北海道清水町議会

北海道清水町議会

平成18年第3回定例会(3月13日_一般質問4)

○議長(田中勝男) 次に、11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子)
 11番、奥秋康子。2項目について質問をさせていただきます。
 最初に4月にオープンを目指します、道路管理ステーションの活用についてお尋ねをいたします。帯広開発建設部清水道路維持事業所が平成16年度末をもって帯広道路事務所に統合され、清水道路管理ステーションに変わったということは、私も承知をしているところでございますが、道路維持機能を残した中で敷地を含めた施設を地域住民、国道利用者に有効に活用をしていただくために開放したい、また、利用者の利便性の向上を図る内容になっているということで、この4月のオープンを目指しているということでございます。地域活性化に結びつけるため、道の駅的な機能を併せ持つ施設として協議を進めているという報告を2月10日の臨時議会に受けたわけでございますが、その施設は有効活用として評価ができるものか率直に申し上げますと、疑問でありますので質問させていただきます。 
 まず最初に、本来の道の駅と行政報告にございました道の駅的な機能を併せ持つ施設との違いをお尋ねいたします。
 次に、設置位置についてでございますが、統合になりましたそこにある施設を有効利用するという考え方におきましては、間違ってはいないかもしれませんけれども、ドライバーの休憩施設としての利用しやすさ、また道の駅の機能分担の観点から適切な位置にあるでしょうか。
 次に、施設の維持管理費など特産品販売ができることも考えていることとなりますと、もちろん収入が見込まれるわけでありますが、収入が得られない場合には、町が何らかの形で負担をすることを考えているのでしょうか。
 道の駅は道路利用者の利便性や安全で快適な道路の交通安全環境の形成、そして地域の振興に寄与することも目的とするため、地域活性化の役割を果たすという意味では必要かと思いますが、道の駅のコンセプトを考えますときに、しっかり分析をして議論をする必要があると思いますが、いかがでしょうか。町長のお考えを伺います。
 次に、公用車の小型化をということでお尋ねします。省エネの観点から、公用車を小型化すべきでないかという問題について、お尋ねをいたします。戦後の日本は安く輸入した石油に支えられまして、経済大国といわれるように至ったのでございますが、最近の情勢は今までのような状態で推移することが許されなくなってきました。すなわち経済成長の根源を成している石油は有限であるわけであります。
 昨年の原油高におきまして、我が町も燃料費の追加補正するほどの大変な影響をもたらしました。このようなときに、更なる石油消費量の節約をすることを、すでに取り組んでいる室内の冷暖房費の抑制と併せて考えていく必要があると思います。
 そのひとつの方法としまして、公用車を小型化にすることを提言したいと思います。私は清水町に今何台の公用車があるか詳しく承知をしていませんけれども、定員5人乗りの車に満度で乗っていることを見たことがございません。私がたまたま見かけるときには、1人か2人、多くても3人くらいであります。これは軽自動車で十分に対応ができるのではないかと思います。今後更新のつど、軽自動車に切り替えていくべきではないかと考えるわけでございます。
 こうした観点から次の点についてお伺いをします。
 公用車が走行するときに、定員に対して何人が乗っているかの実績について調査をしたことがあるかどうか、あればその数字をお示しください。
 次に、普通車と軽自動車の燃費の比較は、町の公用車の年間の平均的走行で1台くらいどのくらいの差がありますか。
 一般家計におきましても、家庭経済を守るうえからも普通車から軽自動車に切り替える動きが見られるなど、大幅な燃料の値上がりに消費節約で対応する町民の努力は無視できないと思うわけであります。清水町の苦しい財政を考えますときに、公用車を軽自動車に切り替えていくべきではないでしょうか。町長の所信をお伺いします。

○議長(田中勝男) 答弁を求めます。町長。

○町長(高薄 渡) 昼間の最後の答弁でございます。
 現在は帯広開発建設部清水道路情報事務所ですか、これが道路管理ステーションという形になります。開発建設部から昨年の秋頃こういうことでやっていきたいと、ときには清水町で何か活用することがあれば、そういう方向で検討をしていきたいというようなお話がありました。そこで利用してもいいですよというお話がございましたので、そういう打ち合わせ会議がございまして、検討をしてきたわけであります。
 これはあくまでも国が管理主体となっていくわけでありますが、国道利用者に情報提供をしていくというのが一番の主たるものであります。我が町に残念ながら道の駅がないものですから、そういう中でスペースをお貸ししてもいいよという話でしたので、その方向で検討をしてきたところでございます。
 道の駅との違いは道の駅はあくまでもいわゆる市町村が経営するか、またはそれに代わる公的団体、第3セクター等ですね、これが設置者となって休息情報発信地域連携ということで、3つの機能を持つ休息施設というのが道の駅でございます。今回のものはそういうものではなくて、設置者はあくまでも開発建設部となりますので、おのずから道の駅ではない、したがって道の駅的ということで、行政報告でさせていただいたつもりでございます。違いはそうであります。
 それから、設置の位置について、休息施設として利用しやすさ道の駅機能分担観点から適切な位置にありますかということですが、正直言いますと私はあそこは何度も事故が発生しているところでありますから、適切な位置ではないと私は思いますけれども、その施設を利用してということでございますから、道の駅としては適切なものではないのでしょうが、その情報発信については、不特定多数ではなくて、そういうものが事前にドライバーが知っていて、そしてそこで見ていくよというひとつの目的をもったものだというように押さえるわけでございます。そう考えますと、その場所が交通の要所でありまして、出入口がどうなるのかわかりませんけれども、それをきちんとしていただければということで、私どもは町民が事故の巻き添えになったら困るので、しっかりそういうものを考えていただきたいということで言っております。あくまでも有効活用を図るということでございます。そこに先程申し上げましたように、お土産だとか観光情報を提供できないかとこういうようなことでございます。
 全国的に国が直接管理する施設での物産販売とかそういうのはないそうでございます。したがってそれができるのかどうか、協議中であります。時間がかかるのではないかなとこのように思うところであります。その物産を販売するとしても、そのスペースが小さなものでございまして、固定的に物を並べてできるという条件の場所ではないのです。あくまでも、こういう情報を見れるのがあって、本当に一部のところを移動式のようなものでもしあれだったらというお話がございましたので、その辺がどのようになっていくのかについては、ちょっと協議中でございます。
 それから、もしそうなった場合にその町の負担が出てくるのではないかというご心配でございます。現在では、町の維持管理費というのは、そこの施設のやつは全く経営が主体が違いますから、かからないことになっていますから、物販のイベントの利用が可能になったときに、今は協議中でございますから、その場合、物販で電気が必要な場合はそれ相当の電気代を納めますし、水道料も直接経費としてかかることになります。そういう観点から本当にそこでやれるものかどうか、人的問題も出てきます。人的を出すということは、経済効果を考えたうえでいかないとなりませんので、非常にそういう面からいろんなことを考えながら、現在の観光協会とか商工会等々とお話をさせていただいておりますが、農協も一部入っていただいておりますけれども、十分連携を取りまして、議論をしていかなければならない。そのうえで町はそこでやるということは言っていませんので、そういう団体にお願いをするという形になるわけであります。その場合に、その人的問題がどうなるのか、そういう問題を含めてやっていかなければならない。それが足止めになって、ここに滞留というか、一時そこに来ることによって物販が必要だとお客さんが求めるようになったときに、どのような方法で対応をしていくかということを今後十分詰めてまいりたいとこのように思っております。
 次に公用車の関係でございます。まず何人乗っているかということで、平成16年度の実績で普通車5人定員の車が18台ありまして、年間1.34人、2人までいっていません。その原因はそれぞれの係がそれぞれ外用で出る場合、目的地が違ったり、目的地が同じであっても、例えば帯広市の場合で目的地が同じでも用務が違ったりして、時間や経路が相違することがありまして、乗りあわせができない、そういうことになっておりまして、1台一人で行かなければならないという状況になるわけであります。
 次に燃費の差ですけれども、16年度になりますけれども、18台の平均が1リットル当たり11.7キロとなっております。車はもうここ数年買っておりませんので、相当古いです。それで11.7キロ。軽自動車の新車が14.94キロとなっております。1リットル当たりの軽自動車は約3キロ多く走ることができると、燃費がいいというのは言うまでもありません。
 次に小型化が必要なのではということですが、本来ならば入れ換えて更新をしたいんでありますが、現状は財源上では無理なので今の車を使って省エネ運転を励行するということを努めてまいりたいし、できるだけ用務が同じような中で同じ時間帯でできれば同じようにもちろん多人数が乗っていかなければならないというようなことでございます。
 更新の際は軽自動車に切り替えていきたいとこのように考えております。ただ軽自動車で済む業務と軽ではできない業務があります。水道業務だとかいろいろあります。そういう中には四輪駆動の車体の高い車で、雪が除雪されていないところにでもいろいろと行かなければならない場合もあります。そういうものはやはり軽自動車では行けないものであります。道路整備されたところは軽自動車でもいいですけれども、そうでないものについては、やはり軽自動車では行けない場合もありますので、その点をご理解をいただきたいと思います。
 以上、ご答弁を申しあげます。

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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。       (午後4時00分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後4時14分)

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○議長(田中勝男) 一般質問を続けます。
 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) ご答弁ありがとうございました。
 それで町長の答弁では、道の駅と道の駅的との違いをお伺いをしたところでございますけれども、やはり道の駅的と申しましても、不特定多数の人が出入りをしなければならないというところでございますけれども、道の駅ということでなければ、当然案内板、道の駅のシンボルマークですけれども、それらは使えないと思うんですけれども、そうであるならば情報センターというか、管理ステーションをどのような形でドライバーに周知をされるのかどうかお伺いをしたいと思います。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 今お聞きしている中では、「とかち清水よりみち情報館」という名称、仮称ですけれども、看板は開発で出されると思いますし、インターネットでも周知されるものと思います。

○議長(田中勝男) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 非常に結構な名称だと思いますけれども、やはり道の駅ともいわなくても、道の駅的だということで、ささやかながらでもそういう不特定多数のドライバーを呼び込んで、行政報告の中では、観光協会そして商工会・農協の関係などに地域活性化に結びつけるための特産品の販売ができるようなシステムをつくりたいということでございますけれども、やはりここが道の駅であるということにならなければ、町内の人達は承知はできるかもしれませんが、不特定多数の人が出入りをしていただける方法がそれで十分なのかどうかということなんですけれども、どうでしょうか、町長。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) 先程も申し上げましたけれども、あくまでも道路情報が主体なんですよね。それに道路情報で寄る方に、便宜さを提供することができないかどうかと、こういうことなんですね。それが地域の少しでも活力に貢献できるのではないかと開発のほうでお考えをいただいたわけであります。
 それではということで、関係者・団体に寄ってもらってどうだろうとかという話になってきたんですが、受け入れる側はもっともっと広くそういうものができると思っていたんですが、中身を聞いてみると、道路情報をどんどんこう提供する、その中に休憩する椅子のセットを置いて、初めはその中でかごにのせて販売という話だったんですが、それではいちいち持って帰らないといけないと大変なことだということで、その分を開発の旧所長室といわれているところなんですけれども、そこは7坪程度しかないということなんです。そこで固定のやつの販売台をつくるとしたら、それは目的外になるから、やはりそうにはならないと、いろいろと今検討をしているわけです。
 そんなことでございますので、イベントで野菜の販売をやるときには、屋外ですから駐車スペース等々あるところで、テントを張って利用してもいいですよということなんです。食堂的なことは全然、厨房もありませんし、そんな施設もございませんから、いってみればお菓子類の傷まないものがもしやるとしたら中心になるのではないのかなと、そういうふうに思います。売店というかそういうものにはならない状況ですので、その辺のことについてどうしていくかということについて、開発のほうも頭を悩ましているんではないかとこういうふうに思います。

○議長(田中勝男) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) 非常に難しいところであると思うんですけれども、いくら道の駅的なものとはいっても、事業をやる上においては、1日にどのくらいのドライバーの利用数があるとか、車の台数はどのくらいとまれるスペースがあるのかということ、集客数はどのくらいだということをきちんと事業計画というものが必要になってくるわけですね。
 道の駅というものが十勝管内では広尾が今年オープンだということで、現在11箇所ほど設置されているわけでございますが、非常に施設の運営費だけでも難しい、やはり道の駅の利用する人の目線でしっかりと事業計画をやらなければ、今までのようにお役所主導の事業であればやりだしたはいいが、事業がなかなか上手くいかないということで、清水町は非常に反省点が多いと思いますので、しっかりと事業プランを掲げて進めていっていただきたいと思います。
 中でも一番心配しているのは、さっき町長が言われたように、例え情報提供場所であって、たまたま不特定多数の方がとにかく出入りするということでありますので、皆様の記憶に新しいと思いますけれども、ああいう大型車両の事故が万が一起こった場合、その責任の所在というものはどこになってくるのかということも大事だと思うんですが、いかがでしょうか。

○議長(田中勝男) 町長。

○町長(高薄 渡) あくまでも設置者は開発でございますので、町にはそれはないと思います。

○議長(田中勝男) 11番、奥秋康子議員。

○11番(奥秋康子) その中でしっかりと検討して、町民の協力も得ながら、また清水町の要するに活性化につながるという方法であるならば、しっかりと分析をした中で、返事をしていっていただきたいと思います。
 それから次に公用車の小型化ということで、提言をさせていただきましたけれども、本当に私は町長も前向きにお考えをしているということを確認しましたけれども、今すぐにある車を売ってやるとは申していませんけれども、随時更新するときにやっていただきたいと思います。
 またすべて小型化ではなくて、必要に応じてやはり道路に合わせて必要なものもありますので、そこらも考えたうえで検討をしていっていただきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いをしたいと思います。
 以上で終ります。

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○議長(田中勝男) 本日の会議は10日の議会運営委員長から報告があったとおり、ナイター議会を開催することになっておりますので、あらかじめ会議の時間を延長いたします。

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○議長(田中勝男) 暫時休憩します。
 なお、再開は午後6時とし、荒木篤司議員からの一般質問からといたします。  (午後4時24分)

○議長(田中勝男) 休憩前に引続き会議を開きます。 (午後6時00分)

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