清水町が主体的に取り組んでいただきたいと、それから国については国有関係・林野関係の予算について非常に厳しい状況があるということ、クリーン月間についてのいろんな取り組みを他府県でやっているけれども、それについては道路沿いのいろんなそういった不法投棄されたようなものの回収で、今回の事例についてはそういった取り組みの対象にはならないと、ただそういう取り組みが主体的に何だかの形でできれば、整えば、保安林等の手続きとか、そういう面については最大限森林管理署としても協力をしていきたいという内容の回答がありました。
これらの状況につきましては、こういう状況ができた中でロータリークラブの会員さんを中心として、自分達である程度協力した中で撤去したいというお話が寄せられまして、その中で私と都市施設課が入った中でいろいろな相談をして、とりあえずこれが実際どの程度かかるものなのかというようなことを調べようという形で、見積りの徴収をしたり、そういう形をしていく中で、1月19日か16日頃でしょうか、ロータリークラブの関連事業者の方から協力をしたいという申し出があって、できれば2月中のこの雪の少ない時期に実施したいというお話がありまして、先程の助役の報告があったとおり、そういうような経過につながっていったという状況であります。
○議長(田中勝男) 12番、荒木篤司議員。
○12番(荒木篤司) 先程も言いましたように、結果としてはやむを得なかったのかなと思います。しかし今参事が説明をされたような不法投棄だというのも、結果的に不法投棄になったということであって、原因が転落ですよね、転落車をどうするかというのは、言われたように落ちた場所がどこかということで処理の仕方が変わってくるということですよね。それをどこに落ちたかというのを誰が探すんだというと、やはり土地所有者が当然見つけなかったら、不法投棄されてもどうしようもないわけですよね。それをある意味怠ったんだと思うんですよ。その怠ったつけが町にまわってきたんだというあたりが、やはりすっきりしない原因のひとつなのかなというふうに思うんです。
国の土地に落ちたものを町が町費で、ボランティアの協力をいただいて回収するというのに、何かまだ国のいろいろな網にかけて、こういうことがあるなら、そしたら何とか許可を取りましょうなんていう話では、何か納得しないですよ。菓子折りでも持ってきてありがとうございましたと国が言うくらいでなかったらおかしいですよ。何でも自治体に押し付けるようなやり方をされてはこれからは困るということを、先程も下関議員も言ったのではないかなと思うんです。
ですから、町としてもやらなければならないことはやらなければならないというのはわかりますけれども、国に対して言うことは言うと、しっかり言っていかなければならないのかなと、知らないなんて国がそのまま放置しておくなんていう回答をすること自体がどうも納得できないです。環境基本法等の中で考えると、認識がかなりずれている。国道を走っている部分が本町はありますから、その辺についてはしっかり管理してもらうように、強く要望をしたほうがいいのではないかと思うんですがどうでしょうか。
○議長(田中勝男) 答弁を求めます。助役。
○助役(五十嵐順一) この費用の問題については、町長のほうからも森林管理署の所長のほうに捻出方法はないのかというお話もさせていただいたところでございますけれども、結果的にはできなかったということでございます。いずれにしましても、これからそういうことがないとも限りませんので、警察・森林管理事務所・町で協議会というものでもないんですけれども、そういった機会を設けまして、そういう申し合わせ的なものをつくっていきたいなと、そして国に対しても町としては要求する、話をするものについては話をしていくという体制はこれからも取っていきたいと思っております。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 簡単にひとつこの支出先について、先程からボランティアという話なんで形が見えないんですけれども、この支出先はどこなのか、どうぞ教えていただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 助役。
○助役(五十嵐順一) あのボランティアでやっていただいた方につきましては、特に表に出さないという形でボランティアをしたいというお話がございます。それでもロータリークラブの会員の運輸関係の会社ということでご理解をいただきたいと思います。
○議長(田中勝男) 5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) この経過そのものは、私自身そのボランティアのきっかけが消費者協会なりロータリーということで、その中でということで理解をしておきますけれども、こういう形で町民の方々が立ち上がって、流れの中では私は若干問題があると思いながらも、町民が立ち上がってこういうふうに実行できたということは素晴らしいことであろうというふうに思います。
ただ対応については、私が若干聞いている限りでは町の対応について問題がちょっとあると、だから駄目だという意味ではありません。こういうことが今何人かの議員からもご指摘がありましたけれども、これから全くないわけではないので、助役が先程言われた関係機関との対応というのも、ある程度方向性をつくりあげていく必要があるのではないかというふうにも思っていますので、それらについても今後一層確立をしていただきたい。
今回525,000円が妥当か妥当でないかという感じがするわけですけれども、どうも流れの中に先程担当課のほうから話がありました。地元業者から見積りを徴収している。それでその団体なのか、消費者協会かロータリーのごく一部の方なのか、それがちょっとわからないのですけれども、それはどっちでもいいですが、見積りについて、私間違っているかもしれませんけれども、直接聞いていませんので、見積りが250万円程度の見積りがあったというふうに聞いています。そのときにこれでは町ではできませんと、お金が高いと、高いから町では撤去することができないというような話を聞いています。これについてそういう事実があったのかどうか、数字的にだいたい250万円程度というのが間違っていないのかどうか。何故それを言うのかというと250万円なら町では出せないけれども、50万円なら出せますよというものではないと私は思います。
先程林議員が言っていました、質疑になっていなかったという議長のお話でしたが、環境を整備していくというのはやはり行政区の責任者として当然であろうと思います。それを金額で判断していくべきものなのかどうか、これね、そういうふうに思っている人がいるんですよ。250万円なら駄目だったけれども、50万円ならよかったんだと、だからその辺の説明の仕方というか、基本的に行政の責任としてというかな、流れとしては先程他の議員さんが言われたとおりだと思います。けれども現実に解決ができないということになれば末端でやはり処理をしていかなければならないという事情もあろうというふうに私も理解をしていますが、今のような説明をしていたんでは、私は筋論がないだろうというふうに思います。250万円ならできなくて50万円ならいいんだよという説明は何なのかということになってしまう。そうではない、お金じゃなかったはずなんです。環境ですから、住民の生活に直接かかわるものもあそこにあるわけでありますから、その辺の流れというのを今一度具体的じゃなくてもいいんですよ。金額とその流れというのをお聞かせ願いたい。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) かかわった部分で先程参事のほうからお話があったように、都市施設課も水の関係で問題が起きてきたということでかかわってきました。当初、お金の部分については、ボランティアである人が寄附を募って解決をしていきたいということで、その流れの中でいくらぐらいかかるんだろうと、参考的に、町内のことですから、町内業者にできないこともないということで、町内業者から見積りを徴収させていただきました。ただその中であくまでも参考ということで、見積書をいただいたところです。金額的には270万円という金額が出てきたところです。それについて、関係者とこのような金額で業者を頼めばできるということでお話を進めてきたところですけれども、大変な金額だということで、その方はあるところで、そのロータリークラブですけれども、お話をしたような経過でございます。そこで50万円のお金でできると、ボランティアも含めてできるということで始まったところでございます。ですから270万円の見積りについては何の拘束力もなく参考的にいただいたとそういうことでございます。
○議長(田中勝男) 5番、中島里司議員。
○5番(中島里司) 金額のずれについては、確認しているわけではないので、私が耳にした範囲で、その金額の大きさ小ささのずれについてはいいのですが、今のお話の中で当初有志の方々でお金を募ってやろうと、そういう意図であれば、これはちょっと町に不信がひとつ生まれてる、そんなにお金がかかるのかということなんですよ。
町の仕事はいつもそういう見積りで仕事をしているのかと、別の問題になるんですけれども、ですから今課長が言った安易に見積りですよというやり方、私はそういう団体というか個人かわからないけれども、そういうお話があったときには、そういう安易な見積りの徴収というのは問題があると思います。俺達関係ないからちょっと頼むみたいな、これはないだろうと思います。少なくとも、町職員が動いたということは、町はいつもそういう見積りで仕事をしているんですかということになるんです。そんなにお金はかからないと言っていたわけですから、その方達は。
私が言いたいのはそこなんですよね。というのは現実に町から525,000円出してボランティアやってくれた、素晴らしいことだと思います。ですが、その見積りで270万円ですか、それだけの数字が示されたということは、ボランティアでそれ近くまでお金かかったかどうかということになるんですよ。それは別にチェックする必要はないんですけれども、それはやった方々はわかっているはずです。町が見積り徴収したときに、それだけのお金をいつもかけてやっているんですかということなんですよ。
だから私が言うのはその辺の見積り徴収というのは、ただの中間の役割ではなくて、町として責任のあるものを示してあげなければ、不信を持ちますよね、いつもそんな高い仕事をしているのかということ、その辺についてこれとちょっとかかわらない問題になるのかもしれないけれども、町職員が町民のために何らかの役割を果たすときに、やはり真剣味のある対応をしていただく。それと少なくとも、今回これは1社でしょう、見積りを取ったのは。少なくとも複数お願いするのが筋なんじゃないかと、20・30万円の話じゃないんだから。
それについて今一度担当課長として、これからの考え方をちょっと聞かせてください。
○議長(田中勝男) 都市施設課長。
○都市施設課長(伊藤 登) ご指摘のとおり1社しか見積りは徴収はしておりません。先程も言いましたけれども、あくまでもどういう条件でこうだという、仕様というんですか、そういうものを示したわけではございません。そういう中で、会社としてできる範囲でどのくらいですかという見積りをちょっと曖昧でしたけれどもいただいたということでありますので、町発注であればもっと厳しく仕様を決めて、解体の方向とか吊り上げる方法とかいろんな部分を示した中で見積りをいただくんですけれども、今回は参考ということで何もしないで、現地をちょっと見ていただいて、その見積りをいただいた当時は冬場にやるという想定でもございませんでしたので、そのような270万円程度の見積りがあがってきたわけですけれども、この部分についてもきちんと説明をさせていただいて、これはあくまでも参考ですと、その後にボランティアでやっていただいた方々の調査をしながら見積りをした結果は525,000円ですか、こうなったという経過でございます。
ですから、町の仕事云々ということではなくて、町の仕事でありますと先程言いましたように、いろいろ仕様を示しながら、いかに安くできるかと、もちろん複数社の見積りも必要かと思います。その辺については、きちんと実行してまいりたいとこのように考えております。
○議長(田中勝男) 他に質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) これで質疑を終ります。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午前10時52分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時05分)
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○議長(田中勝男) これより、報告第1号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。 (午前11時05分)
○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。(午前11時11分)
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○議長(田中勝男) これより、報告第1号、専決処分の承認を求めることについてを採決します。
おはかりします。
本件は、承認することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(田中勝男) 異議なしと認めます。
よって、報告第1号は、承認することに決定されました。